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JP4136177B2 - 管内作業装置の管内挿入用治具 - Google Patents
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JP4136177B2 - 管内作業装置の管内挿入用治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可撓性を備えた硬質長尺体の先端に作業部を設けてある管内作業装置を、管径方向から管内に連通する貫通孔を通して、管軸に対して傾斜する方向から管内に挿入する為に、前記管内作業装置の前記貫通孔から管内への挿入方向を案内する案内用筒体と、その案内用筒体を管側に固定する固定用筒体とを、それらの筒軸どうしが斜めに交叉する姿勢で接続してある管内作業装置の管内挿入用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記管内作業装置の一例として、都市ガス供給用のガス管内に溜まった水を抽水する管内抽水装置を、ガスの供給を停止しない活管状態で管内に挿入する為に使用する管内挿入用治具があり、図8に示すように、径方向で二つ割りの筒状クランプ部材2をガス管Bの外周面に気密に固定して、そのクランプ部材2に形成した貫通孔1を開閉するシャッター装置Eに気密に固定し、貫通孔1を通してガス管Bの途中箇所を切除してから、管内挿入用治具A0をシャッター装置Eに気密に固定して、管内抽水装置Cを、シャッター装置Eの開閉用貫通孔30とクランプ部材2の貫通孔1とを通して、管軸Xに対して傾斜する方向からガス管B内に挿入するように構成している。
つまり、図4に示すように、クランプ部材2の貫通孔1を形成している筒部5にシャッター装置Eを固定し、そのシャッター装置Eの上面に気密に装着したホールソーFでガス管Bの途中箇所を切除してから、シャッター装置Eで貫通孔1を閉じて、図8に示すように、ホールソーFに代えて管内挿入用治具A0を気密に装着し、シャッター装置Eで貫通孔1を開いて、開閉用貫通孔30と貫通孔1とを通して管内抽水装置Cをガス管B内に挿入している。
前記管内挿入用治具A0は、管内抽水装置Cの挿入方向を案内する案内用筒体3とその案内用筒体3をシャッター装置Eに固定する固定用筒体4とを、それらの筒軸Y,Zどうしが斜めに交叉する姿勢で接続してある。
そして、従来、図8に示すように、固定用筒体4を、シャッター装置Eの開閉用貫通孔30の周縁に沿って螺着する雌ネジ部31を内周面に備えた筒状部材20の内周側に、その開閉用貫通孔30の周縁に沿って螺着した筒状部材20の内周部と開閉用貫通孔30の周縁を囲むシャッター装置Eの外面部との間をシールする弾性シール材32の保持枠33を鍔状に設けて構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この為、管内抽水装置Cが、固定用筒体4に設けた保持枠33のうちの、管内抽水装置Cのガス管B内における挿入方向で上手側の部位34に接当し易く、管内抽水装置Cの先端が保持枠33に接当して上手く挿入できなくなったり、管内抽水装置Cの挿入に伴って、その管内抽水装置Cが保持枠33に強く擦れて破損し易い欠点がある。
この欠点を解決するために、例えば、保持枠33のうちの管内抽水装置Cのガス管B内における挿入方向で上手側の部位34に、管内抽水装置Cの入り込みを許容する切欠を形成して、管内抽水装置Cの接当を防止することが考えられるが、この場合は、弾性シール材32を保持枠33で上手く保持できなくなるので、筒状部材20と開閉用貫通孔30の周縁を囲む外面部との間のシール性を確保できない問題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、筒状部材と貫通孔の周縁を囲む外面部との間のシール性を確保しながら、管内作業装置を挿入し易く、また、管内作業装置が破損しにくい管内挿入用治具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の特徴構成は、可撓性を備えた硬質長尺体の先端に作業部を設けてある管内作業装置を、管径方向から管内に連通する貫通孔を通して、管軸に対して傾斜する方向から管内に挿入する為に、前記管内作業装置の前記貫通孔から管内への挿入方向を案内する案内用筒体と、その案内用筒体を管側に固定する固定用筒体とを、それらの筒軸どうしが斜めに交叉する姿勢で接続してある管内作業装置の管内挿入用治具であって、前記固定用筒体を、前記貫通孔の周縁に沿って螺着する雄ネジ部を外周面に備えた筒状部材の外周側に、前記貫通孔の周縁に沿って螺着した筒状部材の外周部と前記貫通孔の周縁を囲む外面部との間をシールする弾性シール材の保持枠を鍔状に設けて構成し、前記案内用筒体のうちの、前記管内作業装置の管内における挿入方向で上手側の部位を前記保持枠に接続し、前記固定用筒体のうちの、前記管内作業装置の管内における挿入方向で上手側の部位であって、かつ、前記筒状部材と前記保持枠とに亘る部位に、前記管内作業装置の入り込みを許容する切欠を形成してある点にある。
〔作用〕 固定用筒体を、貫通孔の周縁に沿って螺着する雄ネジ部を外周面に備えた筒状部材の外周側に、その貫通孔の周縁に沿って螺着した筒状部材の外周部と貫通孔の周縁を囲む外面部との間をシールする弾性シール材の保持枠を鍔状に設けて構成し、案内用筒体のうちの、管内作業装置の管内における挿入方向で上手側の部位を保持枠に接続してあるので、固定用筒体のうちの、管内作業装置の管内における挿入方向で上手側の部位であって、かつ、筒状部材と保持枠とに亘る部位に、管内作業装置の入り込みを許容する切欠を形成しても、その切欠箇所に対応する部分の弾性シール材を保持枠の外周部で保持させることができる。
〔効果〕 従って、弾性シール材を保持枠で保持して、筒状部材と貫通孔の周縁を囲む外面部との間のシール性を確保しながら、管内作業装置の入り込みを許容する切欠を形成できるので、管内作業装置を挿入し易く、また、管内作業装置が破損しにくい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
図1は、管内作業装置の一例として、土中に埋設してある都市ガス供給用の鋼製低圧ガス管B内に溜まった水を管外に排水する管内抽水装置Cを、そのガス管B内に挿入する為に使用する管内挿入用治具Aを示す。
前記管内抽水装置Cは、可撓性を備えた硬質長尺体としての硬質ポリエチレン樹脂製の抽水ホースC1の先端に、ガス管B内の水を吸引する吸引部C2と管内撮影用のCCDカメラC3と備えた抽水作業用の作業部Dを設けて構成してあり、図外のドラムに巻き取ってある抽水ホースC1を繰り出しながら、管径方向からガス管B内に連通する貫通孔1を通して、管軸Xに対して傾斜する方向からガス管B内に挿入するようにしてある。
【0007】
前記管内挿入用治具Aは、ガス管Bの外周面に気密に固定してある径方向で二つ割り鋳鉄製の筒状クランプ部材2に形成した貫通孔1を通して、管内抽水装置Cをガス管B内に挿入するように設けてあり、管内抽水装置Cの貫通孔1からガス管B内への挿入方向を案内する案内用筒体3と、その案内用筒体3をガス管B側のクランプ部材2に固定する固定用筒体4とを、それらの筒軸Y,Zどうしが斜めに交叉する姿勢で接続して構成してある。
前記クランプ部材2は、後述するように、ガス(流体)の供給を停止しない活管状態で、貫通孔1を通してガス管Bの途中箇所を切除するために設けてあり、上側に位置させて固定してあるクランプ部材2aに、貫通孔1を形成する筒部5を設け、その筒部5の内周面に雌ネジ部6を形成してある。
【0008】
