Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4141435B2 - Bctmp配合シート包装体 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4141435B2 - Bctmp配合シート包装体 - Google Patents

Bctmp配合シート包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP4141435B2
JP4141435B2 JP2004349932A JP2004349932A JP4141435B2 JP 4141435 B2 JP4141435 B2 JP 4141435B2 JP 2004349932 A JP2004349932 A JP 2004349932A JP 2004349932 A JP2004349932 A JP 2004349932A JP 4141435 B2 JP4141435 B2 JP 4141435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bctmp
sheet
film
blended
ultraviolet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004349932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006160272A (ja
Inventor
俊夫 村中
浩 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2004349932A priority Critical patent/JP4141435B2/ja
Publication of JP2006160272A publication Critical patent/JP2006160272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4141435B2 publication Critical patent/JP4141435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、BCTMP配合シート包装体にかかるものである。
従来、原料としてのBCTMP(Bleached ChemiThermoMechanical Pulp)の配合により、嵩高で高い吸油性を備えるBCTMP配合シートが知られている。BCTMP配合シートは、高吸油性を備えると同時に嵩高になるため、例えば、キッチンペーパーやティッシュペーパーなどとしての適性を備えるものである。しかし、BCTMP配合シートは、BCTMPに多く含まれるリグニンが、紫外線により酸化し、紙が黄変してしまうという問題があった。
そこで、紫外線吸収剤を内包するマイクロカプセルをBCTMP配合シートの表面に塗布することによって耐光性を高めた中質紙の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−279987号公報
しかしながら、特許文献1記載の方法によっては、記録用紙などには好適に適用することができるものの、BCTMP配合シートの表面に紫外線吸収剤が付着しているため、安全性の面などから、キッチンペーパーやティッシュペーパーなどの家庭紙には不向きであり、こういった用途については依然としてシートの黄変を解決することができないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、家庭紙としての安全性の面において問題がなく、且つBCTMP配合シートの黄変を防止して、BCTMP配合シートの白色度を維持することができるBCTMP配合シート包装体を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、N−BCTMPを配合してなるBCTMP配合シートと、前記BCTMP配合シートを包装する紫外線遮断性の包装フィルムと、を備えるBCTMP配合シート包装体において、前記BCTMP配合シートは、前記N−BCTMPを10重量%〜30重量%含有し、前記包装フィルムは、分光光度計を用いて波長300(nm)〜400(nm)域の吸収スペクトルを測定し、ブランク(紫外線遮断剤を含有しないフィルム)の場合の紫外線透過率を100とした場合の相対値である紫外線透過率が、50%以下であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