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JP4136854B2 - 非接触式リーダライタ - Google Patents
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Description

本発明は、通信用アンテナコイルを用いて被アクセス体との間で情報の送受信を非接触で行なう非接触式リーダライタに関する。
近年、ICチップにアンテナコイルを接続した半導体装置を有する非接触通信式情報担体(被アクセス体)が各種開発されている。その情報担体の一つとして、プラスチックやビンなどの容器の底部に、アンテナコイルを接続したICチップを固着したものがある。
一方、非接触式リーダライタには、前記容器載置面の下方にアンテナコイルが設置されている。そして前記載置面上に前記容器の底部を載置し、容器側のアンテナコイルとリーダライタ側のアンテナコイルを対向させて、両アンテナコイルを介してリーダライタとICチップの間で、例えば容器に収容されている物質、ならびにその使用量、使用年月日、使用者などの情報管理を行なっている。
非接触式リーダライタに関しては、例えば下記特許文献1などを挙げることができる。
特開2003−30598号公報
ところで管理対象の容器の形状や大きさは様々であるため、リーダライタの載置面はどの容器にも対応できるように平面状になっており、しかもリーダライタ側のアンテナコイルはその載置面の下側に設置されて、載置面の上側からはアンテナコイルの中心位置を確認することはできない。
そのため管理対象の容器をリーダライタの載置面に載せたとき、容器側のアンテナコイルからずれて置かれ、情報の送受信ができなかったり、送受信が不確実になるなどの欠点を有している。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、容器などの被アクセス体側のアンテナコイルがリーダライタ側のアンテナコイル上方に、位置ずれがほとんどなく、正確に載置することのできる非接触式リーダライタを提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の第1の手段は、被アクセス体アンテナコイルを底部に設けた例えば容器などの被アクセス体を載置するほぼ平面状の載置面を有し、その載置面の下方にアンテナコイルを設けた非接触式リーダライタであって、前記被アクセス体アンテナコイルの中心部を前記アンテナコイルの中心部に合わすための例えば円形などの指標が前記載置面に設けられて、
前記アンテナコイルを保持するコイル保持部と、そのコイル保持部が前記載置面に対して出没可能なように前記載置面に形成された穴と、前記載置面に載置された被アクセス体の底部側に前記コイル保持部を弾接するコイルスプリングなどの弾性部材を備えていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記指標の形状と大きさが、前記被アクセス体の底面形状、大きさとほぼ合致して、その指標の中心と前記アンテナコイルの中心が合致していることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記指標が、前記被アクセス体の底面形状と合った複数の異なる大きさを有する指標からなり、これら各指標が前記アンテナコイルと同心上に設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第2の手段または第3の手段において、前記指標の大きさが、前記被アクセス体の底面より若干大きく設けられ、被アクセス体を前記載置面に載置したときに、前記指標が被アクセス体の底部の外周で視認できることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、リーダライタの載置面がほぼ平坦であっても、その面に設けられた指標に従って被アクセス体を載置面上に置くことにより、被アクセス体アンテナコイルの中心部をアンテナコイルの中心部にほぼ合わすことができ、そのために情報の送信、受信が確実に行われ、信頼性の向上が図れる。
次に本発明の実施形態を図とともに説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るリーダライタに被アクセス体である容器を載置する前の状態を示す斜視図、図2はその容器の底部にタグを貼着する前の状態を示す斜視図、図3はそのタグの底面図、図4は図3A−A線上の断面図、図5はそのタグに用いるアンテナコイルを一体に形成したICチップの拡大斜視図である。
