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JP4141754B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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JP4141754B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、入力された定型帳票画像を認識する帳票認識システム等に適用される画像処理装置に関し、より詳しくは、定型帳票における画像間の位置合わせを行う画像処理装置、画像処理方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
定型帳票を画像処理により認識する帳票認識システムでは、2枚以上の同種の画像の位置合わせを行うことが重要となる場合がある。例えば、フォーマットの決まった定型帳票に記入された文字を、画像化してから切り出し、文字認識処理を行う場合においては、文字画像の切り出し処理に先立って、基準として予め用意された画像(参照画像)と位置合わせする必要がある。
【0003】
このような画像の位置合わせに関する従来技術としては、特開平7−192087号公報に開示されているような罫線を用いる方法がある。この技術は、罫線と読み取り対象領域の位置情報を予めメモリに格納しておき、次に処理しようとする帳票画像を入力し、この入力画像からも罫線を抽出する。そして、抽出した罫線と予め格納された罫線の位置情報を比較し、その相対位置の変動から入力画像における読み取り対象領域を求めるものである。しかし、特開平7−192087号公報の技術では罫線がない帳票に対して位置合わせを行うことはできないという問題が生じる。
【0004】
これを解決すべく、特開平10−208040号公報に開示された技術では、帳票画像上にある文字などのパターンを用いて位置合わせを行う。まず、基準となる帳票画像(参照画像)から文字などのパターンを予め抽出しておく。次に処理対象帳票画像を入力し、入力された画像から文字などのパターンを抽出する。これら2枚の画像から別々に抽出されたパターン同士を比較し、形状が似ているもの同士を選び出す。そして、これらパターンの位置関係から、処理対象画像と参照画像との位置合わせのための補正式を算出する。上記構成によれば、認識対象領域において処理対象画像上での位置を知りたい場合には、補正式を参照画像上における認識対象領域の座標値に適用すればよく、位置が正確にわかることで文字の切り出しが正確に行えるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−208040号公報に開示された技術では、文字などのパターン同士の同一/非同一を正しく判定することが必須となる。したがって、仮に異なる文字同士を「対応する」と誤って認識した場合には、この誤った情報に基づいて補正式を求めることになり、補正式の推定精度が大幅に低下することになった。
【0006】
そのため、異なった文字同士が近傍にある場合には、取り違えの可能性が高いので、このような文字同士は補正式の算出のための情報として用ることができない。図11は帳票の一例を示す図である。この図に示すような帳票の場合、「A」や「□」、あるいは左端に並ぶ横棒(連続パターン)Pは、近傍に同じ形の文字や図形が存在するので、これらは補正式算出のためには使えない。近傍に同一形状のない文字は「解答用紙」「氏名」などがあり、これで補正式を求めることもできるが、画像の上部に集中している。狭い範囲からの情報だけで求めた補正式は、画像全体から求めた補正式に比べ、精度が低下する傾向がある。この例では、画像の下部の精度が低下する可能性が高い。
【0007】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、画像中に含まれる連続パターンを抽出して処理対象画像と参照画像の画像の位置合わせを正確に行え位置合わせの補正式を正確に求めることができ、文字認識の精度向上が期待できる画像処理装置、画像処理方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる画像処理装置は、処理対象画像と参照画像とから、予め設定された大きさを有する連結矩形を抽出し、抽出された複数の該連結矩形の回帰直線に基づいて規則的な配置で存在する複数の候補パターンを抽出する連続パターン抽出手段と、前記連続パターン抽出手段により抽出された候補パターン同士で対応するもの同士を、前記パターンが存在する範囲の座標値から検出する同一連続パターン抽出手段と、前記同一連続パターン抽出手段により得られたパターンの相互の位置関係に基づき、前記処理対象画像と前記参照画像との位置あわせのための補正式を算出する補正式算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0154】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る画像処理装置、画像処理方法及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0155】
