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JP4158933B2 - 什器 - Google Patents
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JP4158933B2 - 什器 - Google Patents

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Description

本発明は、什器に関し、特に、様々な立体形状を有する商品が、その内部に形成された蛇行した通路内をスムーズに移動可能であるとともに、容易に製造可能な、什器に関する。
商品に対する消費者の購買意欲(以下において、単に「消費者の購買意欲」という。)を向上させ得るPOP広告の重要性が、近年増しつつある。このPOP広告の形態は多岐に亘っており、一例として、商品の特徴を紙等の媒体に表示するもの、立体形状を用いて消費者の関心を引くもの等を挙げることができる。かかる立体形状を用いたPOP広告としては、これまでに、商品自体の形状を工夫したものや、商品を収納する容器の形状を工夫したもの等が知られている。しかし、購買対象となる商品自体の3次元的な移動形態に特徴を有するPOP広告は、あまり検討されていない。そのため、当該移動形態に特徴を有するPOP広告を用いれば、消費者の注意を引き、商品の購買意欲を向上させることが可能になると考えられる。
一方、薬局等で販売される薬品類や、コンビニエンスストア等で販売される菓子類等は、ディスプレイ用の箱等に入れて、店頭に陳列されており、消費者は、陳列された商品群から選択した商品を、購入する。そして、消費者に選択されなかった残りの商品は、ディスプレイ用の箱にそのまま陳列されるか、又は、上下方向に積層された商品の最下部に位置する商品が取り出されることにより、残りの商品がだるま落とし状に下方へ移動して上記箱等の中に陳列されるのが、一般的である。すなわち、箱等に残された商品自体の独特な動きに特徴を有する陳列形態は、ほとんど検討されていない。
店頭ディスプレイ用の箱に関する技術として、例えば、特許文献1には、ディスプレイ用の箱として利用可能な広告表示機能付収納箱に関する技術が開示されている。かかる技術によれば、パネルによって内容物が倒れないように支持でき、小パネルを別途設ければ、さらに広告宣伝効果が増し、消費者の購買意欲を煽ることができる、としている。
他方、三次元的な動きをする商品を備える代表的な機器として、いわゆる自動販売機が知られており、これまでに、自動販売機の商品収納棚に関する技術がいくつか開示されてきている。例えば、特許文献2には、円筒形の缶や瓶等の商品を横倒し状態で積層して収納するコラムであって、このコラムが複数枚の湾曲板を縦方向に吊り下げて蛇行するように構成されているサーペンタイン式コラムを有する自動販売機において、前記湾曲板の下端を折り返したことを特徴とする自動販売機に関する技術が開示されている。
特開平10−129749号公報 特開平10−91861号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、一定の広告宣伝効果を発揮可能である反面、消費者によって選択されなかった商品が従前と同様の状態で配置されるのみであるため、消費者の注意を引き難いという問題があった。また、特許文献2に開示されている技術では、商品を三次元的に移動可能であるが、一般に、当該商品自体の移動形態は外部から視認することが困難であるため、消費者の購買意欲を向上させ難いという問題があった。さらに、自動販売機のように、様々な機器類を備える形態とすると、製造コストが増加しやすく、その製造工程が複雑になりやすいという問題があった。
そこで、本発明は、様々な立体形状を有する商品が、その内部に形成された蛇行した通路内をスムーズに移動可能であるとともに、容易に製造可能な、什器を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明は、上部に形成された商品投入口(11)、及び、下部に形成された商品取出口(12)を備える筐体(10)と、当該筐体(10)の内部に形成され、一端が商品投入口(11)側に他端が商品取出口(12)側に開口する通路(50)と、商品取出口(12)に形成された商品停止部(13)と、を具備し、折り曲げて組立て可能な第1の部材(20)及び第2の部材(30)を介して、通路(50)が形成されるとともに、当該通路(50)が、蛇行する形態であることを特徴とする、什器(100)により、上記課題を解決する。
上記本発明において、通路(50)が、折り曲げて組み立てられた第1の部材(20)及び第2の部材(30)の端面(21、31)により形成されていることが好ましい
