JP4162481B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システムに関し、より詳細には、移動通信システムの移動端末として機能する1台の親無線通信装置と、それとセットをなす1又は複数台の子無線通信装置とから構成され、親無線通信装置と子無線通信装置との間の無線通信路が切断状態においても、自動でその親無線通信装置と子無線通信装置間を再接続する機能を有する無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、通信システムにおいては、通信路切断後の再接続制御方式についていろいろな工夫がなされている。例えば、常時通信路を接続したまま使用する通信システムにおいて通信路が切断された場合には、通信路が再接続されるまで再接続を要求し続けるが、再接続要求に失敗した回数をもとに再接続要求を発行する間隔を制御する通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この通信システムは、再接続要求の失敗回数に基づいてのみ通信路の障害復旧時間を推し量ることで、再接続要求発行の間隔を決定している。
【0003】
また、移動通信に関しても、無線固有のサービス圏内/圏外の考え方を利用することで移動通信システムのサービス圏内外判定の回数に応じて、回線再接続要求発行の間隔を制御する移動通信システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、無線基地局と移動無線端末間の受信信号強度をもとに回線再接続要求発行の間隔を制御する移動通信システムも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
これら通信システムは、いずれも、再接続要求の成功確率や無線の電界強度、サービスエリア内外の判断をもとに、切断された通信路の状況を判断して通信路の再接続要求発行間隔を制御するものである。そして、これらの通信システムは、すぐ通信路を再接続することが可能だと判断されれば再接続要求発行の間隔を縮め、再接続要求が失敗したりサービス圏外であると判定されたり、無線受信信号レベルが低く再接続に成功しにくいと判断された場合には、再接続要求発行の間隔を広げるように制御するシステムである。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−260121号公報
【特許文献2】
特開平8−294172号公報
【特許文献3】
特開平8−289679号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のごとく、通信路の再接続制御方式を有する通信システムでは、切断された通信路に対する再接続要求の成功の可能性だけをもとに再接続要求発行の間隔を制御している。
【0007】
しかしながら、再接続成功の可能性だけをもとに再接続要求発行の間隔を制御した通信システムでは、緊急に通信路を再接続したい場合などに柔軟に対応することができない。
【0008】
例えば、ユーザ自らがサービス圏外からサービス圏内に移動して無線システムを利用しようとした場合や、再接続要求発行間隔が広くあいているときにユーザから無線通信の利用要求が発生した場合などがそれに相当する。ここでユーザからの無線通信に対する利用要求とは、親無線通信装置と子無線通信装置から構成される移動通信システムにおける発着信要求や電話帳データをはじめとするOBEX(Object Exchange)データ転送要求、マナーモード等移動通信システムに関わる機能設定情報の交換要求などのことである。
【0009】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、移動通信システムの移動端末として機能する親無線通信装置と、その子無線通信装置とから構成される無線通信システムであって、無線通信装置間の無線通信路が切断状態にある場合に、移動通信システムに対する発着信や様々な要求等の事象発生に応じて、切断された無線通信路を早急に接続する必要性が生じた場合、再接続要求発行間隔を適切に制御することが可能な無線通信システムを提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無線通信システムは、移動通信システムの移動端末として機能する親無線通信装置と、その子無線通信装置とから構成される無線通信システムであって、親無線通信装置と子無線通信装置間の通信を制御する通信管理手段と、無線通信路切断が通知された場合に再接続要求を連続発行するかを判定するための再接続要求判定手段と、この再接続要求判定手段の判定に従って無線通信路の再接続要求を発行する再接続要求手段とを有しており、さらに、上述の課題を解決するために、再接続要求判定手段に判定する材料を提供するための各種手段を有している。
【0011】
上述の再接続要求判定手段に判定するための材料を提供する各種手段として、事象通知手段、通信着信通知手段、発信要求通知手段、OBEXデータ転送要求通知手段、データ再生リモート制御要求通知手段、機能設定リモート制御要求通知手段が挙げられる。これら各種手段のいずれか1又は複数を備えることで、ユーザの利便性を考慮して、その時点での無線通信路に対する再接続要求発行間隔にはいっさい依存せず、例えば移動通信システムに対する着信やユーザからの発信要求などの事象発生に応じて、再接続要求発行を開始することができる。
【0012】
本発明に係る移動通信システムには、さらに、これら各再接続要求判定手段からの再接続要求に対し、再接続要求発行間隔を制御するために、再接続要求連続実行時間設定手段、或いは再接続実行時間設定手段を有するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る無線通信システムは、1台の親無線通信装置と、その親無線通信装置と無線通信が可能な1又は複数台の子無線通信装置とから構成される。この親無線通信装置は移動通信システムの移動端末として機能することを必要とする。本発明に係る無線通信システムは、移動通信システムにおいて取り扱う音声やデータを、親無線通信装置から子無線通信装置のいずれかに中継することにより、子無線通信装置を移動端末の代わりとして利用可能な無線通信セットである。実際には、ユーザは、この親無線通信装置(携帯電話機,PHS,PDA,モバイルコンピュータ等の携帯型無線通信装置)を購入し、移動通信システムを利用して他の携帯型無線通信装置(携帯電話機,PHS,PDA,モバイルコンピュータ等)や設置型有線通信装置(固定電話機,通信機能をもつコンピュータ等)との通信を行うこととなる。本発明においては、この親無線通信装置からだけではなく、その親無線通信装置に収容された1又は複数台の子無線通信装置からも通信(ただし親無線通信装置を介した通信)が可能となっている。なお、ここで、収容とは、登録し使用可能な状態にあることを指す。
【0014】
携帯電話機を例に挙げて本発明に係わる各構成要素を説明すると、まず、移動通信システムとは、ユーザが保持し通話やインターネットを利用する携帯電話機と、携帯電話機に電波を伝送する基地局とを含んでなるシステムである。この携帯電話機が親無線通信装置に相当する。そして、子無線通信装置は、この携帯電話機に対する子機(ハンズフリーユニット)であり、携帯電話機(親機)との通話や子機間の通話などの無線通信は可能であるが、基地局との無線通信は直接行えず携帯電話機(親機)を中継してのみ可能である。この中継により子機を移動端末(携帯電話機)の代わりとして使用可能としており、したがってこの子機は、通常の固定型電話機でいうところのハンズフリーユニット(子機)に値するものである。
