JP4160010B2 - 流体制御弁 - Google Patents
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Description
流体制御弁の従来技術として、図7に示すような特許文献1における流体制御弁101が存在する。
流体制御弁101の構成を説明する。
流体制御弁101は、パイロット機構部と弁機構部とから構成され、弁機構部は弁本体111、弁体112により構成される。弁本体111には、入口ポート141、弁孔142、出口ポート連通部143、出口ポート144、弁座145、流路面147が形成されている。なお、弁孔142が入口ポート141の内径内の高さに位置するため、入口ポート141から供給された流体の一部を弁孔142に誘導する必要があり、流路壁146が設けられている。
特許文献1には具体的な記載はないが、パイロット機構の作用により弁体112と弁座145が離間し流体制御弁101が開弁状態にあるときには、入口ポート141から流体を供給すると、流体は流路壁146に当たってあるいは直接に、弁孔142及び出口ポート連通部143を経由して、出口ポート144へ流れるものと考えられる。
その他、一般的には図8に示すような流体制御弁201が従来より存在する。
流体制御弁201の構成を説明する。
流体制御弁201は、パイロット機構部と弁機構部とから構成され、弁機構部は弁本体211、弁体212により構成される。弁本体211には、入力ポート241、弁孔242、出力ポート連通部243、出力ポート244、弁座245、流路面247が構成される。
前記した特許文献1と同様に、パイロット機構部の作用により弁体212と弁座245が離間し流体制御弁201が開弁状態にあるときには、入力ポート241から供給された流体は、弁孔242及び出力ポート連通部243を経由して、出力ポート244へ流れる。
従来技術1である特許文献1の流体制御弁101では、入口ポート141から供給された流体の一部は、流路壁146付近でよどむため、その流速が小さくなってしまう。
また、図7に示すように流路面147の部分は円周状に形成されているが、その円周を形成する半径が小さいため、この部分においても流体のよどみが生じやすく流速が小さくなる。
そのため、流路内に流速の大きい部分と小さい部分が混在し、流速が大きい部分に流れが集中し流速の小さい部分は流れの効率が悪くなり、流路内全体の流速のバランスが悪くなる。
このような流れになるのは、弁孔242の断面の外周と出力ポート連通部243の第1部分243aの環状断面とが同心円となるように形成されることによるものと考えられる。
流体の性質から、流速が大きく流れやすい部分が存在すればその部分に集中して流れやすくなるので、弁孔242の外周全体に分散して出力ポート連通部243内へ供給された流体の一部が出力ポート244へ流れ込むことができなくなる。従って、弁孔242から出力ポート連通部243へ供給する流体全体の供給効率のバランスが悪くなり、結果として弁孔242から供給される流体の流量が減少して流体圧が低下してしまう。
従って、必要な流量を確保するために、ポンプ(不図示)の出力を上げたり、配管径を大きくするなどの必要があり、ポンプや配管径などの大型化により多大なエネルギーを費やし、省エネルギー対策に反する事態を生じさせる原因となっていた。
まず、流体制御弁1の構成を説明する。
この流体制御弁1は、パイロット機構部と弁機構部とから構成され、弁機構部は弁本体11と弁体12が構成される。弁本体11には、入力ポート41、弁孔42、出力ポート連通部43、出力ポート44、弁座45が構成される。入力ポート41側の流路には、半径Rで形成される流路面47が形成されている。弁孔42が入力ポート41の流路面の高さに位置するため、従来技術1の流体制御弁101における流路壁146のようなものは存在しない。
パイロット機構部の作用により弁体12と弁座45が離間し流体制御弁1が開弁状態にあるときには、入力ポート41から流体を供給すると、流体は弁孔42、出力ポート連通部43を経由して出力ポート44から排出される。
ここで、入力ポート41から弁孔42の間の流路は横断面の面積がほぼ均一となるように形成され、従来技術1の流体制御弁101における流路壁146のようなものはないので、流体がスムーズに流れ、流路内全体の流速バランスが取れて流れの効率が良くなる。
また、従来技術1の流体制御弁101における流路面147や従来技術2の流体制御弁201における流路面247の円周半径と異なり、図1に示すように大きな半径Rで流路面47を形成しているので、さらに流体がスムーズに流れやすく、流路内全体の流速バランスが取れて流れの効率が良くなる。
本発明の流体制御弁1は、入力ポート41に連通し入力ポート41の流路方向と垂直に形成される弁孔42が設けられ、入力ポート41と弁孔42とを連通させる流路が設けられた弁本体11を有する流体制御弁において、入力ポート41から弁孔42にわたって面積がほぼ均一の横断面により形成される流路を有するので、流路内全体の流速バランスが取れて流れの効率が良くなり、流体制御弁による流体圧の低下が低減される。
従って、この流体が例えば工作機械の切削液である場合には、敢えてポンプや配管径などの大型化を図るまでもなく工作機械の排出ノズルに達した時にも切粉を排除するために必要な流量を確保することができ、省エネ対策および製造ラインの省スペース化にも貢献することができる。
従って、この流体が例えば工作機械の切削液である場合には、敢えてポンプや配管径などの大型化を図るまでもなく工作機械の排出ノズルに達した時にも切粉を排除するために必要な流量を確保することができ、省エネ対策および製造ラインの省スペース化にも貢献することができる。