通路(50)が、折り曲げて組み立てられた第1の部材(20)及び第2の部材(30)の端面(21、31)により形成されている上記本発明において、端面(21、31)により形成された通路(50)の蛇行部内側(50a、50a、…)が、直線を組み合わせて形成されていることが好ましい
上記本発明において、通路(50)の蛇行部外側(50b、50b、…)の少なくとも一部が、曲線状に形成されていることが好ましい
上記本発明において、通路(50)が、筐体(10)の側方から視認可能であることが好ましい
上記本発明において、商品停止部(13)にある商品(1、1、…)を、筐体(10)の外部から視認可能であることが好ましい
商品停止部(13)にある商品(1、1、…)を、筐体(10)の外部から視認可能である上記本発明において、筐体(10)が長靴形状を有するとともに、商品停止部(13)が筐体(10)のつま先部に形成され、通路(50)の他端が、商品停止部(13)まで延伸されていることが好ましい
上記本発明において、第1の部材(20)及び第2の部材(30)が、通路(50)内の商品(1、1、…)が厚み方向に重ならない間隔を開けて配置されていることが好ましい
ここに、「通路(50)内の商品(1、1、…)が厚み方向に重ならない」とは、什器(100)を水平面上に置いた状態で、同一方向に重なった商品(1、1、…)によって通路(50)が閉塞されないこと、を意味している。
上記本発明において、筐体(10)、第1の部材(20)、及び/又は、第2の部材(30)が、紙及び/又は樹脂により形成されていることが好ましい
ここに、「筐体(10)、第1の部材(20)、及び/又は、第2の部材(30)が、紙及び/又は樹脂により形成されている」とは、筐体(10)、第1の部材(20)、第2の部材(30)、筐体(10)及び第1の部材(20)、筐体(10)及び第2の部材(30)、第1の部材(10)及び第2の部材(30)、又は、筐体(10)と第1の部材(20)と第2の部材(30)とが、紙及び/又は樹脂により形成されていることを意味している。本発明において、第1の部材(10)及び/又は第2の部材(20)を、紙及び/又は樹脂(以下において、「紙/樹脂」と記述することがある。)により形成する場合、当該紙/樹脂は、通路(50)内を移動する商品(1、1、…)の重さに耐え得る強さを有していれば、その種類は特に限定されない。また、筐体(10)を紙/樹脂により形成する場合、当該紙/樹脂は、第1の部材(20)及び第2の部材(30)をその内部に固定可能なものであれば、その種類は特に限定されない。本発明にかかる紙の具体例としては、全ての板紙を挙げることができる。一方、本発明にかかる樹脂の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(PCV)、ポリカーボネート(PC)等を挙げることができ、中でも、長期間に亘って使用可能な什器を提供可能とする等の観点から、優れた耐屈曲性を有するPET、アクリル樹脂等を用いることが好ましい。
本発明によれば、折り曲げて組立て可能な第1の部材(20)及び第2の部材(30)を筐体(10)内に配置し固定することで、通路(50)を形成できる。そのため、通路(50)が複雑な形状であっても、例えば、平板状の部材から所定の形状に切り出した第1の部材(20)及び第2の部材(30)を折り曲げて組み立てることにより、本発明の什器(100)を容易に製造することが可能になる。また、第1の部材(20)及び第2の部材(30)の配置間隔及びこれらの部材(20、30)の形状を調節することにより、様々な立体形状を有する商品(1、1、…)が、蛇行した通路(50)内をスムーズに移動し得る什器(100)を提供することが可能になる。
本発明において、第1の部材(20)及び第2の部材(30)の端面(21、31)によって、通路(50)が形成されることにより、当該通路(50)と商品(1、1、…)との間の抵抗を低減することが可能になる。したがって、かかる形態とすることにより、商品(1、1、…)をスムーズに移動させ得る什器(100)を提供することが可能になる。
本発明において、端面(21、31)により形成された通路(50)の蛇行部内側(50a、50a、…)が、直線を組み合わせて形成されていることにより、必要以上に商品(1、1、…)を大回りさせることなく、かつ、重力を利用してスムーズに商品(1、1、…)を移動させ得る、什器(100)を提供することが可能になる。
本発明において、通路(50)の蛇行部外側(50b、50b、…)の少なくとも一部が曲線状に形成されていることにより、当該蛇行部に位置する商品(1、1、…)をスムーズに移動させることが可能になる。
