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JP4152913B2 - 画像送信装置 - Google Patents
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本発明は、公衆回線を介して画像を送信する画像送信装置に関する。
大量のメモリを備えるファクシミリ装置及びファクシミリ機能を有する複合機においては、既にファクシミリ送信中であっても、別のファクシミリ送信用の原稿を読み込み、先の送信が終了次第、順次送信することが可能になっている。しかしながら、先の送信原稿が大量であった場合は、その全てが送信終了するまで待たされるという問題がある。このような問題を解決するため、オペレータが割り込み送信を指示することにより、後から指示した原稿に対して即座に送信を開始することができる技術がある(例えば、下記特許文献1参照)。
特開平5−48861号公報
しかしながら、上記の先行技術では、後からファクシミリ送信を行う場合に、先に行われている送信の原稿の全ページ数や送信済みページ数が分からないため、割り込み送信にすべきか否かの判断を下し難いという問題があった。また、どのような原稿に対してでも割り込み送信にしてしまうと、最初の送信が次々と先延ばしになってしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、全ての送信待機画像に均等に送信する機会を割り当てることのできる画像送信装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る画像送信装置は、公衆回線により接続された画像受信装置に画像データを送信する画像送信装置において、原稿から画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取った画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段により記憶されている画像データを前記画像受信装置に送信する送信手段と、1の画像データを連続で送信することが許可される上限時間である最大連続送信時間を記憶する時間記憶手段と、画像データの送信が開始されてからの経過時間を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された経過時間と前記時間記憶手段に記憶されている最大連続送信時間とを比較して、前記画像データの送信が開始されてから前記最大連続送信時間が経過したか否かを判定する判定手段と、前記画像データ記憶手段に複数の画像データが記憶されている場合に、各画像データの送信時間が均等に近づくように前記複数の画像データから次に送信する画像データを選択する選択手段と、前記判定手段により前記最大連続送信時間が経過したと判定された場合で、且つ、前記画像データ記憶手段に複数の画像データが記憶されている場合に、送信中の画像データの送信を前記送信手段に途中で終了させ、前記選択手段により選択された画像データの送信を前記送信手段に開始させる送信切替手段と、送信を途中で終了した画像データの送信済みページを記憶する送信済みページ記憶手段とを備え、前記送信手段は、前記送信済みページ記憶手段により記憶された送信済みページを除いたページを前記画像受信装置に送信することを特徴とする。
請求項2に係る画像送信装置は、請求項1に記載の画像送信装置であって、前記最大連続送信時間をユーザが設定するための時間設定手段を更に備えることを特徴とする。
請求項3に係る画像送信装置は、請求項1又は2に記載の画像送信装置であって、前記送信切替手段は、送信中の画像データの送信を途中で終了させる場合に、現在送信中のページの送信が完了した後に、前記送信を終了させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像送信装置。
請求項4に係る画像送信装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の画像送信装置であって、前記送信切替手段は、現在送信中の画像データについて原稿1枚分の画像データを複数のページに分割して送信する分割送信が行われている場合で、送信中の画像データの送信を途中で終了させる場合には、現在送信中の原稿1枚分の送信が完了した後に、前記送信を終了させることを特徴とする。
請求項5に係る画像送信装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の画像送信装置であって、最優先に送信する画像データをユーザが設定する最優先画像設定手段を更に備え、前記送信切替手段は、前記最優先に送信すると設定された画像データの送信については送信が完了するまで送信を途中で終了させないことを特徴とする。
