JP4134583B2 - Pmモータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はPMモータに関する。さらに詳しくは、コギングトルクが低減されてなる熱間押出し加工によるラジアル異方性磁石を用いたPMモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、永久磁石の性能が飛躍的に向上したことから、永久磁石を用いたモータ、いわゆるPMモータが各方面において用いられるようになってきている。図16にかかるPMモータの代表例であるブラシレスDCモータを概略図で示す。
【0003】
図16に示すブラシレスDCモータ100は、ステータ磁極101には集中巻線102が施され、ロータ103内面には永久磁石104が貼付されている。
【0004】
かかるブラシレスDCモータなどのPMモータにおいては、ロータに永久磁石が用いられているところから、電機子電流を流さなくても、永久磁石の作る磁束によってロータの変位に対しトルク、いわゆるコギングトルクが発生する。このコギングトルクは、トルクリプルの一種として作用し、回転の質を悪化させている。
【0005】
音響機器、OA機器、FA機器などを駆動するモータやHDD(ハードディスク駆動装置)などにおいては回転の質の高級化が要求されることから、このコギングトルクを低減することが重要な課題となっている。また、電動パワーステアリング用モータでは油圧式(NPS)と同様の性能が要求されることなどから、このコギングトルクを低減することがより一層重要な課題となっている。
【0006】
このコギングトルクは、磁束分布とスロットとの関係から発生するトルクであるので、永久磁石の着磁に大きく左右される。そのため、従来、スキュー着磁によりコギングトルクを低減させることがなされている。
【0007】
このスキュー着磁によるコギングトルク低減方法においては、理論的にスキュー角度をスロット角度の半分とすることにより、コギングトルクを最低にできることが知れられている。
【0008】
しかしながら、熱間押出し加工によるラジアル異方性磁石を用いたPMモータにおいては、コギングトルクが最低値となるスキュー角度は、スロット角度の半分ではないという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、コギングトルクが低減されてなる熱間押出し加工によるラジアル異方性磁石を用いたPMモータを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のPMモータの第1形態は、スキュー着磁がされたラジアル異方性磁石からなる永久磁石をロータに有するPMモータであって、前記永久磁石が、軸方向に分割された第1分割体と第2分割体とからなり、第1分割体の第2分割体に面する端部が、同第1分割体の他端より保磁力が高い高保磁力端とされ、第2分割体の第1分割体に面する端部が、同第2分割体の他端より保磁力が高い高保磁力端とされ、
第1分割体と第2分割体との保磁力が、第1分割体と第2分割体との境を基準に対称とされてなることを特徴とする。
【0011】
本発明のPMモータの第2形態は、スキュー着磁がされたラジアル異方性磁石からなる永久磁石をロータに有するPMモータであって、前記永久磁石が軸方向に分割された第1分割体と第2分割体とからなり、第1分割体の第2分割体に面する端部が、同第1分割体の他端より保磁力が低い低保磁力端とされ、第2分割体の第1分割体に面する端部が、同第2分割体の他端より保磁力が低い低保磁力端とされ、第1分割体と第2分割体との保磁力が、第1分割体と第2分割体との境を基準に対称とされてなることを特徴とする。
【0016】
【作用】
本発明は前記の如く構成されているので、圧延方向に依存性を有し長手方向に沿って特性分布を生ずるラジアル異方性磁石を用いてもコギングトルクが実用上問題のない程度にまで低減される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0018】
実施形態1
本発明の実施形態1のコギングトルク低減方法が適用されてなるロータ(インナー・ロータ)を図1に斜視図で示し、図2に概略図で示す。
【0019】
このロータ1は、図1および図2に示すように、中空軸2に磁極を構成している永久磁石3を外嵌するとともに、その永久磁石3を上部分割体(第1分割体)4と下部分割体(第2分割体)5とから構成してなるものである。永久磁石3をこのように、上部分割体4と下部分割体5とから構成するのは、次のような理由による。なお、以下の説明においては、磁極数を6とし、スロット数を9としている。
