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JP4138589B2 - コンバイン - Google Patents
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JP4138589B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エア−式穀粒搬送装置を搭載したコンバインに関するもので、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来からコンバインは、刈取脱穀作業を長時間、連続して行うために、車体上にグレンタンクを搭載して脱穀穀粒を貯留する構成としている。そして、グレンタンクは、脱穀後の穀粒を貯留しながら作業を続けるが、タンク内に穀粒が満杯に達すると、警報装置によって知らされ、穀粒排出オ−ガを利用して機外に搬出する構成としている。
【0003】
そして、従来の排出オ−ガは、稲麦の場合、搬送螺旋を利用した構成がほとんどであるが、大豆等の比較的損傷を受け易い穀粒の場合には、搬送螺旋に代えてブロワ−が起風した圧風を利用して空気搬送する装置によって、貯溜穀粒を待機中のトラックのタンク、又は穀粒袋等に供給(袋詰め)する構成が利用されている。
【0004】
そして、具体的な公知技術の空気搬送装置としては、コンバインのグレンタンクに装備したブロワ−の起風を利用して穀粒を搬送する装置が公開されている。そして、公開特許公報に記載されている従来技術は、一つの比較的直径の大きい穀粒排出パイプを利用してグレンタンクに貯留されている穀粒をタンク外に排出する構成が示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−45030号公報(第3、乃至6頁、第1、4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の公知技術に係る空気搬送装置は、ブロワ−の起風した圧風を利用して穀粒を搬送する搬送パイプとして、一本の比較的直径の大きい穀粒排出パイプが利用されている。そこで、空気搬送装置は、コンバインのグレンタンクに利用する場合、グレンタンクの外形上の特性から穀粒の搬送方向を数か所で変更する必要があり、タンクの側面視において、90度程度折り曲げる部分が必要である。
【0007】
そして、空気搬送装置は、一度に多量の穀粒を搬送して作業時間を短縮し、効率を高めるためには、必然的にブロワ−の風量を増して排出パイプの直径を拡大することになるが、出願人の実験値によれば、排出パイプの曲がり部の半径がパイプ径に対して5倍未満の比率で円弧形状に形成すると圧力損失が起こり安い結果が確認されている。
【0008】
したがって、空気搬送装置は、複数の比較的小径の搬送パイプを集合して穀粒搬送チュ−ブを形成し、1本のパイプ径を小径にすることにより、直径比率が曲がり部半径の5倍以上になるように設計して圧力損失を起こり難くし、穀粒搬送の効率を高めて搬送作業時間を短縮できる結論を得ている。また、コンバインのグレンタンク内の穀粒の充填効率を高めて、穀粒の貯留から排出の作業効率を高めることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。
