JP4170124B2 - 光デバイス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、導波路型回折格子を用いた光波長スイッチとして動作可能な光デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、データトラフィックの爆発的増大に応えるべく、WDM(波長分割多重)技術を適用した、フォトニックネットワークの構築が進められている。メッシュ状フォトニックネットワークにおいて、フレキシブルな運用を実現するには、ネットワークノードにおいて任意の波長の光信号を交換(クロスコネクト)、あるいは挿入/分岐(Add/Drop)可能な光波長スイッチの実現が不可欠である。
【0003】
従来、光波長スイッチとして動作可能な光デバイスとしては、例えば、コリメート系により平行ビームにされた光信号を回折格子で分光し、各波長の集光位置にMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を適用した可動ミラーを設置し、可動ミラーの傾斜角度を変化させることで出力ポートを決定するように構成されるものが知られている。この構成によると、入力ポートに入力した光信号のうち、任意の波長の光信号をドロップポートから出力させるとともに、アッドポートからの光信号を挿入して、出力ポートに出力することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−159849号
【0005】
【特許文献2】
特許第3348701号
【0006】
【特許文献3】
特開2002−221629号
【0007】
【特許文献4】
特開平11−174252号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回折格子を用いた光波長スイッチにおいては、回折格子を含む光学系の大きさが分光作用における分解能を決定するので、高分解能と小型化の両立が困難であるという問題がある。
即ち、回折格子において分解能を高めるには、回折格子に入射するビーム径を数cmと大きく設計する必要があることから、回折格子が大型化する。さらに、3次元の空間伝送を用いているために、全体の光学系も大きく、小型化設計は非常に困難である。
【0009】
よって、本発明の目的は、高分解能で小型化が可能な光波長スイッチとして動作可能な光デバイスを提供することである。本発明の他の目的は以下の説明から明らかになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、出力面を有する出力側スラブ導波路と、入力面を有する入力側スラブ導波路と、前記出力側スラブ導波路の前記出力面と前記入力側スラブ導波路の前記入力面とにそれぞれ対向するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなるアレイ導波路と、前記入力側スラブ導波路の前記入力面とは異なる面に対向するように設けられ、前記出力面と前記入力面との間の光路を切り替えるよう動作する複数の可動ミラーと固定ミラーとを含むミラーユニットとを備え、前記各可動ミラー及び前記固定ミラーは、いずれか一方は反射点を2つ有する形状の第1のミラー、他方は反射点を1つ有する形状の第2のミラーからなり、前記各可動ミラーは、入射光の進行方向に垂直な方向、且つ前記複数の可動ミラーが配置される方向に垂直な方向への個別の移動により、前記第1のミラー及び前記第2のミラーのいずれか一方のミラーで光が反射され、反射する光の反射点を1つあるいは2つに切り替えができ、反射点が1つの1点反射により光をまっすぐ返し、反射点が2つの2点反射により光を該光の最初の反射点までの光路の隣りの光路に返し、前記可動ミラーと前記固定ミラーは、前記反射について排他的に使用されることを特徴とする光デバイスが提供される。
【0011】
この構成によると、スラブ導波路とアレイ導波路の組み合わせにより導波路型回折格子が構成されているので、高分解能で小型化が可能な光波長スイッチとして動作可能な光デバイスの提供が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明による光デバイスの第1実施形態を示す平面図である。この光デバイスは、3つのスラブ導波路11−1,12−1及び14−1と、これらを接続する2つのアレイ導波路11−2及び14−2とを備えている。スラブ導波路11−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第1面11−1A及び第2面11−1Bを有し、スラブ導波路12−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第3面12−1A及び第4面12−1B並びに第3面12−1A及び第4面12−1Bに対して反射位置を提供する第5面12−1Cを有し、スラブ導波路14−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第6面14−1A及び第7面14−1Bを有している。また、スラブ導波路12−1は第5面12−1Cの中央を横切る平面に対して対称な形状を有している。
【0014】
アレイ導波路11−2及び14−2の各々は互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなり、前者は第2面11−1Bと第3面12−1Aを接続し、後者は第4面12−1Bと第6面14−1Aとを接続するように設けられている。
【0015】
スラブ導波路11−1にはその第1面11−1Aに2つの入力導波路10−1及び10−2が接続されており、スラブ導波路14−1にはその第7面14−1Bに2つの出力導波路15−1及び15−2が接続されている。
【0016】
スラブ導波路12−1の近傍には、その第5面12−1Cに対向するように可動ミラーユニット13が設けられている。可動ミラーユニット13は、この実施形態では、各々第5面12−1Cに相対的に近い第1の位置と第5面12−1Cに相対的に遠い第2の位置の間で変位可能である複数の(ここでは入力チャネル数に対応して5個の)ミラー13−1〜13−5を含む。
【0017】
入力導波路10、スラブ導波路11−1、アレイ導波路11−2及びスラブ導波路12−1の一部(左側部分)は第1の導波路型回折格子を構成し、出力導波路15、スラブ導波路14−1、アレイ導波路14−2、スラブ導波路12−1の残りの一部(右側部分)は第2の導波路型回折格子を構成し、可動ミラーユニット13は第1及び第2の導波路型回折格子の焦点に配置される。第1の導波路型回折格子を通過した光信号は、波長毎に可動ミラーユニット13の異なる位置に集光し、各可動ミラーによって光路の切り替えを行うことによって、光波長スイッチ機能が実現される。
【0018】
ここでは、入力導波路10−1には波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力Aが入力され、入力導波路10−2には波長λB2(=λA2)及びλB5(=λA5)を有する光信号からなる入力Bが入力され、出力導波路15−1からは波長λA1,λB2,λA3,λA4及びλB5を有する光信号からなる出力Aが出力され、出力導波路15−2からは波長λA2及びλA5を有する光信号からなる出力Bが出力されるように可動ミラーユニット13が機能している。
【0019】
図2は図1に示される光デバイスにおける可動ミラーユニット13の動作を説明するための図、図3の(A)及び(B)は図1に示される光デバイスの動作を説明するための図である。