(実施の形態1)
本実施の形態1は、この発明の画像処理装置を定型帳票の文字認識システムに適用した構成である。図1は実施の形態1の構成を示すブロック図、図2は処理手順を示すフローチャートである。画像処理装置は、パターン抽出手段101,処理対象画像格納手段102,参照画像格納手段103,同一パターン抽出手段104,連続パターン抽出手段105,同一連続パターン抽出手段106,補正式算出手段107,文字切出手段108,文字認識手段109を備えてなる。パターン抽出手段101は、処理対象画像格納手段102から処理対象の画像を読み出し、参照画像格納手段103から参照画像を読み出す。連続パターン抽出手段105についても同様に読み出す。
【0156】
図2は実施の形態1によるパターン抽出に係る処理手順を示すフローチャートである。まず、パターン抽出手段101で、処理対象画像と参照画像から文字などのパターンを抽出する(ステップS201)。パターン抽出法としては、二値画像であれば黒連結成分の抽出を行う。また、カラー画像であれば背景と異なる色を持つ画素の連結成分を求め、濃淡画像であれば背景と明度の異なる画素の連結成分を用いて行う。
【0157】
次に、同一パターン抽出手段104で各画像から抽出されたパターンのうちで、同一であるものの組を抽出する(ステップS202)。同一かどうかの判断基準はさまざま考えられるが、たとえば2つのパターンを重ね合わせ、白黒が一致する画素数を、しない画素数で割ったものがある一定の閾値T以上であれば同一とする方法などが考えられる。
【0158】
次に、画像上に規則的な配置で存在する同一形状の複数のパターン(以下連続パターンと呼ぶ)を連続パターン抽出手段105で抽出する(ステップS203)。連続パターンとは、図11に示した左端に並ぶ横棒Pのような、形がほぼ同じで規則的に画像上に存在するパターン群のことを指す。
【0159】
連続パターンの抽出法はさまざま考えられるが、ここでは回帰直線を用いた方法を説明する。図3は連続パターン抽出手段105の内部詳細を示すブロック図である。連続パターン抽出手段105は、連結成分格納手段301,位置吟味手段302,形状吟味手段303,回帰直線算出手段304,ずれ算出手段305,ずれ吟味手段306,回帰直線吟味手段307,連結成分数吟味手段308,形状ばらつき吟味手段309,画素値吟味手段310を備えている。
【0160】
図4は上記ステップS203の処理詳細を示すフローチャートである。まず、位置吟味手段302を用いて、予め定められた領域外の連結成分を除外する(ステップS401)。図11に示すように、連続パターンPは画像の端にあることが多いので、領域を画像の端に絞っても良いし、連続パターンPが現れる位置が別途わかっている場合は、その位置を領域に定めておく。
【0161】
次に、形状吟味手段303で大きさが不適当な連結成分を除外する(ステップS402)。大きさとは、連結成分の幅、高さ、面積などが考えられる。この処理で、ノイズと思われる小さな連結成分や、枠などの大きな連結成分を予め除くことで、精度向上と処理時間の短縮を図る。また、図示はしなかったが、カラー画像や濃淡画像の場合は色や明度等を用いて不適当な連結成分の除外を行うこともできる。二値画像の場合は黒画素比を用いても良い。
【0162】
次に、回帰直線算出手段304で、候補となる連結成分を結ぶ回帰直線を求める(ステップS403)。図5は回帰直線の算出例を示す図である。回帰直線Lは、図5に示すように各連続パターンP毎の連結成分の重心の座標値を用い、複数の重心の座標値を通過する位置を回帰直線Lとして求める。
【0163】
図6は、スキャナ撮像で原稿が傾いた際の回帰直線の算出例を示す図である。図6(a)のように、スキャナなどでの撮像時に原稿が傾き、撮像範囲601に対し原稿602が傾いて撮像されたとする。この際、撮像された画像603は図6(b)に示すように、連続パターンPの一部が切れているが、連結成分の重心の座標値として画像の縁603aから遠い側に位置する複数の連続パターンPの端を通る座標(端座標の回帰直線)Peを用いれば、連続パターンP本来の回帰直線Lの傾き(撮像された画像603上での傾き)を求めることができる。重心を使った場合にはこのような場合に対応できないが、連続パターンPにノイズが重畳した場合であっても比較的安定して傾きを求めることができる。
【0164】
