JP4165249B2 - コンテンツ配信方法及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信ネットワークを介してユーザ所望のコンテンツを検索して配信するコンテンツ配信方法及びプログラムに関する。特に、コンテンツの検索後においてユーザが明示的に特定のコンテンツに対する配信要求を行わなくても、コンテンツ検索結果に応じて順次にコンテンツをユーザに対して配信するコンテンツ配信方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2001−042866号公報
【特許文献2】
特開2001−036423号公報
最近ではインターネットに代表される有線あるいは無線の通信ネットワークの普及により、クライアントの配信要求に応じていつでも好きなときに楽曲を再生するためのMIDI演奏情報からなる曲データや映像を表示するためのムービーデータなどのコンテンツをインターネット経由でサーバからストリーム配信してもらい、ユーザ所有のパーソナルコンピュータや携帯電話等の端末機(クライアント)で音楽や映像などを再生することのできるコンテンツ配信サービスが行われている。こうしたコンテンツ配信サービスを提供するサーバには曲データやムービーデータ等のコンテンツが予め多数蓄積されており、当該サーバにアクセスするユーザが該蓄積された多数のコンテンツの中から所望の条件に合致するコンテンツを検索することができるよう構成されている。ユーザ所望のコンテンツをストリーム配信などを受けてクライアントで再生する場合、従来では次に示すような手順で行っていた。まず、ユーザ所望のコンテンツを探し出すために、所定の検索フォームに例えば曲名やアーティスト名などのキーワードからなる検索条件を入力し、サーバから検索結果を受信して表示する。そして、検索結果の中から目的とするコンテンツに対応した「再生」ボタンを押下することにより明示的に特定のコンテンツの配信要求をサーバに対して行うと、該配信要求に応じた該特定のコンテンツがサーバから配信されるので、クライアントではサーバから配信されたコンテンツを受信して再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、ユーザ所望のコンテンツをサーバに蓄積された多数のコンテンツの中から検索して再生する場合、従来ではユーザが検索を行う度に「検索結果リストとして文字列などにより表示されたコンテンツから所望のコンテンツを選別」するために、コンテンツに対応した「再生」ボタンを押下するなどの検索操作とは別の操作を新たに行わなければならなかった。すなわち、「再生」ボタン押下などの操作を新たに行わない限り、サーバに対してコンテンツの配信要求がなされないことから、サーバからクライアントに対してコンテンツは配信されない。しかし、ユーザ自身が所望のコンテンツを特定する情報(例えば曲名など)が曖昧である場合には、ユーザは検索結果リストを見ながら個々のコンテンツ毎に再生ボタンを押下することを繰り返し行い、実際にサーバから配信されたコンテンツを1つずつ順次に再生させることにより、ユーザ所望のコンテンツを特定しなければならなかった。こうした操作を繰り返し行うことは非常に面倒であるし、また所望のコンテンツを特定するまでに非常に時間がかかることから都合が悪い、という問題点があった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、コンテンツ検索後にユーザが明示的に特定のコンテンツに対する配信要求を行わなくても、検索結果として抽出されたコンテンツを順次に配信し再生することで、ユーザが所望のコンテンツを無駄なく効率的に特定することのできる、従来に比べて簡便な検索・再生方法を実現したコンテンツ配信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコンテンツ配信プログラムは、通信ネットワークを介して接続されたクライアントに対してコンテンツを提供するサーバ側のコンピュータにおいて、ユーザによる検索指示に応じて、クライアントからコンテンツ検索条件を受信する手順と、複数のコンテンツの中から前記コンテンツ検索条件に該当するコンテンツを検索してコンテンツ検索結果リストを生成する手順と、前記生成したコンテンツ検索結果リストをクライアントに配信する手順と、前記検索した1乃至複数のコンテンツを前記生成したコンテンツ検索結果リストに従った順序でクライアントに対して順次に配信する手順とを実行し、前記検索したコンテンツに対するユーザによる個別の配信指示がなくても、前記コンテンツ検索結果リストをユーザ側で受信したことに応じたコンテンツの配信と、ユーザによる検索指示に応じて検索して得られた1乃至複数のコンテンツの再生とをクライアントに対して自動的に行わせるためのプログラムである。
【0006】