各波長の集光箇所に位置する可動ミラーユニット13、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術により作製され、各可動ミラーは、距離Dだけ異なる状態A(第1の位置に対応)と状態B(第2の位置に対応)の2つの反射位置を提供する。即ち、光学的にはミラー面で折り返したのと等価であるため、状態Aと状態Bでは、図3の(A)及び(B)に示されるように、実質的に第2の導波路型回折格子における光信号の入射位置が下側に2・Dだけずれて見えることとなる。
【0020】
ここでは、アッド・ドロップが要求されている波長λB2(=λA2)及び波長λB5(=λA5)にそれぞれ対応する可動ミラー13−2及び13−5が状態Bにあり、それ以外の可動ミラー13−1,13−3及び13−4は状態Bにある。
【0021】
導波路型回折格子においては、異なる位置に入射した光はその分だけずれた位置に集光するため、第2の導波路型回折格子の出力に、上記集光位置に対応した出力導波路15を設けることで、入力Aからの光信号を、可動スイッチユニット13の状態によって、出力Aと出力B(ドロップポート)とに分岐することが可能である。同様に、入力B(アッドポート)からの光が状態Bで出力Aに集光するよう設計することで、挿入機能が実現可能である。
【0022】
尚、可動ミラーユニット13の各ミラーは焦点位置に対し斜めに配置しているため、ミラーの端ほど焦点からずれるが、ずれは数100μm程度と焦点距離(数cm)に比べ小さく、これによるビームスポットの拡大等は無視することができる。
【0023】
この実施形態によると、スラブ導波路及びアレイ導波路の組み合わせにより導波路型回折格子を構成しているので、高分解能で小型化が可能な光波長スイッチとして動作可能な光デバイスの提供が可能になる。
【0024】
フォトニックネットワークにおいては、各波長の光信号のパワーを揃える光可変減衰器の機能も要求される。上記説明では、可動ミラーは状態A及びBの2つの状態で択一的に切換えられるものとしたが、両状態の中間値も設定できるアナログ制御とすることにより、出力A及びBに対して集光位置を外し、各チャネルの光信号に関して光可変減衰器の機能を提供することも可能である。
【0025】
また、40Gbps等の高速伝送には、低分散性が求められるが、ミラーによる反射は分散フリーであり、低分散性に優れた光デバイスの提供が可能になる。
【0026】
図4は本発明による光デバイスの第2実施形態を示す平面図、図5は図4に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。この光デバイスは、3つのスラブ導波路21−1,22−1及び24−1と、これらを接続する2つのアレイ導波路21−2及び24−2とを備えている。スラブ導波路21−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第1面21−1A及び第2面21−1Bを有し、スラブ導波路22−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第3面22−1A及び第4面22−1B並びに第3面22−1A及び第4面22−1Bに対して反射位置を提供する第5面22−1Cを有し、スラブ導波路24−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第6面24−1A及び第7面24−1Bを有している。また、スラブ導波路22−1は第5面22−1Cの中央を横切る平面に対して対称な形状を有している。
【0027】
アレイ導波路21−2及び24−2の各々は互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなり、前者は第2面21−1Bと第3面22−1Aを接続し、後者は第4面22−1Bと第6面24−1Aとを接続するように設けられている。
【0028】
スラブ導波路21−1にはその第1面21−1Aに入力導波路20−2及び光サーキュレータ20−1が接続されており、スラブ導波路14−1にはその第7面14−1Bに出力導波路25−1及び光カプラ25−2が接続されている。
【0029】
スラブ導波路22−1の近傍には、その第5面22−1Cに対向するように可動ミラーユニット23が設けられている。可動ミラーユニット13は、この実施形態では、図5に示されるように、各々第3面22−1Aからの光を第4面22−1Bに向けて反射させる第1の傾斜角(水平)と第3面22−1Aからの光を第3面22−1Aに向けて戻すように反射させる第2の傾斜角(左傾斜)との間で変位可能である複数の(ここでは入力チャネル数に対応して5個の)ミラー23−1〜23−5を含む。
【0030】
入力導波路20−2、スラブ導波路21−1、アレイ導波路21−2及びスラブ導波路22−1の一部(左側部分)は第1の導波路型回折格子を構成し、出力導波路25−1、スラブ導波路24−1、アレイ導波路24−2、スラブ導波路22−1の残りの一部(右側部分)は第2の導波路型回折格子を構成し、可動ミラーユニット23は第1及び第2の導波路型回折格子の焦点に配置される。第1の導波路型回折格子を通過した光信号は、波長毎に可動ミラーユニット23の異なる位置に集光し、各可動ミラーによって光路の切り替えを行うことによって、光波長スイッチ機能が実現される。
【0031】
ここでは、入力導波路20−2には光サーキュレータ20−1を介して波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力Aが入力され、光カプラ25−2には波長λB2(=λA2)及びλB5(=λA5)を有する光信号からなる入力Bが入力され、出力導波路25−1からは光カプラ25−2を介して波長λA1,λB2,λA3,λA4及びλB5を有する光信号からなる出力Aが出力され、入力導波路20−2からは光サーキュレータ20−1を介して波長λA2及びλA5を有する光信号からなる出力Bが出力されるように可動ミラーユニット23が機能している。
【0032】
この実施形態によっても、スラブ導波路及びアレイ導波路の組み合わせにより導波路型回折格子を構成しているので、高分解能で小型化が可能な光波長スイッチとして動作可能な光デバイスの提供が可能になる。
【0033】
このように、本実施形態は図1の実施形態と対比して、可動ミラーユニット23がチルト型可動ミラーである点で異なる。従って、チルト型可動ミラーをアナログ制御とすることで、光可変減衰器の機能を提供することができ、それは図1の実施形態に比べてより容易である。
【0034】
図6は本発明による光デバイスの第3実施形態を示す平面図、図7は図6に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。この光デバイスは、4つのスラブ導波路31−1,32−1,34−1及び34−3と、これらを接続する3つのアレイ導波路31−2,34−2及び34−4とを備えている。スラブ導波路31−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第1面31−1A及び第2面31−1Bを有し、スラブ導波路32−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第3面32−1A及び第4面32−1B並びに第3面32−1A及び第4面32−1Bに対して反射位置を提供する第5面32−1Cを有し、スラブ導波路34−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第6面34−1A及び第7面34−1Bを有している。また、スラブ導波路32−1は第5面32−1Cの中央を横切る平面に対して対称な形状を有している。スラブ導波路32−1は、更に、第3面32−1A及び第4面32−1Bの間に第8面32−1Dを有している。また、スラブ導波路34−3は、入力側及び出力側に対応する第9面34−3A及び第10面34−3Bを有している。