のBCTMP配合シート包装体において、前記BCTMP配合シートの白色度が72%以上であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のBCTMP配合シート包装体において、前記包装フィルムは、フィルム本体の少なくとも片面に、紫外線遮断剤を備えてなる別体フィルムがラミネートされていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のBCTMP配合シート包装体において、前記包装フィルムは、フィルム本体の少なくとも片面に、紫外線遮断剤が印刷されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のBCTMP配合シート包装体において、前記BCTMP配合シートが、内添紙力剤を含有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、紫外線の照射により黄変する低耐光性のBCTMP配合シートが、紫外線遮断性を備えた包装フィルムで包装されるため、包装フィルムによって紫外線の多くが遮断され、BCTMP配合シートに到達する紫外線が大幅に低減される。
これにより、家庭紙としての安全性の面において問題なくBCTMP配合シートの黄変を防止して、BCTMP配合シートの白色度を維持することができる。
また、BCTMP配合シートのBCTMPが10重量%〜30重量%であることによって、BCTMP配合シートが適切な吸油性及び嵩を備えることとなる。
また、フィルムの紫外線透過率が50%以下であることによって、紫外線を好適に遮断することができ、BCTMP配合シートの白色度を好適に維持することができる。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、BCTMP配合シートの白色度が72%以上であることによって、BCTMP配合シートが適切な白さを備えることとなり、視認者に対して、BCTMP配合シートが白色である印象を与え、快適な使用感をもたらすことができる。
請求項3に記載の発明によると、請求項1又は2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、フィルム本体に紫外線遮断剤を備えてなる別体フィルムがラミネートされていることによって、フィルム本体の所望の位置に限定して、紫外線遮断性を付加することができる。
請求項4に記載の発明によると、請求項1又は2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、フィルム本体に紫外線遮断剤が印刷されていることによって、印刷工程に併せて紫外線遮断性を付加することができるのみならず、フィルムの所望の位置に限定して紫外線遮断性を付加することができる。
請求項5に記載の発明によると、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、BCTMP配合シートが内添紙力剤を含有することにより、BCTMPの配合率を高めた場合であっても、BCTMP配合シートの強度の低下を抑えることができる。
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本実施の形態のBCTMP(Bleached Chemithermomechanical Pulp/脱色ケミサーモメカニカルパルプ)配合シートは、例えば、キッチンペーパー、トイレットペーパー、クレープ紙などに好適に用いることができる。
本実施形態におけるBCTMP配合シートは、例えば、原料であるパルプに各種補助剤を添加することによって製造されるシートであり、原料のパルプとしては、例えば、BCTMPとその他のパルプを併せて用いる。
[BCTMP配合シート]
BCTMPは、原料である針葉樹や広葉樹などに調木処理を施して木材チップとした後に、当該木材チップを予め化学処理で軟化させておき、加圧型リファイナーによって摩砕させることによって得られたCTMP(ChemiThermoMechanical Pulp)を過酸化水素によって漂白することにより製造されるパルプである。
BCTMPには、原料として針葉樹(Nadelholz)を用いたBCTMP(N−BCTMP)と、広葉樹(Laubholz)を用いたBCTMP(L−BCTMP)とがあり、何れを用いても構わないが、本実施形態においては、N−BCTMPを用いた。
BCTMPは、木材チップを予め化学処理で軟化させた上で摩砕ことによって製造される。従って、繊維が短いため、配合率を増やすことによって紙力(紙の強度)が低下するものの、他のパルプに比較して、高吸油性を備えると同時に嵩高となることを特徴とする。
