JP4156882B2 - マーク認識装置および方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電子部品実装機、印刷機、ディスペンサなどに搬送されてくる基板などの対象物上のマークを高速に、かつ高精度に位置認識し、電子部品を基板に実装する部品実装装置の実装タクト時間、実装精度を向上するためのマーク認識装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子回路基板は電子部品を正確に実装し、実装品質を向上する事、及び実装タクトの高速化の要求が日々叫ばれている。
図1には、部品実装機が図示されており、吸着ヘッド1の吸着ノズル1aは、XY駆動機構(不図示)により駆動されて、フィーダ2の位置に移動し、フィーダから供給される部品3を吸着した後認識カメラ6上に移動する。そこで、部品が撮像され、その画像が処理されて部品の吸着位置ずれが補正され、搬送路11を介して搬送されてくる基板10上の所定位置に部品が実装される。部品の正確な実装には、基板10が基準位置にあることが前提となるので、基板10の所定位置に基板マーク10a、10b、10cを形成し、これを吸着ヘッド1が取り付けてあるXY駆動機構(不図示)により駆動されて、基板マーク10a、10b、10cの位置上に移動し、各々の位置に停止後吸着ヘッド1に取り付けたCCDカメラ(画像読み取り手段)12で撮影して画像認識し、基板の基準位置からのずれを求め、これを補正して部品搭載が行なわれている。
【0003】
このような部品実装機では図2の流れに従って部品が実装される。まず基板10は搬送路11により実装位置に搬入され、XY駆動機構(不図示)はCCDカメラ12を基板10上に移動し、停止した後基板上の基板マーク10a〜10cを計測し実装すべき基板位置を調べる(ステップS1)。次に、実装する部品データが読み出され(ステップS2)、XY駆動機構(不図示)は、その部品データに従って吸着ノズル1aをフィーダ2上に移動させる。そこで、吸着ノズル1aは電子部品3を吸着する(ステップS3)。続いてXY駆動機構(不図示)は、吸着ノズル1aを認識カメラ6上の位置に移動させ、吸着した部品の吸着姿勢が認識カメラ6により認識される(ステップS4)。続いて、ステップS5で吸着した部品がチップ部品などの部品であることが判断されたときは、ステップS6に進んで基板マーク10a〜10cのみで位置補正し、ステップS1で求められた基板マーク計測に基づく位置補正データと、ステップS4で求められた部品認識に基づく位置補正データにより部品の正確な実装位置データを演算し、XY駆動機構(不図示)をその位置に移動させて部品を実装する(ステップS8)。
【0004】
一方、ステップS5で吸着した部品が高精度部品の時には、XY駆動機構(不図示)はCCDカメラ12を基板10上に移動し、停止した後ICマーク10d、10eを各々計測し、ICマーク計測による位置補正データと、部品認識に基づく位置補正データにより部品の正確な実装位置データを演算し(ステップS7)、XY駆動機構(不図示)をその位置に移動させて部品を実装する(ステップS8)。上記の過程は、実装すべきすべての部品が終了するまで繰り返される(ステップS9)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の部品実装機では、チップ部品などの電子部品は、基板マークのみの位置補正で部品実装できるが、QFP部品などの高精度実装部品の場合には、上述したように、部品実装位置近傍にあるICマーク10d、10eを認識し、実装位置を求め部品実装するため、その部品毎にICマークの計測が必要になる。特に基板マークやICマーク認識時にマーク上でカメラを一旦停止させ撮像する方法のために、チップ部品、QFP部品などの電子部品の実装に時間がかかるという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
電子部品を基板に実装する電子部品実装方法及び装置において、基板に形成された基板マークもしくはICマークを認識してその位置データを求める場合、マーク上で一旦停止することなく撮像し位置認識するため、各種マーク認識に費やす計測時間の短縮が図れる。精度を確保するため、前もって決められたマークを定速移動(固定速度)及び決められた移動方向(0、90、180、270度)により取得した認識位置データ(動的撮像位置データと呼ぶ)と、決められたマーク上で停止した状態で取得した認識位置データ(静的撮像位置データと呼ぶ)の差分を手法補正データとして格納する。(各々の装置により決まる)実装時基板に形成された基板マークもしくはICマークを認識してその位置データを求める場合、該位置データと手法補正データ(移動方向成分を加味してあるデータ)から演算処理し、データ変換することにより、各々のマーク位置データをCCDカメラを停止させること無く高精度に求めることが出来る。
よってこの構成によりマーク認識時にCCDカメラが停止することなく部品搭載準備をすることが出来るため、多品種の部品を高速、かつ高精度に実装できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照しながら説明する。