【0035】
アレイ導波路31−2及び34−2の各々は互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなり、前者は第2面31−1Bと第3面32−1Aを接続し、後者は第4面32−1Bと第6面34−1Aとを接続するように設けられている。また、アレイ導波路34−4も互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなり、第8面32−1Dと第9面34−3Aを接続するように設けられている。
【0036】
スラブ導波路31−1にはその第1面31−1Aに入力導波路30−2が接続されており、スラブ導波路24−1にはその第7面24−1Bに出力導波路35−1が接続されており、スラブ導波路34−3にはその第10面34−3Bに出力導波路35−3及び光カプラ35−2が接続されている。
【0037】
スラブ導波路32−1の近傍には、その第5面32−1Cに対向するように可動ミラーユニット33が設けられている。可動ミラーユニット33は、この実施形態では、図7に示されるように、各々第3面32−1Aからの光を第4面32−1Bに向けて反射させる第1の傾斜角(水平)と第3面32−1Aからの光を第8面32−1Dに向けて反射させる第2の傾斜角(僅かに左傾斜)との間で変位可能である複数の(ここでは入力チャネル数に対応して5個の)ミラー33−1〜33−5を含む。
【0038】
入力導波路30−2、スラブ導波路31−1、アレイ導波路31−2及びスラブ導波路32−1の一部(左側部分)は第1の導波路型回折格子を構成し、出力導波路35−1、スラブ導波路34−1、アレイ導波路34−2、スラブ導波路322−1の残りの一部(右側部分)は第2の導波路型回折格子を構成し、可動ミラーユニット33は第1及び第2の導波路型回折格子の焦点に配置される。第1の導波路型回折格子を通過した光信号は、波長毎に可動ミラーユニット33の異なる位置に集光し、各可動ミラーによって光路の切り替えを行うことによって、光波長スイッチ機能が実現される。
【0039】
ここでは、入力導波路30−2には波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力Aが入力され、光カプラ35−2には波長λB2(=λA2)及びλB5(=λA5)を有する光信号からなる入力Bが入力され、出力導波路35−1からは光カプラ35−2を介して波長λA1,λB2,λA3,λA4及びλB5を有する光信号からなる出力Aが出力され、出力導波路35−3からは波長λA2及びλA5を有する光信号からなる出力Bが出力されるように可動ミラーユニット33が機能している。
【0040】
この実施形態によっても、スラブ導波路及びアレイ導波路の組み合わせにより導波路型回折格子を構成しているので、高分解能で小型化が可能な光波長スイッチとして動作可能な光デバイスの提供が可能になる。
【0041】
また、本実施形態によると、第2実施形態で必要とされる一般的には高価な光サーキュレータが不要になるので、光デバイスを低価格で提供することができる。
【0042】
尚、本実施形態で光サーキュレータを用いて3方向に切換え可能な光スイッチを提供することも本発明の範囲内である。
【0043】
また、この実施形態では、入力した光信号を2つの導波路型回折格子に対して切換える構成としているが、可変ミラーの角度が連続的に可変であることから、更に多くの導波路型回折格子に対して光信号を切換えるようにしてもよい。
【0044】
図8は本発明による光デバイスの第4実施形態を示す平面図、図9は図8に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。この光デバイスは、3つのスラブ導波路41−1,42−1及び44−1と、これらを接続する2つのアレイ導波路41−2及び44−2とを備えている。スラブ導波路41−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第1面41−1A及び第2面41−1Bを有し、スラブ導波路42−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第3面42−1A及び第4面42−1B並びに第3面42−1A及び第4面42−1Bに対して反射位置を提供する第5面42−1Cを有し、スラブ導波路44−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第6面44−1A及び第7面44−1Bを有している。また、スラブ導波路42−1は第5面42−1Cの中央を横切る平面に対して対称な形状を有している。
【0045】
アレイ導波路41−2及び44−2の各々は互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなり、前者は第2面41−1Bと第3面42−1Aを接続し、後者は第4面42−1Bと第6面44−1Aとを接続するように設けられている。
【0046】
スラブ導波路41−1にはその第1面41−1Aに入力導波路40が接続されており、スラブ導波路44−1にはその第7面44−1Bに出力導波路45が接続されている。
【0047】
スラブ導波路42−1の近傍には、その第5面42−1Cに対向するように可動ミラーユニット43が設けられている。可動ミラーユニット43は、この実施形態では、図9に符号43Aで示されるように光を全反射させる状態と符号43Bで示されるように光を散乱させる状態とを各々切換え可能な複数の回折格子型ミラーから構成される。各回折格子型ミラーとしては、例えばSilicon Light社製のGLV(Grating Light Valve)を用いることができる。この場合、固定リボンと可動リボンが交互に配置され、選択されたチャネルにおける可動リボンを駆動することで凹凸状態が得られたときには散乱が生じてそのチャネルの光信号は減衰させられ、凹凸の無い全反射状態ではそのチャネルの光信号は減衰しない。
【0048】
入力導波路40−2、スラブ導波路41−1、アレイ導波路41−2及びスラブ導波路42−1の一部(左側部分)は第1の導波路型回折格子を構成し、出力導波路45−1、スラブ導波路44−1、アレイ導波路44−2、スラブ導波路42−1の残りの一部(右側部分)は第2の導波路型回折格子を構成し、可動ミラーユニット43は第1及び第2の導波路型回折格子の焦点に配置される。第1の導波路型回折格子を通過した光信号は、波長毎に可動ミラーユニット43の異なる位置に集光し、その位置における回折格子型ミラーの状態に応じて減衰させられるかさせられないかの切り替えを行うことによって、光可変減衰器の機能が実現される。
【0049】
ここでは、入力導波路40には波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力が入力され、出力導波路45からは同じく波長λA1,λB2,λA3,λA4及びλB5を有する光信号からなる出力が出力されている。そして、図9に示されるように、波長λA2及びλA5のチャネルについては減衰が与えられ、その他のチャネルはスルーで出力されるように可動ミラー43が駆動されている。
【0050】
この実施形態によっても、スラブ導波路及びアレイ導波路の組み合わせにより導波路型回折格子を構成しているので、高分解能で小型化が可能な光デバイスの提供が可能になる。
【0051】
尚、この実施形態では、光可変減衰器の機能を得るために光路の切換え動作が不要であるので、光サーキュレータを用いることで次のように導波路の数を少なくすることもできる。具体的には次の通りである。
【0052】
