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JP4170175B2 - エンジン搭載装置 - Google Patents
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Description

この発明は、例えば、車両の生産ラインにおいてエンジン(エンジンユニット)を車体に搭載するために用いられるエンジン搭載装置に関する。
従来のエンジン搭載装置として、図6に示すように、エンジンユニット(図示していない)搭載前および搭載後の車体1を連続的に搬送するメインライン4と、このメインライン4に一部が沿うように配置され、エンジンユニットを保持した搭載台車13がループコンベヤ14により搬送されるように構成したエンジン搭載ライン15と、エンジン搭載ライン15の搭載台車13に保持されたエンジンユニットをメインライン4において搬送される車体1に搭載するための搭載ステーション16と、前記エンジン搭載ライン15に一部が沿うように配置され、エンジンユニットを保持した準備台車17が搬送されるエンジンユニット準備ライン18と、このエンジンユニット準備ライン18の準備台車17に保持されたエンジンユニットをエンジン搭載ライン15の搭載台車13に移載するための移載ステーション19とを備えたものがある。
上記の構成からなるエンジン搭載装置では、エンジンユニット準備ライン18において、エンジンユニットが組み立てられるとともに準備台車17に載せられ、移載ステーション19において準備台車17に載せられたエンジンユニットがエンジン搭載ライン15の搭載台車13に移載され、さらに、搭載ステーション16において、エンジン搭載ライン15の搭載台車13に載せられたエンジンユニットがリフター(図示していない)によって持ち上げられ、搭載台車13からメインライン4の車体1にエンジンユニットが受け渡される。
しかし、上記の構成からなるエンジン搭載装置には、エンジン搭載ライン15、搭載ステーション16、エンジンユニット準備ライン18および移載ステーション19を設けるための広い設置スペースが必要となった。
また、上記エンジン搭載装置は、メインライン4を搬送される車体1とエンジン搭載ライン15を搬送される搭載台車13とが同期(同調)するように調節するための設備を必要とするので、これによっても設置スペースがさらに広くなるという不都合があった。
さらに、上記エンジン搭載装置は、エンジンユニットを持ち上げてメインライン4の車体1に受け渡すための油圧式または電気式のリフターを各搭載台車13に取り付けなければならず、装置全体が非常に高価になるという問題もあった。
この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、コンパクトかつ安価なエンジン搭載装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明のエンジン搭載装置は、エンジンユニットを保持した状態で上下方向に移動する載置台を有し、車体にエンジンユニットを搭載するための搭載台車と、エンジンユニット搭載前および搭載後の車体を連続的に搬送するメインラインに沿う搭載ラインを一部に有し、搭載台車を搬送するループコンベヤと、搭載ラインに沿って搭載台車とともに移動し、載置台を持ち上げるための駆動力を搭載台車に供給する1台の駆動台車とを備え、エンジンユニットの組み立てをループコンベヤ上で行うように構成し、さらに、前記駆動台車を搭載ラインの上流端付近から下流端付近までの間を往復させるように構成している(請求項1)。
また、この発明は別の観点から、エンジンユニットを保持した状態で上下方向に移動する載置台を有し、車体にエンジンユニットを搭載するための搭載台車と、エンジンユニット搭載前および搭載後の車体を連続的に搬送するメインラインに沿う搭載ラインを一部に有し、搭載台車を搬送するループコンベヤと、搭載ラインに沿って搭載台車とともに移動し、載置台を持ち上げるための駆動力を搭載台車に供給する複数台の駆動台車とを備え、エンジンユニットの組み立てをループコンベヤ上で行うように構成し、さらに、前記複数台の駆動台車を循環させて順次搭載ラインの上流端付近から下流端付近へと移動させるように構成したことを特徴とするエンジン搭載装置を提供する(請求項2)。
