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JP4138964B2 - 水栓取付け機構 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は水栓取付け機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
例えば混合湯水の吐水管を備えた湯水混合栓本体を台所の流し台のシンク背面側に位置する水栓取付板部(以下、単に面板という)上に取付けるにあたり、従来では、図8に示すように、作業者がシンク下部に潜り込み、座パッキン61を装着した混合栓取付足62にパッキン63、座金64およびロックナット65をこの順に嵌込みながらロックナット65を、混合栓取付足62の外周面に形成したねじ部66に締付けるというふうに下からの作業を行っていたから、作業時間と手間がかかり作業性が悪く、締付けが不十分であると混合栓本体67が緩みだすといった問題がある上に、締付け時においては混合栓本体67の共まわりを防止するために混合栓本体67を押さえる別の作業者が必要であった。
【0003】
この発明は、作業者が一人で、かつ、簡易に混合栓本体を面板上に取付けることができる水栓取付け機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、外周面にねじ部が形成された水栓取付足を下部に備えた水栓本体を有する水栓を、台所の流し台等の水栓取付板部に取付ける水栓取付け機構において、水栓取付板部に開設した貫通孔に水栓取付足を水栓取付板部上方から挿通した後水栓取付足を貫通孔において固定した状態で水栓本体を水栓取付板部上に水栓取付板部の上方から取付けるための取付部材を有し、この取付部材が、前記貫通孔に挿通可能な大きさで、水栓取付足の前記外周面に螺着される弾性材料よりなるリング状のクリップと、このクリップより先に水栓取付足に挿入され、次いでクリップが水栓取付足に挿入された仮止め状態から、前記貫通孔を介して水栓取付板部下方に位置されたクリップを回動させることで締付状態に移行させる、水栓取付足よりやや大径の中央穴を有する回動部材を備えたアダプターとよりなり、更に、クリップは、上端外周面から外方斜め上方向に延びる上開き状の複数の羽根を有する一方、アダプターは、前記回動部材における前記貫通孔に挿通可能な位置に複数の脚を有し、しかも、クリップには、水栓取付足に対して、アダプターおよびクリップを仮止めしたときに前記脚の下端部が嵌込まれ、この仮止め状態で前記羽根を前記外方斜め上方向から水栓取付足の軸方向の側へ変位させながら前記脚およびクリップを前記貫通孔に挿通させ、その後、水栓取付板部下方に位置したクリップの前記羽根が前記外方斜め上方向に復帰し、アダプターの締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行したときに、前記羽根を水栓取付板部の下面に上開き状態で当接させる脚嵌込部が形成され、クリップおよびアダプターが水栓取付板部の下面側および上面側からそれぞれ水栓取付板部を押圧する形で水栓本体を水栓取付板部上に取付けてあることを特徴とする。
【0005】
また、この発明は別の観点から、外周面にねじ部が形成された水栓取付足を下部に備えた水栓本体を有する水栓を、台所の流し台等の水栓取付板部に取付ける水栓取付け機構において、水栓取付板部に開設した貫通孔に水栓取付足を水栓取付板部上方から挿通した後水栓取付足を貫通孔において固定した状態で水栓本体を水栓取付板部上に水栓取付板部の上方から取付けるための取付部材を有し、この取付部材が、前記貫通孔に挿通可能な大きさで、水栓取付足の前記外周面に螺着される弾性材料よりなるリング状のクリップと、このクリップより先に水栓取付足に挿入され、次いでクリップが水栓取付足に挿入された仮止め状態から、前記貫通孔を介して水栓取付板部下方に位置されたクリップを回動させることで締付状態に移行させる、水栓取付足よりやや大径の中央穴を有する回動部材を備えたアダプターとよりなり、更に、クリップは、上端外周面から外方斜め上方向に延びる上開き状の複数の羽根を有する一方、アダプターは、前記回動部材の下面で前記貫通孔に挿通可能な位置に、下方に延びる筒体を有し、しかも、この筒体の周面には、水栓取付足に対して、アダプターおよびクリップを仮止めしたときに前記各羽根が嵌込まれ、この仮止め状態で前記羽根を前記外方斜め上方向から水栓取付