図1に示すようにリーダライタ1の上面にはほぼ平面状の載置面2が設けられ、その載置面2のほぼ中央の下方にリーダライタアンテナコイル3が設けられている。リーダライタ1の内部には図示していないがリーダライタトランシーバ/レシーバやリーダライタコントローラなど情報処理に必要な電子部品が設置されており、また図示しないホストコンピュータと接続するための通信コード4が接続されている。
前記載置面2のほぼ中央部に1つの指標5が印刷などの手段で設けられ、この指標5の中心O1は前記リーダライタコイル3の中心O2と位置的に一致している。指標5の中心O1にリーダライタコイル3の中心O2を合わせることは、リーダライタコイル3をリーダライタ1に機械的に組み付ける際、容易にかつ精度よく行うことができる。
指標5の形状は被アクセス体である容器6の底部7の底面形状と同じ円形をしており、しかも指標5の大きさ(径)は底部7とほぼ同じ大きさ(径)となっている。
図2に示されているように、容器6の底部7には粘着テープや接着剤などの固着手段8を介して円形のタグ9が固着されている。タグ9の外径は、容器6の底部7の外径と同寸があるいは径小となっている。
タグ9は図3と図4に示すように、正方形をしたICチップ10を担持している。図5に示すようにICチップ10の回路形成側の表面にポリイミド樹脂などからなる絶縁層11を介して矩形スパイラル状の被アクセス体アンテナコイル12が一体に形成されている。アンテナコイル12の両端は、入出力端子13,13を介してICチップ10に接続されている。
前記タグ9は熱可塑性樹脂で成形され、図3と図4に示すように中央に円形の凹部14を有し、凹部14の開口部周辺に突起状のかしめ代15が一体に形成されている。凹部14の内径はICチップ10の対角線の長さとほぼ等しく設計され、ICチップ10を凹部14内に挿入することにより、ICチップ10の中心とタグ9の中心が一致するようになっている。
図4に示すようにICチップ10はアンテナコイル12側を下にして凹部14内に挿入し、タグ9の上側から超音波溶着ホーン(図示せず)を押し付け、かしめ代15を内側に加熱軟化してかしめ、図3に示すようにICチップ10の4つの角部10a〜10dを係止して、ICチップ10が凹部14に担持される。
このタグ9(被アクセス体アンテナコイル12)の中心を容器6の底部7の中心に合わせることは、タグ9を底部7に固着する際、容易にかつ精度よく行うことができる。
図1に示すようにリーダライタ1の載置面2に、容器6の底面と同形状でほぼ同じ大きさの指標5が設けられているから、底部7がこの指標5と合うように容器6を載置面2上に置けば、必然的に被アクセス体アンテナコイル12の中心位置がリーダライタアンテナコイル3の中心位置と合致する。そして両アンテナコイル3,12を介して、ホストコンピュータ(図示せず)とICチップ10との間で情報(例えば容器6に収容されている物質、ならびにその使用量、使用年月日、使用者などの管理情報)の送受信が良好に行われる。
前記第1実施形態は底部の形状と大きさが同じ容器専用のリーダライタの例を示したが、図6ないし図10は底面の大きさが異なる容器が適用できる第2実施形態を示す。図6はリーダライタの平面図、図7は容器を載せる前の状態を示すリーダライタの斜視図、図8は比較的小さい容器をリーダライタに載置した状態を示す斜視図、図9はそのときの拡大断面図、図10は比較的大きい容器をリーダライタに載置した状態を示す斜視図である。
図6に示すようにリーダライタ1の載置面2上にともに円形で大きさ(径)の異なる複数本の指標5a〜5eが、リーダライタアンテナコイル3(図示せず)の中心O2と同心上に設けられている。
図8は大きさが小さい容器6aを載置した場合、図10は大きさが大きい容器6bを載置した場合を示しており、その大きさに合った指標5あるいはその大きさに近い指標5を目標にして容器6を載置すれば、容器6が適正な位置に載置できる。
図9に示すように指標5の内径D1を容器6の底面の外径D2よりも若干大きくしておけば、容器6を載置した際にそれの底部7によって対応する指標5(図に示す例では指標5a)が隠れることなく、底部7の外周で視認できるから、底部7の外周を見ながら対応する指標5に対して容器6を適正に載置できる。このことは、他の実施形態においても適用可能である。
