JP4158236B2 - 遠隔操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば光磁気ディスク装置等のディジタル信号記録媒体に対して記録/再生を行うオーディオ信号記録/再生システムを制御する遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、MD(Mini Disc :登録商標)等の光磁気ディスクに音楽等のプログラムを記録および再生する光磁気ディスク装置が知られている。このような光磁気ディスクの内周には、記録されたプログラムについての記録位置、記録日時、タイトル名を管理するいわゆるU−TOC(User Table Of Content) エリアが形成されている。U−TOCエリアはページ構造とされており、複数のセクタが存在する。以下、このようなU−TOCエリアの構成の一例について説明する。
【0003】
U−TOCエリアは、例えば36セクタから構成される。この内、セクタ0は、主に既に記録されたプログラムの起点アドレス、終点アドレスを管理したり、記録可能領域の起点アドレス、終点アドレスを管理している。また、セクタ1は、主に記録されたプログラムに対応したタイトル名や、光磁気ディスク固有のタイトル名を管理している。主にオーディオユースの場合は上記プログラムに対応したタイトル名は曲名であり、光磁気ディスク固有のタイトル名は、アルバム名や演奏者名に相当する。
【0004】
セクタ2は、記録されたプログラムに対応した記録日時を管理する。セクタ4は、セクタ1が英字タイトル名を管理していたのに対して漢字、ひらがな、カタカナを管理する。また、セクタ3およびセクタ5からセクタ36は、拡張領域として準備されており、現段階では使用されていない。
【0005】
光磁気ディスクに記録されたプログラムを再生するに先立って、上述のU−TOC領域を再生して、再生された様々な情報を、各プログラムと対応付けて装置内のDRAM等の所定の記憶手段に記憶する。そして、所望のプログラムを再生する時に、メモリから対応するタイトルを読み出して表示部に表示していた。
【0006】
上述した従来の光磁気ディスク装置においては、プログラムに対応したタイトル名やアーチスト名等の文字情報を、U−TOC情報として設定する際に使用される表示部の文字入力枠が1つしか無かった。そのため、文字情報の設定時にU−TOCのセクタ1に記録される文字情報か、セクタ4に記録される文字情報かの何れか一方ずつしか設定することができず、両方を同時に設定することは困難であった。
【0007】
特に、一般にU−TOCのセクタ1に記録される文字情報とセクタ4に記録される文字情報の間には、たとえば英字表記とそれに対応するカタカナ表記等の関連性があり、タイトル名の表示エリアが1つの領域しか無い場合には、2度同じような入力をしなければならず、ユーザにとっての利便性が損なわれるという問題があった。
【0008】
さらに、従来の光磁気ディスク装置においては、表示部にタイトル名を表示するに際して、U−TOCセクタ1のタイトル名を読み出すか、セクタ4のタイトル名を読み出すかをユーザに選択させて、ユーザが選択したフォントによって表示をしていた。例えば、日本人にとってタイトル名の表示は、英字で表示されるよりは、漢字やひらがな、カタカナ等でタイトル名が表示される方がタイトル名の視認性が高められる。また、洋楽の場合には英字表示なので、セクタ1に記録されている英字表示が選択されている時には、セクタ4に基づく漢字やひらがな、カタカナ等での表示がなされず、せっかく多種多様のフォントに対応しておりながら、その長所を活かすことができなかった。
【0009】
従って、この発明の目的は、複数の文字形態、例えばひらがな、および漢字と、英字等によってなされる各プログラムのタイトル等に係る文字情報の表示および入力を同時に行うことが可能なディジタルオーディオ信号/再生システムを制御する遠隔操作装置を提供することにある。
【0010】
上述した課題を解決するために、この発明は、
複数の処理対象を有する本体を遠隔操作する遠隔操作装置において、
複数の処理対象のうち、第1の種別の記録/再生部は、第1、第2または第3のキャラクターシンボルを記録することが可能であり、当該第1の種別の記録/再生部とは異なる処理対象は、当該第3のキャラクターシンボルを記録することが可能であり、
1グループは複数のキャラクターシンボルからなり、複数の第1のキャラクターシンボルを、第1のグループとして入力すると共に、本体の有する複数の処理対象の中から当該本体が第1、第2または第3のキャラクターシンボルを記録させるための処理対象を選択する操作手段と、
操作手段にて操作入力された第1のグループの種別を判別する種別判別手段と、
種別判別手段の判別結果が第1の文字形態で有ると判別され、ユーザーからの変換指示が有る場合、ユーザーからの変換指示に基づいて第1のキャラクターシンボルを当該第1のキャラクターシンボルの種別とは異なる第2のキャラクターシンボルへの変換を行い、第2のグループとする第1の変換手段と、
操作手段にて入力された第1のキャラクターシンボルを第1および第2のキャラクターシンボルの種別とはそれぞれ異なる第3のキャラクターシンボルへの変換を行い、第3のグループとする第2の変換手段と、
操作手段にて操作入力された第1のグループまたは第1の変換手段にて変換された第2のグループを表示する第1の表示手段と、
第2の変換手段にて変換された第3のグループを表示する第2の表示手段と、
操作手段によって選択された本体の処理対象が第1の種別の記録/再生部であるか否かを検出する処理対象検出手段と、
処理対象検出手段にて、処理対象が第1の種別の記録/再生部であると検出された場合には、第1の表示手段内に表示されている第1のグループまたは第2のグループと第1の表示手段の識別コードとを組み合わせて送信するか、第2の表示手段に表示されている第3のグループと第2の表示手段の識別コードとを組み合わせて本体へ送信し、処理対象が第1の種別の記録/再生部とは異なると検出された場合には、第2の表示手段に表示されている第3のグループを本体へ送信する送信手段と
を具備することを特徴とする遠隔操作装置である。
【0011】
この発明によって制御される記録/再生システムは、
送信手段からの、それぞれがキャラクターシンボルの同一の入力グループに対応する少なくとも二つの異なる文字形態と、記録/再生システムの識別子を受信する受信手段と、
受信手段で受信された記録/再生システムの識別子を識別する識別手段と、
受信手段で受信された、それぞれがキャラクターシンボルの同一の入力グループに対応する少なくとも二つの異なる文字形態を記憶する第2の記憶手段とを備え、
識別手段の識別結果に基づいて、それぞれがキャラクターシンボルの同一の入力グループに対応する少なくとも二つの異なる文字形態を記録/再生システム内部の第2の記憶手段に記憶する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の一形態について説明する。図1は、この発明の実施の一形態であるMini Disc (以下、MDと称す)装置の全体構成を示すブロック図である。上記MDの直径は、Compant Disk(以下、CDと称す)の直径12cmと比較して64mmと小径で、携帯性に優れる光磁気ディスクである。MD装置は、MDに情報を記録し、また、MDから情報を再生する光磁気ディスク装置の一種である。また、MD装置本体30は、後述するように、遠隔操作部100を介してユーザからの指令を受取り、また、オーディオ情報等のユーザが必要とする情報を送出する。
