JP4174466B2 - カラーカメラの色調整システム、方法及びこのシステムを用いた文字・図形認識方法 - Google Patents
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Description
白色部分と黒色部分で記載される場合、カラーカメラで一般的に行われている白バランスの色調整で、白色部分と黒色部分の輝度差が最大となり、輝度信号を利用して文字・図形を認識する際に、従来の認識率に影響を与えることない。
また、従来の画像処理装置では、カラー文書画像の特徴を利用することにより、より単純な構成でカラー文書画像の文字を認識するため、カラー文書画像を入力し、該カラー文書画像の文字認識を行う文字認識装置において、カラー文書画像を構成する各画素のカラー信号における複数の色成分信号の最大値または最小値を当該画素の代表値としてグレー画像に変換するグレー変換回路と、グレー変換回路で変換されたグレー画像を2値化する2値化回路と、2値化回路の2値データから文字認識をおこなう文字認識回路とを備えるものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の画像修正装置では、デジタル画像のRGBデータの分布状況を基に認識率の向上を実現し得る画像修正装置及び画像修正プログラムの提供を行うため、画像入力部から1フレーム分のデジタル画像データが入力されると、入力された画像データはRAMに転送され、ビットマップイメージで展開され、RAMへの展開が終わると、画像修正処理プログラムにしたがって処理対象のR、G、Bの値と周囲のデータのR、G、Bの値を比較し、処理対象が減光処理の対象(背景)なのか文字(前景)なのかを判定し、減光処理の対象について光量均一化による補正を行うようにしている(例えば、特許文献3参照)。
また、従来の装置では、多色刷り画像文書からカラーを除去するための方法及びさまざまな行程を提供するため、文書の画像のすべての画素のすべてのカラー情報が同時に与えられ、すべての画素PELに関して、すべての与えられたカラーの画像信号が分析され、すべての画素に関して、画像文書の背景についてコントラストが最低のこのカラーに対するこの画像信号が選択されるようにしている。(例えば、特許文献4参照)。
また、従来の画像処理装置では、画像読み取りセンサからのR、G、B信号をそれぞれ増幅する場合の各増幅率の設定を容易に行うため、画像読取部201−3で標準白色板を読み取って得られるRGB信号はそれぞれアナログ処理回路118〜120内の増幅器で増幅される。各増幅器の増幅率は標準とその±αとの3段階に設定可能で、先ず、標準に設定して、そのときのRGB信号のうち中間レベルを得た信号の増幅器の出力が所定値となるように上記白色板を照射する光量を調整する。その後、残りの2つの信号の各増幅器の増幅率を各増幅出力が飽和しないで最大となるように設定することにより、RGB信号
のレベルを均一に調整するようにしている。(例えば、特許文献5参照)。
また、従来の光学式文字読取装置では、カラーイメージセンサの相対的な出力レベル差に影響されずに、正確な色判定を行い、ドロップアウトカラーを確実に除去するOCRを提供するため、赤,緑,青の色信号rd,gr,blは、色判定部31〜34と最大値検出部へ与えられ、色判定部は、それぞれ異なるクラスの基準値を基に色判定を行い、最大値検出部は色信号の最大値maxを検出し、ピーク検出部は最大値maxからピーク値peakを検出し、レベル判定部は、ピーク値peakから色信号レベルのクラスを判定し、判定結果cselを色情報選択部へ与え、色情報選択部は、判定結果cselに基づき、色判定部から出力される色判定結果の中から色信号レベルに対応する色判定結果bselを選択し、輝度信号選択部は、選択された色判定結果bselに基づいて輝度信号bwを選択出力するようにしている。(例えば、特許文献6参照)。
また、従来の画像処理装置では、カラー画像から必要とする画像だけを抽出する画像処理装置及び光学式文字読取装置に関し、必要とする画像を確実に抽出できる画像処理装置及び光学式文字読取装置を提供することを目的とするため、カラー画像入力部により帳票のカラー画像をRGBの三原色で読み取り、抽出回路により読み取った三原色の成分から最大の値と最小の値を抽出し、抽出した最大値及び最小値から最大値を明度V値として、最小値を最大値で除算した値を彩度S値として抽出し、S値比較回路により彩度をS閾値と比較して、V閾値選択回路によりS値比較回路の比較結果に応じて大小2つのV閾値から1つのV閾値を選択し、V閾値選択回路で選択されたV閾値と抽出回路で抽出された明度と比較し、白又は黒を判定し、カラー画像から文字画像を抽出するようにしている。(例えば、特許文献7参照)。
また、従来の画像読取装置では、透過原稿の種類に応じてランプの照明光量調整及び増幅器のゲイン調整を行うようにした画像読取装置を提供するため、CCDリニアイメージセンサから出力されるカラー画像信号を増幅する増幅器と、これらの増幅器の出力信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、透過原稿を照明する光源と、光源の照明光量を変更するための着脱可能な光学的フィルタと、透過原稿の種類に応じてフィルタの特性から必要となる光源の照明光量の制御値及び増幅器の増幅ゲイン制御値を算出する制御手段とを備えた構成としたものがある。(例えば、特許文献8参照)。
また、従来の書類撮影装置では、定型書式の複写式手書き書類のように、複写された手書き文字と予め印刷された文字とが混在している書類を撮影したときにも、両方の文字が鮮明に現れた画像を生成できる書類撮影装置の提供をおこなうため、画像処理部は、成分範囲選択増幅部でなっており、R成分範囲選択増幅部は、R成分データ及びR成分増幅パラメータを受け、パラメータの座標データで選択された所定領域枠の範囲に関するR成分データを、パラメータの増幅度のデータに従って増幅し、R成分画像補正データとして出力し、画像処理部は、青色の線を強調する処理を入力データに加えるために、地色のレベルより暗いレベルのR成分及びG成分を増幅し、暗い方向(輝度の低い方向)に下げるようにしている。(例えば、特許文献9参照)。
さらに、本発明は、白バランス機能に本発明の新たな機能を加えるので、構成が複雑にならないようにすることを目的とする。
さらに、前記最大輝度差取得色調整部は前記イメージセンサに時分割多重化を要求する情報を提供し、前記イメージセンサは提供された情報を基に変換した赤成分、緑成分、青成分の電気信号を時分割多重化し、前記最大輝度差取得色調整部は時分割多重化された赤成分、緑成分、青成分の電気信号を増幅する増幅率を前記増幅器に設定し、前記増幅部は前記最大輝度差取得色調整部により設定された増幅率で前記イメージセンサにより時分割多重化された赤成分、緑成分、青成分の電気信号を増幅する。
さらに、本発明は、前記輝度差記憶部に記憶された輝度差を入力し、文字、図形を認識することを特徴とするカラーカメラの色調整システムを用いた文字・図形認識方法を提供する。
例えば、赤地に青で記載された文字、図形の場合、カラーカメラで撮影し、輝度信号を抽出した場合、背景部分と文字・図形部分との輝度差がほとんどなく、輝度信号を用いて文字、図形を認識できなくなるが、赤成分、緑成分、青成分の増幅率を調整し、背景部分と文字・図形部分との輝度差を大きくし、白地に黒で記載された文字、図形の認識と同程度の輝度信号を抽出ことが可能になった。