図10は本発明による光デバイスの第5実施形態を示す平面図である。この光デバイスは、2つのスラブ導波路41−1及び42と、これらを接続するアレイ導波路41−2とを備えている。スラブ導波路41−1は互いに対向する第1面41−1A及び第2面41−1Bを有し、スラブ導波路42−1は互いに対向する第3面42A及び第4面42Bを有している。
【0053】
アレイ導波路41−2は互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなり、第2面41−1Bと第3面42Aを接続するように設けられている。
【0054】
スラブ導波路41−1にはその第1面41−1Aに入力導波路40−1及び光サーキュレータ40−2が接続されている。また、スラブ導波路42の近傍にはその第4面43に対向するように図8に示される実施形態におけるのと同様の可動ミラーユニット43が設けられている。
【0055】
ここでは、入力導波路40には波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力が光サーキュレータ40−2を介して入力されている。スラブ導波路41−1、アレイ導波路41−2及びスラブ導波路42は導波路型回折格子を構成している。可動ミラーユニット43はその導波路型回折格子の焦点に配置される。導波路型回折格子を通過した光信号は、波長毎に可動ミラーユニット43の異なる位置に集光し、その位置における回折格子型ミラーの状態に応じて減衰させられるかさせられないかの切り替えを行うことによって、光可変減衰器の機能が実現される。
【0056】
尚、入出力導波路40−1からの信号は光サーキュレータ40−2を介して出力される。
【0057】
この実施形態によると、可動ミラーユニット43において図8に示される実施形態における斜め反射による焦点のずれがないので、より高精度に所望チャネルの光信号を減衰させることができる。
【0058】
チルト型ミラーや回折格子型ミラー等の可動ミラーをMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術により作製する場合、導波路型回折格子が基板に平行な2次元構造であるのに対し、可動ミラーも基板に平行な2次元構造であるため、導波路型回折格子の端面に可動ミラーを配置するのには実装上の制約が多い。そこで、この制約を解消するための実施形態を次に説明する。
【0059】
図11は本発明による光デバイスの第6実施形態を示す断面図、図12は本発明による光デバイスの第7実施形態を示す断面図である。ここでは、斜め反射ミラー56により導波路型回折格子の光を上面に飛ばし、可動ミラー53を導波路WGと平行に配置している。
【0060】
導波路WGはこれまでに説明した全てのスラブ導波路及びアレイ導波路を含む概念として図示されており、この導波路WGは基板S1上に通常のパターニング技術により作製されている。
【0061】
図11に示される実施形態では、導波路WGを横切るかたちでV溝が例えばドライエッチングにより形成され、その斜面上に斜め反射ミラー56が形成されている。そして、導波路WGの導波光の斜め反射ミラー56を介した反射光軸上の焦点位置に可動ミラー53が配置される。可動ミラー53は基板S2の下面上に形成されているので、基板S1及びS2の位置関係を調節した上でこれらを互いに固定することで、可動ミラー53を導波路WGに対して所定の位置に位置させることができる。
【0062】
図12に示される実施形態では、斜め反射ミラー56を形成すべき斜面をV溝ではなくて研磨により得ており、それ以外に関しては図11に示される実施形態と同様である。これらの実施形態によると、可動ミラー53を導波路WGと平行に配置することができるので、実装上の制限を受けることなく容易に光デバイスを作製することができる。
【0063】
図13は本発明による光デバイスの第7実施形態を示す平面図、図14は図13に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。この光デバイスは、3つのスラブ導波路61−1,62及び64−1と、これらを接続する2つのアレイ導波路61−2及び64−2とを備えている。
【0064】
スラブ導波路61−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第1面61−1A及び第2面61−1Bを有しており、スラブ導波路64−1は、入力側及び出力側にそれぞれ対応する第3面64−1A及び第4面64−1Bを有している。スラブ導波路62は、アレイ導波路61−2によりスラブ導波路61−1の第2面61−1Bに接続される第1の部分62−1と、アレイ導波路64−2によりスラブ導波路64−1の第3面64−1Aに接続される第2の部分62−2とからなる。
【0065】
スラブ導波路61−1にはその第1面61−1Aに2つの入力導波路60−1及び60−2が接続されており、スラブ導波路64−1にはその第4面64−1Bに2つの出力導波路65−1及び65−2が接続されている。
【0066】
スラブ導波路62の第1の部分62−1は、アレイ導波路61−2が接続される第5面62−1Aと第5面62−1Aに対向して反射位置を提供する第6面62−1Bとを有し、スラブ導波路62の第2の部分62−2は、アレイ導波路64−2が接続される第7面62−2Aと第7面62−2Aに対向して反射位置を提供する第8面62−2Bとを有している。
【0067】
スラブ導波路62の第1の部分62−1の近傍には、その第6面62−1Bに対向するように第1の可動ミラーユニット63−1が設けられており、スラブ導波路62の第2の部分62−2の近傍には、その第8面62−2Bに対向するように第2の可動ミラーユニット63−2が設けられている。可動ミラーユニット63−1及び63−2の各々は、この実施形態では、複数の(ここでは入力チャネル数の2倍の数に対応して10個の)ミラーを含む。各ミラーはその傾斜角度が可変である。
【0068】
入力導波路60、スラブ導波路61−1、アレイ導波路61−2及びスラブ導波路62の第1の部分62−1は第1の導波路型回折格子を構成し、出力導波路65、スラブ導波路64−1、アレイ導波路64−2、スラブ導波路62の第2の部分62−2は第2の導波路型回折格子を構成する。可動ミラーユニット63−1は第1の導波路型回折格子の概ね焦点に配置され、可動ミラーユニット63−2は第2の導波路型回折格子の概ね焦点に配置される。第1の導波路型回折格子を通過した光信号は、波長毎に可動ミラーユニット63−1及び63−2の異なる位置に集光し、各可動ミラーによって光路の切り替えを行うことによって、光波長スイッチ機能が実現される。
【0069】
ここでは、入力導波路60−1には波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力Aが入力され、入力導波路60−2には波長λB1(=λA1),λB2(=λA2),λB3(=λA3),λB4(=λA4)及びλB5(=λA5)を有する光信号からなる入力Bが入力され、出力導波路65−1からは波長λA1,λB2,λA3,λA4及びλB5を有する光信号からなる出力Aが出力され、出力導波路65−2からは波長λB1,λA2,λB3,λB4及びλA5を有する光信号からなる出力Bが出力されるように可動ミラーユニット63−1及び63−2が機能している。
【0070】
先ず簡単に本実施形態の動作を説明すると、2組の可動ミラーユニット63−1及び63−2を用いることで、入力A及びBと出力A及びBとの間で任意波長の交換可能なフルクロスコネクトの機能が提供されているのである。
【0071】
第1の導波路型回折格子の第6面62−1Bでは、入力Aからの光と入力Bからの光が交互に集光するよう構成され、可動ミラーユニット63−1及び63−2によって、各波長の光路がスルー/クロスの2状態にスイッチすることができる。これにより、第2の導波路型回折格子における入力位置を波長毎に切り替えることができ、結果、出力A及びBに任意波長を振り分けることが可能となる。
