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JP4148082B2 - 複合容器 - Google Patents
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JP4148082B2 - 複合容器 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック製内容器と被せ蓋、及び角筒状スリーブとを組み合せた複合容器に関するものであり、さらに詳しくはジャム、佃煮、高粘度シロップなどの食品や、非食品である接着剤などの高粘度粘体製品を収納する金属缶に替わる代替容器として、プラスチック製内容器と被せ蓋、及び角筒状スリーブとを組み合せた複合容器に関するものである。
ジャム、佃煮、高粘度シロップなどの食品や、非食品である接着剤、塗料、薬品類などの高粘度の粘体製品を収納する容器分野においては、従来からスチール缶やブリキ缶に代表される金属缶やプラスチック製成形容器、プラスチック製内袋や紙製内袋からなる内容器とダンボール外函とを組み合せたバッグ・イン・ボックス形態の複合容器などが使用されている。
金属缶は、特に大型容器の場合、内容物を取り出す際、該容器の天面部をフルオープン開口するため専用の開口器具が必要である。
金属缶は製缶された状態で流通、使用されるため新缶を倉庫などで保管する際の在庫スペースが大きいこと、また空缶を運搬することになるため、俗に言われる空気輸送になり輸送効率が良くないなどの難点はあるが、内容物の取り出し性、段積強度、積載性などにおいて最も完成された容器である。
しかしながら、近年内容物によっては廃棄処理時の取り扱いが問題としてクローズアップされてきており、特に内容物を取り出した後の使用済みの金属缶を廃棄処理する際、内容物が容器内面に固着したままの状態では容器のリサイクルルートに乗らない問題があげられる。
このような場合は、資源ゴミではなく産業廃棄物として処理する為、廃棄コストが大きくかかるばかりか、放置産廃物として社会問題にもなっており、代替容器の出現が待たれている。
そこで代替容器として、例えば、プラスチック製成形容器、プラスチック製内袋や紙製内袋とダンボール外函とを組み合せた複合容器などが食品や工業製品を製造する業界において1部使用されている。
まず、プラスチック製成形容器は、容器本体、及び被せ蓋を、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、塩化ビニル樹脂などの合成樹脂を真空成形法、射出成形法(インジェクション成形法)などを使用して成形した容器である。
このようなプラスチック単体容器の場合は、坐屈をプラスチック本体で受けるのと、また、被せ蓋でスタックした時の重量を受ける為、該容器の厚みを厚肉にするので、該容器全体の重量が重くなってしまう。
また、該容器が厚肉になるため潰して減容化することが困難であり、廃棄処理が容易でなく、近年廃棄物の増加が大きな社会問題となり、しいては資源保護の問題や省エネルギー・省資源問題とともに地球環境問題となっている中、プラスチックの使用量を減らした
容器が望まれている。
その対策として登場した、プラスチック製の注出口が付帯されたプラスチック製内袋や紙製内袋からなる内容器とダンボール外函とを組み合せたバッグ・イン・ボックス形態の複合容器は、該内容器が内容物を直接収納し、品質保護を行い、一方外函は主に該内容器の外部からの衝撃を保護すること、また保管性、輸送性などの役割をもっている。
このような複合容器は、容器重量が金属缶やプラスチック製成形容器に比較して軽量であり、内容物を収納する前は、小さく折り畳めることから輸送費、保管費などの流通コストが安くつくほか、使用後には外函は回収して紙パルプ資源として再利用できる。
また、内容器は薄肉で潰し易く、焼却も容易であるが、内容物を取り出す方法として、内容物を充填する注入口を予め内袋に取り付けてあり、その注入口が該内容物を取り出す注出口となる仕組みになっている。
したがって、構造上内容物の注入口と注出口が同じであるため、内容物を取り出す際に取り出し口がフルオープンとならないため、特に内容物が粘体状の場合は、ハケなどによる掻き出しができないなど問題点がある。
また、このような内容物を充填したり、取り出したりする口栓を内袋に取り付けることが容易でなく、材料コストもかかり経済的でないなどの問題点もある。
かりに、内容物の取り出し口がフルオープン形状になったとしても、内容器内の該内容物が少なくなると、該内容器が剛性のないプラスチック製内袋や紙製内袋からできているため、該容器の内面同士が密着し、内容物の掻き出しが難しくなり、無理にハケなどにより、掻き出すと破れてしまう問題が発生する。
以上のように、プラスチック製成形容器、及びプラスチック製内袋や紙製内袋とダンボール外函とを組み合せた複合容器は、各々異なった問題点があるが、更に、共通的な問題点として内容物の比重が大きい場合や、容量が大きくなると重くなり、該内容物の重量の影響で内圧が容器の胴部分にかかり、胴膨れ現象が発生する。