足の軸方向の側へ変位させながら前記筒体およびクリップを前記貫通孔に挿通させ、その後、水栓取付板部下方に位置したクリップの前記羽根が前記外方斜め上方向に復帰し、アダプターの締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行したときに、前記羽根を水栓取付板部の下面に上開き状態で当接させる羽根嵌込孔が前記羽根の数だけ形成され、クリップおよびアダプターが水栓取付板部の下面側および上面側からそれぞれ水栓取付板部を押圧する形で水栓本体を水栓取付板部上に取付けてあることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態について説明する。なお、この発明はそれによって限定されるものではない。
【0007】
図1〜図3は、アダプターの本体を被覆部材で被覆するようにしたこの発明の第1の実施形態を示す。
図1〜図3において、1は、混合湯水の吐水管2を備えた湯水混合栓本体で、湯水の混合比と止水を含む吐水量の調節を行うレバー3が設けられている。4は筒状の水栓取付足で、前記混合栓本体1の下部に一体に設けられている。そして、この水栓取付足4を、例えば台所の流し台の水栓取付板部(以下、単に面板という)5に開設した貫通孔6に挿通した後、前記混合栓本体1が固定される。水栓取付足4の外周面にはねじ部4aが形成されている。7,7は湯用および水用の供給管で、それぞれ混合栓本体1の底面部分に接続されている。なお、前記面板5は、例えば木製で、少なくとも上面は薄いステンレス板で覆ってある。
【0008】
8は、弾性材料よりなるクリップで、水栓取付足4の前記ねじ部4aに螺着するねじ部8aを内周面に有するリング状のナット部材10と、このナット部材10の上端外周面mから外方斜め上方向に延びる上開き状の複数の羽根9とからなる。前記ナット部材10は、上端外周面mに径方向に延びる環状外フランジ11を有し、この外フランジ11を含む形の外径P(図3(A)参照)が貫通孔6の内径よりわずかに小さく設定されてナット部材10が貫通孔6に挿通可能に構成されている。この場合、外フランジ11には、クリップ8および後述するアダプター12を水栓取付足4に仮止めしたときにアダプター12の脚13を上方から挿入することで脚13の下端部13aが嵌込まれる脚嵌込部としての切欠14が、所定間隔を有して複数形成されている。そして、この切欠14によって、外フランジ11は、複数の正面視T形状のフランジ部分15で構成され、各フランジ部分15の上端面に前記羽根9が位置する。
【0009】
一方、アダプター12は、外周面nが六角形状の肉厚の回動部材20と、クリップ8の前記切欠14に嵌込む複数の前記脚13とで構成される。更に、アダプター12は、前記貫通孔6より小さくかつ水栓取付足4よりやや大径の中央穴16を有する。このアダプター12は、クリップ8より先に水栓取付足4に挿入され、次いでクリップ8が水栓取付足4に挿入された仮止め状態から、貫通孔6を介して面板5下方に位置する前記クリップ8を回動させることで締付状態に移行させるよう機能する。そして、前記回動部材20は、前記貫通孔6に挿入不可能な大きさを有する。更に、この実施形態では、回動部材20の外周面nに環状溝21が形成されている。
【0010】
そして、この実施形態では、水栓本体1を面板5上に取付けた場合、回動部材20が見えるのを回避するために、回動部材20を被覆する被覆部材22を設けている。この被覆部材22にはねじ穴22aが形成されており、図1に二点鎖線で示すように、実線で示した被覆部材22を面板5の上面5aに載置したときに、ビス23をねじ穴22aに螺着することでビス先端部23aが回動部材20の環状溝21に位置する。
【0011】
24および25は、それぞれシールパッキンである。
【0012】
而して、図3(A)に示すように、水栓取付足4に、被覆部材22、シールパッキン24、アダプター12、シールパッキン25およびクリップ8をこの順で挿入する。
【0013】
続いて、図3(B)に示すように、水栓取付足4に対して、被覆部材22、シールパッキン24、アダプター12、シールパッキン25およびクリップ8を仮止めする。この場合、作業者は、クリップ8のナット部材10を水栓取付足4の先端位置のねじ部4aに螺着するとともに、クリップ8より上方に位置するアダプター12を回動操作してアダプター12の脚13の下端部13aがクリップ8の切欠14に嵌込む。これにより、仮止めした状態となる。