求項1の発明は、グレンタンク1は、貯留した穀粒をタンク1外に繰り出すためのロ−タリ−バルブ2を下部に軸装して設け、該ロ−タリ−バルブ2は、ブロワ−3に連通しているフィ−ダ4に穀粒を繰り出し可能に接続して設け、該フィ−ダ4は、先端部に穀粒排出口5を開口している穀粒搬送チュ−ブ6に穀粒を供給して搬送する構成としたエア−式穀粒搬送装置7を搭載したコンバインにおいて、前記穀粒搬送チュ−ブは、独立して穀粒の搬送ができる複数の搬送パイプ8、8)を構成し、前記ロ−タリ−バルブ(2)は穀粒搬送チューブ(6)を構成する複数の搬送パイプ(8、8)毎にそれぞれ対応して設け、前記フィ−ダ(4)は、上手側にはブロワ−(3)に連通した単一の搬送風吹出口(9)を開口し、下手側には各搬送パイプ(8、8)の搬送始端部(10)を開口して構成し、フィ−ダ(4)は、上手側に開口した単一の搬送風吹出口(9)から吹き込まれた搬送風を、少なくとも二つ以上に分岐して下手側の各搬送パイプ(8、8)の搬送始端部(10)に供給する誘導隔壁(11)を搬送風の流れに沿わせて配置して構成し、該誘導隔壁(11)の両側にある樋状の受面の上方にそれぞれ搬送風を利用した搬送方向に沿わせてロ−タリ−バルブ(2)を軸装する構成とし、前記ブロワ−(3)は外周をケーシングで覆った状態にしてグレンタンク(1)の傾斜流穀粒板(19)の外側下方の空間部に装着してグレンタンク(1)と一体的に構成し、ロ−タリ−バルブ(2)は羽根を中心部分から放射状に設けた羽根車から構成し、羽根車を搬送風の流れの方向に沿う前後向きの回転軸に軸架して構成し、さらに、グレンタンク ( ) の内部上方位置に前後の側壁に架け渡して軸装する充填用の拡散螺旋(31)を設け、該拡散螺旋(31)はグレンタンク(1)の上部に開口した昇降式揚穀装置(18)の出口(30)近傍に設け、拡散螺旋(31)の搬送始端部分を前記出口(30)の前側に位置させて昇降式揚穀装置(18)によって揚穀されて供給された穀粒を出口(30)から遠い側に搬送して拡散する構成とし、グレンタンク(1)が後部の回動支点(P)を中心にして外方に回動すると、前記拡散螺旋(31)はグレンタンク(1)の前部から着脱可能に構成したことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0010】
前記請求項1は、穀粒搬送に伴う搬送風の圧力損失を起こり難くして穀粒搬送の効率を高め、搬送時間の短縮を図らんとするものである。また、小径にした複数の搬送パイプに対応させてそれぞれロ−タリ−バルブを装備することによって繰り出し効率も高め、全体の穀粒搬出時間を短くして効率良くグレンタンクから穀粒を機外に排出するものである。
【0011】
また、装置全体をコンパクトに構成して小型コンバインでも搭載できる装置を作り出さんとするものである。また、フィ−ダの内部において、搬送風を各搬送パイプに適確に分けて効果的に効率のよい穀粒搬送を行なわんとするものである。
【0012】
また、拡散螺旋によってグレンタンク内への穀粒の充填率を高めようとするものである。また、グレンタンクを外方にオープンさせて拡散螺旋の着脱を容易にしようとするものである。
【0013】
【発明の効果】
本件出願に係る請求項1の発明は、穀粒搬送に伴う搬送風の圧力損失を起こり難くして穀粒搬送の効率を高め、搬送時間の短縮を図る特徴がある。また、小径にした搬送パイプを複数本集合させて穀粒搬送チュ−ブを構成して、各搬送パイプ毎にロ−タリ−バルブを一器ずつ装備することによって繰出効率も高め、全体の穀粒搬出時間を短くして効率良くグレンタンクから穀粒を機外に排出する特徴がある。また、装置全体をコンパクトに構成して小型コンバインでも搭載できる装置を作り出すことができる特徴がある。また、フィ−ダの内部において、搬送風を各搬送パイプに適確に分けて効果的に効率のよい穀粒搬送を行なうことができる特徴がある。また、フィーダの誘導隔壁の両側にある桶状の受面の上方にそれぞれ搬送風を利用した搬送方向に沿わせてロ−タリ−バルブを軸装しているので、搬送パイプに効率的に穀粒の供給ができるようになる。
【0014】
また、拡散螺旋を設けることによりグレンタンク内の充填率が高くなり、効率の良い作業が可能となる。また、グレンタンクを後部の回動支点でオープンすることにより、前部から拡散螺旋を着脱できるので、拡散螺旋の保守点検作業が容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