【0020】
熱間押出し加工によるラジアル異方性磁石は、図3に示すように、成形容器6に入れられた磁石素材7をポンチ8により押し出すことにより磁石素材7の成形がなされる。このため、成形された磁石素材7の特性が一様ではなく、圧延方向に依存性を有し長手方向に沿って特性分布を生ずる。そのため、一様な所定磁界による着磁では、出来上がった磁石の保磁力が一様とはならない。例えば、図3に示す例では、保磁力は、上端で最小であり、下に行くにしたがって大きくなり、そして下端で最大となる。
【0021】
なお、本明細書では、一様な所定磁界により着磁された場合に保磁力が最大となる端部を高保磁力端と称し、その逆に保磁力が最低となる端部を低保磁力端と称することにする。
【0022】
しかるに、一般的になされているスキュー着磁を用いたコギングトルク低減方法は、コギングトルクの周期性を利用し、その周期に対応させたスキューを磁石にかけることにより、コギングトルクを相殺させてコギングトルクを低減させようとするものである。そのためには、磁石の長手方向の保磁力は一定であることが前提として必要である。
【0023】
しかしながら、前述したように、熱間押出し加工によるラジアル異方性磁石においては、保磁力は一般的には一様とならない。そのため、スキュー角度をスロット角度の半分、つまり最適スキュー角度理論値に設定してもコギングトルクは最低とはならない。
【0024】
そこで、この実施形態1では、図2に実線で示すように、ロータ1を構成する磁石3を上部分割体4と下部分割体5とにより構成するとともに、上部分割体4の下端を高保磁力端とし、かつ下部分割体5の上端を高保磁力端としてなるものである(図2の実線参照)。また、上部分割体4および下部分割体5の着磁は同一傾斜のスキュー着磁とされている。
【0025】
なお、図2中、A点の保磁力は810kA/m、B点の保磁力は845kA/m、C点の保磁力は880kA/mとされている。
【0026】
このようにするのは、上から下まで一つの磁石とした場合(図2の2点鎖線参照)と比較し、最適スキュー角度時で比較すると、コギングトルクは半分以下となる。その上、磁石3を半分(分割体)とすることにより、保磁力のバラツキも半分となり、その結果最適スキュー角度ではコギングトルクは1/4以下とすることができるためである。そして、かかる効果は、分割数を増加させることで増大できることが期待される。
【0027】
また、スキュー着磁における傾斜は、スキュー角度が20度(スロット角度/2)より所定角度大きくなるようにされている。つまり、スキュー角度θ1はリニアに分布する保磁力のピーク・トゥ・ピーク値に応じて、下記最適スキュー角算出式(1)により設定される。
【0028】
θ1=20°+k1(ピーク・トゥ・ピーク値) (1)
【0029】
ここに、k1はスケールを角度とするための変換定数であって、ステータ形状に依存する。
【0030】
このように、この実施形態1では、ロータ1を構成している磁石3が分割体4,5とされるとともに、その保磁力分布は、上部分割体4においては上端および下端がそれぞれ低保磁力端および高保磁力端とされる一方、下部分割体5においては上端および下端がそれぞれ高保磁力端および低保磁力端とされ、さらにスキュー着磁が最適スキュー角算出式により算出されたステータ形状および保磁力分布に応じた最適スキュー角度とされているので、圧延方向に依存性を有し長手方向に沿って特性分布を生ずるラジアル異方性磁石を用いてもコギングトルクが実用上問題のない程度にまで低減される。
【0031】
また、磁石3を分割体4,5としてその保磁力のバラツキを小さくしているので、従来、保磁力のバラツキを小さくするために熱間押出し成形後に破棄されていた部分も利用可能となる。その結果、歩留まりが向上してコストダウンが図られる。
【0032】
実施形態2
本発明の実施形態2のコギングトルク低減方法は、実施形態1のコギングトルク低減方法を改変してなるものであって、図2に1点鎖線で示すように、上部分割体4の上端を高保磁力端とし、かつ下部分割体5の下端を高保磁力端とし、上部分割体4および下部分割体5の着磁は同一傾斜のスキュー着磁としてなるものである。
【0033】
このようにするのは、上から下まで一つの磁石とした場合と比較し、最適スキュー角度時で比較すると、コギングトルクは3/4以下となる。その上、磁石3を半分(分割体)とすることにより、保磁力のバラツキも半分となり、その結果最適スキュー角度ではコギングトルクは3/8以下とすることができるためである。なお、この場合は実施形態1と比較してコギングトルクの低減は小さいが、スキュー角度が小さくなるため、着磁が容易となるという利点がある。