【0014】
続いて、図3(C)に示すように、前記仮止め状態で、面板5上方から供給管7,7、仮止め状態のアダプター12の脚13、クリップ8および水栓取付足4を貫通孔6に挿通し、更に、クリップ8を面板5の下面5b側に位置させる。この挿通時には、クリップ8の羽根9が前記外方斜め上方向から水栓取付足4の軸方向の側へ変位することで、クリップ8は容易に貫通孔6を挿通する。つまり、クリップ8は弾性材料よりなっているので、貫通孔6に挿通する前は複数の羽根9が上開き状態にあっても、挿通時には、羽根9にAで示す方向の力が羽根9に働くことにより、羽根9は変形し貫通孔6の壁を摺動する形で貫通孔6を通過する。そして、通過後は羽根9は挿通前と同様の上開き状態に戻る。この場合、羽根9は面板5の下面5bにその先端部9aが当接する。
【0015】
そして、図3(D)に示すように、アダプター12の回動部材20の締付具Kによる締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行する。この場合、回動部材20を締付方向Fに回動させると、アダプター12の脚13を介してクリップ8も同方向Fに回動しながら水栓取付足4の下端部から上昇する。つまり、切欠14に嵌込んだ脚13を介して回動部材20とクリップ8は共回りする。この上昇により、羽根9は外方に更に開いて面板5の下面5bとの当接面積が増大し、抜け止め状態となる。その結果、クリップ8およびアダプター12が面板5の下面5b側および上面5a側からそれぞれ面板5を押圧する形で混合栓本体1を面板5上に強固に取付けできる。
【0016】
このように、混合栓本体1の面板5上への取付けを、クリップ8およびアダプター12等の部材を仮止めした状態で面板5上方から行える。また、被覆部材22、シールパッキン24、アダプター12、シールパッキン25およびクリップ8を水栓取付足4に挿通するだけで簡単に仮止めできるとともに、クリップ8を面板5の下面5b側に位置させた状態で面板5上方から回動部材20を締付けるだけの簡単な作業で混合栓本体1を面板5上に強固に取付けることができる。
【0017】
図4は、アダプターの本体を被覆することなく混合栓本体1を面板5上に取付けできるようにしたこの発明の第2の実施形態を示す。なお、図4において、図1〜図3に示した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0018】
この第2の実施形態と上記第1の実施形態との相違点は以下の通りである。すなわち、第1の実施形態が回動部材20を被覆する被覆部材22を設けたために、回動部材20の外周面nに環状溝21を形成し、被覆部材22にねじ穴22aを形成し、更に、回動部材20に環状溝21を形成したのに対し、第2の実施形態では、回動部材20に上記第1の実施形態のような環状溝21を形成していない。
【0019】
図5は、上記第1,2の実施形態で用いた脚嵌込部としての切欠14の代わりに、ナット部材10の上端外周面mに径方向に延びる環状外フランジ11に所定間隔を有して複数の小径丸穴40を設け、この丸穴40にアダプター12の細長の脚41を上方から挿入することで脚41の下端部41aが嵌込まれるように構成したこの発明の第3の実施形態を示す。なお、図5において、図1〜図4に示した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0020】
この実施形態では、前記脚41の外周にねじ部を設けているが、前記脚41の外周にねじ部を設けなくてもよい。
【0021】
図6、図7は、アダプター12に、上記第1〜3の実施形態で用いた脚41の代わりに筒体30を設け、この筒体30の周面Pに、リング状のクリップ8の上端外周面Qから外方斜め上方向に延びる上開き状の複数の羽根9が嵌込まれる羽根嵌込孔31を形成し、それによって、アダプター12の回動部材20を締付方向Fとは反対の解除方向Rに回動させる水栓本体1および水栓取付足4の交換時に、クリップ8を面板5下方のシンク下部内に落下させることなくアダプター12とともに面板5上方に容易に取り出せるように構成したこの発明の第4の実施形態を示す。なお、この実施形態では図1で示す第1の実施形態の被覆部材22を用いていない。また、図6、図7において、図1〜図5に示した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0022】