請求項6に係る画像送信装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の画像送信装置であって、前記送信切替手段は、送信中の画像データの送信を途中で終了する場合に、ITU−T勧告T.30に規定されたプロトコルを使用して送信終了を行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、画像読取手段により原稿から画像が読み取られ、画像読取手段により読み取られた画像の画像データが画像データ記憶手段により記憶され、画像データ記憶手段により記憶されている画像データが、公衆回線で接続された画像受信装置に送信手段により送信される。一方、1の画像データを連続で送信することが許可される上限時間である最大連続送信時間が時間記憶手段により記憶され、画像データの送信が開始されてからの経過時間が計測手段により計測され、計測手段で計測された経過時間と時間記憶手段に記憶されている最大連続送信時間とが比較されることにより、画像データの送信が開始されてから最大連続送信時間が経過したか否かが判定手段により判定される。さらに、画像データ記憶手段に複数の画像データが記憶されている場合には、前記複数の画像データから次に送信する画像データが選択手段により選択され、判定手段により最大連続送信時間が経過したと判定された場合で、且つ、画像データ記憶手段に複数の画像データが記憶されている場合には、送信切替手段により送信中の画像データの送信が途中で終了させられ、送信済みページ記憶手段により選択手段により送信を途中で終了した画像データの送信済みページが記憶され、選択された画像データの送信済みページを除いたページの送信が開始させられる。
従って、複数の画像データが画像データ記憶手段にある場合、つまり送信待機中の画像データがある場合には、現在送信中の画像データ及び送信待機中の画像データが最大連続送信時間ずつ交互に均等に送信されので、送信割り込みが頻繁に行われることにより、先に送信指示を行った画像データがいつまでも送信されないという事態を回避することができると共に、データ量の多い(ページ数の多い)画像データの送信が終わるまで、次の画像データの送信が行われないという事態も回避することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ユーザが時間設定手段を用いることにより最大連続送信時間が設定されるので、ユーザが所望の最大連続送信時間を設定することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、送信中の画像データの送信を途中で終了させる場合には、送信切替手段により現在送信中のページの送信が完了した後に前記送信が終了させられるので、ページの途中で画像の送信が終了されることを回避することができる。
請求項4に記載の発明によれば、現在送信中の画像データについて原稿1枚分の画像データを複数のページに分割して送信する分割送信が行われている場合で、送信中の画像データの送信を途中で終了させる場合には、送信切替手段により現在送信中の原稿1枚分の送信が完了した後に前記送信が終了させられるので、原稿1枚の途中で画像の送信が終了されることを回避することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ユーザが最優先画像設定手段を用いることにより最優先に送信する画像データが設定され、最優先に送信することが設定された画像データの送信については送信が完了するまで送信が送信切替手段により途中で終了されないので、途中で送信を中断したくない画像データについては最優先画像設定手段により最優先に送信することを設定することで、途中で中断されることなく画像データを送信することができる。
請求項6に記載の発明によれば、送信切替手段は、送信中の画像データの送信を途中で終了する場合に、ITU−T勧告T.30に規定されたプロトコルを使用して送信終了を行うので、例えばITU−T勧告T.30におけるメッセージ終了信号を画像送信装置から画像受信装置に送信し、その後に画像受信装置からITU−T勧告T.30におけるメッセージ確認信号を画像送信装置に受信してから、ITU−T勧告T.30における切断命令信号を画像送信装置から画像受信装置に送信する。従って、前記画像データの送信が途中で終了したことが画像受信装置側においてメッセージで表示されることとなり、画像データの受信者は受信した画像データに続きがあることを認識することができる。
以下、本発明の一実施形態による画像送信装置であるファクシミリ装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るファクシミリ装置1の接続関係を示す模式図である。ファクシミリ装置1(画像送信装置)は公衆回線3により他の複数のファクシミリ装置2(画像受信装置)に接続されている。ユーザの指示を受け、ファクシミリ装置1は公衆回線3を介して、ユーザにより指示された特定のファクシミリ装置2に画像データを送信する。