さらに、赤成分、緑成分、青成分だけでなく、黄色、シアン、マゼンタの中間色を加えた画像の撮影でも文字、図形の認識が可能になった。
さらに、赤成分、緑成分、青成分の電気信号を時分割多重化し、カラーカメラへの本発明による新機能追加に対して回路構成の複雑化を回避することが可能になった。
図1は本発明に係るカラーカメラの色調整システムの概略構成を示すブロック図である。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の番号、符号を付す。
本図に示すように、カラーカメラの色調整システムにはレンズ101が設けられ、レンズ101は撮影像を集光する機能を有する。
イメージセンサ102には赤成分増幅器103、緑成分増幅器104、青成分増幅器105が接続される。
緑成分増幅器104はイメージセンサ102で変換された緑成分の電気信号を増幅する機能を有する。
青成分増幅器105はイメージセンサ102で変換された青成分の電気信号を増幅する機能を有する。
赤成分A/D変換器106は赤成分増幅器103で増幅された赤成分の電気信号をデジタル信号に変換する機能を有する。
青成分A/D変換器108は青成分増幅器105で増幅された青成分の電気信号をデジタル信号に変換する機能を有する。
赤成分A/D変換器106、緑成分A/D変換器107、青成分A/D変換器108には信号処理部112が接続され、信号処理部112はカラーカメラの通常撮影に用いられる白バランス調整のための色調整機能を有し、さらに、赤成分A/D変換器106、緑成分A/D変換器107、青成分A/D変換器108によりそれぞれ変換された赤成分のデジタル信号、緑成分のデジタル信号、青成分のデジタル信号を入力し、本発明に係る最大輝度差信号取得のための色調整機能を有する。
信号処理部112から赤成分増幅器103には赤成分増幅率制御信号109が送られ、赤成分増幅率制御信号109は赤成分増幅器103の増幅率を制御するのに使用される。
さらに、信号処理部112から青成分増幅器105には青成分増幅率制御信号111が送られ、青成分増幅率制御信号111は青成分増幅器105の増幅率を制御するのに使用される。
信号処理部112からイメージセンサ102には画素位置情報信号119が送られ、画素位置情報信号119はイメージセンサ102から画素を取り込むのに使用される。
信号処理部112には最小輝度記憶部114が設けられ、最小輝度記憶部114は初期値として最小値を記憶し、画素の輝度信号検出時に初期値より大きい画素の輝度を最小輝度として記憶する。
さらに、信号処理部112には輝度信号演算部116が設けられ、輝度信号演算部116は赤成分A/D変換器106、緑成分A/D変換器107、青成分A/D変換器108からデジタル信号に変換された赤成分信号、緑成分信号、青成分信号を入力しこれらを演算し輝度信号を検出する。
さらに、最大輝度差取得色調整部117は緑成分増幅率制御信号110だけを最大値に設定し、緑成分増幅器104の増幅率だけを最大にし、取り込んだ画素に対し、緑成分調整による最大輝度差取得動作を行う。
さらに、最大輝度差取得色調整部117は画素位置情報信号119を用いてイメージセンサ102に対して取り込む画素を要求する。
なお、撮影像200の横方向、縦方向の矢印に従って画素がイメージセンサ102から最大輝度差取得色調整部117に取り込まれる。
赤成分調整時には、赤成分増幅率制御信号109には最大値が設定され、緑成分増幅率制御信号110、青成分増幅率制御信号111には初期値の最小値がそれぞれ設定される。
青成分調整時には、青成分増幅率制御信号111には最大値が設定され、赤成分増幅率制御信号109、緑成分増幅率制御信号110には初期値の最小値がそれぞれ設定される。
さらに、赤成分増幅率制御信号109、緑成分増幅率制御信号110、青成分増幅率制御信号111の全てに初期値(最小値)を設定した場合の検出輝度信号の大きさを「c1」とする。
さらに、輝度差記憶部115の初期値を「a1−b1」とする。
この場合、d1、a1、b1、c1には次の大小関係がある。
a1−b1>a1−c1
図5、図6は図1における最大輝度差取得色調整部117の赤成分調整による最大輝度差取得動作例を説明するフローチャートである。
図5に示すように、ステップ301において、最大輝度差取得色調整部117は、赤成分増幅率制御信号109、緑成分増幅率制御信号110、青成分増幅率制御信号111を初期値(最小値)にそれぞれ設定し、輝度差記憶部115を初期値に設定する。
ステップ303において、i=0、j=0とする。
ステップ304において、最大輝度差取得色調整部117は、赤成分増幅器103に赤成分増幅率制御信号109の最大値を設定する。
ステップ306において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113に初期値(a1)を設定、最小輝度記憶部114に初期値(b1)を設定する。
ステップ307において、最大輝度差取得色調整部117は画素位置情報信号119を介して1画素輝度信号を取り込む。
ステップ309において、最大輝度差取得色調整部117は検出輝度信号の大きさが最大輝度記憶部113の初期値(a1)よりも大きい場合には、最大輝度記憶部113に設定されている初期値(a1)を輝度信号の大きさ(d1)に書き替える。
ステップ311において、最大輝度差取得色調整部117は検出輝度信号の大きさが最小輝度記憶部114の初期値(b1)よりも小さい場合には、最小輝度記憶部114に設定されている初期値(b1)を輝度信号の大きさ(c1)に書き替える。
ステップ315において、この場合、取り込んだ画素が赤成分の画素で赤成分増幅率制御信号109の最大値設定で輝度が大きくなったことを意味する。すなわち、iは輝度差の大きい画素の数を意味し、前述のように、輝度差の大きい画素は地201を構成するとする。i=i+1とし背景が赤色地となるべき画素数の計算を行う。
ステップ317において、最大輝度差取得色調整部117は取り込んだ画素が最終画素でない場合、取り込み画素のアドレスを加算し、ステップ306に戻り、次の画素に対する最大輝度差取得動作を続行する。
ステップ319において、赤成分増幅器103の調整を終了する。
ステップ320において、最大輝度差取得色調整部117はj/i+jを演算しj/i+jと0.001を比較する。j/i+jが0.001と等しいか又はこれよりも大きい場合、ステップ323に進む。
ステップ322において、最大輝度差取得色調整部117は、最大輝度差取得を不可と判断して処理を終了する。
ステップ324において、最大輝度差取得色調整部117は、j/i+jが0.999等しいか又はこれよりも小さい場合、最大輝度差取得を可能と判断する。
ステップ325において、j/i+jと0.5を比較する。赤色の画素が地201になるか、又は、文字202、図形203になるかの判断を行う。j/i+jが0.5よりも大きい場合、ステップ328に進む。