まず、弁本体21の構成を説明する。
図2に示すようにこの弁本体21には、入力ポート41、弁孔42、出力ポート連通部43、出力ポート44、弁座45が構成される。出力ポート連通部43は、第1部分43aと第2部分43bとにより構成される。図3に示すように第1部分43aの外周は、弁孔42の中心点O0から入力ポート41側に偏芯させた点O1を中心とする円形状により形成される。
入力ポート41から供給された流体は、弁孔42より弁座45を介して出力ポート連通部43に流れ出て出力ポート44より排出される。
ここで、図2および図3に示すように第1部分43aの外周は、弁孔42の中心点O0から入力ポート41側に偏芯させた点O1を中心とする円形状により形成されるので、出力ポート連通部43から出力ポート44への開口部(第2部分43b)の面積が絞られ、第1部分43aの面積は第2部分43bとほぼ同等の大きさとなる。そのため、入力ポート41から弁孔42を介して出力ポート連通部43に流体を供給すれば、第1部分43a内および第2部分43b内にわたり流速はほぼ均等になる。従って、弁孔42から流出した切削液は、図4に示すように出力ポート連通部の第1部分43aおよび第2部分43bにわたりほぼ均等に流れる。ここで、図4では矢印の太さが流量の大きさを示している。なお、第1部分43aの外周の中心と弁孔42の中心とは、実験の結果から前記効果を得るためには、第1部分43aの外周の直径に対し約10%の偏芯量を確保させることが望ましいことが分かっている。
本発明の流体制御弁2は、入力ポート41と、入力ポート41に連通し入力ポート41の流路方向と垂直に形成される略中空円筒形状の弁孔42と、弁孔42を内部に有する略中空円筒形状の出力ポート連通部43と、出力ポート44とが形成される弁本体11を有する流体制御弁において、略中空円筒形状の出力ポート連通部43の中心軸が略中空円筒形状の弁孔42の中心軸に対して入力ポート41側に偏芯しているので、出力ポート連通部43から出力ポート44への開口部(第2部分43b)の面積が絞られる一方で、出力ポート連通部43の第1部分43aの面積が広がり、流速は出力ポート連通部43の断面内にわたりほぼ均等になり、弁孔42から流出した流体は出力ポート連通部43の断面内にわたりほぼ均等に流れて流れの効率がよくなり、弁孔42から供給された流体は滞留することなく出力ポート44へ流れて高いCv値が得られ、流体制御弁による流体圧の低下が低減される。
従って、この流体が例えば工作機械の切削液である場合には、敢えてポンプや配管径などの大型化を図るまでもなく工作機械の排出ノズルに達した時にも切粉を排除するために必要な流量を確保することができ、省エネ対策および製造ラインの省スペース化にも貢献することができる。
まず、弁本体31の構成を説明する。
この弁本体31は、実施例2の弁本体21と同様に第1部分43aの外周が弁孔42の中心点O0から入力ポート41側に偏芯させた点O1を中心とする円形状により形成される構成され、その他の構成も同じである。しかし、図5に示すように第1部分43aの外周には凸部51が形成され、弁座45の外周には凸部52が形成されている。
入力ポート41から供給された流体は、弁孔42より弁座45を介して出力ポート連通部43に流れ出て出力ポート44より排出される。
ここで、図5において弁孔42から流体を供給すれば、図6に示すように流体は凸部51により両側に互いにぶつかることはなく出力ポート連通部43内に均等に振り分けられ、その後、凸部52により流れがぶつかることなく出力ポート44へ誘導されて排出される。
本発明の流体制御弁3は、実施例2の流体制御弁2において、弁孔42を取り巻く弁座45の外周に凸部52が形成され、かつ出力ポート連通部43の外周に凸部51が形成されるので、流体はぶつかることなく2分されて出力ポート連通部43内の全体にバランスよく流体が流れ、2分された流体は互いに衝突することなく出力ポート44へ送り出されることから、流速の変化が少なく流体の流れの効率が良くなり、弁孔42から供給された流体は滞留することなく出力ポート44へ流れて高いCv値が得られ、流体制御弁による流体圧の低下が低減される。
従って、この流体が例えば工作機械の切削液である場合には、敢えてポンプや配管径などの大型化を図るまでもなく工作機械の排出ノズルに達した時にも切粉を排除するために必要な流量を確保することができ、省エネ対策および製造ラインの省スペース化にも貢献することができる。
11 弁本体(実施例1)
21 弁本体(実施例2)
31 弁本体(実施例3)
41 入力ポート
42 弁孔
43 出力ポート連通部
44 出力ポート
47 流路面
Claims (2)
- 入力ポートと、前記入力ポートに連通し前記入力ポートの流路方向と垂直に形成される略中空円筒形状の弁孔と、前記弁孔を内部に有する略中空円筒形状の出力ポート連通部と、出力ポートとが形成される弁本体を有する流体制御弁において、
前記弁孔の中心は出力ポートの中心軸線上にあること、
前記略中空円筒形状の出力ポート連通部の中心軸が前記略中空円筒形状の弁孔の中心軸に対して前記入力ポート側に前記中心軸線上で偏芯していること、
を特徴とする流体制御弁。 - 請求項1の流体制御弁において、
前記弁孔を取り巻く弁座の外周上に凸部が形成され、かつ前記出力ポート連通部の外周上に凸部が形成されることを特徴とする流体制御弁。
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