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JP4136632B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents
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JP4136632B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周波数ホッピング(SS−FH)通信方式等を用いた通信装置及び通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スペクトラム拡散周波数ホッピング(SS−FH)通信方式で特にブルーツゥース(Bluetooth)方式においては、法律で規定された無線周波数範囲を遵守して、簡易携帯電話やPDA等のモバイル機器を想定した低消費電力での無線機能を目的としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、SS−FH通信方式は、その方式上、同時通信できる数に理論上限りがあり、さらにモバイル機器は、使用する電源が電池であることが多く、消費電力上での制約があった。
【0004】
そこで、通信に必要充分な最低の送信電力を使うことで消費電力を抑え、さらに通信可能範囲も狭くすることで、その通信可能範囲外での使用可能台数を増やすことが望まれていた。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、SS−FH通信方式において、効率的に送信電力の削減と共に周波数の有効利用を可能にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、周波数ホッピング通信を用いて処理データを所定のデータ単位毎に送信する通信装置であって、前記周波数ホッピングに使用する複数のチャネルのうちの送信効率が所定値より大きく送信効率が悪いチャネルを判断する判断手段と、前記判断手段により送信効率が悪いと判断された所定チャネルにおける通信相手での受信電界強度を前記通信相手から受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度に基づいて、前記周波数ホッピングに使用する前記複数のチャネルの送信出力を段階的に変更する変更手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、周波数ホッピング通信を用いて処理データを所定のデータ単位毎に送信する通信装置における通信方法であって、前記周波数ホッピングに使用する複数のチャネルのうちの送信効率が所定値より大きく送信効率が悪いチャネルを判断する判断工程と、前記判断工程において送信効率が悪いと判断された所定チャネルにおける通信相手での受信電界強度を前記通信相手から受信する受信工程と、前記受信工程において受信された前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度に基づいて、前記周波数ホッピングに使用する複数のチャネルの送信出力を段階的に変更する変更工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
[第1実施形態]
<システムの構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成図である。
【0009】
この通信システムは、SS−FH通信方式で特にブルーツゥース方式を採用し、それぞれ無線ユニット12,22を備えた同一構成のコンピュータ11,21と、同様にそれぞれ無線ユニット32,42を備えた同一構成のプリンタ31,41とで構成されている。無線ユニット12,22,32,42にはそれぞれアンテナ13,23,33,43が接続されている。
【0010】
そして、例えばコンピュータ11から、印字可能なプリンタを選択して印字関連データを無線送信すると、選択されたプリンタ(例えばプリンタ31)がその印字関連データを受信して印字処理を行うように構成されている。送信側では、タイムスロット毎に所定の送信レベルから段階的に送信出力を上げる又は下げる機能を有し、また受信側では、通信の相手側が送信するタイムスロット内で電波を受信し、その受信電界強度を段階的に判断する機能を有している。
【0011】
図2は、図1に示した通信システムにおいて無線通信に使用されるパケットデータの構造を示す図である。
【0012】
図中のDAは相手先機器のアドレス、OAは送信元機器のアドレス、KODはデータ識別ナンバー、PNはパケット番号、APNは総パケット数、DFはデータ領域、PLはパケットデータ長、RLは受信レベルである。
【0013】
図3は、図2に示したパケットデータ中のKODの定義を示す図である。
【0014】
同図に示すように、KOD「0,0,0」はデータ領域(DF)において「未定義」と定義され、「1,0,0」は「印字データ」と定義され、「0,1,0」は「印字関連コマンド」と定義され、「1,1,0」は「受信確認」と定義され、「0,0,1」は「印字エラーステータス」と定義され、「その他」は「未定義」と定義されている。
【0015】
図4は、図2に示したパケットデータ中のRLの定義を示す図である。
【0016】
同図に示すように、例えばRL「0,0,0,0」は受信レベル0と定義され、プリンタ側で受信することができない受信レベルであり、RL「1,0,1,0」は受信レベル5と定義され、プリンタ側で確実に安定して受信できる安定受信レベルであり、またRL「1,1,1,1」は受信レベル15と定義され、プリンタ側で最大の受信レベルを意味する。
