JP4174919B2 - ファン装置付き電気機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に小型の筐体を有する各種の電気機器に適用して有効なファン装置付き電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種の電気機器において、筐体内の冷却を行うためのファン装置を設けたものが提供されている。
また、このようなファン装置を用いた電気機器において、筐体内で熱源が分散せざるを得ないような場合には、次のような方法によって冷却効果を得るようにしていた。
(1)熱源に対応して複数のファン装置を設ける。
(2)1つのファン装置を設けるとともに、その他の部分はヒートパイプで熱を低温度部に移動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、(1)に示す従来の方法では、複数のファン装置を配置するため、かなりの配置スペースが取られてしまい、例えば携帯型の機器等のように小型の筐体を有するものにおいては、採用できないという問題がある。
また、(2)に示す従来の方法では、ヒートパイプに対して熱の移動による冷却効果を得るために、低温側の放熱容量を大きくするか、ヒートパイプの径を太くする必要があり、小型、軽量化が求められる、例えば携帯型の機器等においては、冷却効果に限界がある。さらに、冷却する部位をヒートパイプに取り付ける必要があり、部分的な冷却効果しか得られない。
そこで、このような問題に対応すべく、筐体内の複数の熱源による温度値に応じて1つのファン装置による気流の方向を板状の部材によって制御し、筐体内の複数の熱源を冷却するようにした装置が提案されている。
【0004】
例えば特開平11−40969号公報に開示された冷却構造は、筐体内のエアダクトの側壁に複数の開閉板を設け、かつ筐体内の熱源の温度を検出する温度センサを複数配置し、各温度センサの検出値に応じて各開閉板を開閉制御することにより、エアダクト内に流れる冷却エアを筐体の各部に選択的に供給するものである。
しかしながら、この冷却構造では、筐体内にエアダクトを設ける構造であるため、構造が複雑化し、例えば携帯型の機器等のように小型の筐体を有するものにおいては、採用しづらいという問題がある。
【0005】
また、特開平5−126352号公報に開示された冷却装置では、複数のファン装置の故障等に対応して複数のルーパの傾きを制御することにより、筐体内を均一に冷却するものである。
しかしながら、この冷却装置においても、筐体内に複数のルーパを配置する構造であるため、構造が複雑化し、例えば携帯型の機器等のように小型の筐体を有するものにおいては、採用しづらいという問題がある。
また、この冷却装置では、複数のルーパをモータにより駆動するため、この点からも電気機器の大型化を招くという問題がある。
【0006】
さらに、特開平9−186477号公報に開示された空冷構造では、冷却エアを流通する通風孔を設けた板と、通風孔を塞ぐ板とを重ね合わせてスライドする構造で配置し、スライドさせることにより気流を制御するものである。
しかしながら、この空冷構造においては、ファン装置による気流の方向に対して直交する状態で2つの板を重ね合わせて配置する構造であるため、筐体内のスペースを大きくとり、例えば携帯型の機器等のように小型の筐体を有するものにおいては、採用しづらいという問題がある。
【0007】
例えば携帯電話機では、人の手でつかめる細長い筐体を有しており、この細長い筐体を全体的に1つのファン装置で効率的に冷却しようとすると、筐体の長手方向に冷却エアの気流を発生させて冷却することが有効となる。
また、携帯電話機の筐体内には、複数の基板が配置されており、これらは一般的に、筐体の表側面に設けられた表示/操作面と平行に、筐体の長手方向に沿って配置されることが多い。
また、携帯型のオーディオ装置等においても同様である。
したがって、このような筐体内の基板配置構造を阻害することなく、かつ、構造の複雑化を招くことなく、筐体内の各部にファン装置の冷却エアを供給する構造が必要となる。
【0008】