【0072】
また、この実施形態においては、両可動ミラーユニット63−1及び63−2の中間程度に焦点を設計する必要があるため(前述の「概ね焦点」という語句はこの必要性に起因する表現である。)、各ミラー上のビームが広がり高精度化が困難になる可能性がある。この可能性を排除するための実施形態を次に説明する。
【0073】
図15及び図16はそれぞれ本発明による光デバイスの第8及び第9実施形態を示す平面図である。図15に示される実施形態では、スラブ導波路62の第1の部分62−1と第2の部分62−2の境界面に凸レンズ62−3を形成しておくことによって、可動ミラーユニット63−1及び63−2の両方に焦点を合わせるようにしている。また、図16に示される実施形態では、スラブ導波路62の第1の部分62−1と第2の部分62−2の境界面に凹レンズ62−4を形成しておくことによって、可動ミラーユニット63−1及び63−2の両方に焦点を合わせるようにしている。これにより、各ミラー上のビーム広がりを防止して、高精度化可能になる。
【0074】
尚、凸レンズ62−3を得るためには、スラブ導波路の実効屈折率よりも高屈折率の材料を充填し、凹レンズ62−4を得るためには、スラブ導波路の実効屈折率よりも低屈折率の材料を充填すればよい。
【0075】
図17は本発明による光デバイスの第10実施形態を示す平面図、図18は図17に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【0076】
この光デバイスは、2つのスラブ導波路71−1及び72−1と、これらを接続するアレイ導波路71−2とを備えている。スラブ導波路71−1は互いに対向する第1面71−1A及び第2面71−1Bを有し、スラブ導波路72−1は互いに対向する第3面72−1A及び第4面72−1Bを有している。
【0077】
アレイ導波路71−2は互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなり、第2面71−1Bと第3面72−1Aを接続するように設けられている。
【0078】
スラブ導波路71−1にはその第1面71−1Aに入力導波路70−1及び光サーキュレータ75−1と入力導波路70−2及び光サーキュレータ75−2とが接続されている。また、スラブ導波路72−1の近傍にはその第4面72−1Bに対向するように可動ミラーユニット73−1及び固定ミラー73−2が設けられている。
【0079】
ここでは、入力導波路70−1には波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力Aが光サーキュレータ75−1を介して入力され、入力導波路70−2には波長λB1,λB2,λB3,λB4及びλB5を有する光信号からなる入力Bが光サーキュレータ75−2を介して入力されている。
【0080】
スラブ導波路71−1、アレイ導波路71−2及びスラブ導波路72−1は導波路型回折格子を構成している。可動ミラーユニット73−1及び固定ミラーユニット73−2はその導波路型回折格子の焦点に配置される。導波路型回折格子を通過した光信号は、波長毎に可動ミラーユニット73−1の異なる位置に集光し、各可動ミラーによって光路の切り替えを行うことによって、任意波長の交換が可能なフルクロスコネクト型の光波長スイッチ機能が実現される。
【0081】
図18に示されるように、可動ミラーユニット73−1の各ミラーとして、45°ミラーを組み合わせたV字型ミラーを用いることで、入力Aからの光信号と入力Bからの光信号を入換えない状態Aと、入力Aからの光信号と入力Bからの光信号を入換える状態Bとを切換え可能である。可動ミラーユニット73−1の各ミラーは上下方向(紙面に垂直な方向)に移動可能であり、各ミラーが光軸上にある場合には光路が切り替わり、各ミラーが光軸から外れた場合には、固定ミラーユニット73−2により元の光路に反射する。これにより、導波路型回折格子に反射するときの入力位置を波長毎に切り替えることができ、結果、出力A及びBに任意波長を振り分けることが可能となる。
【0082】
図19は本発明による光デバイスの第11実施形態を示す平面図、図20は図19に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【0083】
この光デバイスは、2つのスラブ導波路81−1及び82−1と、これらを接続するアレイ導波路81−2とを備えている。スラブ導波路81−1は互いに対向する第1面81−1A及び第2面81−1Bを有し、スラブ導波路82−1は互いに対向する第3面82−1A及び第4面82−1Bを有している。
【0084】
アレイ導波路81−2は互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなり、第2面81−1Bと第3面82−1Aを接続するように設けられている。
【0085】
スラブ導波路81−1にはその第1面81−1Aに入力導波路80−1及び光サーキュレータ85−1と入力導波路80−2及び光サーキュレータ85−2とが接続されている。また、スラブ導波路82−1の近傍にはその第4面82−1Bに対向するように可動ミラーユニット83−1及び固定ミラー83−2が設けられている。
【0086】
ここでは、入力導波路80−1には波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力Aが光サーキュレータ85−1を介して入力され、入力導波路80−2には波長λB1,λB2,λB3,λB4及びλB5を有する光信号からなる入力Bが光サーキュレータ85−2を介して入力されている。
【0087】
スラブ導波路81−1、アレイ導波路81−2及びスラブ導波路82−1は導波路型回折格子を構成している。可動ミラーユニット83−1及び固定ミラーユニット83−2はその導波路型回折格子の焦点に配置される。導波路型回折格子通過した光信号は、波長毎に可動ミラーユニット83−1の異なる位置に集光し、各可動ミラーによって光路の切り替えを行うことによって、任意波長の交換が可能なフルクロスコネクト型の光波長スイッチ機能が実現される。
【0088】
図20に示されるように、固定ミラーユニット83−2の各ミラーとして45°ミラーを組み合わせたV字型ミラーを用いると共に、可動ミラーユニット83−1の各ミラーとして平面ミラーを用いることで、入力Aからの光信号と入力Bからの光信号を入換える状態Aと、入力Aからの光信号と入力Bからの光信号を入換えない状態Bとを切換え可能である。可動ミラーユニット83−1の各ミラーは上下方向(紙面に垂直な方向)に移動可能であり、各ミラーが光軸から外れた場合には光路が切り替わり、各ミラーが光軸上にある場合には、可動ミラーユニット83−1により元の光路に反射する。これにより、導波路型回折格子に反射するときの入力位置を波長毎に切り替えることができ、結果、出力A及びBに任意波長を振り分けることが可能となる。
【0089】
尚、この実施形態では、スラブ導波路82−1の第4面82−1Bを厳密な焦点面(ローランド円)上に配置することで、ビームスポットの広がりをなくし、高精度化を実現している。
【0090】
図21は本発明による光デバイスの第12実施形態を示す平面図、図22は図21に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【0091】
