Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4152526B2 - 走行用履帯のリンクとピンとの固定構造 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4152526B2 - 走行用履帯のリンクとピンとの固定構造 - Google Patents

走行用履帯のリンクとピンとの固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4152526B2
JP4152526B2 JP18238699A JP18238699A JP4152526B2 JP 4152526 B2 JP4152526 B2 JP 4152526B2 JP 18238699 A JP18238699 A JP 18238699A JP 18238699 A JP18238699 A JP 18238699A JP 4152526 B2 JP4152526 B2 JP 4152526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
center
fixing member
link
circumferential groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18238699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001010551A (ja
Inventor
勝英 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP18238699A priority Critical patent/JP4152526B2/ja
Publication of JP2001010551A publication Critical patent/JP2001010551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4152526B2 publication Critical patent/JP4152526B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は履帯型車両に使われる走行用履帯のリンクとピンの固定構造に関し、具体的にはリンクとピンとの圧入固定後に、簡単な操作により特にその軸方向の強固な固定が確保される簡易なリンクとピンとの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すように、ブルドーザやトラクタ等の建設機械等における履帯型車両に使われる履帯1には、地面接地用の複数の履板2が無端状のリンクチェーン3にボルト止めにより取り付けられている。同リンクチェーン3は、例えば筒状のブッシュ4及び両端が外部に露呈した状態で同ブッシュ4に挿入された連結用のピン5を左右一対のリンク6,7の各ピン差込孔に順次圧入することにより組み立てられ、各リンク6,7を互いに離間した状態で同リンク6,7の前後端部が前後ピン5を介して関節的に結合される。
【0003】
前記ピン5と前記ブッシュ4との間の内部摩耗を防止するために、前記リンク6,7の各端部には、図示せぬ潤滑油密閉シール部材及び同シール部材の潰れ防止用スペーサが配され、前記ピン5の内部に溜められた潤滑油が前記ピン5と前記ブッシュ4との間に供給されるようになっている。
【0004】
前記リンクチェーン3は一般に土砂、砂利、砕石等の地盤、軟質地盤及び急勾配等の地盤を走行するために用いられるため、図示せぬ車体の下側ローラのツバ部等により各リンク6,7に加えられるスラスト方向の外力や、同車体のローラガード等により前記ピン5の端面に加えられるスラスト方向の外力等を受けやすい。このため、そのピン5が前記外力によりリンク6,7に対してスラスト方向に相対的に移動しないように、各ピン5とリンク6,7とを強固に圧入固定する必要がある。この圧入力が小さかったり、或いは長期間にわたってピン5が外力を受けたりすると、ピンずれやピン抜け等が生じるために、各リンク6,7の端部に配された前記潤滑油密閉シール部材及び同シール部材の前記潰れ防止用スペーサに変形、位置ずれ、破損等が生じる。
【0005】
前記シール部材や同シール部材の潰れ防止用スペーサに破損等が生じると、前記潤滑油の消耗が激しく、前記ピン5と前記ブッシュ4との間に内部摩耗を生じて同ピン5及びブッシュ4の破損等を急速に招来させ、前記リンクチェーン3としての機能が失われてしまうという不具合がある。