【0017】
<コンピュータの内部構成>
図5は、図1中のコンピュータ11,21の内部構成を示すブロック図である。ここでは、コンピュータ11を例にとって説明する。
【0018】
例えば図1中のコンピュータ11は、バス137を介して、CPU130、メモリ131、表示部132、キーボード133、ハードディスク(HDD)134、無線送信電力制御部135、及び無線インターフェイス136が相互に接続されている。
【0019】
CPU130は、制御プログラムを実行してコンピュータ全体の動作を制御する。メモリ131は、CPU130のワークエリア等として機能し、ハードディスク(HDD)134は、CPU130で実行される制御プログラム等が記憶されている。液晶ディスプレー等で構成される表示部132は、各種情報を表示するための手段であり、キーボード133は、各種の指示情報等を入力するための手段である。
【0020】
無線インターフェイス(I/F)136は、アンテナ13を通して電波を送受信する回路である。通信中の無線インターフェイス136は、所定の時間であるタイムスロット毎に、周波数チャンネルをCPU130の制御で変更しながら通信する。この制御は、例えば図6に示すように、複数のチャンネルCH1〜CH6を1回の送信又は受信毎に所定の順番で切り替える周波数ホッピングを行うものである。チャンネルと周波数とチャンネル切り替え制御コードとの関係を図7に示す。
【0021】
また、無線インターフェイス136に接続された無線送信電力制御部135は、CPU130の制御により送信出力を制御するための回路である。すなわち、コンピュータ11が印字関連データを送信するに際し、無線送信電力制御部135は、後述するようなCPU130の指示を受けて、タイムスロット毎に所定の送信レベルから段階的に送信出力が変更するように(図8の例参照)、無線インターフェイス136に対して電力制御を行う。
【0022】
<プリンタの内部構成>
図9では、図1中のプリンタ31,41の内部構成を示すブロック図である。ここでは、プリンタ31を例にとって説明する。
【0023】
例えば図1中のプリンタ31は、バス147を介して、制御部140、メモリ141、表示部142、操作部143、プリントエンジン部144、無線送信電力制御部145、及び無線インターフェイス(I/F)146が相互に接続されている。
【0024】
制御部140は、制御プログラムを実行してコンピュータ全体の動作を制御する。メモリ141は、制御部140のワークエリア等として機能し、プリントエンジン部144は、制御部140の指示に従って印刷を実行する。液晶等で構成される表示部142は、印刷に関する各種情報を表示するための手段である。操作部143は、各種の指示情報等を入力するための手段である。
【0025】
無線インターフェイス(I/F)146は、アンテナ33を通して電波を送受信する回路であり、無線送信電力制御部145は、制御部140の制御により送信出力を制御するための回路であり、これら無線送信電力制御部145及び無線インターフェイス(I/F)146は、それぞれコンピュータ側の無線送信電力制御部135及び無線インターフェイス(I/F)136と同等の機能を有している。
【0026】
<第1実施形態の動作>
図10は、無線I/F136,146の受信感度特性を示すグラフであり、図11は、無線I/F136,146のVSWR特性を示すグラフである。
【0027】
図10に示すように、周波数ホッピングに使用する全てのチャンネル帯域FQにおいて、印字関連データを受信する受信側の無線I/F146の受信感度はほぼ一定である。一方、図11で示したように、印字関連データを送信する送信側の無線I/F136のVSWR特性は、前記帯域FQの上端と下端で悪化している。つまり、VSWR値が大きい程、送信効率が悪化していることを示すが、前記帯域FQの上端ではVSWR値が1.25であり、帯域FQの下端ではVSWR値が1.33を示し、送信効率が悪化していることが判る。
【0028】
そこで、本実施形態では、前記帯域FQの上端近傍のチャンネルCH5と下端近傍のチャンネルCH1におけるプリンタ側の受信レベルを基に、コンピュータ側の送信レベルを段階的に調整するように制御する。以下、具体的な動作について、図12及び図13と図14のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0029】
I.コンピュータ側の動作
図12及び図13は、第1実施形態に係るコンピュータ側の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに従ったプログラムをコンピュータ内の例えばHDD134に格納し動作することにより、次の制御方法を実現させることが可能となる。
【0030】
まずステップS801において電源が投入されると、ステップS802で初期設定が実行される。続くステップS803では、操作者によって文書編集ソフトなどのアプリケーションソフトが起動されたかを判断する。アプリケーションソフトが起動されたならば、さらに印刷の開始が指示されたかを判断し(ステップS804)。印刷開始の指示がなされたときはステップS805へ移行する。
【0031】
ステップS805では、印字関連データ(印字データと印字コマンド等の印字に関連する全てのデータ)を準備する。
【0032】