BCTMP以外のパルプとしては、木材繊維及び麻等の植物繊維を原料とする化学パルプ、化学パルプより得られる再生パルプ、合成パルプ、無機繊維等の中から適宜選択して使用することができる。
本実施形態においては、例えば、NBKP(Nadelholz Bleached Kraft Pulp/針葉樹晒クラフトパルプ)や、LBKP(Laubholz Bleached Kraft Pulp/広葉樹晒クラフトパルプ)、DIP(Deinking Pulp/脱墨パルプ)を用いた。
NBKPやLBKPは、化学パルプ(Chemical Pulp)の一種であるクラフトパルプ(Kraft Pulp)に分類されるパルプである。
化学パルプは、木材チップを高温の化学薬品で化学処理し、繊維以外の不純物を取り除くことによって製造されるパルプである。その中でもクラフトパルプは、苛性ソーダと硫化ナトリウムを主成分とする薬液を木材チップに加え、約170度で2時間程度加熱し、中間層のリグニンを選択的に溶出して繊維を取り出す方法により製造されるパルプであって、化学パルプに分類される他のパルプである亜硫酸パルプやソーダパルプに比較して、針葉樹、広葉樹を問わず広い範囲の樹種からパルプを製造可能であって、高強度のパルプを得ることができる。NBKPおよびLBKPは、このクラフトパルプを過酸化水素等によって漂白することにより製造されるパルプである。
LBKPの原料である広葉樹は、繊維が短いため、LBKPを配合することによって、地合が良く、シートの表面を滑らかにすることができる。
他方、NBKPの原料である針葉樹は、広葉樹に比較して繊維長が2倍以上長いため、NBKPを配合することによって繊維間の結合が多くなり、強度を上げることができる。
DIPは、古新聞などの古紙を原料として用いた再生パルプであって、古紙を大型ミキサーで離解して、インクとパルプを分離し、異物を除去した上で洗浄機によって洗浄することにより、再び紙(パルプ)として再生されたものである。DIPを用いることによって、省資源効果や省エネルギー効果をあげることができる。
DIPは、BCTMP配合シートの原料として、BCTMP、NBKP及びLBKPに加えて配合することができる。
各種補助剤として、例えば、内添紙力剤がある。内添紙力剤としては、例えば、陽イオン性熱硬化性樹脂として知られるポリアミドポリアミン−エピハロヒドリン樹脂や、陰イオン性のカルボキシメチルセルロース(CMC)が挙げられる。これらの内添紙力剤は、全パルプの絶乾重量に対して、0.01〜0.1%添加することが好ましい。添加量が0.01%未満では、実使用において紙力が低く破れやすくなるからであって、0.1%を上回ると、紙力が頭打ちになり、コストがかかるからである。
N−BCTMP、NBKP、LBKPの配合比率は、例えば、(N−BCTMP:NBKP:LBKP)=(20:50:30)(単位;重量%)である。
BCTMP配合シートにおいて、N−BCTMPは、全配合量に対して10重量%〜30重量%の範囲で配合される。
N−BCTMPが10重量%以下だと、BCTMP配合シートの嵩が充分に上がらず、吸油性も適切に確保できないからであって、30重量%以上だと、繊維が短いため強度が大幅に低下し、白色度が低下するからである。
NBKPは、全配合量に対して、例えば50重量%〜70重量%の範囲で配合され、LBKPは、全配合量に対して、例えば10重量%〜40重量%の範囲で配合される。
NBKPとLBKPとを上記の割合で配合することにより、BCTMP配合シートに、滑らかさと、強度を同時に備えることができる。
尚、NBKPとLBKPの配合の割合は、BCTMP配合シートが備えるべく特性に応じて、適宜設定することができる。即ち、より強度を高めたい場合にはNBKPの割合を高め、滑らかさを向上させたい場合にはLBKPの割合を高めると効果的である。
上記に説明した原料および各種補助剤によって製造されるBCTMP配合シートは、例えば、周知の湿式方法により製造されるものである。即ち、N−BCTMPやNBKP、LBKPなどの木材パルプの懸濁液である紙料を調整する紙料調整工程と、紙料から繊維を抄いて繊維ウェブとしたものを乾燥する抄紙工程とを備える工程からなる製造方法により製造されるものである。この製造方法については、周知であるため説明を省略する。
BCTMP配合シートは、例えばロール状に製造されていてもよいし、ウェブ状に製造されても構わない。