次に、ずれ算出手段305で回帰直線算出時に用いた構成連結成分と、回帰直線のずれを求める(ステップS404)。ずれ吟味手段306を用いて、ずれの最大値が所定値を超える場合は(ステップS405:No)、最大ずれを与える連結成分を除外する(ステップS406)。ずれの最大値が所定値以下の場合は(ステップS405:Yes)、ステップS408に移行する。そして、連結成分数吟味手段308で、まだ除外されていない連結成分の数を吟味し(ステップS407)、その数が所定数以下ならば(ステップS407:Yes)、連結成分をすべて除外し、連続パターンが抽出されなかった旨(連続パターンなし、ステップS413)を出力してステップS204の処理に移行する。所定数を超える場合は(ステップS407:No)、ステップS403に戻って再び回帰直線を算出する。
【0165】
ステップS405の吟味で用いる所定値は固定値でも良いし、解像度によって変化させても良い。固定値にすれば構成が簡単になるし、解像度に比例してこの値を大きくすれば、解像度に関係なく安定した連続パターン抽出が行える。
【0166】
そして、ステップS405でずれが所定値以下の場合は(ステップS405:Yes)、回帰直線吟味手段307で求めた回帰直線の吟味を行う(ステップS408)。傾きが所定の範囲を超える場合は(ステップS408:No)、連続パターンでないと判断して、ステップS413に進み、連続パターンなしを出力し(ステップS413)、ステップS204に移行する。
【0167】
傾きが所定の範囲内の場合は(ステップS408:Yes)、形状ばらつき吟味手段309で、残っている連結成分の形状を吟味する。ばらつきの定義は、連結成分の高さ、幅、縦横比、面積等さまざまなものが考えられるが、本実施の形態では、構成連結成分の幅の分散値を計算して(ステップS409)用いることにする。
【0168】
この分散値が大きい場合には(ステップS410:No)、形状がほぼ同じ連続パターンではないと判断し、連続パターンがない旨を出力して(ステップS413)、ステップS204に移行する。一方、分散値が小さい場合には(ステップS410:Yes)、画素値吟味手段310で、連結成分の間の画素値を求めて(ステップS411)、間が背景であるかどうかを吟味する。この処理は、誤って文字列の一部を連続パターンと誤認しないために有効である。
【0169】
具体的には、連結成分と連結成分の間にある画素値を求め、背景色とみなせる値を持つ画素の割合を求め、所定範囲外であれば(ステップS412:Yes)、連続パターンなしと判断し(ステップS413)、ステップS204に移行する。所定範囲内であれば(ステップS412:No)、連続パターンが抽出できたと判断し、残っている連結成分を連続パターンとして出力し(ステップS414)、ステップS204へ移行する。以上のステップS203の処理を参照画像と処理対象画像に行い、それぞれから連続パターンを抽出する。
【0170】
図2に戻り、次に、同一連続パターン抽出手段106で、参照画像と処理対象画像から抽出された連続パターン同士を照合し、連続パターンひとつひとつの対応関係を求める(ステップS204)。
【0171】
図7は同一連続パターン抽出手段106の内部詳細を示すブロック図である。同一連続パターン抽出手段106は、連結成分格納手段701,連結成分数差吟味手段702,連結成分サイズ差吟味手段703,連結成分黒画素比差吟味手段704,連結成分回帰直線吟味手段705,連結成分存在範囲差吟味手段706,位置補正値算出手段707,最近傍連結成分探索手段708,距離吟味手段709,連結成分数吟味手段710を有している。
【0172】
図8は上記ステップS204の処理詳細を示すフローチャートである。まず、連結成分格納手段701に格納された連続パターンの連結成分を連結成分数差吟味手段702で吟味し(ステップS801)、その差が所定範囲外であれば(ステップS801:Yes)、同一連続パターンはないと判断し、その旨を出力して(ステップS811)、ステップS205へ進む。
【0173】
連結成分数差が所定範囲内であれば(ステップS801:No)、連結成分サイズ差吟味手段703を用いて、連結成分の大きさの差が所定範囲外であるかどうか吟味する(ステップS802)。差が所定範囲外であれば(ステップS802:Yes)、同一の連続パターンはないと判断してステップS811に移行する。
【0174】
サイズ差が所定範囲内であれば(ステップS802:No)、連結成分黒画素比差吟味手段704で、連結成分の外接矩形内の黒画素比の平均値を算出し、参照画像のものと処理対象画像のものを比較する(ステップS803)。差が所定範囲外であれば(ステップS803:Yes)、同一の連続パターンではないと判断してステップS811へ移行する。なお、黒画素比は二値画像の場合で、カラー画像や濃淡画像の場合は色情報や明度情報を同様に用いればよい。
【0175】
黒画素比差が所定範囲内であれば(ステップS803:No)、連結成分回帰直線吟味手段705で、回帰直線の傾きを調べる(ステップS804)。その差が所定範囲外であれば(ステップS804:Yes)、同一の連続パターンではないと判断してステップS811へ移行する。
【0176】
