JP4136766B2 - 防水電池ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水気のある場所や湿度の高い場所など、防水性が求められる環境下で使用される玩具や電気器具に使用するための、防水された電池ケースの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より水回りで使用される玩具や電気器具が販売されている。例えば、玩具では、水鉄砲やシャボン玉発生玩具、風呂場内で使用される模型玩具などが挙げられる。また、電気器具としては、電動歯磨や風呂水の循環装置等が挙げられる
。
これらの器具に使用される電源としては、コンセントから供給される100ボルト電流か、市販の電池などがある。しかしながら、水周りで家庭用コンセントから提供される100ボルトの電源を使用することはあまり好ましいことではない。いかに安全対策を設けたとしても、感電の危険性を完全に回避することは難しいからである。そのため、可能であれば電圧の低い市販のバッテリーを使用したほうが安心である。
この場合問題となるのは、電池ケースの密閉性である。内部の電子回路は樹脂等で封止してしまえば防水性を保つことは容易であるが、交換作業が必要になる電池ケースの場合、開閉可能に形成する必要があり、このようなことはできないからである。そして、密閉性が十分でないと電気器具の内部に浸水して電池が錆びるため、接続不良や液洩れなどの故障が発生するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、安価であり、構造が簡単で量産性に優れており、電池の交換作業等を楽に行うことのできる防水電池ケースを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、市販される電池を収容可能とし、水気のある場所や湿度の高い場所で使用される玩具用の電池ケースであって、
分割して形成される第一のケースと第二のケースの接合部にゴム製パッキンを配置し、連結手段によって前記両ケースをパッキンを介して密着状態で連結することにより、電池ケース内部に水や湿気が浸入することを防止可能としたことを特徴とする。
【0005】
本発明によれば、分割して形成される第一のケースと第二のケースの接合部にゴム製パッキンを配置したことにより、電池ケースの密閉性を高め、ケース内部への水や湿気の浸入を防止することができる。
【0006】
又、この発明は、
前記第一のケースと第二のケースには、両ケースの連結時において対向する位置にネジ孔を穿設し、該ネジ孔をネジ止めすることにより両ケースを連結するネジ式連結手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
従って、前記第一のケースと第二のケースをネジ止めによりきつく締め合わせることにより、パッキンの密着性を高め、隙間の発生を防止することができる。
【0008】
更に、この発明は、
前記第一のケースと第二のケースのいずれか一方には、圧着または接着などの手段により電池ケースと電極金具の間に隙間が生じないように電極金具を配設し、電池ケースの内部から外部へと電気的接続を可能としたことを特徴とする。
【0009】
この様にすることによって、電極金具部分からの水や湿気の浸入を防止することができる。
【0010】
尚、圧着や接着などにより電極金具を配設する場合に限ることなく、
前記第一のケースと第二のケースを樹脂成型して形成し、前記ケースのうちどちらか一方のケースには、ケースに穿設される孔部にリベット止めして固定される電極金具を設けたことを特徴とする防水電池ケース。
【0011】
従って、この場合は電極金具をリベット止めにより固定したことにより、ケースと電極金具とを密着させ、密閉性の高い電池ケース容易に生産することができる。
【0012】
そして、上記の電極間具を配設した防水電池ケースの発明は、
防水電池ケースが取付けられる器具本体の電池収容部には、防水電池ケースに設けられた前記電極金具と接触する板状またはバネ状の電極金具を配設し、前記器具本体および/または防水電池ケースには、防水電池ケースを器具本体に取付ける着脱式の保持手段を設けることにより、防水電池ケースを器具本体から容易に着脱可能としたことを特徴とする。
【0013】