本発明において、通路(50)が筐体(10)の側方から視認可能であることにより、外部から商品(1、1、…)の移動形態を視認し得る什器(100)を提供することが可能になる。このように、筐体(10)の内部に配置されている商品(1、1、…)を外部から視認できれば、商品取出し口(13)から商品(1)を取り出す度に筐体(10)内で移動する商品(1、1、…)の様子を視認できるため、当該移動形態により、消費者の購買意欲を向上させることが可能になる。したがって、かかる形態とすることにより、上記効果に加えて、さらに、消費者の購買意欲を向上させ得る什器(100)を提供することが可能になる。
本発明において、商品停止部(13)にある商品(1、1、…)を外部から視認可能であることにより、消費者の購買意欲を向上させることが可能であり、かつ、商品(1、1、…)を取り出しやすい什器(100)を提供することが可能になる。
本発明において、筐体(10)が長靴形状を有するとともに、商品停止部(13)が筐体(10)のつま先部に形成され、通路(50)の他端が、商品停止部(13)まで延伸されていることにより、長靴形状を有する筐体(10)のつま先部に形成された商品停止部(13)にある商品(1、1、…)を外部から容易に視認することが可能になる。そのため、かかる形態とすることにより、商品の販売促進効果、及び、商品の取り出しやすさを向上させ得る什器(100)を提供することが可能になる。
本発明において、第1の部材(20)及び第2の部材(30)が、通路(50)内の商品(1、1、…)が厚み方向に重ならない間隔を開けて配置されていることにより、商品(1、1、…)がその厚み方向に重ならない形態で、通路(50)を形成することが可能になる。そのため、かかる形態とすることにより、商品投入口(11)から供給した商品(1、1、…)を、商品取出口(12)から確実に取り出し得る什器(100)を提供することが可能になる。
本発明において、筐体(10)、第1の部材(20)、及び/又は、第2の部材(30)が、紙及び/又は樹脂により形成されていることにより、什器の製造コストを低減することが可能になる。さらに、紙又は樹脂であれば加工が容易であるため、什器の生産性を向上させることが可能になる。
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明にかかる什器の形態例を示す概略図である。図1(A)は、本発明にかかる什器及びその内部に配置される商品(点線で表示。以下において同じ。)を概略的に示す側面図であり、図1(B)は、本発明にかかる什器を概略的に示す外観図である。なお、本発明にかかる什器の形態を容易に理解可能とするため、図1(B)では、筐体内に配置されるべき商品を省略して示している。また、図2は、図1に示す筐体の展開図である。他方、図3は、蛇行部内側の形状例を概略的に示す側面図であり、図3(A)は、直線を組み合わせた形状(以下において、「直線状」と記述する。)に形成された通路の蛇行部内側及び当該通路上に配置される商品を、図3(B)は、曲線状に形成された通路の蛇行部内側及び当該通路上に配置される商品を、それぞれ示している。以下の説明において、各商品を区別して言及する場合には商品1a、1b、…と表記する一方、各商品を区別せずに言及する場合には、単に、商品1、1、…と表記する。
図示のように、本発明の什器100は、長靴形状を有する筐体10と、当該筐体10内に配置された第1の部材20及び第2の部材30とを備え、筐体10の上部に商品投入口11が、下部に商品取出口12が、それぞれ形成されている。カード紙を折り曲げて組み立てることにより形成される筐体10の内部には、カード紙を折り曲げて組み立てることにより形成される第1の部材20の端面21及び第2の部材30の端面31によって、蛇行する通路50が形成されている。そして、当該通路50の一端は商品投入口11側に、同他端は商品取出口12側に、それぞれ開口しており、通路50の蛇行部内側50a、50aが直線状に、蛇行部外側50b、50bの角部が曲線状に、それぞれ形成されている。通路50内に配置された商品1、1、…は、筐体10のつま先部に形成された商品停止部13によって商品1aが堰き止められ、当該商品1aによって商品1bが堰き止められており、以後、上方に位置する商品は当該商品の下方に位置する商品によって堰き止められている。このように堰き止められた商品1、1、…は、商品取出口12において視認でき、さらに、本形態にかかる什器100では、什器100の側方からも通路50及び商品1、1、…を視認可能とする観点から、筐体10の側面に商品視認部15が形成されている。
1.筐体
1.1.全体形状