まず、コンバイン13は、図1、及び図2に示すように、左右一対のクロ−ラ14、14を有する車体15上に、全稈投入式の脱穀装置16を搭載し、その前側に刈取前処理装置17を上下昇降自由に連結して設け、連続して刈取脱穀作業ができる構成としている。尚、図面に示す実施例は、大豆を収穫するコンバインを例としている。
【0016】
つぎに、グレンタンク1は、従来から知られているように、上記車体15上において、前記脱穀装置16の側方に併設して搭載し、その脱穀装置16の昇降式揚穀装置(一番揚穀装置)18を介して接続し、揚穀された脱穀・選別後の穀粒を貯溜できる構成としている。そして、上記昇降式揚穀装置18は、具体的な図面は省略したが、大豆に損傷を与えないために、従来から公知技術のバケットを昇降する構成を採用している。
【0017】
そして、グレンタンク1は、実施例の図面から解るように、前後、及び左右の各側板によって囲われた平面視で方形状に形成し、下部には四辺から中央に向けて傾斜流穀板19を設け、貯留した穀粒を中央に集めながら下側に流下する構成としている。
【0018】
そして、ロ−タリ−バルブ2は、バルブ片となる羽根を中心部分から放射状に設けた、いわゆる、羽根車から構成して前後向きの回転軸に軸架しており、上側のタンク1から供給される穀粒を回転に伴って定量づつ下側のフィ−ダ4に繰り出しができる構成としている。そして、実施例のロ−タリ−バルブ2は、具体的な拡大伝動図は省略しているが、図1に示すように、電動モ−タ20に伝動可能に接続し回転速度の変更によって繰り出し量を増減調節できる構成としている。
【0019】
つぎに、ブロワ−3は、図3に示すように、回転軸21に基部を軸着して放射状に外側に延長した回転腕22の先端部分に椀状の起風羽根23を形成した起風翼車であって、前記起風羽根23の回転軌跡の外側(機外)に吸気口24を開口し、前記フィ−ダ4内の上手側に搬送風吹出口9を連通して開口した構成としている。このように構成したブロワ−3は、図1、及び図2に示すように、外周をケ−シングで覆った状態にして、上記グレンタンク1の傾斜流穀板19の外側下方の空間部に装置し、エンジンから排出クラッチを経由した伝動装置によって回転動力がブロワ−プ−リ25に入力される構成としている。そして、ブロワ−3は、詳細には図示しないが、上記排出クラッチの入り、切り操作によって伝動できる構成としている。
【0020】
つぎに、フィ−ダ4は、図3、及び図4に示すように、前記ロ−タリ−バルブ2の下側に配置して繰り出される穀粒を受けるように底面を樋状に形成し、上手側には上記したブロワ−3の搬送風吹出口9を開口しており、反対側の下手側には後述する搬送パイプ8、8を接続して、その搬送始端部10を開口して構成している。そして、フィ−ダ4は、図3に示すように、上記搬送風吹出口9から吹き込まれた搬送風を、少なくとも二つに分岐して下手側の搬送パイプ8、8の搬送始端部10に供給するための誘導隔壁11を搬送風の流れに沿わせて配置した構成としている。この場合、誘導隔壁11は、図3の平面視から解るように、上手側に開口している単一の搬送風吹出口9に対して、細くした先端部を向けて吹き出されてくる風を左右に分岐できる形状とし、順次、中間部分から後部にかけて太く(平面視で横広い形状)形成して風を外側面に沿わせて誘導できるように構成している。このように、誘導隔壁11は、搬送風を下手側に誘導し易い形状に形成して左右両側に位置する搬送パイプ8、8の搬送始端部10に、上側からロ−タリ−バルブ2によって供給されてくる定量ずつの穀粒を前記搬送風によって強制的に圧送できる構成としている。
【0021】