この様にして、防水電池ケースが取付けられる器具本体の電池収容部に、防水電池ケースに設けられた前記電極金具と接触する板状またはバネ状の電極金具を配設しているので、電池を挿入するのと同じ要領で簡単に防水電池ケースを取り付けることができる。また、前記器具本体および/または防水電池ケースには、防水電池ケースを器具本体に取付ける着脱式の保持手段を設けているので、電池の交換作業を簡単に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、市販される電池を収容する電池ケースであって、分割して形成される第一のケースと第二のケースの接合部にゴム製パッキンを配置し、連結手段によって前記両ケースをパッキンを介して密着状態で連結することにより、電池ケース内部に水や湿気が浸入することを防止可能としている。また、前記第一のケースと第二のケースには、両ケースの連結時において対向する位置にネジ孔を穿設し、該ネジ孔をネジ止めすることにより両ケースを連結可能としている。これにより、安価であり、構造が簡単で量産性に優れており、電池の交換作業等を楽に行うことのできる防水電池ケースを提供するものである。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明に係る実施例を詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る電池ケースの分解斜視図を示している。
防水電池ケースの本体1は、樹脂成型して形成される左ケース1Aと右ケース1Bとから構成されている。そして、前記各ケースの内部には単三電池4を収容する電池収容室が設けられており、両ケースはネジ5によってネジ止めして連結される。ケース連結時には、両ケースの接合部にゴムパッキン3を配置して電池ケースを密閉し、水の浸入を防止している。ネジ5は、右ケース1Aに開けた孔部を緩挿し、ケース1Bに設けたネジ孔13・14にネジ止めされる。この場合、ネジ孔13・14に直接雌ネジを形成してネジ止め可能としてもよいし、他の方法としてはネジ孔13・14を緩挿させて裏側からナットで固定することもできる。また、ネジ孔13・14の部分にインサートナットや鬼目ナットなどを埋め込んでおくことも可能である。
【0016】
図2は、左ケース1A底部の断面図であり、電極金具2の取付け構造を示している。電極金具2は、ケース内部に収容される電池の電極と接触して電池を直列に接続する。本実施例においては、電極金具2は孔部21を加熱融着することにより固定しているが、これは他の方法であっても構わない。例えば、ネジ止めや接着などで固定してもよいし、係止爪に係止する方法などを用いることができる。
【0017】
図3は、電池ケース本体を組立た状態での断面図を示している。
図示するように、右ケース1Bの底部には電気器具へ接続するための二個の電極金具11・12設けられている。この電極金具は、電池の電極と接触するだけでなく、電池ケース外部の(電気器具本体の)電極金具と接触することにより、電池ケース外部へと電流を供給するものである。したがって、導電性のある金属で形成されており、電池ケースに対して水密構造で取付け可能であれば、とくに形状等は本実施例に限定されるものではない。
【0018】
図4は、その一例として、電極金具をリペッドで固定した構成を示している。なお、使用者が電池の極性を誤って入れてしまった場合に逆電流が流れることを防ぐため、正極側の電極金具の近傍にはリブ状の凸部を形成して電池の負極とは電極金具が接触しないように構成されている。
【0019】
図5は、本実施例に係る電池ケースを電気器具に取付ける過程を示している。本図においては、電気器具本体6は電池ケースの収容室近傍のみを記載している。
電気器具本体6は、例えば、水遊びをする玩具や風呂場で使用する風呂水循環器などであり、電池ケースの本体1は電気器具本体6に設けられる収容室6Aに収容される。このとき電池ケース1の電極金具が収容室6Aに設けられた電極金具63に接触する。そして、電池ケース1を収容した後は蓋6Bが取付けられる。蓋6Bは樹脂成型して形成されており、左端に設けられる二個の係止爪65を収容室6Aに設けられる係合部に係止し押部61側の係止爪62を係止することにより取付けられる。押部61にはスリットを形成することにより、指で押した際に係止爪62が引っ込むように構成されている。本実施例においてはこの蓋6が電池ケースを電気器具本体6に保持させる着脱式の保持手段となっている。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、分割して形成される第一のケースと第二のケースの接合部にゴム製パッキンを配置したことにより、電池ケースの密閉性を高め、ケース内部への水や湿気の浸入を防止することができる。