【0016】
MD1は、シャッター機構を有するカートリッジ内に収納されている。かかるシャッター機構を記録時または再生時に開閉することによって、MD1に光学ピックアップからの光を照射したり、磁気ヘッドからの磁界を印加することができる。記録/再生等の用途でMD1がMD装置本体30に装着される場合に、MD1は、スピンドルモータ2によってCLV(線速度一定:Constant Liner Velocity)に回転制御される。このMD1を挟んで互いに対向する位置に光学ヘッド3と、磁気ヘッド6とがMD装置本体30内部に設けられている。また、MD装置本体30には、光学ヘッド3全体をMD1の半径方向に大きく移動させるスレッドモータ5が設けられている。
【0017】
光学ヘッド3は、対物レンズ3a、2軸機構4、図示しない半導体レーザおよび受光部から構成される。半導体レーザが出射するレーザ光強度は、記録時と再生時とで切替えられる。受光部は複数の領域からなっており、半導体レーザからの出射光がMD1によって反射された反射光を受光して、各領域毎に検出信号を生成する。この反射光は、磁気カー効果(magnetic kerr effect) によって記録情報に応じて偏光面(Polarization)が変化するものであり、受光部は、この偏光面の変化に基づいて磁界ベクトルを検知し、検知した磁界ベクトルに基づいて検出信号を生成する。また、2軸機構4は、対物レンズ3aをMD1の記録面に接離する方向に駆動するフォーカス用コイルと、対物レンズ3aをMD1の半径方向に駆動するトラッキング用コイルとによって構成されている。
【0018】
以下、データ再生系およびサーボ系等、再生信号に基づく処理に係る構成および動作について説明する。光学ヘッド3内の受光部が生成する上述の検出信号がRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は、検出信号に基づいてフォ−カスエラー信号FE,トラッキングエラー信号TE、RF信号およびスピンドルエラー信号を生成する。上記フォ−カスエラー信号FE,トラッキングエラー信号TE、RF信号およびスピンドルエラー信号の内、フォ−カスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEがサーボ回路9に供給される。上記RF信号は、EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8およびアドレスデコーダ10に供給される。上記スピンドルエラー信号は、システムコントローラ11に供給される。
【0019】
サーボ回路9は、RFアンプ7から供給される信号に位相補償および利得調整を施す。サーボ回路9の出力は、図示しないドライブアンプを介して2軸機構4内のフォーカス用コイルおよびトラッキング用コイルに供給される。
【0020】
サーボ回路9は、図示しないLPF(Low Pass Filter) を有しており、このLPFにトラッキングエラー信号TEが供給される。そして、このLPFの出力に基づいてスレッドエラー信号が生成され、スレッドドライブアンプ(図示せず)を介してスレッドモータ5に供給される。スレッドモータ5は、このスレッドエラー信号に従う動作を行なう。
【0021】
EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8は、RFアンプ7から供給されるRF信号に基づく以下のような処理を行なう。まず、RF信号を2値化し、さらにEFM復調(Eight to Fourteen demodulation) を施す。ここで、EFM復調は、記録データに施されているEFM変調(Eight to Fourteen Modulation) に対応する復調処理である。EFM復調によって得られた信号には、記録情報に施されていた符号化である、CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Coding)に基づくエラー訂正処理が行なわれる。
【0022】
EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8は、RF信号に基づく2値化信号またはアドレスデコーダ10によって抽出されるアドレスデータに基づいて、MD1の回転を制御するためのスピンドルエラー信号を生成し、システムコントローラ11に供給する。システムコントローラ11は、このスピンドルエラー信号に基づいてスピンドルモータ2を制御する。また、EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8は、2値化したEFM信号に基づいて内部に有するPLL(Phase Locked Loop) の引込み動作を制御する。
【0023】
EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8によって復号された信号がメモリコントローラ12に供給される。メモリコントローラ12は、後述するように、システムコントローラ11の制御の下で、EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8の出力信号をメモリであるRAM(Random Access Memory)13に書込み、また、RAM13から書込まれていた信号を読出す。
【0024】
RAM13から読出された信号がオーディオ圧縮エンコーダ・伸張デコーダ14に供給される。オーディオ圧縮エンコーダ・伸張デコーダ14は、供給される信号に施されていた、例えばATRAC(Acoustic TRansferred Adopted Coding) 方式等による圧縮を解く処理を行なう。圧縮が解かれた信号がD/A変換器15に供給される。D/A変換器15は、供給されるディジタルデータをアナログオーディオ信号に変換する。このアナログオーディオ信号がオーディオ出力端子16を介して図示しないオーディオ出力手段に供給される。
【0025】
後述するように、MD1には、予めグルーブ(groove)が例えば22.05Hz等の所定周波数にて蛇行して設けられており、FM変調(Frequency Modulation)にてアドレスデータが記録されている。アドレスデータデコーダ10は、RFアンプ7から供給されるRF信号に基づいて、このアドレスデータを抽出する。アドレスデータデコーダ10内には所定周波数のみを通過させるBPF(Band Pass Filter)が設けられており、このBPFを介してFM復調することによってアドレスデータを抽出する。抽出されたアドレスデータがEFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8に供給される。
【0026】
メモリーコントローラ12が行う処理についてより詳細に説明する。EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8の出力信号を、例えば1.4Mビット/秒の転送レートでRAM13に書込む。そして、所定量以上の信号がRAM13に蓄積された時に、書込み時の転送レートより充分遅い0.3Mビット/秒の転送レートで読出される。このように、再生された信号をメモリに一旦蓄えてからオーディオデータとして出力するようにしたので、外乱によるトラックジャンプに起因してオーディオ出力が途切れることが防止される。
