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JP4175863B2 - 飛び越し走査の動き検出回路及び映像信号処理装置 - Google Patents
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JP4175863B2 - 飛び越し走査の動き検出回路及び映像信号処理装置 - Google Patents

飛び越し走査の動き検出回路及び映像信号処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飛び越し走査の動き検出回路及び映像信号処理装置に関し、特に、動き検出量に基づいた動き適応型の飛び越し順次走査変換又は走査周波数変換を行なうものに係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビジョン放送の映像信号をモニタに表示する際には、多くは、走査の形態として飛び越し走査が用いられている。しかし、映像信号を飛び越し走査のモニタにて画面表示する場合、ラインフリッカーが発生し、画質が劣化する。かかるラインフリッカーは、飛び越し走査を順次走査に変換し、順次走査の形態で表示することにより除去することができる。該変換は「飛び越し順次走査変換」と呼ばれている。そして、飛び越し順次走査変換機能を備えたテレビジョン受像機も、現在では商品化されている。
【0003】
飛び越し順次走査変換においては、飛び越し走査で間引かれた走査線の映像信号を補間処理により生成している。かかる補間処理として、動画領域に適したフィールド内補間と、静止画領域に適したフィールド間補間との混合比率を、映像の動き情報(動き量)に応じて、変化させるような動き適応型処理が、主に採用されている。該動き適応型処理を適用した飛び越し順次走査変換において、重要な役割を担うのが、入力映像信号の映像の動き量を動き検出量として検出する動き検出回路である。そして、該動き検出回路については、いろいろな方法が提案されている。
【0004】
例えば、動き検出回路の従来例として、特許文献1に公開されているような技術がある。以下に、該特許文献1に開示されている従来例について、図5及び図6を用いて説明する。
【0005】
図5は、前記特許文献1において開示されている動き検出回路の従来の構成を示すブロック構成図である。図5に示す動き検出回路200において、21は入力端子、22,23はそれぞれ1フィールド遅延回路、24は減算回路、25は絶対値回路、26は正規化回路、27は1ライン遅延回路、28は、1フィールド遅延回路、29は最大値回路、30は動き検出出力端子を示す。
【0006】
図6は、飛び越し走査の走査線をモニタの横方向から見た走査線構造図である。図6において、縦軸は走査線の垂直位置を、横軸は時刻即ち映像信号の各フィールドを示している。図6に示す1つ1つの白丸がそれぞれ1本の走査線を表しており、飛び越し走査により、時刻が、(A)及び(C)の時と、(B)及び(D)の時とにより、走査線の位置が飛び飛びにずれていることが分かる。また、図6における時刻(D)の白四角Xは、補間しようとしている補間走査線の位置を表している。ここで、動き適応型の飛び越し順次走査変換処理あるいは走査周波数変換処理(即ち、走査周波数を入力映像信号よりも高い走査周波数の飛び越し走査に変換する処理)とは、動画領域に適したフィールド内補間(図6に示す白丸D1と白丸D2との平均値)と、静止画領域に適したフィールド間補間(図6の白丸C1の値)とを、図5に示す動き検出回路200の出力である動き検出量xに応じて、混合させる処理のことである。
【0007】
以下、図5に示す従来例における飛び越し走査の動き検出回路200の動作について更に詳細に説明する。
ここで、図6の白四角が示す補間走査線Xの映像信号を生成するための動き検出量xが、図5の動き検出回路200の動き検出出力端子30に出力されている瞬間について説明する。
図6の現フレームの走査線D2の映像信号の輝度値とその1フレーム前の走査線B2の映像信号の輝度値とは、図5の減算回路24により減算され、図5の絶対値回路25で絶対値化される。絶対値化されたデータは、各走査線のフレーム間差分の絶対値を示し、図5の正規化回路26にて、予め定めた或る閾値と比較演算するなどの処理を施して数ビットからなるデータに正規化される。
【0008】
しかる後に、図5の最大値回路29において、正規化された前記データのうち、即ち、現フィールドの現ラインD2−B2、1ライン前D1−B1、1フィールド前における現フィールドの現ラインと最も近接するラインC1−A1の各映像信号における輝度値の差分値のうち、最大値を抽出する。即ち、図6において、D2とB2(現ライン)、D1とB1(1ライン前)、C1とA1(1フィールド前)とのそれぞれの映像信号の輝度値におけるフレーム間差分値から算出された正規化データの中の最大値を最大値回路29から出力する。つまり、動き検出出力端子30から出力される動き検出量xは、動き適応型の補正を行なうために、補間走査線Xの補間計算に使われるものであり、上(D1)、下(D2)、1フィールド前(C1)の各走査線における映像信号の輝度値のフレーム間差分値の最大値から算出される。これにより、補間に使われる可能性のある全ての走査線において、フレーム間差分値が“0”にならない限り、動き無しとは判断しないように構成されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−207431号公報(第2−3頁、図8)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のごとき従来技術によるフレーム間差分値から映像信号の動き情報(動き量)を検出する方法においては、例えば、飛び越し走査の時間標本化周波数(NTSC方式においては30Hz)に近い周期的な動きのある動画領域を、動き無し(動き検出漏れ)と判断してしまい、誤った飛び越し順次走査変換又は走査周波数変換を実施することとなり、画質の品位を著しく落とすという問題があった。