【0015】
本発明に係る無線通信システムの、親無線通信装置、又は親無線通信装置及び子無線通信装置は、通信管理手段,再接続要求判定手段,事象通知手段,再接続要求手段の各手段を備えるものとする。なお、本発明に係る無線通信システムにおいては、各手段(後述する各手段も含む)の一部を、ハードモジュールでなく、プログラムとして組み込み、CPU等に各手段として機能させるような形態を採用してもよい。通信管理手段は、無線通信システムにおける他の無線通信装置との間の無線通信を制御する手段である。ただし、親無線通信装置側の通信管理手段に、若しくは別途、移動通信システムにおける基地局との通信を管理,制御する手段を備える必要がある。また、通信管理手段は、例えば子無線通信装置間の無線通信の場合、親無線通信装置を介して無線通信を行うよう制御することとなり、無線通信システムに収容された各無線通信装置の装置番号などを管理しておく必要がある。このように、子無線通信装置同士の通信は、親無線通信装置を介した無線通信となる。
【0016】
再接続要求判定手段では、無線通信路の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で(一定間隔で或いは間隔を変えながら)発行するかを通知情報に基づいて判定する。再接続要求判定手段における再接続判定要因となる通知情報は、事象通知手段により通知される。事象通知手段は無線通信路が切断された場合に起動されるが、ここでは、移動通信システム内の事象或いは無線通信システム内の事象の発生を検出し、事象を検出したことを通知情報として再接続要求判定手段に通知する。この事象(イベント)に関しては、後述する各実施形態において例示する。再接続要求手段では、再接続要求判定手段における判定に従って無線通信路の再接続要求を通信管理手段に対し発行する。また、再接続要求判定手段を、通知を待つのではなく(例えば現段階の通知で判断するなどするとよい)、無線通信路が切断された場合に起動されるようにしておいてもよい。
【0017】
本発明に係る無線通信システムは、上述のごとき構成により、当該無線通信システムの親無線通信装置と子無線通信装置との間の無線通信路が切断状態において、事象の発生を検出した場合に、検出した無線通信装置が、切断された無線通信路に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、対象となる無線通信装置に対する再接続要求を連続発行するで、無線通信路を早急に接続することを可能としている。なお、対象となる無線通信装置に対する再接続要求とは、例えば子機Aを持つユーザが子機Bを持つユーザとの通話を望んでいる場合、子機Bへ親機を介して再接続するための再接続要求を指し、子機Aは、子機Aの通信管理手段に対しこの再接続要求を連続発行することとなる。
【0018】
以下、本発明に係る無線通信システムの様々な実施形態を、親子一対の無線通信装置による携帯電話システムを想定して説明するが、親子が一対複数の場合や、さらには携帯電話及びその局からなる携帯電話システムに限らず、他の無線通信装置などから構成されるシステムでも適用可能なことは言及するまでもない。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図で、図2は、図1の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。
【0020】
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム(しばしば、本システムと呼ぶ)の構成例においては、親無線通信装置1と子無線通信装置2の一対の無線通信装置が無線通信路3で接続され、さらに、図示しないが親無線通信装置1とそれを移動端末とする移動通信システムにおける基地局とが無線通信路で接続されているものとする。
【0021】
本システムは、子無線通信装置2を、移動通信システムの移動端末として機能する親無線通信装置1の代わりに、使用することが可能なシステムである。本システムの子無線通信装置2は、移動通信システムの移動端末として機能することから、通常は無線通信路3が切断すると通信着信や発信を速やかに実行するために再度無線通信路3を接続するために再接続要求を発行する。再接続要求発行の間隔は本システムのシステム仕様により様々であるが、一般的に低消費電力化を考慮してある一定間隔で定期的に再接続要求を発行する。勿論、間隔を変えながら発行するようにしてもよいし、無線通信システムによっては無線通信路3が切断されても、再接続要求を発行しない場合もあり得る。なお、無線通信路3切断時に再接続要求発行しない無線通信システムについても、本発明は適用可能である。
【0022】
親無線通信装置1は、通信着信通知手段10、通信管理手段11、再接続要求判定手段12、再接続要求手段13を備える。通信管理手段11では子無線通信装置2との間の無線通信を制御する。再接続要求判定手段12では、無線エリア圏外等による通信路の切断時に再接続要求発行をどのような間隔で実行するか判定する。通信着信通知手段10では、移動通信システムへの通信着信があったことを、判定材料用の通知情報として再接続要求判定手段12に通知する。通信着信通知手段10は、例えば通信管理手段11などにより、無線通信路3が切断された場合に起動されるものとする。再接続要求手段(再接続要求出力手段ともいえる;他の実施形態でも同様)13では、再接続要求判定手段12からの判定結果に応じて通信管理手段11に対し再接続要求を発行する。このように、再接続要求判定手段12では、無線通信路3の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で(一定間隔で或いは間隔を変えながら)発行するかを通知情報に基づいて判定し、再接続要求手段13では、再接続要求判定手段12における判定に従って無線通信路3の再接続要求を発行する。
【0023】
図1の本システムにおける再接続要求発行制御処理を、図2を参照して説明する。まず、無線通信路3が切断状態において、通信着信通知手段10は、通信着信を検出すると(ステップS11)、通信着信があったことを再接続要求判定手段12に対し通知する。再接続要求判定手段12では、現在の再接続要求発行間隔が任意の間隔(一定間隔に或いは変化させた間隔)にあいているかどうかの判定を行う(ステップS12)。このステップS12の判定で、親無線通信装置1の再接続要求発行間隔が連続発行でないと判定された場合(再接続要求発行を行っていない場合を含む)には、再接続要求判定手段12は再接続要求を連続して発行することを決定し(ステップS13)、再接続要求手段13に再接続要求連続発行を要求する(ステップS14)。その後、再接続要求手段13は通信管理手段11に対し再接続要求を連続発行する。また、ステップS12の判定で、既に親無線通信装置1の再接続要求発行間隔が連続発行されていると判定された場合には、そのまま何も処理をせずに終了する。
【0024】
上述のごとく、本発明の第1の実施形態を適用することにより、親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、移動通信システムに通信着信があった場合、親無線通信装置1が、切断された無線通信路3に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、子無線通信装置2に対する再接続要求を連続発行することにより、無線通信路3を早急に接続することが可能となる。