この光デバイスは、波長λA1,λA2,λA3,λA4及びλA5を有する光信号からなる入力Aが入力する入力導波路90と、入力導波路90が接続されるスラブ導波路91−1と、スラブ導波路91−1にその一端が接続されるアレイ導波路91−2と、アレイ導波路91−2の他端に接続されるスラブ導波路92−1と、スラブ導波路92−1に対向するように設けられたスラブ導波路92−2と、これらのスラブ導波路92−1及び92−2の間に介在する可動ミラーユニット93と、スラブ導波路92−2にその一端が接続されるアレイ導波路94−2と、アレイ導波路94−2の他端が接続されるスラブ導波路94−1と、スラブ導波路に接続される出力導波路95−1及び95−2と、出力導波路95−2に接続される光カプラ95−3とを備えている。
【0092】
可動ミラーユニット93の各ミラーは、一対の45°ミラーを平行に配置して構成され、各ミラー対は紙面に垂直な方向に移動可能である。従って、光信号を元の光軸上に透過させる状態Aと、ドロップのために光信号をミラー対で反射させて光軸シフトさせる状態Bと択一的に切換え可能である。
【0093】
ここでは、ドロップされるべき波長λA2及びλA5の光信号が出力Bとして出力導波路95−1から出力され、それ以外の光信号は、光カプラ95−3でアッドされた波長λB2及びλB5の光信号と共に出力Aとして光カプラ95−3から出力されている。
【0094】
この実施形態によると、フルクロスコネクトの機能を得ることはできないものの、光サーキュレータを不要にすることができる。
【0095】
図23は本発明による光デバイスの第13実施形態を示す平面図、図24は図23に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【0096】
この実施形態は、第12実施形態と対比して、スラブ導波路92−1と可動ミラーユニット93との間に可動シャッターユニット103が付加的に設けられている点で特徴付けられる。
【0097】
可動シャッターユニット103の各シャッターは可動ミラーユニット93の各ミラー対に対応して設けられており、各シャッターの位置を紙面に垂直な方向に変化させることで光軸の一部又は全部を遮るようにして、光可変減衰器の機能を得ている。
【0098】
このように、本実施形態によると、各チャネルの光信号を任意の減衰率で減衰させることができるという付加的な効果が得られる。
【0099】
尚、この実施形態におけるのと同様な可動シャッターユニットを他の実施形態に適用することもできる。
【0100】
ところで、可動ミラーのピッチは、回折による波長毎(チャネル毎)の振れ角θと、スラブ導波路での焦点距離Fから一義的に決定される。一方、微小な可動ミラーが作製困難であり、振れ角θは約0.001rad/チャネルと大幅な増大は困難であることから、焦点距離Fを大きく設計することが望ましい。このために改良された実施形態を次に説明する。
【0101】
図25は本発明による光デバイスの第14実施形態を示す平面図である。この実施形態では、第1実施形態との対比において、レンズ112−3及び112−4を付加的に有するスラブ導波路112−1を採用することで光学系の設計自由度を大きくし、焦点距離Fを拡大している。
【0102】
レンズ112−3及び112−4の各々は、例えば、スラブ導波路112−1の実効屈折率よりも高屈折率の材料を充填することにより得られる凸レンズである。アレイ導波路11−2及び14−2の各々のスラブ導波路112−1側の端は、これまでの実施形態では円弧上に配列してレンズの効果を持たせていたが、本実施形態では出射端が平行となるよう、まっすぐに配列する。
【0103】
この実施形態によると、可動ミラーユニット13におけるミラーピッチの設計の自由度が大きくなり、設計及び製造が容易な光デバイスの提供が可能になる。
【0104】
図26は本発明による光デバイスの第15実施形態を示す平面図である。この実施形態では、第14実施形態との対比において、スラブ導波路112−1が空間ビーム系ASに置換されている。それに伴い、アレイ導波路11−2及び14−2の端部を固定するためにごく小さなスラブ導波路112−5及び112−6が用いられており、スラブ導波路の光の閉じ込め作用に対応する効果を得るために、スラブ導波路112−5及び112−6にそれぞれ対向してシリンドリカルレンズ112−7及び112−8が設けられている。
【0105】
この実施形態によると、スラブ導波路の面積を大幅に縮小できるため、導波路型回折格子を安価に作製することが可能である。
【0106】
図27は本発明による光デバイスの第16実施形態を示す平面図である。この実施形態では、図17に示されるとの対比において、レンズ122−3を付加的に有するスラブ導波路122−1を採用することで光学系の設計自由度を大きくし、焦点距離Fを拡大している。
【0107】
レンズ122−3は、例えば、スラブ導波路112−1の実効屈折率よりも低い折率の材料を充填することにより得られる凹レンズである。アレイ導波路71−2のスラブ導波路122−1側の端は、これまでの実施形態では円弧上に配列してレンズの効果を持たせていたが、本実施形態では出射端が平行となるよう、まっすぐに配列する。
【0108】
この実施形態によると、可動ミラーユニット73−1におけるミラーピッチの設計の自由度が大きくなり、設計及び製造が容易な光デバイスの提供が可能になる。
【0109】
図28は本発明による光デバイスの第17実施形態を示す平面図である。この実施形態では、第16実施形態との対比において、スラブ導波路122−1が空間ビーム系ASに置換されている。それに伴い、スラブ導波路の光の閉じ込め作用に対応する効果を得るために、アレイ導波路71−2の端に対向してシリンドリカルレンズ122−7が設けられている。
【0110】
この実施形態によると、スラブ導波路が1つ不要になるので、導波路型回折格子を安価に作製することが可能である。
【0111】
尚、図25及び27においては、スラブ導波路がレンズを備えている構成であり、図26及び28においては、スラブ導波路に代えて空間導波路を用いた構成であるが、これらの構成はこの実施形態に限定されず、他の全ての実施形態にも適用可能である。
【0112】
図29は本発明による光デバイスの第18実施形態を示す平面図である。この実施形態では、図4に示されるとの対比において、凹面鏡132−3及び132−4を付加的に有するスラブ導波路132−1を採用することで光学系の設計自由度を大きくし、焦点距離Fを拡大している。
【0113】
凹面鏡132−3及び132−4は、例えば、スラブ導波路132−1の外周を凹面にパターニングすることにより得られる。アレイ導波路21−2及び24−2のスラブ導波路132−1側の端は、これまでの実施形態では円弧上に配列してレンズの効果を持たせていたが、本実施形態では出射端が平行となるよう、まっすぐに配列する。
【0114】
この実施形態によると、可動ミラーユニット73−1におけるミラーピッチの設計の自由度が大きくなり、設計及び製造が容易な光デバイスの提供が可能になる。また、光線の折り返しによりスラブ導波路の面積を縮小して小型化が可能になるという効果もある。
【0115】
本発明は以下の付記を含むものである。
【0116】
(付記1) 入力側及び出力側にそれぞれ対応する第1面及び第2面を有する第1の導波路と、
入力側及び出力側にそれぞれ対応する第3面及び第4面並びに前記第3面及び前記第4面に対して反射位置を提供する第5面を有し、前記第5面の中央を横切る平面に対して対称な形状を有する第2の導波路と、
入力側及び出力側にそれぞれ対応する第6面及び第7面を有する第3の導波路と、
前記第2面及び前記第3面を接続するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなる第1のアレイ導波路と、
前記第5面及び前記第6面を接続するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなる第2のアレイ導波路と、
前記第5面に対向するように設けられた複数の可動ミラーを含むミラーユニットとを備えた光デバイス。
【0117】