図11は本発明の第3実施形態を示す図で、この例の場合環状の凹部によって指標5k〜5oを形成している。またこの凹部内に着色剤を埋め込むこともできる。
図12と図13は本発明の第4実施形態を示す図で、この例の場合内側に行くに従って段々と深くなった段階状部によって環状の指標5p〜5sを形成している。図12は大きさの小さい容器6aを載置した場合を示しており、容器6aの底部7が最も低い指標5p内に嵌まり込み、タグ9がリーダライタアンテナコイル3と近接して、情報の送受信が確実に行なわれる。
図13は大きさの大きい容器6bを載置した場合を示しており、容器6bの底部7が途中の指標5r内に嵌まり、そのためタグ9と載置面2の間に隙間16が形成され、リーダライタアンテナコイル3に対してタグ9が離れることになる。
リーダライタの通信距離をタグ9と載置面2との距離が最大となる指標5s載置時以上に設計するものとする。または図14と図15に示すように、アンテナコイル12よりもさらに広い面積を有するブースタコイル17を併設したタグ9を用いることで、リーダライタとの通信距離を拡大することで対応することができる。
図16は本発明の第5実施形態を示す図で、この例の場合、リーダライタ1の
載置面2に、リーダライタアンテナコイル3の中心O2と同心となるように、徐々に大きくなった円形の指標5a〜5eと、四角形の指標5f〜5jが設けられている。このように2種類の指標5を設ければ、円筒形と角筒形の両方の容器に適用できる。なお、円形の指標5a〜5eと四角形の指標5f〜5jは色違いにしておくと識別が明確になる。
前記第2〜5実施形態では指標5を等間隔に設けたが、適用する容器6の大きさや形状が予め分かっている場合は、その大きさや形状に合わせて指標5を設けることもできる。この場合、各指標5は等間隔であるとは限らない。
図17ないし図19は本発明の第6実施形態の説明するための図で、図17は技術的に不都合な点を説明するための図、図18と図19は本実施形態の状態を説明するための図である。なおこれらの図においては、図面が煩雑になるため指標の図示を省略している。
容器6の中には、ビンなどのように底部7に窪み18を有するものがある。図17に示すようにこの窪み18の中央部にタグ9を固着すると、リーダライタアンテナコイル3と被アクセス体アンテナコイル12の通信距離19が長くなり、通信不良を生じる懸念がある。
このような不都合を解消するため本実施形態では、図18に示すようにリーダライタ1のリーダライタアンテナコイル3が配置される個所に貫通した穴20を形成し、その穴20内にリーダライタ1の内側からコイル保持部21が挿入・配置されている。このコイル保持部21は、リーダライタアンテナコイル3と、そのリーダライタアンテナコイル3の中空部に挿入されたコア22とを保持している。
コイル保持部21はコイルスプリングなどの弾性部材23により載置面2に対して出没可能に弾性保持され、コイル保持部21の抜け止めのためのストッパー24がコイル保持部21側またはリーダライタ1側に設けられている。
このようにリーダライタアンテナコイル3を保持部21が載置面2に対して出没可能に弾性保持されているため、図18に示すようにタグ9が容器底部7の窪み18内に固着されていても、コイル保持部21がその窪み18内に挿入され、リーダライタアンテナコイル3が被アクセス体アンテナコイル12に接近する。そのため図17で説明した不都合が解消され、良好な通信が行なわれる。なお、弾性部材23の押圧力は、空の容器6を持ち上げる力よりも若干小さい力に設定されている。
またコイル保持部21の上部を載置面2から突出するように設けておけば、図19に示すように容器6が適正な位置より少しずれた位置に載置されても、コイル保持部21の上部が容器6の窪み18の傾斜面に当接し、コイル保持部21の押圧力と前記傾斜面の案内との共働により容器6の位置修正が自動的になされ、リーダライタアンテナコイル3と被アクセス体アンテナコイル12の対向状態が良好になる。
さらに、タグ9が窪み18の中央部よりずれて傾斜面に固着され、被アクセス体アンテナコイル12の面が斜めになっても、コイル保持部21は弾性部材23によつてフレキシブルに弾性保持されているから、タグ9の傾斜状態に応じてコイル保持部21を密着させることができ、リーダライタアンテナコイル3と被アクセス体コイル12の対向関係が良好に保持できる。
本実施形態で示したリーダライタアンテナコイル3とコア22の併用は、他の実施形態においても適用可能である。