すなわち、倉庫に保管中の静圧以外にも、輸送時の振動とか揺動に起因して内容物が振動し、この圧力のために該容器の胴部面に繰り返しの曲げ荷重が生じて胴部面が疲労破壊しやすくなり胴膨れ現象が発生する。
また、該容器を多段に積み重ねたとき、その積載荷重によって該容器の4つの胴部面の一番弱いところが変形し、胴膨れが加速され、胴部面が損壊(座屈現象)を生じる問題がある。
以上のように、プラスチック製成形容器、プラスチック製内袋や紙製内袋とダンボール外函とを組み合せた複合容器では、一長一短があり、金属缶に替わる完全な代替容器とはならないのが現状である。
本発明は係る従来技術の問題点を解決するものであり、プラスチック製の四角錐台形状の内容器と被せ蓋、及び該内容器を装填可能な角筒状スリーブとを組み合せた複合容器であって、該複合容器は軽量で粘体物でもハケによる掻き出しが容易で、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、更に内容物を取り出した後は、廃棄処理が
容易なプラスチック製内容器と被せ蓋、及び角筒状スリーブとを組み合せた複合容器を提供することを目的としている。
本発明は、上記のような課題を解決するために成されたものでプラスチック製の四角錐台形状の内容器Aと被せ蓋B、及び該内容器Aを装填可能な角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dであって、前記内容器Aの外面の側壁に、該角筒状スリーブC固定するためのスリーブロック用リブ1が設けられ、かつ、前記内容器Aの開口先端部の四隅に、前記被せ蓋Bに嵌合するための突起状の嵌合用リブが設けられ、前記被せ蓋Bの天面部の四隅にスタッキング用リブが設けられ、該スタッキング用リブ内側の凹部に前記突起状の嵌合用リブが嵌合させられ、前記角筒状スリーブCの内面が前記スリーブロック用リブに固定されていることを特徴とする複合容器である。
また、本発明は、上記の複合容器において、前記被せ蓋Bは、上記天面部5にハーフカット部hとヒンジ部iから構成される三角形状の開封蓋7が設けられていることを特徴とする複合容器である。
また、本発明は、上記の複合容器において、上記天面部5にハケ収納スペース部11が設けられていることを特徴とする複合容器である。
また、本発明は、上記の複合容器において、前記角筒状スリーブCは、矩形状の側部20の底辺中央側端に梱包の際に使用する横罫線eと該罫線eの両側端部より下方に縦ミシン目fが垂下して形成されるコの字状のバンド固定部4が設けられていることを特徴とする複合容器である。
また、本発明は、上記の複合容器において、前記複合容器Dは、前記角筒状スリーブCの下端内面と前記被せ蓋Bのスタッキング用リブ6の外面とが嵌合してスタッキングすることを特徴とする複合容器である。
本発明は、プラスチック製の四角錐台形状の内容器と被せ蓋、及び該内容器を装填可能な紙製の角筒状スリーブとを組み合せた複合容器であって、前記内容器の外面に、該内容器と該角筒状スリーブとを固定するためのスリーブロック用リブが設けられ、前記被せ蓋は、天面部の4隅にスタッキング用リブが設けられ、また天面部に三角形状の注出口となる開封蓋とハケ収納スペースが設けられ、さらに該内容器の開口先端部の4隅に該被せ蓋のスタッキング用リブ内側の凹部と嵌合するための突起状の嵌合用リブが設けられていることにより、該複合容器は軽量で粘体物でもハケによる掻き出しが容易で、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、更に内容物を取り出した後は、廃棄処理が容易なプラスチック製の四角錐台形状の内容器と被せ蓋、及び該内容器を装填可能な角筒状スリーブとを組み合せた複合容器を提供する。
次に、本発明に係る複合容器Dについて、図1から図9に基づいて実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係る複合容器Dを構成するプラスチック製の四角錐台形状の内容器Aと被せ蓋Bと角筒状スリーブC、及びハケ10をセットする状態の1実施例を示す斜視図であり、図2は本発明に係る複合容器Dをバンド12で結束した梱包状態を示す斜視図であり、図3は本発明に係る複合容器Dを構成する角筒状スリーブCの1実施例を示す展開図であり、図4は本発明に係る複合容器Dを構成する被せ蓋Bの1実施例を示す斜視図であり、図5は図4の平面図であり、図6は本発明に係る複合容器Dの被せ蓋Bの天面部5の開封蓋7を開封し、注出口7aを設ける状態を説明する斜視図であり、図7は本発明に係る複合容器Dを構成する被せ蓋B天面部5のハケ収納スペース部11に収納するハケ10の1実施例を示す平面図であり、図8は本発明に係る複合容器Dを構成する内容器Aと被せ蓋Bとを嵌合し、インナー密封した状態を示す側断面図であり、図9は本発明に係る複合容器Dを構成する内容器Aと角筒状スリーブCとのロック状態を示す側断面図である。
