JP4148808B2 - 組立屋根 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2重構造の屋根を有するカーポートやテラス屋根等の組立屋根に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のカーポートとして、片流れタイプの2重構造の屋根を、両側に設けた各一対の支柱により両持ちで支持したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このカーポートは、主屋根と、主屋根を支持する2本の主梁材と、2本の主梁材をそれぞれ支持する2本の主支柱を備えると共に、副屋根と、副屋根を支持する2本の副梁材と、2本の副梁材をそれぞれ支持する2本の副支柱とを備えている。各主梁材の中空部には対応する副梁材が挿入されており、主梁材と副梁材はその接合長さを調整可能に接合されている。また、主屋根に対し副屋根が上側に位置し、主副両屋根は、主屋根の棟側と副屋根の軒側とが重なるように配設されている。
このカーポートでは、主梁材と副梁材との接合長さを調整することにより、主屋根と副屋根との重なり寸法が調整され、両屋根の重なり寸法分、カーポートの間口寸法が自在に変更できるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−324372号公報(第3頁、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カーポートを設置するスペースが、建物の外壁と敷地境界線との間であって、外壁に対し敷地境界線が平行ではなく斜めである変形スペースとなる場合がある。この場合に、上記の従来のカーポートをこの変形スペースに設置しようとすると、主屋根を敷地境界線に沿わせるべく平面視傾けて設置する必要があり、これに対応して2本の梁材を傾けて設置する必要がある。
主屋根は、副屋根との重なり部分により容易に傾けて設置できるが、梁材は、主梁材と副梁材との接合部分を屈曲させることができないため、副梁材の副支柱への取り付け部分で傾きを取る必要がある。
かかる場合に、少なくとも副梁材の副支柱への取り付け部分は、副梁材を傾き角度に合わせて切断すると共に、その補強材等を、傾き角度にあった専用のものを用意する必要があり、汎用性が損なわれると共に現場施工が煩雑になる問題がある。
【0005】
本発明は、2重構造の屋根本体を有する壁付けタイプの組立屋根にあって、屋根本体を外壁に簡単に取り付けることができると共に外壁に対する下屋根の角度を適宜変更可能な組立屋根を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の組立屋根は、屋根本体と、屋根本体を支持する複数本の梁材と、建物の外壁に固定され屋根本体の棟側端部および複数の梁材の棟側端部を支持する壁取付け枠と、を備えた壁付けタイプの組立屋根において、屋根本体は、棟側端部を壁取付け枠に支持された上屋根と、棟側が上屋根の軒側に重なって配設され且つ複数本の梁材に支持された下屋根とを有し、壁取付け枠は、上屋根の棟側端部を支持固定する上支持部と、複数本の梁材の棟側端部を外壁に対し角度変更可能に支持固定する下支持部と、上支持部と下支持部とを連結する連結部と、外壁に固定するための外壁固定部とを有し、下支持部は、各梁材の上面に添って、連結部から棟側に延在する着座部および軒側に延在するねじ取付け部から成り、各梁材に対し、その上面に当接した状態で、ねじ取付け部に予め形成した2つの貫通孔および梁材に現場合わせで形成した2つの貫通孔を貫通した2本の固定ねじを、梁材の中空内部に設けた裏板に螺合させることで、ねじ止めされていることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、壁取付け枠は、その外壁固定部により建物の外壁に固定され、この状態でその上支持部には上屋根の棟側端部が、下支持部には複数本の梁材の棟側端部がそれぞれ支持固定され、且つ連結部により上支持部および下支持部を介して下屋根と梁材が上下方向に相互に位置決めされる。一方、屋根本体は、上屋根と、棟側が上屋根の軒側に重なって配設された下屋根とから成るため、両者の重なり部分(オーバーラップ部分)の寸法分、その勾配方向(間口)の寸法を長短調節することができる。その際、複数本の梁材として予め長めのもの(最大間口寸法に対応)を用意し、これを現場合わせで切断する。
