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JP4157017B2 - パネル連結構造 - Google Patents
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本発明は、例えばオフィス等の執務空間を仕切るローパーティションにおけるパネルの下部同士を連結するパネル連結構造に関する。
近年、オフィス等の執務空間を仕切るローパーティションにおける複数のパネルの下部同士を互いに連結する構造として、パネルの枠体同士を、別途に用意したねじ、金具等の連結部材により結合するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、対向するパネルの上下の端部に跨がるように、ほぼコ字状の連結材を係合させ、上下の連結材同士を締結手段により互いに引き締めて固定する構造のものも知られている(例えば、特許文献3参照)。
実開平05−3412号公報(図1) 特開平2000−160734号公報(図5、図7) 特開平2001−355299号公報(図2、図4)
しかし、上記特許文献1および2に記載されているものでは、パネルの枠体に孔等を追加工で形成する必要があり、加工工数およびコストがそれだけ増すばかりでなく、パネル端面に孔等が露出するため、これを隠すための化粧パネルを取付ける必要があり、この点でもコストアップの要因となっている。
また、特許文献3に記載されているものでは、連結構造が非常に複雑であり、部品点数、組立て工数が多く、組立てに手間がかかり、コストが増すという問題がある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、パネルに追加工を施すことなく、簡単な構成でパネル同士を連結できるとともに、外観が良好なパネル連結構造を低コストで提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 複数のパネルの端面同士を突き合わせて連結するパネル連結構造において、連結しようとする1対のパネルの下端部に、下端および外側端が開放する嵌合溝が形成されたパネル支持用の脚部材を取付け、前記各脚部材の嵌合溝に、連結部材の各端部を嵌合して、固定する。
(2) 上記(1)項において、脚部材の嵌合溝の上壁に、下向き係合突起を形成し、連結部材の上部に、上向き係合突起を形成し、前記連結部材を嵌合溝に嵌合させたとき、下向き係合突起と上向き係合突起が互いに係合するようにする。
(3) 上記(1)または(2)項において、脚部材の下向き係合突起の下面に、連結部材を上向きに移動することにより、その上向き係合突起に押されて、脚部材に隣接する脚部材に接近させる方向の分力を付与するようにした傾斜面を形成する。
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、連結部材の上向き係合突起の上面に、脚部材を下降させることにより、その下向き係合突起に押されて、脚部材に隣接する脚部材に接近させる方向の分力を付与するようにした傾斜面を形成する。
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、嵌合溝の側壁および連結部材に連結孔を形成し、両連結孔を合致させて両連結孔に挿通した締着手段により連結部材を脚部材に締着する。
(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、脚部材の下部にねじ孔を形成し、このねじ孔にアジャスタボルトを螺合する。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、1対のパネルの下端部に、パネル支持用の脚部材を取付け、両パネルの脚部材の嵌合溝に連結部材の各端部を嵌合させて脚部材に連結固定するので、パネルには孔空け等の追加工を施す必要がなく、コスト低減が可能となるとともに、構成も簡単であり、かつ、また連結部材は脚部材内に収められるので、連結部分の外観上の体裁がよい。
(b)請求項2記載の発明によると、脚部材の嵌合溝の下向き係合突起と連結部材の上向き係合突起を互いに係合させたので、脚部材と連結部材が確実に連結固定され、両者間のがたつきが防止できる。
(c)請求項3記載の発明によると、脚部材の下向き係合突起の下面に、連結部材の上向き係合突起に押されて、隣接する脚部材に接近させる方向の分力を付与する傾斜面を形成したので、両パネルの突き合わせ端面が強力に密着し、両パネル間に隙間が生じることが防止できる。
(d)請求項4記載の発明によると、連結部材の上向き係合突起の上面に、脚部材の下向き係合突起に押されて隣接する脚部材に接近させる方向の分力を付与する傾斜面を形成したので、両パネルの突き合わせ端面が強力に密着し、両パネル間に隙間が生じることが防止できる。
(e)請求項5記載の発明によると、嵌合溝の側壁および連結部材に連結孔を形成し、両連結孔を合致させて両連結孔に挿通した締着手段により連結部材を脚部材に締着したので、パネルを立てた状態で連結部材の取付け、取外しができ、パネルの連結・開放が簡単に行える。