【0006】
一方、この種の履帯にあっては、ブッシュ4の例えば前進方向の内周面の一部が局部的に磨耗しやすく、その磨耗に応じてピン端部のリンク6,7に対する圧入位置を周方向で変更すべくリンク6,7からピン5を抜き出すことがある。この抜き出すときに、ピン5とリンク6,7との圧入力が高いとピン表面に擦過痕が残り、これを調整するために余分な時間が費やされる。そこで、前記圧入力を通常よりも低めに設定し、前記ピン5と各リンク6,7との圧入固定に加えて同ピン5の機械的な抜け止め構造を採用する。
【0007】
この抜け止め構造としては、例えば図8に示す如き止め輪タイプや、特開平5−213237号公報に開示されたピンの抜け止め構造が開発されている。前者にあっては、リンク6のピン圧入孔に圧入されたピン5の突出端周面に環状溝8が形成されており、同環状溝8に嵌着されたC形抜止部材が各リンク6,7のピン圧入孔周縁部に当接した状態でリンク6,7とピン5とを固定する構造であり、後者にあっては、図9に示すように、ピン5の一端部に断面が弧状の環状溝8を形成し、ピン5をリンク6,7のピン圧入孔に圧入したのち、半径方向に整列したパンチ装置9により各リンク6,7のボスの外周の一部を押圧変形させて、前記環状溝8中に小さな塊を突出させ、同塊を前記環状溝8に係合させるようにしている。なお、これらの図において符号10は潤滑油密閉シール部材、符号11は同シール部材の潰れ防止用スペーサを示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、図8に示すピンの抜け止め構造によれば、前記環状溝8と嵌合している前記C形係止部材が弾性を有しているため、異物の接触或いは履帯の振動によって係止状態から弾性変形し易い。前記履帯形車両は、足周りに岩石や凹凸の多い環境で使用され、しかもC形係止部材は、平坦な前記リンク6,7の固定端面に当接され外側に露呈しているため、比較的容易に外部からの衝撃を受けやすい。更には、前記C形係止部材自体の固定も、形状がC形ゆえに環状溝8の全周で係止させることができず、前記係止部材の受ける外力がそれ程大きくない場合であっても、その弾性変形により前記環状溝8からずれたり、外れたりすることがあり得る。
【0009】
また、前記ピン5についても、C形係止部材を環状溝に嵌合係止するにあたっては、前記リンク6,7の固定端面が平坦であるために、同固定端面から前記ピン5の端部が外側に突出することを余儀なくされて、直接外部の障害物と接触したり、障害物による衝撃を受けたりする機会が増え、前記ピン5とリンク6,7との軸方向の相対的なずれを助長することにもなる。
【0010】
一方で、前記特開平5−213237号公報の開示によれば、前記ボスの肉厚の薄い外周から前記環状溝8中に向けて局部的なパンチ加工により小さな塊を突出させるものであるために、前記ピン5との間の係合箇所が少なく、しかもその係合部分の幅や厚さ寸法は小さい。このため、そのピン5の軸方向に対する強固な固定が期待できず、耐久性にも乏しい。
【0011】
また、前記ボスのパンチ加工による固定構造では、各リンク6,7のボスに圧入されたピン5の環状溝8を目視することは不可能であるため、前記環状溝8に対応させて正確に小さな塊を係止状態で突出させることは難しく、同リンク6,7及びピン5の組み立て作業のみならず組み立て作業後の検査においてさえも前記環状溝8中に小さな塊が確実に係合しているか否かを確定することができないという不具合もある。更には、リンク6,7の側面からボスが突出するため、同ボス部分が外部の障害物や岩石等と干渉しやすく、ガタツキの発生を助長しやすい。
【0012】
更にまた、前記ピン5及びリンク6,7の組み立て作業に用いるリンクプレス機の他に、専用のパンチ装置が必要となり、しかもその設置箇所がボス周辺に限られるため、ボスの突出量を大きく設定せざるを得ず、設備費や製造費がかかることに加えて、前記特開昭61−184178号公報の固定構造と比較しても、作業が繁雑になりやすい。
【0013】
上述したように、前記いずれのピン固定構造においても、各リンク6,7は車体の下側ローラのツバ部及びローラガード等により加えられるスラスト方向の外力等を受けることによって、各リンク6,7のジョイント部分に配された潤滑油密閉シール部材10及び同潰れ防止用スペーサ11に破損等が生じやすいという点では従前通り変わりがない。
【0014】
本発明は、かかる従来の課題を解消すべくなされたものであり、その具体的な目的は、前記ピン5の軸方向に対する固定力を充分に確保するとともに、前記固定力の一翼を担っているピン固定構造による安定した固定状態を維持し、しかも特別な冶具を用いずに、従って余計な作業空間を要することなくピン固定作業を容易に行える走行用履帯のリンクとピンの固定構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