また、複数本の梁材を支持固定する壁取付け枠の下支持部が、各梁材の棟側端部を外壁に対し角度変更可能に支持固定する構造となっているため、例えば上記した変形スペースにも対応させることができる。すなわち、各梁材は、それぞれ外壁と敷地境界線との離間距離に合わせて切断され、且つ敷地境界線に直角となるように平面視傾けた状態で壁取付け枠の下支持部に固定される一方、下屋根は、上屋根との重なり部分で平面視傾けて設置される。
さらに、下支持部に対し各梁材を、角度変更した状態で簡単に支持固定することができる。また、各梁材を斜めに設置する場合において、その切断端が外壁と平行でなくても支持固定に支障を生ずることがない。
【0011】
この場合、上支持部、下支持部と、連結部および外壁固定部が、一体に成形された形材で構成されていることが、好ましい。
【0012】
この構成によれば、壁取付け枠を、押出し形材等で簡単に形成することができ、且つ一体として建物の外壁に簡単に取り付けることができる。
【0015】
これらの場合、下屋根は、棟側の端部に下屋根後枠を有し、下屋根後枠は、下端が各梁材の上面に着座し且つ上端が上屋根の下面に当接していることが、好ましい。
【0016】
この構成によれば、棟側端部を壁取付け枠に支持された上屋根が、下屋根後枠によりその軒側を支持されることになる。すなわち、下屋根後枠が上屋根の母屋的な機能を奏することになる。しかも、上屋根のこの部分に母屋を設けた場合には、下屋根を傾けて設置するときに母屋と干渉するおそれがあるが、この下屋根後枠では、かかる不具合は生じない。
【0017】
これらの場合、上屋根は、軒側の端部に上屋根前枠を有し、上屋根前枠は、下屋根の上面に固定されていることが、好ましい。
【0018】
この構成によれば、強風時等において、上屋根が浮き上がるのを有効に防止することができ、且つ上屋根の軒側端部に母屋を設けない場合に特に有用となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の組立屋根をカーポートに適用した実施形態について説明する。このカーポートは、棟側を建物の外壁に固定する、いわゆる壁付けタイプのものであり、且つその間口寸法を調整可能とする2重屋根構造の屋根を有している。なお、以下、梁間方向(屋根の勾配方向)の「軒側」を「前」とし「棟側」を「後」として説明すると共に、桁行方向を「左右」として説明を進める。
【0020】
図1の側面図、図2の正面図および図3の平面図に示すように、このカーポート1は、前後方向に僅かに湾曲した片流れの2重構造のカーポート屋根(屋根本体)2と、カーポート屋根2を支持する左右一対の梁材3,3と、各梁材3の前端側を支持する左右一対の支柱4,4と、カーポート屋根2の後端側および各梁材3の後端側を建物の外壁Wに支持するための壁取付け枠5とで構成されている。
【0021】
カーポート屋根2は、外壁W側に位置する上屋根7と、支柱4側に位置する下屋根8とから成り、上屋根7の前側と下屋根8の後側とは、所定の寸法に亘り重なって(オーバーラップして)配設されている。上屋根7に対し下屋根8は、前後方向に十分短く形成されており、下屋根8は上記の一対の梁材3,3に支持され、上屋根7は、前端部を下屋根8の後端部に支持されると共に後端部を壁取付け枠5に支持されている。
【0022】
図4および図5の拡大図に示すように、上屋根7は、いずれもアルミニウムの形材等で形成された上屋根前枠11および両上屋根側枠12,12と、上屋根後枠を兼ねる壁取付け枠(の上支持部61)5により四周が枠組みされている。なお、実施形態の上屋根7は、前後方向が極端に短いため母屋が省略されているが、長い場合には重なり部分を外して母屋を設けるようにしてもよい。上屋根前枠11および壁取付け枠5間には、垂木材の機能を有する複数本の屋根葺き材受け14が、上屋根側枠12に平行に掛け渡されている。また、各上屋根側枠12と各屋根葺き材受け14と間、および各屋根葺き材受け14同士の間には、上屋根前枠11および壁取付け枠5間に渡すように短冊パネル状の複数枚の屋根葺き材15が配設されており、各屋根葺き材15は、屋根葺き材受け14に対応して設けた屋根葺き材押さえ16により、屋根葺き材受け14に固定されている。
【0023】