本発明は、プラスチック製の四角錐台形状の内容器Aと被せ蓋B、及び該内容器Aを装填可能な角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dであって、図1に示すように、前記内容器Aは、前記内容器Aの外面に、該内容器Aと該角筒状スリーブBとを固定するためのスリーブロック用リブ1が設けられている。
前記スリーブロック用リブ1は、該内容器Aと該角筒状スリーブBとを固定するための目的以外に該内容器A単体でスタックするための役割も兼ねている。
また、該容器Aは、天面開口部の4隅には被せ蓋Bの天面部5の4隅に設けられているスタッキング用リブ6内側の凹部と嵌合するための突起状の嵌合用リブ2が設けられている。
これらの該被せ蓋Bのスタッキング用リブ6と該容器Aの突起状の嵌合用リブ2がお互いに嵌合し、さらにシールされることにより、完全に密閉され内容物を保存する目的が達成される。
該内容器Aは、真空成形法、インジェクション成形法などにより、成形されるが、該内容器Aの側壁にスリーブロック用リブ1のような複雑なリブを形成する場合は、インジェクション成形法を使用することが好ましい。
前記インジェクション成形法とは、プラスチック成形技術の1種で主に熱可塑性合成樹脂に熱と圧力を加えて、これを溶解(可塑化)し、適当な流動状態となったものを、高い圧力(射出圧)のもとに、閉鎖した金型内に高速で流し込み充分固化させて取り出す成形方法である。
以上のように、内容器Aの側壁にスリーブロック用リブ1を設けることで、接着剤を使用しなくても該内容器Aと角筒状スリーブCを固定することができ、リサイクル的にも有利で、易解体が可能である。
また、前記内容器Aに使用する成形材料としては、合成樹脂、又は生分解性合成樹脂を使用するが、合成樹脂の場合は、例えば、ポリエチレン(低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン)、ポリプロピレン、ポリブテンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂、アイオノマー樹脂、その他などの各種の樹脂を使用することもできるが、成形性、内容物保存性、経済性などを配慮して直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)のいずれか1種が好ましい。
次に、生分解性合成樹脂の場合は、例えば、微生物系としてバイオポリエステル、バクテリアセルロース、微生物多糖(プルラン、カードランなど)などがある。
化学合成系には、脂肪族ポリエステル(ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリグリコール酸、ポリ乳酸など)、ポリビニルアルコール、ポリアミノ酸類などがある。
また、天然物系には、キトサン/セルロース、澱粉、酢酸セルロースなどがあり、複合物としては、澱粉/脂肪族ポリエステル、澱粉/ポリビニルアルコールなどがある。
これらのいずれか1種を使用することにより、土壌、堆肥の中に生息する好気性微生物や分解酵素により生分解を受け、最終的に二酸化炭素や水に分解し、無機物になれば廃プラスチックの処理問題も解決できるなどの利点がある。
次に、図4および図5に示すように、被せ蓋Bは、インジェクション成形法により、成形され天面部5の4隅にスタッキング用リブ6が設けられている。
この被せ蓋Bの4隅に設けられたスタッキング用リブ6は、内容器Aの4隅に設けられた突起状の嵌合用リブ2と対応して設けられている。
すなわち、内容器Aの天面開口部に被せ蓋Bを被せた時に、該内容器Aの4隅に設けられた突起状の嵌合用リブ2と該被せ蓋Bのスタッキング用リブ6内側の凹部とが嵌合し固定される状態になる。
また、該被せ蓋Bは、図6(a)に示すように、天面部5の任意の片隅にハーフカット部hとヒンジ部iから構成される三角形状の開封蓋7が設けられている。
前記開封蓋7には、中央部に摘み部8が設けられ、該三角形状の開封蓋7の摘み部8に
対応して、隣接部に摘み保持部9が設けられている。
このような構造の開封蓋7を設けることにより、図6(b)に示すように、前記ハーフカット部hをカッターナイフなどでカットし、ヒンジ部iで外側に折り曲げて注出口7aとなる開口部を設けることができる。
また、前記三角形状の開封蓋7の中央部に設けられた摘み部8により、該開封蓋7カット後の開口が容易になり、さらに、開口してヒンジ部iで折り曲げた後、該摘み部8を窪み形状をした該摘み保持部9にロックすることができ、開口した蓋が戻らないようにしている。
次に、開口した蓋を再封する時には、ヒンジ部iの位置にガムテープなどを貼り付けて再封することができる。
さらに、該被せ蓋Bの天面部5の任意の片隅に、図7に示すような、掴み手部10aと刷毛部10bから構成されるハケ10の形状に対応したハケ収納スペース部11が設けられている。
前記ハケ収納スペース部11は、掴み手部10aを収納する掴み手収納部11aと刷毛部10bを収納する刷毛収納部11bから構成されている。