そこで本発明の目的は、筐体内の複数の熱源の温度に対応して1つのファン装置の冷却エアを有効に分配して供給でき、特に小型の筐体を有する電気機器における各種配線基板等の配置構造を阻害することなく、かつ、構造の複雑化を招くことなく、効率のよい冷却を行うことができるファン装置付き電気機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、筐体内の空間を分割する仕切り板を有し、前記仕切り板で仕切られた空間にそれぞれ発熱部材を有する電気機器において、前記筐体の側壁部の前記仕切り板の一方の端部に臨む位置に形成された第1の開口部と、前記筐体の第1の開口部と反対側の側壁部に形成された第2の開口部と、前記筐体の前記第1の開口部の内側に配置され、前記仕切り板の板面方向に沿って気流を発生させるファン装置と、前記仕切り板の他方の端部と前記第2の開口部との間に、前記仕切り板の板面方向に沿って配置され、前記仕切り板側の端部を中心に前記第2の開口部側の端部が傾斜可能に設けられた可動フィンと、前記可動フィンの傾斜角度を制御する圧電素子と、前記仕切り板で仕切られた空間の温度をそれぞれ検出する第1及び第2の温度センサと、前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとの検出温度の差に基づいて、前記圧電素子を駆動することにより、前記可動フィンの傾斜角度を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明のファン装置付き電気機器において、筐体内の空間は、仕切り板によって分割され、この仕切り板の板面方向の両側に第1及び第2の開口部が形成され、第1の開口部の内側にファン装置が設けられていることから、ファン装置が駆動すると、基本的には仕切り板の板面方向に気流が生じ、外部から吸引した冷却エアによって仕切り板で仕切られた各空間を冷却し、外部に排気する。
また、仕切り板で仕切られた各空間の温度は、第1、第2の温度センサによって検出され、その検出温度の差に基づいて、圧電素子を介して可動フィンの傾斜角度が制御される。
【0011】
可動フィンは、仕切り板の他方の端部と第2の開口部との間に、仕切り板の板面方向に沿って配置されているため、通常の傾斜しない状態(中立状態)では、仕切り板と同一平面を形成しており、筐体の細長い空間内で邪魔にならない状態で配置されている。この中立状態では、ファン装置による冷却エアの流れは、仕切り板で仕切られた各空間を例えば均等に冷却している。
そして、この中立状態から、可動フィンの傾斜角度が制御されると、可動フィンの第2の開口部に臨む端部が変位し、仕切り板で仕切られた各空間のいずれか一方に傾く。これにより、仕切り板で仕切られた各空間に対するファン装置による冷却エアの割合が変更され、温度上昇の大きい方の空間に多くの冷却エアが供給され、冷却バランスを適正に制御できる。
【0012】
このような可動フィンが傾斜する領域は、筐体内の第2の開口部に近接する領域であるため、空間の全体的なスペースを阻害することなく、第2の開口部に近接する空間だけを用いて冷却エアの流れを制御でき、小型の筐体を有する電気機器に容易に適合できる。
したがって、筐体内の複数の熱源の温度に対応して1つのファン装置の冷却エアを有効に分配して供給でき、特に小型の筐体を有する電気機器における各種配線基板等の配置構造を阻害することなく、かつ、構造の複雑化を招くことなく、効率のよい冷却を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるファン装置付き電気機器の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるファン装置付き電気機器の全体構成を示す断面図であり、図2は、図1に示すファン装置付き電気機器に設けられた可動フィンの傾斜時の状態を示す断面図である。
本例のファン装置付き電気機器は、例えば携帯可能に構成された細長または扁平な直方体状の筐体10を有している。この筐体10は、例えばプラスチック製のものであり、長手方向(図中水平方向)の一方の外側壁に、冷却エアの流出口(第1の開口部)12が形成され、他方の外側部に、冷却エアの流入口(第2の開口部)14が形成されている。なお、流出口12及び流入口14は、例えば格子状に多数の貫通孔を集めたものであり、必要に応じてエアフィルタ等を配置したものであってもよい。
【0014】
そして、筐体10の流出口12の内側にはファン装置20が配置されている。このファン装置20は、筐体10内に流入口14から流出口12に向う方向に気流を発生させ、流入口14から吸引した外気による冷却エアを流出口12より外部に排気して、筐体10内の冷却を行うものである。なお、このファン装置20の駆動量(回転速度)は、後述するMPU(制御手段)100によって制御され、冷却力を調整するようになっている。