【0027】
例えば振動等の外乱によってトラックジャンプが生じた場合には、トラックジャンプが生じたアドレスに光学ヘッド3を再配置する処理が行なわれる。上記再配置に要する期間でも、上述したメモリーコントローラ12によりRAM13に既に書込まれている信号が低速の転送レートで読出されてオーディオ出力がなされる。このため、トラックジャンプに起因してMD1からの再生が中断しても、それが所定時間以内であればオーディオ出力が途切れないようにすることができる。一例として、RAM13として4MバイトのRAMを使用した場合には、RAM13内のデータが満杯とされた状態で約10秒間のオーディオデータ出力に相当するデータが蓄えられる。なお、メモリーコントローラ12は、システムコントローラ11によって制御される。
【0028】
次に、記録に係る構成および動作について以下に説明する。CDプレーヤ等のディジタル再生装置のアナログ出力端子から出力されるアナログ信号がオーディオ入力端子17を介してA/Dコンバータ18に供給される。A/Dコンバータ18は、供給されるアナログ信号をディジタル信号に変換し、オーディオ圧縮エンコーダ・伸張デコーダ14に供給する。なお、ディジタル再生装置のディジタル出力端子から出力されるディジタル信号を入力する場合には、そのようなディジタル信号を入力端子21を介してオーディオ圧縮エンコーダ・伸張デコーダ14に供給すれば良い。
【0029】
オーディオ圧縮エンコーダ・伸張デコーダ14は、供給されるディジタル信号に例えばATRAC(Acoustic TRansfer Adapted Coding) 方式等の所定の圧縮を施す。そして、圧縮されたディジタル信号が例えば0.3Mビット/秒等の転送レートでメモリコントローラ12を介してRAM13に一旦蓄積される。メモリコントローラ12は、RAM13に所定量のディジタル信号が蓄積されたことを検知した時にRAM13からの読出しを許可する。
【0030】
RAM13から読出されたディジタル信号は、EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8に供給される。EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8は、このディジタル信号にEFM変調およびエラー訂正のためのCIRC符号化を施し、磁気ヘッド駆動回路150に供給する。磁気ヘッド駆動回路150は、供給される信号に基づいて磁気ヘッド6のN極またはS極の駆動を行なう。それと共に、光学ヘッド3内の半導体レーザの出射パワーが再生時よりも高パワーとなるように制御され、MD1の表面がキューリー温度(Curie Temperature) まで加熱されて磁界反転を生じ得る状態とされることにより、データの記録が行われる。
【0031】
システムコントローラ11は、上述した記録/再生等の動作に係る種々の制御を行なう。このような制御としては、メモリコントローラ12がRAM13を使用して行う信号処理の制御、EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8から供給されるスピンドルエラー信号に基づくスピンドル制御、およびEFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8に対するエンコーダ、デコーダ制御等がある。
【0032】
このような制御に加えて、システムコントローラ11は、キー部19、または後述する遠隔操作部100等を介してユーザによってなされる操作に応じて、例えば各種サーボ用のコマンドをサーボ回路9に転送する処理を行う。また、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部20を制御して、文字情報等の所定の情報を表示する。表示される情報としては、例えば、静止画像、または、MD1の総再生時間、再生中のプログラムの経過時間、再生中のプログラムの残り再生時間、総再生時間中の残り再生時間等の時間情報、さらには再生中のプログラムのトラック情報等がある。また、MD1にディスクネーム、トラックネーム、プログラム名等が記録されている場合には、これらの情報も表示部20に表示される。
【0033】
キー部19等や遠隔操作部100を介してなされる操作には、電源のオン/オフ、MD1を保持しているカートリッジの取り出しであるイジェクト指令、再生指令、一時停止指令、停止指令、選曲指令、録音指令等が含まれる。遠隔操作部100による操作の内容は、例えば赤外線等を使用した所定の伝達方法によってシステムコントローラ11に伝達される。そこで、MD装置本体30には、遠隔操作部100から伝達される情報を受信するために送受信ユニット22が設けられている。この送受信ユニット22は、本体からの情報を遠隔操作部100に送信する機能をも有する。
【0034】
本体から送出される情報は、例えば選曲指令を行う際に参照される、MD1中に記録されているプログラムの内容等、ユーザが必要とする情報である。このような情報は、MD1上の後述するP−TOC(プリマスタードTOC(Table Of Content) )およびU−TOC等の所定の記録領域から再生され、システムコントロール部11によって送受信ユニット22に供給される。ユーザとシステムコントロール部11との間の交信は、キー部19等や遠隔操作部100以外にも、例えばパーソナルコンピュータ40およびインターフェイス39を介して行うようにしても良い。この場合には、交信およびパーソナルコンピュータ40のモニター画面表示等に係るソフトウエア等が必要とされる。
【0035】
キー部19等や遠隔操作部100等は、プログラムのタイトル等の所望の情報を、ユーザがMD1に記録するために入力する機能をも有している。このようにして記録された情報は、上述したように、プログラムの再生中等に表示部20に表示される。
【0036】
このようなプログラムのタイトル等の情報は、MD1上にプログラムを記録する領域とは別に設けられた記録領域であるU−TOCエリアに記録される。後述するように、U−TOCエリアは複数のセクタからなっており、プログラムのタイトル等について、漢字、ひらがな、カタカナによって表記されるもの(すなわち、使用できる文字コードがMS−JIS(Microsoft -Japan Industrial Standards)と、アルファベットおよびカタカナによって表記されるもの、すなわち、使用できる文字コードがISO(International Standard Organization) 8859−1と規定されているものとが別個のセクタに記録される。この発明は、このような複数の文字形態による、プログラムのタイトル等に係る文字データの入力,つまりU−TOC内の別のセクタに記録される文字データの入力を、遠隔操作部100等の表示部に表示される同一の画面から各プログラムについて一度に行うことができるようにしたものである。
【0037】
この発明についての理解を容易とするために、以下、MD1の媒体フォーマットについて図2を参照して説明する。MD1は、ポリカーボネイト基板に情報膜が被着されたものであり、その中央に磁性体からなるクランピングプレート41が装着されている。情報膜の内の記録膜は、基板側(図示省略)から順に誘電体層、MO(Magnetic Optical)層、誘電体層、反射膜、保護膜が積層された構造を有する。情報膜の内の再生専用の膜は、反射膜および保護膜からなる。MD1のクランピングプレート41以外の情報膜の領域がインフォーメーションエリア42とされる。