【0034】
また、スキュー着磁における傾斜は、スキュー角度が20度(スロット角度/2)より所定角度小さくなるようにされている。このスキュー角度θ2は、リニアに分布する保磁力のピーク・トゥ・ピーク値に応じて、下記最適スキュー角算出式(2)により設定される。
【0035】
θ2=20°−k2(ピーク・トゥ・ピーク値) (2)
【0036】
ここに、k2はスケールを角度とするための変換定数であって、ステータ形状に依存する。
【0037】
このように、この実施形態2では、ロータ1を構成している磁石3が分割体4,5とされるとともに、その保磁力分布は、上部分割体4においては上端および下端がそれぞれ高保磁力端および低保磁力端とされる一方、下部分割体5においては上端および下端がそれぞれ低保磁力端および高保磁力端とされ、さらにスキュー着磁が最適スキュー角算出式により算出されたステータ形状および保磁力分布に応じた最適スキュー角度とされているので、実施形態1と同様に、圧延方向に依存性を有し長手方向に沿って特性分布を生ずるラジアル異方性磁石を用いてもコギングトルクが実用上問題のない程度にまで低減される。
【0038】
また、磁石3を分割体4,5としてその保磁力のバラツキを小さくしているので、実施形態1同様に、従来、保磁力のバラツキを小さくするために熱間押出し成形後に破棄されていた部分も利用可能となる。その結果、歩留まりが向上してコストダウンが図られる。
【0039】
【実施例】
以下、本発明をより具体的な実施例に基づいてより具体的に説明する。
【0040】
実施例1および実施例2
図4に実施形態1をより具体化してなる実施例1および実施例2のPMモータ(6P9Sモータ)の要部を一部切欠き斜視図で示し、図5にその保磁力分布を示す。
【0041】
実施例1および実施例2のPMモータM1は、図4に示すように、ラジアル異方性磁石(材質:Nd−Fe−B)3Aが上部分割体4Aと下部分割体5Aとから構成されるとともに、上部分割体4Aと下部分割体5Aが6極に着磁されてなるものである。その着磁は、外面から内面に向けてN極−S極が形成されたものと、その逆に内面から外面に向けてN極−S極が形成されたものとが交互に配設されるようになされている。また、上部分割体4Aと下部分割体5Aとの配置は、上部分割体4Aの外面にN極が形成された部分に、下部分割体5Aの内面にN極が形成された部分が位置するようになされている。なお、図4中、符号1Aはロータを示す。
【0042】
実施例1および実施例2の着磁はスキュー着磁における傾斜角度を5度として磁界の強さを一定としてなされ、その保磁力の分布は、図5に示すように、実施例1では810kA/m−880kA/m−810kA/m(実線参照)とされ、実施例2では825kA/m−865kA/m−825kA/m(細線参照)とされている。
【0043】
また、実施例1および実施例2のステータ9は9極とされ、図4に示すように、磁石曲面に対向して形成されトルク発生部位となるティース部9aと、閉磁路を形成するネック部9bとから構成される。このティース部9aおよびネック部9bの形状がトルクに与える影響は大きい。実施例1および実施例2では、ティース角(回転中心からティース部9a両端をのぞむ角)は40度とされ、ネック角(回転中心からネック部9b両端をのぞむ角)は16度とされている。したがって、実施例1および実施例2では、前記式(1)における変換定数k1は、2.7x10-5となり、またピーク・トゥ・ピーク値は、実施例1では70kA/mであり、実施例2では40kA/mであるので、最適スキュー角度(コギングトルクが最低となるスキュー角度)は、実施例1では21.93度となり、実施例2では21.10度となる。
【0044】
図6に、実施例1および実施例2のスキュー角度に対するコギングトルクを実測した結果をグラフで示す。
【0045】
図6から、実施例1および実施例2ともに前記算出された最適スキュー角度においてコギングトルクが最低となっているのがわかる。
【0046】
実施例3および実施例4
図7に実施形態2をより具体化してなる実施例3および実施例4のPMモータ(6P9Sモータ)の要部を一部切欠き斜視図で示し、図8にその保磁力分布を示す。
【0047】
実施例3および実施例4のPMモータM2は、図7に示すように、ラジアル異方性磁石(材質:Nd−Fe−B)3Bが上部分割体4Bと下部分割体5Bとから構成されるとともに、上部分割体4Bと下部分割体5Bが6極に着磁されてなるものである。その着磁は、外面から内面に向けてN極−S極が形成されたものと、その逆に内面から外面に向けてN極−S極が形成されたものとが交互に配設されるようになされている。また、上部分割体4Bと下部分割体5Bとの配置は、上部分割体4Bの外面にN極が形成された部分に、下部分割体5Bの内面にN極が形成された部分が位置するようになされている。