好ましくは、ループコンベヤが、搭載台車を搭載ラインの上流端から下流端まで移動させる駆動コンベヤを有し、駆動コンベヤによって搭載ライン上の搭載台車を移動させることにより、ループコンベヤによって間接的に連結された全ての搭載台車を移動させるように構成した(請求項)。
また、この発明において、駆動コンベヤは、メインラインの車体と同じ速度・同じピッチで搭載台車を搬送し、かつメインラインの車体に同期して搭載台車が搭載ラインを流れるように構成するのが好ましい(請求項4)。
また、この発明において、載置台には、水平方向の軸まわりに回動するアームが接続されており、アームの回動に伴って載置台が上下に移動するように構成されているのが好ましい(請求項5)。
上記の構成からなる発明では、コンパクトかつ安価なエンジン搭載装置を提供することができる。
すなわち、請求項1,2に係る発明では、上述した従来のエンジン搭載装置のようにエンジンユニット準備ラインとエンジン搭載ラインとを設けて準備台車と搭載台車とを用いるのではなく、エンジンユニット準備ラインとエンジン搭載ラインとを1つのラインのみによって構成し、また、準備台車および搭載台車の両方の機能を兼用させた台車を用いるようにしてあるので、設置に必要なスペースがコンパクトなエンジン搭載装置を得ることができる。
また、搭載ラインを流れる搭載台車に駆動台車を並走させて、エンジンユニットを保持した載置台を持ち上げるための駆動力を駆動台車から搭載台車に供給するように構成してあるので、従来のエンジン搭載装置のように各搭載台車にリフターを設ける必要がなく、より安価に製造することができるエンジン搭載装置が得られる。
そして、請求項に係る発明では、搭載ライン上の搭載台車を搭載ラインの上流端から下流端まで移動させる駆動コンベヤによって全ての搭載台車を移動させるように構成してあるので、エンジン搭載装置がよりシンプルで低価格なものとなる。
図1〜図5は、この発明の一実施例を示す。
図1に示すように、この発明のエンジン搭載装置Dは、車体1にエンジンユニット2(図3(A)および(B)参照)を搭載するための搭載台車3と、エンジンユニット2搭載前および搭載後の車体1を連続的に搬送するメインライン4に沿う搭載ライン5を一部に有し、複数(この実施例では8台)の搭載台車3を搬送するループコンベヤ6とを備え、エンジンユニット2の組み立てをループコンベヤ6上で行うように構成してある。
また、エンジン搭載装置Dは、図2に示すように、搭載ライン5に沿って搭載台車3とともに移動し、搭載台車3の載置台8(後述する)を持ち上げるための駆動力を搭載台車3に供給する1台の駆動台車7を備えている。
エンジンユニット2は、図3(A)および(B)に示すように、例えば、エンジン2aと、車体1においてエンジン2aが取り付けられる部分に設けられるシャシー2bとからなる。また、エンジン2aは、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなど、車両用のエンジンである。
搭載台車3は、図3(A)および(B)に示すように、エンジンユニット2を保持した状態で上下方向に移動する載置台8を有している。この載置台8には、水平方向の軸まわりに回動するアーム9が接続されており、アーム9の回動に伴って載置台8が上下に移動するように構成されている。また、図示していないが、搭載台車3は、上下動する載置台8をガイドするためのガイドロッド等の部材を有している。
また、搭載台車3は、図4に示すように、その下部に複数(この実施例では4つ)の車輪10を有しており、容易に移動させることができるように構成されている。なお、図4には、載置台8を有する搭載台車3と有していない搭載台車3とが示されているが、実際には全ての搭載台車3がそれぞれ載置台8を有している。