ここで、BCTMP配合シートは、70%以上の白色度を備える。白色度とは紙の白さの指標として用いられるものであり、酸化マグネシウム標準白板の光の反射量を100として、測定対象物(BCTMP配合シート)の光の反射量の割合を示したものである。
JIS S 3104ではティシューペーパーの白色度が78%以上と規定しているが、実際には、消費者は70%未満の白色度では白いとは感じない場合が多く、逆に、70%以上の白色度を備えることにより、消費者の多くが白いと感じる。本発明のBCTMP配合シートが70%以上の白色度を備えることによって、BCTMP配合シートが適切な白さを備えることとなり、視認者に対して、BCTMP配合シートが白色である印象を与え、快適な使用感をもたらすことができる。
以上の通りに製造されたBCTMP配合シートは、紫外線遮断性を備えた包装フィルム(以下、「紫外線遮断フィルム」という)によって包装されることにより、BCTMP配合シート包装体を形成する。紫外線遮断フィルムは、例えば、フィルム樹脂に紫外線吸収剤を含有させることによって形成される。
[紫外線遮断フィルム]
紫外線遮断フィルムとして用いられるフィルム樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン(PS)、アルキル基等置換スチレン重合体などのポリスチレン系樹脂、ポリカーボネートなどのポリカーボネート系(共)樹脂、ポリ乳酸重合体などのヒドロキシカルボン酸系(共)樹脂などを好適に用いることができる。
フィルム樹脂としては、上記の樹脂を単体で用いてもよいし、複数の樹脂を組み合わせて用いることとしても構わない。
本実施形態においては、列挙した樹脂の中でも、特に、ポリエチレンフィルムが他のフィルムに比較して伸びやすく、破れ難く、操業性に優れ、輸送時に破れて内包するBCTMP配合シートが露出する可能性が低いという点で優れているため、ポリエチレンをフィルム樹脂として用いた。
無論、紫外線遮断フィルムに用いられるフィルム樹脂としては、上記に列挙した樹脂に限られることはなく、その他好適な樹脂を用いることができる。
紫外線遮断剤は、特定の波長の紫外線を吸収することにより紫外線透過率を低下させる有機系紫外線吸収剤と、主に物理的に紫外線を反射、散乱させることによって、紫外線透過率を低下させる紫外線散乱剤とに分類される。
有機系紫外線吸収剤としては、サリチル酸系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、シアノアクリート系化合物、アクリル系化合物などを好適に用いることができる。
無機系紫外線散乱剤としては、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタン、酸化イットニウム、チタンブラック、酸化鉄、炭酸カルシュウムなどを好適に用いることができる。
紫外線遮断剤としては、上記の紫外線吸収剤および紫外線散乱剤を単体で用いてもよいし、これらを組み合わせて用いても構わない。
本実施形態においては、列挙した紫外線遮断剤の中でも、特に、ベンゾフェノン化合物が、300(nm)〜400(nm)の波長の紫外線吸収能が高く、フィルム樹脂における耐紫外線遮断性を著しく向上させることができる点で優れているため、2−ヒドロキシ−4−メタクリルオキシベンゾフェノンを紫外線遮断剤として用いた。
無論、紫外線遮断剤として、上記に列挙した紫外線吸収剤および紫外線散乱剤に限られることはなく、その他、紫外線透過率を低下させることができる好適な紫外線吸収剤を用いることができる。
また、紫外線遮断フィルムの紫外線透過率は50%以下である。
紫外線透過率が50%以下であることによって、紫外線を好適に遮断することができるため、包装してなるBCTMP配合シートの白色度を好適に維持することができる。
紫外線遮断フィルムは、フィルム樹脂および紫外線遮断剤の他に、紫外線遮断フィルムの備える紫外線遮断性を低下させない範囲で、光安定剤、酸化防止剤、熱安定剤、帯電防止剤、熱線反射剤、熱線吸収剤、難燃剤、滑剤、顔料、フィラーなどの他の添加剤を含有し、その他に適宜好適な添加剤、補助剤を含有することとしてもよい。
紫外線遮断フィルムは、単層であってもよいし、複数層が積層された多層構造であっても構わない。本実施形態においては、単層構造の紫外線遮断フィルムを用いた。
紫外線遮断フィルムの加工方法は、フィルム樹脂を1軸(2軸)方向に延伸させることによって成形品を得る方法である1軸(2軸)延伸加工や、加熱溶融させたフィルム樹脂を金型内に射出注入し、冷却・固化させる事によって、成形品を得る方法である射出加工などの好適な加工方法を用いることができる。本実施形態においては、2軸延伸加工によって、例えば、容易に製品賦形が可能な厚みである約30(μm)からなる紫外線遮断フィルムを成形した。
