JP4137216B2 - ロック式スイッチ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、押圧されて保持された操作ノブを、再度押圧することにより原位置に後退させるようにしたロック式スイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
操作ノブを押圧すると、一方向循環路に弾接して移動するロックピンがハート型カムの係合凹部に係合されて保持され、該操作ノブを再度押圧することにより、ロックピンを係合凹部から一方向循環路に戻して操作ノブを原位置に復帰させるようにしたロック式スイッチ装置は、ロックスプリングにロックピンが形成されているものがある。そして、組み付けた時ロックスプリングが押圧されてロックピンが撓むことにより、一方向循環路の路面に弾接するようにして、上記ロック機能を成立させている。図4に示すように、取り付け部品aに取り付けた状態のロックスプリングbは、組み付ける相手部品cにより押圧されてロックピンdが撓むように、相手部品cとの組み付け面eよりも上方に浮き上がる不安定な状態で取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
相手部品cとの組み付け面eに対するロックスプリングbの突出度が大きいと、該ロックスプリングbを押さえ込みながら慎重に相手部品cへ組み付ける必要があり、組み付け作業の効率が悪くコスト高の要因となっている。本発明は上記に鑑みてなされたもので、ロックスプリングのコイル部の突出度を小さくして組み付け作業性を高めたロック式スイッチ装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のロック式スイッチ装置は、スイッチケースに組みつけられたスイッチボデーにロックスプリングを取り付け、上面にハート型カムと、該ハート型カムの周囲に前記ロックスプリングに形成したロックピンが弾接する一方向循環路とを設けたスライダと、該スライダと嵌め合い構造により一体状にした操作ノブとを、前記スイッチボデーに摺動自在に組み込むとともに、該操作ノブを押圧して前記ハート型カムとロックスプリングとを相対移動させ、前記一方向循環路を移動するロックピンを前記ハート型カムの係合凹部に係合して前記操作ノブを保持するとともに、該操作ノブを再度押圧することにより、前記ロックピンを係合凹部から一方向循環路に戻して、前記操作ノブを原位置に復帰させてスイッチをオン・オフするロック式スイッチ装置において、前記スライダの上面に、前記一方向循環路の側部に最深部の深さを該一方向循環路よりも深くし、縁部から最深部に向かって前記操作ノブの摺動方向と平行な傾斜面を設けた嵌入凹部と、該嵌入凹部の前記縁部の近傍に案内壁面とを形成し、該嵌入凹部の最深部に前記ロックピンを嵌入させて前記ロックスプリングを取り付けるとともに、取り付け後の前記操作ノブの押圧操作により、前記嵌入凹部の傾斜面を上り該嵌入凹部から脱出する前記ロックピンを、前記案内壁面により前記一方向循環路に案内するようにしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用及び効果】
上記ロック式スイッチ装置によれば、嵌め合い構造により一体状にしたスライダと操作ノブを摺動自在に組み込んだスイッチボデーの、スイッチケースへの組付け前には、スイッチボデーに取付けられたロックスプリングのロックピンが、スライダの上面に設けた一方向循環路の側部に形成した嵌入凹部の最深部に嵌入している。そして、嵌入凹部は、縁部から一方向循環路よりも深い最深部に向かって操作ノブの摺動方向と平行な傾斜面が設けられているから、スイッチボデーをスイッチケースに組み付けた後操作ノブを押圧すると、ハート型カムとロックスプリングとが相対移動し、ロックピンは該傾斜面を上り嵌入凹部から脱出する。そして、該嵌入凹部の縁部の近傍に形成された案内壁面に案内されて、一方向循環路に進入する。嵌入凹部の最深部は、一方向循環路よりも深く形成されているから、ロックスプリングの取り付け位置が下がって、相手部品との組み付け面に対するロックスプリングの突出度を小さくすることができる。従って、相手部品を組み付ける際に、ロックスプリングを押さえ込む必要がなく、組み付け作業の効率を高めることができる。さらに、嵌入凹部の最深部に嵌入されて取り付けられたロックピンは、スイッチボデーをスイッチケースに組み付けた後の操作ノブの押圧操作により、嵌入凹部の傾斜面を上り該嵌入凹部から脱出するとともに案内壁面に案内されて、自動的に一方向循環路に進入するから、ロックピンを人為的に一方向循環路に戻す必要が無く、ロック式スイッチ装置の組み付け作業の効率をより高めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のロック式スイッチ装置(以下単にスイッチ装置という)1の実施形態を添付図面を参照して説明する。