【0038】
インフォーメーションエリア42の最内周側がリードインエリア43とされる。リードインエリア43には、再生専用の膜が被着されており、予めピットの形態で情報が記録されている。リードインエリア43の外側に記録膜が被着されたレコーダブルエリア44が設けられ、MD1の最外周にリードアウトエリア45が設けられる。レコーダブルエリア44の外側にプログラムを記録するプログラムエリア47が配置される。レコーダブルエリア44の内周側には、U−TOCを記録するU−TOCエリア46が配置され、プログラムエリア47内に記録されている各プログラムに係る情報が記録される。
【0039】
リードインエリア43とU−TOCエリア46との間、すなわち、レコーダブルエリア44の最内周には、キャリブレーションエリア48が設けられる。キャリブレーションエリア48は、記録時のレーザ出力の調整等のために設けられている。また、U−TOCエリア46とプログラムエリア47との間には、ギャップエリア49が設けられる。キャリブレーションエリア48およびギャップエリア49には、ユーザデータが記録されない。
【0040】
リードインエリア43内には、P−TOCがプリピットとして予め記録されている。P−TOCには、上記U−TOCの開始アドレスや、記録時のレーザパワー値、上記キャリブレーションエリア48の開始アドレス等が記録されている。
【0041】
MD1に対して記録/再生動作を行うためには、MD1に記録されている管理情報、すなわち、P−TOCおよびU−TOCを予め読出す必要がある。システムコントローラ11は、これらの管理情報に応じてMD1上の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアのアドレスを判別する。これらの管理情報は、MD1がMD装置30に装着された際に読出され、例えばDRAM等の図示しない所定の記憶手段に記憶されて、その後の記録/再生動作において参照される。
【0042】
これらの情報は、データの記録や消去に応じてU−TOCが編集されて書換えられる。システムコントローラ11は、記録/消去動作の度に、このような編集処理を上述した所定の記憶手段に記憶されているU−TOCに対して行う。そして、編集処理の結果として更新されたU−TOCを、MD1のU−TOCエリア46に所定のタイミングで書込む。所定のタイミングとしては、例えばMD1のイジェクト指令がなされた時、電源オフの指令がなされた時等がある。一旦記憶手段に記憶して管理することにより、書換えが行われる度にMD1のU−TOCエリア46の内容を記録し直す場合に比べてU−TOCエリア46に対する記録時間が短縮され、装置全体の性能を向上させることができる。但し、書換えが行われる度にMD1のU−TOCエリア46の内容を記録し直すようにしても良い。
【0043】
U−TOCにおいて管理される情報についての理解を容易とするために、以下、プログラムエリア47内のデータフォーマットについて説明する。データの記録/再生は,クラスターを単位として行なわれる。1クラスターは、例えば36セクタから構成される。そして、1セクタが例えば2352バイトから構成される。また、1クラスターを構成する36セクタの内、3セクタがリンキングセクタであり、1セクタがサブデータセクタである。さらに他の32セクタにメインデータが記録される。
【0044】
このMDのデータフォーマットの一例におけるCIRCのインターリーブ長は、エラー訂正処理を施す際にCD等で一般的に使用されているフォーマットにおける1セクタ長(例えば13.3msec)と比較して、長く設定されている。そこで、再生系の互換性、すなわち同一の再生系によってCDとMDの両方を再生できる機能を持たせるために上述のリンキングセクタが設けられている。このため、リンキングセクタには有用な情報は記録されない。サブデータセクタは拡張領域とされており、現段階では情報が記録されない。
【0045】
上述のセクタに対して2セクタを1単位とし、この1単位が例えば11サウンドグループに分割されている。1サウンドグループは例えば424バイトからなり、それぞれ、左右チャンネルのデータから構成される。また、11サウンドグループの全体を1サウンドフレームと称する。
【0046】
U−TOCは、上述したようにプログラムエリア47に記録されている各プログラムを管理する目録情報である。U−TOCが記録されるU−TOCエリア46について説明する。U−TOCエリア46は、例えば32セクタから構成される。以下、セクタ0、セクタ1、セクタ2およびセクタ4について説明する。セクタ3およびセクタ5〜セクタ32は、拡張領域とされており、現段階では使用されていない。
【0047】
セクタ0においてはプログラムエリア47に記録されている各プログラムの起点アドレス、終点アドレス、コピープロテクト情報、エンファシス情報等が管理されている。図3にセクタ0の一構成例を示す。このセクタ0および後述のセクタ1、セクタ2およびセクタ4は、それぞれ2352バイトのサイズであり、588個の4バイトのスロット単位を並べた構成とされる。この4バイトのスロット単位を区別するために番号0〜587が付されている。すなわち、番号0〜77には、ヘッダ部に続いて所定のアドレス位置を示すクラスターHおよびクラスターL,ディスクの製造元および型式を示すメーカーコードおよびモデルコード、最初および最後のプログラム番号を示すFirstTNOおよびLastTNO,セクタ使用状況、ディスクシリアル番号、並びにディスクID等が順に記録されている。
【0048】
続いて、MD1上に生じた欠陥の位置に係る情報を格納するスロットの先頭位置を示すP−DFA(Pointer for Defective Area) 、スロットの使用状況を示すP−EMPTY(Pointer for Empty slot) ,記録可能領域を管理するスロットの先頭位置をP−FRA(Pointer for Freely Area)および各プログラム番号に対応したスロットの先頭位置を各々示すP−TNO1,P−TNO2・・・P−TNO255から構成される対応テーブル指示データ部が記録されている。
【0049】
番号78から587には、上記各種Pointerで指示されるスロットが255個設けられている。各スロットは4バイトから構成されており、1スロットにはスタートアドレス、エンドアドレス、トラックモードおよびリンク情報が管理されている。
【0050】
この発明を適用することができるMD装置は、記録媒体であるMDにデータを必ずしもシーケンシャルに記録しなくても良く、記録媒体上に離散的に記録したデータを正しく再生することも可能である。このための処理について以下に説明する。まず、上述したように、データが一旦メモリであるRAM13に蓄積するようにしたこと、およびRAM13への書込みレートをRAM13からの読出しレートより大きくしたので、再生系において、以下のようなデータ処理が可能となる。
【0051】
光学ピックアップ6をディスク上に離散的に記録されたデータに順次アクセスさせることによって得られる再生信号に基づいてEFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8が生成する再生データをRAM13に蓄積させる。そして、RAM13からの読出しにおいて、データを並べ替えてシーケンシャルな形態とし、後段のオーディオ圧縮エンコーダ・伸張デコーダ14に出力する。
【0052】