また、この筐体10内には、長手方向(図中水平方向)に配置され、筐体10内の空間を2分割する仕切り板40が設けられている。すなわち、筐体10の内部空間は、仕切り板40によって図中垂直方向(仕切り板40の板厚方向)に2分割され、それぞれ分割空間は、図中垂直方向に狭い空間となっている。
この仕切り板40は、例えば筐体10内で各種回路基板や電気部品を支持するとともに、筐体20の補強を図るためなどに設けられたものである。
この仕切り板40の一方の端部は、ファン装置20及び流出口12に臨む位置に配置されており、他方の端部は、流入口14から一定の距離を有する位置に配置されている。
【0015】
そして、仕切り板40の他方の端部には、ヒンジ部42を介して可動フィン30が連結されている。
この可動フィン30は、仕切り板40の板面に沿って配置され、仕切り板40と同一幅の板状に形成されている。
この可動フィン30は、仕切り板40と流入口14との間のスペースに対応する大きさを有し、一方の端部が仕切り板40のヒンジ部42に回動自在に連結され、他方の端部が流入口14に臨む位置に配置されている。
そして、この可動フィン30は、ヒンジ部42を中心に回動し、流入口14側の端部が図中垂直方向に変位するものとなっている。
なお、ヒンジ部42は、例えば合成樹脂により可動フィン30と仕切り板40とを一体成型によって形成するようにし、この可動フィン30と仕切り板40との境界部分を板厚を薄肉に形成することにより、合成樹脂の可撓性により可動フィン30が傾動変位できるようにしたものである。このような可動フィン30と仕切り板40及びヒンジ部42の構成により、さらに小型な構成に容易に対応し得るものである。
【0016】
また、ヒンジ部42には、圧電素子44が設けられており、この圧電素子44を制御電圧の印加によって伸縮変形させることにより、可動フィン30の傾斜角度を段階的に制御するようになっている。なお、圧電素子の形態としては、例えば、単純に圧電素子の伸縮を可動フィン30に垂直方向に伝えて傾斜角度を変えるような形態であってもよいし、あるいは、バイモルフ型の圧電素子を用いることも可能である。
このような圧電素子を用いることにより、例えば駆動モータ等を用いる場合に比べて、筐体10内で微小なアクチュエータにより可動フィン30の傾斜制御を行うようになっている。なお、図2は、可動フィン30の最大傾斜範囲を示している。
このような圧電素子44は、ドライバ回路46によって駆動される。このドライバ回路46は、後述する筐体10内の温度検出等に基づいて、MPU100によって制御される。また、ドライバ回路46は、例えば圧電素子44に印加する電圧の極性を反転することにより、可動フィン30の傾斜方向を逆方向に制御できるものである。
【0017】
また、筐体10内の仕切り板40によって仕切られた上側の分割空間内には、プリント配線基板50が配置され、第1の発熱部材(熱源)52が設けられている。
また、筐体10内の仕切り板40によって仕切られた下側の分割空間内にも、プリント配線基板54が配置され、第2の発熱部材(熱源)56が設けられている。
そして、各発熱部材52、56には、第1、第2の温度センサ60、62が設けられており、各発熱部材52、56の温度が検出される。
また、流出口12の内側には、ファン装置20のほぼ中心部に第3の温度センサ64が設けられている。この温度センサ64により、冷却エアの排気時の温度が検出される。
そして、このような各温度センサ60、62、64による検出温度は、MPU100によって読み取られ、MPU100は、これらの検出温度に基づいて、ファン装置20の回転速度制御と、ドライバ回路46による可動フィン30の傾斜角度制御を行う。
【0018】
また、この電気機器には、MPU100の制御に用いるデータテーブル110が設けられている。このデータテーブル110は、第1のテーブルと第2のテーブルから構成されている。第1のテーブルは、第1、第2の温度センサ60、62による検出温度差と仕切り板40で仕切られた各空間の流量との関係データを記憶している。また、第2のテーブルは、第3の温度センサ64による検出温度とファン装置20の回転速度との関係データを記憶している。
MPU100は、このようなデータテーブル110に記憶された関係データと各温度センサ60、62、64からの検出温度データとに基づいて、ファン装置20の回転速度を制御するとともに、ドライバ回路46による可動フィン30の傾斜角度を段階的に制御する。
【0019】
図3は、本例における電気機器におけるファン装置20と可動フィン30の制御動作の流れを示すフローチャートである。以下、本フローチャートに基づいて本例の制御動作について説明する。