【0021】
また本発明によれば、第一のケースと第二のケースをネジ止めによりきつく締め合わせることにより、パッキンの密着性を高め、隙間の発生を防止することができる。
【0022】
また本発明によれば、電極金具取付け部分からの水や湿気の浸入を防止することができる。
【0023】
また本発明によれば、電極金具をリベット止めにより固定したことにより、ケースと電極金具とを密着させ、密閉性の高い電池ケース容易に生産することができる。
【0024】
また本発明によれば、防水電池ケースが取付けられる器具本体の電池収容部に、防水電池ケースに設けられた前記電極金具と接触する板状またはバネ状の電極金具を配設しているので、電池を挿入するのと同じ要領で簡単に防水電池ケースを取り付けることができる。また、前記器具本体および/または防水電池ケースには、防水電池ケースを器具本体に取付ける着脱式の保持手段を設けているので、電池の交換作業を簡単に行うことができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る電池ケースの分解斜視図である。
【図2】 図1に示す左ケース1A底部の断面図である。
【図3】 図1に示す電池ケース本体を組立てた状態での断面図である。
【図4】 図3に示す電極金具をリペッドで固定した一例を示す図である。
【図5】 図1に示す電池ケースを電気器具に取付ける過程を示す図である。
【符号の説明】
1 本体
1A 左ケース
1B 右ケース
2 電極金具
3 ゴムパッキン
4 単三電池
5 ネジ
6 電気器具本体
6A 収容室
6B 蓋
11 電極金具
12 電極金具
13 ネジ孔
14 ネジ孔
21 孔部
61 押部
62 係止爪
63 電極金具
65 係止爪
Claims (2)
- 市販される電池を収容可能とし、水気のある場所や湿度の高い場所で使用される玩具用の電池ケースであって、
分割して形成される第一のケースと第二のケースの接合部にゴム製パッキンが配置され、前記第一のケースと第二のケースには、両ケースの連結時において対向する位置にネジ孔を穿設し、該ネジ孔をネジ止めすることにより、前記両ケースをパッキンを介して密着状態で連結するものであって、前記第一のケースと第二のケースのいずれか一方には圧着または接着などの手段により電池ケースと電極金具の間に隙間が生じないように電極金具が配設されて電池ケースの内部から外部へと電気的接続が可能とされ、電池ケース内部に水や湿気が浸入することを防止可能とし、この防水電池ケースが取付けられる器具本体の電池収容部には、防水電池ケースに設けられた前記電極金具と接触する板状またはバネ状の電極金具が配設され、前記器具本体および/または防水電池ケースには、防水電池ケースを器具本体に取付ける着脱式の保持手段を有することにより、防水電池ケースを器具本体から容易に着脱可能としたことを特徴とする防水電池ケース。 - 市販される電池を収容可能とし、水気のある場所や湿度の高い場所で使用される玩具用の電池ケースであって、
分割して形成される第一のケースと第二のケースの接合部にゴム製パッキンが配置され、前記第一のケースと第二のケースには、両ケースの連結時において対向する位置にネジ孔を穿設し、該ネジ孔をネジ止めすることにより、前記両ケースをパッキンを介して密着状態で連結するものであって、前記第一のケースと第二のケースは樹脂成型により形成され、前記ケースのうちどちらか一方のケースにはケースに穿設される孔部にリベット止めして固定される電極金具を有して電池ケースの内部から外部へと電気的接続が可能とされ、電池ケース内部に水や湿気が浸入することを防止可能とし、この防水電池ケースが取付けられる器具本体の電池収容部には、防水電池ケースに設けられた前記電極金具と接触する板状またはバネ状の電極金具が配設され、前記器具本体および/または防水電池ケースには、防水電池ケースを器具本体に取付ける着脱式の保持手段を有することにより、防水電池ケースを器具本体から容易に着脱可能としたことを特徴とする防水電池ケース。
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