ステップ327において、最大輝度差取得色調整部117は、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。すなわち、後述する図11における(1)又は(2)に示すように、地201が赤色、文字202、図形203が緑色、青色に対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202・図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。
ステップ328において、この場合、赤色の画素を背景の地201と確定することが不可能と判断して、ステップ331に進み、次の処理に委ねる。
ステップ329において、最大輝度差取得色調整部117は、この場合、撮影像200が赤色以外の画素からなると判断する。
ステップ331において、最大輝度差取得色調整部117は、図7に進み、次の色調整の処理を行う。
図7、図8は図5、図6の継続処理で、最大輝度差取得色調整部117の緑成分調整による最大輝度差取得動作例を説明するフローチャートである。
ステップ342において、最大輝度差取得色調整部117は、取り込み画素位置の初期化を行う。
ステップ343において、i=0、j=0とする。
ステップ345において、最大輝度差取得色調整部117は、緑成分増幅器104の調整を開始する。
ステップ346において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113に初期値(a1)を設定、最小輝度記憶部114に初期値(b1)を設定する。
ステップ348において、最大輝度差取得色調整部117は輝度信号演算部116からの検出輝度信号の大きさと最大輝度記憶部113の初期値(a1)とを比較する。検出輝度信号の大きさが最大輝度記憶部113の初期値(a1)と等しいか又は小さい場合にはステップ350に進む。
ステップ350において、最大輝度差取得色調整部117は輝度信号演算部116からの検出輝度信号の大きさと最小輝度記憶部114の初期値(b1)とを比較する。検出輝度信号の大きさが最小輝度記憶部114の初期値(b1)と等しいか又は大きい場合にはステップ352に進む。
ステップ352において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113、最小輝度記憶部114に記憶されている値について、最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算を行い、輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)と最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果と比較を行う。輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)が最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果(a1−c1)よりも大きい場合にはステップ353に進み、輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)が最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果(d1−b1)と等しいか又は小さい場合にはステップ354に進む。
ステップ355において、この場合、取り込んだ画素が緑成分の画素で緑成分増幅率制御信号110の最大値設定で輝度が大きくなったことを意味する。すなわち、iは輝度差の大きい画素の数を意味し、前述のように、輝度差の大きい画素は地201を構成するとする。i=i+1とし背景が緑色の地201となるべき画素数の計算を行う。
ステップ357において、最大輝度差取得色調整部117は取り込んだ画素が最終画素でない場合、取り込み画素のアドレスを加算し、ステップ346に戻り、次の画素に対する最大輝度差取得動作を続行する。
ステップ359において、緑成分増幅器104の調整を終了する。
ステップ360において、最大輝度差取得色調整部117はj/i+jを演算しj/i+jと0.001を比較する。j/i+jが0.001と等しいか又はこれよりも大きい場合、ステップ363に進む。
ステップ362において、最大輝度差取得色調整部117は、最大輝度差取得を不可と判断して処理を終了する。
ステップ364において、最大輝度差取得色調整部117は、j/i+jが0.999等しいか又はこれよりも小さい場合、最大輝度差取得を可能と判断する。
ステップ365において、j/i+jと0.5を比較する。緑色の画素が地201になるか、又は、文字202、図形203になるかの判断を行う。j/i+jが0.5よりも大きい場合、ステップ368に進む。
ステップ367において、最大輝度差取得色調整部117は、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。すなわち、後述する図11における(3)又は(4)に示すように、地201が緑色、文字202、図形203が青色、赤色に対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。
ステップ368において、この場合、緑色の画素を背景の地201と確定することが不可能と判断して、ステップ371に進み、次の処理に委ねる。
ステップ369において、最大輝度差取得色調整部117は、この場合、撮影像200が赤色、緑色以外の画素からなると判断する。
ステップ371において、最大輝度差取得色調整部117は、図9に進み、次の色調整の処理を行う。
図9、図10は図7、図8の継続処理で、最大輝度差取得色調整部117の青成分調整による最大輝度差取得動作例を説明するフローチャートである。
ステップ382において、最大輝度差取得色調整部117は、取り込み画素位置の初期化を行う。
ステップ383において、i=0、j=0とする。
ステップ385において、最大輝度差取得色調整部117は、青成分増幅器105の調整を開始する。
ステップ386において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113に初期値(a1)を設定、最小輝度記憶部114に初期値(b1)を設定する。
ステップ388において、最大輝度差取得色調整部117は輝度信号演算部116からの検出輝度信号の大きさと最大輝度記憶部113の初期値(a1)とを比較する。検出輝度信号の大きさが最大輝度記憶部113の初期値(a1)と等しいか又は小さい場合にはステップ390に進む。
ステップ390において、最大輝度差取得色調整部117は輝度信号演算部116からの検出輝度信号の大きさと最小輝度記憶部114の初期値(b1)とを比較する。検出輝度信号の大きさが最小輝度記憶部114の初期値(b1)と等しいか又は大きい場合にはステップ392に進む。