紫外線遮断剤のフィルム樹脂への添加は、フィルム樹脂に紫外線遮断剤を練り込むことによって行った。具体的には、フィルム樹脂を重合する際に直接紫外線遮断剤を添加し、該紫外線遮断剤含有樹脂フィルムを2軸延伸加工することにより紫外線遮断フィルムを成形した。
フィルム樹脂に紫外線遮断剤を練り込んで紫外線遮断フィルムを成形することによって、紫外線遮断フィルム面の全面が均一的に紫外線遮断性を備えることとなる。
多層構造からなる紫外線遮断フィルムの場合には、例えば、フィルム樹脂に直接紫外線遮断剤を塗布することにより成形した複合フィルムを別体フィルムとして、基板層となるフィルム樹脂(フィルム本体)の少なくとも片面に直接ラミネートする(貼り着ける)ことによって、紫外線遮断フィルムを成形しても構わない。
フィルム樹脂(フィルム本体)に紫外線遮断剤を備えてなる複合フィルムをラミネートすることによって、所望の位置に限定して、紫外線遮断性を付加することができる。
さらに、フィルム樹脂(フィルム本体)の少なくとも片面に、紫外線遮断剤を含有するインクを用いて印刷を施すことにより紫外線遮断フィルムを成形することもできる。具体的には、アクリル系樹脂、エチルアルコール溶剤、撥水剤、光安定剤など、一般的なインクに含有される樹脂や溶剤、添加剤などを含んでなるインクに紫外線遮断剤を添加し、この紫外線遮断剤配合インクによって2軸延伸加工によってシート状に形成されたフィルム樹脂(フィルム本体)に印刷を施すことにより紫外線遮断フィルムを成形する。
紫外線遮断剤配合インクによって施される印刷としては、例えば、文字や模様などが挙げられる。そして、文字、マーク、色彩、模様などを印刷する方法としては、従来から知られている方法を用いることができる。具体的には、インクジェット方式、グラビア印刷方式、フレキソ方式などによって印刷を施すことができる。これらの印刷方法については周知の方法であるため、詳説は省略する。
フィルム樹脂(フィルム本体)に紫外線遮断剤を含有する紫外線遮断剤インクで印刷が施されていることによって、印刷工程に併せて紫外線遮断性を付加することができるのみならず、フィルムの所望の位置に限定して紫外線遮断性を付加することができる。
[紫外線遮断フィルムによるBCTMP配合シートの包装方法]
図1(a)に示すように、紫外線遮断フィルム11によるBCTMP配合シート12の包装は、例えば、ガゼット折りされたロール原反を定寸に巻き出しして、ヒートシールし、カットすることにより成形されるガゼット包装によって行われ、BCTMP配合シートガゼット包装体1が形成される。ガゼット包装はマチを備えているため、例えばロール状に成形されたBCTMP配合シートであっても、容易に包装することができる。
この場合に、例えば、特に紫外線が照射され易い部分に限定して前述の紫外線遮断性を備える複合フィルムを貼り付けることによって、紫外線遮断剤の使用量を抑えることができる。
前述の紫外線遮断剤配合インクによって、例えば、特に紫外線が照射され易い部分に限定して印刷を施すことも可能である。この場合にも、紫外線遮断剤配合インク量を抑えることができる。
また、図1(b)に示すように、例えば、複数枚のBCTMP配合シート22が積層して成形されるBCTMP配合シート22を紫外線遮断フィルム21により包装する場合には、枕状の包装形態であるピロー包装によって好適に包装され、BCTMP配合シートピロー包装体2が形成される。ピロー包装によっては積層状態のBCTMP配合シート22を包装し、その両端2箇所をヒートシールすることによって、BCTMP配合シート21を包装することができる。
さらに、図1(c)に示すように、ロール状に成形されたBCTMP配合シート32を包み込み、紫外線遮断フィルム31の両端部を折り返して重ねて接着するキャラメル巻き包装などによっても好適にBCTMP配合シート32を包装することができ、BCTMP配合シートキャラメル巻き包装体3が形成される。
ピロー包装およびキャラメル巻き包装の場合にも同様に、紫外線遮断性を備える複合フィルムや紫外線遮断剤配合インクによって、紫外線遮断フィルムを成形することができ、紫外線遮断剤の使用量を抑えることができる。
以上に説明したBCTMP配合シート包装体1、2、3によっては、紫外線の照射により黄変する低耐光性のBCTMP配合シート12、22、32が、紫外線遮断性を備えた紫外線遮断フィルム11、21、31で包装されるため、紫外線遮断フィルム11、21、31によって紫外線の多くが遮断され、BCTMP配合シート12、22、32に到達する紫外線が大幅に低減される。これにより、家庭紙としての安全性の面において問題なくBCTMP配合シート12、22、32の黄変を防止して、BCTMP配合シート12、22、32の白色度を維持することができる。
