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JP4162103B2 - 流し台の構造 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流し台の構造に係り、特に壁面を背にして床面上に設置される流し台を設置するに際し、前記流し台を床面上を前記壁面側に向けてスライド移動させるだけ壁面前面に設置することができる流し台の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の流し台構造を示す斜視図であり、図6は従来の流し台の側板底面に配管を挿通するための切欠き部が形成された状態を示す部分拡大側面図である。
【0003】
従来の流し台01は、図5及び図6に示されるように、特に壁面02を背にして床面03上に設置される流し台01は、該流し台の01の各ガス台、オーブンレンジ又は食器乾燥器及び水道又は食器洗浄機に接続される各種配管Pが、前記壁面02前面の床面03上にいわゆるころがし配管として配管されているため、流し台01の少なくとも片側側板04の底面に前記各種配管Pを挿通させるための切欠き部05が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記各種配管Pは、流し台01が設置される前に床面上に配設されるため、流し台01の背面06を壁面前面に接触させた状態で設置するためには、前記各種配管Pの上部を前記切欠き部05内に挿通させるために流し台01の底面07を各種配管Pの上部より上方に持ち上げる作業が必要となる。
【0005】
従って、このように床面上にころがし配管が配設されていると、重量を有する流し台01を持ち上げる作業を1人行うことは困難となり、設置するための作業工数が増大する問題を有することとなる。
【0006】
また、配管に温度差が生ずることによって露結が生じ、これが長期的に続くと壁面が濡れてかびが生じたり腐食する問題を有する。
【0007】
更に床面上に設置される各種配管は、流し台01内部で支持するためには、図示しない配管支持部材を流し台01を設置した後に流し台01内部に設置する作業が必要となり、狭い空間内での作業が困難となる。
【0008】
加えて、従来の流し台01は、その背面06を壁面02に接触させた状態で床面上に設置されるが、長期的には地震等の振動が生ずると若干ずつ移動して、壁面02に対して隙間が生じ、この隙間にゴミ等が侵入すると腐食して細菌が繁殖する等の問題を有することとなる。
【0009】
本発明はこのような問題点を解決するため、各種配管が設置された壁面前面の床面上に壁面を背にして流し台を設置する際に、単一の人数でも確実且つ容易に流し台の設置作業を行うことができるばかりか各種配管作業も容易に行うことができ、配管から生ずる湿気等が壁面に悪影響を及ぼすことなく設置することができる流し台の構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の流し台の構造は、壁面を背にして床面上に設置される流し台は、少なくとも片側側板の背面と底面が交差する角部に切欠き部を形成し、この切欠き部によって形成される流し台の長手方向の空間部に複数の配管が挿通可能に構成されるものであって、前記流し台の背面に対応する壁面の下端前面に保護板が取付けられ、該保護板の上端で前記流し台の切欠き部の底面を支持し得るように構成され、前記保護板は、前面に前記複数の配管を支持する支持部材が取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、少なくとも片側側板の背面と底面が交差する角部に切欠き部が形成されているので、単一の人数でも確実且つ容易に流し台の設置作業を行うことができ、作業工数を削減することができる。また、配管の周囲に生じた露結等による湿気が保護板によって遮られ、壁面に悪影響を及ぼすことなく設置することができる。更に、流し台を設置する前に各種配管が支持部材を介して保護板に取り付けることができるので、配管作業を単純且つ正確に行うことができる。
【0013】
本発明の流し台の構造は、前記保護板が、上端面に長手方向に凹溝が形成され、該凹溝の前面側上面が前方に下り傾斜の傾斜面が形成され、前記流し台の切欠き部は、その背面側下端に下方に突出する係止片が形成され、該係止片が前記傾斜面に乗り上げ可能に構成されれば好適である。