ステップ392において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113、最小輝度記憶部114に記憶されている値について、最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算を行い、輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)と最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果と比較を行う。輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)が最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果(a1−c1)よりも大きい場合にはステップ393に進み、輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)が最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果(d1−b1)と等しいか又は小さい場合にはステップ394に進む。
ステップ395において、この場合、取り込んだ画素が青成分の画素で青成分増幅率制御信号111の最大値設定で輝度が大きくなったことを意味する。すなわち、iは輝度差の大きい画素の数を意味し、前述のように、輝度差の大きい画素は地201を構成するとする。i=i+1とし背景が青色の地201となるべき画素数の計算を行う。
ステップ397において、最大輝度差取得色調整部117は取り込んだ画素が最終画素でない場合、取り込み画素のアドレスを加算し、ステップ386に戻り、次の画素に対する最大輝度差取得動作を続行する。
ステップ399において、青成分増幅器105の調整を終了する。
ステップ400において、最大輝度差取得色調整部117はj/i+jを演算しj/i+jと0.001を比較する。j/i+jが0.001と等しいか又はこれよりも大きい場合、ステップ403に進む。
ステップ402において、最大輝度差取得色調整部117は、最大輝度差取得を不可と判断して処理を終了する。
ステップ404において、最大輝度差取得色調整部117は青色の画素を背景の地201の画素と確定する。
以上の説明では、赤成分増幅率制御信号109、緑成分増幅率制御信号110、青成分増幅率制御信号111の順番で赤成分増幅器103、緑成分増幅器104、青成分増幅器105に対して、最大増幅率の設定を行ったが、この順番は一例でありこれに制限されず、他の順番でもよい。以下同様である。
さらに、図6のステップ323、図8のステップ363ではj/i+jと0.999の比較を行っているが、比較の対象である「0.999」は一例であり、文字・図形認識部118による文字202、図形203の認識に最適な数値が選択される。以下同様である。
図11は図2における撮影像200の地201と文字202、図形203との赤色、緑色、青色の3原色の組み合わせを説明する図である。撮影像200における背景の地201の色、文字202、図形203の色の組み合わせ例として、本図(a)に示すように、地201の赤色には文字202、図形203の緑色又は青色が対応し、地201の緑色には文字202、図形203の青色又は赤色が対応し、地201の青色には文字202、図形203の赤色又は緑色が対応する組み合わせがある。
本図(b)に示すように、地201の赤色には文字202、図形203の緑色及び青色が対応し、地201の緑色には文字202、図形203の青色及び赤色が対応し、地201の青色には文字202、図形203の赤色及び緑色が対応する組み合わせであってもよい。この場合でも、最大輝度差取得が可能である。地201と文字202、図形203の組み合わせの数を増すことが可能になる。
さらに、信号処理部112には輝度差反転部120が設けられ、輝度差反転部120は最小輝度記憶部114の輝度差を反転する機能を有する。
このようにしても、例えば、背景の赤色の地201に青色の文字202、図形203に対して、背景の赤色の地201の画素の輝度を最大にし、青色で記載された文字202、図形203の画素の輝度を最小にすることが以下のように可能である。
図13に示すように、ステップ421において、最大輝度差取得色調整部117は、赤成分増幅率制御信号109、緑成分増幅率制御信号110を初期値(最小値)にそれぞれ設定し、輝度差記憶部115を初期値に設定する。
ステップ423において、i=0、j=0とする。
ステップ424において、最大輝度差取得色調整部117は、赤成分増幅器103に赤成分増幅率制御信号109の最大値を設定する。
ステップ426において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113に初期値(a1)を設定、最小輝度記憶部114に初期値(b1)を設定する。
ステップ427において、最大輝度差取得色調整部117は画素位置情報信号119を介して1画素輝度信号を取り込む。
ステップ429において、最大輝度差取得色調整部117は検出輝度信号の大きさが最大輝度記憶部113の初期値(a1)よりも大きい場合には、最大輝度記憶部113に設定されている初期値(a1)を輝度信号の大きさ(d1)に書き替える。
ステップ431において、最大輝度差取得色調整部117は検出輝度信号の大きさが最小輝度記憶部114の初期値(b1)よりも小さい場合には、最小輝度記憶部114に設定されている初期値(b1)を輝度信号の大きさ(c1)に書き替える。
ステップ435において、この場合、取り込んだ画素が赤成分の画素で赤成分増幅率制御信号109の最大値設定で輝度が大きくなったことを意味する。すなわち、iは輝度差の大きい画素の数を意味し、前述のように、輝度差の大きい画素は地201を構成するとする。i=i+1とし背景が赤色の地201となるべき画素数の計算を行う。
ステップ437において、最大輝度差取得色調整部117は取り込んだ画素が最終画素でない場合、取り込み画素のアドレスを加算し、ステップ426に戻り、次の画素に対する最大輝度差取得動作を続行する。
ステップ439において、赤成分増幅器103の調整を終了する。
ステップ440において、最大輝度差取得色調整部117はj/i+jを演算しj/i+jと0.001を比較する。j/i+jが0.001と等しいか又はこれよりも大きい場合、ステップ443に進む。
ステップ442において、最大輝度差取得色調整部117は、最大輝度差取得を不可と判断して処理を終了する。
ステップ444において、最大輝度差取得色調整部117は、j/i+jが0.999等しいか又はこれよりも小さい場合、最大輝度差取得を可能と判断する。
ステップ445において、j/i+jと0.5を比較する。赤色の画素が地201になるか、又は、文字202、図形203になるかの判断を行う。j/i+jが0.5よりも大きい場合、ステップ448に進む。
ステップ447において、最大輝度差取得色調整部117は、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。すなわち、後述する図17における(1)又は(2)に示すように、地201が赤色、文字202、図形203が緑色、青色に対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。
ステップ448において、この場合、最大輝度差取得色調整部117は輝度差反転部120に対して輝度差記憶部115に記憶されている輝度差のデータを反転させる。
ステップ449において、最大輝度差取得色調整部117は、輝度差記憶部115の反転された輝度差に対して、赤色の画素を文字202、図形203の画素として確定し、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。ステップ487に進む。すなわち、後述する図17における(4)又は(5)に示すように、地201が緑色又は青色、文字202、図形203が赤色に対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。