この発明によると、コンテンツ検索後にユーザが明示的に特定のコンテンツに対する配信指示を行わなくても、検索されたコンテンツがサーバから順次に配信されることから、これを再生することによって、ユーザは所望のコンテンツを無駄なく効率的に特定することができるようになる。すなわち、サーバではユーザによる検索指示に応じたコンテンツ検索条件を受信すると、複数のコンテンツの中から前記コンテンツ検索条件に該当するコンテンツを検索してコンテンツ検索結果リストを生成する。そして、前記生成したコンテンツ検索結果リストに基づき、ユーザに対して検索結果を表示により知らせるだけでなく、ユーザによる個別の配信指示がなくても検索して得られた1乃至複数のコンテンツを、通信ネットワークを介してユーザに対して順次に配信する。このようにすると、表示された検索結果に基づき個々のコンテンツを指定するといった、ユーザによるサーバに対する明示的な配信指示が行われていなくても、ユーザによるコンテンツ検索条件の指定に応じて、コンテンツ検索結果リストに加えて、検索されたコンテンツがサーバから前記コンテンツ検索結果リストに従った順序で、ユーザに対して自動的に順次に配信されて再生されることから、ユーザは該配信されたコンテンツ検索結果リストを見るだけでなく、順次に配信されるコンテンツを実際に聴くことで、所望のコンテンツを効率的に無駄なく確認してから特定することが簡単にできるようになる。
【0007】
この発明は方法の発明として構成し実施することができるのみならず、装置の発明として構成し実施することができる。また、本発明はコンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記録媒体の形態で実施することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、コンテンツ配信システムの一実施例の全体システム構成を略示するシステムブロック図である。この実施例に示すコンテンツ配信システムは、コンテンツを配信する配信サーバMSと、そのコンテンツを利用するユーザ端末(クライアント)とが通信ネットワークXを介して双方向通信可能に接続されたシステムである。通信ネットワークXは有線回線に限らず、携帯電話回線や衛星通信回線等の無線回線を含んでいてもよい。また、公衆電話回線網やインターネット等に限らず、LAN等を含んでいてもよい。図1に示すコンテンツ配信システムの一部を構成するコンテンツ配信用のWWW(World Wide Web)サーバである配信サーバMSは1個に限らず複数個あってよく、各配信サーバMSが各々独自に用意したコンテンツを提供し得るようになっていてよい。配信サーバMSは、URLへのアクセスに応じた所定のレスポンス(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)等のページ記述言語を利用して記述された各種画面を生成する基となる表示データや各種画面に付随的に表示される画像のデータ等の返送、指定されたCGIアプリケーションの実行など)や、検索結果に応じたコンテンツ配信などの各種処理を実行する。勿論、各配信サーバMSは、この発明に従う処理を実行しうるように必要なプログラムが搭載されたサーバコンピュータと多数のコンテンツを蓄積したデータベース等を含む。
【0010】
上述した配信サーバMSと共に図1に示すコンテンツ配信システムを構成するクライアントは通常のパーソナルコンピュータ(パソコン端末PC)からなっていてよく、また汎用コンピュータに限らず、PDA又は携帯電話等の携帯端末MTあるいはゲーム機器や電子楽器等何らかの専用機能を持つ機器内に内蔵されたマイクロコンピュータ若しくはプロセッサ等によってこの発明に従う処理を実行しうるようになっているものであればよい。勿論、ユーザ端末(クライアント)においては、以下一実施例として説明するようなこの発明に係る処理を実行しうるように周知のネットワーク用ブラウザ(WWWブラウザ)及び専用のアプリケーションソフトウエアをインストールしておく。このように、該コンテンツ配信システムを構成する各々の装置(つまりクライアントとサーバ)は、各々がCPU、ROM、RAM等を含む処理手段や記憶手段あるいは通信手段などを含む独立したコンピュータにより構成されてなり、各装置は通信ネットワークXを介して各種情報やコンテンツなどの送受信を行うことができるようになっている。
【0011】
クライアントとして用いられる携帯電話やPDA等の携帯端末MTは無線通信が可能な小型の機器であり、本来の通信機能のほかにサイトを表示する表示機能やコンテンツを再生するコンテンツ再生機能も併せ持つ。勿論、該携帯端末に対してもパソコン端末などと同様に、この発明に係る処理を実行しうるように周知のネットワーク用ブラウザ(WWWブラウザ)及び専用のアプリケーションソフトウエアをインストールしておく。ただし、こうした携帯端末を配信サーバMSと接続して双方向通信を行う場合には、中継サーバTSを介する必要がある。つまり、中継サーバTSが携帯端末MTと配信サーバMSとの間で信号の送受信を中継することにより、携帯端末MTは配信サーバMSに対してアクセス可能となる。