かかる画質劣化原因について、具体的な動作例を挙げて、図7及び図8を用いて説明する。
【0011】
図7は、前記動き検出漏れを引き起こす例を示す映像が順次入力されてくる連続4フィールド分の映像を示している模式図である。即ち、図7においては、白黒の縦縞パターンが、フィールド(a),(b),(c),(d)の順に、飛び越し走査の時間標本化周波数(NTSC方式においては30Hz)に近い一定速度で右方向に動いている状態を示しており、各フィールドの映像のほぼ中央に位置している領域を、動き検出漏れを引き起こすことを例示するための注目領域として示している。
【0012】
図8は、図7に示すほぼ中央の注目領域にて縦に切り取った場合の走査線の映像信号の様子を示すために、飛び越し走査の走査線の横方向から見た走査線構造図である。ここで、図8に示すように、例えばフィールド(b)からフィールド(d)に至る1フレーム分のフレーム周波数即ち時間標本化周波数が、NTSC方式の30Hzと同一の周期で繰り返されることを示している。図8における各丸は走査線の位置を示し、白丸は走査線の映像信号が白であることを、また、黒丸は走査線の映像信号が黒であることを示している。また、図8に示す横軸の時刻(a)乃至(d)は、図7に示す各フィールド(a)乃至(d)にそれぞれ対応している。更に、図8に示す白四角Xは、補間走査線の位置を示している。
【0013】
ここで、図7及び図8に示す例においては、補間走査線Xの上(D1)、下(D2)、1フィールド前(C1)の各走査線の映像信号の輝度値に関するフレーム間差分値は、全て“0”であることが分かる。つまり、動き検出量xとしては“0”(動き無し)として検出され、図7に示すように右方向への動きがある映像信号であったとしても、動き検出漏れを引き起こしている。従って、かかる場合に出力される動き適応型の飛び越し順次走査変換又は走査周波数変換結果の映像は、静止画領域に適したフィールド間補間により、補間走査線も含む走査線の映像信号が垂直方向に一つおきに白黒を繰り返す映像となり、本来の映像からは大きくかけ離れた全く異なる映像になってしまう。かくのごとき縦縞のパターンが高速に移動する映像は、非常に稀ではあるが、全く存在しないわけではない。例えば、文字看板をパンした場合などが、かかる場合に該当している。
【0014】
動き検出の手段として、前述のごときフレーム間差分値のみを用いる場合、前述した例のように、1フレームで元の信号に戻る30Hzの映像の動きについては、全く検出することができない。即ち、前述のごときフレーム間差分値により動きを検出する方法には限界があることを示している。
【0015】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、時間標本化周波数に近い周期的な動きがあり、前述のようなフレーム間差分値からは動きを検出することが困難な映像であっても、動き検出漏れが発生しない飛び越し走査の動き検出回路及び該動き検出回路を適用した映像信号処理装置を提供することにあり、動画領域に適したフィールド内補間と静止画領域に適したフィールド間補間とを映像の動き検出量に応じて混合する動き適応型の飛び越し順次走査変換又は走査周波数変換を行なう映像信号処理装置に最適に適用することが可能な動き検出回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したごとき目的を達成するために、入力されてくるテレビジョン放送信号を含む飛び越し走査の映像信号における映像の動きを検出する飛び越し走査の動き検出回路において、入力映像信号として入力されてくる飛び越し走査の間引かれた現フィールドにおいて補間すべき垂直位置に隣接する走査線及び一つ前に入力された前フィールドにおいて補間すべき前記垂直位置に位置している走査線のそれぞれの映像信号の輝度値のフレーム間差分値に基づいて映像の動きをそれぞれ検出して、該フレーム間差分値のうちの最大値を第1の動き検出量として出力する第1の動き検出手段と、前記入力映像信号として入力されてくる前記現フィールドの走査線の映像信号を一つ前に入力された前フィールドの走査線の映像信号によって補間して作成された補間フレームの隣接する各走査線の映像信号から輝度値が垂直方向に交互に変化するジグザグ波形として少なくとも連続3回の折れ曲がりが検出され、前記現フィールドにおける走査線の映像信号の輝度値から、前フィールドにおいて現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある、各