前記目的は本件請求項1〜3に記載された各発明により達成される。
本件請求項1に係る発明は、左右一対の複数のリンクがピン及びブッシュを介して無端状に連結されてなる車両の走行用履帯にあって、円盤状で前記ピンとほぼ同一径のピン差込孔を有するピン固定部材と、前記ピン差込孔の周縁部の一部が嵌着する円周溝を有するピン端部と、円形の凹陥部が形成されたリンク端面とを備え、前記ピン固定部材は前記凹陥部の底面に当接して前記ピン固定部材の外周面が前記凹陥部の内周面に摺動案内され、前記ピン固定部材の回転中心とピン中心とが偏位してなり、且つ前記ピン固定部材の回転中心と円形の凹陥部の中心とが一致してなることを特徴とする走行用履帯のリンクとピンとの固定構造にある。
【0016】
かかる構成によれば、円盤状のピン固定部材はピンとほぼ同一径のピン差込孔を有するリング形状をなしており、前記ピンに前記リンクが圧入された状態で、前記ピン差込孔にピンを挿入し、前記リンクのピン圧入孔の開口部に形成された円形の凹陥部の底面にピン固定部材を当接する。このとき、同ピン固定部材のピン差込孔内周面に対応するピンの外周には、前記固定部材を嵌着させるための円周溝が形成されている。前記ピン固定部材の回転中心と前記円周溝の中心とは互いに偏位している。
【0017】
このため、前記ピン固定部材を前記リンクの円形凹陥部の内周壁に沿って回転させると、同ピン固定部材のピン差込孔の一部が前記円周溝に嵌合することになる。前記ピン固定部材の回転を円滑に行うためには、前記凹陥部の内径をピン固定部材とほぼ同径として、その中心をピン固定部材の回転中心と一致させる必要がある。従って、前記凹陥部の中心と固定部材の回転中心とは常に一致していることになる。ここで、前記ピン固定部材をリンクの円形凹陥部の内周壁に沿って回転させるとき、前記ピン固定部材に2以上の孔を穿設しておき、同孔に治具を差し込み、同治具を使ってピン固定部材を回転させれば、前記円周溝に対するピン固定部材の嵌着作業が容易となる。
【0018】
また、前記ピン固定部材の外周面は、前記凹陥部の内周面に当接しているので、径方向にずれることがなく、一旦ピン固定部材がピンの円周溝に嵌合すると前記ピンから外れることもない。しかも、ピン固定部材はリンクの凹陥部に収容状態となるため、前記リンク端面が外部の障害物からの防護壁として機能し、固定部材が前記障害物と接触することによって損傷したり或いは回転してピンから外れることもなく、前記ピン固定部材の安定した固定状態が得られる。更には、前記ピン端部も前記凹陥部から外部に突出しないようにできるため、前記固定部材と同様に、外部の障害物と接触することがなくなりピンずれも起こしにくい。
【0019】
一方、ピンを軸方向に固定するために必要な固定力は、前述の如く各種履帯型車両の型式、或いは作業環境によって当然異なることになる。例えば、足周りに落石が多く、或いは地盤自体に凹凸の激しい場合には、前記必要な固定力も大きくなるし、反対に平坦な地盤では少なくてすむので、ピンの安定した固定状態を得るための必要な剪断力も変わることになる。本件発明では、環境ごとに使用材質を選定すると共に、前記ピン固定部材の回転量や前記周辺溝の溝形状等によってその嵌合量を変化させることができるので、前記固定力の異なる車種或いは作業環境に対しても容易に対応することができる。
【0020】
更に、本発明にあってはブッシュの局部的な磨耗のためにピンとリンクの周方向の圧入位置を変更するときも、前記ピン固定部材をピンの円周溝から外れる方向に回転させれば、ピン固定部材をピンから容易に取り外すことができ、元々が従来よりも低い圧入力によりピンとリンクとを圧入固定しているため、ピンからリンクを抜き取るに際しても、ピンの周面に擦過痕を残さずに比較的低い引き抜き力をもって容易に抜き取ることができる。
【0021】
本件請求項2に係る発明にあっては、前記ピン固定部材の回転中心とピン中心とが偏位しており、前記ピン中心と前記円周溝の中心とが一致してなる請求項1記載の走行用履帯のリンクとピンとの固定構造である。すなわち、本発明はリンクの凹陥部の中心及びピン固定部材の回転中心が一致し、それらの中心がピン中心から偏心しており、しかもピンの端部に形成される前記円周溝の溝底までの寸法が全周にわたって同一寸法とされている固定構造を規定している。
【0022】