なお、各上屋根側枠12は、屋根葺き材受け14および屋根葺き材押さえ16を組み合わせたものとほぼ同一の基本形態を有しているが、左右の片側でのみ屋根葺き材15の側端部を保持する構造となっている。また、屋根葺き材15を保持している部分には、雨仕舞いおよびガタつき防止のために、表裏両側においてシール材17が介設されている。
【0024】
上屋根前枠11は、下屋根8の上面に固定されており、下屋根8の上面に着座する前枠中空部19と、前枠中空部19の上側に形成した呑込み溝部20と、下枠中空部19から前方に「L」字状に延びる掛止部21とで、一体に形成されている。呑込み溝部20には、屋根葺き材15の前端部が保持され、掛止部21には、下屋根8の複数本の屋根葺き材押さえ37を介して各屋根葺き材受け35(いずれも後述する)にそれぞれねじ止めされた複数個の掛止金具22が掛止されている。すなわち、上屋根7の前端部は、下屋根8の上面に着座した上屋根前枠11を介して、下屋根8の上面に固定されている。これにより、上屋根7の前端部が強風により浮き上がるのを防止している。
【0025】
同様に、下屋根8は、いずれもアルミニウムの形材等で形成された下屋根前枠31、下屋根後枠32および両下屋根側枠33,33により四周が枠組みされており、さらにこれらと、両下屋根側枠33,33間に掛け渡した複数本の母屋34とで、下屋根8の主構造部が構成されている。下屋根前枠31および下屋根後枠32間には、複数本の屋根葺き材受け35が掛け渡されている。また、各下屋根側枠33と各屋根葺き材受け35と間、および各屋根葺き材受け35,35同士の間には、下屋根前枠31および下屋根後枠32間に渡すように短冊パネル状の複数枚の屋根葺き材36が配設されており、各屋根葺き材36は、屋根葺き材受け35に対応して設けた屋根葺き材押さえ37により、屋根葺き材受け35に固定されている。この場合も、屋根葺き材15を保持している部分には、表裏両側においてシール材38が介設されている。
【0026】
下屋根前枠31は、支柱4の上端部に固定した前枠本体40と、前枠本体40から前方に立ち上がるようにして延びる樋部41と、前枠本体40の上側に形成され屋根葺き材36の前端部を保持する呑込み溝部42とで一体に形成されている。各下屋根側枠33は、側部を湾曲形成した本体中空部44と、本体中空部44の上部から内側に水平に延びる屋根葺き材受け部45と、屋根葺き材36の側端部を挟み込んで屋根葺き材受け部45に対向して設けた屋根葺き材押さえ片46とを有している。
【0027】
下屋根後枠32は、梁材3の上面に着座する本体中空部48と、本体中空部48から前方に延びる固定片49と、本体中空部48の上側に形成され屋根葺き材36の後端部を保持する呑込み溝部50と、弧状に形成した本体中空部48および呑込み溝部50の後壁に連なり上屋根7の下面に当接する当接片51とで、一体に形成されている。すなわち、下屋根後枠32は、その本体中空部48を介して各梁材3の上面に着座すると共に、その当接片51を介して上屋根7の下面(屋根葺き材受け14)に当接しており、上屋根7の前側に対し母屋的な機能を有している。なお、上屋根7に対する下屋根8の傾き角度が比較的小さい場合には、上記の当接片51を上屋根7の下面に当接する構造とする必要はない(母屋的機能なし)。
【0028】
各支柱4とこれに対応する梁材3は、いずれもアルミニウムの形材等で形成され、且ついずれも断面略方形の中空形状を有している。支柱4の上端部後壁は方形に切り欠かかれており、この部分に梁材3の前端部が差し込まれ、内蔵する図示しない補強部材により、支柱4と梁材3とが強固に接合されている。
【0029】
上述したように、カーポート屋根2は全体として湾曲(アール屋根)している。このため、これを受ける各梁材3も、後部の直線部3aを残して前下がりに僅かに湾曲している。直線部3aは、梁材3の切詰め部分(詳細は後述する)であり、略500mmの長さを有している。すなわち、実施形態のカーポート1は、この500mmの範囲でその間口寸法を長短調整できるようになっている。これに対応して、上屋根7と下屋根8のオーバーラップ寸法は、500mm以下となる。
【0030】
一方、壁取付け枠5は、上屋根7の後端部を支持固定する上支持部61と、2本の梁材3,3の後端部を外壁Wに対し角度変更可能に支持固定する下支持部62と、上支持部61および下支持部62間を連結する連結部63と、外壁Wに固定するための上外壁固定部64および下外壁固定部65とを有しており、アルミニウムの形材等で一体に形成されている。