【0025】
(第2の実施形態)
図3は、本発明に関連する第2の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図で、図4は、図3の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。なお、図3においては、図1で例示したシステムと同じ或いは類似した構成要素には同じ符号を付すものとする。
【0026】
本発明に関連する第2の実施形態に係る無線通信システム(しばしば、本システムと呼ぶ)の構成例においては、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様に、親無線通信装置1と子無線通信装置2の一対の無線通信装置が無線通信路3で接続され、さらに、図示しないが親無線通信装置1とそれを移動端末とする移動通信システムにおける基地局とが無線通信路で接続されているものとする。また、本システムは、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様に、子無線通信装置2を、移動通信システムの移動端末として機能する親無線通信装置1の代わりに使用することが可能なシステムであり、本システムにおいても、通常の再接続要求発行に関し同様の適用が成り立ち、一定間隔で定期的に(或いは間隔を変えながら)再接続要求を発行するものに限らず、無線通信路3切断時に再接続要求を発行しない無線通信システムについても適用可能である。
【0027】
親無線通信装置1は、通信管理手段11、再接続要求判定手段12、再接続要求手段13、発信要求通知手段14を備える。通信管理手段11では子無線通信装置2との間の無線通信を制御する。再接続要求判定手段12では、無線エリア圏外等による通信路の切断時に再接続要求発行をどのような間隔で実行するか判定する。発信要求通知手段14では、再接続要求判定手段12のユーザから(或いは自動発信機能などにより)本システムに対し発信要求が発生した場合、その発信要求発生を判定材料用の通知情報として再接続要求判定手段12に通知する。発信要求通知手段14は、例えば通信管理手段11などにより、無線通信路3が切断された場合に起動されるものとする。再接続要求手段13では、再接続要求判定手段12からの判定結果に応じて通信管理手段11に対し再接続要求を発行する。このように、再接続要求判定手段12では、無線通信路3の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で発行するかを通知情報に基づいて判定し、再接続要求手段13では、再接続要求判定手段12における判定に従って無線通信路3の再接続要求を発行する。
【0028】
子無線通信装置2は、親無線通信装置1と同様に、通信管理手段21、再接続要求判定手段22、再接続要求手段23、発信要求通知手段24を備える。通信管理手段21では親無線通信装置1(又は親無線通信装置1を介した他の子無線通信装置)との間の無線通信を制御する。再接続要求判定手段22では、無線エリア圏外等による通信路の切断時に再接続要求発行をどのような間隔で実行するか判定する。発信要求通知手段24では、再接続要求判定手段22の判定材料としてユーザから(或いは自動発信機能などにより)本システムに対し発信要求が発生した場合、その発信要求発生を通知情報として再接続要求判定手段22に通知する。発信要求通知手段24は、例えば通信管理手段21などにより、無線通信路3が切断された場合に起動されるものとする。再接続要求手段23では、再接続要求判定手段22からの判定結果に応じて通信管理手段21に対し再接続要求を発行する。このように、再接続要求判定手段22では、無線通信路3の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で発行するかを通知情報に基づいて判定し、再接続要求手段23では、再接続要求判定手段22における判定に従って無線通信路3の再接続要求を発行する。
【0029】
図3の本システムにおける再接続要求発行制御処理を、図4を参照して説明する。まず、無線通信路3が切断状態において、発信要求通知手段14(24)は、ユーザからの発信要求を検出すると(ステップS21)、ユーザからの発信要求があったことを再接続要求判定手段12(22)に対し通知する。再接続要求判定手段12(22)では、現在の再接続要求発行間隔が任意の間隔(一定間隔に或いは変化させた間隔)にあいているかどうかの判定を行う(ステップS22)。このステップS22の判定で、発信要求が発生した無線通信装置1(2)における再接続要求発行間隔が連続発行でないと判定された場合(再接続要求発行を行っていない場合を含む)には、再接続要求判定手段12(22)は再接続要求を連続して発行することを決定し(ステップS23)、再接続要求手段13(23)に再接続要求連続発行を要求する(ステップS24)。その後、再接続要求手段13(23)は通信管理手段11(21)に対し再接続要求を連続発行する。また、ステップS22の判定で、既に再接続要求発行間隔が連続発行されていると判定された場合には、そのまま何も処理をせずに終了する。
【0030】
上述のごとく、本発明に関連する第2の実施形態を適用することにより、親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、移動通信システムへの発信要求や本システム内での発信要求など、ユーザからの発信要求(又は自動機能に基づく発信要求)があった場合、発信要求が発生した、親無線通信装置1,子無線通信装置2等の無線通信装置が、切断された無線通信路3に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、例えば子無線通信装置2,親無線通信装置1等、相手となる無線通信装置に対する再接続要求を連続発行することにより、無線通信路3を早急に接続することが可能となる。
【0031】
(第3の実施形態)
図5は、本発明に関連する第3の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図で、図6は、図5の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。なお、図5においては、図1又は図3で例示したシステムと同じ或いは類似した構成要素には同じ符号を付すものとする。
【0032】
本発明に関連する第3の実施形態に係る無線通信システム(しばしば、本システムと呼ぶ)の構成例においては、第1,第2の実施形態に係る無線通信システムと同様に、親無線通信装置1と子無線通信装置2の一対の無線通信装置が無線通信路3で接続され、さらに、図示しないが親無線通信装置1とそれを移動端末とする移動通信システムにおける基地局とが無線通信路で接続されているものとする。また、本システムは、第1,第2の実施形態に係る無線通信システムと同様に、子無線通信装置2を、移動通信システムの移動端末として機能する親無線通信装置1の代わりに使用することが可能なシステムであり、本システムにおいても、通常の再接続要求発行に関し同様の適用が成り立ち、一定間隔で定期的に(或いは間隔を変えながら)再接続要求を発行するものに限らず、無線通信路3切断時に再接続要求を発行しない無線通信システムについても適用可能である。
【0033】