ピン固定部材のピン差込孔にピンを挿通させた位置からピン固定部材を凹陥部内で回転させると、各偏心位置が移動し、その移動量によりピン固定部材とピンの円周溝との嵌合割合が変化する。本発明にあっては、前記ピンの円周溝の中心位置と前記ピン固定部材の回転中心とを変更することにより、前記円周溝に対するピン固定部材の周方向の嵌合量を変更することができる。従って、前記凹陥部内における前記ピン固定部材の回転量を変更することにより、ピンとリンクとの軸方向の相対的な移動に対する剪断力も調節できる。また、この発明にあっては円周溝の深さがピンの全周で同一深さとなるため、ピンに対する溝加工が容易である。
【0023】
一方、本件請求項3に係る発明の構成は、前記ピン固定部材の回転中心とピン中心とが偏位しており、且つ前記ピン中心と前記円周溝の中心とが偏位してなる請求項1記載の走行用履帯のリンクとピンとの固定構造にある。
【0024】
この発明にあっては、ピン固定部材の回転中心、ピン中心及び円周溝の中心の全てを相手方に対して偏心させているため、ピン固定部材を回転させることによりピン中心及び円周溝の中心位置とピン固定部材の回転中心との偏位量が相対的に変化して、ピン固定部材と円周溝との嵌合量は前記ピン中心と円周溝中心及びピン固定部材の回転中心の各偏位量の和に等しくなる。従って、本発明にあって、ピン固定部材と円周溝との最大嵌合量は上記請求項2に係る発明のそれより、円周溝のピンに対する偏心量だけ多くなる。
【0025】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。 図1は本発明の履帯におけるリンクチェーンの一部を示す構造説明図、図2は同リンクチェーンの一部を分解して示す分解図である。なお、これらの図にあって、図7〜図9に示した従来技術と実質的に同じ部材等に関しては、同一の符号が付されている。
【0026】
図1及び図2において、リンクチェーン3には左右一対の複数の無端状のリンク6,7が関節的に連結され、図7に示した複数の地盤接地用履板2が前記リンク6,7の履板取付孔20にボルト止めされ、前記リンクチェーン3及び履板2により図7の履帯1が構成される。履帯1は図示せぬ建設機械等の履帯型車両の後部に配された起動輪、同前部に配された遊動輪及び同中央部に配された下部転輪等からなる走行駆動輪に回動可能に掛け廻される。
【0027】
このリンクチェーン3は複数のジョイント部21に間接的に連結されたリンク組立体を備えている。同リンク組立体は互いに鏡面対称の関係にある左右一対のリンク6,7、同リンク6,7を連結するピン5及び同ピン5を圧入する円筒状のブッシュ4を有している。同リンク6,7は中央部分22を除いた前後両端部に内側及び外側に交互にそれぞれ屈曲された端部部分23,24とを有している。前記中央部分22には前後に2個の窓部25が形成され、前記履板取付孔20は、前記リンク6,7の外周に形成された平坦状の取付面26に前後左右の4箇所に形成され、前記窓部25と連通している。前記ピン5の長さ寸法は左右リンク6,7間の外幅寸法と略同じ寸法に設定されている。図2に示すように、前記ブッシュ4の両端外周縁には段差27を介してリンク圧入用のブッシュ係合部28が形成されている。
【0028】
左右のリンク6,7の外側に屈曲した一方の各端部24はピン5と結合するためのピン圧入用の端部であり、同ピン圧入用端部24には、前記ピン5の両端部を圧入するためのピン圧入孔32が形成されており、各リンク6,7の内側に屈曲した他方の各端部23は前記ブッシュ係合部28を圧入固定するブッシュ圧入用端部を構成し、同ブッシュ圧入用端部23には前記ブッシュ4を圧入するためのブッシュ圧入孔36が形成されている。前記ピン圧入用端部24の前後方向の寸法は前記ブッシュ圧入用端部23の同方向の寸法よりも短く形成され、これら一対の端部23,24の先端は略半円形状とされている。
【0029】
前記ピン5が圧入される各ピン圧入孔32の内側端面には、同ピン圧入孔32よりも大径の密閉シール部材10と同シール部材10の潰れ防止用スペーサ11とを同心上に嵌着する嵌着孔30が形成され、また各ピン圧入孔32の外側端面には、同ピン圧入孔32の中心線とは偏位する位置に中心をもつ円形の凹陥部33が形成されている。リンク6,7に形成された前記ブッシュ圧入孔34は、前記ブッシュ4を係止する係止孔35と、同係止孔35よりも小径の前記ブッシュ係合部用の係合孔36とを有している。
【0030】
前記ピン5の端部軸中心には前記潤滑油を注入する油注入孔37が形成されると共に、前記ピン5の軸心上には前記油注入孔37に連通する潤滑油用溜部38が形成され、前記潤滑油用溜部38とピン5の外周面とは枝穴若しくは油穴39を介して連通しており、ブッシュ4の内周面に潤滑油が供給される。前記油注入孔37は図示せぬ潤滑油用密封栓によって封止される。