ステップ451において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度差取得の可能性があると判断する。
ステップ452において、最大輝度差取得色調整部117は、図15に進み、次の色調整の処理を行う。
図15に示すように、ステップ461において、最大輝度差取得色調整部117は輝度差記憶部115を初期値に設定する。
ステップ462において、最大輝度差取得色調整部117は、取り込み画素位置の初期化を行う。
ステップ464において、最大輝度差取得色調整部117は、青成分増幅器105に青成分増幅率制御信号111の最大値を設定する。
ステップ465において、最大輝度差取得色調整部117は、青成分増幅器105の調整を開始する。
ステップ467において、最大輝度差取得色調整部117は画素位置情報信号119を介して1画素輝度信号を取り込む。
ステップ468において、最大輝度差取得色調整部117は輝度信号演算部116からの検出輝度信号の大きさと最大輝度記憶部113の初期値(a1)とを比較する。検出輝度信号の大きさが最大輝度記憶部113の初期値(a1)と等しいか又は小さい場合にはステップ470に進む。
ステップ470において、最大輝度差取得色調整部117は輝度信号演算部116からの検出輝度信号の大きさと最小輝度記憶部114の初期値(b1)とを比較する。検出輝度信号の大きさが最小輝度記憶部114の初期値(b1)と等しいか又は大きい場合にはステップ472に進む。
ステップ472において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113、最小輝度記憶部114に記憶されている値について、最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算を行い、輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)と最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果と比較を行う。輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)が最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果(a1−c1)よりも大きい場合にはステップ473に進み、輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)が最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果(d1−b1)と等しいか又は小さい場合にはステップ474に進む。
ステップ475において、この場合、取り込んだ画素が青成分の画素で青成分増幅率制御信号111の最大値設定で輝度が大きくなったことを意味する。すなわち、iは輝度差の大きい画素の数を意味し、前述のように、輝度差の大きい画素は地201を構成するとする。i=i+1とし背景が青色の地201となるべき画素数の計算を行う。
ステップ477において、最大輝度差取得色調整部117は取り込んだ画素が最終画素でない場合、取り込み画素のアドレスを加算し、ステップ466に戻り、次の画素に対する最大輝度差取得動作を続行する。
ステップ479において、青成分増幅器105の調整を終了する。
ステップ480において、最大輝度差取得色調整部117はj/i+jを演算しj/i+jと0.001を比較する。j/i+jが0.001と等しいか又はこれよりも大きい場合、ステップ483に進む。
ステップ482において、最大輝度差取得色調整部117は、最大輝度差取得を不可と判断して処理を終了する。
ステップ483において、この場合、最大輝度差取得色調整部117は、最大輝度差取得を可能と判断する。
ステップ485において、最大輝度差取得色調整部117は、j/i+jが0.5と等しいか又は小さい場合、青色の画素を背景の地201の画素と確定する。
ステップ487において、この場合、最大輝度差取得色調整部117は輝度差反転部120に対して輝度差記憶部115に記憶されている輝度差のデータを反転させる。
ステップ488において、最大輝度差取得色調整部117は、輝度差記憶部115の反転された輝度差に対して、青色の画素を文字202、図形203の画素として確定し、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。ステップ488に進む。すなわち、後述する図17における(3)に示すように、地201が緑色、文字202、図形203が青色に対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。
すなわち、背景が緑色の地201に青色で記載された文字202、図形203の認識が可能になる。
図17は図11を用いて図13−図16の最大輝度差取得色調整部117の最大輝度差取得動作例に基づく、撮影像200の地201の色と文字202、図形203の色の組み合わせを説明する図である。
最大輝度差を取得するためには、前述のように、図13、図14の処理、図13、図14(反転:ステップ448、ステップ449参照)の処理、図13、図14→図15、図16の処理、図13、図14→図15、図16(反転:ステップ487、ステップ488参照)の処理が必要である。
したがって、本発明によれば、増幅率を最小に設定した赤成分、緑成分、青色成分の増幅器の任意の1つの増幅率を最小に固定し、他の2つを交互に最大にして、増幅率を最小に設定した赤成分、青色成分の増幅器の増幅率を順番に最大にして、例えば、背景の赤色の地201に青色で記載された文字202、図形203に対しては、赤成分増幅器の増幅率を最大にして背景の赤色の地201の画素の輝度差を最大にし、青色で記載された文字202、図形203の画素の輝度差を最小にする色調整を行うようにし、背景の赤色の地201に青色で記載された文字202、図形203に対しては、青成分増幅器の増幅率を最大にした場合には、得られた輝度差を反転するようにしたので、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、文字202、図形203の認識が可能になる。
図18、図19は図1における最大輝度差取得色調整部117の赤成分調整による最大輝度差取得で中間色を加えた動作例を説明するフローチャートである。
ステップ502において、最大輝度差取得色調整部117は、取り込み画素位置の初期化を行う。
ステップ504において、最大輝度差取得色調整部117は、赤成分増幅器103に赤成分増幅率制御信号109の最大値を設定する。
ステップ505において、最大輝度差取得色調整部117は、赤成分増幅器103の調整を開始する。
ステップ507において、最大輝度差取得色調整部117は画素位置情報信号119を介して1画素輝度信号を取り込む。