図示の長靴形状を有する筐体10は、鉛直方向上方に開口する形態で形成された商品投入口11と、下部に形成された商品取出口12とを具備し、曲線状に形成された当該商品取出口12の端部(筐体10のつま先部)に、商品停止部13が形成されている。商品投入口11を筐体10の上部に設けることで、商品1、1、…をその内部に投入しやすい什器100とすることが可能になる。また、筐体10を長靴形状とし、そのつま先部に商品取出口12及び商品停止部13を設けることで、商品停止部13にある商品1、1、…を外部から容易に視認することが可能になる。さらに、商品取出口12の側面を曲線状に形成することで、商品1、1、…を取り出しやすい什器100とすることが可能になる。
図2は、図1に示す筐体の展開図である。図2において、図1と対応する部位には、図1にて使用した符号と同符号を付し、その説明を省略する。
上記筐体10は、図2に示す形態に切り出した組立て前の筐体10’の破線部分を、折り曲げて組み立てることにより、形成される。このように、紙を折り曲げて組み立てるという方法を採ることで、筐体を容易に加工すること、及び、その製造コストを低減することが可能になる。
なお、図1では、長靴形状を有する筐体10を例示したが、本発明にかかる筐体の形態は、その内部に第1及び第2の部材によって形成される通路を備え得る形態であれば、特に限定されず、その水平断面形状も、円形、四角形、六角形等とすることができる。例えば、本発明にかかる筐体が、通常の箱型形状(直方体形状等)を有する場合には、その1の側面の下部に商品取出口としての開口部を形成することにより、図1に示す什器100と略同様の効果を奏し得る什器を提供することが可能になる。
1.2.商品視認部
本発明の什器100では、筐体10の側面に、略四角形形状の商品視認部15が形成されている。かかる商品視認部15は、側面の一部を切り抜いた筐体10の内側に、透明の部材(例えば、透明の樹脂フィルム等)を貼ることにより形成されており、この商品視認部15によって、筐体10内の通路50及び商品1、1、…が外部から視認可能とされている。このように、商品視認部15を備える形態とすれば、筐体10内における商品1、1、…の移動形態を外部から視認することができるため、消費者の購買意欲を向上させ得る什器100とすることが可能になる。
2.通路
2.1.全体形状
図示の形態にかかる什器100では、第1の部材20の端面21、及び、第2の部材30の端面31により、通路50が形成されている。通路50をこのように形成すれば、通路50と商品1、1、…とを、線又は点で接触させることが可能になるため、当該通路50と商品1、1、…との抵抗を低減することが可能になる。すなわち、かかる形態とすることで、筐体10内に配置されている商品1、1、…をスムーズに移動させることが可能になる。
なお、本発明の什器に備えられる通路は、第1の部材及び第2の部材の端面により形成されるレール状形態に限定されるものではなく、商品を確実に下方へ移動可能であれば、商品と面接触する形態であっても良い。例えば、円柱状形状を有する商品を什器内で移動させる場合には、商品が角柱形状である場合と比較して、商品と通路との接触抵抗が低減する。そのため、かかる場合には、第1の部材により形成される面、及び、第2の部材により形成される面により形成される通路を備える形態とすることもできる。ただし、商品と通路との抵抗を低減することで、通路内における商品の移動をスムーズにするという観点からは、第1の部材及び第2の部材の端面により形成される形態の通路とすることが好ましい。
2.2.蛇行部内側
図1(A)及び(B)に示すように、本形態にかかる通路50では、蛇行部内側50a、50a、50aが、直線状に形成されている。このように、蛇行部内側を直線状に形成すると、蛇行部において、通路の直線部の傾斜角度を断続的に変化させることが可能になる(図3(A)参照)。一方、商品1、1、…には重力が働いている。そのため、傾斜角度を断続的に変化させると、商品1、1、…に働く重力を利用してその移動方向を効率良く変えることが可能になり、商品1、1、…の移動形態にメリハリを与えることが可能になる。
これに対し、蛇行部内側が曲線状である場合には、通路の傾斜角度が連続的に変化する。そのため、商品1、1、…の移動方向は、蛇行部の頂点近傍まで連続的に変化した後、当該頂点近傍に至って始めて、その移動方向が急激に変化し、その結果、商品1、1、…が大回りする(図3(B)参照)。このように、商品1、1、…が大回りしても、商品1、1、…を確実に移動させることは可能だが、その移動速度が遅くなり、移動形態にメリハリを与えることが困難になる。
すなわち、商品1、1、…の移動形態にメリハリを与えることにより、消費者の購買意欲を向上させるという観点からは、直線状に形成された蛇行部内側50a、50a、…を有する什器とすることが好ましい。ただし、本発明の什器は当該形態に限定されるものではなく、商品を意識的に大回りさせたい場合等には、曲線状に形成された蛇行部内側を備える形態とすることも可能である。
