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JP4138743B2 - 液晶プロジェクタ - Google Patents
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Description

本発明は、液晶パネルを用いて画像を投写表示する液晶プロジェクタに関し、詳しくは偏光発生部に遮蔽板を備える液晶プロジェクタに関する。
液晶プロジェクタは、液晶ライトバルブで光を変調して、スクリーン上に画像を投写する。光源からの照射光を有効に活用するため、通常、例えばJP1996−304739A公報に開示されているように、照射光をs偏光またはp偏光に揃えて液晶ライトバルブに入射する偏光発生部が設けられている。例えば、s偏光を発生する偏光発生部は、照射光をs偏光とp偏光とに分離する複数の偏光分離層と、分離された偏光のうち一方を反射する複数の反射層と、分離されたp偏光をs偏光に変換する位相差層とから構成される。また、偏光分離層と反射層とは交互にかつ平行に配列しており、いずれか一方の層に対応するように位相差層が設けられるのが通常である。更に、反射層に直接光が入射してしまうと、所望の偏光が得られないため、これを防ぐべく、一般的に、例えばWO97/50012号公報に開示されているように、偏光発生部には、偏光分離層以外の部分への光の入射を遮る遮光板が設けられている。遮光板は、偏光発生部の入射側に設けられるものであり、反射層に対応する部分が遮光部、偏光分離層に対応する部分が開口部となった板状の部材である。
なお、このような構成の偏光発生部は、光源からの光束を複数の部分光束に分割した後、液晶ライトバルブ上で重畳するいわゆるインテグレータ光学系と組み合わせて用いられるものであり、この場合、光源からの光は、複数の部分光束に分割され、複数の部分光束は偏光分離層に向かって収束する。つまり、遮光板の開口部に集光した状態で偏光分離部に入射する。従って、遮光板で遮られるのは約5%程度の光である。
遮光部材は、光を遮る際に発熱する。従来、この熱により、偏光発生部、ひいてはそこに設けられた位相差層が高温になることがあった。一般に、位相差層は、有機物で構成されているため、高温に晒されることにより、寿命が低下することがあった。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、偏光発生部における発熱による弊害を緩和することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、第1の構成として、液晶ライトバルブによって偏光を変調して画像を投写するプロジェクタにおいて、
光束を射出する光源と、
該光束を複数の部分光束に分割するレンズアレイと、
前記部分光束を入射し、前記液晶ライトバルブに射出する偏光を発生する偏光発生部とを備え、
該偏光発生部は、
入射した前記複数の部分光束のそれぞれをs偏光とp偏光とに分離する複数の偏光分離層と、
前記偏光分離層によって分離されたs偏光とp偏光のうち、一方を反射する複数の反射層と、
該分離されたs偏光とp偏光の偏光方向を揃える位相差層とを有し、
前記偏光分離層と前記反射層とは交互に配置されており、
前記部分光束が前記偏光分離層以外に入射するのを抑制する複数の遮光部が前記反射層に対応して設けられた第1の遮光部材を、前記偏光発生部の入射側と前記レンズアレイとの間に備え、
前記部分光束が前記偏光分離層以外に入射するのを抑制する複数の遮光部が前記反射層に対応して設けられた第2の遮光部材を、前記第1の遮光部材と前記レンズアレイとの間に備えることを要旨とする。
本発明のプロジェクタでは、偏光発生部以外にも遮光部材が設けられている。こうすることにより、偏光発生部に設けられた遮光部材での発熱を抑制することができ、位相差層の寿命低下など熱による弊害を緩和することができる。
一般に遮光部材は、偏光発生部に近い程、偏光分離層以外への部分光束の入射を精度良く遮光することが可能である。本発明では、偏光発生部も含めて2カ所以上に遮光部材を設けることにより、遮光の精度確保と、熱による弊害緩和を両立することができる。
本発明においては、 前記第2の遮光部材の前記遮光部の幅は、前記第1の遮光部材の前記遮光部の幅より小さくすることが好ましい。
こうすることにより、無用な遮光を抑制することができる。複数枚の遮光部材が設けられている場合には、必ずしも全てがかかる関係にある必要はない。
本発明のプロジェクタは、
更に、前記偏光発生部の入射側に第2のレンズアレイが設けられ、
前記第1の遮光部材は、前記第2のレンズアレイの光射出側に設けられ、