(付記2) 前記第1乃至第3の導波路はスラブ導波路である付記1記載の光デバイス。
【0118】
(付記3) 前記第1及び第3の導波路はスラブ導波路であり、前記第2の導波路は空間導波路である付記1記載の光デバイス。
【0119】
(付記4) 前記複数の可動ミラーの各々は前記第5面に相対的に近い第1の位置と前記第5面に相対的に遠い第2の位置を含む少なくとも2つの反射位置を提供する付記1記載の光デバイス。
【0120】
(付記5) 前記可動ミラーは前記第1及び第2の位置の間で連続的に位置の確定が可能に構成される付記4記載の光デバイス。
【0121】
(付記6) 前記第1面に接続された第1及び第2の入力導波路と前記第7面に接続された第1及び第2の出力導波路とを更に備えた付記4記載の光デバイス。
【0122】
(付記7) 前記第1の入力導波路には、前記複数の可動ミラーの数に対応するチャネル数の互いに異なる波長を有する複数の光信号が供給される付記6記載の光デバイス。
【0123】
(付記8) 前記可動ミラーが前記第1の位置に位置するときには、対応するチャネルの光信号は前記第1の出力導波路から出力され、
前記可動ミラーが前記第2の位置に位置するときには、対応するチャネルの光信号は前記第2の出力導波路から出力される付記7記載の光デバイス。
【0124】
(付記9) 前記複数の可動ミラーの各々は前記第3面からの光を前記第4面に向けて反射させる第1の傾斜角と前記第3面からの光を前記第3面に向けて反射させる第2の傾斜角とを含む少なくとも2つの傾斜角を提供する付記1記載の光デバイス。
【0125】
(付記10) 前記可動ミラーは前記第1及び第2の傾斜角の間で連続的に角度の確定が可能に構成される付記9記載の光デバイス。
【0126】
(付記11) 前記第1面に接続された入力導波路と前記第7面に接続された出力導波路とを更に備えた付記9記載の光デバイス。
【0127】
(付記12) 前記入力導波路には、前記複数の可動ミラーの数に対応するチャネル数の互いに異なる波長を有する複数の光信号が供給される付記11記載の光デバイス。
【0128】
(付記13) 前記可動ミラーが前記第1の傾斜角にあるときには、対応するチャネルの光信号は前記出力導波路から出力され、
前記可動ミラーが前記第2の傾斜角にあるときには、対応するチャネルの光信号は前記入力導波路から出力される付記12記載の光デバイス。
【0129】
(付記14) 前記入力導波路から出力される光信号を取り出すために前記入力導波路に接続された光サーキュレータを更に備えた付記13記載の光デバイス。
【0130】
(付記15) 前記出力導波路に接続された光カプラを更に備えた付記11記載の光デバイス。
【0131】
(付記16) 前記第2の導波路は、前記第3面及び前記第4面の間に位置し且つ前記第5面に対向する第8面を更に有しており、
前記第8面に接続され互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなる第3のアレイ導波路と、前記アレイ導波路に接続される第4のスラブ導波路とを更に備えた付記1記載の光デバイス。
【0132】
(付記17) 前記複数の可動ミラーの各々は前記第3面からの光を前記第4面に向けて反射させる第1の傾斜角と前記第3面からの光を前記第8面に向けて反射させる第2の傾斜角とを含む少なくとも2つの傾斜角を提供する付記16記載の光デバイス。
【0133】
(付記18) 前記複数の可動ミラーの各々は前記第3面からの光を前記第4面に向けて全反射させる第1の状態と前記第3面からの光を散乱させて前記第4面に向けて反射させる第2の状態とを切換え可能な回折格子型ミラーである付記1記載の光デバイス。
【0134】
(付記19) 前記第1面に接続された入力導波路と前記第7面に接続された出力導波路とを更に備えた付記18記載の光デバイス。
【0135】
(付記20) 互いに対向する第1面及び第2面を有する第1の導波路と、
互いに対向する第3面及び第4面を有する第2の導波路と、
前記第2面及び前記第3面を接続するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなるアレイ導波路と、
前記第4面に対向するように設けられた複数の可動ミラーを含むミラーユニットとを備えた光デバイス。
【0136】
(付記21) 前記第1及び第2の導波路はスラブ導波路である付記20記載の光デバイス。
【0137】
(付記22) 前記第1の導波路はスラブ導波路であり、前記第2の導波路は空間導波路である付記20記載の光デバイス。
【0138】
(付記23) 前記複数の可動ミラーの各々は前記第3面からの光を前記第3面に向けて全反射させる第1の状態と前記第3面からの光を散乱させて前記第3面に向けて反射させる第2の状態とを切換え可能な回折格子型ミラーである付記20記載の光デバイス。
【0139】
(付記24) 前記第1の面に接続された入出力導波路と、前記入出力導波路に接続された光サーキュレータとを更に備えた付記20記載の光デバイス。
【0140】
(付記25) 入力側及び出力側にそれぞれ対応する第1面及び第2面を有する第1の導波路と、
入力側に対応する第3面及び及び前記第3面に対向して第1の反射位置を提供する第4面を有する第1の部分と出力側に対応する第5面及び前記第5面に対向して第2の反射位置を提供する第6面を有する第2の部分とを含む第2の導波路と、
入力側及び出力側にそれぞれ対応する第7面及び第8面を有する第3の導波路と、
前記第2面及び前記第3面を接続するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなる第1のアレイ導波路と、
前記第5面及び前記第7面を接続するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなる第2のアレイ導波路と、
前記第4面に対向するように設けられた複数の可動ミラーを含む第1のミラーユニットと、
前記第6面に対向するように設けられた複数の可動ミラーを含む第2のミラーユニットとを備えた光デバイス。
【0141】
(付記26) 前記第1乃至第3の導波路はスラブ導波路である付記25記載の光デバイス。
【0142】
(付記27) 前記第1及び第3の導波路はスラブ導波路であり、前記第2の導波路は空間導波路である付記25記載の光デバイス。
【0143】
(付記28) 前記第1面に接続された第1及び第2の入力導波路と前記第8面に接続された第1及び第2の出力導波路とを更に備え、
前記第1及び第2の入力導波路の各々には異なる波長を有する複数の光信号が入力され、
前記第1及び第2のミラーユニットの各々は前記各複数の光信号のチャネル数の2倍に対応する数の可動ミラーを含み、
前記第1及び第2のミラーユニットは、前記第1及び第2の入力導波路に入力された複数の光信号から選択される1つ又はそれ以上の光信号が交換されて前記第1及び第2の出力導波路から出力されるように駆動される付記25記載の光デバイス。
【0144】
(付記29) 前記第2の導波路は前記第4面及び前記第6面の間に設けられたレンズを有している付記25記載の光デバイス。
【0145】
(付記30) 前記第1面に接続された第1及び第2の入出力導波路と、
前記第1及び第2の入出力導波路にそれぞれ接続された第1及び第2の光サーキュレータと、
前記ミラーユニットの近傍に設けられた固定ミラーユニットとを更に備えた付記20記載の光デバイス。
【0146】
(付記31) 前記固定ミラーユニットは平板ミラーであり、
前記ミラーユニットは独立して駆動される複数のV字型ミラーであり、
各V字型ミラーは、前記第1及び第2の入出力導波路に入力された光信号を入換えて出力する第1の状態と入換えないで出力する第2の状態とを切換えるように駆動される付記30記載の光デバイス。
【0147】
(付記32) 前記固定ミラーユニットは複数のV字型ミラーであり、