親無線通信装置1は、通信管理手段11、再接続要求判定手段12、再接続要求手段13、OBEXアプリケーション15、OBEXデータ転送手段16、OBEXデータ転送要求通知手段17を備える。通信管理手段11では子無線通信装置2との間の無線通信を制御する。再接続要求判定手段12では、無線エリア圏外等による通信路の切断時に再接続要求発行をどのような間隔で実行するか判定する。OBEXアプリケーション15は、電話帳やスケジュール機能等を有するアプリケーションである。OBEXデータ転送手段16では、お互いの電話帳,スケジュール,メール等のOBEX(Object Exchange)データを子無線通信装置2に転送する(子無線通信装置2との間でやりとりする)。OBEXデータ転送要求通知手段17では、OBEXアプリケーション15からOBEXデータ転送要求が発生したことを検出し、それを判定材料用の通知情報として再接続要求判定手段12に通知する。OBEXデータ転送要求通知手段17は、例えば通信管理手段11などにより、無線通信路3が切断された場合に起動されるものとする。再接続要求手段13では、再接続要求判定手段12からの判定結果に応じて通信管理手段11に対し再接続要求を発行する。このように、再接続要求判定手段12では、無線通信路3の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で発行するかを通知情報に基づいて判定し、再接続要求手段13では、再接続要求判定手段12における判定に従って無線通信路3の再接続要求を発行する。
【0034】
子無線通信装置2は、親無線通信装置1と同様に、通信管理手段21、再接続要求判定手段22、再接続要求手段23、OBEXアプリケーション25、OBEXデータ転送手段26、OBEXデータ転送要求通知手段27を備える。通信管理手段21では親無線通信装置1(又は親無線通信装置1を介した他の子無線通信装置)との間の無線通信を制御する。再接続要求判定手段22では、無線エリア圏外等による通信路の切断時に再接続要求発行をどのような間隔で実行するか判定する。OBEXアプリケーション25は、電話帳やスケジュール機能等を有するアプリケーションである。OBEXデータ転送手段26では、お互いの電話帳,スケジュール,メール等のOBEXデータを親無線通信装置1(又は親無線通信装置1を介した他の子無線通信装置)に転送する(他の無線通信装置との間でやりとりする)。OBEXデータ転送要求通知手段27では、OBEXアプリケーション25からOBEXデータ転送要求が発生したことを検出し、それを判定材料用の通知情報として再接続要求判定手段22に通知する。OBEXデータ転送要求通知手段27は、例えば通信管理手段21などにより、無線通信路3が切断された場合に起動されるものとする。再接続要求手段23では、再接続要求判定手段22からの判定結果に応じて通信管理手段21に対し再接続要求を発行する。このように、再接続要求判定手段22では、無線通信路3の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で発行するかを通知情報に基づいて判定し、再接続要求手段23では、再接続要求判定手段22における判定に従って無線通信路3の再接続要求を発行する。
【0035】
図5の本システムにおける再接続要求発行制御処理を、図6を参照して説明する。まず、無線通信路3が切断状態において、OBEXデータ転送要求通知手段16(26)は、ユーザからのOBEXデータ転送要求を検出すると(ステップS31)、OBEXデータ転送要求があったことを再接続要求判定手段12(22)に対し通知する。再接続要求判定手段12(22)では、現在の再接続要求発行間隔が任意の間隔(一定間隔に或いは変化させた間隔)にあいているかどうかの判定を行う(ステップS32)。このステップS32の判定で、OBEXデータ転送要求が発生した無線通信装置1(2)における再接続要求発行間隔が連続発行でないと判定された場合(再接続要求発行を行っていない場合を含む)には、再接続要求判定手段12(22)は再接続要求を連続して発行することを決定し(ステップS33)、再接続要求手段13(23)に再接続要求連続発行を要求する(ステップS34)。その後、再接続要求手段13(23)は通信管理手段11(21)に対し再接続要求を連続発行する。また、ステップS32の判定で、既に再接続要求発行間隔が連続発行されていると判定された場合には、そのまま何も処理をせずに終了する。
【0036】
上述のごとく、本発明に関連する第3の実施形態を適用することにより、親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、親無線通信装置1と子無線通信装置2との間など無線通信装置間でのOBEXデータ転送要求があった場合、すなわち相手となる無線通信装置に対しOBEXデータ転送要求が発生した場合に、OBEXデータ転送要求が発生した、親無線通信装置1,子無線通信装置2等の無線通信装置が、切断された無線通信路3に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、例えば子無線通信装置2,親無線通信装置1等、相手となる無線通信装置に対する再接続要求を連続発行することにより、無線通信路3を早急に接続することが可能となる。
【0037】
(第4の実施形態)
図7は、本発明に関連する第4の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図で、図8は、図7の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。なお、図7においては、図1,図3,図5で例示したシステムと同じ或いは類似した構成要素には同じ符号を付すものとする。
【0038】
本発明に関連する第4の実施形態に係る無線通信システム(しばしば、本システムと呼ぶ)の構成例においては、第1乃至第3の実施形態に係る無線通信システムと同様に、親無線通信装置1と子無線通信装置2の一対の無線通信装置が無線通信路3で接続され、さらに、図示しないが親無線通信装置1とそれを移動端末とする移動通信システムにおける基地局とが無線通信路で接続されているものとする。また、本システムは、第1乃至第3の実施形態に係る無線通信システムと同様に、子無線通信装置2を、移動通信システムの移動端末として機能する親無線通信装置1の代わりに使用することが可能なシステムであり、本システムにおいても、通常の再接続要求を発行に関し同様の適用が成り立ち、一定間隔で定期的に(或いは間隔を変えながら)再接続要求を発行するものに限らず、無線通信路3切断時に再接続要求を発行しない無線通信システムについても適用可能である。
【0039】
親無線通信装置1は、子無線通信装置2との間の無線通信を制御する通信管理手段11と、音声や動画像データを蓄積また再生制御するためのデータ再生手段18を備える。
【0040】
子無線通信装置2は、通信管理手段21、再接続要求判定手段22、再接続要求手段23、データ再生リモート制御手段28、データ再生リモート制御要求通知手段29を備える。通信管理手段21では親無線通信装置1との間の無線通信を制御する。再接続要求判定手段22では、無線エリア圏外等による通信路の切断時に再接続要求発行をどのような間隔で実行するか判定する。データ再生リモート制御手段28では、親無線通信装置1のデータ再生手段18を遠隔操作するためのリモート制御を行う。データ再生リモート制御要求通知手段29では、データ再生リモート制御要求が発生したことを検出し、それを判定材料用の通知情報として再接続要求判定手段22に通知する。データ再生リモート制御要求通知手段29は、例えば通信管理手段21などにより、無線通信路3が切断された場合に起動されるものとする。再接続要求手段23では、再接続要求判定手段22からの判定結果に応じて通信管理手段21に対し再接続要求を発行する。このように、再接続要求判定手段22では、無線通信路3の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で発行するかを通知情報に基づいて判定し、再接続要求手段23では、再接続要求判定手段22における判定に従って無線通信路3の再接続要求を発行する。