前記第2の遮光部材は、前記第2のレンズアレイの光入射側に設けられる構成としてもよい。
インテグレータ光学系では、偏光発生部に近づくにつれて、部分光速が集光されていく、従って、偏光発生部の入射側に第2のレンズアレイを配置する構成では、第2のレンズアレイを挟むように遮光部材を配置することにより、本来利用できる光を遮る可能性を抑制することができ、また、利用できない光を確実に遮光しやすくなるという、光の利用効率と遮光効率の向上を図ることができる利点がある。
本発明は、第2の構成として、
液晶ライトバルブによって偏光を変調して画像を投写するプロジェクタであって、
光束を射出する光源と、
該光束を複数の部分光束に分割するレンズアレイと、
前記部分光束を入射し、前記液晶ライトバルブに射出する偏光を発生する偏光発生部とを備え、
該偏光発生部は、
入射した前記複数の部分光束のそれぞれをs偏光とp偏光とに分離する複数の偏光分離層と、
前記偏光分離層によって分離されたs偏光とp偏光のうち、一方を反射する複数の反射層と、
該分離されたs偏光とp偏光の偏光方向を揃える位相差層とを有し、
前記偏光分離層と前記反射層とは交互に配置されており、
前記部分光束が前記偏光分離層以外に入射するのを抑制する複数の遮光部が前記反射層に対応して設けられた複数の遮光部材を、前記偏光発生部の入射側と前記レンズアレイとの間に備えるプロジェクタとしてもよい。
遮光部材は、第1レンズアレイと偏光発生部の間の任意の位置に、任意の枚数、設けることができる。かかる構成によっても、第1の構成と同様の効果を得ることができる。
第2の構成においては、複数の遮光部材の各々の遮光部の幅は、偏光発生部から離れるに従って小さくしてもよい。
また、偏光発生部の入射側に第2のレンズアレイが設けられ、
複数の遮光部材のうち、少なくとも一つは、第2のレンズアレイの光射出側に設けられ、
残りの複数の遮光部材のうち、少なくとも一つは、前記第2のレンズアレイの光入射側に設けてもよい。
図1は、実施例としてのプロジェクタの概略構成を示す説明図である。
図2は、照明光学系100の拡大図である。
図3は、遮光部材の配置を示す説明図である。
図4は、遮光部材143を例示する説明図である。
図5は、遮光部材153を例示する説明図である。
図6は、変形例としての遮光部材の配置を示す説明図である。
A.全体構成:
図1は実施例としてのプロジェクタの概略構成を示す説明図である。プロジェクタ1000は、照明光学系100、色光分離光学系200、リレー光学系220、3つの液晶ライトバルブ300R,300G,300B、クロスダイクロイックプリズム520、および投写レンズ540を備えている。
照明光学系100は光源120から光を射出する。色光分離光学系200は、ダイクロイックミラー202、204によって、この光を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に分離する。ダイクロイックミラー202は、赤色光Rを透過させ、青色光Bと緑色光Gとを反射することで、赤色光Rを分離する。ダイクロイックミラー202は、青色光Bを透過させ緑色光Gを反射することで、青色光Bと緑色光Gとを分離する。
赤色光Rは、反射ミラー208で反射し、フィールドレンズ232を通って、液晶ライトバルブ300Rに入射する。フィールドレンズ232は、この入射光を中心軸に対してほぼ平行な光束に変換する。緑色光Gは、ダイクロイックミラー204で反射し、フィールドレンズ234を通って、液晶ライトバルブ300Gに入射する。青色光は、リレー光学系220によって液晶ライトバルブ300Bに入射する。リレー光学系220は、3つのレンズ、即ち、入射側レンズ222、リレーレンズ226、およびフィールドレンズ230と、2つの反射ミラー224、228で構成されている。
各色光は、液晶ライトバルブ300R,300G,300Bで画像情報に応じて変調される。変調された各色光は、クロスダイクロイックプリズム520で合成され、投写レンズ540を介してスクリーンSC上に投写される。
B.照明光学系:
図2は照明光学系100の拡大図である。本実施例では、インテグレータ光学系、即ち光源からの光束を複数の部分光束に分割した後、液晶ライトバルブで重畳する光学系を用いた。
照明光学系100において、光源装置120は略平行な光線束を射出する。光源ランプ122から射出された光は、リフレクタ124によって反射される。本実施例では、リフレクタ124は、回転楕円面形状の凹面としたが、回転放物面形状の凹面としてもよい。反射光は、平行化レンズ126によって光源光軸120axにほぼ平行な光に変換される。