【0031】
図3及び図4は本発明における前記ピン5とリンク6,7との代表的な固定構造例を示しており、図3は固定前の状態を、図4は固定後の状態を示している。リンク6,7のピン圧入孔32の開口端面には、前述の如くピン中心O1 に対してd1 だけ偏心する位置に中心O2 を有する円形の凹陥部33が形成されており、前記ピン圧入孔32に圧入されるピン5の端部には周方向に連続する円周溝40が形成されている。
【0032】
これらの図にあって、符号41で示された部材は本発明の特徴部の一部をなすピン固定部材41であり、このピン固定部材41はその回転中心O4 とd2 だけ偏心した位置に中心O5 をもつピン差込孔42を有するドーナツ盤状を呈しており、本実施例にあってはピン固定部材41の回転中心O4 とピン差込孔42の中心O5 とを結ぶ直線上であって前記ピン差込孔42を挟んだ対向位置に、前記ピン固定部材41を回転させるための回転冶具差込孔43が形成されている。前記ピン固定部材41の回転中心O4 はリンク6,7の端面に形成された前記凹陥部33の中心O2 と一致し、その外径は前記凹陥部33の内径とほぼ等しく、その内径は前記ピン5の外径にほぼ等しく設定されている。なお、ピン5の端部に形成された前記円周溝40は、リンク6,7の前記凹陥部33の底面にその一側面を一致させて、同円周溝40の全容が前記凹陥部33に表出する位置に形成されている。
【0033】
かかる構成にあって、いま図3に示すようにリンク6,7のピン圧入孔32に圧入されたピン5をピン差込孔42に差し通すようにしてピン固定部材41をリンク6,7の前記凹陥部33に嵌着する。
【0034】
前記ピン固定部材41が前記凹陥部33の底面に当接したとき、同ピン固定部材41を凹陥部33の底面に当接させた状態で、前記ピン固定部材41の前記回転冶具差込孔43に図示せぬ回転冶具の先端ピン部を差込み、前記ピン固定部材41の回転中心O4 を中心に凹陥部33内を180°回転させる。このとき、ピン固定部材41の外周面が凹陥部33の円形内壁面を摺動案内される。その結果、前記ピン固定部材41は前記凹陥部33の中心O2 を回転中心として、ピン5の中心O1 に対しては偏心回転し、図4の(b)にハッチで示すようにピン固定部材41の大径側41bのピン差込孔周縁部がピン5の円周溝40に嵌合固定する。
【0035】
前記ピン差込孔中心O5 は、ピン固定部材41の回転によってその偏心位置が移動し、その移動量によってピン固定部材41と円周溝40との嵌合量は変化することになるが、この嵌合量はピン固定部材41が180°回転したときに最大となる。本実施例においては、ピン差込孔中心O5 は回転前の位置に対して2d1 移動するので、この偏心位置の移動分が前記円周溝40とピン固定部材41との嵌合量となり、最大嵌合量を与える。従って、この最大嵌合量を確保するためには、前記円周溝40の周方向の溝深さを前記ピン差込孔中心O5 の偏心位置の移動分2d1 と同等以上にすればよいことになる。ただし、この嵌合量を確保するための円周溝40の溝深さは、当然に溝形成部のピン部分の強度が確保される範囲内で設定しなければならない。
【0036】
ピン固定部材41をピン5の円周溝40に嵌合固定したのちも、前記ピン固定部材41の外周面の全てが、回転案内面をなす前記凹陥部33の内周面に接触しているので、径方向にずれることがなく、一旦ピン固定部材41が円周溝40に嵌合すると前記ピンから外れることもない。しかも、走行用履帯の障害物が多い作業環境にあっても、ピン固定部材41がリンク6、7の凹陥部33に収容された状態であるため、前記凹陥形状によって保護されるので、従来のピン5の固定構造にあって課題とされていた障害物との接触による固定部材41の損傷といった不具合が起こりにくい。また、一旦円周溝40に嵌合した固定部材41は、前記障害物との接触によって回転して外れるおそれもなくなるため、本構造によって前記ピン固定部材41は安定した嵌合固定状態が得られる。
【0037】
更には、前記ピン5の端部も前記凹陥部33内に収容することができるため、外部に突出せずに、前述のピン固定部材41と同様に外部の障害物と接触する機会が少なくなり、ピンずれも起こしにくくなる。
【0038】
一方、ピン5を軸方向に固定するために必要な固定力は、前述の如く各種履帯型車両の型式、或いは作業環境によって当然異なることになるので、嵌合状態にあるピン固定部材41がピン5の円周溝40とリンク6,7のピン圧入孔32の開口周縁との間に働く剪断力も車両の作業環境によって異なることになる。例えば、足周りに落石が多く、或いは地盤自体に凹凸の激しい場合には、ピン5及びリンク6,7に必要な固定力も大きくなり、反対に平坦な地盤ではその固定力は小さくてすむため、それらの状況により固定部材41が受ける剪断力も必然的に変わることになる。