【0041】
図7の本システムにおける再接続要求発行制御処理を、図8を参照して説明する。まず、無線通信路3が切断状態において、データ再生リモート制御要求通知手段29は、ユーザからのデータ再生リモート制御要求を検出すると(ステップS41)、それを再接続要求判定手段22に対し通知する。再接続要求判定手段22では、現在の再接続要求発行間隔が任意の間隔(一定間隔に或いは変化させた間隔)にあいているかどうかの判定を行う(ステップS42)。このステップS42の判定で、子無線通信装置2における再接続要求発行間隔が連続発行でないと判定された場合(再接続要求発行を行っていない場合を含む)には、再接続要求判定手段22は再接続要求を連続して発行することを決定し(ステップS43)、再接続要求手段23に再接続要求連続発行を要求する(ステップS44)。その後、再接続要求手段23は通信管理手段21に対し再接続要求を連続発行する。また、ステップS42の判定で、既に再接続要求発行間隔が連続発行されていると判定された場合には、そのまま何も処理をせずに終了する。
【0042】
上述のごとく、本発明に関連する第4の実施形態を適用することにより、親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、子無線通信装置2から親無線通信装置1が搭載するデータ再生手段18に対しリモート制御する要求があった場合、そのリモート制御要求が発生した子無線通信装置2が、切断された無線通信路3に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、親無線通信装置1に対する再接続要求を連続発行することにより、無線通信路3を早急に接続することが可能となる。
【0043】
(第5の実施形態)
図9は、本発明に関連する第5の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図で、図10は、図9の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。なお、図9においては、図1,図3,図5,図7で例示したシステムと同じ或いは類似した構成要素には同じ符号を付すものとする。
【0044】
本発明に関連する第5の実施形態に係る無線通信システム(しばしば、本システムと呼ぶ)の構成例においては、第1乃至第4の実施形態に係る無線通信システムと同様に、親無線通信装置1と子無線通信装置2の一対の無線通信装置が無線通信路3で接続され、さらに、図示しないが親無線通信装置1とそれを移動端末とする移動通信システムにおける基地局とが無線通信路で接続されているものとする。また、本システムは、第1乃至第4の実施形態に係る無線通信システムと同様に、子無線通信装置2を、移動通信システムの移動端末として機能する親無線通信装置1の代わりに使用することが可能なシステムであり、本システムにおいても、通常の再接続要求を発行に関し同様の適用が成り立ち、一定間隔で定期的に(或いは間隔を変えながら)再接続要求を発行するものに限らず、無線通信路3切断時に再接続要求を発行しない無線通信システムについても適用可能である。
【0045】
親無線通信装置1は、通信管理手段11、再接続要求判定手段12、再接続要求手段13、機能設定手段31、機能設定リモート制御手段32、機能設定リモート制御要求通知手段33を備える。通信管理手段11では子無線通信装置2との間の無線通信を制御する。再接続要求判定手段12では、無線エリア圏外等による通信路の切断時に再接続要求発行をどのような間隔で実行するか判定する。機能設定手段31は、着信音量,時刻,マナーモード等、当該無線通信システム(各無線通信装置1,2)における機能を設定するため手段である。機能設定手段41は子無線通信装置2側に設けられた手段で、機能設定手段31と同様の手段である。機能設定リモート制御手段32では、相手となる無線通信装置に搭載される機能設定手段(ここでは子無線通信装置2の機能設定手段41)を遠隔操作するためのリモート制御を行う。機能設定リモート制御要求通知手段33では、相手となる無線通信装置の機能設定手段(ここでは機能設定手段41)に対するリモート制御要求が、自身の機能設定手段(ここでは機能設定手段31)から発生した場合、それを検出し、判定材料用の通知情報として再接続要求判定手段12に通知する。機能設定リモート制御要求通知手段33は、例えば通信管理手段11などにより、無線通信路3が切断された場合に起動されるものとする。再接続要求手段13では、再接続要求判定手段12からの判定結果に応じて通信管理手段11に対し再接続要求を発行する。このように、再接続要求判定手段12では、無線通信路3の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で発行するかを通知情報に基づいて判定し、再接続要求手段13では、再接続要求判定手段12における判定に従って無線通信路3の再接続要求を発行する。
【0046】
子無線通信装置2は、親無線通信装置1と同様に、通信管理手段21、再接続要求判定手段22、再接続要求手段23、機能設定手段41、機能設定リモート制御手段42、機能設定リモート制御要求通知手段43を備える。通信管理手段21では親無線通信装置1(又は親無線通信装置1を介して他の子無線通信装置)との間の無線通信を制御する。再接続要求判定手段22では、無線エリア圏外等による通信路の切断時に再接続要求発行をどのような間隔で実行するか判定する。機能設定手段41は、着信音量,時刻,マナーモード等、当該無線通信システム(各無線通信装置1,2)における機能を設定するため手段である。機能設定リモート制御手段42では、相手となる無線通信装置に搭載される機能設定手段(ここでは親無線通信装置1の機能設定手段31)を遠隔操作するためのリモート制御を行う。機能設定リモート制御要求通知手段43では、相手となる無線通信装置の機能設定手段(ここでは機能設定手段31)に対するリモート制御要求が、自身の機能設定手段(ここでは機能設定手段41)から発生した場合、それを検出し、判定材料用の通知情報として再接続要求判定手段22に通知する。機能設定リモート制御要求通知手段43は、例えば通信管理手段21などにより、無線通信路3が切断された場合に起動されるものとする。再接続要求手段23では、再接続要求判定手段22からの判定結果に応じて通信管理手段21に対し再接続要求を発行する。このように、再接続要求判定手段22では、無線通信路3の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で発行するかを通知情報に基づいて判定し、再接続要求手段23では、再接続要求判定手段22における判定に従って無線通信路3の再接続要求を発行する。
【0047】