その後のステップS806では、無線I/F136を使って印刷可能な通信範囲内のプリンタを検索し、ステップS807では、表示部132に当該プリンタ(例えばプリンタ31,41)を表示する。そして、ステップS808では、操作者によって、印刷するプリンタが選択されたかを判断し、選択されたならば(本例では例えばプリンタ31が選択されたものとする)、ステップS809へ進んで、送信レベルの設定を”F”(最大電力)に設定すると共に(図8参照)、現在の周波数ホッピング(FH)チャンネルをCH1に設定する。
【0033】
その後のステップS810では、全印字関連データの1パケット分を送信し、次のステップS811では、FHチャンネルを図6の順番で更新する。さらに、ステップS812では、プリンタ31からの受信確認パケットが受信できたかを判断し、受信できたならばステップS813へ移行し、直近で送信したFHチャンネルがCH1又はCH5であるかを判断する。CH1又はCH5でないならばステップS815へ移行し、CH1又はCH5であればステップS814へ移行する。
【0034】
ステップS814では、通信中のプリンタ31の受信レベルを判断する。すなわち、プリンタ31の受信レベルPRLが図4に示す安定受信レベルSRLよりも大きいか否かを判断し(PRL>SRL)、大きい(受信レベル6〜15)ならばステップS817へ移行し、小さい(受信レベル0〜4)ならばステップS818へ移行し、等しい(受信レベル5)ならばステップS815へ移行する。
【0035】
ステップS817では、送信レベルの設定を1段階下げ、ステップS818では送信レベルの設定を1段階上げ、それぞれステップS815へ移行し、ステップS815ではFHチャンネルの更新を行う。
【0036】
続くステップS816では、印字関連データがプリンタに全て送信されたかを判断し、まだ全て送信されていないときはステップS819へ移行し、全て送信されたときはステップS803へ戻る。ステップS819では、印字関連データを次に送信するデータに更新し、ステップS810へ移行する。
【0037】
II.プリンタ側の動作
図14は、第1実施形態に係るプリンタ側の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに従ったプログラムをプリンタ内の例えばメモリ141に格納し動作することにより、次の制御方法を実現させることが可能となる。
【0038】
まずステップS901で、例えばプリンタ11の電源が投入されると、ステップS902で初期設定が実行され、FHチャンネルはCH1に設定される。続くステップS903では、“印字関連データ(印字データと印字関連コマンド等の印字に関連する全てのデータ)のパケットデータ”又は“印字可能なプリンタへの検索問い合わせ情報”を受信したかを判断し、受信した場合で、それが“印字関連データ”であればステップS904へ移行し、前記問い合わせ情報であれば、ステップS912へ移行して印字可能なプリンタである旨を返信し、ステップS903に戻る。
【0039】
ステップS904では、図6に示す順番でFHチャンネルの更新を行い、ステップS905では、直近で受信したFHチャンネルはCH1又はCH5かを判断する。CH1又はCH5であればステップS906へ移行し、そうでないときはステップS906をスキップしてステップS907へ移行する。ステップS906では、受信レベルを図4に示す定義に従い、受信確認パケットデータのRLに設定し、ステップS907へ移行する。
【0040】
ステップS907では、印字関連データに対する受信確認パケットを送信し、次のステップS908では、FHチャンネルを更新し、さらにステップS909では受信したデータの印字処理を行う。その後のステップS910では、今回処理したデータに排紙コマンドが含まれていたかを判断し、排紙コマンドが含まれていたときにはステップS911へ移行する。ステップS911では、FHチャンネルをCH1に設定し、ステップS903に戻る。
【0041】
III.システム全体の動作
次に、図12及び図13と図14のフローチャートを参照しつつ本実施形態のシステム全体の動作について説明する。
【0042】
まずステップS801とステップS901において、システムに電源が投入されると、続くステップS802とステップS902でシステムの初期設定が実行される。
【0043】
そして、コンピュータ側では、操作者によって文書編集ソフトなどのアプリケーションソフトが起動された後(ステップS803)、印字開始の指示を受けると(ステップS804)、印字関連データを準備する(ステップS805)。さらに、無線I/F136を使って“印字可能なプリンタの検索問い合わせ情報”を送信し、印刷可能な無線I/F付きプリンタを検索する(ステップS806)。
【0044】
プリンタ側では、印字可能なプリンタの検索問い合わせ情報”を受信したときは、コンピュータ側に対して印字可能なプリンタである旨を返信する(ステップS912)。
【0045】
コンピュータ側では、この返信を受けて、表示部132に印刷可能なプリンタを表示する(ステップS807)。そして、操作者によって印刷するプリンタが選択されたら(ステップS808)、送信レベルを”F”(最大電力)に設定すると共に、現在の周波数ホッピング(FH)チャンネルをCH1に設定し(ステップS809)、全印字関連データの1パケット分を送信した後(ステップS810)、FHチャンネルを更新する(ステップS811)。
【0046】