複合容器Dの注出口7aから内容物を取り出した後、該内容物が粘度の高い場合は、どうしても残液が該容器D内に残るので、この残液を取り出す場合は、該被せ蓋Bを内容器Aから完全に取り外して全面開口し、取り出すことができる。
その際、該被せ蓋Bのハケ収納スペース部11から、取り外したハケ10を使用して残液を取り出した後、その使用したハケ10を該被せ蓋Bに設けられたスタッキング用リブ6にこすりつけて付着した残液を取り除くことができる。
次に、被せ蓋Bは、内容器Aと同様に合成樹脂または生分解性合成樹脂からなり、合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン(低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン)、ポリプロピレン、ポリブテンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂、アイオノマー樹脂、その他などの各種の樹脂を使用することもできるが、柔軟性、成形性、内容物保存性、経済性などを配慮して低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、又は直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)が好ましい。
次に、生分解性合成樹脂の場合は、例えば、微生物系としてバイオポリエステル、バクテリアセルロース、微生物多糖(プルラン、カードランなど)などがある。
化学合成系には、脂肪族ポリエステル(ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリグリコール酸、ポリ乳酸など)、ポリビニルアルコール、ポリアミノ酸類などがある。
また、天然物系には、キトサン/セルロース、澱粉、酢酸セルロースなどがあり、複合物としては、澱粉/脂肪族ポリエステル、澱粉/ポリビニルアルコールなどがある。
これらのいずれか1種を使用することにより、土壌、堆肥の中に生息する好気性微生物や分解酵素により生分解を受け、最終的に二酸化炭素や水に分解し、無機物になれば廃プラスチックの処理問題も解決できるなどの利点がある。
次に、角筒状スリーブCは、図3に示すように、座屈強度の大きいABフルートからなる両面段ボールを使用して、矩形状の4つの側部20が折り目gを介して連設され、該側部20の一方側端に折り目gを介して糊代部21が連設され、また矩形状の4つの側部20に長方形状の取手3が設けられる。
さらに、その4つの側部20の底辺中央側端に梱包の際に使用する横罫線eと該罫線eの両側端部より下方に縦ミシン目fが垂下して形成されるコの字状のバンド固定部4が設けられた打ち抜きブランクを作製し、該ブランクをスリーブ状に製函して作製される。
前記バンド固定部4は、図2に示すように、プラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCが組み合された複合容器Dをポリプロピレン製などのバンド12を巻き付けて梱包する際に使用され、該複合容器Dの下側が変形しないようにするためのものである。
以上のように、本発明は、プラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを各々別工程で作製後、図1に示すように、各々を一つに組み合せた複合容器Dであるが、前記内容器Aの外面に、該内容器Aと該角筒状スリーブCとを固定するためのスリーブロック用リブ1が設けられているのが一つの特徴である。
このスリーブロック用リブ1は、図9に示すように、ダンボールなどからなる角筒状スリーブCの側壁部14が該内容器Aのフランジ部13内側に入り込むことで、該内容器Aのスリーブロック用リブ1のアンダーカット部15が該ダンボール側壁部14内面に食い込みロックする機構になっているので該内容器Aと該角筒状スリーブCとを固定するための接着剤が不必要なことである。
次に、被せ蓋Bの天面部5の4隅にスタッキング用リブ6が設けられ、角筒状スリーブCの下端内面と前記被せ蓋Bのスタッキング用リブ6の外面とが嵌合してスタッキングするので、本発明の複合容器Dを使用した製品の倉庫保管や運搬などの流通時におけるスタッキングによる積載重量は、角筒状スリーブCが引き受ける。
したがって、被せ蓋Bは、特にスタック強度が必要ないので、被せ蓋B自身の材料は薄くて柔らかい材料でも良いので、図8に示すように、内容器Aの突起状の嵌合用リブ2内面と該被せ蓋Bのスタッキング用リブ6の凹部内面とは、インナー密封方式で完全にシールされ、インナー密封が効果的でパッキング性を持たせることが可能である。
前記インナー密封方式でシールする方法は、例えば、インパルスシール方式、高周波シール方式、超音波シール方式などの公知のヒートシール方法で接合することができる。
さらに、該被せ蓋Bは、このように薄くて柔らかい材料を使用できるので内容物を取り出すための注出口7aを容易に作製することができる。