まず、ステップS1において、温度センサ60、62により各分割空間の温度を検出する。そして、これらの検出温度t1、t2をMPU100で読み取り、上側分割空間の検出温度t1と理想温度との温度差、及び下側分割空間の検出温度t2と理想温度との温度差を求める(ステップS2)。
【0020】
次に、このような温度差のデータに基づいて、データテーブル110の第1のテーブルを参照し(ステップS3、S4)、この参照結果によって可動フィン30の傾斜角度を決定する(ステップS5)。上述した第1のテーブルには、各分割空間の検出温度t1、t2とそれぞれの理想温度との温度差から、冷却エアの流入量の割合が定義されており、この定義から可動フィン30の傾斜角度を決定するものとする。
このようにして可動フィン30の傾斜角度を決定すると、その傾斜角度に応じて制御信号をドライバ回路46に出力し、ドライバ回路46は、この制御信号に対応する駆動電圧を圧電素子44に印加し、可動フィン30をステップS5で決定した傾斜角度に制御する(ステップS6)。
【0021】
次に、温度センサ64により流出口12の温度を検出する(ステップS7)。そして、この検出温度tをMPU100で読み取り、この検出温度tのデータに基づいて、データテーブル110の第2のテーブルを参照し、この参照結果によってファン装置20の回転速度を決定する(ステップS8、S9)。ファン装置20の回転速度は、多段階に分かれており、温度センサ64で検出された温度tからデータテーブル110を使用してファン装置20の回転速度を決定する。
そして、このように決定した回転速度に応じて制御信号をファン装置20に供給し、ファン装置20を必要な回転速度で駆動制御する。
なお、以上のようなファン装置20と可動フィン30の制御動作は、電気機器の起動時や定期的な割り込み動作によって実行するものとする。
以上のようにして、仕切り板40によって上下に仕切られた筐体10の2つの空間に対し、ファン装置20によって供給する冷却エアの量をファン装置20と可動フィン30の制御動作によって適正に制御することができ、各空間内を最適な温度に維持することができる。
【0022】
以上のような本形態の電気機器によれば、筐体内の空間が上下2層に分割された小型(細長型または扁平型)の機器において、それぞれの層に熱源があるような構成の電気機器に特に有効な冷却構造を提供することができる。
また、2層に分割された筐体内の各層に温度センサを取り付けることにより、その温度差に応じて外気を温度の高い方に優先的に流入し、機器全体の冷却効果を高めることができる。
また、層を分割している仕切り板40の一部を構成する可動フィン30を変位させることにより、流入する冷却エアの振り分けを行うことから、筐体内の空間を仕切る構造を利用して冷却エアの制御を行うことができ、上述した先行発明として列挙した別部品によるルーパや開閉板を設ける構成のように、冷却エアを制御するためだけの専用の部品を付加する必要がなく、構造の簡素化を図ることができる。
【0023】
また、可動フィン30を圧電素子44により駆動することから、モータ等の機構を用いる構成に比べて、可動装置を小型に抑えることができ、例えばフィンの駆動用モータが配置できないような小型の形態機器に有利である。
また、ファン装置20の回転速度を流出温度の高いときには速く、低いときには遅く多段階に自動調整させることから、省電力化を図ることが可能である。
また、フィンの傾斜角度は、各層の温度差と冷却エアの流量の関係データから決定するため、この関係データを変更することにより、ハードウエアの変更を行うことなく、各層に対する冷却エアの変更を容易に行うことができる。
また、筐体内を仕切っている仕切り板40に可動フィンを取り付けた構成であるため、層を増やしたい分だけ可動フィンも増やすことが可能である。したがって、筐体内が多層に分割されている場合にも、同様の構造により各層の冷却が実現可能となる。
【0024】
なお、本発明の変形例として、フィンの角度を決めるデータテーブルのデータを変更することにより、性質の異なる2つの気体を目的に合わせて混合する装置を実現することも可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のファン装置付き電気機器では、筐体内の空間を分割する仕切り板を有し、仕切り板で仕切られた空間にそれぞれ発熱部材を有する電気機器において、筐体の側壁部の仕切り板の一方の端部に臨む位置に形成された第1の開口部と、筐体の第1の開口部と反対側の側壁部に形成された第2の開口部と、筐体の第1の開口部の内側に配置され、仕切り板の板面方向に沿って気流を発生させるファン装置と、仕切り板の他方の端部と第2の開口部との間に、仕切り板の板面方向に沿って配置され、仕切り板側の端部を中心に第2の開口部側の端部が傾斜可能に設けられた可動フィンと、可動フィンの傾斜角度を制御する圧電素子と、仕切り板で仕切られた空間の温度をそれぞれ検出する第1及び第2の温度センサと、第1の温度センサと第2の温度センサとの検出温度の差に基づいて、圧電素子を駆動することにより、可動フィンの傾斜角度を制御する制御手段とを設けた。