図20は、本発明の第7実施形態を示す斜視図である。本実施形態の場合、テストピース25を保持した外形が立方体のホルダー26が被アクセス体となり、ホルダー26の底部中央部にタグ9(図示せず)が固着されている。このタグ9内のICチップにはテストピース25の組成、テスト項目、テスト条件、テスト結果などの情報が記憶されるようになっている。
一方、リーダライタ1の載置面2上には、各種ホルダー26に大きさに対応した複数の四角形の指標5t,5uが設けられて、載置面2の中央下部にはリーダライタアンテナコイル3(図示せず)が設置されている。
前記実施形態では被アクセス体として容器ならびにテストピースホルダーの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種技術分野での他の部材にも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るリーダライタに容器を載置する前の状態を示す斜視図である。 その容器にタグを貼着する前の状態を示す斜視図である。 そのタグの底面図である。 図3A−A線上の断面図である。 そのタグに用いるICチップの拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るリーダライタの平面図である。 容器を載せる前の状態を示すリーダライタの斜視図である。 小さい容器をリーダライタに載置した状態を示す斜視図である。 小さい容器をリーダライタに載置した状態での拡大断面図である。 大きい容器をリーダライタに載置した状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るリーダライタの断面図である。 本発明の第4実施形態に係るリーダライタに小さい容器を載置した状態を示す断面図である。 そのリーダライタに大きい容器を載置した状態を示す断面図である。 ブースタコイルを併設したタグの平面図である。 そのタグの断面図である。 本発明の第5実施形態に係るリーダライタの平面図である。 底部に窪みを有する容器を使用する場合の不都合を説明するたるの図である。 本発明の第6実施形態を示すリーダライタの断面図である。 そのリーダライタの他の状態を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係るリーダライタの斜視図である。
符号の説明
1:リーダライタ、2:載置面、3:リーダライタアンテナコイル、4:通信コード、5:指標、6:容器、7:底部、8:固着手段、9:タグ、10:ICチップ、11:絶縁層、12:被アクセス体アンテナコイル、13:入出力端子、14:凹部、15:かしめ代、16:隙間、17:ブースタコイル、18:窪み、19:通信距離、20:穴、21:コイル保持部、22:コア、23:弾性部材、24:ストッパー、25:テストピース、26:ホルダー、O1:指標の中心、 O2:リーダライタコイルの中心、D1:指標の内径、D2:容器底部の外径。

Claims (4)

  1. 被アクセス体アンテナコイルを底部に設けた被アクセス体を載置するほぼ平面状の載置面を有し、その載置面の下方にアンテナコイルを設けた非接触式リーダライタであって、
    前記被アクセス体アンテナコイルの中心部を前記アンテナコイルの中心部に合わせるための指標が前記載置面に設けられて、
    前記アンテナコイルを保持するコイル保持部と、そのコイル保持部が前記載置面に対して出没可能なように前記載置面に形成された穴と、前記載置面に載置された被アクセス体の底部側に前記コイル保持部を弾接する弾性部材を備えていることを特徴とする非接触式リーダライタ。
  2. 請求項1記載の非接触式リーダライタにおいて、前記指標の形状と大きさが、前記被アクセス体の底面形状、大きさとほぼ合致して、その指標の中心と前記アンテナコイルの中心が合致していることを特徴とする非接触式リーダライタ。
  3. 請求項1記載の非接触式リーダライタにおいて、前記指標が、前記被アクセス体の底面形状と合った複数の異なる大きさを有する指標からなり、これら各指標が前記アンテナコイルと同心上に設けられていることを特徴とする非接触式リーダライタ。
  4. 請求項2または請求項3記載の非接触式リーダライタにおいて、前記指標の大きさが、前記被アクセス体の底面より若干大きく設けられ、被アクセス体を前記載置面に載置したときに、前記指標が被アクセス体の底部の外周で視認できることを特徴とする非接触式リーダライタ。
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