図1はスイッチ装置1の要部の切断平面図、図2は図1に於けるA−A線断面図、図3はハート型カム6の平面図である。スイッチボデー2には、操作ノブ3が摺動自在に組み込まれている。該操作ノブ3には、スライダ4が嵌め合い構造により連結され一体状に摺動するようになっている。スライダ4の上面5には、ハート型カム6が形成されている。また、スイッチボデー2には、ロックスプリング8の取り付け軸部7が形成されている。
【0007】
ロックスプリング8のコイル部9の各コイル端は接線方向へ延長され、下方のコイル端から長く延長されたロックピン部10と上方のコイル端から短く延長された掛止ピン部11が形成されている。ロックピン部10には、先端を下方へ略直角に屈曲したロックピン10aが形成されている。また、掛止ピン部11の先端を略直角に下方へ屈曲して屈曲部11aが形成されている。
【0008】
上記ハート型カム6の外周には、所定箇所にロックピン10aが逆回りしないように阻止段差を設けた、一方向循環路12が形成されている。一方向循環路12は、時計回り方向にハート型カム6の係合凹部6aへ向かう往路13と、該係合凹部6aから時計回り方向で戻る帰路14とから構成されている。また、スライダ4の上面5には、往路13の側部にロックピン10aの嵌入凹部15が形成されている。該嵌入凹部15の最深部15bは、図2に示すように上記一方向循環路12より深く形成されるとともに、縁部15aから略中央の最深部15bに向かう傾斜面16が、図2及び図3に示すように、操作ノブ3の摺動方向と平行に形成されている。さらに、スライダ4の上面5には、該傾斜面16を上って嵌入凹部15から脱出したロックピン10aを往路13へ案内する案内壁面17が、図2及び図3に示すように、縁部15aの近傍に形成されている。
【0009】
上記ロックピスプリング8は図2に示すように、スイッチボデー2の取り付け軸部7にコイル部9を嵌めて取り付けられている。コイル部9の上方から延長する掛止ピン部11は、下方へ屈曲した屈曲部11aの先端をスイッチボデー2の掛止壁部2aに当接している。そして、コイル部9の捩り弾力により拡開するロックピン部10の先端のロックピン10aが、上記一方向循環路12より深く形成された嵌入凹部15の最深部15bに嵌入している。ロックピン10aが嵌入凹部15の最深部15bに嵌入していることにより、ロックスプリング8のコイル部9が取り付け軸部7の下端まで嵌まり安定した状態で取り付けられるとともに、取り付け位置が下がって低くなる。このため、スイッチボデー2の上面からは、コイル部9の上端の掛止ピン部11が突出するのみである。
【0010】
嵌め合い構造により一体状にした操作ノブ3及びスライダ4を装着するとともに、上記したようにロックスプリング8を取り付けたスイッチボデー2は、スイッチケース18に装入して組付けられる。スイッチケース18の装入口19には、装入方向へ後退する案内斜面20が形成されている。スイッチケース18にスイッチボデー2を装入するに従い、該スイッチボデー2の上面に突出している掛止ピン部11の屈曲部11aが、案内斜面20に当接して押し下げられ、ロックスプリング8のコイル部9がスイッチボデー2内に押し込まれる。嵌入凹部15の最深部15bに嵌入したロックピン10aは、スイッチボデー2をスイッチケース18に組み付けた後、操作ノブ3を押し込むことにより、傾斜面16を上って嵌入凹部15から脱出し、案内壁面17に案内されて一方向循環路12の往路13に進入する。
【0011】
上記したように、先端を略直角に屈曲したロックピン10aを、嵌入凹部15に嵌入させることにより、スイッチケース18との組み付け面に対するロックスプリング8のコイル部9の突出度を小さくすることができ、さらにスイッチケース18の装入口19に案内斜面20が形成されているから、ロックスプリング8を押さえ込む必要がなくそのまま装入して組み付けることができ、組み付け作業の効率を高めることができる。さらに、嵌入凹部15の最深部15bに嵌入されて取り付けられたロックピン10aは、取り付け後の操作ノブ3の押圧操作により、嵌入凹部15の傾斜面16を上り、該嵌入凹部15から脱出するとともに案内壁面17に案内されて、自動的に一方向循環路12に進入するから、ロックピン10aを人為的に一方向循環路12に戻す必要が無く、ロック式スイッチ装置の組み付け作業の効率をより高めることができる。
【0012】