搭載ライン5は、ほぼ直線状に形成されており、この実施例のエンジン搭載装置Dは、搭載ライン5の上流端において搭載台車3に保持されたエンジンユニット2の持ち上げを開始し、下流端においてエンジンユニット2の車体1への搭載が完了するように構成されている。換言すれば、搭載ライン5において、エンジンユニット2を車体1に搭載する1工程が繰り返し連続的に行われる。
ループコンベヤ6は、例えば、床上形のトウコンベヤをループ状に設けたものであり、搭載台車3に設けられたトウピン(図示していない)を引っ掛けるアタッチメント(図示していない)が取り付けられたチェーンコンベヤによって構成されている。
また、ループコンベヤ6は、図2に示すように、搭載ライン5の近傍に、搭載ライン5の上流端にきた搭載台車3を搭載ライン5の下流端へと送る駆動コンベヤ11を有している。
詳しくは、駆動コンベヤ11には、各搭載台車3に設けられた被係止部3aに係止する係止部(図示していない)が適宜の間隔で設けられており、この係止部は、搭載ライン5の上流端にきた搭載台車3の被係止部3aに係止した状態となり、駆動コンベヤ11の回動に伴って搭載台車3が搭載ライン5の下流端に送られることとなる。そして、ループコンベヤ6により間接的に連結された全ての搭載台車3が所定の方向に送られ、搭載ライン5にある1つの搭載台車3が駆動コンベヤ11により下流端側へとある程度移動すると、その搭載台車3の1つ後側にある次の搭載台車3が搭載ライン5の上流端に移動した状態となり、その搭載台車3の被係止部3aに駆動コンベヤ11の係止部が係止されて、上記と同様の作動が繰り返される。すなわち、駆動コンベヤ11の駆動によって各搭載台車3は途切れずに連続的にループコンベヤ6上を搬送されることとなる。
また、駆動コンベヤ11は、メインライン4の車体1と同じ速度・同じピッチで搭載台車3を搬送し、かつメインライン4の車体1に同期(同調)して搭載台車3が搭載ライン5を流れるように構成されている。
駆動台車7は、図5(A)および(B)に示すように、下部に複数(この実施例では4つ)の車輪12を有し、図示していないガイドによって、搭載ライン5を移動する搭載台車3と一定間隔をあけた状態で並んで搭載ライン5の上流端から下流端まで移動するように構成されている。
また、駆動台車7は、載置台8を持ち上げるための駆動力を搭載台車3に供給する手段としての電力供給部7aを有している。詳しくは、搭載台車3のアーム9には、電動機と減速機(例えば、歯車やベルトからなる機械的減速装置)とを一体化(ユニット化)したギヤードモータ(図示していない)の減速機が接続されており、ギヤードモータの電動機に駆動台車7の電力供給部7aが着脱自在に接続される。
さらに、駆動台車7は、搭載ライン5の上流端から移動して下流端に至った後、車輪12を図示していない駆動手段(例えばモータ)によって逆回転させて搭載ライン5の上流端に戻るように構成されている。
次に、エンジン搭載装置Dの作動について説明する。
まず、ループコンベヤ6上で、図外の移載ステーションにおいて搭載台車3に受け渡されたエンジン2aおよびシャシー2bはエンジンユニット2として組み立てられる。その後、エンジンユニット2を保持した搭載台車3はループコンベヤ6により搬送され、搭載ライン5の上流端に到達する。
そして、1つの搭載台車3が搭載ライン5の上流端に到達したときに、駆動台車7も搭載ライン5の上流端付近に位置するように構成してあり、搭載ライン5の上流端に到達した搭載台車3のギヤードモータに駆動台車7の電力供給部7aが接続され、搭載台車3に駆動台車7が連結された状態となる。
続いて、駆動コンベヤ11によって搭載台車3は搭載ライン5の下流端へと向かい、これに伴って搭載台車3に連結された駆動台車7も移動する。そして、この移動中に、駆動台車7の電力供給部7aから搭載台車3のギヤードモータに電力が供給され、この電力供給によってアーム9が回動し、エンジンユニット2を保持した載置台8が適宜の高さまで持ち上げられる。
その後、車体1に対するエンジンユニット2の搭載(組付け)作業が行われ、これにより、エンジンユニット2の搭載が完了する。