尚、紫外線遮断フィルムを製造する方法としては、上記に説明した方法に限られるものではなく、例えば、フィルム樹脂を重合した後にブレンダーを使用して紫外線遮断剤を混合したり、予め高濃度に紫外線遮断剤が含まれるマスターバッチを希釈してフィルム樹脂に混合する方法など、適当な方法を用いることができる。
[実施例]
次に、上記に説明した本発明に係るBCTMP配合シートの包装体の実施例を比較例とともに説明する。
(組成および割合)
実施例1〜4において、BCTMP配合シートにおけるN−BCTMP、NBKP及びLBKPの各パルプの配合比率(重量%)、CMCの配合量及び紫外線遮断フィルム(以下、「UV遮断フィルム」という。)の紫外線透過率(以下「UV透過率」という。)(%)を変化させた。
ここで、UV透過率(%)とは、分光光度計を用いて波長300(nm)〜400(nm)域の吸収スペクトルを測定し、ブランク(紫外線遮断剤を含有しないフィルム)の場合のUV透過率を100とした場合の相対値を意味する。
各実施例の組成、割合を表1に示した。
Figure 0004141435
(特性評価方法)
各実施例の、BCTMP配合シートの白色度(%)、嵩(比容量;cm/g)、紙力(乾燥裂断長;km)および吸油スピード(秒)を測定した。各項目の測定方法は下記の通りである。
(嵩)
嵩高さは、パルプ等の重量に対するBCTMP配合シートの容積比を算出することにより求めた。
(紙力)
紙力(紙の強度)は、JIS P 8113で規定される紙及び板紙の引張強さ試験方法に準じて測定した。尚、測定値が大きいほど、紙力が大きい(紙の強度が高い)ことを意味する。
(吸油速度)
吸油速度は、JIS S 3104で規定されるティシューペーパーの吸水度の測定方法に準じて測定した。
(白色度)
BCTMP配合シート包装体に対して、ATLAS社製SUNTEST CPSを用いて、500ワットのUVランプを10時間照射した後の白色度を測定した。白色度は、酸化マグネシウム標準白板の光の反射量を100として、測定対象物の光の反射量の割合を算出することにより求めた。
(官能評価)
20人の被験者がBCTMP配合シートの白色度を肉眼で観察することにより、以下の評価基準に基づいて評価を行い、各実施例における全評価の平均をとった。
◎:殆ど着色が認められない
○:わずかに着色が認められる
×:明確に着色が認められる
尚、「◎」及び「○」の場合にはBCTMP配合シートは白色として認識され、「×」の場合には白色として認められない。
上記した各試験法により試験した結果を表1に示した。
[比較例]
(組成および割合)
比較例1〜4において、BCTMP配合シートにおけるN−BCTMP、NBKP及びLBKPの各パルプの配合の割合(重量%)およびUV遮断フィルムのUV透過率(%)を変化させた。各比較例の組成、割合を表1に示した。
(特性評価方法)
各比較例の、BCTMP配合シートの白色度(%)、嵩(比容量;cm/g)、紙力(乾燥裂断長;km)および吸油スピード(秒)を測定した。各項目は、実施例の測定方法と同一の方法によって測定した。結果を表1に示した。
実施例1〜4及び比較例1〜4に併せて、N−BCTMPを含有しないシートをUV遮断剤を含有しないフィルムで包装した従来例についても同様の特性評価を行った。従来例の組成、割合及び特性評価の結果を表1に示した。
[評価]
次いで、各結果について評価を行った。
(嵩)
嵩高さは、実施例3及び4(ともに、2.79(cm/g))、実施例2(2.61(cm/g))、実施例1(2.50(cm/g))の順に高く、いずれも従来例(2.36(cm/g))より嵩高かった。
つまり、N−BCTMPを配合しないシート(従来例)よりも、N−BCTMPを配合してなるBCTMP配合シート(各実施例)の方が嵩高く、N−BCTMPの配合量が多いほど、N−BCTMP配合シートの嵩が高くなるという結果が得られた。
(紙力)
紙力(紙の強度)は、実施例1(2.7(km))、実施例2(2.6(km))、実施例4(2.3(km))、実施例3(2.2)の順番に高かったものの、いずれも従来例(2.8(km))より低かった。
しかし、N−BCTMPの配合量が30重量%の実施例3と、N−BCTMPの配合量が40重量%の実施例4及び比較例4を比較すると、強度は、実施例4(2.3(km))、実施例3(2.2(km))、比較例4(1.8(km))の順番に高かった。