次に、複合容器Dは、図2に示すように、ポリプロピレン製などのバンド12を巻き付けることで、該複合容器Dの保持性を持たせるのと、十字状にクロス結束したバンド12を取手3の代替にすることもできる。
このようにして作製された本発明の複合容器Dは、従来のプラスチック製成形容器に比
較して、該容器Dの坐屈は、ダンボールなどで作製された角筒状スリーブCの側壁強度でカバーするため、該容器A本体の肉厚は薄肉でも良い。
また、被せ蓋Bも同様に角筒状スリーブCがカバーするので、柔らかい材料を使用でき薄肉にすることができる。
したがって、該複合容器Dの全体重量は、軽量となり、さらに該容器Dは、内容器Aと角筒状スリーブCを分離することができるので複合容器Dを廃棄処理する際には、該内容器Aと該角筒状スリーブCを分離して各々を減容化し、潰すことにより、廃棄処理問題が解決できる。
また、従来のプラスチック製内袋や紙製内袋とダンボール外函を組み合せた複合容器に比較して、本発明の複合容器Dは、内容器Aは四角錐台形状をしているので、該内容器Aの外壁面と角筒状スリーブCの内壁面との間隙が下方に向かうに従い、離れているので内容物の重量による胴膨れは、角筒状スリーブCの内壁面まで影響しない。
内容物が少なくなっても内容器Aはプラスチック製の成形物であるので従来のプラスチック製内袋や紙製内袋のように密着しない。
また、該容器Aは、剛性を有しているので内容物の掻き出しが容易であり、ハケを使用しても破れることはない。
以上のように、本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dは、軽量で粘体物でもハケ10による掻き出しが容易で、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、さらに内容物を取り出した後は、廃棄処理が容易なプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dである。
次に実施例により、本発明を具体的に詳細に説明する。
本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器D(外形仕上がり寸法が幅285mm×奥行285mm×高さ340mm)を作製するために、先ず、図1に示すように、該内容器Aは、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)を使用し、天面開口部の4隅に突起状の嵌合用リブ2、及び該内容器Aの側壁にスリーブロック用リブ1を設け、該内容器本体の側壁肉厚が0.5mmになるようにインジェクション成形法により作製した。
次に、角筒状スリーブCは、図3に示すように、ABフルートからなる両面ダンボールを使用し、矩形状の4つの側部20が折り目gを介して連設し、該側部20の一方側端に折り目gを介して糊代部21を連設し、また矩形状の4つの側部20に長方形状の取手3を設けた。
さらに、その矩形状の4つの側部20の底辺中央側端にコの字状のバンド固定部4を設けた打ち抜きブランクを作製し、該ブランクをスリーブ状に製函して、図1に示すように角筒状スリーブCを作製した。
次に、図4及び図5に示すように、被せ蓋Bは、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)を使用し、天面部5の4隅にスタッキング用リブ6を設け、該天面部5に摘み部8が付いた三角形状の開封蓋7を設け、該摘み部8に対応して、隣接部に摘み保持部9を設け、さ
らに、片隅にハケ収納スペース部11を設け、該被せ蓋B本体の天部肉厚が0.5mmになるようにインジェクション成形法により作製した。
図1に示すように、内容器Aと角筒状スリーブCを組み合せて、高粘度の接着剤を充填してから、被せ蓋Bを被せ、図2に示すように、ポリプロピレン製のバンド12により結束し、製品を出荷できる状態の複合容器Dを仕上げた。
このような複合容器Dを使用して、該複合容器の注出口7aからの取り出しや、被せ蓋Bを取り外して全面開口した場合のハケ10による掻き出し性、段積強度及び積載性、また胴膨れによる座屈現象、更に内容物を取り出した後の、廃棄処理性をテストした。
その結果、本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dは、軽量で高度な粘体物でも注出口7aからの取り出しもでき、被せ蓋Bを取り外して全面開口にすればハケ10による掻き出しも容易であった。
また、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、更に内容物を取り出した後は、プラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを容易に分離でき、小さく圧縮して廃棄処理も容易であった。