第1のレンズアレイ140は、x方向とy方向にマトリクス状に配列された複数の平凸レンズ142を有している。各凸レンズ142をz方向から見たときの矩形の輪郭形状は、液晶ライトバルブLAの画像形成領域と相似形である。第1のレンズアレイ140は、光源装置120から射出された光線束を複数の部分光線束に分割する。なお、本実施例では平凸レンズ142を用いているが、両凸レンズであっても良い。また、本実施例では平凸レンズ142の曲面が光源120側になっているが、偏光発生光学系160側にしてもよい。
第2のレンズアレイ150は、第1のレンズアレイ140と同様、x方向とy方向にマトリクス状に配列された複数の平凸レンズ152を有している。第2のレンズアレイ150は、部分光線束のそれぞれの中心軸がシステム光軸100axにほぼ平行となるように揃える機能を有する。なお、本実施例では、第2のレンズアレイ150として、第1のレンズアレイ140と同じ大きさ、同じ形状のレンズアレイを用いているが、異なる大きさや異なる形状のレンズアレイを用いても良い。また、第1のレンズアレイ140と異なり、各凸レンズ152をz方向から見たときの輪郭の形状は、液晶ライトバルブLAの画像形成領域と相似形である必要は無い。また、本実施例では平凸レンズ152を用いているが、両凸レンズであってもよい。また、平凸レンズ152の曲面の向きは、光源120側でなく、偏光発生光学系160側としてもよい。
偏光発生光学系160は、遮光部材62、偏光ビームスプリッタアレイ64、および選択位相差板66を備えている。
偏光ビームスプリッタアレイ64は、略平行四辺形の断面を有する柱状の透光性板材が複数貼り合わされている。各透光性板材の界面には、偏光分離膜64aと反射膜64bとが交互に形成されている。偏光分離膜64aは、p偏光を透過し、s偏光を反射することにより、入射した部分光線束をs偏光とp偏光とに分離する。偏光分離膜64aは、例えば、誘電体多層膜で形成することができる。反射膜64bは、全光束を反射する膜であり、誘電体多層膜や金属膜で形成することができる。なお、反射膜64bとして、全光束(s偏光、p偏光の両方)を反射する膜の代わりに、s偏光のみを反射する膜を採用してもよい。このような膜は、誘電体多層膜によって形成することが可能である。
遮光部材62には、遮光面62bと開口面62aとがストライプ状に配列されている。遮光面62bは反射膜64bへの光の入射を遮るよう配置され、開口面62aは、偏光分離膜64aに光を入射させるよう配置されている。遮光部材62としては、平板状の透明体(例えばガラス板)に遮光性の膜(例えばクロム膜や、アルミニウム膜、誘電体多層膜など)を部分的に形成したものを用いることができる。アルミニウム板のような遮光性の平板に開口部を設けたものを用いてもよい。また、遮光部材62aは、偏光ビームスプリッタアレイ64の光入射側面のうち、反射膜64bに対応する部分にのみ、遮光性の蒸着膜(例えばクロム膜や、アルミニウム膜、誘電体多層膜)による遮光面を形成したものであってもよい。なお、図2では図示を省略しているが、本実施例では、遮光部材62以外にも、遮光部材を設けている。これら遮光部材の配置に関しては、後に詳細に説明する。
選択位相差板66は、開口層66aとλ/2位相差層66bとがストライプ状に配列されている。開口層66aは、偏光光をそのまま透過する。λ/2位相差層66bは、有機物で構成された偏光変換素子であり、入射光の偏光方向を直交する方向に変換して射出する。この機能により、例えば、p偏光はs偏光に変換される。λ/2位相差層66bは、偏光分離膜64aを透過した光が入射するよう配置されている。なお、選択位相差板66は、開口層66aを省略し、λ/2位相差層66bのみを配置した構成としても良い。また、λ/2位相差層66bと開口層66aの位置を逆にして、反射膜64bに対応する部分にλ/2位相差層66bを設けるようにしても良い。要するに、選択位相差板66は、偏光ビームスプリッタアレイ64から射出される光の偏光方向がそろうような構成となっていれば良く、本実施例の構成には限定されない。
レンズアレイ140、150から射出された部分光線束は、遮光部材62の開口面62aを通り、偏光分離膜64aに入射する。入射光のうち、p偏光は偏光分離膜64aを透過してλ/2位相差層66bに入射し、s偏光に変換される。入射光のうち、s偏光は偏光分離膜64aで反射され、開口層66aからそのまま射出される。この結果、偏光発生光学系160からの射出光は、s偏光にほぼ統一される。偏光発生光学系160は、λ/2位相差層66bと開口層66aとの配置を入れ替えることにより、p偏光に統一する機構として構成してもよい。
偏光発生光学系160から射出された部分光線束は、重畳レンズ170によって照明領域LA上で重畳される。このとき、照明領域LAを照射する光の強度分布は、ほぼ均一となる。