【0031】
上外壁固定部64は、上支持部61の上端から上側に延びる取付け片64aと、取付け片64aから直角に延びる壁突当て片64bとから成り、取付け片64aを貫通して外壁Wに螺合したコーチネジ66等により外壁Wに固定されている。同様に、下外壁固定部65は、下支持部62の後端から下側に延在すると共に脚部分を有して断面「コ」字状に形成されており、コーチネジ66等により外壁Wに固定されている。
【0032】
上支持部61は、上述したように上屋根後枠を兼ねており、屋根葺き材15の後端部を保持する呑込み溝部61aと、呑込み溝部61aから前方に延びる屋根固定部61bとで構成されている。屋根固定部61bには、シール材17を介在した状態で各屋根葺き材押さえ16の上側から螺合した固定ビス67が設けられている。そして、屋根固定部61bの前端から上記の連結部63が下支持部62に向かって直角に延びている。この場合、略鉛直方向に延びる連結部63により、上屋根7と各梁材3との上下の離間寸法が維持されている。なお、図中の符号68は、防水用のコーキング材である。
【0033】
下支持部62は、梁材3の上面に添って延在しており、連結部63から後方に延在して下外壁固定部65に連なる着座部62aと、連結部63から前方に延びるねじ取付け部62bとから成り、ねじ取付け部62bから梁材3に螺合した2本の固定ねじ69,69により、壁取付け枠5と梁材3とが相互に固定されている。この場合、壁取付け枠5と梁材3とを強固に固定すべく、ねじ取付け部62bの上面には座板71が設けられ、梁材3の中空内部には、2本の固定ねじ69,69が螺合する裏板72がビス止めされている。
【0034】
ここで、図3および図4を参照して、本実施形態のカーポート1において、単純に間口寸法の調整を行う場合と、変形敷地に対応して水平面内における下屋根8の角度調整を行う場合とについて説明する。実施形態のカーポート1では、これらの調整を現場合わせで行うようにしており、その際、現場での主な加工作業が2本の梁材3,3の切詰めで行えるようにしている。このため、現場に搬入される2本の梁材3,3は、このカーポート1における最大間口寸法に対応するものとなる。
【0035】
図4に示すように、カーポート1の間口寸法を調整する場合には、先ず2本の支柱4,4に2本の梁材3,3を組み付けておくと共に、壁取付け枠5を外壁Wに水平に固定する。ここで、各支柱4と壁取付け枠5との間の間口寸法に合わせて2本の梁材3,3をカッターで切断して切り詰める。この場合、各梁材3はその直線部3aを直角に端部切断する。また、梁材3を切断した後、これに固定ねじ69用の2つの貫通孔3b,3bを形成(図5参照)すると共に、これに合わせて裏板72をねじ止めする。次に、2本の梁材3,3および2本の支柱4,4を立ち上げ、支柱4,4を施工位置に立設すると共に、2本の梁材3,3の端部を壁取付け枠5に仮固定する。また同時に、角材になどで各梁材3および各支柱4を支えておく。ここで、基礎コンクリートを打設し、養生後、角材を外すと共に各梁材3を壁取付け枠5に本固定する。その後、梁材3の上に下屋根8を組み付け、さらに上屋根7を組み付けて作業を完了する。
【0036】
図3に示すように、変形敷地に対し下屋根8の角度調整(角度変更)を行う場合には、上記と同様に、敷地境界線Sに合わせて2本の支柱4,4、2本の梁材3,3および壁取付け枠5の施工と、これに相前後して左右の間口寸法に合わせて2本の梁材3,3をそれぞれの寸法に切り詰める。この場合も、各梁材3はその直線部3aを直角に端部切断され、且つ固定ねじ69用の2つの貫通孔3b,3bの形成および裏板72のねじ止めを行う。ただしこの場合には、2つの貫通孔3b,3bは外壁Wに平行に並ぶが、梁材3が外壁Wに対し傾いて設置されるため、貫通孔3b,3bの形成は壁取付け枠5を取り付けた後、この壁取付け枠5と支柱4との間に梁材3を宛がって孔の位置に印をしてから、行うことが好ましい。
【0037】
このようにして、支柱4、梁材3および壁取付け枠5を施工したら、上記と同様に、梁材3の上に下屋根8を組み付け、さらに上屋根7を外壁Wに平行に組み付けて作業を完了する。なお、この場合には、下屋根8の前端が敷地境界線Sと平行になるように施工することが前提となるため、下屋根8は元より、これを支持する梁材3および支柱4も外壁Wに対し傾いて設置される。したがって、この外壁Wとの傾き角度を、予め測定しておくことが好ましい。