一方、プリンタ側においては、印字関連データのパケットデータを受信すると(ステップS903)、FHチャンネルの更新を行った後(ステップS904)、直近で受信したFHチャンネルはCH1又はCH5かを判断する(ステップS905)。CH1又はCH5であれば、受信のレベルを、図4に示した定義に従い受信確認パケットデータのRLに設定し(ステップS906)、印字関連データに対する受信確認パケットを送信する(ステップS907)。CH1又はCH5でなければステップS906をスキップしてステップS907へ移行する。
【0047】
そして、コンピュータ側において、プリンタからの受信確認パケットを受信すると(ステップS812)、直近で送信したFHチャンネルがCH1又はCH5であるかを判断する(ステップS813)。CH1又はCH5であれば、通信中のプリンタの受信レベルを判断する(ステップS814)。プリンタの受信レベルが6〜15(PRL>SRL)であれば送信レベルの設定を1段階下げ(ステップS817)、また受信レベルが0〜4(PRL<SRL)であれば送信レベルを1段階上げ(ステップS818)、その後にFHチャンネルの更新を行う(ステップS815)。受信レベルが5であればそのままFHチャンネルの更新を行う(ステップS815)。
【0048】
そして、印字関連データがプリンタに全て送信されたかを判断する(ステップS816)。全て送信されていなければ、印字関連データを次の送信データに更新し(ステップS819)、全て送信されたならば、ステップS803へ戻る。
【0049】
一方、プリンタ側では、受信確認パケットを送信した後(ステップS907)、FHチャンネルを更新し(ステップS908)、受信したデータの印字処理を行う(ステップS909)。そして、今回処理したデータに排紙コマンドが含まれていたならば(ステップS910)、FHチャンネルをCH1に設定する(ステップS911)。
【0050】
第1実施形態によれば、コンピュータ側において、使用する周波数帯域内の送信効率の悪いチャンネル(CH1又はCH5)でプリンタの受信レベルを受け取り、受け取った受信レベルを基に送信出力の設定変更を行うので、コンピュータ側の無線I/F136を必要充分で最低限の送信電力に抑えることが可能になる。
【0051】
[第2実施形態]
図11に示したVSWR特性によれば、帯域FQの上端と下端で悪化しているが、特に下端が悪化している(帯域FQ内でVSWR値が最も大きい)。この点に鑑みて、本実施形態では、前記帯域FQの下端近傍のチャンネル(CH1)のみにおけるプリンタ側の受信レベルを基に、コンピュータ側の送信レベルを段階的に調整するように制御する。
【0052】
そこで、本実施形態の通信システムでは、予め帯域FQ下端のチャンネルであるCH1だけでプリンタ側の受信レベルを判断するように設定しておく(図15のステップS850及び図16のステップS950参照)。
【0053】
ここで、図15は、本発明の第2実施形態に係る通信システムにおけるコンピュータ側の動作を示すフローチャートであり、前述の図13に代えて図12のフローチャートに続くものである。また、図16は、本発明の第2実施形態に係る通信システムにおけるプリンタ側の動作を示すフローチャートである。これら図15及び図16のフローチャートにおいて、第1実施形態の図13及び図14と共通の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。すなわち、上述したように、本実施形態の通信システムでは、図15のステップS850と図16のステップS950のみが第1実施形態と異なり、その他のステップは第1実施形態と同様の処理を行う。
【0054】
具体的には、コンピュータ側の処理である図15のステップS850では、直近で送信したFHチャンネルがCH1であるかを判断し、CH1でないならばステップS815へ移行し、CH1であればステップS814へ移行して、通信中のプリンタ31の受信レベルを判断する。その他の処理は、第1実施形態の図12と図13で説明したものと同じである。
【0055】
また、プリンタ側の処理である図16のステップS950では、直近で受信したFHチャンネルはCH1であるかを判断する。CH1であればステップS906へ移行し、そうでないときはステップS906をスキップしてステップS907へ移行する。ステップS906では、受信レベルを図4に示す定義に従い、受信確認パケットデータのRLに設定し、ステップS907において印字関連データに対する受信確認パケットを送信する。その他の処理は、第1実施形態の図14で説明したものと同じである。
【0056】
本実施形態によれば、予め設定しておいた“送信効率の悪いCH1”を使ってプリンタの受信レベルをコンピュータ側が知ることができるので、コンピュータ側の無線I/F136を必要充分で最低限の送信電力に抑えることが可能になる。
【0057】
コンピュータ側とプリンタ側の双方で同様に制御し、送信電力を抑えるシステムとした場合には、システム内全ての装置の無線I/Fの送信電力を必要充分で最低限の送信電力に抑えることができ、省電力に効果が大きいばかりでなく、当該無線の届かない近傍のエリアにおいても、同様のシステムを混信無くより多く動作させることが可能になる。
【0058】
なお、上記第1及び第2の実施形態では、受信側は、受信電界強度を段階的に判断する手段を有し、送信側は、送信出力を段階的に設定変更する手段を有し、そしてその送信電力の変更は、使用する周波数帯域内の送信効率の悪いチャンネルにおいて、受信側から通知された受信電界強度の判断結果に基づいて決定するようにしたが、全チャンネルについて一つ一つ受信側から受信電界強度の判断結果を受信し、その判断したチャンネルと受信レベルを送信側で順次1組だけ記憶し、送信側は前記記憶に従い送信電力を調整し、充分にして最低の送信電力で通信するように構成してもよい。