このようにすることにより、流し台を床面上を滑らせて壁面に向けて移動する動作で切欠き部の係止片下端が保護板の傾斜面に当接する。さらに流し台を押込むと、係止片の下端は傾斜面上に乗り上げて流し台の一端が僅かに上昇したのち凹溝に挿嵌されるので、地震等により振動が生じても移動することなく壁面に対し確実に係止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の流し台の構造の第1実施形態を示す流し台を背面から視た斜視図、図2は第1実施形態に係る流し台の背面と底面が交差する角部に形成された切欠き部を示す部分拡大側面図、図3は第2実施形態を示し、切欠き部に用いられる保護板に各種配管が取付けられる状態を示す斜視図であり、図4の(a)〜(b)は第3実施形態としての流し台背面の切欠き部係止片が保護板に係止する状態を示す動作説明図である。
【0015】
図1において、1は本発明の第1実施形態としての流し台の構造が採用された流し台を示し、この流し台1は、少なくとも片側側板4の背面6と底面7が交差する角部に切欠き部5を形成し、この切欠き部5によって形成される流し台1の長手方向の空間部には、複数の配管Pが挿通可能に構成されている。
【0016】
流し台1の背面6に対応する壁面2の下端前面には、断面矩形に形成され略流し台1の全長に相当する長さの保護板10が例えばビス11等により固定され、該保護板10の上端に流し台1の切欠き部5下端が支持し得るように構成されている。
【0017】
例えば流し台1に設けられるシンク8、ガス台9又は図示はしないがガスオーブン等に連通するガス管または水道管等からなる複数の各種配管Pが壁面2下端に取付けられた保護板10前面の床面3上方に配設されている。
【0018】
次に、このように構成された本発明の第1実施形態に係る流し台の構造が採用された流し台を設置する作業手順につき説明する。
【0019】
先ず、壁面2の下端前面に、流し台1の全長に相当する長さの保護板10が例えばビス11等により固定されると、その保護板10前面の床面上に予め流し台のシンク8、ガス台9又は図示しないガスオーブンや食器洗浄器等に連通する各種配管Pが配設される。
【0020】
そこで、背面6を壁面2に対し対向させて平行な状態で流し台1が床面3上に置かれると、流し台1を床面3上を滑らせて壁面2前面に向けて移動する。
【0021】
この移動に際し、流し台1の切欠き部5は、既に配設されている各種配管Pの上部を越えて、壁面2の下端前面に固定されている保護板10の上端に切欠き部5の底面が位置し、流し台1の背面が壁面2の前面に接触させた状態で設置される。
【0022】
このように、少なくとも片側側板4の背面6と底面7が交差する角部に切欠き部5が形成されているので、単一の人数でも確実且つ容易に流し台1の設置作業を行うことができ、作業工数を削減することができる。
【0023】
また、各種配管Pの周囲に生じた露結等による湿気が保護板10によって遮られるので、壁面2に悪影響を及ぼすことなく設置することができる。
【0024】
次に、本発明の第2実施形態としての流し台の構造について説明する。図3に示されるように、本実施形態では、流し台の保護板10の前面に複数の配管Pをそれぞれ支持するための支持部材を設けたものである。
【0025】
詳しくは、保護板10前面の床面3上に配設される複数の配管Pのうち、流し台1に設けられるシンク8部には水道配管P2が、又図示しない食器乾燥器には水道配管P1がそれぞれ配管される。
【0026】
これら配管のうちシンク部8に接続される水道配管P2は支持部材12aによって保護板10の前面に直接支持され、図示しない食器乾燥器に接続される水道配管P1は保護板10の前面から前方に離間した状態でL字形に形成された支持部材12bによって支持される。
【0027】
また、ガス台9に接続されるガス管P4は支持部材12aによって保護板10の前面に支持され、図示しないガスオーブン等に連通するガス管P3は保護板10の前面から前方に離間した状態でL字形に形成された支持部材12bによって支持される。
【0028】
これら各種配管Pは、流し台1の切欠き部5内に全てが位置するように各支持部材12a及び12bによって整列状態にまとめられて水平に支持される。
【0029】
そこで、流し台1が前述したように床面3上を滑らせて移動し、壁面2を背にして床面3上に設置されると、切欠き部5を通して流し台1内部の空間内に水平状態で配設される各種配管P1〜P4の水平に折曲された各端部に対し、流し台1の各部に対応するシンク部8及びガス台9又は図示しない各ガスオーブン又は食器洗浄器に向けてそれぞ立ち上げ配管が施される。