図9の本システムにおける再接続要求発行制御処理を、図10を参照して説明する。まず、無線通信路3が切断状態において、機能設定リモート制御要求通知手段33(43)は、ユーザからの機能設定リモート制御要求を検出すると(ステップS51)、それを再接続要求判定手段12(22)に対し通知する。再接続要求判定手段12(22)では、現在の再接続要求発行間隔が任意の間隔(一定間隔に或いは変化させた間隔)にあいているかどうかの判定を行う(ステップS52)。このステップS52の判定で、機能設定リモート制御要求が発生した無線通信装置1(2)における再接続要求発行間隔が連続発行でないと判定された場合(再接続要求発行を行っていない場合を含む)には、再接続要求判定手段12(22)は再接続要求を連続して発行することを決定し(ステップS53)、再接続要求手段13(23)に再接続要求連続発行を要求する(ステップS54)。その後、再接続要求手段13(23)は通信管理手段11(21)に対し再接続要求を連続発行する。また、ステップS52の判定で、既に再接続要求発行間隔が連続発行されていると判定された場合には、そのまま何も処理をせずに終了する。
【0048】
上述のごとく、本発明に関連する第5の実施形態を適用することにより、親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、子無線通信装置2から相手となる親無線通信装置1が搭載する機能設定手段31(又は親無線通信装置1から相手となる子無線通信装置2が搭載する機能設定手段41)に対しリモート制御する要求があった場合、リモート制御要求が発生した無線通信装置である子無線通信装置2(又は親無線通信装置1)が、切断された無線通信路3に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、相手となる無線通信装置である親無線通信装置1(又は子無線通信装置2)に対する再接続要求を連続発行することにより、無線通信路3を早急に接続することが可能となる。
【0049】
(第6の実施形態)
図11は、本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図で、図12は、図11の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。なお、図11においては、図1,図3,図5,図7,図9で例示したシステムと同じ或いは類似した構成要素には同じ符号を付すものとする。
【0050】
本発明の第6の実施形態に係る無線通信システム(しばしば、本システムと呼ぶ)の構成例は、第1乃至第5の実施形態に係る無線通信システムにおいて、再接続要求手段及び再接続要求判定手段を有する無線通信装置に、再接続連続実行時間設定手段35,45(親側,子側)をさらに備えたものである。再接続連続実行時間設定手段35,45は、再接続連続実行時間を設定するための手段であり、その他、前述した各手段に関してはその変更部分以外の説明を省略する。
【0051】
親無線通信装置1は、再接続連続実行時間設定手段35と、再接続要求判定手段12に対し再接続要求間隔を判定するための要因が発生した場合にはそれを通知する判定要因通知手段34とを備える。ここで、親無線通信装置1の判定要因通知手段34は、事象通知手段が相当し、第1の実施形態については通信着信通知手段10、第2の実施形態については発信要求通知手段14、第3の実施形態についてはOBEXデータ転送要求通知手段17、第5の実施形態については機能設定リモート制御要求通知手段33がそれに該当する。
【0052】
再接続要求手段13では、本システムの親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、再接続要求判定手段12で再接続要求発行に相当する判定があった場合に、再接続連続実行時間設定手段35に設定された再接続連続実行時間だけ無線通信路3の再接続要求を連続発行し、設定時間経過しても親無線通信装置1と子無線通信装置2が接続できない場合には、任意の間隔での再接続要求発行に切り替える。
【0053】
同様に、子無線通信装置2は、再接続連続実行時間設定手段45と、再接続要求判定手段22に対し再接続要求間隔を判定するための要因が発生した場合にはそれを通知する判定要因通知手段44とを備える。ここで、子無線通信装置2の判定要因通知手段44は、事象通知手段に相当し、第2の実施形態については発信要求通知手段24、第3の実施形態についてはOBEXデータ転送要求通知手段27、第4の実施形態についてはデータ再生リモート制御通知手段29、第5の実施形態については機能設定リモート制御要求通知手段43がそれに該当する。
【0054】
再接続要求手段23では、本システムの親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、再接続要求判定手段22で再接続要求発行に相当する判定があった場合に、再接続連続実行時間設定手段45に設定された再接続連続実行時間だけ無線通信路3の再接続要求を連続発行し、設定時間経過しても親無線通信装置1と子無線通信装置2が接続できない場合には、任意の間隔での再接続要求発行に切り替える。
【0055】
図11の本システムにおける再接続要求発行制御処理を、図12を参照して説明する。本システムも、他の形態の無線通信システム同様、無線通信路3切断時に再接続要求発行しない移動通信システムについても、本発明は適用可能である。
【0056】
まず、無線通信路3が切断状態において、判定要因通知手段34(44)は、再接続要求判定要因の発生を検出すると(ステップS61)、それを再接続要求判定手段12(22)に対し通知する。再接続要求判定手段12(22)では、現在の再接続要求発行間隔が任意の間隔(一定間隔に或いは変化させた間隔)にあいているかどうかの判定を行う(ステップS62)。このステップS62の判定で、判定要因が発生した無線通信装置1(2)における再接続要求発行間隔が連続発行でないと判定された場合(再接続要求発行を行っていない場合を含む)には、再接続要求判定手段12(22)は再接続要求を連続して発行することを決定し(ステップS63)、再接続要求手段13(23)に再接続要求連続発行を要求する(ステップS64)。その後、再接続要求手段13(23)は、再接続要求を通信管理手段11(21)に対し連続発行する。また、ステップS62の判定で、既に再接続要求発行間隔が連続発行されていると判定された場合には、そのまま再接続要求を連続で発行し続ける。再接続要求連続実行時間は常に監視され、再接続連続実行時間設定手段35(45)により設定された時間と比較される(ステップS65)。ステップS65の比較において、再接続連続実行時間が満了しない間はそのまま再接続要求を連続発行し続けるが、この時間が満了した場合には再接続要求連続発行を始める前の状態に戻す(ステップS66)。すなわち、再接続要求連続発行前の状態が、ある任意の間隔での再接続要求発行であればその状態に、また再接続要求発行を実行していない状態であればその状態にそれぞれ戻す。再接続要求連続発行時間を設定することにより、無線通信システムの低消費電力化を可能とする。
【0057】
上述のごとく、本発明の第6の実施形態を適用することにより、親無線通信装置と子無線通信装置間の無線通信路が切断状態において、早急な無線通信路の再接続が要求されるイベントが発生した場合には、切断された無線通信路に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、一定時間再接続要求を連続発行し、一定時間経過後はその前の状態に戻ることにより、一定時間無線通信路の再接続に失敗した場合には、再接続要求発行間隔を変えることで低消費電力化が可能となる。
【0058】
(第7の実施形態)