【0039】
前記ピン5とリンク6,7との間でピン固定部材41が受ける剪断力は、同固定部材41の前記円周溝40の周方向長さに略比例するため、その周方向の嵌合長さを変更することにより変更される。嵌合部位を多くとってやれば単位長さ当たりの剪断力は小さくなるので、本件発明にあっては、前記ピン固定部材41の回転中心O4 とピン中心O1 の相対的な偏位量を変えるといった比較的軽微な設計・製作変更で剪断部位を変えることができるので各状況の剪断力に対し容易に対応することができる。
【0040】
前記履帯を長期にわたって使用すると、ピン5の回転によりブッシュ4が局部的に磨耗するので、必要に応じてピン5とリンク6,7の周方向の圧入位置を変更する必要が生じる。このような場合でも、本発明にあっては前記ピン固定部材41がピンの円周溝に対して回転嵌込み式としているので、外れる方向に回転させてやれば円周溝40への嵌込みが解除できて、ピン固定部材41をピン5から容易に取り外すことができる。このためピン5はリンク6,7から抜き取り易くなる。しかも、本固定方式では元々が従来よりも低い圧入力によってピン5とリンク6,7とを圧入固定しているため、ピン5からリンク6,7を抜き取るに際しても、ピン5の周面に擦過痕を残さずに比較的低い引き抜き力をもって容易に抜き取ることが可能になる。
【0041】
また、各部材の耐久性を越えた長期の使用により、各構成部材の内の一部を交換を余儀なくされる場合がある。このように固定部材41の交換を余儀なくされる場合であっても、本発明によれば前述のように固定部材41を容易にピン5からの取り外しができるので、周辺の状況に応じた部材の交換に機敏に対応することができる。
【0042】
一方、図5及び図6は、本発明の他の代表的な実施例としてピン5の中心O’1 と円周溝中心O’3 が偏位している場合のピン固定構造を示しており、図5は固定前の状態を、図6は固定後の状態を示している。リンク6,7の圧入孔32の開口端面に形成される円形の凹陥部33は、上記実施例におけるピン中心O’1 に対する偏位量d1 よりもΔd1 大きいd1 ’(=d1 +Δd1 )の偏心量をもってピン中心O’1 から偏心する位置に中心O’2 を有している。前記ピン圧入孔32に圧入されたピン5の端部には周方向に連続する円周溝40’が形成されている。
【0043】
この実施例によれば、前記円周溝40’の中心O’3 は、ピン中心O’1 とピン固定部材41’の回転中心O’4 とを結んだ直線上であって、ピン中心O’1 から見てピン固定部材41’の大径側41’bにd’2 だけ偏心する位置である。つまり、この固定構造例によれば、前記円周溝40’の溝深さがピン5の周方向に浅→深→浅と変化しており、図示例ではその深さが0→深→0と変化し、最も深いところでピン径の略1/3となっている。
【0044】
一方、本発明の特徴部の一部をなすピン固定部材41’は、そのピン差込孔42’の中心O’5 が同固定部材41’の回転中心O’4 (凹陥部33の中心O’2 に等しい)に対してd’1 だけ偏心したドーナツ状円盤からなる。従って、ピン差込孔42’の中心O’5 から、図5にハッチで示すように小径部分41’a→大径部分41’b→小径部分41’aへと変化している。
【0045】
かかる構成にあって、いま図5に示すようにリンク6,7のピン圧入孔32に圧入されたピン5をピン差込孔42’に差し通すようにしてピン固定部材41’をリンク6,7の前記凹陥部33に嵌着する。前記ピン固定部材41’が前記凹陥部33の底面に当接したとき、同ピン固定部材41’を凹陥部33の底面に当接させた状態でその回転中心O’4 (凹陥部33の中心O’2 )を中心に凹陥部33内を180°回転させる。このとき、ピン固定部材41’の外周面が凹陥部33の内壁面に摺動案内される。その結果、前記ピン固定部材41’はピン5の中心O’1 に対して偏心回転すると同時に、その差込孔42’も凹陥部33の中心O’2 に対して偏心回転して、図6の(b)にハッチで示すようにピン固定部材41’の大径部分41’bがピン5の円周溝40’の最も深い部分に嵌合して固定する。
【0046】
本実施例のピン差込孔中心O’5 に対するピン固定部材41’の回転中心O’4 の偏位量は、図3及び図4に示した上記実施例のそれよりもΔd1 だけ多いので、ピン固定部材41’を180°回転させたときのピン差込孔42’の中心位置が、回転前に対して更に2Δd1 移動することになる。すなわち、この付加された偏心位置の移動分だけ上記実施例よりも嵌合量が増えることになる。一方で、ピン固定部材41’と円周溝40’との嵌合量を最大にするためには、前記円周溝40の周方向の溝深さを前記ピン差込孔中心O’5 の偏心位置の移動増加分2Δd1 と同等以上にする必要がある。