本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器D(外形仕上がり寸法が幅285mm×奥行285mm×高さ340mm)を作製するために、該内容器Aは、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、被せ蓋Bは低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)を使用し、その他は実施例1と全く同様にした。
このような複合容器Dを使用して、該複合容器Dの注出口7aからの取り出しや、被せ蓋Bを取り外して全面開口した場合のハケ10による掻き出し性、段積強度及び積載性、また胴膨れによる座屈現象、更に内容物を取り出した後の、廃棄処理性をテストした。
その結果、本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dは、軽量で高度な粘体物でも注出口7aからの取り出しもでき、被せ蓋Bを取り外して全面開口にすればハケ10による掻き出しも容易であった。
また、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、更に内容物を取り出した後は、プラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dとを容易に分離でき、小さく圧縮して廃棄処理も容易であった。
本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器D(外形仕上がり寸法が幅285mm×奥行285mm×高さ340mm)を作製するために、該内容器Aは、ポリプロピレン樹脂(PP)、被せ蓋Bは低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)を使用し、その他は実施例1と全く同様にした。
このような複合容器Dを使用して、該複合容器Dの注出口7aからの取り出しや、被せ蓋Bを取り外して全面開口した場合のハケ10による掻き出し性、段積強度及び積載性、また胴膨れによる座屈現象、更に内容物を取り出した後の、廃棄処理性をテストした。
その結果、本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dは、軽量で高度な粘体物でも注出口7aからの取り出しもでき、被せ蓋Bを取り外して全面開口にすればハケ10による掻き出しも容易であった。
また、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、更に内容物を取り出した後は、プラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dとを容易に分離でき、小さく圧縮して廃棄処理も容易であった。
本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器D(外形仕上がり寸法が幅285mm×奥行285mm×高さ340mm)を作製するために、該内容器Aは、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)、被せ蓋Bは直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)を使用し、その他は実施例1と全く同様にした。
このような複合容器Dを使用して、該複合容器Dの注出口7aからの取り出しや、被せ蓋Bを取り外して全面開口した場合のハケ10による掻き出し性、段積強度及び積載性、また胴膨れによる座屈現象、更に内容物を取り出した後の、廃棄処理性をテストした。
その結果、本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dは、軽量で高度な粘体物でも注出口7aからの取り出しもでき、被せ蓋Bを取り外して全面開口にすればハケ10による掻き出しも容易であった。
また、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、更に内容物を取り出した後は、プラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dとを容易に分離でき、小さく圧縮して廃棄処理も容易であった。
本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器D(外形仕上がり寸法が幅285mm×奥行285mm×高さ340mm)を作製するために、該内容器Aは、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、被せ蓋Bは直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)を使用し、その他は実施例1と全く同様にした。
このような複合容器Dを使用して、該複合容器Dの注出口7aからの取り出しや、被せ蓋Bを取り外して全面開口した場合のハケ10による掻き出し性、段積強度及び積載性、また胴膨れによる座屈現象、更に内容物を取り出した後の、廃棄処理性をテストした。