【0012】
次に、図1に示すコンテンツ配信システムを構成するパソコン端末PC、携帯端末MT、サーバMS、中継サーバTSのいずれか1つのハード構成の一実施例について簡単に説明する。図2は、上記各装置の1つの全体構成の一実施例を示すハード構成ブロック図である。ただし、上記各装置は同じようなハード構成を用いるものとして説明することができることから、代表としてパソコン端末PCの図を1つだけ用いて説明する。
【0013】
本実施例に示すパソコン端末PCは、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御されるようになっている。CPU1は、この装置全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、バス1Dを介してリードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、検出回路4、表示回路5、音源回路6、通信インタフェース7、外部記憶装置8がそれぞれ接続されている。ROM2は、CPU1により実行される各種プログラムや各種データを格納するものである。RAM3は、配信サーバMSから受信した表示データ、あるいは曲データやムービーデータなどのコンテンツを一時的に記憶する受信データバッファである。また、RAM3はCPU1がプログラムを実行する際に発生する各種データを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
【0014】
操作子4Aは、数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、表示装置5A上に表示される所定のポインティングデバイスを操作するために用いるマウスやタブレットなどの各種操作子であり、操作子として利用できるものであればどのようなものであってもよい。検出回路4は、操作子4Aの各操作子の操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報を通信バス1D(例えばデータ及びアドレスバス)を介してCPU1に出力する。表示回路5は配信サーバMSから受信した表示データに基づいて「検索条件入力画面」(後述の図4参照)や「検索結果表示画面」(後述の図7参照)などを、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成される表示装置5A(つまりディスプレイ)に表示するのは勿論のこと、CPU1の制御状態などを表示装置5Aに表示する。音源回路6は複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、バス1Dを経由して与えられた曲データを入力し、このデータに基づいて楽音信号を発生する。音源回路6から発生された楽音信号は、アンプやスピーカなどを含むサウンドシステム6Aを介して発音される。すなわち、音源回路6を具えることで、当該パソコン端末PCを演奏機器(曲データ再生機器)とすることができる。なお、曲データの形式はMIDI規格のようなディジタル符号化されたものであってもよいし、PCM、DPCM、ADPCMのような波形サンプルデータ方式からなるものであってもよい。また、この音源回路6とサウンドシステム6Aの構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。
【0015】
通信インタフェース7は、当該端末を例えばLANやインターネットあるいは電話回線網等の通信ネットワークXに接続するためのモデムやイーサネット(登録商標)インタフェース等である。当該端末は該通信ネットワークXを介して所定の配信サーバMS等と接続されることにより、本端末側から配信サーバMSに対してURLや検索条件などを送信したり、配信サーバMSから表示データや検索結果としての曲データなどを本端末側で受信することができるようになる。なお、通信インタフェース7及び通信ネットワークXは、有線のものに限らず無線のものであってもよい。また、双方を具えていてもよい。外部記憶装置8は、CPU1が実行する各種制御プログラム(例えば、この発明に係る処理を実行しうる周知のネットワーク用ブラウザ(WWWブラウザ)や専用のアプリケーションソフトウエアなど)を記憶するものである。前記ROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この外部記憶装置8(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それを前記RAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0016】