傾き差が所定範囲内であれば(ステップS804:No)、連結成分存在範囲差吟味手段706を用いて、各連続パターンの存在範囲を調べて、その差を吟味する(ステップS805)。存在範囲差が所定範囲外の場合(ステップS805:Yes)、例えば一方の連続パターンが画像上の広い範囲にわたって存在しているのに、他方の連続パターンが画像の比較的狭い範囲にしか存在しないような場合であり、同一の連続パターンではないと判断し、ステップS811へ移行する。
【0177】
存在範囲差が所定範囲内である場合には(ステップS805:No)、位置補正値算出手段707により各連続パターン間の位置の補正値を求める(ステップS806)。これは以下のようにして求めればよい。
【0178】
参照画像の連続パターンの存在範囲の座標値を(xmin,ymin)〜(xmax,ymax)で囲まれる矩形領域内とおき、処理対象画像の座標値を(Xmin,Ymin)〜(Xmax,Ymax)とする。補正値(p,q)を
p=(Xmin−xmin+Xmax−xmax)/2
q=(Ymin−ymin+Ymax−ymax)/2
とする。
【0179】
この補正値を使えば、参照画像の個々の連続パターンの座標値(x,y)から、処理対象画像での対応する連続パターン(X,Y)の値が
X=x+p
Y=y+q …(1)
で推定できる。
【0180】
最近傍連結成分探索手段708では、この補正値(式)を用いて個々の参照画像の連結成分に対応する処理対象画像の連結成分で最も近い位置にあるものを推定できる。上記(1)式で求めた、処理対象画像の連結成分の推定位置に最も近い、処理対象画像を構成する連結成分を選べばよい(ステップS808)。近いと判断する基準は、実際の連結成分の位置と推定位置のシティブロック距離などを用い、この距離のもっとも近いものを選べばよい。
【0181】
具体的には、処理対象画像の連続パターンの座標値を(Xn,Yn)、参照画像と補正値を使って推定した位置を(X,Y)としたときの距離dは、
d=|X−Xn|+|Y−Yn| …(2)
で計算することができる(ステップS807)。
【0182】
そして、最近傍の連結成分との距離を距離吟味手段709で吟味する。最近傍と判断されたものの、dが所定範囲外の場合は、これらの連結成分は対応するものではないと判断し、除外する(ステップS809)。除外したあと、残った連結成分の数を、連結成分数吟味手段710で吟味し(ステップS810)、所定値(所定数)以下になった場合には(ステップS810:Yes)、同一連続パターンはないと判断し、ステップS811へ移行する。
【0183】
残存連結成分数が所定値以上あれば(ステップS810:No)、同一連続パターンがあったと判断し、対応する各連結成分の座標値のペアを出力し(ステップS812)、ステップS205へ進む。なお、ここで出力する連結成分の座標値は、連結成分の重心や、画像の縁から遠い側の座標値を用いる。それぞれの特徴は上述した図6を参照して説明した事項と似ており、重心を使えばノイズの重畳に比較的強く、画像の縁から遠い側の座標を用いれば、連続パターンがスキャナの撮像範囲からはみ出した場合への対応が可能となる。
【0184】
図2に戻り、次に、補正式算出手段107で位置合わせのための補正式を算出する(ステップS205)。ここでは補正式にアフィン変換を用いるものとする。すなわち参照画像上の座標値を(x,y)、処理対象画像上の対応する座標値を(X,Y)とおいたとき、下記式(3)
【0185】
【数1】
Figure 0004141754
【0186】
となるような係数a〜fを求める。係数は以下のように求める。
先に求めた同一パターンがn組見つかったとする。
i番目のパターンの重心の座標値を
(xi,yi) (参照画像上のパターンの座標値)
(Xi,Yi) (対応する処理対象画像上のパターンの座標値)
とおく。
上記式(3)に(xi,yi)を代入し、この計算式で得られた(X,Y)と(Xi,Yi)のずれの二乗和が最小になるよう、a〜fを決定する。
すなわち、
【0187】
【数2】
Figure 0004141754
【0188】
となるようにa〜fを求めればよい。
【0189】
補正式算出手段107で得られた補正式は、文字切出手段108へ出力される(ステップS206)。文字切出手段108では、認識対象文字の位置を推定するのに使える。すなわち、参照画像上の文字の記入枠の位置の座標値を持っておけば、これに補正式で表現される補正を施して、処理対象画像における記入枠の位置を推定できる。位置がわかればこの領域から文字を切り出す(記入された部分の画像を特定する)ことができ、文字認識手段109で文字認識処理を行うことができる(ステップS207)。
【0190】
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2の構成を示すブロック図である。実施の形態2は、実施の形態1で説明した機能をソフトウェア(画像処理プログラム)によって実現する場合に用いられる装置(ハードウェア)構成について説明する。
【0191】