ステップ508において、最大輝度差取得色調整部117は輝度信号演算部116からの検出輝度信号の大きさと最大輝度記憶部113の初期値(a1)とを比較する。検出輝度信号の大きさが最大輝度記憶部113の初期値(a1)と等しいか又は小さい場合にはステップ510に進む。
ステップ510において、最大輝度差取得色調整部117は輝度信号演算部116からの検出輝度信号の大きさと最小輝度記憶部114の初期値(b1)とを比較する。検出輝度信号の大きさが最小輝度記憶部114の初期値(b1)と等しいか又は大きい場合にはステップ512に進む。
ステップ512において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113、最小輝度記憶部114に記憶されている値について、最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算を行い、輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)と最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果と比較を行う。輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)が最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果(a1−c1)よりも大きい場合にはステップ513に進み、輝度差記憶部115の初期値(a1−b1)が最大輝度記憶部113−最小輝度記憶部114の演算結果(d1−b1)と等しいか又は小さい場合にはステップ514に進む。
ステップ515において、この場合、取り込んだ画素が赤成分増幅率制御信号109の最大値設定でその輝度が大きくなったことを意味する。すなわち、iは輝度差の大きい画素の数を意味し、前述のように、輝度差の大きい画素は地201を構成するとする。i=i+1とし背景の地201となるべき画素数の計算を行う。
ステップ517において、最大輝度差取得色調整部117は取り込んだ画素が最終画素でない場合、取り込み画素のアドレスを加算し、ステップ506に戻り、次の画素に対する最大輝度差取得動作を続行する。
ステップ519において、赤成分増幅器103の調整を終了する。
ステップ520において、最大輝度差取得色調整部117はj/i+jを演算しj/i+jと0.001を比較する。j/i+jが0.001と等しいか又はこれよりも大きい場合、ステップ521に進む。
ステップ523において、最大輝度差取得色調整部117は、j/i+jが0.999等しいか又はこれよりも小さい場合、最大輝度差取得を可能と判断する。
ステップ524において、j/i+jと0.5を比較する。赤色、黄色又はマゼンタのいずれか1つの画素が地201の画素になるか、又は、文字202、図形203の画素になるかの判断を行う。j/i+jが0.5よりも大きい場合、ステップ527に進み、図20−図23の処理に委ねる。
ステップ526において、最大輝度差取得色調整部117は、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。すなわち、後述する図24の(1)、(2)、(8)、(9)、(15)、(23)、(24)、(26)、(27)が対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。処理を終了する。
ステップ528において、最大輝度差取得色調整部117は、輝度差記憶部115の反転された輝度差に対して、赤色、黄色又はマゼンタのいずれか1つの画素を文字202、図形203の画素と確定し、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。ステップ526に進む。すなわち、後述する図24の(4)、(5)、(11)、(16)、(19)、(20)が対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。
ステップ530において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度差取得の可能性があると判断する。
図20、図21は図18、図19の継続処理で、最大輝度差取得色調整部117の緑成分調整による最大輝度差取得で中間色を加えた動作例を説明するフローチャートである。
図20に示すように、ステップ541において、図19のステップ532に続き、最大輝度差取得色調整部117は輝度差記憶部115を初期値に設定する。
ステップ543において、i=0、j=0とする。
ステップ345において、最大輝度差取得色調整部117は、緑成分増幅器104に緑成分増幅率制御信号110の最大値を設定する。
ステップ546において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113に初期値(a1)を設定、最小輝度記憶部114に初期値(b1)を設定する。
ステップ547において、最大輝度差取得色調整部117は画素位置情報信号119を介して1画素輝度信号を取り込む。
ステップ549において、最大輝度差取得色調整部117は検出輝度信号の大きさが最大輝度記憶部113の初期値(a1)よりも大きい場合には、最大輝度記憶部113に設定されている初期値(a1)を輝度信号の大きさ(d1)に書き替える。
ステップ551において、最大輝度差取得色調整部117は検出輝度信号の大きさが最小輝度記憶部114の初期値(b1)よりも小さい場合には、最小輝度記憶部114に設定されている初期値(b1)を輝度信号の大きさ(c1)に書き替える。
ステップ555において、この場合、取り込んだ画素が緑成分増幅率制御信号110の最大値設定で輝度が大きくなったことを意味する。すなわち、iは輝度差の大きい画素の数を意味し、前述のように、輝度差の大きい画素は地201を構成するとする。i=i+1とし背景の地201となるべき画素数の計算を行う。
ステップ557において、最大輝度差取得色調整部117は取り込んだ画素が最終画素でない場合、取り込み画素のアドレスを加算し、ステップ346に戻り、次の画素に対する最大輝度差取得動作を続行する。
ステップ559において、緑成分増幅器104の調整を終了する。
ステップ560において、最大輝度差取得色調整部117はj/i+jを演算しj/i+jと0.001を比較する。j/i+jが0.001と等しいか又はこれよりも大きい場合、ステップ563に進む。
なお、撮影像200が緑色、黄色、マゼンタ単独の画素である場合には最大輝度差取得を不可であるので、この場合には、後述する図23のステップ602で最大輝度差取得不可の処理を行う。
ステップ563において、最大輝度差取得色調整部117は、j/i+jが0.999等しいか又はこれよりも小さい場合、最大輝度差取得を可能と判断する。
ステップ564において、j/i+jと0.5を比較する。緑色、黄色又はシアンのいずれか1つの画素が地201の画素になるか、又は、文字202、図形203の画素になるかの判断を行う。j/i+jが0.5よりも大きい場合、ステップ567に進む。
ステップ566において、最大輝度差取得色調整部117は、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。すなわち、後述する図24における(3)、(7)、(12)、(17)、(22)、(28)、(30)に対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。処理を終了する。