図2は、ファクシミリ装置1の機能構成を示すブロック図である。ファクシミリ装置1は、操作部11、読み込み部12、画像データ記憶部13、通信部14、時間計測部15、通信切替時間記憶部16及び制御部17を備える。また、制御部17は、読み込み制御部171、送信制御部173、データ管理部172、経過時間チェック部174及び最優先送信モード制御部175を備える。
操作部11は、ファクシミリ装置1をユーザが操作するためのものである。図3は操作部11の外観例を示す上面図である。ディスプレイ111は、メッセージ等の表示を行うための表示部である。スタートキー112は、ユーザによるFAX実行の開始指示(スタートキーの押下による)に使用されるものである。テンキー113は、ユーザが各種の設定用に数字を入力するためのものである。通信切替時間設定キー114は、通信切替時間の設定を変更する場合に使用される。
ここで、通信切替時間(請求項の最大連続送信時間に相当)の説明を行う。本発明に係るファクシミリ装置1においては、複数の画像データの送信が指示されている場合には、所定時間毎に送信する画像データを上記複数の画像データの間で切り替える。このようにすることにより、各画像データの送信が上記所定時間ごとに切り替えられるので、送信時間を略均等に各画像データに割り当てて送信することができる。以下では、この所定時間を通信切替時間といい、通信切替時間経過により送信する画像データを切り替えることを通信切替という。
最優先送信キー115は、最優先送信の指示に使用されるものである。最優先送信とは、送信指示後直ちに送信を開始し、上記の通信切替を行わずに送信を完了する送信方法である。操作部11は、スタートキー112の押下を受け付けた場合には、FAX実行開始指示を読み込み制御部171に送信する。また、操作部11は、通信切替時間設定キー114の押下を受け付けた場合には、ユーザに通信切替時間をテンキー113を押下することにより入力させ、受け付けた通信切替時間を通信切替時間記憶部16に送信する。また、操作部11は、最優先送信キー115の押下を受け付けた場合には、最優先送信モード指示を最優先送信モード制御部175に送信する。
読み込み部12は、原稿から画像を読み取るもので、原稿載置台(図示省略)に載置された原稿を1枚ずつ読み込み、原稿表面の画像を読み取り、画像データを画像データ記憶部13に格納する。読み込み部12は、読み込み制御部171から読み込み指示を受けた場合に読み込み動作を行う。また、読み込み部12は、原稿の読み込みが完了した際にデータ管理部172に読み込んだ原稿のページ数を送信する。
画像データ記憶部13は、読み込み部12により原稿から読み取られた画像データを記憶するもので、例えばRAM(ランダムアクセスメモリ)を備える。画像データ記憶部13は、1回の読み込み指示(スタートキーの押下)により読み込んだ画像データを1つの画像データとして、この単位に画像データを格納する。また、画像データ記憶部13は画像データを格納した場合にはその格納アドレスをデータ管理部172に送信する。画像データ記憶部13は、データ管理部172から削除指示を受信した場合には削除指示を受けた画像データを削除する。画像データ記憶部13に格納された画像データは通信部14により読み出されて送信相手先ファクシミリ装置2に送信される。
時間計測部15は、時間を計測するもので、例えばタイマーである。時間計測部15は、送信制御部173の指示により計測を開始及び終了する。また、時間計測部15は、経過時間チェック部174により計測時間を取得される。
通信切替時間記憶部16は、通信切替時間を記憶するもので、ファクシミリ装置1の立ち上げ時又はリスタート時には通信切替時間の初期値として3分が記憶される。通信切替時間記憶部16は、経過時間チェック部174により通信切替時間を取得される。また、通信切替時間記憶部16は、通信切替時間を操作部11から受信した場合には、受信した通信切替時間をそれ以前に記憶している通信切替時間と置き換えて記憶する。
制御部17は、ファクシミリ装置1全体の制御を行うもので、例えばCPU(中央処理装置)、ROM(リードオンリーメモリ)及びRAM等からなる。読み込み制御部171は、操作部11からFAX実行開始指示を受信した場合に読み込み部12を作動させる制御を行うものである。また、この際、読み込み制御部171は、データ管理部172に新たな画像データを管理させるために、原稿から画像データを読み込む旨をデータ管理部172に送信する。
送信制御部173は、画像データ記憶部13に格納されている画像データをファクシミリ装置2(図1参照)に通信部14により送信させる制御を行うものである。送信制御部173は、連続送信中であるか否かを示す送信中フラグを保持する。送信中フラグは、オンの場合には、1つの画像データの送信中であることを示す。オフの場合には、1つの画像データの送信の終了後(通信切替のための途中終了を含む)で、次に送信する画像データの送信開始前であることを示す。
