JP4166995B2 - 冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造 - Google Patents
冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
栄養ドリンク剤や清涼飲料などを保冷、陳列する冷凍冷蔵ショーケースとして、例えば図4に示すものがあり、これは、前面に商品出入用の開口2を有する断熱壁で形成されるショーケース本体1の内部を仕切板3で区画して、商品収納庫4と冷気循環ダクト6とに形成し、ショーケース本体1の下方に機械室7を設け、該機械室7内に図示は省略するが冷凍サイクルを構成する凝縮器、凝縮器用の送風機および圧縮機を配設し、前記冷気循環ダクト6内に前記凝縮器などとともに冷凍サイクルを構成する冷却器と冷気循環用の送風機5とを配設している。
【0003】
そして、送風機5によって冷気循環ダクト6内に吸い込まれ、冷却器によって冷却された冷気は、上方の吹出口8から吹き出され、開口2に冷気エアカーテンを形成して商品収納庫4内の陳列棚9の上に載置してある商品を保冷するとともに、外気が開口2から商品収納庫4内に侵入することを阻止する。
【0004】
前記商品収納庫4内には、商品収納庫4内の背面に配設されている仕切板3に取り付けた棚受け10を介して複数段に陳列棚9が着脱自在に配設されるが、この陳列棚9は客が陳列棚9上の商品を選別または取り出すなどしたときに、この陳列棚9が前方に移動することを阻止する取付構造となっている。
【0005】
この取付構造は、従来は、例えば図5に示すように、棚受け10の上面の前端近傍と後端近傍と係止部となる切欠き凹部18をL字形に形成し、陳列棚9の下面から下方に向けてL字形の係止突起15を突設し、該係止突起15を切欠き凹部18に係止して陳列棚9を棚受け10に固定している。
【0006】
切欠き凹部18に係止突起15を挿入するには、図6に示すように係止突起15の水平部を切欠き凹部18の切欠きの開口の上方に位置させた(図6(a)の状態)後、陳列棚9をそのまま垂直下方に落とし込めば、係止突起15の水平部が切欠き凹部18の切欠きの開口から切欠き凹部18内に差し込まれて係止突起15の水平部が切欠き凹部18の水平底部にぶつかる(図6(b)の状態)。
【0007】
この状態から、陳列棚9を前方に移動して係止突起15を切欠き凹部18の底部でスライドし、係止突起15の先端を切欠き凹部18の先端に形成されている空所に挿入すれば(図6(c)の状態)、陳列棚9は上方への移動が阻止された状態で棚受け10に係止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように陳列棚9は前方に引き寄せた状態で棚受け10上に載置されていれば係止突起15が切欠き凹部18と嵌合して、棚受け10から外れることはないが、図6(d)に示すように例えば商品の出し入れなどの時に陳列棚9が後方に押されると係止突起15が切欠き凹部18内で後方に移動し、その結果、係止突起15の先端と切欠き凹部18の先端との嵌合が解除される。
【0009】
この状態で陳列棚9の前側に何らかの理由により上方からの荷重が加わると、陳列棚9の後部が持ち上がって棚受け10から外れて脱落することがある。特に、商品は陳列効果を上げるために陳列棚9の前部に積むことが多く、かかる場合は陳列棚9の後部が軽くなっているためにこの部分が持ち上がりやすい。
【0010】
また、陳列棚9を棚受け10の所定位置にセットするときも、係止突起15を切欠き凹部18内に差し込んだ後、陳列棚9を前方に移動させる作業を要して、取り付けの作業性がよくない。
【0011】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、棚受けに陳列棚を係止する陳列棚固定構造において、陳列棚に棚受け上で後方に移動させるような力が加わっても陳列棚が棚受けから脱落しにくく、さらに、後方へと押す力がなくなれば、陳列棚は元の正規の位置に自動的に復帰し、安全性の向上を図ることができるとともに、陳列棚を棚受けに取り付ける際も、係止突起を切欠き凹部内に挿入すれば、自動的に所定の係止位置にセットできて取付作業性の向上も図れる冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、第1に、前面に商品出入用の開口を有する断熱壁で形成されるショーケース本体の内部を仕切板で区画して、商品収納庫と冷気循環ダクトとに形成し、前記商品収納庫内の背面側に棚受けを固定し、該棚受け上部に形成した切欠き凹部に陳列棚の下面に形成したL字形の係止突起を係合して棚受け上に陳列棚を着脱自在に取り付け、前記棚受け上部に形成する切欠き凹部の底部前側を水平部に形成し、底部後側を傾斜部に形成し、切欠き凹部の全体を略L字形に形成した冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造において、前記切欠き凹部の傾斜部に段部を設けた。
【0013】