そして、フィ−ダ4は、図1、及び図3に示すように、下手側に2つの搬送パイプ8、8を接続した構成に対して、それぞれの搬送パイプ8、8の搬送始端部10に穀粒を送込める位置の上方に、2器のロ−タリ−バルブ2を対応させて配置した構成としている。このように、ロ−タリ−バルブ2は、図1、及び図2に示す実施例の場合、前述の誘導隔壁11の両側にある樋状の受面の上方にそれぞれ搬送風を利用した搬送方向に沿わせて軸装し、両方の搬送パイプ8、8に効率的に穀粒の供給ができる構成としている。
【0022】
そして、ロ−タリ−バルブ2は、図5、及び図6に示す他の実施例の場合、搬送パイプ8、8の配管方向(上述の搬送風を利用した搬送方向に沿わせた方向)に対して直交する方向に軸装して構成している。このように、ロ−タリ−バルブ2は、図面に示すように、2つの搬送パイプ8、8の搬送方向に対して直交させて2器を軸装して構成すると、穀粒を効率的に繰出して作業能率を上げることができるのは勿論であるが、更に、回転軸の方向に引き出すことが簡単にできるから、メンテナンスを容易にすることができる特徴がある。
【0023】
そして、穀粒搬送チュ−ブ6は、図1、及び図2に示すように、独立して穀粒の搬送ができる2本の搬送パイプ8、8を内装して設け、搬送始端側を前記フィ−ダ4に接続し、終端側(先端部)に穀粒排出口5を開口してグレンタンク1の後部から上方を経由して前方側に延長して設けた構成としている。そして、穀粒搬送チュ−ブ6は、図面に示すように、グレンタンク1の後方とコンバイン13の上方とにおいて、縦補強フレ−ム26と横補強フレ−ム27とを被覆した状態に装着して保護し、従来の排出オ−ガと同様に旋回と上下移動が可能で排出場所への移動ができる構成としている。
【0024】
この場合、穀粒搬送チュ−ブ6は、上述のとおり、2本の搬送パイプ8、8を内装して、上記縦補強フレ−ム26の下部位置と横補強フレ−ム27の始端部位置において円弧形状に彎曲して搬送方向を変更する構成としている。しかしながら、穀粒搬送チュ−ブ6は、小径の搬送パイプ8、8を2本集めて形成しているから、各パイプ8、8の直径比率が曲がり部半径の5倍以上になるように設計して搬送風の圧力損失を極力起こり難くし、穀粒搬送の効率を高める構成となっている。
【0025】
つぎに、グレンタンク1の上部に開口した昇降式揚穀装置18の出口30の近傍に軸装した充填用の拡散螺旋31について説明する。
まず、拡散螺旋31は、図7に示すように、グレンタンク1の内部上方位置に前後の側壁に架け渡して軸装しており、搬送始端部分を上記出口30の前側に位置させ、前記昇降式揚穀装置18によって揚穀されて供給された穀粒をその出口30から遠い側に搬送してタンク内で穀粒を搬送して拡散する構成としている。このように構成することによって、グレンタンク1は、内部の穀粒充填率を高めることができる特徴がある。
【0026】
そして、グレンタンク1は、図7に示すように、前記出口30の近くに拡散螺旋31の始動センサ32を設け、前記出口30から遠い側(穀粒が充填される末端部位)に拡散螺旋31の停止センサ33を配置して構成している。そして、実施例の場合、両センサ32、33は、それぞれ穀粒を検出すると検出信号を図8に示すコントロ−ラ34に入力して制御モ−タ35を始動、停止して拡散螺旋31の駆動を制御する構成としている。
【0027】
このように、実施例に係る拡散螺旋31は、出口30の近くに始動センサ32を、出口30から遠い側で穀粒の充填が遅くなる末端部分の位置に停止センサ33を配置して設けることにより、それぞれのセンサ32、33が穀粒を検出してその情報に基づいて制御モ−タ35を始動、停止できるから、過負荷の状態になることのない特徴がある。
【0028】
そして、コントロ−ラ34は、図8に示すように、実施例では入力側にスイッチ36を接続して設け、オペレ−タが入り、切り操作することもできる構成にしている。このように、拡散螺旋31は、オペレ−タ−の意志によっても操作を可能にすることによって、穀粒の損傷や汚粒の発生に気付いたときにすぐ拡散を中止して商品価値を損なわない対策が取れる利点がある。