上記スイッチ装置1の作動は以下の通りである。操作ノブ3を原位置から押圧すると、ロックピン10aが一方向循環路12の往路13を進む。押圧位置で押圧が解除されると、スライダ4に掛けたリターンバネ21の付勢力により操作ノブ3が原位置に復帰しようとするが、ロックピン10aが係合凹部6aに係合するため、操作ノブ3が押圧された状態で保持される。このときスイッチ装置1に設けたスイッチ(図示しない)がオンされる。この状態から再度操作ノブ3を押圧すると、係合凹部6aから外れたロックピン10aが、一方向循環路12の帰路14に進入するため、操作ノブ3が原位置に復帰して、上記スイッチがオフする。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイッチ装置1の要部の切断平面図である。
【図2】図1に於けるA−A線断面図である。
【図3】ハート型カム6の平面図である。
【図4】従来例を示した断面図である。
【符号の説明】
1...スイッチ装置
2...スイッチボデー
3...操作ノブ
4...スライダ
6...ハート型カム
6a...係合凹部
8...ロックスプリング
10...ロックピン部
10a...ロックピン
12...一方向循環路
13...往路
14...帰路
15...嵌入凹部
15a...縁部
15b...最深部
16...傾斜面
17... 案内壁面
18...スイッチケース
Claims (1)
- スイッチケースに組みつけられたスイッチボデーにロックスプリングを取り付け、上面にハート型カムと、該ハート型カムの周囲に前記ロックスプリングに形成したロックピンが弾接する一方向循環路とを設けたスライダと、該スライダと嵌め合い構造により一体状にした操作ノブとを、前記スイッチボデーに摺動自在に組み込むとともに、該操作ノブを押圧して前記ハート型カムとロックスプリングとを相対移動させ、前記一方向循環路を移動するロックピンを前記ハート型カムの係合凹部に係合して前記操作ノブを保持するとともに、該操作ノブを再度押圧することにより、前記ロックピンを係合凹部から一方向循環路に戻して、前記操作ノブを原位置に復帰させてスイッチをオン・オフするロック式スイッチ装置において、
前記スライダの上面に、前記一方向循環路の側部に最深部の深さを該一方向循環路よりも深くし、縁部から最深部に向かって前記操作ノブの摺動方向と平行な傾斜面を設けた嵌入凹部と、該嵌入凹部の前記縁部の近傍に案内壁面とを形成し、該嵌入凹部の最深部に前記ロックピンを嵌入させて前記ロックスプリングを取り付けるとともに、取り付け後の前記操作ノブの押圧操作により、前記嵌入凹部の傾斜面を上り該嵌入凹部から脱出する前記ロックピンを、前記案内壁面により前記一方向循環路に案内するようにしたことを特徴とするロック式スイッチ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07834498A JP4137216B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | ロック式スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07834498A JP4137216B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | ロック式スイッチ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11260191A JPH11260191A (ja) | 1999-09-24 |
| JP4137216B2 true JP4137216B2 (ja) | 2008-08-20 |
Family
ID=13659381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07834498A Expired - Fee Related JP4137216B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | ロック式スイッチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4137216B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP07834498A patent/JP4137216B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11260191A (ja) | 1999-09-24 |
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