これにより、陳列棚を棚受け上に取り付けるとき、係止突起を切欠き凹部内に落とし込むだけで、係止突起が切欠き凹部内に形成されている傾斜部にそってスライドするから係止突起を切欠き凹部内の所定位置にセットでき、陳列棚を棚受けの所定位置に自動的に固定できる。
【0014】
また、所定位置に固定した後、商品出し入れ時などに陳列棚が後方に押されて移動しても、この押圧力がなくなれば、係止突起は切欠き凹部の傾斜部にそって自重で前方にスライドするから、陳列棚は棚受けの所定位置に復帰する。よって、陳列棚が後方に移動して、この状態で上方からの力が陳列棚に加わることで陳列棚の後部が持ち上がり陳列棚が外れることを最小に止めることができる。
【0015】
さらに、陳列棚が後方に押されて移動する場合であっても、係止突起は傾斜部にそって後方に移動した後、段部にぶつかり、この箇所でそれ以上の移動が阻止されるから係止突起が切欠き凹部からより脱落しにくくなる。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造の実施形態を示す側面図で、冷凍冷蔵ショーケースの全体構造は図4について既に説明したとおりであるからここでの詳細な説明は省略する。
【0018】
本発明の陳列棚9もショーケースの商品収納庫4内で背面側の仕切板3から前方に向けて取り付けた棚受け10の上に着脱自在に取り付けられるもので、棚受け10の構造として、上部に係止部となる切欠き凹部を形成し、陳列棚9の側にはその下面から下方に向けて係止突起15を突設し、該係止突起15を切欠き凹部に係止して陳列棚9を棚受け10に固定する構造、および係止突起15をL字形の切り起こしによる突起で形成する構造は従来と同様である。
【0019】
切欠き凹部は、棚受け10の上部の前端近傍と後端近傍とにそれぞれ複数形成するが、前端近傍に形成する切欠き凹部17は、図3にも示すように全体を略L字形に形成し、底部前側を水平部17aに、底部後側を切欠きの開口17eに続く傾斜部17bに形成し、該傾斜部17bの途中に垂直部による段部17cを設けたもので、底部の前側先端に形成される空所17dを係止突起15の先端が挿入する係合部とした。
【0020】
後端近傍にも複数の切欠き凹部16を形成する。該切欠き凹部16の形状は全体的には前記切欠き凹部17と同様であるが、開口16eの幅を切欠き凹部17の開口17eの幅よりも狭くし、空所16dの奥行きを切欠き凹部17の空所17dの奥行きよりも大きく形成した。
【0021】
なお図1において、11は補強部材を兼ねる取付部材12により陳列棚9の前部下面に取り付けた蛍光灯などの照明灯、13はプライスプレート、14は陳列棚9上に陳列した商品の落下を防止するための棚ガードを示す。
【0022】
陳列棚9を棚受け10に取り付ける方法を図2について前端近傍に設けた切欠き凹部17に係止突起15を係合する場合を例にとって説明する。係止突起15を切欠き凹部17の開口17e近傍に位置させ(図2(a)の状態)、係止突起15の先端の水平部を開口17eから凹部内に挿入すれば、係止突起15の先端は図2(b)に示すように傾斜部17bにそって自重で下方にスライドする。
【0023】
その結果、図2(c)に示すように係止突起15の先端は水平部17a上に落とし込まれて空所17d内に入り込む。この状態で係止突起15と切欠き凹部17とが係合し、陳列棚9が棚受け10の所定位置に固定される。
【0024】
後端近傍に設けてある切欠き凹部16にも同様にして係止突起15を係合するが、切欠き凹部16の開口16eの方が切欠き凹部17の開口17eよりも幅が狭いので、陳列棚9を棚受け10に取り付ける際は、順序として係止突起15を後端近傍に設けてある切欠き凹部16に先に係止してから、その後で先端近傍に設けてある切欠き凹部17に係止する。
【0025】
この状態で商品の出し入れなどによって陳列棚9が後方に押されると、係止突起15が切欠き凹部16、17の水平部16a、17aにそって後方に移動し、さらに傾斜部16b、17bにそって後方に移動するが、この段階で後方への押圧力が無くなれば、係止突起15は陳列棚9とその上の商品との自重で再び傾斜部16b、17bにそって前方に移動し、空所16d、17d内に入り込んで所定位置に復帰する。よって、陳列棚9が後方に押されて、係止突起15が切欠き凹部16、17の開口16e、17eの近くに達しても、この状態から陳列棚9が棚受け10から外れることを最小に阻止できる。
【0026】
また、前記のようにして係止突起15が傾斜部16b、17bにそって後方に移動したとき、傾斜部16b、17bの途中には垂直な段部16c、17cが設けてあるから、係止突起15はこの段部16c、17cにぶつかりそれ以上の後方への移動を阻止され、係止突起15が切欠き凹部16、17から抜け出ることが阻止される。
【0027】
さらに、陳列棚9が後方に押された状態で、陳列棚9の前部に上からの荷重が加わると、陳列棚9の前部に多くの商品が陳列されている場合などは特に、陳列棚9の後部が軽くなっているため後部が持ち上がりやすくなっているが、後方の切欠き凹部16の開口16eは幅が狭いので、係止突起15が段部16cでそれ以上の後方への移動が阻止されている状態では、この開口16eから係止突起15が抜け出るおそれはない。
【0028】
よって、前方の係止突起15が切欠き凹部17から外れても後方の係止突起15は切欠き凹部16から外れることはなく、陳列棚9が棚受け10から持ち上がって脱落することもない。
【0029】
なお、陳列棚9を棚受け10から外すには、陳列棚9をわずか後方に移動し、前方の係止突起15を切欠き凹部17から外した後、後方の係止突起15を切欠き凹部16から外して陳列棚9を引き上げればよい。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造は、第1に、前面に商品出入用の開口を有する断熱壁で形成されるショーケース本体の内部を仕切板で区画して、商品収納庫と冷気循環ダクトとに形成し、前記商品収納庫内の背面側に棚受けを固定し、該棚受け上部に形成した切欠き凹部に陳列棚の下面に形成したL字形の係止突起を係合して棚受け上に陳列棚を着脱自在に取り付け、前記棚受け上部に形成する切欠き凹部の底部前側を水平部に形成し、底部後側を傾斜部に形成し、切欠き凹部の全体を略L字形に形成した冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造において、 前記切欠き凹部の傾斜部に段部を設けた。
【0031】
これにより、陳列棚を棚受け上に取り付けるとき、係止突起を切欠き凹部内に落とし込むだけで、係止突起が切欠き凹部内に形成されている傾斜部にそってスライドするから係止突起を切欠き凹部内の所定位置にセットでき、陳列棚を棚受けの所定位置に自動的に固定できる。
【0032】
また、所定位置に固定した後、商品出し入れ時などに陳列棚が後方に押されて移動しても、この押圧力がなくなれば、係止突起は切欠き凹部の傾斜部にそって自重で前方にスライドするから、陳列棚は棚受けの所定位置に復帰する。よって、陳列棚が後方に移動して、この状態で上方からの力が端列棚に加わることで陳列棚の後部が持ち上がり陳列棚が外れることを最小に止めることができる。
【0033】
さらに、前記切欠き凹部の傾斜部に段部を設けたことにより、陳列棚が後方に押されて移動する場合であっても、係止突起は傾斜部にそって後方に移動した後、段部にぶつかり、この箇所でそれ以上の移動が阻止されるから係止突起が切欠き凹部からより脱落しにくくなる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造の実施の形態を示す側面図である。
【図2】本発明の冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造の実施の形態を示す移動状態の要部の側面図である。
【図3】本発明の冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造の実施の形態を示す要部である切欠き凹部の側面図である。
【図4】冷凍冷蔵ショーケースの縦断側面図である。
【図5】従来の冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造の側面図である。
【図6】従来の冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造の移動状態の要部の側面図である。
【符号の説明】
1…ショーケース本体 2…開口 3…仕切板
4…商品収納庫 5…送風機 6…冷気循環ダクト
7…機械室 8…吹出口 9…陳列棚
10…棚受け 11…照明灯 12…取付部材
13…プライスプレート 14…棚ガード 15…係止突起
16、17…切欠き凹部 16a、17a…水平部
16b、17b…傾斜部 16c、17c…段部 16d、17d…空所
16e、17e…開口 18…切欠き凹部
Claims (1)
- 前面に商品出入用の開口を有する断熱壁で形成されるショーケース本体の内部を仕切板で区画して、商品収納庫と冷気循環ダクトとに形成し、前記商品収納庫内の背面側に棚受けを固定し、該棚受け上部に形成した切欠き凹部に陳列棚の下面に形成したL字形の係止突起を係合して棚受け上に陳列棚を着脱自在に取り付け、前記棚受け上部に形成する切欠き凹部の底部前側を水平部に形成し、底部後側を傾斜部に形成し、切欠き凹部の全体を略L字形に形成した冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造において、
前記切欠き凹部の傾斜部に段部を設けたことを特徴とする冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造。
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| JP2002090947A JP4166995B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 冷凍冷蔵ショーケースの陳列棚取付構造 |
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