【0038】
以上のように本実施形態によれば、上屋根7と下屋根8がオーバーラップして配設されているため、このオーバーラップ寸法の範囲内において、各梁材3を切り詰めることにより、カーポート1の間口寸法を簡単に調整することができる。また、梁材3を外壁Wに対し敷地境界線Sが平行でなく傾いている設置スペースに対しても、梁材3を壁取付け枠5に角度変更可能に固定することができるため、カーポート1をこのような設置スペースに適切且つ簡単に設置することができ、設置スペースに対する汎用性を損なうことがない。
【0039】
なお、本発明の組立屋根は、上記のカーポートの他、テラス屋根やストックヤード等にも適用可能である。また、実施形態ではアール形状の屋根について説明したが、フラットな屋根にも適用できることは、いうまでもない。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明の組立屋根によれば、上屋根と下屋根との重なり部分を利用して、屋根自体の間口寸法を変更ことができると共に、屋根自体の平面形状を変更することができる。このため、組立屋根を、敷地境界線などに合わせて自在に設置することができる。
【0041】
また、本発明の他の組立屋根によれば、屋根本体が重なって配設された上屋根と下屋根とから成り、且つ梁材が壁取付け枠に対しし角度変更可能に支持固定されているため、両者の重なり部分(オーバーラップ部分)の寸法分、間口寸法を長短調節することができるだけでなく、変形敷地等に対しても容易に対応させることができる。また、壁取付け枠により、屋根本体を外壁に簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカーポートの側面図である。
【図2】実施形態に係るカーポートの正面図である。
【図3】実施形態に係るカーポートの平面図である。
【図4】実施形態に係るカーポートの拡大裁断側面図である。
【図5】図4におけるA−A断面およびB−B断面を半部ずつに分けて表したカーポートの拡大裁断正面図である。
【符号の説明】
1 カーポート、2 カーポート屋根、3 梁材、3a 直線部、4 支柱、5 壁取付け枠、7 上屋根、8 下屋根、11 上屋根前枠、31 下屋根前枠、61 上支持部、62 下支持部、63 連結部、64 上外壁固定部、65 下外壁固定部、69 固定ねじ、W 外壁
Claims (4)
- 屋根本体と、前記屋根本体を支持する複数本の梁材と、建物の外壁に固定され前記屋根本体の棟側端部および前記複数の梁材の棟側端部を支持する壁取付け枠と、を備えた壁付けタイプの組立屋根において、
前記屋根本体は、棟側端部を前記壁取付け枠に支持された上屋根と、棟側が前記上屋根の軒側に重なって配設され且つ前記複数本の梁材に支持された下屋根とを有し、
前記壁取付け枠は、前記上屋根の棟側端部を支持固定する上支持部と、前記複数本の梁材の棟側端部を前記外壁に対し角度変更可能に支持固定する下支持部と、前記上支持部と前記下支持部とを連結する連結部と、前記外壁に固定するための外壁固定部とを有し、
前記下支持部は、前記各梁材の上面に添って、前記連結部から棟側に延在する着座部および軒側に延在するねじ取付け部から成り、前記各梁材に対し、その上面に当接した状態で、前記ねじ取付け部に予め形成した2つの貫通孔および前記梁材に現場合わせで形成した2つの貫通孔を貫通した2本の固定ねじを、前記梁材の中空内部に設けた裏板に螺合させることで、ねじ止めされていることを特徴とする組立屋根。 - 前記上支持部、前記下支持部と、前記連結部および前記外壁固定部が、一体に成形された形材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の組立屋根。
- 前記下屋根は、棟側の端部に下屋根後枠を有し、
前記下屋根後枠は、下端が前記各梁材の上面に着座し且つ上端が前記上屋根の下面に当接していることを特徴とする請求項1または2に記載の組立屋根。 - 前記上屋根は、軒側の端部に上屋根前枠を有し、
前記上屋根前枠は、前記下屋根の上面に固定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の組立屋根。
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