走査線の映像信号の輝度値を減算して差分値をそれぞれ求め、該差分値の符号の全てが正あるいは負の同じ符号であり、かつ、該差分値の絶対値が全て予め定めた或る下限値を超えていることが検出され、前記現フィールドにおける互いに隣接する走査線の映像信号の輝度値間の差分値を求めると共に、現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある、前フィールドにおける互いに隣接する走査線の映像信号の輝度値間の差分値をそれぞれ求め、該差分値の絶対値が全て予め定めた或る上限値を超えていないことが検出された場合、ジグザグ波形を形成する前記現フィールド及び前フィールドの走査線の映像信号の輝度値を用いて映像の動きを検出して第2の動き検出量として出力する第2の動き検出手段とを備え、前記第1及び第2の2つの動き検出量のうちの最大値又は両者の和のいずれかを、前記入力映像信号の映像の動き検出量として出力するものである。
【0017】
而して、本発明の前記第1の動き検出量は、前述したような従来例のフレーム間差分値による動き検出量そのものであるが故に、該第1の動き検出量だけでは、問題となっている時間標本化周波数に近い周期的な動きがある映像が入力されてきた場合には、動き検出漏れを引き起こす。即ち、かかる動き検出漏れを引き起こす場合においては、動き適応型の飛び越し順次走査変換処理又は走査周波数変換処理を行なう場合、前述のごとく、静止画用のフィールド間補間が施されてしまうことにより、各走査線からの出力映像が垂直方向に1つおきに違う映像信号となり、モニタに表示した場合には複数の横筋となって見えてしまう。かかる横筋を伴う映像は、櫛状に見えるため、一般に「コーミング」と呼ばれている。
【0018】
一方、飛び越し走査の映像においては、前記「コーミング」に見られるように、垂直空間周波数が、フレーム映像の最大垂直空間周波数(NTSC方式の場合は、525/2cph(cycle per picture height))に達するような高周波数成分が含まれることは、殆ど存在しない。即ち、かくのごとき高周波数成分の映像を飛び越し走査のままモニタに画面表示する場合、ラインフリッカーの発生が激しくなってしまうために、映像の送信側において垂直空間周波数に帯域制限を施し、高周波数成分を含まないようにしていることが多い。
【0019】
故に、フレーム映像を表示した場合に、「コーミング」に見えるような映像であった場合には、動きによる映像であると判断しても問題にならない。即ち、本発明においては、「コーミング」に見えるようなジグザグ波形の映像を検出した際には、前記第2の動き検出量として付け足すことにより、動きの検出漏れを防いでいる。また、「コーミング」に見えるような映像は、入力映像信号として入力されてくる現フィールドの走査線の映像信号を一つ前に入力された前フィールドの走査線の映像信号によって補間して作成された補間フレームにおいて、各走査線からの出力映像が垂直方向に1つおきに違う映像信号となるため、垂直波形となる各走査線の出力映像の輝度値が垂直方向に交互に変化するジグザグ波形になるという特徴を利用して、前記第2の動き検出量を検出する。
【0020】
また、本発明においては、前記第2の動き検出量として前記ジグザグ波形を検出する際に、前記ジグザグ波形として少なくとも連続3回の折れ曲がりが検出される場合に、映像の動きを検出して前記第2の動き検出量として出力するものとすることにより、1本のみの走査線の映像信号による垂直エッジは動きとして検出することを行なわないようにしている。
即ち、ジグザグ波形を検出する際に、連続2回の折れ曲がりであることを条件とすると、1走査線からなる垂直エッジを動きと判断してしまう。よって、連続3回の折れ曲がりを、前記第2の動き情報を出力するジグザグ波形を検出するための検出条件とする。
【0021】
また、本発明は、前記第2の動き情報として、少なくとも連続3回の折れ曲がりを伴うジグザグ波形を検出したときに、該当する補間走査線の位置を動きがあるものとすることに加えて、隣接する上下の補間走査線の位置も動きがあるものとすることにより、ジグザグ波形の検出の結果を上下の補間走査線の位置まで拡張するものである。即ち、前記第2の動き検出量として少なくとも連続3回の折れ曲がりを伴う前記ジグザグ波形が検出された際には、検出された前記第2の動き検出量が、連続3回の折れ曲がりを伴う前記ジグザグ波形の垂直方向の中心位置に相当する補間走査線の位置のみならず、前記ジグザグ波形の前記中心位置から上下に位置する補助走査線の位置にも拡張して、それぞれの位置における前記入力映像信号の映像の動きに対しても適用される。
【0022】
而して、前記第2の動き検出量の検出条件としている連続して丁度3回の折れ曲がりが存在するジグザグ波形を検出した場合、「コーミング」となって見える補間走査線の上下端1ラインの位置については、動きが検出されない結果を招く恐れがある。かかる事態を防止するために、動きがあるとの前記第2の動き検出量の検出結果を上下の補間走査線の位置にまで拡張することとしている。
【0023】
更に、本発明における少なくとも連続3回の折れ曲がりを伴うジグザグ波形の検出条件としては、現フィールドにおける走査線の映像信号の輝度値から、一つ前の前フィールドにおいて現フィールドにおける走査線と最も近接する位置にある、各走査線の映像信号の輝度値を減算して求めたそれぞれの差分値の符号が全て正あるいは全て負の同一符号であることと、該差分値の全ての絶対値が予め定めた或る下限値である閾値を超えることとする。
