JP4168779B2 - ガス保安システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス流量を計測し、異常流量が計測された場合にはガス通路を遮断し、ガス使用上の安全性を確保するガス保安システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ガスの使用量を計測するガスメーターに、多量の流量が計測された場合や、通常ではありえないほどの長時間使用があった場合には、異常と判定してガス通路を遮断し、安全性を確保する保安装置が内蔵されたものが普及している。
【0003】
そして、このガスメーターの下流側にはさまざまな種類のガス機器が接続されているが、接続されたガス機器のガス消費量の判別には、ガスメーターを流れるガス流量の変化より推測していたり、ガスメーターのガスの出力側を接続機器毎に分けてそれぞれに流量検出部を設けるといった方式が採られていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−206201号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ガスの出力側を接続機器毎に分けてそれぞれに流量検出部を設けるだけではガスメーターの下流に接続されているガス機器がどのようなタイプが接続され、また、動作しているのがどのタイプなのかが正確に判別出来ないため、電気料金の様に機種によって料金を変更したりするようなことができないという課題があった。
【0006】
また、ガスの流量を測定してガス使用量を決定している方式の為、複数の使用量が違うガス機器が接続されている場合、どの機器が現在どの程度のガス使用量で運転しているか正確に判断できないという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明では、ガス使用機器の用途タイプ、燃焼の大小におけるガス消費量の幅、運転中のガス使用量などの機種情報をデータとして送信する通信ユニットと、前記ガス使用機器へのガス供給制御を行うとともに、前記機種情報のデータを受信し、かつ超音波により流量測定を行うマイコンメーターとで構成され、前記機種情報の少なくともガス使用量情報との関連においてマイコンメーターは流量測定時の流量検出パルスのタイミングを、
(1)ガス使用機器のガス使用量が多い時には検出パルスを少なくする。
【0008】
(2)ガス使用機器のガス使用量が少ない時には検出パルスを多くする。
ように変更させるようにしたものである。
【0009】
これにより、ガス使用量のガス機器毎の料金設定やメンテナンス等にも対応できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のガス保安システムは、ガス使用機器の用途タイプ、燃焼の大小におけるガス消費量の幅、運転中のガス使用量などの機種情報をデータとして送信する通信ユニットと、前記ガス使用機器へのガス供給制御を行うとともに、前記機種情報のデータを受信し、かつ超音波により流量測定を行うマイコンメーターとで構成され、前記機種情報の少なくともガス使用量情報との関連においてマイコンメーターは流量測定時の流量検出パルスのタイミングを、
(1)ガス使用機器のガス使用量が多い時には検出パルスを少なくする。
【0011】
(2)ガス使用機器のガス使用量が少ない時には検出パルスを多くする。
ように変更させるようにしたものである。
【0012】
したがって、マイコンメーターはどのタイプのガス使用機器が現在運転中であるか正確に判定でき、しかも、ガス使用機器側にもガス使用量情報を発信するようにして、その情報に応じてマイコンメーターの流量測定時の流量検出パルスのタイミングを変更しているところから、超音波方式のマイコンメーターにおけるガス流量の測定精度を向上させることができる。
【0013】
【参考実施例】
本発明の実施例を述べる前にその参考実施例について図面を用いて説明する。
【0014】
図1において、1は、マイコンメーターで、ガス流量の計測部、ガス通路の遮断装置で主に構成されている。2は、ガス使用機器、3は通信ユニットで、ガス使用機器2の機種情報をデータとしてマイコンメーター1に送信する。
【0015】
機種情報とは、ガス使用機器の用途タイプ、燃焼の大小におけるガス消費量の幅、運転中のガス消費量等を表す。
【0016】
機種情報のデータはガス使用機器2が記憶・計測するのが一般的であるが通信ユニット3が記憶する形態でもよい。
【0017】
この構成で、ガス使用機器2が機種情報を通信ユニット3を通じてマイコンメーター1へ送信することにより、マイコンメーター1は、下流側に設置された複数のガス使用機器2にどのようなタイプの機器が接続されているか、また、どの程度のガス使用量で運転しているかを個別に判定できるようになる。
【0018】
これにより、マイコンメーターはどのタイプのガス使用機器が現在運転中であるか正確に判定できる。またガス供給会社が電気料金の様に機種毎の料金体系を設定しようとしても、対応することができる。
【0019】
通信手段は、図2に示すように、ガス使用機器2の機種情報を無線データとして変換し
、且つマイコンメーター1へ送信する無線ユニット4をマイコンメーターの下流側にあるガス使用機器2全てに設置することも考えられ、これにより、一つのマイコンメーターに対して、複数のガス使用機器のデータ受信用の端子を設置する必要がなくなり、また、配線工事、配線自体も無くすことができる。