【0047】
ところで、ピン5の径が図3及び図4に示した上記実施例と同一であって且つ前記偏心量の増加分が大きい場合に、上記実施例と同様に円周溝中心O’3 とピン中心O’1 とを一致させると、溝形成部のピン部分が細くなって、ピンの強度が低下する。この低下分によっても所要のピン強度が確保されるならば円周溝中心O’3 とピン中心’O1 とを一致させてもよいが、所要のピン強度が確保されない場合には、本実施例のごとく円周溝中心O’3 を2Δd1 か或いはそれ以上、嵌合側と反対側に移動した方が得策である。すなわち、本実施例にあっては円周溝中心をピン中心から2Δd1 以上偏位した位置d’2 にしている。このときのピン固定部材41’とピン5の円周溝40’との最大嵌合量は、前記ピン中心O’1 と円周溝中心O’3 及びピン固定部材41’の回転中心O’4 の各偏位量の和に等しくなって、前記図3及び4記載の実施例に比べて円周溝40’のピン5に対する偏心量だけ多くなる。
【0048】
従って、本件発明にあっては、地盤に凹凸が多くピン5の固定に大きな力が必要になる場合であっても、前記各部の中心の相対的な移動によってより広範な嵌合量の調整ができるので、車両の周辺環境によって変わる前記必要な固定力に対しても更に柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の履帯におけるリンクチェーンの一部を示す構造説明図である。
【図2】同リンクチェーンの一部を分解して示す分解図である。
【図3】本発明の代表的な実施例であるピン固定構造による固定前の状態を示すピン周りの構造説明図である。
【図4】同ピン固定部材による固定後の状態を示すピン周りの構造説明図である。
【図5】本発明の代表的な他の実施例であるピン固定構造による固定前の状態を示すピン周りの構造説明図である。
【図6】同ピン固定部材による固定後の状態を示すピン周りの構造説明図である。
【図7】従来の履帯を一部切欠した斜視図である。
【図8】従来のピン抜け止め構造の一部を断面で示す要部上面図である。
【図9】従来の他のピン抜け止め構造を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 履帯
2 履板
3 リンクチェーン
4 筒状のブッシュ
5 ピン
6 左側リンク
7 右側リンク
8 ピン環状溝
10 シール部材
11 スペーサ
20 履板取付孔
21 ジョイント部
22 リンク中央部
23 ブッシュ圧入用端部
24 ピン圧入用端部
25 リンク窓部
26 リンク取付面
27 リンク圧入用ブッシュ係合部段差
28 リンク圧入用ブッシュ係合部
29 ピン圧入孔
30 ピン圧入孔スペーサ嵌着部
31 ピン圧入孔スペーサ係止段部
32 ピン圧入孔ピン密嵌孔
33 凹陥部
34 ブッシュ圧入孔
35 ブッシュ圧入孔ブッシュ係止孔
36 ブッシュ圧入孔ブッシュ係合孔
37 油注入孔
38 潤滑油用溜部
39 枝穴又は油穴
40,40’ 円周溝
41,41’ ピン固定部材
41a,41’a ピン固定部材小径側
41b,41’b ピン固定部材大径側
42,42’ ピン差込孔
43,43’ 回転冶具差込孔
1 ,O’1 ピン中心
2 ,O’2 凹陥部中心
3 ,O’3 円周溝中心
4 ,O’4 ピン固定部材回転中心
5 ,O’5 ピン差込孔中心
1 ,d’1 ピン中心に対する固定部材中心の偏位量
2 ,d’2 ピン中心に対する円周溝中心の偏位量
Δd1 ピン中心に対する固定部材中心の偏位量増加分

Claims (3)

  1. 左右一対の複数のリンクがピン及びブッシュを介して無端状に連結されてなる車両の走行用履帯にあって、
    円盤状で前記ピンとほぼ同一径のピン差込孔を有するピン固定部材と、
    前記ピン差込孔の周縁部の一部が嵌着する円周溝を有するピン端部と、
    円形の凹陥部が形成されたリンク端面とを備え、
    前記ピン固定部材は前記凹陥部の底面に当接して前記ピン固定部材の外周面が前記凹陥部の内周面に摺動案内され、
    前記ピン固定部材の回転中心とピン中心とが偏位してなり、且つ前記ピン固定部材の回転中心と円形の凹陥部の中心とが一致してなる、
    ことを特徴とする走行用履帯のリンクとピンとの固定構造。
  2. 前記ピン固定部材の回転中心とピン中心とが偏位しており、且つ前記ピン中心と前記円周溝の中心とが一致してなる請求項1記載の走行用履帯のリンクとピンとの固定構造。