なお、外部記憶装置8はハードディスク(HD)に限られず、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD-ROM・CD‐RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Diskの略)等の着脱自在な様々な形態の外部記憶媒体を利用する記憶装置であればどのようなものであってもよい。あるいは、フラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよい。
なお、上記RAM3と外部記憶装置8は、物理的には同一のデバイスであってよい。
なお、サーバMS、中継サーバTSの各装置は、音源回路6やサウンドシステム6Aを装備していなくてもよい。また、携帯端末MTにおいて、操作子4Aや表示装置5Aは携帯端末MT本体に装備(あるいは内蔵)されている各種スイッチや液晶ディスプレイなどである。音源回路6とサウンドシステム6Aは、携帯端末MT本体に装備(あるいは内蔵)されていることが好ましい。携帯端末MTにおける通信インタフェース7は無線通信用の装置であり、中継サーバTSと通信を行うことができるものである。勿論、パソコン端末PCと同様に有線通信を行うためのインタフェースを具えていてもよい。外部記憶装置8は携帯端末MT本体に予め内蔵されているもの、あるいはケーブルなどを使って外部接続できるもののいずれでもよい。本体に内蔵されているものの場合には、装置構成が小さい、例えばスティック形状やカード形状をした小型半導体メモリを駆動するドライブが好ましい。
【0017】
図1に示したコンテンツ配信システムにおいては、クライアントから送信された検索条件に従って配信サーバMSはコンテンツを検索する。そして、サーバMSは検索の実行を要求したクライアントに対して、該検索結果を表示するための表示データを送信すると共に、該検索結果に従って順次に検索したコンテンツを送信する。クライアントでは表示データに従って検索結果を画面表示すると共に、コンテンツを再生する。そこで、上記したような処理を実行する「コンテンツ配信処理」について、図3を用いて説明する。図3は、本発明に係るコンテンツ配信処理の一実施例を示すフローチャートである。この実施例ではコンテンツ配信処理を、パソコン端末PCあるいは携帯端末MT等のクライアントと配信サーバMSとの間で行われる一連の処理として示した。以下、図3のフローチャートに従って、当該処理の動作を説明する。ただし、この実施例ではコンテンツとして曲データを配信する例について説明する。
【0018】
まず、クライアントではWWWブラウザを起動し、以下に示すステップS1〜S7までの処理を該起動したWWWブラウザにより実行する。ステップS1では、該起動したWWWブラウザからユーザによるURL(Uniform Resource Locator)の入力を受けつけ、ユーザにより検索条件入力画面のURLが入力されると、通信ネットワークX上に接続された複数の配信サーバMSの中から入力されたURLに対応した検索条件入力画面(後述する図4参照)用の表示データを記憶した配信サーバMSに対してアクセスを開始する。アクセスが開始された配信サーバMSでは受信したURLに基づいて、記憶している多数の画面の中から検索条件入力画面を生成する基となる表示データを読み出してクライアントへ返送する(ステップS11)。すなわち、クライアントはユーザによるURLの指定つまりアクセス要求に従って、配信サーバMSにアクセスし、該アクセスした配信サーバMS内に記憶されている多数の各種画面の中から受信したURLに対応したいずれかの画面を読み出してクライアント側で表示させることができる。通信ネットワークX上の配信サーバMSに記憶されている各種画面は該画面を生成する基となるHTML等で記述された表示データとして管理されており、それぞれの表示データは通信ネットワークX上の場所を示すURLにより特定できるように定義されている。つまり、URLは特定の配信サーバMSに記憶された表示データを指定するために用いられるアドレス情報であり、例えば文字列情報で構成される。ユーザはこのURLを指定することで配信サーバMSから表示データを読み出し、該表示データに基づいてクライアント側で指定したURLに対応する画面を表示させることができる。この表示データに基づいての各種画面を表示する処理は周知の技術であることから、ここでは説明を省略する。
【0019】
クライアントは配信サーバMSから表示データが返送されると、該返送された表示データに基づき表示画面上に「検索条件入力画面」を表示する(ステップS2)。そして、ユーザによる検索条件の入力を受け付け、該入力された検索条件を配信サーバMSに対して送信する(ステップS3)。ここで、クライアントでWWWブラウザにより表示される「検索条件入力画面」について、図4を用いて説明する。図4は、「検索条件入力画面」の一実施例を示す概念図である。この「検索条件入力画面」は、サーバに記憶されている多数の曲データの中から、ユーザ所望の曲データを絞り込むための検索条件を入力するための画面である。