データ管理部172は、画像データ記憶部13に格納されている画像データの数を保持する画像データカウンタを記憶すると共に、画像データ記憶部13に格納されている画像データに係る情報を保持するためのデータテーブルを記憶する。
図4は、データテーブルの一例を示す図である。データテーブルは、画像データ記憶部13中の画像データの格納アドレスを格納する格納アドレス欄1771、当該画像データの全ページ数を格納する全ページ数欄1772、当該画像データの送信済みページ位置を格納する送信済みページカウンタ欄1773、及び当該画像データが現在、ファクシミリ装置1が送信を行う画像データであるか否かを示す送信対象フラグ1774を有する。これらのデータを画像データ記憶部13に格納される全ての画像データに対して格納する。新たに格納された画像データの欄は、データテーブルの最下欄として追加され、送信終了等により画像データ記憶部13から削除された画像データの欄はデータテーブルから削除される。
データ管理部172は、読み込み制御部171から画像を読み込む旨を受信し、データテーブルの最下欄に読み込まれる画像データの欄を作成し、画像データカウンタをインクリメントする。データ管理部172は、画像データ欄が1つ目である場合にはこの画像データ欄の送信対象フラグ1774をオンにする。データ管理部172は、画像データ記憶部13に画像データが格納された場合に、その画像データの格納アドレスを画像データ記憶部13から受信し、格納アドレス欄1771に格納する。また、読み込み部12から読み込み原稿の全ページ数を受信し、全ページ数欄に格納する。また、通信部14が1ページ分の画像データを送信するに際して送信済みページカウンタ1773を通信部に渡した後に、送信済みページカウンタ1773をインクリメントする。また、送信制御部173から原稿データの(全ページの)送信が完了した旨又は通信切替時間が経過した旨を受信し、送信対象フラグ1774を次の画像データ欄に移動させる。また、画像データの送信完了の場合には、この画像データ欄を削除し、画像データカウンタをデクリメントする。
経過時間チェック部174は、送信制御部173からチェック指示を受信した場合に、時間計測部15の計測時間、及び通信切替時間記憶部16に記憶されている通信切替時間を取得し、計測時間が通信切替時間以下であるか否かを判定し、送信制御部173に判定結果を送信する。
最優先送信モード制御部175は、操作部11から最優先送信モード指示を受信した場合に、読み込まれる原稿の送信を最優先に行う制御を行う。最優先にとは、具体的には、送信中の画像データがあれば送信中の画像データの送信終了を待たずに当該画像データの送信をそれに割り込ませ、当該画像データの送信が終了するまで通信切替は行わないことをいう。最優先送信モード制御部175は、操作部11から最優先送信モード指示を受信した場合には、自身の保持する最優先送信フラグをオンにする。また、最優先送信が終了した場合には最優先送信フラグをオフにする。加えて、最優先送信モード制御部175は、操作部11から最優先送信モード指示を受信した場合に、送信制御部173の送信中フラグをオフにすると共に、時間計測部15のタイマーをリセットする。
図5及び図6は、ファクシミリ装置1における処理の流れを示す図である。次に図5及び図6に基づきファクシミリ装置1の処理の流れを説明する。
ステップS1では、ファクシミリ装置1の(電源投入時又はリセット時の)初期化処理として、データ管理部172は、画像データカウンタを「0」にする。また、送信制御部173は送信中フラグをオフにする。また、最優先送信モード制御部175は最優先送信フラグをオフにする。また、時間計測部15はタイマーをリセットする。
ステップS3では、操作部11は、ユーザが操作部11に対して行う通信切替時間の設定入力を受け付けたか否かをチェックし、受け付けた場合には(ステップS3でYES)、ステップS5へ進む。ステップS5では、操作部11は受け付けた通信切替時間を通信切替時間記憶部16に送信し、通信切替時間記憶部16はこれを記憶・保持する。ステップS3の分岐において、通信切替時間の設定入力を受け付けなかった場合(ステップS3でNO)及びステップS5の処理が終了した場合には、ステップS7へ進む。
ステップS7では、操作部11は、操作部11の最優先送信モードキーの押下を受け付けたか否かをチェックし、受け付けた場合には(ステップS7でYES)、ステップS9へ進む。ステップS9では、操作部11は最優先送信フラグがオンか否かを最優先送信モード制御部175に問合せ、最優先送信モードがオフの場合には(ステップS9でNO)、ステップS11へ進む。ステップS11では、操作部11は、受け付けた最優先送信モード指示を最優先送信モード制御部175に送信する。最優先送信モード制御部175は最優先送信モード指示を受信したら、最優先送信フラグをオンにする。ステップS13では、最優先送信モード制御部175は、送信制御部173に送信中フラグをオフにするよう指示し、送信制御部173は送信中フラグをオフにする。ステップS15では、最優先送信モード制御部175は、時間計測部15にタイマーのリセットを指示し、時間計測部15はタイマーをリセットする。