図示のように、CPU901,メモリ902,ハードディスク903,入力装置904,CD−ROMドライブ905,ディスプレイ906、マウス等からなる汎用の処理装置を用意する。CD−ROMなどの記録媒体907には、実施の形態1で説明した行抽出の処理機能や処理手順を実現させるための画像処理プログラムが記録されている。また、処理対象の原稿画像は、例えばハードディスク903などに格納されている。CPU901は、記録媒体907から上記した処理機能、手順を実現するプログラムを読み出し実行し、画像処理の結果をディスプレイ906や図示しないプリンタ等に出力する。
【0192】
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1で説明した処理動作の指示をするクライアントと、実際に動作を行い結果をクライアント返すサーバーを明確に分離し、両者をインターネット網を使って接続した場合について説明する。図10は実施の形態3の構成を示すブロック図である。
【0193】
インターネット網1010には、複数台のクライアントPC1〜3(1007〜1009)が接続されており、作業を指示するメッセージと、処理対象画像および参照画像をサーバー装置1011に送る。サーバー装置1011は、ルーター1005,ネットワークカード1004,バス1006を経て、画像と作業指示をハードディスク1003に格納する。CPU1001は、作業指示内容を読み出したのち、ハードディスク1003に格納されている画像処理プログラムと画像をメモリ1002に読み出して、実施の形態1で説明した処理を実行する。
【0194】
そして処理結果を再びインターネット網1010を通してクライアントPC1〜3(1007〜1009)へ送出する。この実施の形態3によれば画像処理はサーバー装置1011で行うため、クライアントPC1〜3(1007〜1009)にプログラムを導入する必要がないので、クライアントPC1〜3(1007〜1009)では導入のための時間及び導入コストを節約できる。
【0195】
上記画像処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0196】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明によれば、画像の位置合わせの精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施に形態1における処理手順を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態1における連続パターン抽出手段の内部詳細を示すブロック図である。
【図4】図2に記載のステップS203の処理詳細を示すフローチャートである。
【図5】回帰直線の算出例を示す図である。
【図6】スキャナ撮像で原稿が傾いた際の回帰直線の算出例を示す図である。
【図7】実施の形態1における同一連続パターン抽出手段の内部詳細を示すブロック図である。
【図8】図2に記載のステップS204の処理詳細を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2の構成を示すブロック図である。
【図10】実施の形態3の構成を示すブロック図である。
【図11】文字認識に用いられる帳票の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 パターン抽出手段
102 処理対象画像格納手段
103 参照画像格納手段
104 同一パターン抽出手段
105 連続パターン抽出手段
106 同一連続パターン抽出手段
107 補正式算出手段
108 文字切出手段
109 文字認識手段
301 連結成分格納手段
302 位置吟味手段
303 形状吟味手段
304 回帰直線算出手段
305 ずれ算出手段
306 ずれ吟味手段
307 回帰直線吟味手段
308 連結成分数吟味手段
309 形状ばらつき吟味手段
310 画素値吟味手段
601 撮像範囲
602 原稿
603 撮像された画像
603a 撮像された画像の縁
701 連結成分格納手段
702 連結成分数差吟味手段
703 連結成分サイズ差吟味手段
704 連結成分黒画素比差吟味手段
705 連結成分回帰直線吟味手段
706 連結成分存在範囲差吟味手段
707 位置補正値算出手段
708 最近傍連結成分探索手段
709 距離吟味手段
710 連結成分数吟味手段
901 CPU
902 メモリ
903 ハードディスク
904 入力装置
905 CD−ROMドライブ
906 ディスプレイ
907 記録媒体
1001 CPU
1002 メモリ
1003 ハードディスク
1004 ネットワークカード
1005 ルーター
1006 バス
1007〜1009 クライアントPC1〜3
1010 インターネット網
1011 サーバー装置
L 回帰直線
P 連続パターン
Pe 端座標の回帰直線

Claims (16)