【0030】
このようにすることにより、流し台1を設置する前に各種配管Pが支持部材12a、12bを介して保護板10に取り付けることができるので、配管作業Pを単純且つ正確に行うことができる。
【0031】
次に、本発明の第3実施形態としての流し台の構造について説明する。図4に示されるように、本実施形態は保護板の変形例を示したものであり、この保護板16は、上端面に長手方向に凹溝18が形成され、該凹溝18の前面側上面が前方に下り傾斜の傾斜面17が形成され、流し台1の切欠き部13は、その背面6側下端に下方に突出する係止片14が形成され、床面3から係止片14下端までの高さが保護板16の傾斜面17に位置するように構成されている。
【0032】
従って、流し台1を壁面の前方に接触させた状態で設置するに際し、流し台1を、床面3上を滑らせて壁面2に向けて移動する動作で切欠き部13の係止片14の下端が保護板16の傾斜面17に当接する。
【0033】
さらに流し台1を壁面2に対して平行に押込むと、係止片14の下端が傾斜面17上に乗り上げて流し台1の一端を僅かに上昇させるようにして凹溝18に挿嵌されるので、地震等により振動が生じても移動することなく壁面2に対し確実に係止することができる。
【0034】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0036】
(a)請求項1の発明によれば、少なくとも片側側板の背面と底面が交差する角部に切欠き部が形成されているので、単一の人数でも確実且つ容易に流し台の設置作業を行うことができ、作業工数を削減することができる。また、配管の周囲に生じた露結等による湿気が保護板によって遮られ、壁面に悪影響を及ぼすことなく設置することができる。更に、流し台を設置する前に各種配管が支持部材を介して保護板に取り付けることができるので、配管作業を単純且つ正確に行うことができる。
【0039】
)請求項の発明によれば、流し台を床面上を滑らせて壁面に向けて移動する動作で切欠き部の係止片下端が保護板の傾斜面に当接する。さらに流し台を押込むと、係止片の下端は傾斜面上に乗り上げて流し台の一端が僅かに上昇したのち凹溝に挿嵌されるので、地震等により振動が生じても移動することなく壁面に対し確実に係止することができる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としての流し台を背面から視た斜視図である。
【図2】流し台構造の第1実施形態に係る流し台背面と底面が交差する角部に形成された切欠き部を示す部分拡大側面図である。
【図3】流し台構造の第2実施形態に係る流し台切欠き部に用いられる保護板に各種配管が取付けられる状態を示す斜視図である。
【図4】(a)〜(b)は第3実施形態としての流し台の切欠き部係止片が保護板に係止する状態を示す動作説明図である。
【図5】従来の流し台構造を示す斜視図である。
【図6】従来の流し台の側板底面に配管を挿通するための切欠き部が形成された状態を示す部分拡大側面図である。
【符号の説明】
1 流し台
2 壁面
3 床面
4 片側側板
5 切欠き部
6 背面
7 底面
8 シンク
9 ガス台
10 保護板
11 ビス
12a、12b 支持部材
13 切欠き部
14 係止片
16 保護板
17 傾斜面
18 凹溝
P 各種配管

Claims (2)

  1. 壁面を背にして床面上に設置される流し台は、少なくとも片側側板の背面と底面が交差する角部に切欠き部を形成し、この切欠き部によって形成される流し台の長手方向の空間部に複数の配管が挿通可能に構成されるものであって、前記流し台の背面に対応する壁面の下端前面に保護板が取付けられ、該保護板の上端で前記流し台の切欠き部の底面を支持し得るように構成され、前記保護板は、前面に前記複数の配管を支持する支持部材が取り付けられていることを特徴とする流し台の構造。
  2. 前記保護板は、上端面に長手方向に凹溝が形成され、該凹溝の前面側上面が前方に下り傾斜の傾斜面が形成され、前記流し台の切欠き部は、その背面側下端に下方に突出する係止片が形成され、該係止片が前記傾斜面に乗り上げ可能に構成されて成る請求項に記載の流し台の構造。
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