この場合、前記筒体30は、アダプター12の回動部材20の下面Hで貫通孔6に挿通可能な位置に、下方に延びる状態で設けられている。そして、この筒体30の周面Pには、各羽根9が嵌込まれる羽根嵌込孔31が形成されている。一方、クリップ8の外周面Mは上記第1〜3の実施形態で示したような外フランジ11に相当するものを持っていない。すなわち、この第4の実施形態のクリップ8は極めてシンプルな構造を有し、外フランジ11のような複雑な構造を持たないから容易に成形でき、歩留りもよい。
【0023】
而して、水栓取付足4に、シールパッキン24、アダプター12、シールパッキン25およびクリップ8をこの順で挿入した後、図7(A)に示すように、水栓取付足4に対して、シールパッキン24、アダプター12、シールパッキン25およびクリップ8を仮止めする。この場合、クリップ8の各羽根9がアダプター12に設けた筒体30の羽根嵌込孔31に嵌込まれている。
【0024】
続いて、図7(B)に示すように、前記仮止め状態で、面板5上方から供給管7,7、仮止め状態のアダプター12の筒体30、クリップ8および水栓取付足4を貫通孔6に挿通し、更に、クリップ8を面板5の下面5b側に位置させる。この挿通時には、クリップ8の羽根9が前記外方斜め上方向から水栓取付足4の軸方向の側へ変位することで、クリップ8は容易に貫通孔6を挿通する。
【0025】
そして、図7(C)に示すように、アダプター12の回動部材20の締付具Kによる締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行する。この場合、回動部材20を締付方向Fに回動させると、前記羽根嵌込孔31も回動するので、羽根嵌込孔31に嵌込まれた各羽根9を介してクリップ8も同方向Fに回動しながら水栓取付足4の下端部から上昇する。つまり、羽根嵌込孔31に嵌込んだ羽根9を介して回動部材20とクリップ8は共回りする。この上昇により、羽根9は外方に更に開いて面板5の下面5bとの当接面積が増大し、抜け止め状態となる。その結果、クリップ8およびアダプター12が面板5の下面5b側および上面5a側からそれぞれ面板5を押圧する形で混合栓本体1を面板5上に強固に取付けできる。この場合、クリップ8の下端部33はアダプター12の筒体30の下端部30aよりも上側に位置する。
【0026】
ところで、水栓本体1および水栓取付足4を交換する場合、回動部材20を締付方向Fとは反対の解除方向Rに回動させると、図7(D)に示すように、クリップ8は水栓取付足4のねじ部4aに沿って下降する。この下降に伴い、羽根9が前記外方斜め上方向から水栓取付足4の軸方向の側へ変位して各羽根9が羽根嵌込孔31から抜け出ることになる。そのため、羽根9が羽根嵌込孔31から抜け出た後は、アダプター12が解除方向Rに回動してもクリップ8は回動しなくなり、羽根9の外面が羽根嵌込孔31の直下部36(図6参照)の内面に当接しながら、クリップ8は水栓取付足4のねじ部4aに螺着した状態となる。この場合、クリップ8の下端部33はアダプター12の筒体30の下端部30aよりも下側に位置している。したがって、水栓本体1および水栓取付足4の交換時には、回動部材20を解除方向Rに回動させるだけで、クリップ8を面板5下方のシンク下部内に落下させることなくアダプター12とともに面板5上方に容易に取り出せることができる。
【0027】
なお、水栓本体1と水栓取付足4を別体に形成してもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、作業者は一人で水栓の取付けを行える。また、取付け作業時間の大幅な短縮が図れる。更に、面板上からの作業なので、水栓を確実に取付けできるとともに、作業者を特定しなくても容易に取付けできる。しかも、栓本体および水栓取付足の交換時には、回動部材を解除方向に回動させるだけで、クリップを面板下方のシンク下部内に落下させることなくアダプターとともに面板上方に容易に取り出せることができる。また、クリップとアダプターの二つの取付部材ですむ利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態における取付部材の締付状態を示す構成説明図である。
【図2】上記実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】(A),(B),(C),(D)は、上記第1の実施形態における水栓の取付手順を示す図である。