ステップS9の分岐において、最優先送信モードがオンの場合には(ステップS9でYES)、ステップS17へ進む。ステップS17では、操作部11は、既に最優先送信が行われているので、新たな最優先送信を受け付けられない旨のメッセージとして、例えば「現在、最優先送信モードで送信中です。新たな最優先送信モードでの送信はできません。」というメッセージを操作部11のディスプレイ111に表示する。ステップS7の分岐において最優先送信モードキーの押下を受け付けなかった場合(ステップS7でNO)、ステップS15の処理が終了した場合、及びステップS17の処理が終了した場合には、ステップS19へ進む。
ステップS19では、操作部11は、操作部11のスタートキーの押下を受け付けたか否かをチェックし、受け付けた場合には(ステップS19でYES)、ステップS21へ進む。ステップS21では、操作部11は読み込み開始指示を読み込み制御部171に送信し、これを受けた読み込み制御部171は読み込み部12を作動させる。読み込み部12は、原稿載置台(図示省略)に載置された原稿の画像を読み込み、画像データとして画像データ記憶部13に格納する。
ステップS23では、読み込み制御部171はデータ管理部172に画像を読み込む旨を送信し、データ管理部172は画像データカウンタをインクリメントして、画像データ記憶部13に格納されている画像データ数を更新する。ステップS25では、データ管理部172は、データテーブルに新たな画像データ欄を作成し、当該画像データの送信済みページカウンタ1773を0に初期化する。ステップS27では、画像データ記憶部13は、格納した画像データの格納アドレスをデータ管理部172に送信し、データ管理部172はこれをデータテーブルに格納する。ステップS29では、読み込み部12は、読み込んだ原稿の全ページ数をデータ管理部172に送信し、データ管理部172は受信した全ページ数をデータテーブルに記憶する。
ステップS31では、データ管理部172は、画像データカウンタが「1」であるか否か、及び(最優先送信モード制御部175に問い合わせることにより)最優先送信フラグが「オン」であるか否かをチェックし、画像データカウンタが「1」、又は最優先送信フラグが「オン」であれば(ステップS31でYES)、ステップS33へ進む。ステップS33では、データ管理部172は、ステップS21で読み込んだ画像の画像データの送信対象フラグ1774(データテーブル)をオンする。ステップS19の分岐において、スタートキーの押下を受け付けなかった場合(ステップS19でNO)、ステップS31の分岐において、画像データカウンタが「1」でなく、且つ、最優先送信フラグが「オフ」の場合(ステップS31でNO)、及びステップS33の処理が終了した場合にはステップS35へ進む。
ステップS35では、送信制御部173は、送信中フラグのオン/オフをチェックすることにより送信中の画像データがあるか否かをチェックし、送信中の画像データがない場合には(ステップS35でNO)、ステップS37へ進む。ステップS37では、送信制御部173は送信中フラグをオンにする。ステップS39では、送信制御部173はデータ管理部172の保持する画像データカウンタが「1」であるか否か、及び(最優先送信モード制御部175に問い合わせることにより)最優先送信フラグが「オン」であるか否かをチェックする。画像データカウンタが「1」でない場合、又は最優先送信フラグが「オフ」の場合には(ステップS39でNO)、ステップS41へ進む。ステップS41では、画像データ記憶部13に2つ以上の画像データが記憶されているか、又は、最優先送信モードが設定されていないということなので、通信切替を行うために送信制御部173は時間計測部15にタイマーをスタートするよう指示し、時間計測部15はタイマーをスタートさせる。画像データ記憶部13に画像データが1つしか格納されていない場合、及び最優先送信モードが「オフ」の場合には通信切替を行う必要がないので、タイマーはスタートさせない。
ステップS35の分岐において、送信中フラグがオンの場合(ステップS39でYES)、ステップS39の分岐において、画像データカウンタが「1」である場合、又は最優先送信モードが「オン」の場合(ステップS39でYES)、及びステップS41の処理が終了した場合にはステップS43へ進む。ステップS43では、送信制御部173は、通信部14にファクシミリ送信指示を送信し、通信部14はこれを受けて、データ管理部172から送信対象画像データの格納アドレス及び送信ページ番号を取得して画像データ記憶部13に格納されている画像データの送信ページ1ページ分を相手先ファクシミリ装置に送信する。ステップS45では、データ管理部172は、送信した画像データの送信済みページカウンタ1773をインクリメントする。