2.3.蛇行部外側
一方、図1(B)に示すように、本形態にかかる通路50では、蛇行部外側50b、50bの角部が、曲線状に形成されている。このように、蛇行部外側の角部を曲線状に形成すると、当該角部において、商品1、1、…の移動方向をスムーズに変更することが可能になる。なお、図1(B)では、角部以外の蛇行部外側部位が略直線状に形成されている形態を図示したが、当該部位の形状はこれに限定されるものではなく、蛇行部外側全体を曲線状に形成しても良い。ただし、商品1、1、…を必要以上に大回りさせることなく、当該商品1、1、…に働く重力を利用して、商品1、1、…をスムーズに移動させるという観点からは、蛇行部外側50b、50b、…の角部のみを曲線状に形成することが好ましい。
2.4.通路の高さ
什器100において、商品取出口12から商品1aを取り出すと、商品1b、1c、…、1kは通路50に沿って下方へと移動し、その移動は、商品1bが商品取出口13によって堰き止められることにより終了する。ここに、通路50の高さをT1、商品1、1、…の高さをT2とするとき、什器100では、第1の部材20及び第2の部材30が、T2<T1<2×T2となるように配置されており、通路50内において、商品1、1、…はその厚み方向に重ならない。そのため、下方に位置する商品1、1、…を商品取出口12から取り出すことで、その上方に位置する残りの商品1、1、…を確実に下方へ移動させることが可能になる。
3.第1の部材
図4(A)は、什器100に備えられるべき第1の部材を概略的に示す外観図であり、図4(B)は、折り曲げられる前の第1の部材を概略的に示す外観図である。また、図5(A)、(B)、及び(C)は、図4(A)の矢視図(図5(A)は上面図、図5(B)は正面図、及び図5(C)は側面図)である。図4及び図5において、上記図1に示す部位・部材と対応する部位・部材には、図1にて使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。以下、図4及び図5を参照しつつ、第1の部材について説明する。
本発明にかかる第1の部材20は、図4(B)に示す形状に切り出されたカード紙20’の破線部分を折り曲げて、図4(A)の形状に組み立てることにより形成される。そして、当該形状に組み立てられた第1の部材20は、通路50を形成可能な形態で、上記筐体10の内側に固定される。このように、紙から切り抜いたものを折り曲げて組み立てれば、通路50の形状が複雑であったとしても、複雑な加工工程を経ることなく、当該第1の部材を容易かつ低コストで製造することが可能になる。また、平面状部材を折り曲げて組み立てることにより、第1の部材20の端面21により通路50を形成することが可能になるので(図5(A)、(B)、(C)参照)、当該通路50と商品1、1、…との抵抗を容易に低減することが可能になる。
4.第2の部材
図6(A)は、什器100に備えられるべき第2の部材を概略的に示す外観図であり、図6(B)は、折り曲げられる前の第2の部材を概略的に示す外観図である。また、図7(A)、(B)、及び(C)は、図6(A)の矢視図(図7(A)は上面図、図7(B)は正面図、及び図7(C)は側面図)である。図6及び図7において、上記図1に示す部位・部材と対応する部位・部材には、図1にて使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。以下、図6及び図7を参照しつつ、第2の部材について説明する。
本発明にかかる第2の部材30は、図6(B)に示す形状に切り出されたカード紙30’の破線部分を折り曲げて、図6(A)の形状に組み立てることにより形成される。そして、当該形状に組み立てられた第2の部材30は、通路50を形成可能な形態で、上記筐体10の内側に固定される。このように、紙から切り抜いたものを折り曲げて組み立てれば、通路50の形状が複雑であったとしても、複雑な加工工程を経ることなく、当該第2の部材を容易かつ低コストで製造することが可能になる。また、カード紙を折り曲げて組み立てることにより、第2の部材30の端面31により通路50を形成することが可能になるので(図7(A)、(B)、(C)参照)、当該通路50と商品1、1、…との抵抗を容易に低減することが可能になる。
なお、本発明において、第1の部材20及び第2の部材30を筐体10の内側に固定する方法は、当該筐体10内に商品1、1、…を配置した場合であっても、第1の部材10及び第2の部材30が動かない形態であれば、特に限定されるものではない。当該固定方法の具体例としては、接着剤を介して筐体10と第1の部材20及び第2の部材30とを直接的に固定する方法や、筐体10の内部に固定された他の部材に第1の部材20及び第2の部材30を固定する方法等を挙げることができる。