【0029】
なお、上記拡散螺旋31は、図7に示す構成において、グレンタンク1の後部上下に回動支点Pを設けてグレンタンクオ−プンを可能に構成しており、オ−プンした位置で前部(制御モ−タ35側)から抜き差し(着脱操作)ができる構成として螺旋のメンテナンスが容易にできる構成となっている。
【0030】
別実施例1
つぎに、図9、及び図10に基づいて別実施例1を説明する。
別実施例1は、汎用コンバインのエレベ−タにおいて、搬送チエンの巻付き防止装置に関するものである。従来から、汎用コンバインは、そばの収穫作業をするとき、そばの稈がスプロケットによって搬送チエンとの間に持込まれ、搬送チエンがメカロックを起こす課題があった。
【0031】
まず、エレベ−タ40は、図面に示すように、搬送始端部において、左右に架渡して設けている補強パイプ41に、取付板42を固定して設け、その取付板42の両側に側壁板43、43を上方に立上り状態に設けている。そして、側壁板43、43は、図面から解るように、その上面を搬送チエン44の移動通路に沿わせて内側に延長して設け、後部をスプロケット45の内側面に接近させて設けた構成としている。このように、側壁板43、43は、矢印の方向(図10参照)に回転するスプロケット45がそばの稈を取込む側にあって、しかも、そのスプロケット45の内側に接近した位置(図9参照)に設け、上述のように、搬送チエン44の内側に沿わせて設けた構成としている。
【0032】
以上のように、別実施例1は、左右両側の側壁板43、43によって、回転を続けているスプロケット45の近くに寄って来るそばの稈の侵入を未然に防止して、そのスプロケット45がそばの稈を取込むことを防止できる。したがって、左右両側の搬送チエン44は、両方のチエン間に架渡して取り付けているスラット46によって、穀稈(そば等)を係止しながら後方に搬送することができるものとなっている。
【0033】
別実施例2
つぎに、図11、及び図12に基づいて別実施例2を説明する。
まず、掻込みオ−ガ50は、汎用コンバインの刈取前処理装置にあって、刈取幅と略同等の長さでテ−ブル51上に横軸52に軸架され、刈り取られて供給された穀稈を外周の搬送螺旋53でエレベ−タ54側に搬送する構成としている。そして、掻込みオ−ガ50は、搬送する穀稈が、ドラムの外周に巻き付くのを防止するために軸52方向に沿わせて弾性体を素材とした巻付き防止板55を設けて構成している。この場合、巻付き防止板55は、ドラムの外周に巻き付けている搬送螺旋53と搬送螺旋53との間に縦方向(上述した軸52の方向)に設けた構成としている。
【0034】
そして、上記巻付き防止板55は、図11、及び図12に示すように、エレベ−タ54の主要部を構成している左右両側の搬送チエン56に取り付けたスラット56の回転軌跡aの内側に入り込んだ位置(軌跡)を逆方向に回転する構成としている。すなわち、上記巻付き防止板55は、図12において、矢印(イ)の方向に回転するのに対して、上記スラット56は、矢印(ロ)の方向に回転するから先端同士が最も接近した位置で衝突する関係位置に構成している。
【0035】
したがって、掻込みオ−ガ50の巻付き防止板55は、上述のようにエレベ−タ54のスラット56と回転方向が同一方向であるから途中で先端部分同士が衝突(図12参照)して衝撃を受け、巻き付こうとする穀稈を排除することができる特徴がある。
【0036】
別実施例2は、以上のように構成されているから、ゴム等の弾性素材からなる巻付き防止板55が、鉄製のスラット56に衝突して衝撃を受け、巻付き防止の効果が最大に発揮できる特徴がある。
別実施例3
つぎに、図13、乃至図15に基づいて別実施例3を説明する。
【0037】