ステップS47では、経過時間チェック部174は、時間計測部15の計測時間と、通信切替時間記憶部16に格納された通信切替時間とを比較することにより、通信切替時間が既に経過したか否かをチェックする。通信切替時間が経過している場合には(ステップS47でYES)、ステップS49へ進む。ステップS49では、送信制御部173は送信中フラグをオフにする。ステップS51では、送信制御部173は時間計測部15にタイマーのリセットを指示し、時間計測部15はタイマーをリセットする。
ステップS47の分岐において、通信切替時間が経過していない場合には(ステップS47でNO)、ステップS53へ進む。ステップS53では、データ管理部172は、データテーブルの送信対象画像データ欄の送信済みページカウンタ1773と全ページ数1772とを比較することにより送信対象画像データに次に送信するページがあるか否かをチェックし、送信するページがない場合には(ステップS53でNO)、ステップS55へ進む。ステップS55では、送信対象画像データの全ページの送信が終了したということなので、送信制御部173は送信中フラグをオフにする。ステップS57では、データ管理部172は画像データカウンタをデクリメントする。
ステップS59では、送信制御部173は、最優先送信モード制御部175に最優先送信フラグがオンであるか否かを問い合わせ、オンである場合には(ステップS59でYES)、ステップS61へ進む。ステップS61では、送信制御部173は、最優先送信モード制御部175に最優先送信フラグをオフにするよう指示し、最優先送信モード制御部175は最優先送信フラグをオフにする。ステップS59の分岐において、最優先送信フラグがオフである場合(ステップS59でNO)及びステップS61の処理が終了した場合には、ステップS63へ進む。
ステップS63では、画像データカウンタが「0」であるか否かをチェックすることにより他の画像データが画像データ記憶部13に格納されているか否かをチェックする。他の画像データがある(画像データカウンタが0でない)場合には(ステップS63でYES)、ステップS65へ進む。ステップS65では、データ管理部172は、送信対象フラグが「オン」の画像データ欄をデータテーブルの次の欄に格納されている画像データ欄に移動する。これにより、送信対象の画像データが移動する。
ステップS53の分岐において、他の画像データがない(画像データカウンタが0である)場合(ステップS53でNO)、ステップS63の分岐において、次送信ページがない場合(ステップS63でYES)、及びステップS65の処理が終了した場合には、ステップS3へ戻りステップS3からの処理を繰り返す。
このように本実施形態によれば、複数の画像データの送信を指示されている場合に、これらの複数の画像データの送信を各画像データ間で、通信切替時間である例えば3分毎に切り替えて送信を行ったので、各画像データの送信は略均等に行われ、送信割り込みが頻繁に行われることにより、先に送信指示を行った画像データがいつまでも送信されないという事態を回避することができると共に、データ量の多い(ページ数の多い)画像データの送信が終わるまで、次の画像データの送信が行われないという事態も回避することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、以下に述べる態様を採用することができる。本実施形態においては、原稿1ページの送信が完了する毎に送信切替時間が経過したか否かをチェックしたので、送信中の画像データの送信の途中終了は1ページの送信が完了した後(原稿1ページを複数のページに分割して送信する分割送信の場合には、原稿1ページ分の送信が完了した後)に行われるが、1ページの途中で送信が途中終了するようにしてもよい。1ページの送信が完了した後に送信を終了するようにすれば、画像データの受信者はエラーの発生により送信が途中終了されたと勘違いすることがない。また、送信切替時間が経過したことを割り込みにより送信制御部に知らせるようにしてもよい。
送信中の画像データの送信を途中で終了する場合に、ITU−T勧告T.30に規定されたプロトコルを使用して送信終了を行うようにしてもよい。具体的には、例えばITU−T勧告T.30におけるメッセージ終了信号をファクシミリ装置1(画像送信装置)からファクシミリ装置2(画像受信装置)に送信し、その後にファクシミリ装置2(画像受信装置)からITU−T勧告T.30におけるメッセージ確認信号をファクシミリ装置1(画像送信装置)に受信してから、ITU−T勧告T.30における切断命令信号をファクシミリ装置1(画像送信装置)からファクシミリ装置2(記画像受信装置)に送信するようにするとよい。このようにすれば、前記画像データの送信が途中で終了したことがメッセージで表示されることとなり、画像データの受信者は受信した画像データに続きがあることを認識することができる。
本実施形態においては、データテーブルにおいて現在送信中の画像データの次の欄に格納されている画像データを、現在送信中の画像データの次に送信するようにしたが、これは必ずしもこのようにする必要はなく、各画像データの送信時間が特定の画像データに偏らないような画像データの選択の仕方であれば、どのように画像データを選択してもよい。例えば送信する画像データをランダムに選択してもよい。