【0048】
実施例3および実施例4の着磁はスキュー着磁における傾斜角度を5度として磁界の強さを一定としてなされ、その保磁力分布は、図8に示すように、実施例3では880kA/m−810kA/m−880kA/mとされ、実施例4では865kA/m−825kA/m−865kA/mとされている。
【0049】
実施例3および実施例4のステータ9は9極とされその形状は、図7に示すように、磁石曲面に対向して形成されトルク発生部位となるティース部9aと、閉磁路を形成するネック部9bとから構成される。このティース部9aおよびネック部9bの形状がトルクに与える影響は大きい。実施例3および実施例4では、ティース角(回転中心からティース部9a両端をのぞむ角)は40度とされ、ネック角(回転中心からネック部9b両端をのぞむ角)は16度とされている。したがって、前記式(2)における変換定数k2は、2.84x10-5となり、またピーク・トゥ・ピーク値は実施例3では70kA/mであり、実施例4では40A/mであるので、最適スキュー角度は、実施例3では18.08度となり、実施例4では18.86度となる。
【0050】
図9に、実施例3および実施例4のスキュー角度に対するコギングトルクを実測した結果をグラフで示す。
【0051】
図9から、実施例3および実施例4のそれぞれにおいて、前記算出された最適スキュー角度でコギングトルクが最低となっているのがわかる。
【0052】
比較例1および参考例1
図10に比較例1および参考例1のPMモータ(6P9Sモータ)の要部を一部切欠き斜視図で示し、図11にその保磁力分布を示す。
【0053】
比較例1のPMモータM’1および参考例1のPMモータM’2は、図10に示すように、ラジアル異方性磁石(材質:Nd−Fe−B)3’A,3’Bが一体的に構成されるとともに、その磁石3’A,3’Bが6極に着磁されてなるものである。その着磁は、外面から内面に向けてN極−S極が形成されたものと、その逆に内面から外面に向けてN極−S極が形成されたものとが交互に配設されるようになされている。
【0054】
比較例1および参考例1の着磁はスキュー着磁において、その保磁力分布は、図11に示すように、比較例1では810kA/m−880kA/mとされ、参考例1では845kA/m一定とされている。
【0055】
比較例1のステータの形状は、図10に示すように、磁石曲面に対向して形成されトルク発生部位となるティース部9aと、閉磁路を形成するネック部9bとから構成される。このティース部9aおよびネック部9bの形状がトルクに与える影響は大きい。実施例1および実施例2では、ティース角(回転中心からティース部9a両端をのぞむ角)は40度とされ、ネック角(回転中心からネック部9b両端をのぞむ角)は16度とされているので、変換定数k3は、k1とk2との代数和となり、つまり
k3=k1+k2
=2.70x10-5−2.84x10-5
=−1.4x10-6
となり、またピーク・トゥ・ピーク値は70kA/mであるので、最適スキュー角度は、前記式(1)より19.02度となる。
【0056】
一方、参考例1においては、前記式(1)における変換定数kは、0となり、またピーク・トゥ・ピーク値は0であるので、最適スキュー角度は、20度となる。
【0057】
図12に、比較例1のスキュー角度に対するコギングトルクを実測した結果をグラフで示し、また参考例1のスキュー角度に対するコギングトルクを磁場解析により解析した結果をグラフで併せて示す。
【0058】
図12から、比較例1および参考例1において前記算出された最適スキュー角度においてコギングトルクが最低となっているのがわかる。
【0059】
参考例2
参考例2のPMモータM’3は、図13に示すように、等方性と仮定された磁石が上部分割体4’Cと下部分割体5’Cとから構成されるとともに、上部分割体4’Cと下部分割体5’Cが6極に着磁されてなるものである。その着磁は、外面から内面に向けてN極−S極が形成されたものと、その逆に内面から外面に向けてN極−S極が形成されたものとが交互に配設されるようになされている。また、上部分割体4’Cと下部分割体5’Cとの配置は、上部分割体4’Cの外面にN極が形成された部分に、下部分割体5’Cの内面にN極が形成された部分が位置するようになされている。
【0060】