【0024】
又は、本発明における少なくとも連続3回の折れ曲がりを伴うジグザグ波形の検出条件としては、現フィールドにおける走査線の映像信号の輝度値から、一つ前の前フィールドにおいて現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある、各走査線の映像信号の輝度値を減算して差分値をそれぞれ求め、該差分値の符号が全て正あるいは全て負の同一符号であることと、該差分値の絶対値が全て予め定めた或る下限値である閾値を超えていることと、現フィールドにおける互いに隣接する走査線の映像信号の輝度値間の差分値を求めると共に、現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある、前フィールドにおける互いに隣接する走査線の映像信号の輝度値間の差分値をそれぞれ求め、該差分値の絶対値が全て予め定めた或る上限値を超えていないこと(即ち、換言すれば、現フィールドと前フィールドとにおける各フィールド内の垂直空間周波数がそれぞれ予め定めた上限空間周波数よりも低いこと)とする。
【0025】
また、本発明は、前記第2の動き検出量として少なくとも連続3回の折れ曲がりを伴う前記ジグザグ波形が検出された際に、前記連続3回の折れ曲がりを伴う前記ジグザグ波形の垂直方向の中心位置に相当する補間走査線の位置における前記第2の動き検出量が、前記補間フレームの隣接する各走査線のうち、現フィールドにおける走査線の映像信号の輝度値から、前フィールドにおいて現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある、各走査線の映像信号の輝度値を減算して求めたそれぞれの差分値のうちの最大値、又は、それぞれの該差分値の平均値、又は、それぞれの誤差分値の和のいずれかであることとする。従って、前述のごとく、ここで求められた前記第2の動き検出量が、前記ジグザグ波形の前記中心位置から上下に位置する補助走査線の位置にも拡張して適用される。
【0026】
また、本発明における映像信号処理装置としては、動画領域に適したフィールド内補間と静止画領域に適したフィールド間補間とを映像の動き情報に応じて混合する動き適応型の飛び越し順次走査変換又は走査周波数変換を行なう映像信号処理装置において、入力されてくるテレビジョン放送信号を含む飛び越し走査の映像信号に対して、前述したごときいずれかの飛び越し走査の動き検出回路を適用して、検出された動き検出量に基づいて、前記フィールド内補間と前記フィールド間補間とを混合した補間処理を行ない、動き適応型の飛び越し順次走査変換又は走査周波数変換を行なうこととする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る飛び越し走査の動き検出回路及び該動き検出回路を適用した映像信号処理装置に関する実施形態の一例について、図面を用いて説明する。
【0028】
図1は、本発明に係る飛び越し走査の動き検出回路に関する実施形態の構成の一例を示すブロック構成図である。図1に示す飛び越し走査の動き検出回路100において、1は入力端子、2,4,5は1ライン遅延回路、3,6は1フィールド遅延回路、7は減算回路、8は絶対値回路、9は正規化回路、10は1ライン遅延回路、11は1フィールド遅延回路、12は最大値回路、13はジグザグ検出回路、14は拡張回路、15は最大値回路、16は動き検出出力端子を示す。図1に示す飛び越し走査の動き検出回路100において、減算回路7〜最大値回路12までの各回路は、図5に示した従来例の動き検出回路200の減算回路24〜最大値回路29までの各回路と全く同じである。
【0029】
即ち、減算回路7〜最大値回路12までの各回路からは、フレーム間差分による第1の動き検出量が生成されるものであり、入力映像信号として入力されてくる飛び越し走査の間引かれた現フィールドにおいて補間すべき垂直位置に隣接する走査線及び一つ前に入力された前フィールドにおいて補間すべき前記垂直位置に位置している走査線のそれぞれの映像信号の輝度値のフレーム間差分値に基づいて映像の動きをそれぞれ検出して、該フレーム間差分値のうちの最大値を前記第1の動き検出量として出力する第1の動き検出手段を構成している。
【0030】
また、図1のジグザグ検出回路13〜拡張回路14の各回路は、図4に示す従来例の動き検出回路200には備えられていない本発明に特有の回路群である。かかるジグザグ検出回路13〜拡張回路14の各回路からは、ジグザグ検出による第2の動き検出量が生成される。即ち、前記入力映像信号として入力されてくる飛び越し走査の間引かれた前記現フィールドの走査線の映像信号を一つ前に入力された前フィールドの走査線の映像信号によって補間して作成された補間フレームの各走査線の映像信号から輝度値が垂直方向に交互に変化するジグザグ波形を検出し、検出された該ジグザグ波形に基づいて映像の動きを検出して第2の動き検出量として出力する第2の動き検出手段を構成している。
【0031】