このようなデータ処理に加えて、離散的に記録されたデータを正しくつなぎ合わせるために、上述したU−TOCのセクタ0内のP−FRAを参照してなされる処理について説明する。図4は、P−FRAに03h(hexia-decimal)が記録されている場合を示す一例である。この場合には、まず、図4Aに示すようにスロット03hがアクセスされる。このスロット03hに記録されているスタートアドレスおよびエンドアドレスデータは、ディスク上に記録された1つのパーツの起点アドレスと終点アドレスを示す。
【0053】
スロット03hに記録されているリンク情報は、後続すべきスロットのアドレスを示している。図4においては後続すべきスロットのアドレスが18hである。そこで、図4に示すようにスロット18hがアクセスされる。スロット18hに記録されているリンク情報が後続すべきスロットのアドレスが1Fhであることを示しているので、さらにスロット1Fhがアクセスされる。そして、スロット1Fhのリンク情報に従って、スロット2Bhがアクセスされ,さらにスロット2Bhのリンク情報に従って、スロットE3hがアクセスされる。このようにして、リンク情報としてnull(すなわち00h)が現れるまで次々にリンク情報をたどっていく。
【0054】
このようにリンク情報をたどることにより、MD1上に離散的に記録されたデータのアドレスが順に認識される。MD装置本体30内の光ピックアップ6を制御して、MD1上のこれらのアドレスに順にアクセスしていくことにより、離散的に記録されたデータをRAM13からの読出し時につなげることが可能となる。
【0055】
上述の説明は、P−FRAを参照して離散的に記録されているデータを結合する処理についてのものであるが、P−DFA,P−EMPTY,P−TNO1,P−TNO2・・・P−TNO255を参照しても同様に離散的に記録されているデータを結合することができる。
【0056】
次に、U−TOCエリア46のセクタ1においては、プログラムエリア47に記録されている各プログラムのタイトル、MD1全体のタイトルが管理される。ここで、MD1全体のタイトルとは、記録されるプログラムがオーディオデータの場合にはアルバムタイトル、演奏者名等の情報であり、各プログラムのタイトルとは、曲名等に相当する。図5にU−TOCセクタ1の構成の一例を示す。
【0057】
各プログラム毎の文字情報は、対応テーブル指示データP−TNAX (Xは1〜255)によって指示される文字テーブル部のスロットに記録されており、文字情報の文字数が多い場合には、リンク情報を用いて複数のスロットを連結して記録を行なっている。また、このU−TOCセクタ1においては、使用できる文字コードが定められていて、主に英字入力されたアルファベットのタイトルが管理される。しかしながら、ユーザよりカタカナ入力が指示された場合には、特殊コードの”^”を自動発生し、アルファベット文字を囲んでセクタ1にて管理する。そして、特殊コードの”^”で囲まれたアルファベットを変換表に基づいてカタカナに変換して表示するようになされる。変換表により、例えば^a^という文字がカタカナのアに変換される。
【0058】
U−TOCセクタ2の一例を図6に示す。セクタ2は、プログラムエリア47に記録されている各プログラム毎の記録日時を管理する。また、U−TOCセクタ4の一例を図7に示す。セクタ4で使用するものと定められている文字コードにより、プログラムエリア47に記録されている各プログラムのタイトルが漢字、ひらがな、カタカナで表記することができるようになされている。
【0059】
U−TOCのセクタ1またはセクタ4にタイトル等の文字入力を行う処理について説明する。まず、文字入力に使用される遠隔操作部100について図8Aの外観図を参照して説明する。遠隔遠隔操作部100は、コマンダーオフボタン101、スリープボタン102、表示部分104、および表示部分104に附帯的に設けられるタッチパネル部103、音量調節ボタン105、ジョグダイヤルつまみ106、ミューティングボタン108、コントラスト調節つまみ109、および輝度調整ダイヤル110を有する。
【0060】
次に、遠隔操作部100の内部構成について図8Bのブロック図を参照して説明する。遠隔操作部100は、MD装置本体30の送受信ユニット22との間で赤外線等の送受信を行う送受信部111、マイクロコンピュータなどの制御部112、制御部112に接続されたリモコンメモリ113、MD装置本体30に備えられたMD機能以外の操作対象を選択するFunctionキーや文字入力キー等を備えた操作部114、および機能に応じて必要な操作情報を表示する表示部104を有する。
【0061】
ユーザは、表示部104に表示される操作情報を見ながら操作部114を操作することにより、MD装置本体30の操作を行う。リモコンメモリ113には、遠隔操作部100に必要なソフトウエアプログラム、操作部114に対するユーザの操作情報、および表示部104に表示する表示情報を記憶している。送受信部11では、操作部114を操作して行われたユーザによる操作指令の送信、およびMD装置本体30からの制御信号、文字コード等の情報の受信等を、MD装置本体30の送受信ユニット22との間で行う。続いて、遠隔操作部100の動作について図8Aを参照してより詳細に説明する。
【0062】
コマンダーオフボタン101は、遠隔操作部100を介してユーザが行う指令をMD装置本体30に伝達するか否かを制御するボタンである。また、スリープボタン102は、MD装置本体30にスリープモードを指令する際に操作されるボタンである。表示部104としては、例えばLCDモニターが使用される。
【0063】
表示部104に附帯的に設けられるタッチパネル部103としては、例えば、抵抗膜方式のもの、または静電方式のもの等が使用される。タッチパネル部103は、板状の形状を有しており、その2次元的な位置に対応して、例えば抵抗値が異なる。このため、タッチパネル部103上を、例えばペン状の操作部品によって押圧すると、押圧された位置に応じて所定の指令に係る信号を生成する。また、タッチパネル部103は、表示部分104の上面を覆うように設けられるので、表示部104による表示を視認することを妨げないように、光の透過率等の光学的性質が所定の条件を満たすものとされる。
【0064】
タッチパネル部103と、表示部104とが上述したような位置関係をなすように設けられているので、表示部104による表示により、タッチパネル部103を介してなされる操作および入力のために押圧されるべき位置を、ユーザが知ることができる。表示部104の表示動作は、遠隔操作部100が内蔵するリモコンメモリ113に記憶されているソフトウエアである、GUI(Grafhical User Interface)によって行われる。
【0065】
音量調節ボタン105は、再生時の音量調節を行うためのボタンである。ジョグダイヤルつまみ106は、一般に選択手段として用いられ、遠隔操作部100においては、ユーザが行う指令に係る選択事項、例えば再生を指令する場合の再生対象プログラムの選択等に使用される。ミューティングボタン108は、再生中に音声出力を遮断する指令を行う際に操作される。コントラスト調節つまみ109は、表示部103の表示画面のコントラストを調節するためのつまみである。輝度調整ダイヤル110は、表示画面の輝度を調整する。
【0066】