ステップ568において、最大輝度差取得色調整部117は、輝度差記憶部115の反転された輝度差に対して、緑色、黄色、又はシアンのいずれか1つの画素を文字202、図形203の画素と確定し、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。ステップ566に進む。すなわち、後述する図24の(6)、(10)、(13)、(21)が対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字・図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。
ステップ570において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度差取得の可能性があるとと判断する。
図22、図23は図20、図21の継続処理で、最大輝度差取得色調整部117の青成分調整による最大輝度差取得で中間色を加えた動作例を説明するフローチャートである。
図22に示すように、ステップ581において、最大輝度差取得色調整部117は、図21のステップ571に続き、輝度差記憶部115を初期値に設定する。
ステップ583において、i=0、j=0とする。
ステップ584において、最大輝度差取得色調整部117は、青成分増幅器105に青成分増幅率制御信号111の最大値を設定する。
ステップ586において、最大輝度差取得色調整部117は最大輝度記憶部113に初期値(a1)を設定、最小輝度記憶部114に初期値(b1)を設定する。
ステップ587において、最大輝度差取得色調整部117は画素位置情報信号119を介して1画素輝度信号を取り込む。
ステップ589において、最大輝度差取得色調整部117は検出輝度信号の大きさが最大輝度記憶部113の初期値(a1)よりも大きい場合には、最大輝度記憶部113に設定されている初期値(a1)を輝度信号の大きさ(d1)に書き替える。
ステップ591において、最大輝度差取得色調整部117は検出輝度信号の大きさが最小輝度記憶部114の初期値(b1)よりも小さい場合には、最小輝度記憶部114に設定されている初期値(b1)を輝度信号の大きさ(c1)に書き替える。
ステップ595において、この場合、取り込んだ画素が青成分増幅率制御信号111の最大値設定で輝度が大きくなったことを意味する。すなわち、iは輝度差の大きい画素の数を意味し、前述のように、輝度差の大きい画素は地201を構成するとする。i=i+1とし背景の地201となるべき画素数の計算を行う。
ステップ597において、最大輝度差取得色調整部117は取り込んだ画素が最終画素でない場合、取り込み画素のアドレスを加算し、ステップ586に戻り、次の画素に対する最大輝度差取得動作を続行する。
ステップ599において、青成分増幅器105の調整を終了する。
ステップ600において、最大輝度差取得色調整部117はj/i+jを演算しj/i+jと0.001を比較する。j/i+jが0.001と等しいか又はこれよりも大きい場合、ステップ603に進む。
ステップ602において、最大輝度差取得色調整部117は、最大輝度差取得を不可と判断して処理を終了する。
ステップ604において、この場合、最大輝度差取得色調整部117は、撮影像200が文字202、図形203となるべき赤色、黄色又は緑色の単独画素からなると判断する。ステップ602に進み、最大輝度差取得不可の処理を行う。
ステップ606において、j/i+jと0.5を比較する。青色、シアン又はマゼンタのいずれか1つの画素が地201の画素になるか、又は、文字202、図形203の画素になるかの判断を行う。j/i+jが0.5よりも大きい場合、ステップ609に進む。
ステップ607において、最大輝度差取得色調整部117、j/i+jが0.5と等しいか又は小さい場合、青色、シアン又はマゼンタのいずれか1つの画素を背景の地201の画素と確定する。
ステップ610において、最大輝度差取得色調整部117は、輝度差記憶部115の反転された輝度差に対して、青色、シアン又はマゼンタのいずれか1つの画素を文字202、図形203の画素と確定し、文字・図形認識部118で文字202、図形203を認識することが可能と判断する。ステップ608に進む。すなわち、後述する図24の(14)、(18)が対応する。輝度差記憶部115の輝度差を文字・図形認識部118に送り、文字・図形認識部118に対して認識を行わせ、従来のように、白色の地に黒色で記載されている文字202、図形203の認識と同様に認識率を低下させずに、認識が可能になる。
本図に示すように、地201と文字202、図形203の色の組み合わせでは、赤色、緑色、青色の3原色、黄色、シアン、マゼンタの3つの中間色から任意の異なる2つの色を選択して地201の色、文字202、図形203の色とした撮影像200は30種類の組み合わせがある。
イメージセンサ102は変換した画素の赤成分、緑成分、青成分の電気信号を時分割多重化し増幅器131に出力する。
A/D変換器132は増幅器131で増幅された赤成分、緑成分、青成分の時分割多重の電気信号をデジタル信号に変換する機能を有する。
信号処理部112から増幅器131には増幅率制御信号133が送られ、増幅率制御信号133は増幅器131の増幅率を制御するのに使用される。
さらに、増幅率制御信号133には、赤成分増幅率制御信号、緑成分増幅率制御信号、青成分増幅率制御信号が時分割多重化される。
図26は図25の最大輝度差取得色調整部117の時分割多重化時の動作例を説明する図である。
本図(b)に示すように、最大輝度差取得色調整部117は、赤成分電気信号、緑成分電気信号、青成分電気信号の順番に時分割多重化する要求に対し、増幅率制御信号133を介して、増幅器131に赤成分増幅率制御信号の最大設定(図5対応)、緑成分増幅率制御信号の最大設定(図7対応)、青成分増幅率制御信号の最大設定(図9対応)を行う。
したがって、本発明によれば、回路構成の複雑化を回避することが可能になる。
102…イメージセンサ
103…赤成分増幅器
104…緑成分増幅器
105…青成分増幅器
106…赤成分A/D変換器
107…緑成分A/D変換器
108…青成分A/D変換器
109…赤成分増幅率制御信号
110…緑成分増幅率制御信号
111…青成分増幅率制御信号
112…信号処理部
113…最大輝度記憶部
114…最小輝度記憶部
115…輝度差記憶部
116…輝度信号演算部
117…最大輝度差取得色調整部
118…文字・図形認識部
119…画素位置情報信号
120…輝度差反転部
131…増幅器
132…A/D変換器
133…増幅率制御信号
200…撮影像
201…地
202…文字
203…図形
Claims (8)
- 赤成分、青成分、緑成分の色調整を行うカラーカメラの色調整システムにおいて、
赤色、緑色、青色のうち1つの色の地に他方の色の文字、図形が記載された画像がレンズにより集光され結像された撮影像の赤成分、緑成分、青成分を電気信号に変換するイメージセンサと、
前記イメージセンサで変換された赤成分、緑成分、青成分の電気信号をそれぞれ増幅する増幅部と、