(d) 請求項6記載の発明によると、脚部材の下部にねじ孔を形成し、このねじ孔にアジャスタボルトを螺合したので、パネルの連結にアジャスタ用の脚部材を利用することができ、少ない部品点数で安価にパネルの連結を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を,図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのパネル連結構造を備えるローパーティションの正面図である。
同図に示すように、このローパーティションは、1対のパネル(以下、第1パネル(P1)、第2パネル(P2)と称す)同士を、下部連結手段(1)および上部連結部材(2)を介して直線状に連結して構成されたものである。
第1パネル(P1)および第2パネル(P2)は周囲の枠体(3a)と、この枠体(3a)に取付けられたガラス、化粧板等のパネル材(3b)とで構成されている。なお、ここでは第1と第2の2枚のパネルのみを示しているが、任意の複数枚のパネルを同一の連結構造により順次直線状に連結することができることは勿論である。
図2は、下部連結手段に使用される脚部材の側面図、図3は脚部材の正面図、図4は脚部材の縦断側面図である。
同図に示すように、脚部材(4)は、後述するアジャスタ取付け用の脚部(5)と、この脚部(5)の一側部に形成された連結部(6)と、脚部(5)の連結部(6)と反対側に形成された取付部(7)とを備えている。
脚部(5)には、上方に開口する大径孔(8)が形成され、下部に大径孔(8)に連通するアジャスタボルト用の小径のねじ孔(10)が形成されている。連結部(6)には、下端および外側端が開口する嵌合溝(11)が形成されている。この嵌合溝(11)の上壁には、下面に上部に行くに従って脚部(5)に近づく方向に傾斜した傾斜面(12a)を備えたほぼ三角形状の下向き係合突起(12)が形成されている。また、嵌合溝(11)の側方開口部(11a)の上壁には下向きの凸部(13)が形成され、連結部(6)の先端の上部には、外側方を向く突出部(14)が形成されている。下向き係合突起(12)と凸部(13)との間には、上下方向を向く取付孔(15)が形成されている。嵌合溝(11)の両側壁には、前後方向を向く連結孔(16)が形成され、取付部(7)には、上下方向を向く取付孔(17)が形成されている。
図5は、連結部材(18)の正面図である。
同図に示すように、連結部材(18)は、上記嵌合溝(11)の幅寸法とほぼ同一の厚み寸法の板状のもので、中央部に、上記突出部(14)の側方突出寸法のほぼ2倍の幅の凸部(19)が形成され、この凸部(19)の両側に平坦部(20)が形成され、両端部には、上面に外側方に向かって上り傾斜した傾斜面(21a)を備えたほぼ三角形状の上向き係合突起(21)が形成され、かつ、本体部分に前後方向を向く2個の連結孔(23)が形成されている。
図6および図7は、パネルの連結工程を示している。
図6に示すように、第1パネル(P1)および第2パネル(P2)の下部の連結端部寄りに脚部材(4)を、嵌合溝(11)がパネル端部に向くように位置させ、取付孔(15)(17)にねじ(24)(25)を挿通して、脚部材(4)を第1パネル(P1)および第2パネル(P2)の下端両側部に固定する。なお、脚部材(4)のねじ孔(10)には、予めパネルの高さ調整用のアジャスタボルト(26)をねじ込んでおく。
次いで、第1パネル(P1)の脚部材(4)の嵌合溝(11)に連結部材(18)の左半部を下方より挿入し、脚部材(4)および連結部材(18)の各々の連結孔(16)および(23)にボルト(締着手段)(27)を挿入し、その先端部に連結部(6)の反対側でナット(図示せず)を螺締することにより、連結部材(18)を第1パネル(P1)の脚部材(4)に固定する。
次に、第2パネル(P2)の脚部材(4)を、連結部材(18)の右半部の上方に位置させた状態(図6の状態)から、第2パネル(P2)を下降させ、第2パネル(P2)に取付けられた脚部材(4)の嵌合溝(11)を第1パネル(P1)に取付けられた連結部材(18)の右半部に嵌合させる(図7参照)。このとき、第2パネル(P2)の脚部材(4)の下向き係合突起(12)が連結部材(18)の上向き係合突起(12)に当たり、各々のテーパ面(12a)(21a)同士が係合する。これにより、第2パネル(P2)の脚部材(4)に、第1パネル(P1)方向に引き寄せる分力が働き、図7に示すように、第1パネル(P1)と第2パネル(P2)とは各々の突合せ端面同士が密着する。この状態で、脚部材(4)の突出部(14)の下方に連結部材(18)の凸部(19)が嵌まり、かつ、連結部材(18)の平坦部(20)に脚部材(4)の凸部(13)が当接する。