上記説明では、鉛直方向上方に開口する形態で形成された商品投入口11を備える什器100を例示したが、本発明にかかる什器は、当該形態に限定されるものではない。本発明にかかる商品投入口は、商品取出口よりも上方に形成されていればその形態は特に限定されず、例えば、筐体の側面に形成されていても良い。さらに、図1では、つま先部に形成された商品取出口12を備える什器100を例示したが、本発明にかかる商品取出口は、上記商品投入口よりも下方に形成されていれば良く、図示の形態に限定されるものではない。本発明にかかる商品取出口の他の形態例としては、筐体の鉛直方向下方に開口する形態で形成された形態等を挙げることができる。
また、これまで、商品視認部15が設けられている形態の什器100について記述したが、本発明にかかる什器は当該形態に限定されるものではなく、商品視認部15を備えない形態であっても良い。ただし、什器内部に配置されている商品の移動形態を外部から視認可能とすることにより消費者の購買意欲を向上させるという観点からは、商品視認部を備える形態の什器とすることが好ましい。また、上記説明では、略四角形形状の商品視認部15が設けられている形態について記述したが、本発明の什器に商品視認部が設けられる場合、その形状は略四角形形状に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、星形等、いかなる形状であっても良い。
さらに、上記説明では、商品視認部15に透明の部材(不図示)が設けられている形態の什器100について記述したが、本発明にかかる什器は当該形態に限定されるものではなく、透明の部材を備えない形態であっても良い。ただし、商品が什器の外部へ飛び出すことを防止するという観点からは、商品視認部に部材が設けられていることが好ましく、商品視認部に部材を設ける場合には、商品の移動形態を外部から視認可能とする観点から、透明の部材とすることが好ましい。当該透明の部材を構成し得る材料の具体例としては、PET、ポリプロピレン(PP)、PCV、又はこれらを混合したもの等を挙げることができる。
さらにまた、本発明において、第1の部材及び第2の部材における、蛇行部内側と蛇行部外側とを結ぶ部位(什器100では、通路50の直線部分。以下において、「連結部位」と記述する。)の傾斜角度は、図示の角度に限定されるものではなく、商品の質量、商品と通路との抵抗、商品の目標移動速度等を総合的に勘案して、適当な角度とすることができる。加えて、上記説明では、直線状の連結部位を備える形態の什器を例示したが、本発明の什器は、商品を確実に下方へ移動可能であれば、当該形態に限定されず、曲線状の連結部位を備える形態であっても良い。
また、上記説明では、第1の部材及び第2の部材における端面のレール2本が商品と接触する形態について記述したが、本発明の什器は当該形態に限定されるものではない。例えば、什器内に配置される商品の全長が長い場合には、3本以上のレールと商品とが接触する形態とすることで、長い商品を安定的に移動させ得る什器とすることが可能になる。
さらに、これまで、それぞれ3箇所の蛇行部内側50a、50a、50a、及び蛇行部外側50b、50b、50bが備えられる形態を例示したが、本発明の什器に備えられる通路は当該形態に限定されるものではなく、備えられるべき蛇行部内側及び蛇行部外側の数は、任意の数に設定することができる。
また、図1では、商品投入口が完全に開口している形態の什器を例示したが、本発明の什器は当該形態に限定されるものではなく、例えば、筐体に、当該商品投入口を閉じることが可能な蓋が備えられていてもよい。このように、筐体に蓋が備えられていれば、内部に商品が配置された形態の什器を、当該商品を紛失することなく容易に持ち運ぶことが可能になる。
さらにまた、図1では、POP広告等が何ら記載されていない筐体、第1の部材、第2の部材を備える形態の什器を例示したが、本発明にかかる什器は当該形態に限定されるものではなく、これらの部材に広告が記載・印刷・表示された形態とすることも可能である。このように、什器を構成する部材に広告が表示されていれば、消費者の購買意欲をより一層向上させることが可能な什器を提供することが可能になる。
さらに、上記説明では、筐体の形態として、長靴形状のほか、いくつかの形態を例示したが、本発明にかかる筐体はこれらの形態に限定されるものではなく、例えば、人間の顔の形等、加工可能なあらゆる形状とすることができる。かかる形状とすれば、例えば、顔の形状をした筐体の、鼻の下の部分に商品取出口を形成した什器の内部に抗鼻炎薬等を配置することにより、容易に消費者の注意を引くことが可能な什器を提供することが可能になる。