その結果、本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dは、軽量で高度な粘体物でも注出口7aからの取り出しもでき、被せ蓋Bを取り外して全面開口にすればハケ10による掻き出しも容易であった。
また、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、更に内容物を取り出した後は、プラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dとを容易に分離でき、小さく圧縮して廃棄処理も容易であった。
本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器D(外形仕上がり寸法が幅285mm×奥行285mm×高さ340mm)を作製するために、該内容器Aは、ポリプロピレン樹脂(PP)、被せ蓋Bは直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)を使用し、その他は実施例1と全く同様にした。
このような複合容器Dを使用して、該複合容器Dの注出口7aからの取り出しや、被せ
蓋Bを取り外して全面開口した場合のハケ10による掻き出し性、段積強度及び積載性、また胴膨れによる座屈現象、更に内容物を取り出した後の、廃棄処理性をテストした。
その結果、本発明のプラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dは、軽量で高度な粘体物でも注出口7aからの取り出しもでき、被せ蓋Bを取り外して全面開口にすればハケ10による掻き出しも容易であった。
また、段積強度及び積載性も優れ、また胴膨れによる座屈現象もなく、更に内容物を取り出した後は、プラスチック製の内容器Aと被せ蓋B、及び角筒状スリーブCとを組み合せた複合容器Dとを容易に分離でき、小さく圧縮して廃棄処理も容易であった。
本発明に係る複合容器を構成するプラスチック製の四角錐台形状の内容器と被せ蓋と角筒状スリーブ、及びハケをセットする状態の1実施例を示す斜視図である。 本発明に係る複合容器をバンドで結束した梱包状態を示す斜視図である。 本発明に係る複合容器を構成する角筒状スリーブの1実施例を示す展開図である。 本発明に係る複合容器を構成する被せ蓋の1実施例を示す斜視図である。 図4の平面図である。 本発明に係る複合容器の被せ蓋の天面部の開封蓋を開封し、注出口を設ける状態を説明する斜視図である。 本発明に係る複合容器を構成する被せ蓋天面部のハケ収納スペース部に収納するハケの1実施例を示す平面図である。 本発明に係る複合容器を構成する内容器と被せ蓋とを嵌合し、インナー密封した状態を示す側断面図である。 本発明に係る複合容器を構成する内容器と角筒状スリーブとのロック状態を示す側断面図である。
符号の説明
A・・・内容器
B・・ 被せ蓋
C・・・角筒状スリーブ
D・・・複合容器
1・・・スリーブロック用リブ
2・・・嵌合用リブ
3・・・取手
4・・・バンド固定部
5・・・天面部
6・・・スタッキング用リブ
7・・・開封蓋 7a・・・注出口
8・・・摘み部
9・・・摘み保持部
10・・・ハケ 10a・・・掴み手部 10b・・・刷毛部
11・・・ハケ収納スペース部 11a・・・掴み手収納部 11b・・・刷毛収納部
12・・・バンド
13・・・フランジ部
14・・・ダンボール側壁部
15・・・アンダーカット部
20・・・側部
21・・・糊代部
e・・・横罫線
f・・・縦ミシン目
g・・・折り目
h・・・ハーフカット部
i・・・ヒンジ部

Claims (5)

  1. プラスチック製の四角錐台形状の内容器と被せ蓋、及び該内容器を装填可能な角筒状スリーブとを組み合せた複合容器であって、前記内容器の外面の側壁に、該角筒状スリーブ固定するためのスリーブロック用リブが設けられ、かつ、前記内容器の開口先端部の四隅に、前記被せ蓋に嵌合するための突起状の嵌合用リブが設けられ、前記被せ蓋の天面部の四隅にスタッキング用リブが設けられ、該スタッキング用リブ内側の凹部に前記突起状の嵌合用リブが嵌合させられ、前記角筒状スリーブの内面が前記スリーブロック用リブに固定されていることを特徴とする複合容器。
  2. 前記被せ蓋は、前記天面部にハーフカット部とヒンジ部から構成される三角形状の開封蓋が設けられていることを特徴とする請求項記載の複合容器。
  3. 前記被せ蓋は、前記天面部にハケ収納スペース部が設けられていることを特徴とする請求項記載の複合容器。
  4. 前記角筒状スリーブは、矩形状の側部の底辺中央側端に梱包の際に使用する横罫線と該罫線の両側端部より下方に縦ミシン目が垂下して形成されるコの字状のバンド固定部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の複合容器。
  5. 前記複合容器は、前記角筒状スリーブの下端内面と前記被せ蓋のスタッキング用リブの外面とが嵌合してスタッキングすることを特徴とする請求項記載の複合容器。
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