実施の形態に基づき本発明の動作を説明する。
本発明の部品実装機は、図1で示した従来使用している部品実装機と同じ機構で構成されており制御方法が異なる、基板10は搬送路11を介して、部品実装機に搬入、搬出される。部品実装機には、基板10のICマーク、基板マーク位置を認識する吸着ノズル1aを含むCCDカメラ12を保有した吸着ヘッド1を搭載した任意の位置に位置決め可能なXY駆動機構(不図示)が設けられている。
【0008】
基板10の所定位置に基板マーク10a、10b、10cを形成し、これを吸着ヘッド1が取り付けてあるXY駆動機構(不図示)により駆動されて、基板マーク10a、10b、10cの位置上を移動し、各々の位置に停止すること無しに吸着ヘッド1に取り付けたCCDカメラ(画像読み取り手段)12で撮影して画像認識し求めた各マークの位置データと、あらかじめ取得した各部品実装機固有な補正データ(手法補正データ)を演算処理し、基板の基準位置からのずれを求める。
【0009】
次に、このXY駆動機構(不図示)により吸着ヘッド1がフィーダ2に移動し、ここから供給される部品3が吸着ノズル1aで吸着される。また、部品実装機には、吸着ノズル1aで吸着された部品3の吸着姿勢を撮像計測する認識カメラ6が設けられている。そこで、部品3がこのXY駆動機構(不図示)により認識カメラ6上に移動し撮像され、その画像が処理されて部品3の吸着位置ずれが求められ、概求められた基板の基準位置からのずれデータと吸着位置ずれデータからXY駆動機構(不図示)の補正データを求め部品搭載が行われる。
各部品実装機でパラメータ取得時に行う手法補正データ取得について詳細に説明する。
【0010】
図3 に示すように図1 で示した部品実装機にパラメータ取得用基板1 9 を用い手法補正データの取得方法( 図4 参照) を示す。搬送路1 1 により部品実装機の実装位置に搬入され固定される( ステップs 1 1 ) 。X Y 駆動機構( 不図示) はC C D カメラ1 2 を保有した吸着ヘッド( 不図示) をパラメータ取得用基板1 9 上に移動させる。図5で示すようにパラメータ取得用基板1 9 上に形成された複数の基板マークT M n ( n = 1 、2 、3 )上を、C C D カメラ1 2 を保有した吸着ヘッド( 不図示) は、この基板マークT M 1〜 T M 3 の各所定位置に停止後、基板マークを撮像し画像処理装置2 0 にてその位置を計測し、基板マーク3 点の静的撮像位置データを画像処理装置2 0 のメモリ2 0 g に格納する( ステップs 1 2 ) 。
【0011】
続いてCCDカメラ12を保有した吸着ヘッド(不図示)はこの基板マークTM1〜TM3を各所定位置上を設定定速で決められた方向移動中にモータ等のエンコーダ(不図示)で監視し静的撮像位置データと同等な位置データに成ったとき、基板マークを撮像し画像処理装置20にてその位置を計測し基板マーク3点の動的撮像位置データを画像処理装置20のメモリ20gに格納する(ステップS13)。動的撮像位置データ計測は最低でも3個のマークで4方向移動(0、90、180、270度)のデータを1回計測しメモリ20gに格納、あるいは各マークで4方向移動データを計測し算術平均した結果を画像処理装置20のメモリ20gに格納する。
【0012】
概求めたステップs12,13の結果から、各移動方向の動的撮像位置データと静的撮像位置データとの差分を手法補正データとして画像処理装置20のメモリ20gに格納し(ステップs14)フォーマットとしては図6に示す手法補正データ変換テーブルである。
次に上記部品実装機は図3、図5の部品実装機であり、パラメータ取得用基板19の代わりに図7の実装用基板18と図8のフローチャートに従い部品実装動作の説明を始める。
【0013】
実装用基板18は搬送路11により部品実装機の実装位置に搬入される(ステップs20)。XY駆動機構(不図示)は基板マークを認識するため、CCDカメラ12を保有した吸着ヘッド1を実装用基板18上に移動させる。実装用基板18上には、図7に示したように、複数の基板マークPMn(n=1、2、3)が形成されており、CCDカメラ12を保有した吸着ヘッド1はこの基板マークPM1〜PM3上を定速で決められた方向(例えばPM1:右から、PM2:下から、PM3:左から)に移動しながらを撮像してその位置を計測した3点の基板マーク位置データ「PM1(x1+Δx1、y1+Δy1)、PM2(x2+Δx2、y2+Δy2)、PM3(x3+Δx3、y3+Δy3)」(ステップs21)と、前もって取得した手法補正データを演算し、3点の基板マーク位置データ「PM1(x1+Δx1−0.4、y1+Δy1)右から移動時の基板マーク位置データ、PM2(x2+Δx2、y2+Δy2−0.3)下から移動時の基板マーク位置データ、PM3(x3+Δx3+0.5、y3+Δy3)左から移動時の基板マーク位置データ」を取得し、基板マーク位置補正データを求める(ステップs22)。
【0014】