つまり、N−BCTMPの配合量を、30重量%から40重量%に増やすことによって、BCTMP配合シートの強度が低下するものの、さらにCMCを1.0(kg/t)配合することによって、紙の強度が回復するという結果が得られた。
(吸油速度)
吸油速度は、実施例4(9秒)、実施例3(12秒)、実施例2(14秒)、実施例1(18秒)、の順番に速く、いずれも従来例(30秒)より速かった。
これより、N−BCTMPを配合しないシート(従来例)よりも、N−BCTMPを配合してなるBCTMP配合シート(各実施例)の方が高い吸油性を備えるという結果が得られた。
(白色度)
白色度は、UV遮断フィルムのUV透過率が50%の実施例1(76%)、20%の実施例3(73%)、50%の実施例2(72%)及び10%の実施例4(72%)の順番に高く、いずれの官能評価も良好(◎若しくは○)であった。
一方、UV遮断フィルムのUV透過率が100%の比較例1(62%)、75%の比較例2(69%)、75%の比較例3(65%)は何れも官能評価が低い(×)ものであった。 これより、UV遮断フィルムのUV透過率は、50%以下が好ましいという結果が得られた。
また、BCTMP配合シートの白色度が70%を上回ると、いずれも官能評価が高く(◎若しくは○)、70%を下回ると、いずれも官能評価が低い(×)ことから、BCTMP配合シートの白色度は70%以上であることが好ましいという結果が得られた。
また、UV透過率が20%の実施例3(白色度73%)と、UV透過率が20%の比較例4(白色度66%)を比較すると、比較例4の方が、白色度が低いことが分かる。これは、即ち、N−BCTMPの配合量の割合が増えることにより、BCTMP配合シートそのものの白色度が低下していることを意味する。
これより、N−BCTMPの配合量は30重量%以下であることが好ましいという結果が得られた。
BCTMP配合シート包装体の形状を説明するための図である。
符号の説明
1 BCTMP配合シートガゼット包装体
2 BCTMP配合シートピロー包装体
3 BCTMP配合シートキャラメル巻き包装体
11、21、31 紫外線遮断フィルム
12、22、32 BCTMP配合シート

Claims (5)

  1. N−BCTMPを配合してなるBCTMP配合シートと、
    前記BCTMP配合シートを包装する紫外線遮断性の包装フィルムと、
    を備えるBCTMP配合シート包装体において、
    前記BCTMP配合シートは、前記N−BCTMPを10重量%〜30重量%含有し、
    前記包装フィルムは、分光光度計を用いて波長300(nm)〜400(nm)域の吸収スペクトルを測定し、ブランク(紫外線遮断剤を含有しないフィルム)の場合の紫外線透過率を100とした場合の相対値である紫外線透過率が、50%以下であることを特徴とするBCTMP配合シート包装体。
  2. 請求項1に記載のBCTMP配合シート包装体において、
    前記BCTMP配合シートの白色度が72%以上であることを特徴とするBCTMP配合シート包装体。
  3. 請求項1又は2に記載のBCTMP配合シート包装体において、
    前記包装フィルムは、フィルム本体の少なくとも片面に、紫外線遮断剤を備えてなる別体フィルムがラミネートされていることを特徴とするBCTMP配合シート包装体。
  4. 請求項1又は2に記載のBCTMP配合シート包装体において、
    前記包装フィルムは、フィルム本体の少なくとも片面に、紫外線遮断剤が印刷されていることを特徴とするBCTMP配合シート包装体。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のBCTMP配合シート包装体において、
    前記BCTMP配合シートが、内添紙力剤を含有することを特徴とするBCTMP配合シート包装体。
JP2004349932A 2004-12-02 2004-12-02 Bctmp配合シート包装体 Expired - Fee Related JP4141435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004349932A JP4141435B2 (ja) 2004-12-02 2004-12-02 Bctmp配合シート包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004349932A JP4141435B2 (ja) 2004-12-02 2004-12-02 Bctmp配合シート包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006160272A JP2006160272A (ja) 2006-06-22