また、図1の最大値回路15により、前記最大値回路12からの出力である前記第1の動き検出量と前記拡張回路14からの出力である前記第2の動き検出量とのいずれかの最大値を抽出し、該最大値を動き検出量xとして動き検出出力端子16から出力する。なお、動き検出出力端子16から出力される動き検出量xとしては、前記第1の動き検出量と前記第2の動き検出量との最大値を用いる代わりに、図1の最大値回路15を加算回路に置換して、前記第1の動き検出量と前記第2の動き検出量との和を用いることとしても良い。
【0032】
まず、本発明に特有の動作であるジグザグ検出に使用される走査線の映像信号について説明する。図2は、動き検出漏れを引き起こすこととなる場合を例示した前記図7の従来例における映像の連続4フィールドのほぼ中央の注目領域にて縦に切り取った場合の各走査線の中で、各走査線の映像信号のジグザグ検出に使用される走査線の位置関係の様子を横方向から見た走査線構造図である。図2において、白四角Xは動き検出量を算出しようとしている補間走査線の位置を示し、D1,D2は現フィールドの補間走査線Xの上下に隣接して位置している走査線の映像信号を示し、C1,C2,C3は、一つ前の前フィールドの各走査線の映像信号を示すものであり、現フィールド内で補間しようとしている補間走査線Xの位置に隣接する走査線D1,D2の位置に最も近接する位置に位置している各走査線のデータを示している。
【0033】
即ち、C1,D1,C2,D2,C3は、入力映像信号として入力されてくる現フィールドの走査線の映像信号D1,D2を一つ前に入力された前フィールドの走査線の映像信号C1,C2,C3によって補間して作成された補間フレームの隣接する各走査線の映像信号を示している。図1の動き検出回路100の各回路間を接続している信号線上には、図2に示す各走査線の映像信号D1,D2及びC1乃至C3が示されている。本発明に特有の動作であるジグザグ波形検出においては、図2に示すごとく、各走査線の映像信号C1→D1→C2→D2→C3のように、飛び越し走査として間引かれた現フィールドの走査線の映像信号を、一つ前の前フィールドの各走査線の映像信号により埋め合わせた場合の補間フレーム映像の各走査線を構成している隣接する5ラインを使用する。
【0034】
次に、図1に示すジグザグ検出回路13の内部アルゴリズムについて図3を用いて説明する。ここに、図3は、本発明に係るジグザグ波形検出動作を説明するための映像信号の様子の一例を示す輝度グラフであり、縦軸が走査線の垂直位置を示し、横軸が各走査線の映像信号の輝度値を示している。
【0035】
第2の動き情報として検出したい隣接する少なくとも走査線5ラインの各映像信号からなるジグザグ波形の形状としては、図3に示す(A),(B)のいずれかの形状に分類される。即ち、例えば、図2に示す現フィールドの各走査線の映像信号D1,D2が黒、前フィールドの各走査線の映像信号C1,C2,C3が白という例の場合であれば、図3に示す(A)の場合に相当する。図3の(A)の場合であれば、現フィールドの各走査線の映像信号D1,D2から一つ前の前フィールドの隣接した各走査線の映像信号C1,C2,C3のそれぞれの輝度値をそれぞれ減算した場合、全て負の値となる。一方、図7の(B)の場合であれば、現フィールドの各走査線の映像信号D1,D2から一つ前の前フィールドの隣接した各走査線の映像信号C1,C2,C3のそれぞれの輝度値をそれぞれ減算した場合、逆に、全て正の値となる。かかるジグザグ波形を検出する条件を、図2の各走査線における映像信号の輝度値を示す記号を用いて表現すると、次の条件式1により表される。
【0036】
〔条件式1〕
(D1>C1 and D1>C2 and D2>C2 and D2>C3 ) or
(D1<C1 and D1<C2 and D2<C2 and D2<C3)
【0037】
即ち、条件式1は、現フィールドの各走査線の映像信号D1,D2が白又は黒、前フィールドの各走査線の映像信号C1,C2,C3が黒又は白という各輝度値を示している場合が、図3の(B)又は(A)に示すように、D1,C2,D2の映像信号を有する各走査線の位置において連続3回の折り曲がりを検出していることを示している。而して、条件式1を適用することにより、少なくとも連続3回の折れ曲がりが存在するジグザグ波形を検出することを条件として前記第2の動き検出量を出力するものとし、1本のみの走査線の映像信号による垂直エッジは動きとして検出することを防止することができる。
【0038】
しかしながら、条件式1のみを用いる場合には、5ラインの各走査線の映像信号D1,D2及びC1,C2,C3が全て同程度の輝度値のときであっても、ノイズ等の影響を受けて、条件式1を満足するような各走査線の映像信号C1→D1→C2→D2→C3のジグザグ波形を検出してしまう恐れもある。故に、現フィールドの隣接する各走査線の映像信号D1,D2と、前フィールドにおいて前記各走査線D1,D2と最も近接した位置にある、隣接する各走査線の映像信号C1,C2,C3とのそれぞれの輝度値の差分値が、即ち、現フィールドにおける走査線の映像信号の輝度値から前フィールドにおいて現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある各走査線の映像信号の輝度値を減算して求めた差分値が、予め定めた或る下限値である閾値Th1よりも大きいという条件を設定しておくことが必要である。
【0039】