図13は、本発明の第7の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図で、図14は、図13の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。なお、図13においては、図1,図3,図5,図7,図9,図11で例示したシステムと同じ或いは類似した構成要素には同じ符号を付すものとする。
【0059】
本発明の第7の実施形態に係る無線通信システム(しばしば、本システムと呼ぶ)の構成例は、第1乃至第5の実施形態に係る無線通信システムにおいて、再接続要求手段及び再接続要求判定手段を有する無線通信装置に、再接続実行時間設定手段36,46(親側,子側)をさらに備えたものである。再接続実行時間設定手段36,46は、複数の再接続要求発行間隔の各々に対して再接続要求発行の実行時間を設定するための手段であり、その他、前述した各手段に関してはその変更部分以外の説明を省略する。
【0060】
親無線通信装置1は、再接続実行時間設定手段36と、再接続要求判定手段12に対し再接続要求間隔を判定するための要因が発生した場合にはそれを通知する判定要因通知手段34とを備える。ここで、親無線通信装置1の判定要因通知手段34は、事象通知手段が相当し、第1の実施形態については通信着信通知手段10、第2の実施形態については発信要求通知手段14、第3の実施形態についてはOBEXデータ転送要求通知手段17、第5の実施形態については機能設定リモート制御要求通知手段33がそれに該当する。
【0061】
再接続要求手段13では、本システムの親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、再接続要求判定手段12で再接続要求発行に相当する判定があった場合に、再接続実行時間設定手段36に設定された再接続要求発行間隔のうち、親無線通信装置1と子無線通信装置2が接続されるまで、設定された再接続要求発行間隔が短い順番に従って、各再接続要求発行間隔に対応する実行時間分だけ連続してそれぞれの間隔毎に再接続要求を発行する。さらに、再接続要求手段13では、設定された全ての再接続要求発行間隔に対して再接続要求発行を実行しても親無線通信装置1と子無線通信装置2が接続できない場合には、任意の間隔での再接続要求発行に切り替える。
【0062】
同様に、子無線通信装置2は、再接続実行時間設定手段46と、再接続要求判定手段22に対し再接続要求間隔を判定するための要因が発生した場合にはそれを通知する判定要因通知手段44とを備える。ここで、子無線通信装置2の判定要因通知手段44は、事象通知手段に相当し、第2の実施形態については発信要求通知手段24、第3の実施形態についてはOBEXデータ転送要求通知手段27、第4の実施形態についてはデータ再生リモート制御通知手段29、第5の実施形態については機能設定リモート制御要求通知手段43がそれに該当する。
【0063】
再接続要求手段23では、本システムの親無線通信装置1と子無線通信装置2との間の無線通信路3が切断状態において、再接続要求判定手段22で再接続要求発行に相当する判定があった場合に、再接続実行時間設定手段46に設定された再接続要求発行間隔のうち、親無線通信装置1と子無線通信装置2が接続されるまで、設定された再接続要求発行間隔が短い順番に従って、各再接続要求発行間隔に対応する実行時間分だけ連続してそれぞれの間隔毎に再接続要求を発行する。さらに、再接続要求手段23では、設定された全ての再接続要求発行間隔に対して再接続要求発行を実行しても親無線通信装置1と子無線通信装置2が接続できない場合には、任意の間隔での再接続要求発行に切り替える。
【0064】
図13の本システムにおける再接続要求発行制御処理を、図14を参照して説明する。本システムも、他の形態の無線通信システム同様、無線通信路3切断時に再接続要求発行しない移動通信システムについても、本発明は適用可能である。なお、ここでは説明簡略化のために、再接続要求発行間隔の種類は発行間隔a,b,cの3種類、それぞれの発行間隔の関係はa<b<c、再接続実行時間設定手段36(46)が実行時間を設定する発行間隔は間隔a,bの2種類で、これらの間隔をそれぞれta及びtbとする。発行間隔cの実行時間については、発行間隔cに変更後、無線通信路3が再接続するまでその間隔で再接続要求を発行するため、再接続実行時間設定手段36(46)では実行時間を設定しない。
【0065】
まず、無線通信路3が切断状態において、判定要因通知手段34(44)は、再接続要求判定要因の発生を検出すると(ステップS71)、それを再接続要求判定手段12(22)に対し通知する。再接続要求判定手段12(22)では、現在の再接続要求発行間隔が最短間隔aに設定されているかどうかの判定を行う(ステップS72)。このステップS72の判定で、判定要因が発生した無線通信装置1(2)における再接続要求発行間隔が最短間隔a以外の間隔で発行されていると判定された場合(再接続要求発行を行っていない場合を含む)には、再接続要求判定手段12(22)は、再接続要求発行間隔を最短間隔aとすることに決定し(ステップS73)、再接続要求手段13(23)に最短間隔aでの再接続要求発行を要求する(ステップS74)。その後、再接続要求手段13(23)は、通信管理手段11(21)に対し再接続要求を最短間隔aで発行する。また、ステップS72の判定で、既に再接続要求発行間隔が最短間隔aに設定されていると判定された場合には、そのまま再接続要求を最短間隔aで発行し続ける。
【0066】
ステップS74以降、最短間隔aでの再接続要求実行時間は監視され、再接続実行時間設定手段36(46)により設定された時間taと比較される(ステップS75)。ステップS75の比較において、再接続連続実行時間taが満了しない間はそのまま再接続要求を最短間隔aにて発行し続けるが、この時間taが満了した場合には再接続要求発行間隔を間隔bに決定し(ステップS76)、再接続要求手段13(23)に間隔bでの再接続要求発行を要求する(ステップS77)。その後、再接続要求手段13(23)は、通信管理手段11(21)に対し再接続要求を最短間隔bで発行する。ここで再接続要求発行間隔bは、再接続実行時間設定手段36(46)で設定される発行間隔において、最短間隔aに次いで短い発行間隔である。
【0067】
ステップS77以降の動作はステップS74以降の動作と同様で、間隔bでの再接続要求実行時間は監視され、再接続実行時間設定手段36(46)により設定された時間tbと比較される(ステップS78)。ステップS78の比較において、再接続連続実行時間tbが満了しない間はそのまま再接続要求を間隔bにて発行し続けるが、この時間tbが満了した場合には再接続要求発行間隔を間隔cに決定し(ステップS79)、再接続要求手段13(23)に間隔cでの再接続要求発行を要求する(ステップS80)。ここで再接続要求発行間隔cは、再接続実行時間設定手段36(46)で設定される発行間隔において、発行間隔a、bに次いで短い発行間隔である。その後、再接続要求手段13(23)は、通信管理手段11(21)に対し再接続要求を最短間隔cで発行する。
【0068】
なお、ここでは、再接続要求発行間隔を3種類として説明しているが、4種類以上となった場合もステップS78〜ステップS80と同様の処理がステップS80以降も実行しながら、順次発行間隔を長くしていくだけで、全体の処理フローは変わらない。このように、本システムは、第6の実施形態に係る無線通信システムの改良型システムであり、本システムの方が第6の実施形態に係る無線通信システムと比較してよりきめ細かい制御が可能となる。
【0069】