前記増幅部で増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号から輝度を求める輝度演算部と、
前記増幅部で増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号の最大輝度を、前記地及び前記文字、図形の一方の輝度として、記憶する最大輝度記憶部と、
前記増幅部で増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号の最小輝度を、前記地及び前記文字、図形の他方の輝度として、記憶する最小輝度記憶部と、
前記最大輝度記憶部に記憶されている最大輝度と前記最小輝度記憶部に記憶されている最小輝度の輝度差を最大輝度差として記憶する輝度差記憶部と、
前記増幅部の赤成分、緑成分、青成分の電気信号をそれぞれ増幅する増幅率を初期値として最小値に設定し、前記増幅率の1つを順次最大値に設定し前記輝度差記憶部を介して前記地と前記文字、図形の間の最大輝度差を取得するように色調整を行う最大輝度差取得色調整部とを備え、
前記最大輝度差取得色調整部は、1つの前記増幅率を最大値に設定し、前記輝度差記憶部に記憶されている輝度差が最大輝度差のみである場合前記画像が地だけでなると判断し最大輝度差取得の動作を停止し、前記輝度差記憶部に記憶されている輝度差が最小輝度差のみである場合1つの前記増幅率を初期値の最小値に戻し、他の前記増幅率を最大に設定して次の最大輝度差の取得を行うことを特徴とするカラーカメラの色調整システム。 - 前記最大輝度差取得色調整部は、前記輝度差記憶部に記憶されている輝度差が最大輝度差である画素数が撮影像の画素数の1/2以上の場合には、最大輝度差である画素は地及び文字、図形の一方を形成し、最小輝度差である画素は地及び文字、図形の他方を形成すると判断することを特徴とする、請求項1に記載のカラーカメラの色調整システム。
- 前記最大輝度差取得色調整部は、前記増幅部の赤成分、緑成分、青成分の電気信号の任意の1つを増幅する増幅率を初期値である最小値に固定し、他の2つの電気信号の前記増幅率を順次最大値に設定し、前記輝度差記憶部に記憶される輝度差が最大輝度差である場合の画素数と最大輝度差でない場合の画素数を比較し、地の画素数と文字、図形の画素数の大小を判断し、文字、図形の画素数が地の画素数よりも大きくなる場合、前記輝度差記憶部に記憶されている輝度差を反転し、文字、図形とした輝度を地の輝度とし、地とした輝度を文字、図形の輝度とすることを特徴とする、請求項1に記載のカラーカメラの色調整システム。
- 赤成分、青成分、緑成分の色調整を行うカラーカメラの色調整システムにおいて、
赤色、緑色、青色、黄色、シアン、マゼンタの1つの色の地に他方の色の文字、図形が記載された画像がレンズにより集光され結像された撮影像の赤成分、緑成分、青成分を電気信号に変換するイメージセンサと、
前記イメージセンサで変換された赤成分、緑成分、青成分の電気信号をそれぞれ増幅する増幅部と、
前記増幅部で増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号から輝度を求める輝度演算部と、
前記増幅部で増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号の最大輝度を、前記地及び前記文字、図形の一方の輝度として、記憶する最大輝度記憶部と、
前記増幅部で増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号の最小輝度を、前記地及び前記文字、図形の他方の輝度として、記憶する最小輝度記憶部と、
前記最大輝度記憶部に記憶されている最大輝度と前記最小輝度記憶部に記憶されている最小輝度の輝度差を最大輝度差として記憶する輝度差記憶部と、
前記増幅部の赤成分、緑成分、青成分の電気信号をそれぞれ増幅する増幅率を初期値として最小値に設定し、前記増幅率の1つを順次最大値に設定し前記輝度差記憶部を介して前記地と前記文字、図形の間の最大輝度差を取得するように色調整を行い、前記輝度差記憶部に記憶される輝度差が最大輝度差である場合の画素数と、最大輝度差でない場合の画素数とを比較し、地の画素数と文字、図形の画素数の大小を判断し、文字、図形の画素数が地の画素数よりも大きくなる場合、前記輝度差記憶部に記憶されている輝度差を反転し、文字、図形とした輝度を地の輝度とし、地とした輝度を文字、図形の輝度とする最大輝度差取得色調整部とを備えることを特徴とするカラーカメラの色調整システム。 - 前記最大輝度差取得色調整部は、1つの前記増幅率を最大値に設定し、前記輝度差記憶部に記憶されている輝度差が最大輝度差のみである場合、又は、最小輝度差のみである場合、1つの前記増幅率を初期値の最小値に戻し、他の前記増幅率を最大に設定して次の最大輝度差の取得を行うことを特徴とする、請求項4に記載のカラーカメラの色調整システム。
- 前記最大輝度差取得色調整部は前記イメージセンサに時分割多重化を要求する情報を提供し、前記イメージセンサは提供された情報を基に変換した赤成分、緑成分、青成分の電気信号を時分割多重化し、前記最大輝度差取得色調整部は時分割多重化された赤成分、緑成分、青成分の電気信号を増幅する増幅率を前記増幅器に設定し、前記増幅部は前記最大輝度差取得色調整部により設定された増幅率で前記イメージセンサにより時分割多重化された赤成分、緑成分、青成分の電気信号を増幅することを特徴とする、請求項1又は請求項4に記載のカラーカメラの色調整システム。
- 赤成分、青成分、緑成分の色調整を行うカラーカメラの色調整方法において、
赤色、緑色、青色のうち1つの色の地に他方の色の文字、図形が記載された画像がレンズにより集光され結像された撮影像の赤成分、緑成分、青成分を電気信号に変換する工程と、
変換された赤成分、緑成分、青成分の電気信号をそれぞれ増幅する工程と、
増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号から輝度を求める工程と、
増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号の最大輝度を、前記地及び前記文字、図形の一方の輝度として、記憶する工程と、
増幅された赤成分、緑成分、青成分の電気信号の最小輝度を、前記地及び前記文字、図形の他方の輝度として、記憶する工程と、
記憶されている最大輝度と記憶されている最小輝度の輝度差を最大輝度差として記憶する工程と、
赤成分、緑成分、青成分の電気信号をそれぞれ増幅する増幅率を初期値として最小値に設定し、前記増幅率の1つを順次最大値に設定し前記地と前記文字、図形の間の最大輝度差を取得するように色調整を行う工程と、
1つの前記増幅率を最大値に設定し、記憶されている輝度差が最大輝度差のみである場合前記画像が地だけでなると判断し最大輝度差取得の動作を停止し、記憶されている輝度差が最小輝度差のみである場合1つの前記増幅率を初期値の最小値に戻し、他の前記増幅率を最大に設定して次の最大輝度差の取得を行う工程とを備えることを特徴とするカラーカメラの色調整方法。 - 前記輝度差記憶部に記憶された輝度差を入力し、文字、図形を認識することを特徴とする、請求項1に記載のカラーカメラの色調整システムを用いた文字・図形認識方法。
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