  1. 処理対象画像と参照画像とから、予め設定された大きさを有する連結矩形を抽出し、抽出された複数の該連結矩形の回帰直線に基づいて規則的な配置で存在する複数の候補パターンを抽出する連続パターン抽出手段と、
    前記連続パターン抽出手段により抽出された候補パターン同士で対応するもの同士を、前記パターンが存在する範囲の座標値から検出する同一連続パターン抽出手段と、
    前記同一連続パターン抽出手段により得られたパターンの相互の位置関係に基づき、前記処理対象画像と前記参照画像との位置あわせのための補正式を算出する補正式算出手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記連続パターン抽出手段は、
    前記画像の背景色とは異なる画素値を持つ画素の連結成分を抽出する画素値吟味手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記連続パターン抽出手段は、
    予め定められた領域内でパターンを探索する位置吟味手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記位置吟味手段は、
    前記予め定められた領域を画像の縁に沿って形成される領域とすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記連続パターン抽出手段は、
    前記連結矩形の重心を算出し、前記回帰直線を求めることを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像処理装置。
  6. 前記連続パターン抽出手段は、
    前記連結矩形の端点のうち、画像の縁から遠い側の座標値から前記回帰直線を求めることを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像処理装置。
  7. 前記連続パターン抽出手段は、
    前記回帰直線から各連結矩形までの距離を算出する距離算出手段と、
    算出した距離が所定値より大きい連結矩形を抽出すべき候補パターンから除外するパターン除外手段と、
    除外されない連結矩形を用いて、再び回帰直線を求める再算出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至6に記載の画像処理装置。
  8. 処理対象画像と参照画像とから、予め設定された大きさを有する連結矩形を抽出し、抽出された複数の該連結矩形の回帰直線に基づいて規則的な配置で存在する複数の候補パターンを抽出する連続パターン抽出工程と、
    前記連続パターン抽出工程により抽出された候補パターン同士で対応するもの同士を、前記パターンが存在する範囲の座標値から検出する同一連続パターン抽出工程と、
    前記同一連続パターン抽出工程により得られたパターンの相互の位置関係に基づき、前記処理対象画像と前記参照画像との位置あわせのための補正式を算出する補正式算出工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記連続パターン抽出工程は、
    前記画像の背景色とは異なる画素値を持つ画素の連結成分を抽出する画素値吟味工程を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記連続パターン抽出工程は、
    予め定められた領域内でパターンを探索する位置吟味工程を含むことを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理方法。
  11. 前記位置吟味工程は、
    前記予め定められた領域を画像の縁に沿って形成される領域とすることを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記連続パターン抽出工程は、
    前記連結矩形の重心を算出し、前記回帰直線を求めることを特徴とする請求項8乃至11に記載の画像処理方法。
  13. 前記連続パターン抽出工程は、
    前記連結矩形の端点のうち、画像の縁から遠い側の座標値から前記回帰直線を求めることを特徴とする請求項8乃至11に記載の画像処理方法。
  14. 前記連続パターン抽出工程は、
    前記回帰直線から各連結矩形までの距離を算出する距離算出工程と、
    算出した距離が所定値より大きい連結矩形を抽出すべき候補パターンから除外するパターン除外工程と、
    除外されない連結矩形を用いて、再び回帰直線を求める再算出工程と、
    を含むことを特徴とする請求項8乃至13に記載の画像処理方法。
  15. 前記請求項8〜14のいずれか一つに記載の方法をコンピュータに実現させるプログラム。
  16. 前記請求項15に記載されたプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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