【0059】
すなわち、段階的に下げていく送信電力の変更は、通信で使用中の全てのホッピング周波数チャンネルで送信終了する毎に次の送信のために設定変更するものとし、各チャンネルでの受信側の受信した電界強度を順次比較し、受信レベルの低い方のデータを記憶し、所定の受信レベルに一致した時に、データ受信の確認返信信号と共に受信レベルが所定範囲のレベルに一致している旨の内容を受信確認パケットによって伝え、受信レベルが不足の返信があるまで、この返信を受信した通信の相手局は現送信電力の設定を維持する。
【0060】
また、前記受信レベルが所定範囲のレベルに一致している旨の内容を返信した後に、受信電界強度をその後の受信時に段階的に判断し、所定の受信レベルを下回った場合に前記確認返信信号と共に受信レベルが所定範囲のレベルよりも下回っている旨の内容を返信するようにしてもよい。
【0061】
さらに、送信側は、前記下回っている旨の内容返信信号を受信した場合又は確認返信信号が受信されなかった場合に、送信電力レベルの設定を1段階上げて送信するようにしてもよいし、また送信電力レベル設定を最大に上げてそれ以後の送信電力設定を段階的に調整するようにしてもよい。
【0062】
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0063】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0064】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0066】
<実施態様1>
第1の通信装置と第2の通信装置がスペクトラム拡散周波数ホッピング通信方式で無線通信を行う通信システムにおいて、前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置から送信された処理データの受信電界強度を段階的に判断する判断手段と、前記判断手段で判断した受信電界強度を前記第2の通信装置に通知する通知手段とを有し、前記第2の通信装置は、前記処理データを所定のデータ単位毎に送信する手段と、前記通知手段から通知された受信電界強度に基づいて、前記所定のデータ単位毎に送信される処理データの送信出力を段階的に設定変更する送信出力設定手段とを有することを特徴とする通信システム。
【0067】
<実施態様2>
前記送信出力設定手段は、使用する周波数帯域内の所定のチャンネルにおいて判断された受信電界強度に基づいて、前記処理データの送信出力を設定することを特徴とする実施態様1記載の通信システム。
【0068】
<実施態様3>
前記所定のチャンネルは、送信効率が所定値よりも低いチャンネルであることを特徴とする実施態様2記載の通信システム。
【0069】
<実施態様4>
スペクトラム拡散周波数ホッピング通信方式で無線通信を行う通信システムの制御方法において、送信側が処理データを所定のデータ単位毎に受信側へ送信した後、前記受信側は、送信された処理データの受信電界強度を段階的に判断し、その判断した受信電界強度を前記送信側へ通知し、前記送信側は、前記通知された受信電界強度に基づいて、前記所定のデータ単位毎に送信される処理データの送信出力を段階的に設定変更することを特徴とする通信システムの制御方法。
【0070】
<実施態様5>
使用する周波数帯域内の所定のチャンネルにおいて判断された受信電界強度に基づいて、前記処理データの送信出力を設定することを特徴とする実施態様4記載の通信システムの制御方法。
【0071】
<実施態様6>
前記所定のチャンネルは、送信効率の悪いチャンネルであることを特徴とする実施態様5記載の通信システムの制御方法。
【0072】
<実施態様7>
スペクトラム拡散周波数ホッピング通信方式で無線通信を行う通信システムの制御方法を実行するために、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記処理データを所定のデータ単位毎に受信側へ送信するステップと、前記処理データの送信後に前記受信側から通知された受信電界強度に基づいて、前記所定のデータ単位毎に送信される処理データの送信出力を段階的に設定変更するステップとを有することを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【0073】
<実施態様8>
スペクトラム拡散周波数ホッピング通信方式で無線通信を行う通信システムの制御方法を実行するために、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記処理データを所定のデータ単位毎に受信側へ送信するステップと、前記処理データの送信後に前記受信側から通知された受信電界強度に基づいて、前記所定のデータ単位毎に送信される処理データの送信出力を段階的に設定変更するステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
【0074】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように上記説明によれば、送信効率の悪いチャネルにおける通信相手での受信電界強度に基づいて周波数ホッピングに使用する複数のチャネルの送信出力を段階的に変更するので、SS−FH通信方式において使用する複数チャネルでの送信電力の削減と周波数の有効利用を効率的に行える。また、当該無線の届かない近傍のエリアにおいても、同様のシステムを混信無くより多く動作させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成図である。