以下、表示部104に表示される一連の表示画面の例を参照しながら、タイトル等の文字情報を入力する処理について具体的に説明する。図9は、指令を与える対象を選択するための表示画面である。また、MD装置本体30には、ラジオ受信機、CDの再生装置、またはテープレコーダー等の機器と共に、主にオーディオ記録/再生システムを構成している。従って、遠隔操作部100においては、これらの機器の制御を行うことが可能とされている。図9において、制御しようとする機器の表示が選択的にペン等によって押圧される。
【0067】
MDについての制御を行うことが選択された場合について以下に説明する。MDの制御が選択された場合には、図10の画面が表示される。MDの制御では、再生機能における指令、例えば再生開始指令、プログラム単位でのスキップ、再生の停止または一時停止、ディスク単位でのスキップ等を、上述したタッチパネル部103を介して行うことができるようになされる。すなわち、これらの指令に対応する表示部分がそれぞれタッチパネル部103上に表示され、表示部分を所定の操作手段によって接触することによって対応する指令がMD装置本体30に伝達される。タッチパネル部103上の中央からやや下方にかけては、買う指令に対応する模式的な操作釦が表示される。
【0068】
図10の画面の下方には、MD装置本体30の機能の内、再生機能以外の機能を選択するための表示がなされる。この表示も、当然のことながら各タッチパネル部103上に表示される。選択され得る機能としては、文字の入力を行う文字入力機能(NAME),各プログラムに対して、すなわち、オーディオ情報に対してカットアンドペースト処理を行う編集機能(EDIT)、他の記録媒体等から得られる情報の記録を行うダビング機能(DUBBING)、例えば特定のプログラムを繰返し再生する、記録された順番とは異なる順番で再生する等の再生の順序等をプログラムを単位として選択するモード選択機能(MODE)、および再生可能なプログラムを一覧表形式で表示するリスト機能(LIST)等がある。
【0069】
この発明は、文字入力機能に係るものなので、以下、図10の画面の左下の’NAME’の表示部が押圧されることにより、文字入力機能が選択された場合について説明する。図11は、この場合の表示画面(文字入力画面)の一例を示したものである。画面左上隅の’MD’なる表示は、MDが指令対象とされていることを示している。その直下の表示枠には、P−TOCエリアから読出されるトラックネームまたはディスクネーム等が表示される。この表示枠の右側に表示される' +' および' −' の表示は、トラックの番号を増減して所望のトラックを選択するためのものである。トラック番号の選択により、プログラムエリア47に記録されているプログラムの内から、文字入力機能を使用することによって文字情報を付加する対象を選択することができる。
【0070】
その直下に2段の文字入力枠が設けられる。これらの内、一方がU−TOCのセクタ1に記録される文字情報に対応し、他方がU−TOCのセクタ4に記録される文字情報に対応する。従って、上述したようなU−TOCの構成に対しては、一方が英字またはカタカナによる入力に対応し、他方が漢字、ひらがな、カタカナによる入力に対応することになる。
【0071】
また、2段の文字入力枠の表示形態には、図11に示したもの以外にも、例えば図12に示すようなものでも良い。図12に示す一例においては、「Track No」の欄に「1」が入力されて、1曲目であることが特定され、この1曲目の名称を、半角英字フォーマットでは「AIUEO 」、全角かな漢字では「あいうえお」として入力することができる。また、1個のプログラムに対応する時間情報は1個なので、時間情報に係る「Time」の欄が1個設けられている。
【0072】
このように、表示部104に2段の文字入力枠を設けたこの発明の遠隔操作部100によれば、2段の文字入力枠に対する入力内容を同時に視認できるので、両者の関係を確認した上で送信することが可能である。両者の関係は、ユーザが所望するものとすれば良い。例えば、洋楽の場合に、英語でのタイトル名と、その日本語での表記という関係とすることが考えられる。また、例えば、一方をタイトル名とし、他方をアーティスト名とする等の関係としても良い。さらに、これら2段の文字入力枠の右側には、それぞれに対応して本体への送信を指令するための表示がなされるので、2段の文字入力枠に入力された文字入力をそれぞれ別個にU−TOCのセクタ1およびセクタ4に記録することができる。
【0073】
また、1画面上から複数フォーマットでの曲目を幾つかまとめて入力するようにしても良い。この場合、2段の文字入力枠を表示部104上に複数個表示し、まとめて文字入力を行うようにすれば良い。
【0074】
入力操作は、図11で画面中央より下側に表示される、ワードプロセッサ等のキーボードに類似した表示(以下、ソフトウエアキーボードと表記する)を参照しながら、タッチパネル機能によって所望の文字を選択することによってなされる。図11では、ひらがなが使用される場合について示した。なお、この場合には、入力文字表示中の最下段の' 変換' と表示された部分を操作することにより、ひらがなでの入力を漢字に変換することができる。上述したように、この画面からのひらがな、または漢字による入力は、U−TOCのセクタ4に記録される。また、左上の' かな' 、' カナ' 、' 記号' 、' 英数大' 、' コード' 、' 英数小' 等の表示がなされた部分を操作することによって入力に使用する文字の種類を選択することができる。
【0075】
' カナ' 表示部分が操作された場合のソフトウエアキーボードの一例を図13に示す。但し、図13は全角カタカナに係るものである。カタカナについては、全角カタカナによる入力がU−TOCのセクタ4に記録され、半角カタカナによる入力がU−TOCのセクタ1に記録される。' 英数大' 表示部分が操作された場合のソフトウエアキーボードの一例を図14に示す。' 英数小' 表示部分が操作された場合のソフトウエアキーボードの一例を図15に示す。' 記号' 表示部分が操作された場合のソフトウエアキーボードの一例を図16に示す。上記英数大/英数小および記号による入力情報はU−TOCのセクタ1に記録される。
【0076】
上述したこの発明の実施の一形態では、2段の文字入力枠に別個に入力を行うようになされている。これに対して、2段の文字入力枠の内の一方に対する入力に連動して他方の入力文字枠に自動的に入力を行うようにしたこの発明の他の実施形態も可能である。以下、図17、図18のフローチャートを参照して、この発明の他の実施形態について説明する。この発明の他の実施形態において、装置のハード構成は、上述したこの発明の実施の一形態と同様なものとされる。以下の説明は、文字情報の入力を上述の遠隔操作部100と同様な手段を介して行う場合についてのものである。文字情報の入力手段は、MD装置本体のキー部や、パーソナルコンピュータであっても良い。
【0077】
まず、図17に示される遠隔操作部100の文字入力動作において、文字入力が開始された後、ステップS1で文字の種類が選択される。ひらがなが選択された時にはステップS2に移行し、それ以外の時にはステップS4に移行する。ステップS2においては、ユーザの必要に応じて漢字変換がなされ、最終的な漢字変換の結果がU−TOCのセクタ4に記録される文字情報の入力枠(以下、簡単のためA欄と表記する)へ入力される。ステップS3として、A欄に入力されたひらがな表記の内容が自動的に半角カタカナ変換されて、U−TOCのセクタ1に記録される文字入力が行われる入力枠(以下、簡単のためB欄と表記する)へ入力される。
【0078】