別実施例3は、リ−ルの上下操作に関連してリ−ル速度を制御する構成に関するものである。すなわち、汎用コンバインに装備している掻込みリ−ルは、刈取作業中に倒伏して低い位置にある穀稈に対してリ−ルスラットが届く位置まで下降させて掻込みを行なうが、そのときには、掻込み速度を増速して倒伏穀稈を起こす必要がある。
【0038】
又、掻込みリ−ルは、掻込み作業を中止(刈取作業の中断)して上方の非作業位置に上昇するとき、所定以上高くなると回転速度を減速させて空回転する方が、騒音や振動を少なくできて有効である。
別実施例3は、上記2つの目的を達成するための構成に関し、刈取前処理装置60の上部に軸架している掻込みリ−ル61を油圧式の昇降シリンダ62によって昇降自由に設け、キャビン63の操縦座席から昇降スイッチによって操作できる構成としている。そして、掻込みリ−ル61は、図14に示すように、エンジン64から一連の伝動装置65を介して伝動可能に構成するが、途中にプ−リ変速装置66を設けて変速制御モ−タ67によって変速操作可能に構成している。そして、上記変速制御モ−タ67は、図15に示すように、前記昇降スイッチの操作によって昇降シリンダ62を縮小して掻込みリ−ル61を下降側に操作すると、関連して増速側スイッチ68が接続して通電し正転してプ−リ変速装置66を増速側に操作し、逆に上昇側に操作すると減速スイッチ69が通電して逆転して減速する構成としている。
【0039】
このように、掻込みリ−ル61は、倒伏した低い位置の穀稈に作用するために低い位置まで下降操作したとき、高速度で回転するから倒伏穀稈を強制的に引起しながら掻込みができる特徴がある。
そして、掻込みリ−ル61は、図15に示すように、上げ側にスイッチ操作すると、減速スイッチ69が連動して操作され、昇降シリンダ62も作動油が供給されて伸長して上昇し、制御モ−タ67が逆転してプ−リ変速装置66を減速側に操作して変速されることになる。
【0040】
以上述べたように、別実施例3は、掻込みリ−ル61を下げれば増速側に変速され、上げれば減速側に操作されるように上下昇降作動と回転速度とが連動して作動する構成としているから、倒伏穀稈の掻込み作用を効果的に行なうことができるとともに、掻込みリ−ル61を上昇したときのリ−ルの騒音や振動を少なくすることができる特徴がある。
【0041】
別実施例4
つぎに、図16、及び図17に基づいて別実施例4を説明する。
別実施例4は、ピックアップ式脱穀機72に関し、図16に示すように、刈取前処理装置74を取外して簡略型のピックアップ装置70を取り付ける発明である。従来から、汎用コンバインは、刈取装置で刈り倒してそのまま圃場で天日乾燥した穀稈を、図17に示すように、ピックアップユニット73によって拾い上げて脱穀する作業を行なうことがある。
【0042】
この種、従来の汎用コンバインは、図17で解るように、ピックアップユニット73を刈取前処理装置74の前部上側に着脱自由に取付ける構成であった。したがって、需要家は、ピックアップ作業を行なう農家では汎用コンバインと、併せて、付随するピックアップユニット73を同時に購入する必要があった。又、従来のピックアップユニット73は、着脱作業が繁雑で手間がかかる課題があった。
【0043】
それに対して、別実施例4は、図16に示すように、刈取前処理装置74を車体75から取外してその代わりに簡易型のピックアップ装置70を連結する構成としている。この場合、簡易型のピックアップ装置70は、櫛形の掬い上げ形状に形成して、エレベ−タ71の搬送始端部に着脱自由に連結できる構成にしている。
【0044】
以上のように、別実施例4は、図17に示すように、従来型のピックアップユニット73を購入する必要がなく、図16に示すように、簡易型のピックアップ装置70を安価に購入して、しかも、簡単に取り付けてピックアップ作業ができる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例であって、コンバインの平面図である。