前記ミラーユニットは独立して駆動される複数の平板ミラーであり、
各平板ミラーは、前記第1及び第2の入出力導波路に入力された光信号を入換えて出力する第1の状態と入換えないで出力する第2の状態とを切換えるように駆動される付記30記載の光デバイス。
【0148】
(付記33) 入力側及び出力側にそれぞれ対応する第1面及び第2面を有する第1のスラブ導波路と、
入力側及び出力側にそれぞれ対応する第3面及び第4面を有する第2のスラブ導波路と、
入力側及び出力側にそれぞれ対応する第5面及び第6面を有する第3のスラブ導波路と、
入力側及び出力側にそれぞれ対応する第7面及び第8面を有する第4のスラブ導波路と、
前記第2面及び前記第3面を接続するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなる第1のアレイ導波路と、
前記第4面及び前記第5面の間に設けられた複数の可動ミラーを含むミラーユニットと、
前記第6面及び前記第7面を接続するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなる第2のアレイ導波路とを備えた光デバイス。
【0149】
(付記34) 前記第1乃至第4の導波路はスラブ導波路である付記33記載の光デバイス。
【0150】
(付記35) 前記第1及び第4の導波路はスラブ導波路であり、前記第2及び第3の導波路は空間導波路である付記33記載の光デバイス。
【0151】
(付記36) 前記複数の可動ミラーの各々は光路に対して45°傾斜するように設けられた独立駆動可能なミラー対からなり、各ミラー対は光路をシフトさせない状態と平行にシフトさせる状態とを切換えるように駆動される付記33記載の光デバイス。
【0152】
(付記37) 前記複数の可動ミラーに対応して設けられた複数の可動シャッターを更に備え、各可動シャッターは対応する光路の一部を遮ることによりその光路の光信号に調節可能な減衰を与える付記33記載の光デバイス。
【0153】
(付記38) 前記第2のスラブ導波路は前記第3面及び前記第5面の間に設けられた第1のレンズと前記第5面及び前記第4面の間に設けられた第2のレンズとを有している付記1記載の光デバイス。
【0154】
(付記39) 前記第2の導波路は前記第3面及び前記第4面の間に設けられた第1のレンズと前記第5面及び前記第6面の間に設けられた第2のレンズとを有している付記33記載の光デバイス。
【0155】
(付記40) 前記第2の導波路は前記第3面及び前記第4面の間に設けられたレンズを更に備えた付記18記載の光デバイス。
【0156】
(付記41) 前記第2の導波路は、前記第3面及び前記第5面を反射光路で結合する第1の凹面鏡と、前記第4面及び前記第5面を反射光路で結合する第2の凹面鏡とを有している付記1記載の光デバイス。
【0157】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によると、高分解能で小型化が可能な光波長スイッチとして動作可能な光デバイスを提供することができるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による光デバイスの第1実施形態を示す平面図である。
【図2】図2は図1に示される光デバイスにおける可動ミラーユニット13の動作を説明するための図である。
【図3】図3の(A)及び(B)は図1に示される光デバイスの動作を説明するための図である。
【図4】図4は本発明による光デバイスの第2実施形態を示す平面図である。
【図5】図5は図4に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【図6】図6は本発明による光デバイスの第3実施形態を示す平面図である。
【図7】図7は図6に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【図8】図8は本発明による光デバイスの第4実施形態を示す平面図である。
【図9】図9は図8に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【図10】図10は本発明による光デバイスの第5実施形態を示す平面図である。
【図11】図11は本発明による光デバイスの第6実施形態を示す断面図である。
【図12】図12は本発明による光デバイスの第7実施形態を示す断面図である。
【図13】図13は本発明による光デバイスの第7実施形態を示す平面図である。
【図14】図14は図13に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【図15】図15は本発明による光デバイスの第8実施形態を示す平面図である。
【図16】図16は本発明による光デバイスの第9実施形態を示す平面図である。
【図17】図17は本発明による光デバイスの第10実施形態を示す平面図である。
【図18】図18は図17に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【図19】図19は本発明による光デバイスの第11実施形態を示す平面図である。
【図20】図20は図19に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【図21】図21は本発明による光デバイスの第12実施形態を示す平面図である。
【図22】図22は図21に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【図23】図23は本発明による光デバイスの第13実施形態を示す平面図である。
【図24】図24は図23に示される光デバイスにおける可動ミラーユニットの動作を説明するための図である。
【図25】図25は本発明による光デバイスの第14実施形態を示す平面図である。
【図26】図26は本発明による光デバイスの第15実施形態を示す平面図である。
【図27】図27は本発明による光デバイスの第16実施形態を示す平面図である。
【図28】図28は本発明による光デバイスの第17実施形態を示す平面図である。
【図29】図29は本発明による光デバイスの第18実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 入力導波路
11−1,12−1,14−1 スラブ導波路
11−2,14−2 アレイ導波路
13 可動ミラー
15 出力導波路
Claims (1)
- 出力面を有する出力側スラブ導波路と、
入力面を有する入力側スラブ導波路と、
前記出力側スラブ導波路の前記出力面と前記入力側スラブ導波路の前記入力面とにそれぞれ対向するように設けられ、互いに異なる光路長を有する複数の導波路からなるアレイ導波路と、
前記入力面とは異なる前記入力側スラブ導波路の面に対向するように設けられ、前記出力面と前記入力面との間の光路を切り替えるよう動作する複数の可動ミラーと固定ミラーとを含むミラーユニットとを備え、
前記各可動ミラー及び前記固定ミラーは、いずれか一方は反射点を2つ有する形状の第1のミラー、他方は反射点を1つ有する形状の第2のミラーからなり、前記各可動ミラーは、入射光の進行方向に垂直な方向、且つ前記複数の可動ミラーが配置される方向に垂直な方向への個別の移動により、前記第1のミラー及び前記第2のミラーのいずれか一方のミラーで光が反射され、反射する光の反射点を1つあるいは2つに切り替えができ、反射点が1つの1点反射により光をまっすぐ返し、反射点が2つの2点反射により光を該光の最初の反射点までの光路の隣りの光路に返し、前記可動ミラーと前記固定ミラーは、前記反射について排他的に使用されることを特徴とする光デバイス。
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