【0020】
また、ガス使用機器2において運転時間の計測、総運転時間の記憶を行い、これを機種情報としてマイコンメーター1へ送信するようにしてもよい。
【0021】
マイコンメーター1では、この情報を保存し、必要な時には外部から公衆回線6、接続手段5を通じて確認出来るようにする。
【0022】
これにより、メンテナンスを行う時には、マイコンメーター1に保存されている情報を確認するだけで、マイコンメーター1の下流側に設置された全てのガス使用機器2の運転情報を知ることができる。
【0023】
さらに、ガス使用機器2は、運転の開始時刻と終了時刻の情報をマイコンメーター1へ送信することも考えられる。
【0024】
送信するタイミングは運転開始・終了のときでもいいし、例えば1日1回まとめて送信するでもよい。この情報を受けたマイコンメーター1は、運転開始から終了までの時間の計測・記録を行い、また、日々機器毎の運転時間の総計を計算する。
【0025】
これにより、無線ユニット4の通信可能エリアに通信トラフィックの負担を増やすことなく、マイコンメーター側でガス使用機器の運転使用時間やメンテナンスデータを作成することができる。
【0026】
図3に示すように、マイコンメーター1に公衆回線へ接続できる接続手段5を設置して、ガス使用機器2の運転時間の情報をこの接続手段5を利用して公衆回線網に載せ、メンテナンスや使用料金請求を担当する会社へ送信するようにしてもよい。或いは、会社側から運転時間の情報を公衆回線網を利用して吸い上げれるようにする。
【0027】
したがって、メンテナンス会社はガス使用機器の運転状況から、点検が必要な時期なのか、交換が必要な時期なのかを知ることができ、また、それによる買い換え促進等のサービスにも利用できる。電気料金の様にガス機器毎の料金設定を行うことができる。
【0028】
図4は、ガス使用機器2が運転中のガス使用量を無線ユニット4を通じてマイコンメーター1に送信し、このデータを受けたマイコンメーター1で自身の測定データの補正を行うようにする例を示す。
【0029】
補正時には、マイコンメーター1の測定値を優先にしたり、ガス使用機器2のデータを優先にしたり、季節や温度の状況、ガスの機種により優先にする方を都度選択したりすることもできる。
【0030】
これにより、マイコンメータ−単独ではできなかった測定値の補正を行う事が出来、ガスの検針誤差を少なくすることが出来る。
【0031】
以上説明した参考実施例をふまえ以下本発明の実施例を説明する。
【0032】
【実施例】
(実施例1)
本実施例の説明は先の参考実施例を援用したものであって、特徴部分について詳述すれば、ガス使用機器2が運転中のガス使用量を無線ユニット4を通じて超音波方式のマイコンメーターに送信し、このデータを受けた超音波方式のマイコンメーターは流量検出用のパルス信号の出力タイミングをデータに合わせて変更するようにする。
【0033】
例えば、ガス使用機器2からのガス使用量が少ない時には、測定精度を向上させるために検出パルスを多く出し、ガス使用量が多い時には、検出パルスが少なくても測定精度が出る為パルスを少なくするといったようにする。
【0034】
また、ガス使用機器が全く運転していないときには、流量検出パルスの信号出力を出さないようにする。
【0035】
これにより、超音波方式のマイコンメータ−での測定精度の向上や、駆動電源への負担を軽くすることが出来る。
【0036】
なお、通信ユニット及び無線ユニットは、機器に内蔵してもよいし、機器の制御回路と一緒にしても良い。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかのように本発明のガス保安システムによれば、マイコンメーターの下流に接続されたガス使用機器がどのタイプの物であり、どの程度の運転状態であるかをマイコンメーターが認識できるので、ガス使用量のガス機器毎の料金設定等にも対応できるようになるとともに、測定精度の向上が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考実施例、実施例におけるガス保安システムを示す構成図
【図2】 他の参考実施例、実施例におけるガス保安システムを示す構成図
【図3】 さらに他の参考実施例、実施例におけるガス保安システムを示す構成図
【図4】 さらに他の参考実施例、実施例におけるガス保安システムを示す構成図
【符号の説明】
1 マイコンメーター
2 ガス使用機器
3 通信ユニット
4 無線ユニット
5 接続手段
6 公衆回線
Claims (1)
- ガス使用機器の用途タイプ、燃焼の大小におけるガス消費量の幅、運転中のガス使用量などの機種情報をデータとして送信する通信ユニットと、前記ガス使用機器へのガス供給制御を行うとともに、前記機種情報のデータを受信し、かつ超音波により流量測定を行うマイコンメーターとで構成され、前記機種情報の少なくともガス使用量情報との関連においてマイコンメーターは流量測定時の流量検出パルスのタイミングを下記(1)、(2)のように変更することを特徴とするガス保安システム。
(1)ガス使用機器のガス使用量が多い時には検出パルスを少なくする。
(2)ガス使用機器のガス使用量が少ない時には検出パルスを多くする。
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