C.遮光部材の配置:
図3は遮光部材の配置を示す説明図である。レンズアレイ140、150および偏光発生光学系160の拡大図を示した。図2では図示を省略したが、本実施例では、先に説明した遮光部材62と第1レンズアレイ140との間に、遮光部材143、153が配置されている。
遮光部材143は、第1のレンズアレイ140の光射出側に設けられている。遮光部材143は、図4に示されたように、開口面143aと遮光面143bとがストライプ状に配置された構成となっている。遮光面143bは、レンズ152のy軸方向の境目に設けられている。遮光部材143は、平板状の透明体(例えばガラス板)に遮光性の膜(例えばクロム膜や、アルミニウム膜、誘電体多層膜など)を部分的に形成したものを用いることができる。アルミニウム板のような遮光性の平板に開口部を設けたものを用いても良い。また、本実施例のレンズアレイ140では、曲面を光源120側に向けた平凸レンズ152を用いているため、遮光部材143として、第1のレンズアレイ140の光射出側面に遮光性の蒸着膜(例えばクロム膜や、アルミニウム膜、誘電体多層膜)による遮光面を形成したものを採用することも可能である。
遮光部材153は、第2のレンズアレイ150の光射出側に設けられている。遮光部材153は、図5に示されたように、レンズアレイ150を構成するレンズ152の平坦な面上に、y軸方向の境目に沿ってストライプ状に、遮光性の蒸着膜(例えばクロム膜や、アルミニウム膜、誘電体多層膜)による遮光面153bを形成した構成となっている。遮光部材153は、このような構成に限られず、平板状の透明体(例えばガラス板)に遮光性の膜(例えばクロム膜や、アルミニウム膜、誘電体多層膜など)を部分的に形成したものであっても良いし、アルミニウム板のような遮光性の平板に開口部を設けたものを用いても良い。
光源20から射出された光束は、系が完全に理想的な状態であれば、図中一点鎖線LP3で示したように、レンズアレイ140に平行に入射して複数の部分光束に分割された後、偏光発生光学系160に向かうに従って収束していき、偏光分離膜64a上でスポット状となる。しかし、実際には、光源ランプ122が点光源ではない(光源ランプ122の発光部が有限の大きさを有している)ことや、光学要素の設計誤差、光学要素間の軸のずれ等、様々な要因により、図中破線LP2で示したように、遮光部材62の開口面62aの内側に集光しきれない場合がある。遮光部材143、153を設けない場合には、領域Aで遮光部材62のみによって遮光を行っているため、遮光部材62の発熱量が大きくなってしまう。本実施例では、遮光部材143、153を設けることで、図中実線LP1で示したように発熱部位が拡散するため、遮光部材62での発熱を抑制することができる。従って、有機物を用いて構成された選択位相差板66の発熱を抑制することができ、その寿命低下を抑制することができる。
ここで、部分光束が、理想的には一点鎖線LP3で示したように偏光発生光学系160に向かうに従って収束していくことを考慮すると、遮光部材62から遠くに設けられている遮光部材ほど、遮光面の幅(x方向のサイズ)を小さくすることが好ましい。つまり、遮光部材143の遮光面143bの幅を、遮光部材153の遮光面153bの幅よりも小さく設定することが好ましい。同様に、遮光部材62の存在をも考慮すると、偏光発生部160から離れるに従って、遮光部材の遮光面の幅(x軸方向のサイズ)を小さくすることが好ましい。つまり、(遮光面62bの幅)>(遮光面153bの幅)>(遮光面143bの幅)、というような関係に設定することが好ましい。遮光面62b、153b、143bの幅をこのような関係に設定することにより、液晶ライトバルブ300R、300G、300Bで利用可能な光を不当に遮ってしまう可能性を低くすることが可能となるからである。
例えば、選択位相差板66の高温化を回避するために偏光ビームスプリッタアレイ64に冷却機構を設ける場合、本実施例では、遮光部材62での発熱が抑制されるため、冷却機構の小型化、低騒音化を図ることができる。
反射膜64bへの光の入射を遮る遮光性能という観点からは、偏光ビームスプリッタアレイ64自身に遮光部材62を設けることが好ましい。本実施例では、遮光部材62を備えつつ、更に、遮光部材143、153を併用することにより、遮光性能の確保と、遮光部材62の発熱抑制とを両立することができる。
D.変形例:
遮光部材の数や位置は、発熱に対する許容度や、部分光束の集光の度合いなどを考慮して適宜設定すればよい。また、遮光部材の遮光面の幅は、発熱に対する許容度や、部分光束の集光の度合いに加え、遮光部材を設ける位置などを考慮して適宜設定すればよい。