次いで、第2パネル(P2)の脚部材(4)の連結孔(16)および連結部材(18)の連結孔(23)にボルト(27)を挿入し、その先端部に連結部(6)の反対側においてナット(図示せず)を螺締することにより、連結部材(18)を第2パネル(P2)の脚部材(4)に連結固定する。最後に第1パネル(P1)および第2パネル(P2)の上端部に、上部連結部材(2)をねじ(28)をもって止め付けることにより、パネルの連結が完成する。パネルの連結を外すときは、ナットを外してボルト(27)を抜き取ればよい。このように、パネルを立てた状態で連結部材(18)の取付け、取外しができるので、パネル連結・開放の操作が簡単に行える。
以上のように、本実施形態のパネル連結構造では、1対のパネル(P1)(P2)の下端部に、パネル支持用の脚部材(4)を取付け、両パネルの脚部材(4)の嵌合溝(11)に連結部材(18)の各端部を嵌合させて、脚部材(4)にボルト(27)で固定するようにしたので、パネル(P1)(P2)の枠体(3a)には孔空け等の追加工を施す必要がなく、コスト低減が可能となるとともに、孔がないため外観も良好となる。また、連結部材(18)は脚部材(4)内に収められ、ほとんど外部に露出しないので、連結部分の外観の体裁をよくすることができる。また、脚部材(4)の嵌合溝(11)の下向き係合突起(12)と連結部材(18)の上向き係合突起(21)を互いに係合させたので、脚部材(4)と連結部材(18)が確実に連結固定され、両者間のがたつきが防止できる。
また、脚部材(4)の下向き係合突起(12)の下面または連結部材(18)の上向き係合突起(21)の上面のいずれかに、相手方の突起に押されて隣接する脚部材(4)に接近させる方向の分力を付与する傾斜面(12a)または傾斜面(21a)を形成したので、両パネル(P1)(P2)の突き合わせ端面が強力に密着し、両パネル間に隙間が生じることが防止できる。なお、この傾斜面は下向き係合突起(12)または上向き係合突起(21)のいずれか一方に形成されていればよい。
さらに、脚部材(4)の下部にねじ孔(10)を形成し、このねじ孔(10)にアジャスタボルト(26)を螺合したので、パネル連結にアジャスタ用の脚部材(4)を利用することができ、少ない部品点数で安価にパネル連結を行うことができる。
本発明の一実施形態のパネル連結構造を備えた2枚のパネルの正面図である。 連結に使用される脚部材の正面図である。 同じく、脚部材の側面図である。 同じく、脚部材の中央縦断正面図である。 同じく、連結部材の正面図である。 パネルの連結過程を示す正面図である。 パネルの連結完了状態を示す正面図である。
符号の説明
(1)下部連結手段
(2)上部連結部材
(3a)枠体
(3b)パネル材
(4)脚部材
(5)脚部
(6)連結部
(7)取付部
(8)大径孔
(10)ねじ孔
(11)嵌合溝
(11a)側方開口部
(12)係合突起
(12a)傾斜面
(13)凸部
(14)突出部
(15)取付孔
(16)連結孔
(17)取付孔
(18)連結部材
(19)凸部
(20)平坦部
(21)上向き係合突起
(21a)傾斜面
(23)連結孔
(24)ねじ
(25)ねじ
(26)アジャスタボルト
(27)ボルト(締着手段)
(28)ねじ
(P1)第1パネル
(P2)第2パネル

Claims (6)

  1. 複数のパネルの端面同士を突き合わせて連結するパネル連結構造において、
    連結しようとする1対のパネルの下端部に、下端および外側端が開放する嵌合溝が形成されたパネル支持用の脚部材を取付け、前記各脚部材の嵌合溝に、連結部材の各端部を嵌合して、固定したことを特徴とするパネル連結構造。
  2. 脚部材の嵌合溝の上壁に、下向き係合突起を形成し、連結部材の上部に、上向き係合突起を形成し、前記連結部材を嵌合溝に嵌合させたとき、下向き係合突起と上向き係合突起が互いに係合するようにしたことを特徴とする請求項1記載のパネル連結構造。
  3. 脚部材の下向き係合突起の下面に、連結部材を上向きに移動することにより、その上向き係合突起に押されて、脚部材に隣接する脚部材に接近させる方向の分力を付与するようにした傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のパネル連結構造。
  4. 連結部材の上向き係合突起の上面に、脚部材を下降させることにより、その下向き係合突起に押されて、脚部材に隣接する脚部材に接近させる方向の分力を付与するようにした傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパネル連結構造。
  5. 嵌合溝の側壁および連結部材に連結孔を形成し、両連結孔を合致させて両連結孔に挿通した締着手段により連結部材を脚部材に締着したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパネル連結構造。
  6. 脚部材の下部にねじ孔を形成し、このねじ孔にアジャスタボルトを螺合したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパネル連結構造。
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