本発明の一実施形態における画像送信装置であるファクシミリ装置の公衆回線による接続を示す模式図である。 本発明の一実施形態におけるファクシミリ装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるファクシミリ装置の操作部の外観を示す上面図である。 本発明の一実施形態におけるデータテーブルの一例を示す図表である。 本発明の一実施形態におけるファクシミリ装置の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるファクシミリ装置の制御の流れを示すフローチャートの続きである。
符号の説明
1 ファクシミリ装置(画像送信装置)
11 操作部(時間設定手段、最優先画像設定手段)
114 通信切替時間設定キー(時間設定手段)
115 最優先送信キー(最優先画像設定手段)
12 読み取り部(画像読取手段)
13 画像データ記憶部(画像データ記憶手段)
14 通信部(送信手段)
15 時間計測部(計測手段)
16 通信切替時間記憶部(時間記憶手段)
172 データ管理部(選択手段、送信済みページ記憶手段)
173 送信制御部(送信切替手段)
174 経過時間チェック部(判定手段)
2 ファクシミリ装置(画像受信装置)
3 公衆回線

Claims (6)

  1. 公衆回線により接続された画像受信装置に画像データを送信する画像送信装置において、
    原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段により読み取った画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段により記憶されている画像データを前記画像受信装置に送信する送信手段と、
    1の画像データを連続で送信することが許可される上限時間である最大連続送信時間を記憶する時間記憶手段と、
    画像データの送信が開始されてからの経過時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された経過時間と前記時間記憶手段に記憶されている最大連続送信時間とを比較して、前記画像データの送信が開始されてから前記最大連続送信時間が経過したか否かを判定する判定手段と、
    前記画像データ記憶手段に複数の画像データが記憶されている場合に、前記複数の画像データから次に送信する画像データを選択する選択手段と、
    前記判定手段により前記最大連続送信時間が経過したと判定された場合で、且つ、前記画像データ記憶手段に複数の画像データが記憶されている場合に、送信中の画像データの送信を前記送信手段に途中で終了させ、前記選択手段により選択された画像データの送信を前記送信手段に開始させる送信切替手段と、
    送信を途中で終了した画像データの送信済みページを記憶する送信済みページ記憶手段とを備え、
    前記送信手段は、前記送信済みページ記憶手段により記憶された送信済みページを除いたページを前記画像受信装置に送信することを特徴とする画像送信装置。
  2. 前記最大連続送信時間をユーザが設定するための時間設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。
  3. 前記送信切替手段は、送信中の画像データの送信を途中で終了させる場合に、現在送信中のページの送信が完了した後に、前記送信を終了させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像送信装置。
  4. 前記送信切替手段は、現在送信中の画像データについて原稿1枚分の画像データを複数のページに分割して送信する分割送信が行われている場合で、送信中の画像データの送信を途中で終了させる場合には、現在送信中の原稿1枚分の送信が完了した後に、前記送信を終了させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像送信装置。
  5. 最優先に送信する画像データをユーザが設定する最優先画像設定手段を更に備え、
    前記送信切替手段は、前記最優先に送信すると設定された画像データの送信については送信が完了するまで送信を途中で終了させないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像送信装置。
  6. 前記送信切替手段は、送信中の画像データの送信を途中で終了する場合に、ITU−T勧告T.30に規定されたプロトコルを使用して送信終了を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像送信装置。
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