現フィールドの隣接する各走査線の映像信号D1,D2と前フィールドの隣接する各走査線の映像信号C1,C2,C3とのそれぞれの輝度値の差分値と、下限値である閾値Th1との関係を示すと、次の条件式2のように表される。ここに、「abs( )」とは、絶対値化することを意味している。
【0040】
〔条件式2〕
( abs(D1-C1) > Th1 ) and
( abs(D1-C2) > Th1 ) and
( abs(D2-C2) > Th1 ) and
( abs(D2-C3) > Th1 )
【0041】
また、図7の(C),(D)に示すように、各走査線の映像信号C1→D1→C2→D2→C3の輝度値がジグザグ波形を形成してはいるものの、現フィールドの隣接する各走査線の映像信号D1,D2間で輝度値に差がある、あるいは、前フィールドの隣接する各走査線の映像信号C1,C2,C3間で輝度値に差があるという場合も存在している。かくのごとく、同一フィールド内において隣接する各走査線の映像信号間に輝度値の差がある場合には、かかる輝度値の差が、動きによる「コーミング」であると判断することができない。
【0042】
故に、ジグザグ波形を検出する場合には、現フィールドの隣接する各走査線の映像信号D1,D2同士、及び、前フィールドの隣接する各走査線の映像信号C1,C2,C3同士の差分値の絶対値が、即ち、現フィールドにおける互いに隣接する走査線の映像信号の輝度値間の差分値を求めると共に、現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある、前フィールドにおける互いに隣接する走査線の映像信号の輝度値間の差分値をそれぞれ求め、該差分値の絶対値が、予め定めた或る上限値である閾値Th2よりも小さく、同一フィールド内においてそれぞれ隣接する各走査線の映像信号間の輝度値には殆ど差がないという条件を設定しておくことが必要である。
【0043】
現フィールドの隣接する各走査線の映像信号D1,D2同士の輝度値の差分値、及び、前フィールドの隣接する各走査線の映像信号C1,C2,C3同士の輝度値の差分値と、上限値である閾値Th2との関係を示すと、次の条件式3のように表される。ここに、「abs( )」とは、絶対値化することを意味している。
【0044】
〔条件式3〕
( abs(D1-D2) < Th2 ) and
( abs(C1-C2) < Th2 ) and
( abs(C2-C3) < Th2 )
【0045】
以上に示した、条件式1,2,3を全て同時に満たしたとき、図1に示すジグザグ検出回路13は、動きありを検出し、前記第2の動き検出量を拡張回路14に出力する。ここで、現フィールドと前フィールドとにおける各フィールド内の隣接する各走査線間の映像信号の輝度値を減算して求めた差分値の全ての絶対値が予め定めた或る上限値を超えていないこととする条件式3は、換言すると、現フィールドと前フィールドとのそれぞれにおけるフィールド内の垂直空間周波数が予め定めた空間周波数の上限値を超えていないことを意味している。
【0046】
また、ここで、前記第2の動き検出量として少なくとも連続3回の折れ曲がりを伴うジグザグ波形が検出された際に、前記連続3回の折れ曲がりを伴う前記ジグザグ波形の垂直方向の中心位置に相当する補間走査線の位置における前記第2の動き検出量が、前記補間フレームの隣接する各走査線のうち、現フィールドにおける走査線の映像信号の輝度値から前フィールドにおいて現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある各走査線の映像信号の輝度値を減算して求めたそれぞれの差分値のうちの最大値、又は、それぞれの該差分値の平均値、又は、それぞれの該差分値の和のいずれかであることとする。
次に、図1の拡張回路14の内部アルゴリズムについて詳細に説明する。
【0047】
次に、図1の拡張回路14の内部アルゴリズムについて詳細に説明する。
図1の拡張回路14においては、ジグザグ検出回路13において動きありとの前記第2の動き検出量が出力された場合、動き検出がなされた動き領域を該第2の動き検出量により補間を行なう補間走査線Xの位置のみならず、隣接する上下の補間走査線1ラインずつの位置に対しても、該第2の動き検出量を適用して、動きありとする領域を拡張する。即ち、5ラインの各走査線の映像信号C1→D1→C2→D2→C3の輝度値から求めたジグザグ波形の検出結果として求められた前記第2の動き検出量は、図2に示す補間走査線Xを中心として、現フィールドの隣接する上下の2ラインの走査線の映像信号と前フィールドの隣接する3ラインの走査線の映像信号とが、いわゆる「コーミング」と見られる状態になっている場合に検出されているものである。而して、かかる「コーミング」と見られる状態の検出結果を前記第2の動き検出量として用いることにより、時間標本化周波数に近い周期的な動きがある映像においても、動き検出漏れを防ぐことができ、補間走査線Xの位置は、動き領域に適したフィールド内補間により補間することができる。
【0048】