ステップS4においては、英数・カタカナ・記号の何れかによって入力が行われる。この場合には漢字変換を行う必要がないので入力された文字がそのままA欄に入力される。ステップS5として、入力された文字が半角変換されてB欄に入力される。すなわち、ステップS3およびS5は、それぞれステップS2およびS4においてA欄に入力された内容に対応して、半角変換された文字をB欄に入力するステップである。
【0079】
ステップS6として処理対象がMDであるか否かがチェックされる。MDである時にはステップS7に移行し、それ以外の時には、ステップS11に移行する。
【0080】
ステップS7においては、A欄に入力された文字を本体に送信するか否かが選択される。送信する旨の選択がなされた時には、ステップS8においてA欄に入力された文字を、A欄を示す識別子(以下、ID:Identification Code と記す)およびMDを示すIDと共に本体に送信する処理が実行され、文字入力を終了する。送信しない旨の選択がなされた時には、ステップSS9に移行する。
【0081】
ステップS9においては、B欄に入力された文字を本体に送信するか否かが選択される。送信する旨の選択がなされた時には、ステップS10においてB欄に入力された文字を、B欄を示すIDおよびMDを示すIDと共に本体に送信する処理が実行され、文字入力を終了する。送信しない旨の選択がなされた時には、そのまま文字入力を終了する。
【0082】
一方、ステップS6において、処理対象がMDでないと判断された場合には、MD以外の処理対象、例えばCD,チューナー等に対応する処理が行われる。すなわち、MD以外の処理対象については、ステップS11としてA欄に入力された文字を遠隔操作部100内に備えられているリモコンメモリ(図8B参照)に記憶する。ステップS12として、B欄に入力された文字を本体に送信するか否かが選択される。送信する旨が選択された時には、ステップS13に移行して、B欄に入力された文字を、選択された機器を示すIDと共に本体に受信する処理が実行される。送信しない旨が選択された時には、そのまま文字入力を終了する。
【0083】
A欄への入力がなされる場合には、その入力内容に従ってB欄への入力がなされるが、B欄への入力を先に行う場合には、A欄には何も入力されない。このため、両者の内容がひらがな(または漢字)による表記と半角カタカナによる表記であることをユーザが望まない時にはB欄への入力を先に行えば良い。但し、場合によっては、B欄への入力が先になされる場合に、その入力内容に従ってA欄への入力がなされるようにしても良い。
【0084】
次に、図18に示される装置本体の文字書き込み動作において、遠隔操作部100からの信号が受信された後、ステップS21で受信信号に含まれる機器IDの判別が行われる。すなわち、ステップS21でMDのIDと判断された時には、ステップS22に移行し、それ以外の時にはステップS23に移行する。
【0085】
ステップS22では、受信信号に含まれるA/B欄IDに基づいて受信信号がB欄に対する受信か否かの判別がなされ、A欄に対する受信と判断された時にはステップS24に移行し、それ以外の時にはステップS25に移行する。ステップS24においては、A欄に入力された文字をMDのU−TOCのセクタ4に書き込み、MDに対する文字情報の書き込み動作を終了する。
【0086】
ステップS25では、受信信号に含まれるA/B欄IDに基づいて受信信号がB欄に対する受信か否かの判別がなされ、B欄に対する受信と判断された時にはステップS26に移行してB欄に入力された文字をMDのU−TOCのセクタ1に書き込み、B欄の受信ではないと判断された時にはそのままMDに対する文字情報の書込み動作を終了する。
【0087】
ステップS23では、受信信号に含まれる機器IDに基づいてユーザ所望の選択機器を確定する。ステップS27では、B欄に入力された文字を装置本体に備えられている所定のメモリ(本体メモリと称する)に書込み、MD以外の選択機器に対する文字情報の書込み動作を終了する。
【0088】
上述したこの発明の実施の一形態およびこの発明の実施の他の形態においては、U−TOCのセクタ1およびセクタ4に対応して2種類のフォーマットによる入力が可能とされているが、U−TOCの構成を変更または拡張することによって、さらに多くの種類のフォーマットによる入力を可能とするようにしても良い。例えば、日本語、韓国語、アラビア語等の言語と共に、その発音方法を表す表音文字をアルファベットで表記するようにしても良い。
【0089】
複数の文字形態として、上述した日本語および英語以外にも、英語とスペイン語、ドイツ語とフランス語、中国語と日本語等とユーザの所望による言語の組み合わせ、または異なるフォント等を使用するようにしても良い。
【0090】
この発明の一実施形態等においては、2段の文字入力枠に異なる言語体系の文字を入力したり、同一言語体系における複数の表記文字(例えば、漢字、ひらがな、カタカナ)を入力する例について例示したが、3段以上の文字入力枠を設けて、3段以上の文字入力枠に複数の言語体系または複数の表記文字を入力するようにしても良い。
【0091】
この発明は、ディジタルオーディオ信号に限らず、ディジタルビデオ、ディジタルデータ等を記録/再生する記録装置および再生装置に適用することができる。また、この発明は、テープ状記録媒体または半導体メモリ等の記録媒体を使用する記録装置および再生装置にも適用することができる。
【0092】
【発明の効果】
上述したように、この発明は、MD装置等のディジタルオーディオ信号の記録再生装置において、例えばひらがな・漢字と英字等、複数の文字形態によってなされる各プログラムのタイトル等に係る文字情報の入力、つまりU−TOC内の別のセクタに記録される文字情報の入力を、遠隔操作部等において同一の画面から行うことができるようにしたものである。
【0093】
このため、複数の文字形態による入力内容を同時に視認できるので、それらの間の関係を確認した上で、記録媒体に記録すべき文字情報を装置に供給することが可能である。従って、例えば洋楽のタイトルの英字による表記と、それに対応するカタカナ表記等、ユーザが所望する関係を有する複数の文字形態による文字情報の入力をより容易且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディジタル信号記録装置および再生装置の全体ブロック図である。
【図2】書き換え可能な光磁気ディスクの媒体フォーマットの模式図である。
【図3】各プログラムの記録位置を管理するU−TOCセクタ0を表すテーブルである。
【図4】書き換え可能な光磁気ディスクのプログラムエリアに離散的に記録されたデータのLink形態を示す模式図である。
【図5】各プログラムの第1の文字形態で記録されたタイトル名を管理するU−TOCセクタ1を表すテーブルである。
【図6】各プログラムの記録日時を管理するU−TOCセクタ2を表すテーブルである。
【図7】各プログラムの第2の文字形態で記録されたタイトル名を管理するU−TOCセクタ4を表すテーブルである。
【図8】遠隔操作部の外観図およびブロック図である。
【図9】遠隔操作部を用いて各種記録再生装置を制御する際の表示画面の一例である。
【図10】書き換え可能な光磁気ディスクを操作するタイトル表示画面の一例である。
【図11】書き換え可能な光磁気ディスクを操作するタイトル名入力表示画面の一例である。
【図12】書き換え可能な光磁気ディスクを操作する2段表示の一方に英字、他方にひらがなが表示された表示画面の一例である。