【0020】
図4に示すように、「検索条件入力画面」は検索項目を入力するためのエリアA1と、検索キーワードを入力するためのエリアA2と、再生ボタンA3とを少なくとも含んだ画面構成である。検索項目入力エリアA1及び検索キーワード入力エリアA2は、ユーザ所望の曲データを絞り込むための検索条件を指定するためのエリアである。検索項目入力エリアA1では、当該エリアの右に配置されたアイコン(図4では塗りつぶした逆三角形及び四角形で示す)の操作に応答してプルダウンメニューが表示され、当該プルダウンメニューに表示される予めカテゴリ毎に分類されている曲の種類に関する大まかな検索条件の中から任意の検索条件を指定することができる。この実施例では予めカテゴリ毎に分類されている曲の種類に関する大まかな検索条件のうち「曲名」が指定されている例を示している。曲の種類に関する大まかな検索条件としては上記「曲名」の他に、例えばアーティスト名、作曲者名、作詞者名、アルバム名、音楽ジャンル、歌詞、テンポ、曲の発表年(月)、曲データの登録日時、タイアップ情報(例えば「○○のCM」、「TV番組○○のテーマ」等、曲が利用された商品や役務や作品等に関する種々の情報)などがある。
【0021】
検索キーワード入力エリアA2は上記したような曲の種類に関する大まかな検索条件の中から、さらにユーザ所望の曲データを絞り込むための細かな検索条件をキーワードにより指定するためのエリアである。ここでは複数のキーワードを入力することができ、入力した複数のキーワードについてAND条件やOR条件やNOT条件等での検索を行うように設定することができる。すなわち、検索条件は適宜に変更可能である。この実施例では、検索条件として2つのキーワードをOR条件で検索するように設定した例を示した(キーワード1+キーワード2:ただし、この実施例ではOR条件の演算子を表示するものとして記号「+」を用いている)。再生ボタンA3は、検索項目入力エリアA1及び検索キーワード入力エリアA2で指定された検索条件に従って、配信サーバMSに対し検索開始を指示するためのボタンである。すなわち、該再生ボタンA3の操作に伴い配信サーバMSに対して検索条件が送信され、後述するように配信サーバMSでは該検索条件に従って検索を実行し、その検索結果をクライアントに返送すると共に検索結果に対応した曲データを順次に配信する。
【0022】
なお、検索条件としては同時に複数の検索条件を選択可能に入力できるように構成してもよい。この場合、各検索条件の集合に対して集合演算を行うようにしてよい。例えば、図4に示した「検索条件入力画面」の実施例では図示していないが、上記曲の種類に関する大まかな検索条件の他に、予め決められているデータ種類に関する大まかな検索条件として、例えば両手演奏可能なデータ、対応楽譜のあるデータ、MIDIデータのタイプ、データの登録日時などを同時に指定することができるようになっていてもよい。こうしたデータ種類を指定できるようにすると、前述の曲名や曲の種類といった条件とは異なる観点から検索対象を絞り込むことができ、ユーザの使い勝手の向上を図ることができる。また、クライアントで使用することができないデータ種類(例えば、当該クライアントでは再生することのできない曲データの種類など)をユーザが予め除外しておき、ユーザが所有するクライアントで再生することが可能な曲データ種類の曲データのみを検索対象として検索することができるようになり有利である。
【0023】
なお、図4に示した「検索条件入力画面」ではユーザが逐一検索条件の指定を行うものを例に示したがこれに限らず、検索条件を予め定義しておいてもよい。すなわち、検索項目入力エリアA1乃至再生ボタンA3に代えて、予め定義済みの複数の検索条件を表示しておき、ユーザが当該検索条件をクリックしたことに応じて当該条件に基づく検索を実行するようにしてよい。例えば、「ロック」や「ポップス」等のジャンル別の検索条件、「’あ’で始まる曲名」あるいは「’い’で始まる曲名」などの検索条件を予め一覧表示しておく。ユーザが該一覧表示の中から例えば「ポップス」表示をクリックした場合には、図4に示した実施例における検索項目入力エリアA1に「音楽ジャンル」、検索キーワード入力エリアA2に「ポップス」を入力して再生ボタンA3を操作した場合と同様の検索を実行する。また、ユーザが該一覧表示の中から例えば「’あ’で始まる曲名」表示をクリックした場合には、図4に示した実施例における検索項目入力エリアA1に「曲名」、検索キーワード入力エリアA2に「’あ’で始まる」を入力して再生ボタンA3を操作した場合と同様の検索処理を実行する。