前記案内用筒体3は、管内抽水装置Cを同芯状に挿通する小径筒体7と、固定用筒体4の周部に溶接固定してある大径筒体8とで構成してあり、大径筒体8の上端部を塞ぐ塞ぎ板9に雌ネジ部10を内周面に備えた備えた接続用筒11を溶接固定し、この接続用筒11の雌ネジ部10に、小径筒体7の外周面に形成した雄ネジ部12を螺合して、小径筒体7と大径筒体8とを、それらの筒軸Y1,Y2どうしが互いに平行になる姿勢で、シール用Oリング13を挟んで気密に固定してある。
前記大径筒体8には、管内抽水装置Cの貫通孔1からガス管B内への挿入状態を観察する観察窓14と、その観察窓14から管内抽水装置Cの状態を見ながら管内抽水装置Cを押圧して、貫通孔1からガス管B内への挿入方向を微調整する押圧具15とを設けてある。
前記小径筒体7の上部内側に、管内抽水装置Cの挿通孔16を形成したシール用の弾性ゴム17を装着し、その弾性ゴム17を小径筒体7の上部外周に螺着した鍔部材18で抜け止めしてある。
【0009】
前記固定用筒体4は、貫通孔1の周縁に沿って螺着する雄ネジ部19を外周面に備えた筒状部材20の外周側に、その貫通孔1の周縁に沿って螺着した筒状部材20の外周部と貫通孔1の周縁を囲む外面部との間をシールするリング状弾性シール材21の保持枠22を鍔状に設けて構成してある。
つまり、筒状部材20の外周面に形成した雄ネジ部19を筒部5の内周面に形成した雌ネジ部6に螺着して、固定用筒体4をクランプ部材2に固定し、そのクランプ部材2に固定した筒状部材20の外周部と筒部5の外面部との間をシールする弾性シール材21を、筒状部材20の外周側に鍔状に設けた保持枠22に保持してある。
前記筒部5の外周面5aを基部側ほど大径のテーパ面に形成し、筒状部材20の雄ネジ部19を雌ネジ部6に対して締め付け方向に螺進させるに伴って、弾性シール材21をその径方向での厚みが薄くなるように変形させて、筒部5に気密に螺着した固定用筒体4の、締め付け解除方向への半周回転に亘る螺進操作にかかわらず、その弾性シール材21のシール機能を維持できるようにしてある。
【0010】
そして、案内用筒体3を構成している大径筒体8の端部を全周に亘って保持枠22の上面に溶接固定して、案内用筒体3のうちの、管内抽水装置Cのガス管B内における挿入方向で上手側の部位23を保持枠22に接続し、図2に示すように、固定用筒体4のうちの、管内抽水装置Cのガス管B内における挿入方向で上手側の部位であって、かつ、保持枠22の案内用筒体3との接続箇所近くと筒状部材20の下端部とに亘る部位に、管内抽水装置Cの入り込みを許容する切欠24を形成してある。
【0011】
上記管内挿入用治具Aを使用して管内抽水装置Cをガス管B内に活管状態で挿入して、ガス管B内に溜まった水を排水する手順を説明する。
図3に示すように、ガス管Bにクランプ部材2を固定してその外周面を気密に囲い、図4に示すように、クランプ部材2の筒部5にシャッター装置Eを気密に固定して、シャッター装置Eの上面にホールソーFをねじ込み装着し、そのホールソーFでガス管Bの途中箇所を切除してから、シャッター装置Eで筒部5の貫通孔1を閉じて、ホールソーFをシャッター装置Eから外す。
次に、図5示すように、クランプ部材2をシャッター装置Eごと覆う透明シート製ガスバッグ25をガス管Bに装着し、そのガスバッグ25の中に管内挿入用治具Aを予め入れておく。
次に、ガスバッグ25に設けた作業用孔からの操作で、シャッター装置Eをクランプ部材2から外し、クランプ部材2の貫通孔1を通して、クランプ部材2内部のガス管切除箇所下部に、管内抽水装置Cの挿入方向をガス管Bの長手方向に沿う方向に案内する案内面26を左右に備えた案内板27を設置する。
この案内板27は、図6に示すように、その底面に取り付けた磁石28でクランプ部材2の内底面に吸着固定するようにしてある。
次に、図6に示すように、案内用筒体3が管内抽水装置Cのガス管B内における挿入方向の下手側に位置するように、固定用筒体4をクランプ部材2の筒部5に螺着して、管内挿入用治具Aをクランプ部材2に固定し、案内用筒体3に装着した弾性ゴム17の挿通孔16から管内抽水装置Cを押し込んで、抽水用ホースC1をドラムから繰り出しながらガス管B内に挿入する。