しかしながら、丁度連続3回の折れ曲がりが存在するジグザグ波形が検出された場合、補間走査線Xと同様に、補間走査線Xの上下端1ラインの補間走査線も、「コーミング」として出力する領域に含まれているにも関わらず、「コーミング」となって見える補間走査線Xの上下端1ラインの補助走査線を含む領域については、動きとしては検出されない結果を招く恐れもある。かかる事態を防止するために、ジグザグ検出回路13においてジグザグ検出結果として動きありとの前記第2の動き検出量が出力されてきた場合、拡張回路14において、動き検出がなされた動き領域を上下端1ラインずつの補助走査線の位置まで拡張させることとしている。
【0049】
以上に説明したごとき飛び越し走査の動き検出回路100を用いて映像信号を処理する映像信号処理回路を構成することにより、映像の動きが時間標本化周波数に近い周期的な動きを伴っている場合であっても、動き検出漏れを防止して、前記第1の動き検出量と前記第2の動き検出量との最大値又は和を用いて、動き適応型の飛び越し順次走査変換処理あるいは走査周波数変換処理を施すことにより、入力映像信号に忠実な自然な映像信号を出力することを可能としている。また、補間走査線の映像信号として求めたい局所的な場所における動きの有無を判定するに当たって、一つ前の前フィールドを含め隣接する少なくとも合計5走査線(ライン)の映像信号の輝度値が、即ち、入力映像信号として入力されてくる飛び越し走査の間引かれた現フィールドの走査線の映像信号を一つ前に入力された前フィールドの走査線の映像信号によって補間して作成された補間フレームにおいて互いに隣接する各走査線の映像信号の輝度値が、少なくとも連続3回の折り曲がりを有するジグザグ波形からなっていることに基づいて、前記第2の動き検出量として動きを検出することとしているので、静止画の垂直エッジ部において、誤って動きありとする動き誤検出も防止することも可能としている。
【0050】
次に、前記飛び越し走査の動き検出回路100を適用した映像信号処理装置の一構成例について、図4を用いて説明する。ここに、図4は、飛び越し走査の映像信号を処理し、動画・静止画に関わらず、画質劣化を低減可能とする最適な補間を行なうことができる動き適応型の映像信号処理装置の構成の一例を示すブロック構成図である。
【0051】
図4に示す映像信号処理装置150において、100は入力端子150aから入力されてくる飛び越し走査の映像信号の動き量を動き検出量として検出する図1に示すごとき動き検出回路を示し、110は静止画用としてフィールド間補間フィルタリング処理を行なう静止画用補間フィルタを示し、120は動画用としてフィールド内補間フィルタリング処理を行なう動画用補間フィルタを示し、130は動き検出回路100の動き検出量に応じて静止画用補間フィルタ110と動画用補間フィルタ120との出力補間映像信号を混合する混合器を示し、140は、入力端子150aからの映像信号と混合器130からの映像信号とを用いて所望の映像信号に変換して、出力端子150bに出力する変換器を示している。
【0052】
次に、図4に示す映像信号処理回路150の動作について説明する。まず、入力端子150aから入力されてくる映像信号は、静止画用補間フィルタ110に入力されて、入力映像信号が静止画像であると仮定して、1フィールド前の映像信号により静止画用補間映像信号が生成される。また、入力端子150aからの入力映像信号は、動画用補間フィルタ120にも入力され、入力映像信号が動画像であると仮定して、当該フィールドの映像信号のみを用いて動画用補間映像信号が生成される。更に、入力端子150aからの入力映像信号は、動き検出回路100にも入力されて、図1乃至図3において説明したごとき動き検出処理が施されて、動き検出量xが生成される。
【0053】
次いで、静止画用補間フィルタ110から出力されてくる静止画用補間映像信号と動画用補間フィルタ120から出力されてくる動画用補間映像信号とが、混合器130において、動き検出回路100からの動き検出量xに応じて混合処理がなされ、動き適応補間映像信号として出力される。即ち、動き検出量xが小さく、静止画像に近ければ、より静止画用補間映像信号を多く混合し、逆に、動き検出量xが大きく、動画像に近ければ、より動画用補間映像信号を多く混合する。
混合器130からの該動き適応補間映像信号は、入力端子150aからの入力映像信号と共に、変換器140に入力され、順次走査の映像信号もしくは入力映像信号の走査周波数よりも高い飛び越し走査の映像信号に変換されて、出力端子150bから出力される。而して、動画像と静止画像との切り替わりや時間標本化周波数に近い周期的な映像の動きがある映像信号であっても、急激に解像度が変化したり、不自然な映像信号が生成されてしまうこともなく、より自然な映像信号を出力することが可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る飛び越し走査の動き検出回路によれば、従来技術において動き検出漏れを発生させていた時間標本化周波数に近い周期的な動きがある映像の場合であっても、動き検出漏れを生じさせない高性能な飛び越し走査の動き検出回路を実現することができる。また、現フィールドの隣接する上下2ラインの走査線の映像信号と、一つ前の前フィールドにおいて現フィールドの隣接する上下2ラインに最も近接した位置にある隣接する3ラインの走査線の映像信号とからなる少なくとも合計5ラインの映像信号の輝度値が、少なくとも連続3回の折り曲がりが存在するジグザグ波形からなっていることに基づいて、動きを検出しているので、静止画の垂直エッジにおいては、誤って動きありとする動き誤検出を防止することができる。