【図2】 本発明の実施例であって、コンバインの側面図である。
【図3】 本発明の実施例であって、要部の平面図である。
【図4】 本発明の実施例であって、要部の側面図である。
【図5】 本発明の実施例であって、コンバインの平面図である。
【図6】 本発明の実施例であって、コンバインの側面図である。
【図7】 本発明の実施例であって、コンバインの側面図である。
【図8】 本発明の実施例であって、制御機構のブロック図である。
【図9】 本発明の別実施例1であって、断面した平面図である。
【図10】 本発明の別実施例1であって、断面して内部を示す側面図である。
【図11】 本発明の別実施例2であって、切断平面図である。
【図12】 本発明の別実施例2であって、作用側面図である。
【図13】 本発明の別実施例3であって、汎用コンバインの側面図である。
【図14】 本発明の別実施例3であって、伝動機構図である。
【図15】 本発明の別実施例3であって、電気回路図である。
【図16】 本発明の別実施例4であって、ピックアップ式脱穀機の側面図である。
【図17】 別実施例4の説明用に示す従来型のピックアップ式脱穀機の側面図である。
【符号の説明】
1 グレンタンク 2 ロ−タリ−バルブ
3 ブロワ− 4 フィ−ダ
5 穀粒排出口 6 穀粒搬送チュ−ブ
7 エア−式穀粒搬送装置 8、8 搬送パイプ
9 搬送風吹出口 10 搬送始端部
11 誘導隔壁 18 昇降式揚穀装置
19 傾斜流穀粒板 30 出口
31 拡散螺旋 回動支点

Claims (1)

  1. グレンタンクは、貯留した穀粒をタンク外に繰り出すためのロ−タリ−バルブを下部に軸装して設け、該ロ−タリ−バルブは、ブロワ−に連通しているフィ−ダに穀粒を繰り出し可能に接続して設け、該フィ−ダは、先端部に穀粒排出口を開口している穀粒搬送チュ−ブに穀粒を供給して搬送する構成としたエア−式穀粒搬送装置)を搭載したコンバインにおいて、前記穀粒搬送チュ−ブは、独立して穀粒の搬送ができる複数の搬送パイプ8、8)を構成し、前記ロ−タリ−バルブ(2)は穀粒搬送チューブ(6)を構成する複数の搬送パイプ(8、8)毎にそれぞれ対応して設け、前記フィ−ダ(4)は、上手側にはブロワ−(3)に連通した単一の搬送風吹出口(9)を開口し、下手側には各搬送パイプ(8、8)の搬送始端部(10)を開口して構成し、フィ−ダ(4)は、上手側に開口した単一の搬送風吹出口(9)から吹き込まれた搬送風を、少なくとも二つ以上に分岐して下手側の各搬送パイプ(8、8)の搬送始端部(10)に供給する誘導隔壁(11)を搬送風の流れに沿わせて配置して構成し、該誘導隔壁(11)の両側にある樋状の受面の上方にそれぞれ搬送風を利用した搬送方向に沿わせてロ−タリ−バルブ(2)を軸装する構成とし、前記ブロワ−(3)は外周をケーシングで覆った状態にしてグレンタンク(1)の傾斜流穀粒板(19)の外側下方の空間部に装着してグレンタンク(1)と一体的に構成し、ロ−タリ−バルブ(2)は羽根を中心部分から放射状に設けた羽根車から構成し、羽根車を搬送風の流れの方向に沿う前後向きの回転軸に軸架して構成し、さらに、グレンタンク ( ) の内部上方位置に前後の側壁に架け渡して軸装する充填用の拡散螺旋(31)を設け、該拡散螺旋(31)はグレンタンク(1)の上部に開口した昇降式揚穀装置(18)の出口(30)近傍に設け、拡散螺旋(31)の搬送始端部分を前記出口(30)の前側に位置させて昇降式揚穀装置(18)によって揚穀されて供給された穀粒を出口(30)から遠い側に搬送して拡散する構成とし、グレンタンク(1)が後部の回動支点(P)を中心にして外方に回動すると、前記拡散螺旋(31)はグレンタンク(1)の前部から着脱可能に構成したことを特徴とするコンバイン
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