管内挿入用治具Aの左右に位置するガス管Bのうちの一方のガス管B内に管内抽水装置Cを挿入してその抽水作業を終えると、抽水用ホースC1をドラムに巻き取りながら、管内抽水装置Cをガス管B内から引き出し、その作業部Dを管内挿入用治具Aの内側に収容して、管内挿入用治具Aを作業部Dごと半周回転させて、他方のガス管B内に管内抽水装置Cを挿入し、その抽水作業を行う。
抽水作業を終えると、管内挿入用治具Cを管内挿入用治具Aから抜き出して、その管内挿入用治具Aをクランプ部材2から外し、クランプ部材2の貫通孔1にプラグ29を気密に締め付け固定する。
【0012】
〔その他の実施形態〕
1.本発明による管内作業装置の管内挿入用治具は、管内検査用カメラを作業部に備えた管内作業装置を管内に挿入する為に使用するものであっても良く、管内作業装置による作業内容は特に限定されない。
2.本発明による管内作業装置の管内挿入用治具は、管内作業装置を挿入するべき管の管壁に形成した貫通孔の周縁に直に固定するように構成してあっても良い。
3.本発明による管内作業装置の管内挿入用治具は、クランプ部材の貫通孔を形成している筒部に装着したシャッター装置の開閉用貫通孔の周縁に固定するように構成してあっても良い。
4.本発明による管内作業装置の管内挿入用治具は、管内作業装置の入り込みを許容する切欠を、保持枠の案内用筒体との接続箇所近くと、筒状部材の筒軸軸芯方向中間位置とに亘る部位に形成してあっても良い。
5.本発明による管内作業装置の管内挿入用治具は、ホールソーをクランプ部材の筒部にガスバッグ内で直に締め付け固定し、そのホールソーでガス管の途中箇所を切除してから、ホールソーに代えて、管内挿入用治具をガスバッグ内でクランプ部材の筒部に螺着しても良い。
6.本発明による管内作業装置の管内挿入用治具は、水道管などのガス以外の液体供給管に管内作業装置を挿入する為に使用するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】管内挿入用治具の縦断面図
【図2】要部平面図
【図3】作業手順を示す平面図
【図4】作業手順を示す側面図
【図5】作業手順を示す側面図
【図6】作業手順を示す一部断面側面図
【図7】作業手順を示す要部断面図
【図8】従来技術を示す一部断面側面図
【符号の説明】
1 貫通孔
3 案内用筒体
4 固定用筒体
19 雄ネジ部
20 筒状部材
21 弾性シール材
22 保持枠
23 部位
24 切欠
B 管
C 管内作業装置
C1 長尺体
D 作業部
X 管軸
Y,Z 筒軸

Claims (1)

  1. 可撓性を備えた硬質長尺体の先端に作業部を設けてある管内作業装置を、管径方向から管内に連通する貫通孔を通して、管軸に対して傾斜する方向から管内に挿入する為に、前記管内作業装置の前記貫通孔から管内への挿入方向を案内する案内用筒体と、その案内用筒体を管側に固定する固定用筒体とを、それらの筒軸どうしが斜めに交叉する姿勢で接続してある管内作業装置の管内挿入用治具であって、
    前記固定用筒体を、前記貫通孔の周縁に沿って螺着する雄ネジ部を外周面に備えた筒状部材の外周側に、前記貫通孔の周縁に沿って螺着した筒状部材の外周部と前記貫通孔の周縁を囲む外面部との間をシールする弾性シール材の保持枠を鍔状に設けて構成し、
    前記案内用筒体のうちの、前記管内作業装置の管内における挿入方向で上手側の部位を前記保持枠に接続し、
    前記固定用筒体のうちの、前記管内作業装置の管内における挿入方向で上手側の部位であって、かつ、前記筒状部材と前記保持枠とに亘る部位に、前記管内作業装置の入り込みを許容する切欠を形成してある管内作業装置の管内挿入用治具。
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