また、図1及び図3では、略四角柱形状の商品を例示したが、本発明の什器の内部に配置され得る商品の形態は、当該形態に限定されるものではない。本発明の什器の内部に配置され得る商品の形態例としては、三角柱形状、円柱形状、三角錐形状、四角錐形状、円錐形状の他、これらの2以上を組み合わせた形状等を挙げることができる。
加えて、上記説明では、カード紙を折り曲げて組み立てることにより形成される筐体、第1の部材、及び第2の部材を具備する形態の什器について記述したが、本発明の什器は、上記形態に限定されるものではない。本発明において、第1の部材及び第2の部材の構成材料は、折り曲げて組立て可能なものであれば、紙に限定されず、樹脂のほか、金属等であっても良い。ただし、容易に加工可能であるとともに製造コストを低減可能とする等の観点からは、紙及び/又は樹脂により、第1の部材及び第2の部材を形成することが好ましい。また、本発明にかかる筐体は、その内部に第1の部材及び第2の部材を固定可能であって、かつ、商品投入口及び商品取出口を形成可能であれば、折り曲げて組み立てることが困難な材料により形成されていても良い。本発明にかかる筐体を構成し得る材料の具体例としては、金属、樹脂、紙等を挙げることができる。ただし、容易に加工可能であるとともに製造コストを低減可能とする等の観点からは、紙又は樹脂により、筐体を形成することが好ましい。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う什器もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明にかかる什器の形態例を示す概略図である。 図1に示す筐体の展開図である。 蛇行部内側の形状例を概略的に示す側面図である。 第1の部材を示す概略図である。 第1の部材を示す概略図である。 第2の部材を示す概略図である。 第2の部材を示す概略図である。
符号の説明
1 1 商品
1a、1b、1c 商品
1d、1e、1f 商品
1g、1h、1i 商品
1j、1k 商品
10 筐体
11 商品投入口
12 商品取出口
13 商品停止部
15 商品視認部
20 第1の部材
21 第1の部材の端面
30 第2の部材
31 第2の部材の端面
50 通路
50a 蛇行部内側
50b 蛇行部外側
100 什器

Claims (7)

  1. 上部に形成された商品投入口、及び、下部に形成された商品取出口を備える筐体と、該筐体の内部に形成され、一端が前記商品投入口側に他端が前記商品取出口側に開口する通路と、前記商品取出口に形成された商品停止部と、を具備し、
    折り曲げて組立て可能な第1の部材及び第2の部材を介して、前記通路が形成されるとともに、
    該通路が、蛇行する形態であり、
    前記通路が、折り曲げて組み立てられた第1の部材及び第2の部材の端面により形成され、
    前記端面により形成された前記通路の蛇行部内側が、傾きの異なる三以上の直線を組み合わせて形成され、
    前記通路を流通する商品の形状が、角柱形状、三角錐形状、若しくは、四角錐形状、又は、三角柱形状、円柱形状、三角錐形状、四角錐形状、及び、円錐形状からなる群より選択された2以上を組み合わせた形状、であることを特徴とする、什器。
  2. 前記通路の蛇行部外側の少なくとも一部が、曲線状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の什器。
  3. 前記通路が、前記筐体の側方から視認可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の什器。
  4. 前記商品停止部にある商品を、前記筐体の外部から視認可能であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の什器。
  5. 前記筐体が長靴形状を有するとともに、前記商品停止部が該筐体のつま先部に形成され、前記通路の前記他端が、前記商品停止部まで延伸されていることを特徴とする、請求項4に記載の什器。
  6. 前記第1の部材及び第2の部材が、前記通路内の商品が厚み方向に重ならない間隔を開けて配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の什器。
  7. 前記筐体、前記第1の部材、及び/又は、第2の部材が、紙及び/又は樹脂により形成されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の什器。
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