参考例2の着磁はスキュー着磁における傾斜角度を5度として磁界の強さを一定としてなされ、その保磁力分布は、図14に示すように、845kA/m一定とされている。
【0061】
図15に、参考例2のスキュー角度に対するコギングトルクを磁場解析により解析した結果をグラフで示す。
【0062】
図15から、20度の最適スキュー角度においてコギングトルクが最低となっているのがわかる。
【0063】
また、図6、図9、図12および図15から実施例1〜実施例4の最適スキュー角度におけるコギングトルクが比較例1より小さく、参考例2の最適スキュー角度におけるコギングトルクに近くなっているのがわかる。つまり、実施例1〜実施例4の最適スキュー角度におけるコギングトルクが実用上問題のない程度にまで低減されているのがわかる。
【0064】
以上、本発明を実施形態および実施例に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態ではロータは垂直方向に位置させられているが、水平方向に位置させられてもよい。また、実施形態では分割数は2とされているが、4以上の偶数とされてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、圧延方向に依存性を有し長手方向に沿って特性分布を生ずるラジアル異方性磁石を用いてもコギングトルクが実用上問題のない程度にまで低減されるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコギングトルク低減方法が適用されてなるロータの斜視図である。
【図2】同ロータの着磁方法の説明図である。
【図3】ラジアル異方性磁石の磁石素材の成形要領を示す説明図である。
【図4】実施例1および実施例2のPMモータの要部を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図5】実施例1および実施例2のPMモータのロータの着磁方法の説明図である。
【図6】実施例1および実施例2のPMモータのスキュー角度とコギングトルクとの関係を示すグラフである。
【図7】実施例3および実施例4のPMモータの要部を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図8】実施例3および実施例4のPMモータのロータの着磁方法の説明図である。
【図9】実施例3および実施例4のPMモータのスキュー角度とコギングトルクとの関係を示すグラフである。
【図10】比較例1および参考例1のPMモータの要部を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図11】比較例1および参考例1のPMモータのロータの着磁方法の説明図である。
【図12】比較例1および参考例1のPMモータのスキュー角度とコギングトルクとの関係を示すグラフである。
【図13】参考例2のPMモータの要部を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図14】参考例2のPMモータのロータの着磁方法の説明図である。
【図15】参考例2のPMモータのスキュー角度とコギングトルクとの関係を示すグラフである。
【図16】ブラシレスDCモータの概略図である。
【符号の説明】
1 ロータ
2 中空軸
3 永久磁石、磁石
4 上部分割体
5 下部分割体
Claims (2)
- スキュー着磁がされたラジアル異方性磁石からなる永久磁石をロータに有するPMモータであって、
前記永久磁石が、軸方向に分割された第1分割体と第2分割体とからなり、
第1分割体の第2分割体に面する端部が、同第1分割体の他端より保磁力が高い高保磁力端とされ、第2分割体の第1分割体に面する端部が、同第2分割体の他端より保磁力が高い高保磁力端とされ、
第1分割体と第2分割体との保磁力が、第1分割体と第2分割体との境を基準に対称とされてなる
ことを特徴とするPMモータ。 - スキュー着磁がされたラジアル異方性磁石からなる永久磁石をロータに有するPMモータであって、
前記永久磁石が、軸方向に分割された第1分割体と第2分割体とからなり、
第1分割体の第2分割体に面する端部が、同第1分割体の他端より保磁力が低い低保磁力端とされ、第2分割体の第1分割体に面する端部が、同第2分割体の他端より保磁力が低い低保磁力端とされ、
第1分割体と第2分割体との保磁力が、第1分割体と第2分割体との境を基準に対称とされてなる
ことを特徴とするPMモータ。
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