【図4】この発明の第2の実施形態を示す分解斜視図である。
【図5】この発明の第3の実施形態を示す分解斜視図である。
【図6】この発明の第4の実施形態を示す分解斜視図である。
【図7】(A),(B),(C),(D)は、上記第4の実施形態における水栓の取付・および交換手順を示す図である。
【図8】従来の水栓取付手順を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…水栓本体、4…水栓取付足、4a,8a…ねじ部、5…面板、6…貫通孔、8…クリップ、9…羽根、10…ナット部材、12…アダプター、13…脚、14…脚嵌込部としての切欠、16…中央穴、20…回動部材、30…筒体、31…羽根嵌込孔。

Claims (2)

  1. 外周面にねじ部が形成された水栓取付足を下部に備えた水栓本体を有する水栓を、台所の流し台等の水栓取付板部に取付ける水栓取付け機構において、水栓取付板部に開設した貫通孔に水栓取付足を水栓取付板部上方から挿通した後水栓取付足を貫通孔において固定した状態で水栓本体を水栓取付板部上に水栓取付板部の上方から取付けるための取付部材を有し、この取付部材が、前記貫通孔に挿通可能な大きさで、水栓取付足の前記外周面に螺着される弾性材料よりなるリング状のクリップと、このクリップより先に水栓取付足に挿入され、次いでクリップが水栓取付足に挿入された仮止め状態から、前記貫通孔を介して水栓取付板部下方に位置されたクリップを回動させることで締付状態に移行させる、水栓取付足よりやや大径の中央穴を有する回動部材を備えたアダプターとよりなり、更に、クリップは、上端外周面から外方斜め上方向に延びる上開き状の複数の羽根を有する一方、アダプターは、前記回動部材における前記貫通孔に挿通可能な位置に複数の脚を有し、しかも、クリップには、水栓取付足に対して、アダプターおよびクリップを仮止めしたときに前記脚の下端部が嵌込まれ、この仮止め状態で前記羽根を前記外方斜め上方向から水栓取付足の軸方向の側へ変位させながら前記脚およびクリップを前記貫通孔に挿通させ、その後、水栓取付板部下方に位置したクリップの前記羽根が前記外方斜め上方向に復帰し、アダプターの締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行したときに、前記羽根を水栓取付板部の下面に上開き状態で当接させる脚嵌込部が形成され、クリップおよびアダプターが水栓取付板部の下面側および上面側からそれぞれ水栓取付板部を押圧する形で水栓本体を水栓取付板部上に取付けてあることを特徴とする水栓取付け機構。
  2. 外周面にねじ部が形成された水栓取付足を下部に備えた水栓本体を有する水栓を、台所の流し台等の水栓取付板部に取付ける水栓取付け機構において、水栓取付板部に開設した貫通孔に水栓取付足を水栓取付板部上方から挿通した後水栓取付足を貫通孔において固定した状態で水栓本体を水栓取付板部上に水栓取付板部の上方から取付けるための取付部材を有し、この取付部材が、前記貫通孔に挿通可能な大きさで、水栓取付足の前記外周面に螺着される弾性材料よりなるリング状のクリップと、このクリップより先に水栓取付足に挿入され、次いでクリップが水栓取付足に挿入された仮止め状態から、前記貫通孔を介して水栓取付板部下方に位置されたクリップを回動させることで締付状態に移行させる、水栓取付足よりやや大径の中央穴を有する回動部材を備えたアダプターとよりなり、更に、クリップは、上端外周面から外方斜め上方向に延びる上開き状の複数の羽根を有する一方、アダプターは、前記回動部材の下面で前記貫通孔に挿通可能な位置に、下方に延びる筒体を有し、しかも、この筒体の周面には、水栓取付足に対して、アダプターおよびクリップを仮止めしたときに前記各羽根が嵌込まれ、この仮止め状態で前記羽根を前記外方斜め上方向から水栓取付足の軸方向の側へ変位させながら前記筒体およびクリップを前記貫通孔に挿通させ、その後、水栓取付板部下方に位置したクリップの前記羽根が前記外方斜め上方向に復帰し、アダプターの締付操作によって仮止め状態から締付状態に移行したときに、前記羽根を水栓取付板部の下面に上開き状態で当接させる羽根嵌込孔が前記羽根の数だけ形成され、クリップおよびアダプターが水栓取付板部の下面側および上面側からそれぞれ水栓取付板部を押圧する形で水栓本体を水栓取付板部上に取付けてあることを特徴とする水栓取付け機構。
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