【図13】文字入力画面として、’カナ’表示が選択された場合のソフトウェアキーボードの一例である。
【図14】文字入力画面として、’英数大’表示が選択された場合のソフトウェアキーボードの一例である。
【図15】文字入力画面として、’英数小’表示が選択された場合のソフトウェアキーボードの一例である。
【図16】文字入力画面として、’記号’表示が選択された場合のソフトウェアキーボードの一例である。
【図17】複数の文字形態による文字情報の一方の入力動作に連動して、他方の文字形態による文字情報を自動的に入力する処理を表す遠隔操作ブロック側のフローチャートである。
【図18】複数の文字形態による文字情報の一方の入力動作に連動して、他方の文字形態による文字情報を自動的に入力する処理を表す記録再生装置本体側のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・MD、11・・・システムコントローラ、20・・・表示部,19・・・キー操作部、40・・・パーソナルコンピュータ、22・・・送受信ユニット、100・・・遠隔制御部、46・・・U−TOCエリア、47・・・プログラムエリア
Claims (6)
- 複数の処理対象を有する本体を遠隔操作する遠隔操作装置において、
上記複数の処理対象のうち、第1の種別の記録/再生部は、第1、第2または第3のキャラクターシンボルを記録することが可能であり、当該第1の種別の記録/再生部とは異なる処理対象は、当該第3のキャラクターシンボルを記録することが可能であり、
1グループは複数のキャラクターシンボルからなり、複数の第1のキャラクターシンボルを、第1のグループとして入力すると共に、上記本体の有する複数の処理対象の中から当該本体が上記第1、第2または第3のキャラクターシンボルを記録させるための処理対象を選択する操作手段と、
上記操作手段にて操作入力された上記第1のグループの種別を判別する種別判別手段と、
上記種別判別手段の判別結果が第1の文字形態で有ると判別され、ユーザーからの変換指示が有る場合、上記ユーザーからの変換指示に基づいて上記第1のキャラクターシンボルを当該第1のキャラクターシンボルの種別とは異なる第2のキャラクターシンボルへの変換を行い、第2のグループとする第1の変換手段と、
上記操作手段にて入力された第1のキャラクターシンボルを上記第1および第2のキャラクターシンボルの種別とはそれぞれ異なる第3のキャラクターシンボルへの変換を行い、第3のグループとする第2の変換手段と、
上記操作手段にて操作入力された第1のグループまたは上記第1の変換手段にて変換された第2のグループを表示する第1の表示手段と、
上記第2の変換手段にて変換された第3のグループを表示する第2の表示手段と、
上記操作手段によって選択された上記本体の処理対象が第1の種別の記録/再生部であるか否かを検出する処理対象検出手段と、
上記処理対象検出手段にて、処理対象が第1の種別の記録/再生部であると検出された場合には、上記第1の表示手段内に表示されている第1のグループまたは第2のグループと上記第1の表示手段の識別コードとを組み合わせて送信するか、上記第2の表示手段に表示されている第3のグループと上記第2の表示手段の識別コードとを組み合わせて上記本体へ送信し、処理対象が第1の種別の記録/再生部とは異なると検出された場合には、上記第2の表示手段に表示されている第3のグループを上記本体へ送信する送信手段と
を具備することを特徴とする遠隔操作装置。 - 上記操作手段は、入力可能なキャラクターシンボルを所定の配置によって表示し、表示されたキャラクターシンボルを選択することによって文字入力されるソフトウェアキーボードであることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作装置。
- 上記操作手段は、タッチパネルであることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作装置。
- 複数の処理対象を有する本体と当該本体を遠隔操作する遠隔操作装置とから構成されるシステムにおいて、
上記遠隔操作装置は、
上記複数の処理対象のうち、第1の種別の記録/再生部は、第1、第2または第3のキャラクターシンボルを記録することが可能であり、当該第1の種別の記録/再生部とは異なる処理対象は、当該第3のキャラクターシンボルを記録することが可能であり、
1グループは複数のキャラクターシンボルからなり、複数の第1のキャラクターシンボルを、第1のグループとして入力すると共に、上記本体の有する複数の処理対象の中から当該本体が上記第1、第2または第3のキャラクターシンボルを記録させるための処理対象を選択する操作手段と、
上記操作手段にて操作入力された上記第1のグループの種別を判別する種別判別手段と、
上記種別判別手段の判別結果が第1の文字形態で有ると判別され、ユーザーからの変換指示が有る場合、上記ユーザーからの変換指示に基づいて上記第1のキャラクターシンボルを当該第1のキャラクターシンボルの種別とは異なる第2のキャラクターシンボルへの変換を行い、第2のグループとする第1の変換手段と、
上記操作手段にて入力された第1のキャラクターシンボルを上記第1および第2のキャラクターシンボルの種別とはそれぞれ異なる第3のキャラクターシンボルへの変換を行い、第3のグループとする第2の変換手段と、
上記操作手段にて操作入力された第1のグループまたは上記第1の変換手段にて変換された第2のグループを表示する第1の表示手段と、
上記第2の変換手段にて変換された第3のグループを表示する第2の表示手段と、
上記操作手段によって選択された上記本体の処理対象が第1の種別の記録/再生部であるか否かを検出する処理対象検出手段と、
上記処理対象検出手段にて、処理対象が第1の種別の記録/再生部であると検出された場合には、上記第1の表示手段内に表示されている第1のグループまたは第2のグループと上記第1の表示手段の識別コードとを組み合わせて送信するか、上記第2の表示手段に表示されている第3のグループと上記第2の表示手段の識別コードとを組み合わせて上記本体へ送信し、処理対象が第1の種別の記録/再生部とは異なると検出された場合には、上記第2の表示手段に表示されている第3のグループを上記本体へ送信する送信手段と
を具備し、
上記本体は、
上記送信手段からの送信されるグループおよび識別コードを受信する受信手段と、
上記受信手段で受信された上記識別コードが上記第1の表示手段の識別コードか上記第2の表示手段の識別コードかを識別する識別手段と、
上記識別手段にて、上記第1の表示手段の識別コードであると識別された場合には、第1の領域に上記受信手段によって受信されたグループを記憶し、上記第2の表示手段の識別コードであると識別された場合には、第2の領域に上記受信手段によって受信されたグループを記憶する記憶手段と
を具備する
ことを特徴とするシステム。 - 上記操作手段は、入力可能なキャラクターシンボルを所定の配置によって表示し、表示されたキャラクターシンボルを選択することによって文字入力されるソフトウェアキーボードであることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
- 上記操作手段は、タッチパネルであることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
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