なお、提供可能なコンテンツを階層的に表示するように構成した場合には、階層を移動するたびに移動後の階層に含まれる曲データを検索するようにしてよい。例えば、「ロック」や「ポップス」等のジャンル別の検索条件、男性ボーカル(グループ)や女性ボーカル(グループ)等のアーティスト種類別の検索条件などを予め一覧表示しておき、ユーザが該一覧表示の中から例えば「ポップス」表示をクリックした場合には「J−POP」「US」「UK」などの下の階層に移動することができるとともに、移動した階層に合致する曲を検索する。勿論、こうした階層は段階的であってよく、下の階層に移動する毎に検索範囲が絞られて曲の検索が行われる。
【0024】
なお、部分一致で検索式を入力する以外にも、種々の一致条件、例えば、「(入力条件)で始まる、(入力条件)で終わる、(入力条件)と一致する等、あるいはこれらのNOT」などの条件を選択可能としてもよい。
なお、「検索結果表示画面」(後述する図7参照)に表示する検索結果の表示順を、例えばあいうえお順などのように並べかえて表示するように「検索条件入力画面」において設定できるようにしてもよい。
【0025】
図3に示したフローチャートの説明に戻って、配信サーバMSでは検索条件を受信すると、該検索条件に従って楽曲DBを参照して検索条件に合致する曲データを検索する「曲データ検索処理」を実行する(ステップS12)。楽曲DBは配信サーバMSに記憶されている楽曲毎に固有のユニークな識別子(曲ID番号)が付された曲データのそれぞれに対応して、予めカテゴリ毎に分類されている曲の種類に関する大まかな検索条件に対応するデータフィールド(例えば曲名、アーティスト名、作曲者名などを記憶したフィールド)を有すると共に、曲データの実体を参照するためのパス情報を記録したデータベースである。「曲データ検索処理」では受信した検索条件に従って楽曲DBの対応するデータフィールドを検索し、検索条件に該当したデータのパス情報を参照して曲データを順次に読み出す。こうした「曲データ検索処理」による検索が終了すると、配信サーバMSは検索結果として該当する曲データのあるなしに関わらず検索結果表示画面用の表示データをクライアントに対して送信する。さらに、検索結果として該当する曲データがある場合には読み出した曲データ及び該曲データに対応するように定義された背景画像用の背景データをクライアントに対して適宜の順序で順次に送信する。該「曲データ検索処理」の詳細な説明については後述する(図5参照)。
【0026】
クライアントは受信した検索結果表示画面用の表示データに基づいて、「検索結果表示画面」(図7参照)を表示する(ステップS4)。さらに、検索結果として該当する曲データがあった場合には当該曲データ及び背景データの受信を開始して(ステップS5)、受信した曲データを再生するためのアプリケーションプログラムである「再生処理」を起動する(ステップS6)。この「再生処理」はWWWブラウザから起動命令を受けて起動される処理であり(ステップS8)、WWWブラウザと並行的に動作して処理を実行する。該「再生処理」では、配信サーバMSからストリーム配信された曲データを逐次再生する。また、曲データの再生に応じて(つまり曲の進行にあわせて)、配信サーバMSから配信された背景データに基づいて背景画像を表示装置に表示する。こうした処理を実行する「再生処理」の詳細な説明については後述する(図6参照)。
【0027】
次に、上述した「コンテンツ配信処理」において配信サーバMSで実行される「曲データ検索処理」(図3のステップS12参照)及びクライアントで実行される「再生処理」(図3のステップS6参照)について、それぞれ図を用いて説明する。まず、「曲データ検索処理」について説明する。図5は、「曲データ検索処理」の一実施例を示すフローチャートである。
【0028】
ステップS21では、検索条件式を解析する。ステップS22では、楽曲DBから検索条件式に合致する曲データを検索する。ステップS23では、上記曲データの検索に応じた検索結果を表示するための検索結果表示画面(図7参照)用の表示データを生成して、該生成した表示データをクライアントに対して送信する。すなわち、クライアントにおいて「検索条件入力画面」を用いて入力された検索項目及び検索キーワード(検索条件式とも呼ぶ)に従って、楽曲DBから各キーワードに合致する曲データを検索し、さらに演算子に従って集合演算を行った結果を検索結果として採用する。そして、該検索結果は0乃至複数の曲ID番号で扱われ、各曲ID番号に対応して楽曲DBに定義されている曲に関する情報(例えば、曲名、アーティスト名など)を「検索結果表示画面」上にリスト表示するための表示データを生成する。ステップS24では、次の曲データが有るか否かを判定する。次の曲データが有ると判定した場合には(ステップS24のYES)、該当する曲データ及び該曲データに対応する背景データをクライアントに対して送信する(ステップS25)。すなわち、「検索結果表示画面」に表示された順(あるいはランダム)に曲ID番号に対応する曲データを読み出して、順次にクライアントにストリーム配信する。また、該曲の進行にあわせて背景映像を表示するための背景データがある場合には、該背景データを同時に送信する。クライアントでは、配信された曲データや背景データを受信データバッファに一時記憶する。なお、クライアントに対してストリーム配信する曲データの範囲は1曲分全体の曲データであってもよいし、曲の先頭から数秒〜数十秒などのように部分的な範囲の曲データのみであってもよい。
【0029】
次に、「再生処理」について説明する。図6は、「再生処理」の一実施例を示すフローチャートである。該再生処理はWWWブラウザと並列的に動作するアプリケーションプログラムであって、配信サーバMSから受信した曲データを再生する処理である。該「再生処理」で再生する曲データは、WWWブラウザにより受信データバッファから必要に応じて当該処理に転送される。
【0030】
ステップS31では、初期設定等を実行する。例えばクライアントの動作環境の取得(例えば、利用可能な音源デバイスの特定等)や、アプリケーションプログラムの実行結果などを表示するためのアプリケーションウインドウの表示といった初期設定を実行する。ステップS32では、その他の処理を実行する。その他の処理としては、例えばユーザによるボタン操作(例えば、曲データ再生の早送り/巻戻し/一時停止等の再生制御ボタン、アプリケーションプログラムを終了するための終了ボタン、背景表示の有無や表示する背景を選択するためのプルダウンメニュー等の操作)やメニュー選択操作、ウインドウ表示内容の更新処理等を含む。該「その他の処理」において終了ボタンの押下が検出された場合には、当該アプリケーションプログラムを終了する処理が行われる。ステップS33では、配信サーバMSから曲データを受信したか否かを判定する。曲データを受信していない場合には(ステップS33のNO)、曲データの再生を行うことなくステップS32の処理に戻る。すなわち、配信サーバMSから曲データを受信するまで「その他の処理」を実行することで、曲データ再生待機状態を維持する。一方、曲データを受信している場合には(ステップS33のYES)、WWWブラウザにより受信データバッファから必要に応じて曲データを転送してもらい該曲データを再生し(ステップS34)、ステップS32の処理に戻る。この場合には、曲データの受信(WWWブラウザによるデータ転送)が終了するか又は終了ボタンが押下されるまで、曲データの再生処理を実行し続ける(つまりステップS32〜S34までのループ処理を実行する)。
【0031】
上述した「曲データ検索処理」の実行により生成されて、クライアントでWWWブラウザにより表示される「検索結果表示画面」について説明する。図7は、「検索結果表示画面」の一実施例を示す概念図である。この「検索結果表示画面」は、配信サーバMSに記憶された多数の曲データの中から検索条件に合致した曲データに関する情報を表示することでユーザに対して検索結果を知らせるための画面である。図7(a)に検索結果として該当する曲データが1件もなかった場合の画面表示を、図7(b)に検索結果として該当する曲データが1件以上あった場合の画面表示をそれぞれ示した。
【0032】
図7(a)及び図7(b)から理解できるように、「検索結果表示画面」には検索条件及び該検索条件での検索結果を表示する。検索条件の表示には、「検索条件入力画面」において設定された検索項目(この実施例では曲名)と、検索キーワードとして入力されたキーワードとが表示される。そして、該検索条件での検索処理の結果として該当する曲データが1件も存在しなかった場合には、図7(a)に示した実施例のように「合致するデータはありません」などの、合致する曲データが存在しないことを示す旨の表示を行う。他方、該検索条件での検索処理の結果として該当する曲データが1件以上あった場合には、合致する曲データに関して曲データに関する情報のうち検索項目に該当する情報を表示する。図7(b)に示した実施例においては検索項目として「曲名」が選択されている例を示したことから、検索結果として「曲名」が表示される。また、上述したように「検索結果表示画面」に表示された検索結果に応じて順次に曲データが再生されることから、該「検索結果表示画面」において現在再生中の曲データに関する情報に対しては「再生中である」ことを示す旨の表示を行う。この実施例では、「再生中」表示と共に当該曲データに関する情報を反転表示(図では斜線で囲んだ四角形)した例を示した。勿論、上記実施例のように検索項目として「曲名」が選択された場合に、検索結果として「曲名」を表示するのみに限らず、該「曲名」に関わる曲に関する他の情報(例えば、アーティスト名など)をあわせて表示してもよいことは言うまでもない。
【0033】