【図2】図1に示した通信システムにおいて無線通信に使用されるパケットデータの構造を示す図である。
【図3】図2に示したパケットデータ中のKODの定義を示す図である。
【図4】図2に示したパケットデータ中のRLの定義を示す図である。
【図5】図1中のコンピュータ11,21の内部構成を示すブロック図である。
【図6】時間とチャンネルの関係を示す図である。
【図7】チャンネルと周波数とチャンネル切り替え制御コードとの関係を示す図である。
【図8】コンピュータ側の送信電力設定の変化例を示すグラフである。
【図9】図1中のプリンタ31,41の内部構成を示すブロック図である。
【図10】無線I/F136,146の受信感度特性を示すグラフである。
【図11】無線I/F136,146のVSWR特性を示すグラフである。
【図12】第1実施形態に係るコンピュータ側の動作を示すフローチャートである。
【図13】図12の続きのフローチャートである。
【図14】第1実施形態に係るプリンタ側の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2実施形態に係る通信システムにおけるコンピュータ側の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2実施形態に係る通信システムにおけるプリンタ側の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,21 コンピュータ
31,41 プリンタ
12,22,32,42 無線ユニット
130 CPU
135 無線送信電力制御部
136 無線インターフェイス
140 制御部
145 無線送信電力制御部
146 無線I/F

Claims (8)

  1. 周波数ホッピング通信を用いて処理データを所定のデータ単位毎に送信する通信装置であって、
    前記周波数ホッピングに使用する複数のチャネルのうちの送信効率が所定値より大きく送信効率が悪いチャネルを判断する判断手段と、
    前記判断手段により送信効率が悪いと判断された所定チャネルにおける通信相手での受信電界強度を前記通信相手から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度に基づいて、前記周波数ホッピングに使用する前記複数のチャネルの送信出力を段階的に変更する変更手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記変更手段は、前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度が所定レベルより大きい場合は、前記送信出力を下げ、前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度が所定レベルより小さい場合は、前記送信出力を上げることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記変更手段は、前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度が所定レベルと等しい場合は、前記送信出力の変更を行わないことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記判断手段は、送信効率が最も悪いチャネルを判断することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 周波数ホッピング通信を用いて処理データを所定のデータ単位毎に送信する通信装置における通信方法であって、
    前記周波数ホッピングに使用する複数のチャネルのうちの送信効率が所定値より大きく送信効率が悪いチャネルを判断する判断工程と、
    前記判断工程において送信効率が悪いと判断された所定チャネルにおける通信相手での受信電界強度を前記通信相手から受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信された前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度に基づいて、前記周波数ホッピングに使用する複数のチャネルの送信出力を段階的に変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
  6. 前記変更工程では、前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度が所定レベルより大きい場合は、前記送信出力を下げ、前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度が所定レベルより小さい場合は、前記送信出力を上げることを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 前記変更工程では、前記所定チャネルの前記通信相手における前記受信電界強度が所定レベルと等しい場合は、前記送信出力の変更を行わないことを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記判断工程では、送信効率が最も悪いチャネルを判断することを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の通信方法。
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