【0055】
而して、本発明に係る飛び越し走査の動き検出回路を用いて映像信号処理装置を構成することにより、動き適応型の飛び越し順次走査変換処理あるいは走査周波数変換処理を行なうことにより、より自然な映像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飛び越し走査の動き検出回路に関する実施形態の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図2】動き検出漏れを引き起こすこととなる映像の連続4フィールドの各走査線の中で、各走査線の映像信号のジグザグ検出に使用される走査線の位置関係の様子を横方向から見た走査線構造図である。
【図3】本発明に係るジグザグ波形検出動作を説明するための映像信号の様子の一例を示す輝度グラフである。
【図4】飛び越し走査の映像信号を処理する動き適応型の映像信号処理装置の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図5】飛び越し走査の動き検出回路の従来の構成を示すブロック構成図である。
【図6】飛び越し走査の走査線をモニタの横方向から見た走査線構造図である。
【図7】動き検出漏れを引き起こす例を示す映像が順次入力されてくる連続4フィールド分の映像を示している模式図である。
【図8】図7に示すほぼ中央の注目領域にて縦に切り取った場合の走査線の映像信号の様子を示すために、飛び越し走査の走査線の横方向から見た走査線構造図である。
【符号の説明】
1…入力端子、2…1ライン遅延回路、3…1フィールド遅延回路、4…1ライン遅延回路、5…1ライン遅延回路、6…1フィールド遅延回路、7…減算回路、8…絶対値回路、9…正規化回路、10…1ライン遅延回路、11…1フィールド遅延回路、12…最大値回路、13…ジグザグ検出回路、14…拡張回路、15…最大値回路、16…動き検出出力端子、21…入力端子、22…1フィールド遅延回路、23…1フィールド遅延回路、24…減算回路、25…絶対値回路、26…正規化回路、27…1ライン遅延回路、28…1フィールド遅延回路、29…最大値回路、30…動き検出出力端子、100…動き検出回路、110…静止画用補間フィルタ、120…動画用補間フィルタ、130…混合器、140…変換器、150…映像信号処理装置、150a…入力端子、150b…出力端子、200…動き検出回路。

Claims (2)

  1. 入力されてくるテレビジョン放送信号を含む飛び越し走査の映像信号における映像の動きを検出する飛び越し走査の動き検出回路において、入力映像信号として入力されてくる飛び越し走査の間引かれた現フィールドにおいて補間すべき垂直位置に隣接する走査線及び一つ前に入力された前フィールドにおいて補間すべき前記垂直位置に位置している走査線のそれぞれの映像信号の輝度値のフレーム間差分値に基づいて映像の動きをそれぞれ検出して、該フレーム間差分値のうちの最大値を第1の動き検出量として出力する第1の動き検出手段と、
    前記入力映像信号として入力されてくる前記現フィールドの走査線の映像信号を一つ前に入力された前フィールドの走査線の映像信号によって補間して作成された補間フレームの隣接する各走査線の映像信号から輝度値が垂直方向に交互に変化するジグザグ波形として少なくとも連続3回の折れ曲がりが検出され、
    前記現フィールドにおける走査線の映像信号の輝度値から、前フィールドにおいて現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある、各走査線の映像信号の輝度値を減算して差分値をそれぞれ求め、該差分値の符号の全てが正あるいは負の同じ符号であり、かつ、該差分値の絶対値が全て予め定めた或る下限値を超えていることが検出され、
    前記現フィールドにおける互いに隣接する走査線の映像信号の輝度値間の差分値を求めると共に、現フィールドにおける当該走査線と最も近接する位置にある、前フィールドにおける互いに隣接する走査線の映像信号の輝度値間の差分値をそれぞれ求め、該差分値の絶対値が全て予め定めた或る上限値を超えていないことが検出された場合、ジグザグ波形を形成する前記現フィールド及び前フィールドの走査線の映像信号の輝度値を用いて映像の動きを検出して第2の動き検出量として出力する第2の動き検出手段とを備え、
    前記第1及び第2の2つの動き検出量のうちの最大値又は両者の和のいずれかを、前記入力映像信号の映像の動き検出量として出力することを特徴とする飛び越し走査の動き検出回路。
  2. 動画領域に適したフィールド内補間と静止画領域に適したフィールド間補間とを映像の動き情報に応じて混合する動き適応型の飛び越し順次走査変換又は走査周波数変換を行なう映像信号処理装置において、入力されてくるテレビジョン放送信号を含む飛び越し走査の映像信号に対して、請求項1の飛び越し走査の動き検出回路を適用して、検出された動き検出量に基づいて、前記フィールド内補間と前記フィールド間補間とを混合した補間処理を行ない、動き適応型の飛び越し順次走査変換又は走査周波数変換を行なうことを特徴とする映像信号処理装置。
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