次に、図9の部品データテーブルの部品データを実装順序に従い読み出し、部品データによりXY駆動機構(不図示)をフィーダ2へ移動開始させ、そして吸着ノズル1aで目的の部品3を吸着する(s23)。部品吸着後XY駆動機構(不図示)はき認識カメラ6の計測位置に移動後、吸着ノズル1aは部品3を認識カメラ6のフォーカス面まで下降する。この時点で認識カメラ6にて撮像され部品3の位置ずれデータ(Δx21、Δy21、ΔΘ21)を求める(s24)。実装すべき部品3の位置ずれデータを求めた後、搭載精度をあまり要求しない部品(Chip部品等)などは前記求めた基板10の3点の基板マーク位置データを基に演算した基板マーク位置補正データ(Δx10、Δy10、ΔΘ10)と、吸着ノズル1aで吸着した部品3の位置ずれデータ(Δx2n、Δy2n、ΔΘ2n)とで、部品装着位置データ(xn、yn)を求め(s25)、XY駆動機構(不図示)を制御して所定位置に部品実装する(s26)。
【0015】
搭載精度の要求が非常に高いQFP部品などは、基板マークによる基板マーク位置補正データを参照し、XY駆動機構(不図示)で吸着ヘッド1を基板10上に移動させ、CCDカメラ12が定速で一定方向移動中にICマーク10a・10bを計測し、求めたICマーク位置データを前記基板マーク位置データ取得と同様にICマーク位置データを手法補正データを加味して演算した、基板10上のICマーク位置補正データ(Δx11、Δy11、ΔΘ11)と、部品3の位置ずれデータ(Δx2、Δy2、ΔΘ2)とで、部品実装位置データ(xn、yn)を求め(s27)、XY駆動機構(不図示)を制御して基板10上の所定位置に移動し部品実装する(s26)。
【0016】
部品実装後、最終部品データかどうかの確認をする(s28)。最終部品データなら実装終了となり、基板10は搬送路11により排出位置に搬送される。
部品装着終了でないならば、読み出した部品データによりXY駆動機構(不図示)はフィーダ2へ移動開始(s23)し対応するフィーダから部品を吸着する。この繰り返しを部品データが終了するまで行なう。以上のように基板マーク認識方法、手段およびICマーク認識方法、手段以外は従来実施している技術である。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、基板マークやICマークの撮像が今までのようにCCDカメラが停止するまでの時間を待つ事なしにマーク撮像できるため、マーク認識のトータル時間の短縮が可能となりタクトタイムの向上に貢献できる、また認識精度は静的撮像位置データと動的撮像位置データから撮像法による補正データを持つため従来技術でマーク認識した結果と同等の精度を保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の部品実装機の概略構成を示した概略斜視図である。
【図2】従来の部品実装機の部品装着の流れを示したフローチャートである。
【図3】本発明のパラメータ取得時の構成を示した概略斜視図である。
【図4】本発明のパラメータ取得時の流れを示したフローチャートである。
【図5】本発明の部品実装機の概略構成を示した構成図である。
【図6】本発明の手法補正データ変換テーブルを示す表図である。
【図7】本発明の説明に使用する実装用基板図である。
【図8】本発明の部品実装機の部品装着の流れを示したフローチャートである。
【図9】本発明の説明に使用する部品データテーブルを示す表図である。
【符号の説明】
1 吸着ヘッド
1a 吸着ノズル
2 フィーダ
3 部品
6 認識カメラ
10 基板
10a、10b、10c 基板マーク
10d、10 ICマーク
11 搬送路
12 CCDカメラ
18 実装用基板
18a、18b、18c 実装用基板マーク
19 パラメータ取得用基板
19a、19b、19c パラメータ取得用基板マーク
20 画像処理装置
21 モニタ
22 コントローラ
Claims (2)
- 電子部品実装機、印刷機、ディスペンサなどに搬送されてくる基板などの対象物上のマークを認識するマーク位置認識方法において、
前もってパラメータ取得用基板上に形成されたマーク上で、カメラを停止させて取得する静的撮像位置データとカメラを移動させながら取得する動的撮像位置データから撮像法による手法補正データを求め、
部品搭載時に対象物上をカメラ移動しながら画像を読み取る動的撮像手段で得たマーク位置データに、
前もって得た手法補正データを読み出して該マーク位置データと演算処理を行い、
基板の位置補正データを求めることを特徴とするマーク位置認識方法。 - 電子部品実装機、印刷機、ディスペンサなどに搬送されてくる基板などの対象物上のマークを認識するマーク位置認識装置において、
前もってパラメータ取得用基板上に形成されたマーク上で、カメラを停止させて取得する静的撮像位置データとカメラを移動させながら取得する動的撮像位置データから撮像法による手法補正データを求める手段と、
部品搭載時に対象物上をカメラ移動しながら画像を読み取る動的撮像手段で得た対象物のマーク位置データを求める手段と、
前もって得た手法補正データを読み出して該マーク位置データと演算処理を行う演算手段とを有し、
基板の位置補正データを求めることを特徴とするマーク位置認識装置
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