一方、搭載台車3が搭載ライン5の下流端に至り、車体1にエンジンユニット2を受け渡すと、搭載台車3に連結されていた駆動台車7は搭載台車3から切り離され、再び搭載ライン5の上流端付近へと高速で戻る。また、駆動台車7が切り離された搭載台車3は、再び図外の移載ステーションに送られ、この移載ステーションにおいてエンジン2aおよびシャシー2bを受け取り、上記の作動を繰り返すこととなる。
なお、この実施例は種々に変形することができる。例えば、駆動台車7を1台ではなく複数台設けることにより、1台の駆動台車7を搭載ライン5の上流端付近から下流端付近までの間を往復させるのではなく、複数台の駆動台車7を循環させて順次搭載ライン5の上流端付近から下流端付近へと移動させるようにしてもよい。この場合には、駆動台車7を搭載ライン5の下流端付近から上流端付近へと戻すための駆動手段を設ける必要がなくなり、駆動台車7の製造コストをより低く抑えることができる。
この発明の一実施例に係るエンジン搭載装置の構成を概略的に示す平面図である。 前記エンジン搭載装置の構成を概略的に示す説明図である。 (A)および(B)は、上記実施例における搭載台車の構成を概略的に示す側面図および正面図である。 上記実施例におけるループコンベヤおよび搭載台車の構成を概略的に示す斜視図である。 (A)は、上記実施例における搭載台車および駆動台車の構成を概略的に示す側面図、(B)は、上記実施例における搭載台車および駆動台車の構成を概略的に示す正面図である。 従来のエンジン搭載装置の構成を概略的に示す説明図である。
符号の説明
1 車体
2 エンジンユニット
3 搭載台車
4 メインライン
5 搭載ライン
6 ループコンベヤ
7 駆動台車
8 載置台
D エンジン搭載装置

Claims (5)

  1. エンジンユニットを保持した状態で上下方向に移動する載置台を有し、車体にエンジンユニットを搭載するための搭載台車と、エンジンユニット搭載前および搭載後の車体を連続的に搬送するメインラインに沿う搭載ラインを一部に有し、搭載台車を搬送するループコンベヤと、搭載ラインに沿って搭載台車とともに移動し、載置台を持ち上げるための駆動力を搭載台車に供給する1台の駆動台車とを備え、エンジンユニットの組み立てをループコンベヤ上で行うように構成し、さらに、前記駆動台車を搭載ラインの上流端付近から下流端付近までの間を往復させるように構成したことを特徴とするエンジン搭載装置。
  2. エンジンユニットを保持した状態で上下方向に移動する載置台を有し、車体にエンジンユニットを搭載するための搭載台車と、エンジンユニット搭載前および搭載後の車体を連続的に搬送するメインラインに沿う搭載ラインを一部に有し、搭載台車を搬送するループコンベヤと、搭載ラインに沿って搭載台車とともに移動し、載置台を持ち上げるための駆動力を搭載台車に供給する複数台の駆動台車とを備え、エンジンユニットの組み立てをループコンベヤ上で行うように構成し、さらに、前記複数台の駆動台車を循環させて順次搭載ラインの上流端付近から下流端付近へと移動させるように構成したことを特徴とするエンジン搭載装置。
  3. ループコンベヤが、搭載台車を搭載ラインの上流端から下流端まで移動させる駆動コンベヤを有し、駆動コンベヤによって搭載ライン上の搭載台車を移動させることにより、ループコンベヤによって間接的に連結された全ての搭載台車を移動させるように構成した請求項1または2に記載のエンジン搭載装置。
  4. 駆動コンベヤは、メインラインの車体と同じ速度・同じピッチで搭載台車を搬送し、かつメインラインの車体に同期して搭載台車が搭載ラインを流れるように構成されている請求項1〜3のいずれかに記載のエンジン搭載装置。
  5. 載置台には、水平方向の軸まわりに回動するアームが接続されており、アームの回動に伴って載置台が上下に移動するように構成されている請求項1〜4のいずれかに記載のエンジン搭載装置。
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