即ち、先に説明した実施例では、3つの遮光部材62、143、153を用いていたが、遮光部材の数は3つには限られない。例えば、遮光部材143、153の一方を省略してもよい。また、本実施例では、偏光発生光学系160に遮光部材62を設けているが、これを省略してもよい。遮光性能は低下する可能性があるものの、偏光発生光学系における発熱を、より抑制することが可能となる。また、遮光部材62、143、153に加え、レンズアレイ150と偏光発生光学系160との間(例えば図3の領域Bの位置)や、レンズアレイ140とレンズアレイ150との間(例えば図3の領域Cの位置)に、遮光部材を設けても良い。
更に、遮光部材を設ける位置も、上記実施例で説明したものには限られない。例えば、上記実施例では、遮光部材143が第1のレンズアレイ140の光射出側に設けられていたが、これをレンズアレイ140とレンズアレイ150の間で、もう少し第2のレンズアレイに近い位置(例えば、図3の領域Cの位置)にずらしても良い。同様に、上記実施例では、遮光部材153が第2のレンズアレイ150の光射出側に設けられていたが、これを、レンズアレイ150と偏光発生光学系160との間で、もう少し偏光発生光学系160に近い位置(例えば図3の領域Bの位置)にずらしても良い。
つまり、遮光部材は、第1のレンズアレイ140と、偏光発生部としての機能を伴った偏光ビームスプリッタアレイ164の入射側との間に、最低2つ設けられておればよい。
実用性を考慮した場合、第2のレンズアレイ150を挟むように、2つの遮光部材を配置することが好ましい。つまり、図6に示したように、第2のレンズアレイ150の光射出側に一方の遮光部材62もしくは153を設け、第2のレンズアレイ150の光入射側に他方の遮光部材143を設けるということである。先に説明した通り、部分光束は、偏光ビームスプリッタアレイ64に近づくに従って、収束していく。よって、遮光部材をこのように配置すれば、本来利用できるはずであった光を遮ってしまう可能性が減り、また、逆に、利用できない光を確実に遮光しやすくもなる。従って、発熱部位の拡散という効果を発揮しつつ、光の利用効率と、遮光効率の向上を図ることが可能となるからである。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、本発明は反射型の液晶装置を用いた投写型表示装置にも同様に適用することができる。液晶プロジェクタには、投写面を観察する側から画像を投写するフロント型と、投写面の観察する側とは反対の方向から画像を投写するリア型のものが存在するが、本発明はいずれにも適用することが可能である。液晶ライトバルブの数は、3つに限定されず、単板、2枚、または4枚以上備えられていても良い。また、カラープロジェクタに限らず、モノクロのプロジェクタにも適用可能である。
本発明は、液晶パネルを用いて画像を投写表示する液晶プロジェクタにおいて、偏光発生部の発熱を抑制するのに利用することができる。

Claims (2)

  1. 液晶ライトバルブによって偏光を変調して画像を投写するプロジェクタであって、
    光束を射出する光源と、
    該光束を複数の部分光束に分割するレンズアレイと、
    前記部分光束を入射し、前記液晶ライトバルブに射出する偏光を発生する偏光発生部とを備え、
    該偏光発生部は、
    入射した前記複数の部分光束のそれぞれをs偏光とp偏光とに分離する複数の偏光分離層と、
    前記偏光分離層によって分離されたs偏光とp偏光のうち、一方を反射する複数の反射層と、
    該分離されたs偏光とp偏光の偏光方向を揃える位相差層とを有し、
    前記偏光分離層と前記反射層とは交互に配置されており、
    前記プロジェクタは、
    前記部分光束が前記偏光分離層以外に入射するのを抑制する複数の遮光部が前記反射層に対応して設けられ、前記偏光発生部の入射側において前記偏光発生部自身に取り付けられた第1の遮光部材と、
    前記部分光束が前記第1の遮光部材の遮光部に入射するのを抑制するための複数の遮光部が前記反射層および前記第1の遮光部材の遮光部に対応して設けられ、前記第1の遮光部材と前記レンズアレイとの間に配置された第2の遮光部材と、
    を備え、
    前記第2の遮光部材の前記遮光部の幅は、発熱部位が拡散するように、前記第1の遮光部材の前記遮光部の幅より小さくされている、プロジェクタ。
  2. 請求項1記載のプロジェクタであって、さらに、
    第1の遮光部材と前記第2の遮光部材の間に設けられた第2のレンズアレイを備えるプロジェクタ。
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