  3. 前記ピン固定部材の回転中心とピン中心とが偏位しており、且つ前記ピン中心と前記円周溝の中心とが偏位してなる請求項1記載の走行用履帯のリンクとピンとの固定構造。
JP18238699A 1999-06-28 1999-06-28 走行用履帯のリンクとピンとの固定構造 Expired - Fee Related JP4152526B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18238699A JP4152526B2 (ja) 1999-06-28 1999-06-28 走行用履帯のリンクとピンとの固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18238699A JP4152526B2 (ja) 1999-06-28 1999-06-28 走行用履帯のリンクとピンとの固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001010551A JP2001010551A (ja) 2001-01-16
JP4152526B2 true JP4152526B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=16117416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18238699A Expired - Fee Related JP4152526B2 (ja) 1999-06-28 1999-06-28 走行用履帯のリンクとピンとの固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4152526B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001010551A (ja) 2001-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7374257B2 (en) Machine track roller assembly
JP3222435B2 (ja) 走行用履帯のリンク及びピンの固定構造及びその固定方法
EP1391371B1 (en) Master link for a track chain
CA2775238C (en) Seal assembly for track pin joint assembly of undercarriage
JPH10167131A (ja) 装軌式車両の履帯装置
JP5059999B2 (ja) 履帯チェーンアセンブリ用インサート装置
JP2004149111A (ja) 履帯式走行車両の転輪
CN112654554A (zh) 带保持环的带凸缘主履带销
JP2001010552A (ja) 履帯のリンク及びピンの固定構造
JPWO2011136135A1 (ja) 履帯と履帯のためのマスタリンク
WO2020086305A1 (en) Seal for rotating sleeve track
JP2003285781A (ja) 履帯式走行装置及び履帯用スプロケットとそのセグメント
JP2003165471A (ja) 走行用履帯のリンクとピンとの固定構造及びその固定方法
CN205615600U (zh) 用于密封组件的负载环、密封组件及履带销接头组件
JP4152526B2 (ja) 走行用履帯のリンクとピンとの固定構造
KR20220156864A (ko) 지면 계합 트랙 시스템 내의 캔틸레버식 트랙 롤러 및 이를 위한 롤러 쉘
KR100480392B1 (ko) 크롤러 벨트 및 크롤러 벨트에 사용하는 실
EP3947121B1 (en) Coupling for links of tracks
JP3520152B2 (ja) クローラ走行体における動力伝動用チェーンの連結部の構造
CN222224290U (zh) 链轨节组件、履带系统和工程机械
JPS6015732Y2 (ja) 履板の連結装置
KR100659981B1 (ko) 크롤러벨트의 링크 및 핀의 고정구조
JP3939169B2 (ja) シュープレート
JP2001199373A (ja) 履帯シール装置及びこれに用いるシール
JP2001039361A (ja) 履帯シール装置及びこれに用いるシール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees