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JP4167638B2 - マルチ画面テレビジョン受像機およびマルチ画面表示方法 - Google Patents
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JP4167638B2 - マルチ画面テレビジョン受像機およびマルチ画面表示方法 - Google Patents

マルチ画面テレビジョン受像機およびマルチ画面表示方法 Download PDF

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本発明は、複数のチャンネルの画面を同時に表示することができる、マルチ画面テレビジョン受信装置およびマルチ画面表示方法に関する。
マルチ画面表示が可能な種々のテレビジョン受像機が提案されている。一例として、特許文献1には、2台のチューナを備えるマルチ画面テレビジョン受像機が提案されている。このマルチ画面テレビジョン受像機では、マルチ画面が親画面と複数の子画面から構成されている。親画面には、一方のチューナで受信したチャンネルが常に表示される。各子画面には、他方のチューナの受信チャンネルを周期的に切り替えることで得られた各チャンネルの静止画がそれぞれ表示される。各子画面に表示される静止画は、一定の周期で更新される。
また、特許文献2には、複数のチューナを有し、各チューナで受信したチャンネルの画面が同時に表示されるマルチ画面テレビジョン受像機が記載されている。このマルチ画面テレビジョン受像機では、各画面に動画を表示することができる。
特開平6−178227号公報 特開平7−067061号公報
しかしながら、上述した従来の装置に以下のような問題がある。
特許文献1に記載の受像機においては、子画面の表示は静止画であり、その更新周期はある程度長いため、更新前の静止画と更新後の静止画の間における相関が弱い。このため、静止画では放送番組の内容を把握し難い、という問題を生じる。なお、1台のチューナの受信チャンネルを切り替えて表示する場合、受信チャンネルの切り替えには、ある程度の時間を要することから、静止画の更新周期を短くして動画のように見せることは困難である。
特許文献2に記載の受像機においては、マルチ画面には、各チューナで受信したチャンネルの動画が表示するようになっているため、放送番組の内容を容易に把握することが可能である。しかしながら、表示するチャンネル数だけ、チューナを用意する必要がある。例えば、5つのチャンネルの画面を表示する場合は、5台のチューナが必要である。このため、コスト面で不利となる上、装置も大掛かりなものとなる。
本発明の目的は、上記問題を解決し、放送番組の内容を容易に把握することのできる、低コストで小型のマルチ画面テレビジョン受像機およびマルチ画面表示方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のマルチ画面テレビジョン受像機は、テレビジョン放送を受信する少なくとも1つのチューナの受信チャンネルを予め設定された複数のチャンネルにおいて一定の時間間隔で順次切り替える制御部と、前記少なくとも1つのチューナから前記一定の時間間隔で出力された動画データがチャンネル毎に順次蓄積される蓄積部と、前記蓄積部に蓄積された前記一定の時間間隔の動画データをチャンネル別に読み出して同時に再生する再生部と、前記再生部で同時再生された各チャンネルの動画データがマルチ画面として表示される表示部と、前記テレビジョン放送に関する番組表が格納された記憶部と、現在の時刻情報を提示する時計部とを有するマルチ画面テレビジョン受像機であって、前記番組表には、前記複数のチャンネルのそれぞれで放送される番組の開始時間および番組時間長が付記されており、前記制御部が、前記蓄積部に格納される動画データに、当該動画データが放送された時点の時刻を前記時計部からの時刻情報に基づいて付与するとともに、前記番組表の番組の開始時間および番組時間長と前記時計部から供給される現在の時刻情報とから現在放送中の番組を抽出し、前記再生部で同時再生された各チャンネルの動画データは、前記蓄積部に格納された動画データに付与されている時刻が、前記制御部で抽出された現在放送中の番組の開始時間以降で、かつ、当該番組の番組時間長内に含まれる動画データである、ことを特徴とする
また、本発明のマルチ画面表示方法は、テレビジョン放送を受信する少なくとも1つのチューナの受信チャンネルを予め設定された複数のチャンネルにおいて一定の時間間隔で順次切り替える第1のステップと、前記少なくとも1つのチューナから前記一定の時間間隔で出力された動画データをチャンネル毎に蓄積部に順次蓄積するとともに、該蓄積部に格納される動画データに、当該動画データが放送された時点の時刻を時計部から供給される現在の時刻情報に基づいて付与する第2のステップと、前記蓄積部に蓄積された前記一定の時間間隔の動画データをチャンネル別に読み出して同時に再生する第3のステップと、前記同時再生した各チャンネルの動画データを前記マルチ画面として表示する第4のステップとを含み、前記第3のステップは、前記テレビジョン放送に関する番組表として、前記複数のチャンネルのそれぞれで放送される番組の開始時間および番組時間長が付記された番組表を取得するステップと、前記番組表の番組の開始時間および番組時間長と前記時計部から供給される現在の時刻情報とから現在放送中の番組を抽出するステップとを含み、前記同時再生される各チャンネルの動画データが、前記蓄積部に格納された動画データに付与されている時刻が、前記抽出された現在放送中の番組の開始時間以降で、かつ、当該番組の番組時間長内に含まれる動画データであることを特徴とする
上記のとおりの本発明では、マルチ画面には、各チャンネルの映像が動画で表示されるので、放送番組の内容を容易に把握することができる。加えて、チューナの台数は、マルチ画面に表示されるチャンネル数よりも少なくてよいので、表示するチャンネル数だけチューナを用意する必要のある従来の受像機に比べて、より低コストで、より小型なものを提供することが可能である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機の概略構成示すブロック図である。このマルチ画面テレビジョン受像機は、パーソナルコンピュータやレコーダに適用されるものであって、その主要部は、アンテナ1、分配器2、チューナ3a、3b、エンコーダ4a、4b、蓄積部5、デコーダ6、映像合成部7、表示部8、操作部12および制御部9からなる。
アンテナ1は、テレビジョン放送波を受信するための既存のアンテナである。分配器2は、1入力、2出力の既存の分配器である。アンテナ1からの出力信号は、分配器2を介してチューナ3a、3bのそれぞれに供給されている。
チューナ3a、3bは、いずれも同じ構成のものであって、制御部9によって受信チャンネルの選局が行われる。チューナ3a、3bは、アンテナ1の出力信号に含まれている各チャンネルの信号のうちから、制御部9によって選局されたチャンネルの信号を取り出す。チューナ3aの出力は2つに分岐され、一方は表示部8に、他方はエンコーダ4aに供給されている。チューナ3aの出力はエンコーダ4bに供給されている。
エンコーダ4a、4bおよびデコーダ6は、例えばMPEG(Moving Picture Cording Experts Group)方式のエンコーダ/デコーダである。各エンコーダ4a、4bで符号化(圧縮)された動画データは蓄積部5に格納される。デコーダ6は、蓄積部5に格納された動画データを読み出して復号する。これらエンコーダ4a、4bによる符号化およびデコーダ6による復号の処理は、いずれも制御部9によって制御される。
映像合成部7は、デコーダ6にて復号した複数のチャネルの動画データを合成するものである。この映像合成部7で合成された動画データは、表示部8に供給される。表示部8は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイなどの表示デバイスより構成されるものである。
操作部12は、入力用ボタン、タッチパネル、リモートコントローラなどの入力装置により構成されるものである。制御部9は、マルチ画面テレビジョン受像機全体の動作を制御するものであって、操作部12における使用者による入力操作を受け付けて当該受像機の各部の動作を制御するとともに、不図示の記憶装置に予め格納されたプログラムに従って、テレビジョン放送の受信処理、通常の視聴/録画モードの処理、マルチ画面表示モードの処理などを含む各種処理を実行する。通常の視聴/録画モードおよびマルチ画面表示モードは、操作部12を通じて使用者が所定の入力操作を行うことで任意に切り替えることが可能である。
次に、本実施形態のマルチ画面テレビジョン受像機の動作について説明する。ここでは、通常の視聴/録画モードおよび特徴となるマルチ画面表示モードに分けて動作を説明する。
(1)通常の視聴/録画モード:
通常表示モードでは、チューナ3aが使用される。制御部9は、操作部12にて使用者が指定したチャンネルを選局するための選局制御信号をチューナ3aに供給する。チューナ3aでは、制御部9からの選局制御信号に応じて受信チャンネルが設定される。受信チャンネルの設定後、チューナ3aは、テレビジョン放送波のうちの、その設定されたチャンネルの映像信号を取り出し、増幅して表示部8に供給する。これにより、表示部8では、使用者が指定したチャンネルの映像が表示される。
また、使用者が操作部12にて録画を行うための操作を行うと、制御部9は、エンコーダ4を介した蓄積部5への動画データの蓄積を開始する。こうして録画が開始される。録画開始後、使用者が操作部12にて録画を終了するための操作を行うと、制御部9は、エンコーダ4を介した蓄積部5への動画データの蓄積を終了する。こうして録画が終了する。蓄積部5内に蓄積した動画データには、タイトル、番組名など種々の情報を付与することが可能である。
蓄積部5には、複数の動画データ(番組など)を格納することができる。制御部9は、蓄積部5に格納された動画データの一覧を表示部8に表示させたり、その表示された一覧から使用者が操作部12を通じて任意に選択した動画データをデコーダ6にて復号させて表示部8に表示させたりすることができる。
(2)マルチ画面表示モード:
マルチ画面表示モードでは、チューナ3bが使用され、チューナの台数より多いチャンネル数のマルチ画面表示が行われる。マルチ画面に表示される各チャンネルは使用者によって予め設定されている。制御部9は、操作部12にて所定の入力操作が行われると、使用者によって予め設定されているチャンネルの範囲で、チューナ3bの受信チャンネルを一定の周期で切り替える。図2に、「1ch」〜「3ch」の3つのチャンネルを一定の周期で切り替えた場合のマルチ画面表示処理の一例を示す。図2中、(a)はチューナ3bの受信チャンネルの切り替えの様子、(b)は蓄積部5への動画データの蓄積の様子、(c)は表示部8におけるマルチ画面表示の様子をそれぞれ示す。
まず、図2(a)を参照して、制御部9による受信チャンネルの切り替えについて説明する。図2(a)中、長い破線は、チューナ3aに設定されている受信チャンネルを示し、短い破線は、チューナ3bに設定されている受信チャンネルを示す。チューナ3aの受信チャンネルは「2ch」に固定され、チューナ3bの受信チャンネルは、10秒ごとに切り替わる。チューナ3aからの映像は、ここでは、使用されていないので、その説明は省略する。
最初の10秒間(「0s」〜「10s」)は、制御部9は、チューナ3bに対して「1ch」の選局制御信号を供給する。次の10秒間(「10s」〜「20s」)は、制御部9は、チューナ3bに対して「2ch」の選局制御信号を供給する。次の10秒間(「20s」〜「30s」)は、制御部9は、チューナ3bに対して「3ch」の選局制御信号を供給する。このようにして、制御部9は、10秒ごとに、チューナ3aの受信チャンネルを「1ch」、「2ch」、「3ch」の3つのチャンネルの範囲で順に切り替える。
蓄積部5には、「1ch」〜「3ch」のチャンネル毎に動画データの格納領域が用意されており、それぞれの格納領域に、チューナ3bから供給される一定時間分の映像の動画データが順に取り込まれる。蓄積部5に格納される一定時間分の映像を1セグメントと呼ぶ。ここでは、10秒間の映像を1セグメントとする。
図2(b)の例を参照すると、最初の10秒間(「0s」〜「10s」)は、チューナ3bから「1ch」の映像が供給され、その供給された映像の動画データが「1ch」の格納領域に格納される。次の10秒間(「10s」〜「20s」)は、チューナ3bから「2ch」の映像が供給され、その供給された映像の動画データが「2ch」の格納領域に格納される。次の10秒間(「20s」〜「30s」)は、チューナ3bから「3ch」の映像が供給され、その供給された映像の動画データが「3ch」の格納領域に格納される。こうして、「1ch」〜「3ch」の各格納領域には、最初の30秒間(1回目のターン)で、1セグメント分の動画データが格納される。2回目以降のターンも同様な手順で各格納領域に1セグメント分の動画データが格納される。
蓄積部5の「1ch」〜「3ch」の各格納領域に動画データがセグメント単位に格納された後、制御部9は、その格納された動画データの復号を開始するための信号をデコーダ6に供給する。デコーダ6は、制御部9からの復号開始信号に応じて、蓄積部5の「1ch」〜「3ch」の格納領域毎に、格納されている動画データをセグメント単位に順に読み出して復号する。このデコーダ6によって復号された各チャンネルの動画データは映像合成部7にて合成される。表示部8では、その合成された動画データに基づいてマルチ画面表示が行われる。この場合のマルチ画面は、図2(c)に示すように、「1ch」、「2ch」、「3ch」の各チャンネルに対応する3つの画面からなる。
「1ch」の画面では、図2(b)に示した「1ch」の格納領域から、1個目のセグメントの動画データ(「0s」〜「10s」の動画データ)が読み出されて表示された後、続いて、2個目のセグメントの動画データ(「30s」〜「40s」の動画データ)が読み出されて表示される。こうして、動画データがセグメント単位に順に読み出されて再生される。
「2ch」の画面においても、同様に、図2(b)に示した「2ch」の格納領域から、1個目のセグメントの動画データ(「10s」〜「20s」の動画データ)が読み出されて表示された後、続いて、2個目のセグメントの動画データ(「40s」〜「50s」の動画データ)が読み出されて表示される。こうして、動画データがセグメント単位に順に読み出されて再生される。
「3ch」の画面においても、同様に、図2(b)に示した「3ch」の格納領域から、1個目のセグメントの動画データ(「30s」〜「40s」の動画データ)が読み出されて表示された後、続いて、2個目のセグメントの動画データ(「50s」〜「60s」の動画データ)が読み出されて表示される。こうして、動画データがセグメント単位に順に読み出されて再生される。
上述したマルチ画面表示によれば、マルチ画面表示モードに切り替え後、最初の10秒間は、「1ch」の画面に1個目のセグメントの動画データ(「0s」〜「10s」の動画データ)が、「2ch」の画面に1個目のセグメントの動画データ(「10s」〜「20s」の動画データ)が、「3ch」の画面に1個目のセグメントの動画データ(「20s」〜「30s」の動画データ)が同時に表示される。次の10秒間は、「1ch」の画面に2個目のセグメントの動画データ(「30s」〜「40s」の動画データ)が、「2ch」の画面に2個目のセグメントの動画データ(「40s」〜「50s」の動画データ)が、「3ch」の画面に2個目のセグメントの動画データ(「50s」〜「60s」の動画データ)が同時に表示される。このようにして、各チャンネルの画面には、20秒おきに、10秒間にわたって動画が表示される。
次に、上述したマルチ画面表示モードにおける、エンコーダ4bによる符号化を含む動画データの蓄積処理およびデコーダ6による復号を含む動画データの再生処理の手順を説明する。
図3は、動画データの蓄積処理の一手順を示すフローチャートである。この動画データの蓄積処理では、マルチ表示画面の各画面に表示されるチャンネルごとに、制御部9による制御によって以下のような処理が実行される。
まず、蓄積開始指示があったか否かが判断される(ステップS10)。蓄積開始指示は、使用者が操作部12にて所定の入力操作を行った場合に、自動的に発生するようになっている。ここで、所定の入力操作は、マルチ画面表示モードへの切り替え操作であってもよいし、当該受像機の電源をオンとする操作であってもよい。蓄積開始指示があった場合は、チューナ3bの受信チャンネルを予め指定されたチャンネルに合わせ(ステップS11)、蓄積部5の該当するチャンネルの格納領域への動画データの格納を開始する(ステップS12)。
次いで、一定時間経過したか否かが判断される(ステップS13)。この判断で、「No」となった場合は、ステップS12の動画の蓄積を続け、「Yes」となった場合は、続いて、蓄積終了指示があったか否かが判断される(ステップS14)。この蓄積終了指示も、使用者が操作部12にて所定の入力操作を行った場合に、自動的に発生するようになっている。ここで、所定の入力操作は、マルチ画面表示モードから通常の視聴/録画モードへの切り替え操作であってもよいし、当該受像機の電源をオフとする操作であってもよい。蓄積終了指示がない場合は、チューナ3bの受信チャンネルを予め指定された次のチャンネルに合わせ(ステップS15)、ステップS12の処理に移行する。蓄積終了指示があった場合は、動画データの蓄積処理を終了する。
図4は、動画データの再生処理の一手順を示すフローチャートである。この動画データの再生処理は、マルチ表示画面の各画面に表示されるチャンネルごとに、制御部9による制御によって以下のような処理が実行される。
まず、再生開始指示があったか否かが判断される(ステップS10)。再生開始指示は、使用者が操作部12にて所定の入力操作を行った場合に、自動的に発生するようになっている。所定の入力操作は、具体的には、マルチ画面表示モードへの切り替え操作である。再生開始指示があった場合は、蓄積部5の該当するチャンネルの格納領域に、表示すべき1セグメント分の動画データが格納されているか否かが判断される(ステップS21)。この判断で「No」となった場合は、前回表示した1セグメント分の動画データを再表示し(ステップS22)、その後、再びステップS21の判断を行う。
ステップS21の判断で「Yes」となった場合は、続いて、表示すべき1セグメント分の動画データを取り出してデコードする。このデコードされた動画データは、映像合成されてマルチ画面の該当するチャンネル画面に表示される。その後、再生終了指示があったか否かが判断される(ステップS24)。この判断で「No」となった場合は、ステップS21に移行し、「Yes」となった場合は、動画データの再生処理を終了する。
以上の動画データの蓄積処理および再生処理は連動して行われる。これらの蓄積処理および再生処理によれば、各チャンネルの画面には動画が表示されるので、静止画を表示する場合に比べて、放送番組の内容の把握が容易になる。
また、図2に示したように、「1ch」〜「3ch」の3つのチャンネルについてマルチ画面表示を行う場合は、蓄積部5から3チャンネル分の動画データが同時に読み出される。この場合の蓄積部5からの動画の読出しペースは、蓄積部5への動画の蓄積ペースの3倍となるため、いずれ蓄積分がなくなることになる。上述した再生処理によれば、蓄積分がない場合は、ステップS22にて前回の動画表示が行われるため、表示が途切れる(表示データの無い状態)といった問題は生じない。
上述した実施形態は本発明の一例であり、その構成および処理は適宜変更することができる。例えば、マルチ画面表示モードにおいて、2台のチューナ1、2を用いるようにしてもよい。この場合は、チューナ1、2によって2チャンネル同時に動画データを蓄積部5に格納することが可能となる。具体的には、「1ch」〜「3ch」のマルチ画面表示の場合であれば、「1ch」と「2ch」、「2ch」と「3ch」、「3ch」と「1ch」といった組み合わせで、チューナ1、2の受信チャンネルを10秒ごとに順次切り替えて、2チャンネル同時に動画データを蓄積部5に格納する。こうすることで、蓄積部5への動画の蓄積ペースは1台のチューナの場合に比べて2倍となり、ステップS22の前回の動画表示が行われる頻度を少なくすることができる。
加えて、1台のチューナを使用した場合は、各チャンネルの画面では、20秒おきに、10秒間にわたって動画表示されるのに対して、2台のチューナを使用した場合は、各チャンネルの画面では、10秒おきに、20秒間にわたって動画が表示されることになる。このように、各チャンネルにおいて、セグメント単位に表示される動画の、セグメント間における連続性がよくなり、その結果、放送番組の内容をより把握し易くなる。
また、チューナの数は2台に限定されるものではなく、マルチ画面表示されるチャンネルの数がチューナの台数より多いという条件を満たすのであれば、チューナ台数は特に限定されるものではない。ただし、チューナの台数を多くすれば、セグメント間における連続性がさらによくなるが、コストや装置の大きさの面で不利となる。
さらに、チューナ1で常時受信されている映像をマルチ画面の1つの画面に表示することも可能である。この場合は、チューナ2の受信チャンネルの切り替えを行う際に、チューナ1に設定されている受信チャンネルをスキップするようにしてもよい。具体的には、図2の例において、「2ch」の画面には、チューナ1で常時受信されている映像を表示するようにし、残りの「1ch」および「3ch」の画面については、チューナ2の受信チャンネルを切り替えながら映像表示を行う。
(実施形態2)
マルチ画面表示モードにおいて、現時点で放送されている番組より前に放送された番組の映像が表示される場合がある。例えば、電源オンと同時に、マルチ画面表示用の動画データの蓄積部5への蓄積が開始され、その蓄積開始から2時間経過後に、マルチ画面表示モードへの切り替え操作が行われた場合に、蓄積部5に格納された動画データを最初から再生してしまうと、2時間前の映像が表示されることになる。現時点で放送されている番組が、放送時間が1時間の番組である場合は、2時間前の映像は、現時点で放送されている番組の前に放送された番組となる。このように、現時点で放送されていない番組がマルチ画面表示されると、使用者は、その表示された番組に基づいて見たい番組を選択することができなくなる。ここでは、現時点で放送されている番組のマルチ画面表示が可能な形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機の概略構成を示すブロック図である。このマルチ画面テレビジョン受像機は、図1に示した受像機と基本的には同じであるが、制御部9が、記憶部10に格納された番組表(EPG:Electronic Program Guide)を参照して、現在放送中の番組の動画をマルチ画面表示させるように制御する点が異なる。
記憶部10は、RAM(Random Access Memory)に代表される半導体メモリ等からなり、所定のテレビジョン放送またはインターネットを通じて予め取得した番組表が格納される。番組表の取得自体は、すでに良く知られている技術であり、本実施形態の特徴とはあまり関連しないので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
制御部9は、マルチ画面表示モードでは、チューナ3bの受信チャンネルを切り替えながら、エンコーダ4bによる符号化処理および蓄積部5への動画データの格納処理を実行するとともに、デコーダ6による復号処理を記憶部10に格納された番組表と連動して実行させる。動画データを蓄積部5に格納する場合は、制御部9は、現在時刻を供給する時計部11からの時刻情報を動画データに付与する。デコーダ6による復号処理を実行させる場合は、制御部9は、番組表から現時点で放送されている番組の放送開始時間を取得し、この放送開始時間以降の時刻情報が付与された動画データについて復号処理を行わせるようにデコーダ6を制御する。
図6に、制御部9によって行われる、現時点で放送されている番組の動画を表示する場合の制御の一手順を示す。
まず、再生開始指示があったか否かが判断される(ステップS30)。再生開始指示は、使用者が操作部12にて所定の入力操作を行った場合に、自動的に発生するようになっている。所定の入力操作は、具体的には、マルチ画面表示モードへの切り替え操作である。再生開始指示があった場合は、続いて、時計部11からの時刻情報に基づいて現在の時刻を取得する(ステップS31)。そして、記憶部10に格納されている番組表を参照し、取得した現在の時刻から現在放送中の番組の情報を取得する(ステップS32)。この取得した番組情報には、放送開始時間が含まれている。
次に、蓄積部5の該当するチャンネルの格納領域に格納されている動画データのうちから、ステップS32で取得した番組情報(放送開始時間)と各動画データに付与されている時刻情報(放送時刻)とに基づいて、現在放送中の番組に関する動画データを判断する(ステップS33)。続いて、現在放送中の番組に関する動画データのうち、時刻情報(放送時刻)が最も古い動画データの先頭に再生(復号)開始地点を設定し(ステップS34)、1セグメント分の動画データを再生(復号)する(ステップS35)。
1セグメント分の動画データの再生(復号)が行われると、続いて、次のセグメントが存在するか否かの判断を行う(ステップS36)。ステップS36の判断で「Yes」となった場合は、次のセグメントの先頭に再生(復号)開始地点を設定し(ステップS37)、ステップS34へ移行する。ステップS36の判断で「No」となった場合は、続いて、再生終了指示があったか否かが判断される(ステップS38)。ステップS38の判断で「No」となった場合は、同じセグメントの先頭に再生(復号)開始地点を設定し(ステップS39)、ステップS34に移行する。ステップS38の判断で「Yes」となった場合は、当該再生制御の処理を終了する。
以上の制御部9による再生制御が、マルチ画面表示される各チャンネルについて行われる。これにより、各チャンネルの画面には、現時点で放送されている番組に関する動画が表示されることになる。
図7に、現在放送中の番組の動画をマルチ画面表示する場合の動画データと番組表の関係を示す。図面左部分には、蓄積部5の「1ch」、「2ch」、「3ch」の各格納領域に格納された動画データ(蓄積映像)が模式的に示されており、図面右側部分には、「1ch」、「2ch」、「3ch」の3チャンネル分の番組表が示されている。
番組表において、「1ch」の欄には、現時点で放送されている番組D(放送開始時間は「21:00」である。)とその前に放送された番組A(放送時間は「19:00」〜「20:59」である)に関する番組情報が格納されている。「2ch」の欄には、現時点で放送されている番組F(放送開始時間は「22:00」である。)とその前に放送された番組E(放送時間は「21:00」〜「21:59」である)および番組B(放送終了時間は「20:59」である)に関する番組情報が格納されている。「3ch」の欄には、現時点で放送されている番組G(放送開始時間は「20:30」である。)とその前に放送された番組C(放送時間は「19:30」〜「20:29」である)に関する番組情報が格納されている。
蓄積映像として、「1ch」の格納領域には、動画データD1a〜D1dが格納され、「2ch」の格納領域には、動画データD2a〜D2dが格納され、「3ch」の格納領域には、動画データD3a〜D3cが格納されている。動画データD1a〜D1dのうち、動画データD1a、D1bには時刻「21:00」より前の時刻情報が付与されており、これにより番組Aの動画データであることが分かる。動画データD1c、D1dには時刻「21:00」以降の時刻情報が付与されており、これにより番組Dの動画データであることが分かる。動画データD2a〜D2dのうち、動画データD2a〜D2cには時刻「22:00」より前の時刻情報が付与されており、これにより番組Bまたは番組Eの動画データであることが分かる。動画データD2dには時刻「22:00」以降の時刻情報が付与されており、これにより番組Dの動画データであることが分かる。動画データD3a〜D3cのうち、動画データD3aには時刻「20:30」より前の時刻情報が付与されており、これにより番組Cの動画データであることが分かる。動画データD3b、D3cには時刻「20:30」以降の時刻情報が付与されており、これにより番組Gの動画データであることが分かる。
「1ch」の画面に動画を表示する場合は、制御部9は、蓄積部5の「1ch」の格納領域に格納された動画データD1a〜D1dのうち、現時点で放送されている番組Dに関する動画データD1c、D1dを順次復号するように、デコーダ6を制御する。「2ch」の画面に動画を表示する場合は、制御部9は、蓄積部5の「2ch」の格納領域に格納された動画データD2a〜D2dのうち、現時点で放送されている番組Fに関する動画データD2dを復号するように、デコーダ6を制御する。「3ch」の画面に動画を表示する場合は、制御部9は、蓄積部5の「3ch」の格納領域に格納された動画データD3a〜D3cのうち、現時点で放送されている番組Gに関する動画データD3b、D3cを順次復号するように、デコーダ6を制御する。これにより、「1ch」〜「3ch」の各画面には、現時点で放送されている番組の動画が表示されることになる。
以上のように、本実施形態によれば、現在放送中の番組に関するマルチ画面表示が可能であるので、使用者が、マルチ画面上で見たい番組を確実に選択することができる。
(実施形態3)
マルチ画面表示モードにおいて、受信チャンネルの切り替えのタイミングによっては、放送番組の先頭部分を表示できない場合がある。放送番組の先頭部分の映像(放送開始から所定時間分の映像)は、これから放送される番組の内容や出演者の紹介など、番組を視聴する上で、かなり重要な内容を含む部分であり、重要性は番組の他の部分に比べて高い。このため、放送番組の先頭部分は、極力、表示させることが望ましい。ここでは、番組の先頭部分を優先的に表示するようにした形態について説明する。
本第3の実施形態のマルチ画面テレビジョン受像機は、基本的には、図5に示した第2の実施形態の受像機と同じ構成のものであるが、制御部9による蓄積部5への動画データの蓄積処理が異なる。図8に、その動画データの蓄積処理の一手順を示す。
図8を参照すると、まず、蓄積開始指示があったか否かが判断される(ステップS40)。この蓄積開始指示は、使用者が操作部12にて所定の入力操作を行った場合に、自動的に発生するようになっている。ここで、所定の入力操作は、マルチ画面表示モードへの切り替え操作であってもよいし、当該受像機の電源をオンとする操作であってもよい。
蓄積開始指示があった場合は、記憶部10に格納されている番組表から、マルチ画面表示される各チャンネルで放送される番組情報を取得する(ステップS41)。続いて、その取得した番組情報に基づいて、番組の先頭がこれから放送されるチャンネルがあるか否かを判断する(ステップS42)。ステップS41で取得した番組情報には、放送時間に関する情報が含まれており、この情報と時計部11からの時刻情報とに基づいて、番組の先頭部分が放送されるタイミングを取得することができ、この取得したタイミングに基づいてステップS42の判断を行うことができる。
ステップS42の判断で「No」となった場合は、通常のチャンネル合わせを行った後、蓄積部5の該当するチャンネルの格納領域に1セグメント分の動画データを格納する(ステップS43)。通常のチャンネル合わせでは、各チャンネルのうちの、1つ前に蓄積されたセグメントが最も古いチャンネルにチューナ3bの受信チャンネルを合わせる。ステップS42の判断で「Yes」となった場合は、続いて、番組の先頭がこれから放送されるチャンネルが1つであるか、複数であるかの判断が行われる(ステップS44)。ステップS44で「1つ」と判断された場合は、そのチャンネルにチューナ3bの受信チャンネルを合わせて、蓄積部5の該当するチャンネルの格納領域に1セグメント分の動画データを格納する(ステップS45)。ステップS44で「複数」と判断された場合は、それらチャンネルについて、1つ前に蓄積されたセグメントが古い順にチューナ3bの受信チャンネルを合わせ、蓄積部5の該当するチャンネルの格納領域にセグメント単位に動画データを格納する(ステップS46)。
ステップS43、S45、S46のいずれかのステップが実行された後、蓄積終了指示があったか否かが判断される(ステップS47)。この蓄積終了指示も、使用者が操作部12にて所定の入力操作を行った場合に、自動的に発生するようになっている。ここで、所定の入力操作は、マルチ画面表示モードから通常の視聴/録画モードへの切り替え操作であってもよいし、当該受像機の電源をオフとする操作であってもよい。蓄積終了指示がない場合は、ステップS42に戻って、次のチャンネルに関する動画データの蓄積を行う。蓄積終了指示があった場合は、動画データの蓄積処理を終了する。
以上の制御部9による動画データの蓄積処理では、番組の先頭部分の動画データが優先的に蓄積されるので、マルチ画面表示した際に、各チャンネルで、番組の先頭部分の映像を表示することが可能となる。これにより、使用者に対して、番組選択を行う上で重要となる番組の先頭部分の映像を確実に提示することができる。
図9に、番組表に連動して番組の先頭を優先的に蓄積する場合の動作例を示す。図面左部分には、蓄積部5の「1ch」、「2ch」、「3ch」の各格納領域への動画データ(蓄積映像)の格納順序が模式的に示されており、図面右側部分には、「1ch」、「2ch」、「3ch」の3チャンネル分の番組表が示されている。
番組表において、「1ch」の番組欄では、番組Aに続いて、「21:00」から番組Dが放送されるようになっている。「2ch」の番組欄では、番組Bに続いて、「21:00」から番組Eが放送されるようになっている。「3ch」の番組欄では、番組Cに続いて、「20:30」から番組Gが放送されるようになっている。この場合、制御部9は、番組表から、番組D、E、Gのそれぞれの放送開始時間を取得し、この情報と時計部11からの現在時刻の情報とに基づいて、番組D、E、Gの先頭部分が放送されるタイミングを取得することができ、この取得したタイミングに基づいて上述したステップS42の判断を行う。
図面右側部分に示した番組表に連動して動画データの蓄積を行った場合、「1ch」、「2ch」、「3ch」の各格納領域には、図面左部分に示したように動画データが蓄積される。この動画データの蓄積では、ステップS41で番組表から「1ch」〜「3ch」の各チャンネルの番組情報を取得した後、ステップS42〜S46の処理が繰り返される。
まず、ステップS42の判断が行われる。この時点では、「1ch」〜「3ch」の各チャンネルのいずれにおいても、先頭がこれから放送される番組は存在しないため、ステップS42の判断は「No」となる。そして、ステップS43で、通常のチャンネル合わせにより、チューナ3bの受信チャンネルが「1ch」に設定され、蓄積部5の「1ch」の格納領域に番組Aに関する動画データD1aが格納される。
動画データD1aの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「3ch」において番組Cの放送が開始されているため、ステップS42の判断は「Yes」となり、ステップS44で「1つ」と判断される。そして、ステップS45で、チューナ3bの受信チャンネルが「3ch」に設定され、蓄積部5の「3ch」の格納領域に番組Cに関する動画データD3aが格納される。
動画データD3aの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「1ch」〜「3ch」の各チャンネルのいずれにおいても、先頭がこれから放送される番組は存在しないため、ステップS42の判断は「No」となる。そして、ステップS43で、通常のチャンネル合わせにより、チューナ3bの受信チャンネルが「2ch」に設定され、蓄積部5の「2ch」の格納領域に番組Bに関する動画データD2aが格納される。
動画データD2aの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「1ch」〜「3ch」の各チャンネルのいずれにおいても、先頭がこれから放送される番組は存在しないため、ステップS42の判断は「No」となる。そして、ステップS43で、通常のチャンネル合わせにより、チューナ3bの受信チャンネルが「1ch」に設定され、蓄積部5の「1ch」の格納領域に番組Aに関する動画データD1bが格納される。
動画データD1bの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「1ch」〜「3ch」の各チャンネルのいずれにおいても、先頭がこれから放送される番組は存在しないため、ステップS42の判断は「No」となる。ただし、この場合は、「3ch」において番組Gの放送がもうすぐ開始されることが分かっているので、ステップS43の通常のチャンネル合わせでは、残りの「1ch」および「2ch」のうちの、1つ前に蓄積されたセグメントが古い「2ch」にチューナ3bの受信チャンネルを合わせる。そして、蓄積部5の「2ch」の格納領域に番組Bに関する動画データD2bが格納される。
動画データD2bの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「3ch」において番組Gの放送が開始されているため、ステップS42の判断は「Yes」となり、ステップS44で「1つ」と判断される。そして、ステップS45で、チューナ3bの受信チャンネルが「3ch」に設定され、蓄積部5の「3ch」の格納領域に番組Gに関する動画データD3bが格納される。
動画データD3bの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「1ch」において番組Dの放送が、「2ch」において番組Eの放送が同時に開始されているため、ステップS42の判断は「Yes」となり、ステップS44で「複数」と判断される。そして、ステップS46で、チューナ3bの受信チャンネルがまず「1ch」に設定され、蓄積部5の「1ch」の格納領域に番組Dに関する動画データD1cが格納される。続いて、チューナ3bの受信チャンネルが「2ch」に設定され、蓄積部5の「2ch」の格納領域に番組Eに関する動画データD2cが格納される。
動画データD1c、D2cの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「1ch」〜「3ch」の各チャンネルのいずれにおいても、先頭がこれから放送される番組は存在しないため、ステップS42の判断は「No」となる。そして、ステップS43で、通常のチャンネル合わせにより、チューナ3bの受信チャンネルが「3ch」に設定され、蓄積部5の「3ch」の格納領域に番組Gに関する動画データD3cが格納される。
動画データD3cの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「1ch」〜「3ch」の各チャンネルのいずれにおいても、先頭がこれから放送される番組は存在しないため、ステップS42の判断は「No」となる。そして、ステップS43で、通常のチャンネル合わせにより、チューナ3bの受信チャンネルが「1ch」に設定され、蓄積部5の「1ch」の格納領域に番組Dに関する動画データD3dが格納される。
動画データD1dの格納後、再びステップS42に戻る。この時点では、「1ch」〜「3ch」の各チャンネルのいずれにおいても、先頭がこれから放送される番組は存在しないため、ステップS42の判断は「No」となる。そして、ステップS43で、通常のチャンネル合わせにより、チューナ3bの受信チャンネルが「2ch」に設定され、蓄積部5の「2ch」の格納領域に番組Eに関する動画データD2dが格納される。
(実施形態4)
マルチ画面表示において、例えば、ニュースやスポーツ中継などの番組は、常に新しい情報を表示する必要がある。一方、ドラマ等の番組は、同じ日の放送であれば、どの部分を再生しても重要度はさほど変わらない。このことから、放送番組のジャンルに応じたマルチ画面表示を行うことが望ましい。ここでは、そのようなマルチ画面表示を行う形態について説明する。
本第4の実施形態のマルチ画面テレビジョン受像機は、基本的には、図5に示した第2の実施形態の受像機と同じ構成のものであるが、制御部9による動画データの再生処理の制御手順が異なる。図10に、その動画データの再生処理の制御の一手順を示す。
まず、再生開始指示があったか否かが判断される(ステップS50)。再生開始指示は、使用者が操作部12にて所定の入力操作を行った場合に、自動的に発生するようになっている。所定の入力操作は、具体的には、マルチ画面表示モードへの切り替え操作である。再生開始指示があった場合は、続いて、時計部11からの時刻情報に基づいて現在の時刻を取得する(ステップS51)。そして、記憶部10に格納されている番組表を参照し、取得した現在の時刻から現在放送中の番組の情報を取得する(ステップS52)。この取得した番組情報には、放送開始時間およびジャンルを特定可能な情報(スポーツ、ニュース、ドラマといた情報)が含まれている。
次に、ステップS52で取得した番組情報(放送開始時間)と各動画データに付与されている時刻情報とに基づいて、蓄積部5の該当するチャンネルの格納領域に格納されている動画データのうちから現在放送中の番組に関する動画データを判断する(ステップS53)。続いて、ステップS52で取得した番組情報(ジャンル特定情報)に基づいて、現在放送中の番組が最新情報を重要とするジャンル(スポーツやニュース)の番組か否かを判断する(ステップS54)。
ステップS54の判断で「Yes」となった場合は、ステップS53で判断した現在放送中の番組に関する動画データのうち、時刻情報の最も新しいセグメントの先頭に再生(復号)開始地点を設定し(ステップS55)、「No」となった場合は、時刻情報の最も古いセグメントの先頭に再生(復号)開始地点を設定する(ステップS56)。ステップS55、S56のいずれかが行われた後、1セグメント分の動画データを再生(復号)する(ステップS57)。
1セグメント分の動画データの再生(復号)が行われると、続いて、次のセグメントが存在するか否かの判断を行う(ステップS58)。ステップS58の判断で「Yes」となった場合は、次のセグメントの先頭に再生(復号)開始地点を設定し(ステップS59)、ステップS57へ移行する。ステップS58の判断で「No」となった場合は、続いて、再生終了指示があったか否かが判断される(ステップS60)。ステップS60の判断で「No」となった場合は、同じセグメントの先頭に再生(復号)開始地点を設定し(ステップS61)、ステップS57に移行する。ステップS60の判断で「Yes」となった場合は、当該再生制御の処理を終了する。
以上の制御部9による再生制御が、マルチ画面表示される各チャンネルについて行われる。これにより、各チャンネルの画面には、現時点で放送されている番組に関する動画が表示されるとともに、表示された番組のうち、ジャンル(スポーツ中継やニュース)の番組については、最新映像の動画が常に表示される。
図11に、現在放送中の番組の動画をジャンルに応じてマルチ画面表示する場合の動画データと番組表の関係を示す。図面左部分には、蓄積部5の「1ch」、「2ch」、「3ch」の各格納領域に格納された動画データ(蓄積映像)が模式的に示されており、図面右側部分には、「1ch」、「2ch」、「3ch」の3チャンネル分の番組表が示されている。
番組表において、「1ch」の欄には、番組Aに関する番組情報(放送開始時間は「19:00」、ジャンルは「ニュース」である)が格納されている。「2ch」の欄には、番組Bに関する番組情報(放送開始時間は「18:30」、ジャンルは「スポーツ中継」である)が格納されている。「3ch」の欄には、番組Cに関する番組情報(放送開始時間は「19:00」、ジャンルは「ドラマ」である)が格納されている。
蓄積映像として、「1ch」の格納領域には、動画データD1a〜D1dが格納され、「2ch」の格納領域には、動画データD2a〜D2dが格納され、「3ch」の格納領域には、動画データD3a〜D3cが格納されている。動画データD1aには時刻「19:00」より前の時刻情報が付与されており、これにより番組Aより前の番組に関する動画データであることが分かる。動画データD1b〜D1dには時刻「19:00」以降の時刻情報が付与されており、これにより番組Aに関する動画データであることが分かる。動画データD2a〜D2dには時刻「18:30」以降の時刻情報が付与されており、これにより番組Bに関する動画データであることが分かる。動画データD3a〜D3cには時刻「19:00」以降の時刻情報が付与されており、これにより番組Cに関する動画データであることが分かる。
蓄積部5の「3ch」の格納領域に動画データD2dが格納された後、マルチ画面表示モードへのモード切り替えが行われると、制御部9が、図10に示した手順で再生(復号)処理を実行する。この場合は、「1ch」では番組A(ニュース)が現在放送されているので、蓄積部5の「1ch」の格納領域に格納されている、番組Aに関する動画データD1b〜D1dのうち最も新しいセグメントである動画データD1dが再生(復号)される。また、「2ch」では番組B(スポーツ中継)が現在放送されているので、蓄積部5の「2ch」の格納領域に格納されている、番組Bに関する動画データD2a〜D2dのうち最も新しいセグメントである動画データD2dが再生(復号)される。さらに、「3ch」では番組C(ドラマ)が現在放送されているので、蓄積部5の「3ch」の格納領域に格納されている、番組Cに関する動画データD3a〜D3cのうち最も古いセグメントである動画データD3aが再生(復号)される。
以上のように、本実施形態によれば、スポーツ中継やニュースなどの番組については、放送された映像のうち常に最新の映像を表示することができるので、マルチ画面表示における利便性がさらに向上する。
(実施形態5)
マルチ画面表示モードにおいて、バラエティ番組など、毎回放送される番組構成が同じものについては、1日前や1週間前の過去の放送を蓄積部5に格納しておき、現在放送中の番組の再生に代えて、過去の放送における同時刻の少し後の動画データを表示することで、これから放送される番組の構成を知ることが可能となる。ここでは、そのような過去の放送を表示可能な形態について説明する。
本第5の実施形態のマルチ画面テレビジョン受像機は、基本的には、図5に示した第2の実施形態の受像機と同じ構成のものであるが、制御部9による動画データの再生処理の制御手順が異なる。図12に、制御部9の制御に基づく動画データの再生処理を模式的に示す。
図12に示すように、蓄積部5には、「1ch」の格納領域に1週間前に放送された番組Aの動画データD1a〜D1dが格納され、「2ch」の格納領域に1週間に前放送された番組Bの動画データD2a〜D2dが格納され、「3ch」の格納領域に1週間前に放送された番組Cの動画データD3a〜D3cが格納されている。番組A〜Cは、いずれも毎回放送される番組構成が同じ番組である。「1ch」〜「3ch」の各格納領域に格納された動画データには、時刻情報(放送時刻)が付与されており、この時刻情報(放送時刻)に基づいて、現在放送中の番組の一週間前の放送の動画データを判断することができる。
番組A〜Cが現在放送中であると仮定すると、デコーダ6は、「1ch」の格納領域から1週間前の同時刻より少し後の放送時刻が付与された動画データD1cを、「2ch」の格納領域から1週間前の同時刻より少し後の放送時刻が付与された動画データD2bを、「3ch」の格納領域から1週間前の同時刻より少し後の放送時刻が付与された動画データD3bをそれぞれ読み出して同時に再生する。この同時再生された動画データは、映像合成部7によって合成された後、表示部8のマルチ画面に表示される。こうしてマルチ画面表示された一週間前の映像から、使用者は、現在放送中の番組A〜Cについて、これから放送される番組構成を把握することができる。その結果、マルチ画面表示における番組選択において見たい番組を確実に選択することが可能となる。
上記の再生処理の制御は、再放送番組の放送においても適用することができる。再放送番組では、放送時間が異なるものの、初回放送番組と全く同じ内容が放送される。この場合は、初回放送番組の動画データを蓄積部5に格納する。この動画データの格納に際して、制御部9は、初回放送番組であることを特定可能な番組特定情報(何回目の放送であるかを示す情報やタイトル名など)を記憶部10に格納された番組表から取得し、その取得した情報を格納する動画データに付与する。この付与した番組特定情報に基づいて、どの番組の初回放送番組であるかを判断することができる。再放送番組の放送中は、デコーダ6が、現在放送中の再放送番組の動画データの再生に代えて、初回放送番組の、対応する放送時刻より所定の時間だけ新しい放送時刻の動画データを蓄積部5から読み出して再生する。この再生処理の制御によれば、使用者は、放送中の再放送番組について、これらか放送される内容を把握することができ、その結果、マルチ画面表示における番組選択において見たい番組を確実に選択することが可能となる。
以上説明した各実施形態は本発明の一例であり、その構成および動作は適宜変更することが可能である。例えば、第2〜第5の実施形態のうち2つ以上の形態を組み合せた構成とすることも可能である。
本発明の第1の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機の概略構成示すブロック図である。 図1に示すマルチ画面テレビジョン受像機において行われるマルチ画面表示処理を説明するための図であって、(a)はチャンネル切り替え例を示す模式図、(b)は動画データの蓄積例を示す模式図、(c)はマルチ画面表示の模式図である。 図1に示すマルチ画面テレビジョン受像機において行われる動画データの蓄積処理の一手順を示すフローチャートである。 図1に示すマルチ画面テレビジョン受像機において行われる動画データの再生処理の一手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機の概略構成を示すブロック図である。 図5に示すマルチ画面テレビジョン受像機において行われる動画データの再生処理の一手順を示すフローチャートである。 図1に示すマルチ画面テレビジョン受像機における動画データの蓄積と番組表の関係を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機において行われる動画データの蓄積処理の一手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機における動画データの蓄積と番組表の関係を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機において行われる動画データの再生処理の一手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機における動画データの蓄積と番組表の関係を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態であるマルチ画面テレビジョン受像機における動画データの蓄積例を示す模式図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 分配器
3a、3b チューナ
4a、4b エンコーダ
5 蓄積部
6 デコーダ
7 映像合成部
8 表示部
9 制御部
12 操作部

Claims (3)

  1. テレビジョン放送を受信する少なくとも1つのチューナの受信チャンネルを予め設定された複数のチャンネルにおいて一定の時間間隔で順次切り替える制御部と、
    前記少なくとも1つのチューナから前記一定の時間間隔で出力された動画データがチャンネル毎に順次蓄積される蓄積部と、
    前記蓄積部に蓄積された前記一定の時間間隔の動画データをチャンネル別に読み出して同時に再生する再生部と、
    前記再生部で同時再生された各チャンネルの動画データがマルチ画面として表示される表示部と
    前記テレビジョン放送に関する番組表が格納された記憶部と、
    現在の時刻情報を提示する時計部と
    を有するマルチ画面テレビジョン受像機であって、
    前記番組表には、前記複数のチャンネルのそれぞれで放送される番組の開始時間および番組時間長が付記されており、
    前記制御部が、前記蓄積部に格納される動画データに、当該動画データが放送された時点の時刻を前記時計部からの時刻情報に基づいて付与するとともに、前記番組表の番組の開始時間および番組時間長と前記時計部から供給される現在の時刻情報とから現在放送中の番組を抽出し、
    前記再生部で同時再生された各チャンネルの動画データは、前記蓄積部に格納された動画データに付与されている時刻が、前記制御部で抽出された現在放送中の番組の開始時間以降で、かつ、当該番組の番組時間長内に含まれる動画データである、ことを特徴とするマルチ画面テレビジョン受像機。
  2. 請求項1に記載のマルチ画面テレビジョン受像機であって、
    前記制御部は、前記複数のチャンネルについて、前記一定の時間間隔でのチャンネル切り替えの制御とは別に、前記番組の開始時間と前記時計部から供給される現在の時刻情報とから番組の先頭部分の放送タイミングを抽出し、該放送タイミングに基づいてチャンネルを切り替える、ことを特徴とするマルチ画面テレビジョン受像機。
  3. テレビジョン放送を受信する少なくとも1つのチューナの受信チャンネルを予め設定された複数のチャンネルにおいて一定の時間間隔で順次切り替える第1のステップと、
    前記少なくとも1つのチューナから前記一定の時間間隔で出力された動画データをチャンネル毎に蓄積部に順次蓄積するとともに、該蓄積部に格納される動画データに、当該動画データが放送された時点の時刻を時計部から供給される現在の時刻情報に基づいて付与する第2のステップと、
    前記蓄積部に蓄積された前記一定の時間間隔の動画データをチャンネル別に読み出して同時に再生する第3のステップと、
    前記同時再生した各チャンネルの動画データを前記マルチ画面として表示する第4のステップとを含み、
    前記第3のステップは、
    前記テレビジョン放送に関する番組表として、前記複数のチャンネルのそれぞれで放送される番組の開始時間および番組時間長が付記された番組表を取得するステップと、
    前記番組表の番組の開始時間および番組時間長と前記時計部から供給される現在の時刻情報とから現在放送中の番組を抽出するステップとを含み、
    前記同時再生される各チャンネルの動画データが、前記蓄積部に格納された動画データに付与されている時刻が、前記抽出された現在放送中の番組の開始時間以降で、かつ、当該番組の番組時間長内に含まれる動画データである、マルチ画面表示方法。
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