なお、上述した実施例においてはWWWブラウザにより「検索結果表示画面」を表示させるようにしたが、「再生処理」により表示させるようにしてもよい。
なお、上述した実施例においてはWWWブラウザと再生処理とを別々のプログラムとして各々を起動することにより各処理を行うものを示したがこれに限らず、WWWブラウザと再生処理とが一体的に形成されているものであってもよい。そうした場合には、「検索結果表示画面」と背景画像とを1つのウィンドウ内に同時に表示するようにしてよい。
【0034】
なお、検索再生の対象とするデータは曲を再生するための曲データに限らず、静止画を表示するための静止画データ、映像を表示するためのムービーデータ、あるいは文字を表示するテキストデータなどであってもよい。
【0035】
【発明の効果】
この発明によれば、ユーザが指定した検索条件に従って抽出したコンテンツを配信サーバからクライアントに対して順次に配信し再生するようにしたことから、従来のようにユーザはコンテンツ検索後に明示的に特定のコンテンツに対する配信要求を行わなくても、ユーザ所望のコンテンツを特定することができるようになる、という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンテンツ配信システムの一実施例の全体システム構成を略示するシステムブロック図である。
【図2】 図1に示したコンテンツ配信システムにおいて用いられる各装置の1つの全体構成の一実施例を示すハード構成ブロック図である。
【図3】 本発明に係るコンテンツ配信処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図4】 検索条件入力画面の一実施例を示す概念図である。
【図5】 曲データ検索処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図6】 再生処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】 検索結果表示画面の一実施例を示す概念図である。図7(a)は該当する曲データが1件もなかった場合、図7(b)は該当する曲データが1件以上あった場合の画面である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…検出回路、4A…操作子、5…表示回路、5A…表示装置、6…音源回路、6A…サウンドシステム、7…通信インタフェース、8…外部記憶装置、1D…通信バス(データ及びアドレスバス)、X…通信ネットワーク、MS…配信サーバ、TS…中継サーバ、PC…パソコン端末、MT…携帯端末
Claims (4)
- 通信ネットワークを介して接続されたクライアントに対してコンテンツを提供するサーバ側のコンピュータにおいて、
ユーザによる検索指示に応じて、クライアントからコンテンツ検索条件を受信する手順と、
複数のコンテンツの中から前記コンテンツ検索条件に該当するコンテンツを検索してコンテンツ検索結果リストを生成する手順と、
前記生成したコンテンツ検索結果リストをクライアントに配信する手順と、
前記検索した1乃至複数のコンテンツを前記生成したコンテンツ検索結果リストに従った順序でクライアントに対して順次に配信する手順とを実行し、
前記検索したコンテンツに対するユーザによる個別の配信指示がなくても、前記コンテンツ検索結果リストをユーザ側で受信したことに応じたコンテンツの配信と、ユーザによる検索指示に応じて検索して得られた1乃至複数のコンテンツの再生とをクライアントに対して自動的に行わせるためのプログラム。 - 前記配信されるコンテンツは、それぞれ正規のコンテンツの一部のみであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
- 通信ネットワークを介して接続されたサーバからコンテンツを取得するクライアント側のコンピュータにおいて、
サーバに対してコンテンツ検索条件を送信する手順と、
該コンテンツ検索条件の送信に応じて、サーバから配信されたコンテンツ検索結果リストを受信する手順と、
前記受信したコンテンツ検索結果リストを表示する手順と、
該コンテンツ検索結果リストの受信に応じて、サーバから前記コンテンツ検索結果リストに従った順序で配信される1乃至複数のコンテンツを順次受信する手順と、
前記コンテンツの受信に応じて、該受信した1乃至複数のコンテンツを連続的に再生する手順と
を実行させるためのプログラム。 - 前記コンテンツの受信乃至再生に応じて、前記表示するコンテンツ検索結果リストにおける再生中のコンテンツの情報を、他のコンテンツの情報とは異なる態様にて表示することを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
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