したがって、筐体内の複数の熱源の温度に対応して1つのファン装置の冷却エアを有効に分配して供給でき、特に小型の筐体を有する電気機器における各種配線基板等の配置構造を阻害することなく、かつ、構造の複雑化を招くことなく、効率のよい冷却を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるファン装置付き電気機器の全体構成を示す断面図である。
【図2】図1に示すファン装置付き電気機器に設けられた可動フィンの傾斜時の状態を示す断面図である。
【図3】図1に示す電気機器における制御動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10……筐体、12……流出口、14……流入口、20……ファン装置、30……可動フィン、40……仕切り板、42……ヒンジ部、44……圧電素子、46……ドライバ回路、50、54……プリント配線基板、52、56……熱源、60、62、64……温度センサ、100……MPU、110……データテーブル。
Claims (8)
- 筐体内の空間を分割する仕切り板を有し、前記仕切り板で仕切られた空間にそれぞれ発熱部材を有する電気機器において、
前記筐体の側壁部の前記仕切り板の一方の端部に臨む位置に形成された第1の開口部と、
前記筐体の第1の開口部と反対側の側壁部に形成された第2の開口部と、
前記筐体の前記第1の開口部の内側に配置され、前記仕切り板の板面方向に沿って気流を発生させるファン装置と、
前記仕切り板の他方の端部と前記第2の開口部との間に、前記仕切り板の板面方向に沿って配置され、前記仕切り板側の端部を中心に前記第2の開口部側の端部が傾斜可能に設けられた可動フィンと、
前記可動フィンの傾斜角度を制御する圧電素子と、
前記仕切り板で仕切られた空間の温度をそれぞれ検出する第1及び第2の温度センサと、
前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとの検出温度の差に基づいて、前記圧電素子を駆動することにより、前記可動フィンの傾斜角度を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするファン装置付き電気機器。 - 前記ファン装置は、前記第2の開口部から外気を吸引し、前記第1の開口部より排出する方向の気流を発生させるものであることを特徴とする請求項1記載のファン装置付き電気機器。
- 前記筐体は、直方体状に形成されるとともに、前記第1の開口部から前記第2の開口部の方向に沿って長手形状を有することを特徴とする請求項1記載のファン装置付き電気機器。
- 前記制御手段は、前記第1、第2の温度センサによる検出温度差と前記仕切り板で仕切られた各空間の流量との関係データを記憶した第1のテーブルを有し、前記第1のテーブルに基づいて前記可動フィンの傾斜角度を決定することを特徴とする請求項1記載のファン装置付き電気機器。
- 前記制御手段は、前記温度センサによる検出温度に基づいて、前記ファン装置の回転速度を制御することを特徴とする請求項1記載のファン装置付き電気機器。
- 前記制御手段は、前記温度センサによる検出温度と前記ファン装置の回転速度との関係データを記憶した第2のテーブルを有し、前記第2のテーブルに基づいて前記ファン装置の回転速度を決定することを特徴とする請求項5記載のファン装置付き電気機器。
- 前記第1の開口部における温度を検出する第3の温度センサを有し、前記制御手段は、前記第1、第2の温度センサと第3の温度センサとの検出温度の差に基づいて、前記ファン装置の回転速度を制御することを特徴とする請求項1記載のファン装置付き電気機器。
- 前記ファン装置の回転速度を、前記第3の温度センサの検出温度が高いときには速く、低いときには遅く多段階的に自動調整することを特徴とする請求項7記載のファン装置付き電気機器。
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