上述のごとく、本発明の第7の実施形態を適用することにより、親無線通信装置と子無線通信装置間の無線通信路が切断状態において、早急な無線通信路の再接続が要求されるイベントが発生した場合には、切断された無線通信路に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、設定情報中最短の間隔で再接続要求を設定時間だけ発行し、設定時間経過後は各設定時間に従いつつ順次再接続要求発行間隔を長くしていくことにより、各発行間隔での再接続要求発行間隔については各設定時間に従っていくことにより、低消費電力化を考慮しつつ複数の再接続要求発行間隔の実行時間について設定が可能となる。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、移動通信システムの移動端末として機能する親無線通信装置とその子無線通信装置とからなる無線通信システムにおいて、親無線通信装置と子無線通信装置間の無線通信路が切断状態で、移動通信システムに通信着信があった場合、無線通信システムへの発信要求があった場合、無線通信装置間でのOBEXデータ転送要求があった場合、子無線通信装置から親無線通信装置が搭載するデータ再生手段に対しリモート制御する要求があった場合、子無線通信装置から親無線通信装置が搭載する機能設定手段又は親無線通信装置から子無線通信装置が搭載する機能設定手段に対しリモート制御する要求があった場合、などの事象の発生に応じて、切断された無線通信路に対するその時点での再接続要求発行間隔に依存せずに、再接続要求を連続発行することにより、無線通信路を早急に接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
【図2】 図1の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。
【図3】 本発明に関連する第2の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
【図4】 図3の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。
【図5】 本発明に関連する第3の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
【図6】 図5の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。
【図7】 本発明に関連する第4の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
【図8】 図7の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。
【図9】 本発明に関連する第5の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
【図10】 図9の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。
【図11】 本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
【図12】 図11の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。
【図13】 本発明の第7の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
【図14】 図13の無線通信システムにおける動作シーケンスの一例を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
1…親無線通信装置、2…子無線通信装置、3…無線通信路、10…通信着信通知手段、11,21…通信管理手段、12,22…再接続要求判定手段、13,23…再接続要求手段、14,24…発信要求通知手段、15,25…OBEXアプリケーション、16,26…OBEXデータ転送手段、17,27…OBEXデータ転送要求通知手段、18…データ再生手段、28…データ再生リモート制御手段、29…データ再生リモート制御要求通知手段、31,41…機能設定手段、32,42…機能設定リモート制御手段、33,43…機能設定リモート制御要求通知手段、34,44…判定要因通知手段、35,45…再接続連続実行時間設定手段、36,46…再接続実行時間設定手段。
Claims (3)
- 移動通信システムの移動端末として機能する1台の親無線通信装置と、該親無線通信装置と無線通信が可能な1又は複数台の子無線通信装置とから構成され、前記移動通信システムにおいて取り扱う音声やデータを、前記親無線通信装置から前記子無線通信装置のいずれかに中継することにより、前記子無線通信装置を移動端末の代わりとして利用可能な無線通信システムであって、
前記親無線通信装置は、
当該無線通信システムにおける子無線通信装置との間の無線通信を制御する通信管理手段と、
無線通信路の再接続要求を連続して発行するか任意の間隔で発行するかを通知情報に基づいて判定する再接続要求判定手段と、
前記移動通信システムへの通信着信を検出し、通信着信を検出したことを前記通知情報として前記再接続要求判定手段に通知する通信着信通知手段と、
前記再接続要求判定手段における判定に従って、無線通信路の再接続要求を前記通信管理手段に対し発行する再接続要求手段と、
を有し、当該無線通信システムの親無線通信装置と子無線通信装置との間の無線通信路が切断状態において前記通信着信があった場合に、該通信着信を検出した親無線通信装置は、無線通信路を早急に接続するために、前記子無線通信装置に対する再接続要求を連続発行することを特徴とする無線通信システム。 - 前記再接続要求手段及び再接続要求判定手段を有する無線通信装置は、再接続連続実行時間を設定するための再接続連続実行時間設定手段をさらに備え、
前記再接続要求手段は、当該無線通信システムの親無線通信装置と子無線通信装置との間の無線通信路が切断状態において、前記再接続要求判定手段で再接続要求発行に相当する判定があった場合に、前記再接続連続実行時間設定手段に設定された再接続連続実行時間だけ無線通信路の再接続要求を連続発行し、設定時間経過しても前記親無線通信装置と前記子無線通信装置が接続できない場合には、任意の間隔での再接続要求発行に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 再接続要求手段及び再接続要求判定手段を有する無線通信装置は、複数の再接続要求発行間隔の各々に対して再接続要求発行の実行時間を設定するための再接続実行時間設定手段をさらに備え、
前記再接続要求手段は、当該無線通信システムの親無線通信装置と子無線通信装置との間の無線通信路が切断状態において、前記再接続要求判定手段で再接続要求発行に相当する判定があった場合に、前記再接続実行時間設定手段に設定された再接続要求発行間隔のうち、前記親無線通信装置と前記子無線通信装置が接続されるまで、設定された再接続要求発行間隔が短い順番に従って、各再接続要求発行間隔に対応する実行時間分だけ連続してそれぞれの間隔毎に再接続要求を発行し、設定された全ての再接続要求発行間隔に対して再接続要求発行を実行しても前記親無線通信装置と前記子無線通信装置が接続できない場合には、任意の間隔での再接続要求発行に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
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