JP4141435B2 true JP4141435B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=36662721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004349932A Expired - Fee Related JP4141435B2 (ja) 2004-12-02 2004-12-02 Bctmp配合シート包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4141435B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4898998B2 (ja) * 2007-02-09 2012-03-21 国立大学法人宇都宮大学 ごみ袋
JP5451293B2 (ja) * 2009-09-29 2014-03-26 大王製紙株式会社 衛生薄葉紙用包装材
JP6912272B2 (ja) * 2016-05-26 2021-08-04 住友化学株式会社 多孔質セパレータ捲回体の包装体、その製造方法及び多孔質セパレータ捲回体の保管方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006160272A (ja) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2517000C (en) Multiple layer laminate
KR101007499B1 (ko) 강도가 증강된 티슈 제품
KR101861529B1 (ko) 셀룰로스-강화된 고 무기질 함량 제품 및 그의 제조 방법
RU2553873C2 (ru) Упаковочный материал, имеющий гидроизолирующий слой, и способы его изготовления
EP3535452B1 (en) Process for producing increased bulk pulp fibers, pulp fibers obtained, and products incorporating same
CA3145231C (en) PAPER SUBSTRATES INCORPORATING HIDDEN MARKING PIGMENTS, AND THEIR METHODS OF OBTAINING AND USING
US20150140237A1 (en) Receiving Layer for Digital Printing Methods Having Nanofibrillated Cellulose
US5565276A (en) Anti-falsification paper
AU2021300724A1 (en) Waterproof paper and method for manufacturing the same
JP2025161910A (ja) 包装用紙、包装体、包装用紙の製造方法
JP4141435B2 (ja) Bctmp配合シート包装体
JP4623772B2 (ja) 完全不透明度紙
JP2025092788A (ja) 半透明領域を有する包装用紙、窓付き封筒
JP5249820B2 (ja) 表裏面色の異なる多層抄き紙
JP4339812B2 (ja) 光に対して保護するためのワニスを被覆した包装材料
JP7815991B2 (ja) 包装用紙、包装体および紙
JP4302124B2 (ja) 多層抄き板紙及び紙製容器
JP4053765B2 (ja) 古紙再生紙及びその製造方法
JP2006240734A6 (ja) 光に対して保護するためのワニスを被覆した包装材料
JP2024111075A (ja) 包装用紙
JP4035149B2 (ja) 窓付き封筒用用紙及び窓付き封筒用用紙の製造方法
KR101792781B1 (ko) 무형광 도화지 제조방법 및 이로부터 제조된 무형광 도화지
JP2009161871A (ja) 防滑板紙
JP4336000B2 (ja) 高遮光性を有する容器用紙材
JPH0856866A (ja) 化粧用脂取り紙

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4141435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees