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JP4179994B2 - 光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置 - Google Patents
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JP4179994B2 - 光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置 - Google Patents

光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、光記録媒体への情報記録方法に関し、特に、追記型の光記録媒体への情報記録方法に関する。また、本発明は、光記録媒体に情報を記録するための情報記録装置に関し、特に、追記型の光記録媒体に情報を記録するための情報記録装置に関する。
近年、従来に比べて非常に大きな記録容量を有し、且つ、非常に高いデータ転送レートを達成可能な次世代型の光記録媒体が提案され、そのいくつかはすでに実用化されている(特許文献1参照)。このような次世代型の光記録媒体では従来の光記録媒体とは異なり、データの記録や再生に波長約405nmのレーザービームが用いられるとともに、開口数が約0.85の対物レンズが用いられる。これによりレーザービームのビームスポット径は記録面において約0.39μmまで絞られ、約25GB/面の記録容量と、基準線速度(約4.9m/sec)において約36Mbpsのデータ転送レートが達成されている。
次世代型の光記録媒体においても、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のような現行の光記録媒体と同様、再生専用型、追記型及び書き換え型の各タイプの光記録媒体が提案されているが、このうち追記型のものは、目的とする記録線速度を高くするに連れて、データの記録に必要な単位時間当たりの熱量が増大することが知られている。単位時間当たりの熱量を増大させるためには、より高出力の半導体レーザを使用するか、或いは、オンパルスパターンの長さ、つまりレーザービームの強度を記録パワーレベルに設定する時間をより長くする必要がある。
特開2003−203383号公報
しかしながら、次世代型の光記録媒体に使用されるレーザービームは上述の通り青色波長領域の光であり、このようなレーザービームを高出力で発生可能な半導体レーザは非常に高価である。一方、記録パワーレベルに設定する時間が長すぎると、長い記録マークの形成時に記録層に不要な熱溜まりが生じ、これによる熱干渉によって記録特性が悪化するという問題が生じてしまう。
このような問題を解決するためには、記録マーク間、つまりスペース領域を形成する際に強度の低いアシストパルスを印加することによって予熱を行うことが効果的である。しかしながら、形成すべきスペース領域の長さにかかわらず一律にアシストパルスの印加を行うと、直前のスペース領域が短い記録マークについてはその長さが長くなり、逆に、直前のスペース領域が長い記録マークについてはその長さが短くなるという新たな問題が生じる。
したがって、本発明の目的は、追記型の光記録媒体への情報記録方法であって、高い線速度でデータを記録するのに適した情報記録方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、追記型の光記録媒体に情報を記録するための情報記録装置であって、高い線速度でデータを記録することが可能な情報記録装置を提供することである。
本発明による情報記録方法は、基板上に少なくとも一つの記録層を有する追記型光記録媒体に、少なくとも記録パワーレベル、基底パワーレベル及びこれらの間のパワーを持つ中間パワーレベルを含むパルス列パターンに従って変調されたレーザービームを照射し、記記録層に記録マークを形成することによって情報を記録する情報記録方法であって、前記パルス列パターンは、前記基底パワーレベル又は前記中間パワーレベルから前記記録パワーレベルへ遷移し、続いて、前記記録パワーレベルから前記基底パワーレベルへ遷移するオンパルスパターン、並びに、前記オンパルスパターンに続く基底パワーレベルを含むオフパルスパターンをそれぞれ少なくとも一つ含み、2つの前記記録マーク間に形成するスペース領域が、第1の長さよりも短い場合には前記オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、前記第1の長さよりも長い場合には前記オフパルスパターンの後端において前記基底パワーレベルから前記中間パワーレベルに変化させることを特徴とする。
また、本発明による情報記録装置は、基板上に少なくとも一つの記録層を有する追記型光記録媒体に、少なくとも記録パワーレベル、基底パワーレベル及びこれらの間のパワーを持つ中間パワーレベルを含むパルス列パターンに従って変調されたレーザービームを照射し、前記記録層に記録マークを形成することによって情報を記録する情報記録装置であって、前記パルス列パターンは、前記基底パワーレベル又は前記中間パワーレベルから前記記録パワーレベルへ遷移し、続いて、前記記録パワーレベルから前記基底パワーレベルへ遷移するオンパルスパターン、並びに、前記オンパルスパターンに続く基底パワーレベルを含むオフパルスパターンをそれぞれ少なくとも一つ含み、2つの前記記録マーク間に形成するスペース領域が、第1の長さよりも短い場合には前記オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、前記第1の長さよりも長い場合には前記オフパルスパターンの後端において前記基底パワーレベルから前記中間パワーレベルに変化させるよう構成されたことを特徴とする。
このように、本発明によれば、短いスペース領域の形成時にはレーザービームの強度を基底パワーに固定していることから、短いスペース領域の直後に位置する記録マークの形成において加熱過剰となることがなくなり、且つ、長いスペース領域の形成時にはオフパルスパターンの後端において基底パワーレベルから中間パワーレベルに変化させ、これにより予熱を行っていることから、長いスペース領域の直後に位置する記録マークの形成において加熱不足となることがなくなる。これにより、直前のスペース領域の長さにかかわらず、正しい長さの記録マークを形成することが可能となる。
本発明では、前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、前記第1の長さが0.82×λ/(2×NA)で与えられる長さであることが好ましい。0.82×λ/(2×NA)で与えられる長さは、レーザービームのビームスポットの半径に相当し、スペース領域がビームスポットの半径よりも短い場合、前の記録マークを形成するためのビームスポットが次の記録マークを形成すべき領域に照射されてしまい、その結果、加熱過剰となりやすいからである。
本発明では、前記第1の長さよりも長く且つ第2の長さよりも短いスペース領域を形成する場合には、形成すべきスペース領域の長さが長くなるほど前記中間パワーレベルに設定する期間の長さを長くすることが好ましい。これは、スペース領域の長さによって加熱不足の度合いが大きく影響を受ける点を考慮したものであり、これによってスペース領域の長さに応じた最適な予熱を行うことが可能となる。
本発明では、前記第2の長さよりも長いスペース領域を形成する場合には、形成すべきスペース領域の長さにかかわらず前記中間パワーレベルに設定する期間の長さを一定とすることが好ましい。これは、形成するスペース領域の長さが十分に長い場合には、加熱不足の度合いがスペース領域の長さにかかわらずほぼ一定となる点ためである。
本発明では、前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、前記第2の長さが0.82×λ/NAで与えられる長さであることが好ましい。0.82×λ/NAで与えられる長さは、レーザービームのビームスポットの直径に相当し、スペース領域がビームスポットの直径よりも長い場合には、加熱不足の度合いがスペース領域の長さにかかわらずほぼ一定となるからである。
本発明では、前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、
λ/NA≦640nm
の条件を満たすことが好ましい。これは、このような光学系が用いられるシステムでは非常に高いデータ転送レートが求められることから、記録線速度を高く設定する必要があるからである。
このように、本発明によれば、直前のスペース領域が短い場合には次の記録マークの形成において加熱過剰となることがなくなり、直前のスペース領域が長い場合には次の記録マークの形成において加熱不足が解消される。これにより、直前のスペース領域の長さにかかわらず、正しい長さの記録マークを形成することが可能となる。
したがって、本発明によれば、高い線速度でデータを記録する場合であっても良好な信号特性を得ることが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の好ましい実施形態にかかる光記録媒体10の外観を示す切り欠き斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示すA部を拡大した部分断面図である。
図1(a)に示すように、本実施形態による光記録媒体10は、外径が約120mm、厚みが約1.2mmである円盤状の光記録媒体であり、図1(b)に示すように、支持基板11と、光透過層12と、支持基板11と光透過層12の間に設けられた記録層13とを備えている。本実施形態による光記録媒体10は、波長λが380nm〜450nm、好ましくは約405nmであるレーザービーム50を光透過層12の表面である光入射面12aより照射することによってデータの記録及び再生を行うことが可能な追記型の光記録媒体である。光記録媒体10に対するデータの記録及び再生においては、開口数が0.65以上、好ましくは0.85程度の対物レンズ51が用いられ、これによって、レーザービーム50の波長をλ、対物レンズ51の開口数をNAとした場合、λ/NA≦640nmに設定される。
支持基板11は、光記録媒体10に求められる厚み(約1.2mm)を確保するために用いられる厚さ約1.1mmの円盤状の基板であり、その一方の面には、レーザービーム50をガイドするためのランド11a及びグルーブ11bが中心部近傍から外縁部に向けて又は外縁部から中心部近傍に向けて螺旋状に、或いは、同心円状に形成されている。支持基板11の材料としては種々の材料を用いることが可能であり、例えば、ガラス、セラミックス、あるいは樹脂を用いることができる。これらのうち、成形の容易性の観点から樹脂が好ましい。このような樹脂としてはポリカーボネート樹脂、オレフィン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。中でも、加工性などの点からポリカーボネート樹脂やオレフィン樹脂が特に好ましい。但し、支持基板11は、レーザービーム50の光路とはならないことから、高い光透過性を有している必要はない。
支持基板11の作製は、スタンパを用いた射出成形法を用いることが好ましいが、フォトポリマー(2P)法等、他の方法によってこれを作製することも可能である。
光透過層12は、レーザービーム50の光路となる層であり、その厚さとしては10〜200μmに設定することが好ましく、100μm程度に設定することが特に好ましい。光透過層12の材料としては、使用されるレーザービーム50の波長領域において光透過率が十分に高い材料である限り特に限定されないが、アクリル系又はエポキシ系の紫外線硬化性樹脂を用いることが好ましい。また、紫外線硬化性樹脂を硬化させてなる膜のかわりに、光透過性樹脂からなる光透過性シートと各種接着剤や粘着剤を用いて光透過層12を形成することも可能である。
記録層13は、レーザービーム50の照射によって不可逆的な記録マークが形成される層である。記録層13の材料としては種々の材料を用いることが可能であるが、ZnSとSiOの混合物又はLaSiON(La,SiO及びSiの混合物)を主成分とする誘電体母材にマグネシウム及び/又はアルミニウムが添加された材料を用いることが好ましい。
記録層13の構成する誘電体母材の主成分としてZnSとSiOの混合物を用いる場合には、ZnSとSiOのモル比を50:50〜90:10の範囲に設定することが好ましく、約80:20に設定することが最も好ましい。また、誘電体母材の主成分としてLaSiONを用いる場合には、SiOとSi及びLaの和とのモル比を10:90〜50:50に設定することが好ましい。ここで、「主成分」とは、誘電体母材中における当該材料(ZnSとSiOの混合物又はLaSiON)の割合が50原子%以上であることを意味し、特に、80原子%以上であることが好ましい。また、誘電体母材に添加するマグネシウム及び/又はアルミニウムの量としては、18〜55原子%に設定することが好ましく、20〜35原子%に設定することが特に好ましく、約25原子%に設定することが最も好ましい。
以上が本実施形態による光記録媒体10の構造であり、光入射面12a側から強度変調されたレーザービーム50を照射することによって、記録層13に記録マークを形成することができる。各記録マークの長さ及び記録マーク間(スペース)の長さ(すなわち、エッジ間)は、クロック周期であるTの倍数、つまりnT(n=整数)に設定される。例えば、(1,7)RLLの変調方式が採用される場合、記録マーク及びスペースの長さは2T〜8Tのいずれかに設定される。
このような光記録媒体10に対して高い線速度での記録を行うためには、オンパルスパターンの長さ、つまりレーザービーム50の強度を記録パワーレベルPwに設定する時間を長くする必要があるが、オンパルスパターンが長すぎると、熱干渉によって記録特性が悪化するという問題が生じる。特に、本実施形態による光記録媒体10は、図1(b)に示すように反射層を備えていないことからレーザービーム50による熱が拡散しにくく、熱溜まりが非常に生じやすい。このため、すでに説明したとおり、スペース領域を形成する際に強度の低いアシストパルスを印加することによって予熱を行うことが効果的であるが、形成すべきスペース領域の長さにかかわらず一律にアシストパルスの印加を行うと、直前のスペース領域が短い記録マークについてはその長さが長くなり、逆に、直前のスペース領域が長い記録マークについてはその長さが短くなってしまう。
このような現象は次のように説明することができる。
図2は、スペース領域の長さとレーザービームのビームスポットとの関係を説明するための図であり、(a)はスペース領域がビームスポットの半径よりも短い場合、(b)はスペース領域がビームスポットの半径よりも長く直径よりも短い場合、(c)はスペース領域がビームスポットの直径よりも長い場合をそれぞれ示している。ビームスポットの半径は0.82×λ/(2×NA)で与えられ、ビームスポットの直径は0.82×λ/NAで与えられる。したがって、レーザービーム50の波長(λ)が405nm、対物レンズ51の開口数(NA)が0.85である場合には、ビームスポットの半径は約195nmとなり、ビームスポットの直径は約391nmとなる。
まず、図2(a)に示すように、スペース領域22がビームスポット30の半径X1よりも短い場合には、前の記録マーク21を形成するために照射するビームスポット30が次の記録マーク23を形成すべき領域に照射されてしまう。図2(a)は、前の記録マーク21の形成終了時点におけるビームスポット30の位置を示しており、この時すでにビームスポット30が記録マーク23を形成すべき領域に照射されていることが分かる。このため、スペース領域22がビームスポット30の半径X1よりも短い場合、次の記録マーク23の形成において加熱過剰となるおそれがある。尚、上記の光学系(λ=405nm、NA=0.85)を用い、1T=74.5nmである場合には、2Tスペース(=149nm)がこれに該当する。
一方、図2(b)に示すように、スペース領域22がビームスポット30の半径X1よりも大きい場合には、前の記録マーク21を形成するために照射するビームスポット30が次の記録マーク23を形成すべき領域に照射されることはない。このため、このような場合には、逆に、次の記録マーク23の形成において加熱不足となるおそれがある。但し、図2(b)に示すケースでは、スペース領域22がビームスポット30の直径X2よりも小さいことから、前の記録マーク21の形成終了時点におけるビームスポット30の端部と、次に形成すべき記録マーク23の端部との距離がX1未満となる。このため、スペース領域の長さがこのような範囲である場合には、スペース領域22の長さによって加熱不足の度合いが大きく影響を受けるものと考えられる。上記の光学系(λ=405nm、NA=0.85)を用い、1T=74.5nmである場合には、3Tスペース(=224nm)、4Tスペース(=298nm)及び5Tスペース(=373nm)がこれに該当する。
そして、図2(c)に示すように、スペース領域22がビームスポット30の直径X2よりも大きい場合には、前の記録マーク21の形成終了時におけるビームスポット30の端部と、次に形成すべき記録マーク23の端部との距離がX1超となることから、加熱不足の度合いはスペース領域22の長さにかかわらずほぼ一定となるものと考えられる。上記の光学系(λ=405nm、NA=0.85)を用い、1T=74.5nmである場合には、6Tスペース(=447nm)、7Tスペース(=522nm)及び8Tスペース(=596nm)がこれに該当する。
以上を考慮して、本実施形態では、ビームスポット30の半径X1よりも短いスペース領域を形成する場合(図2(a)参照)にはアシストパルスによる予熱を行わず、オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、ビームスポット30の半径X1よりも長いスペース領域を形成する場合(図2(b),(c)参照)には形成すべきスペース領域の後端部にアシストパルスを印加することによって予熱を行っている。つまり、ビームスポット30の半径X1よりも長いスペース領域を形成する場合には、オフパルスパターンの後端においてレーザービーム50の強度を基底パワーレベルPbから中間パワーレベルPmに変化させている。上記の例に即して言えば、3T以上のスペース領域を形成する場合においてのみアシストパルスによる予熱を行う。つまり、形成時に加熱過剰となるおそれのある記録マーク(例えば、2Tスペースに続く記録マーク)については、アシストパルスによる予熱を行わず、形成時に加熱不足となるおそれのある記録マーク(例えば、3T以上のスペースに続く記録マーク)については、アシストパルスによる予熱を行うことにより、直前のスペース領域の長さにかかわらず、正しい長さの記録マークを形成することが可能となるのである。
この場合、ビームスポット30の半径X1よりも長く、且つ、ビームスポット30の直径X2よりも短いスペース領域を形成する場合(図2(b)参照)には、形成すべきスペース領域の長さが長くなるほどアシストパルスの長さを長くすることが好ましい。つまり、中間パワーレベルに設定する期間を長くすることが好ましい。これは、形成するスペース領域の長さがこの範囲である場合には、スペース領域の長さによって加熱不足の度合いが大きく影響を受ける点を考慮したものであり、これによってスペース領域の長さに応じた最適な予熱を行うことが可能となる。
一方、ビームスポット30の直径X2よりも長いスペース領域を形成する場合(図2(c)参照)には、形成すべきスペース領域の長さにかかわらずアシストパルスの長さを一定とすることが好ましい。つまり、中間パワーレベルに設定する期間を一定とすることが好ましい。これは、形成するスペース領域の長さがこの範囲である場合には、加熱不足の度合いがスペース領域の長さにかかわらずほぼ一定となる点を考慮したものであり、これによって最適な予熱を行うことが可能となる。
次に、上記光学系(λ=405nm、NA=0.85)を用い、1T=74.5nmである場合における好ましいパルスパターンについてより具体的に説明する。
図3は、2Tマーク及び2Tスペースを形成する場合のパルスパターンを示す図である。
図3に示すように、2Tマークを形成する場合、レーザービームの強度50aをまず中間パワーレベルPmに設定し、その後、時刻t11において中間パワーレベルPmから記録パワーレベルPwに変化させ、さらに時刻t12において記録パワーレベルPwから基底パワーレベルPbに変化させる。但し、レーザービームの強度変化にはある程度の遷移時間が必要であることから、本明細書において「時刻」とは、遷移前のレベルと遷移後のレベルの中間値に達したタイミングを指す。
レーザービーム50の強度50aが記録パワーレベルPwに設定されている期間は、記録マークの形成に必要な熱が印加されている期間であり、「オンパルスパターン」とはこのような波形部分を指す。より詳細には、レーザービーム50の強度50aが基底パワーレベルPb又は中間パワーレベルPmから記録パワーレベルPwへ遷移し、続いて、記録パワーレベルPwから基底パワーレベルPbへ遷移する波形部分を指す。オンパルスパターンの長さは、レーザービーム50の強度50aが上昇前のレベル(基底パワーレベルPb又は中間パワーレベルPm)と上昇後のレベル(記録パワーレベルPw)の中間値に達してから、降下前のレベル(記録パワーレベルPw)と降下後のレベル(基底パワーレベルPb)の中間値に達するまでの期間によって定義される。
したがってこの場合、時刻t11から時刻t12までの期間ttopの波形がオンパルスパターンである。また、レーザービームの強度50aが基底パワーレベルPbに設定されている期間は、記録層13を冷却している期間であり、「冷却パルス」とはこのような波形部分を指す。この場合、時刻t12から時刻t13までの期間tclの波形が冷却パルスである。このように、2Tマークを形成する場合には、オンパルスパターンの数が1個、つまり「ベタパターン」を用いていることから、目的とする記録線速度が高い場合であっても単位時間当たりの熱量を十分に確保することが可能となり、良好な形状を有する記録マークを形成することが可能となる。
一方、2Tスペースの形成時には、全期間、つまり時刻t13から時刻t14に亘ってレーザービームの強度50aを基底パワーレベルPbに固定する。これは、2Tスペースの長さが149nmであり、ビームスポット30の半径X1(=195nm)よりも短いことから、アシストパルスによる予熱を行う必要がないためである。本明細書では、スペース領域の形成に際してレーザービームの強度50aを基底パワーレベルPbに固定する期間をtbrmと呼ぶ。
図4は、3Tマーク及び3Tスペースを形成する場合、並びに、4Tマーク及び4Tスペースを形成する場合のパルスパターンを示す図である。
図4に示すように、3Tマーク又は4Tマークを形成する場合の基本的なパルスパターンは、2Tマークを形成する場合と同様である。つまり、レーザービームの強度50aをまず中間パワーレベルPmに設定し、その後、時刻t21において中間パワーレベルPmから記録パワーレベルPwに変化させ、さらに時刻t22において記録パワーレベルPwから基底パワーレベルPbに変化させる。したがって、時刻t21から時刻t22までの期間ttopの波形がオンパルスパターンであり、時刻t22から時刻t23までの期間tclの波形が冷却パルスである。3Tマーク及び4Tマークを形成する場合も、オンパルスパターンの数を1個としていることから、目的とする記録線速度が高い場合であっても単位時間当たりの熱量を十分に確保することが可能となり、良好な形状を有する記録マークを形成することが可能となる。
一方、3Tスペース又は4Tスペースを形成する場合、レーザービームの強度50aを時刻t24まで基底パワーレベルPbに固定し、時刻t24において基底パワーレベルPbから中間パワーレベルPmに変化させる。このように、スペース領域の形成に際してレーザービーム50の強度50aが中間パワーレベルPmに設定されている期間は、次の記録マークの形成に備えた予熱期間であり、オフパルスパターン中の「アシストパルス」とはこのような波形部分を指す。したがって、この場合は時刻t24から時刻t25までの期間tassの波形がアシストパルスである。
ここで、3Tスペースを形成する際のアシストパルスの長さをtass3とし、4Tスペースを形成する際のアシストパルスの長さをtass4とした場合、
ass3<tass4
に設定することが好ましい。これは、3Tスペースの長さが224nm、4Tスペースの長さが298nmであり、ビームスポット30の半径X1(=195nm)よりも長く且つビームスポット30の直径X2(=391nm)よりも短いことから、スペース長に応じたアシストを行うことによって予熱が最適となるからである。
図5は、5T〜8Tマーク及び5T〜8Tスペースを形成する場合のパルスパターンを示す図である。
図5に示すように、5T〜8Tマークを形成する場合には、レーザービームの強度50aをまず中間パワーレベルPmに設定し、その後、時刻t31において中間パワーレベルPmから記録パワーレベルPwに変化させ、時刻t32において記録パワーレベルPwから基底パワーレベルPbに変化させ、時刻t33において再び基底パワーレベルPbから記録パワーレベルPwに変化させた後、時刻t34において記録パワーレベルPwから基底パワーレベルPbに変化させる。この場合、時刻t31から時刻t32までの期間ttop及び時刻t33から時刻t34までの期間tlastの波形がオンパルスパターンであり、したがってオンパルスパターンの数は2個である。また、これらオンパルスパターン間においてレーザービームの強度50aが基底パワーレベルPbに設定されている期間は、記録層13を冷却している期間であり、「オフパルスパターン」とはこのような波形部分を指す。より詳細には、レーザービーム50の強度50aが記録パワーレベルPwから基底パワーレベルPbへ遷移し、続いて、基底パワーレベルPwから記録パワーレベルPwへ遷移する波形部分を指す。オフパルスパターンの長さは、レーザービーム50の強度50aが降下前のレベル(記録パワーレベルPw)と降下後のレベル(基底パワーレベルPb)の中間値に達してから、上昇前のレベル(基底パワーレベルPb、但し、一旦中間パワーレベルPmに遷移する場合にあっては、中間パワーレベルPm)と上昇後のレベル(記録パワーレベルPw)の中間値に達するまでの期間によって定義される。
つまり、時刻t32から時刻t33までの期間toffの波形がオフパルスである。冷却パルスは、時刻t34から時刻t35までの期間tclの波形である。図5に示すパルスパターンでは、形成すべき記録マークの長さにかかわらず冷却パルスの長さtclを一定とすることが好ましい。
このように、5T〜8Tマークを形成する場合にはオンパルスパターンの数を2個とし、これらオンパルスパターン間にオフパルスを挿入していることから、単位時間当たりの熱量を十分に確保しつつ、記録層に不要な熱溜まりが生じにくくなり、その結果、良好な形状を有する記録マークを形成することが可能となる。しかも、冷却パルスの長さtclを一定とすれば、次に形成する記録マークへの熱干渉の度合いが記録マークの種類にかかわらずほぼ一定となり、その結果、当該記録マークと次に記録する記録マークとの間のスペース領域の長さにずれが生じにくくなる。つまり、スペース領域のジッタ(スペースジッタ)を改善することが可能となる。
一方、5T〜8Tスペースを形成する場合には、レーザービームの強度50aを時刻t36まで基底パワーレベルPbに固定し、時刻t36において基底パワーレベルPbから中間パワーレベルPmに変化させる。したがって、この場合は時刻t36から時刻t37までの期間tassの波形がアシストパルスである。
ここで、5T、6T、7T及び8Tスペースを形成する際のアシストパルスの長さをそれぞれtass5、tass6、tass7及びtass8とした場合、
ass4<tass5<tass6=tass7=tass8
に設定することが好ましい。これは、5Tスペースについてはその長さが373nmであり、ビームスポット30の半径X1(=195nm)よりも長く且つビームスポット30の直径X2(=391nm)よりも短いことから、3Tスペース及び4Tスペースの形成と同様、スペース長に応じたアシストを行うことによって予熱が最適となるからである。また、6T〜8Tスペースについては、その長さがそれぞれ447nm、522nm及び596nmであり、ビームスポット30の直径X2(=391nm)よりも長いことから、スペース長にかかわらず一定のアシストを行うことによって予熱が最適となるからである。
以上が本実施態様の具体的なパルスパターンである。
このようなパルスパターンを特定するための情報は、「記録条件設定情報」として当該光記録媒体10内に保存しておくことが好ましい。このような記録条件設定情報を光記録媒体10内に保存しておけば、ユーザが実際にデータの記録を行う際に、情報記録装置によってこの記録条件設定情報が読み出され、これに基づいてパルスパターンを決定することが可能となる。
記録条件設定情報としては、パルスパターンのみならず、光記録媒体10に対してデータの記録を行う場合に必要な各種条件(記録線速度等)を特定するために必要な情報を含んでいることがより好ましい。記録条件設定情報は、ウォブルやプレピットとして記録されたものでもよく、記録層13にデータとして記録されたものでもよい。また、データの記録に必要な各条件を直接的に示すもののみならず、情報記録装置内にあらかじめ格納されている各種条件のいずれかを指定することによりパルスパターンの特定を間接的に行うものであっても構わない。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施態様による光記録媒体10では、記録層13が支持基板11と光透過層12に直接挟まれた構成を有しているが、記録層13の一方又は両方の面に誘電体層を設け、これにより記録層13を物理的及び化学的に保護しても構わない。
また、光透過層12を保護するとともに、指紋等の汚れの付着を防止することを目的として、光透過層12の表面にハードコート層を設けても構わない。この場合は、ハードコート層の表面が光入射面となる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこの実施例に何ら限定されるものではない。
[テストサンプルの作製]
以下の方法により、図1に示した光記録媒体10と同じ構造を有するテストサンプルを作製した。
まず、射出成型法により、厚さ約1.1mm、直径約120mmであり、表面にランド11a及びグルーブ11bが形成されたポリカーボネートからなるディスク状の支持基板11を作製した。グルーブ11bの深さについては約21nmに設定し、グルーブ11bの幅については約169nmに設定した。トラックピッチは約320nmに設定した。
次に、この支持基板11をスパッタリング装置にセットし、ZnSとSiOの混合ターゲット(モル比=80:20)とマグネシウムからなるターゲットの両方を用いて、ランド11a及びグルーブ11bが形成されている側の表面に厚さ36nmの記録層13をスパッタリング法により成膜した。記録膜13中に含まれるZn、Si、Mg、O、Sの組成は、それぞれ22.6、9.3、25.0、18.6、24.5原子%であった。
そして、記録層13上に、アクリル系紫外線硬化性樹脂をスピンコート法によりコーティングし、これに紫外線を照射して厚さ約100μmの光透過層12を形成した。このようにしてテストサンプルを複数枚作製した。
[特性の評価1]
作製したテストサンプルを光ディスク評価装置(パルステック工業株式会社製光ディスク評価装置 DDU−1000)にセットし、約19.7m/sの線速度で回転させながら、開口数が約0.85である対物レンズを介して波長が約405nmであるレーザービームを光入射面12aから記録層13に照射することによって、1,7RLL混合信号(2T〜8T)を記録した。
パルスパターンとしては、2Tマーク及び2Tスペースの形成については図3に示すパルスパターンを用い、3T、4Tマーク及び3T、4Tスペースの形成については図4に示すパルスパターンを用い、5T〜8Tマーク及び5T〜8Tスペースの形成については図5に示すパルスパターンを用いた。また、記録パワーレベルPw、中間パワーレベルPm及び基底パワーレベルPbについては、それぞれ12.6mW、5.0mW及び2.5mWに設定した。また、ttop,tlast,toff,tcl,tbtm及びtassの長さは、各記録マーク及び各スペースについて表1に示すとおりに設定した。
Figure 0004179994
表1に示すパルス列パターンでは、2Tスペースの形成にはアシストパルスを用いず、且つ、3T〜8Tスペースの形成にはアシストパルスを用い、その長さを
ass3<tass4<tass5<tass6=tass7=tass8
に設定している。
そして、記録した信号を約4.9m/sの線速度で再生し、イコライザにより波形等価を行った後、横河電機株式会社製タイムインターバルアナライザTA720を用いて、記録マーク長のずれを直前のスペース長ごとに測定した。
測定の結果を図6に示す。図6に示すように、表1に示すパルス列パターンを用いた場合、直前のスペース長にかかわらず記録マーク長のずれは±0.4ns程度に抑えられ、直前のスペース長と記録マーク長のずれとの間に顕著な相関は見られなかった。
[特性の評価2]
top,tlast,toff,tcl,tbtm及びtassの長さを表2に示すとおりに設定した他は、特性の評価1と同様の評価を行った。
Figure 0004179994
表2に示すパルス列パターンでは、2Tスペースの形成にはアシストパルスを用いず、3T〜8Tスペースの形成においてアシストパルスの長さを一定(=1.0T)としている。
結果は図6に併せて示されている。図6に示すように、3T〜8Tスペースの形成においてアシストパルスの長さを一定とすると、直前のスペース領域が短い記録マークについてはその長さが長く、逆に、直前のスペース領域が長い記録マークについてはその長さが短いという傾向が見られたが、記録マーク長のずれは±1.0ns程度に抑えられていた。
[特性の評価3]
top,tlast,toff,tcl,tbtm及びtassの長さを表2に示すとおりに設定した他は、特性の評価1と同様の評価を行った。
Figure 0004179994
表3に示すパルス列パターンでは、2T〜8T全てのスペースの形成においてアシストパルスを用い、その長さを一定(=1.0T)としている。
結果は図6に併せて示されている。図6に示すように、全てのスペースの形成においてアシストパルスを用いると、直前のスペース領域が短い記録マークについてはその長さが長く、逆に、直前のスペース領域が長い記録マークについてはその長さが短いという傾向がいっそう顕著となり、直前のスペース領域が2Tである場合、記録マークは2ns以上長くなった。
本発明の好ましい実施形態にかかる光記録媒体10の構造を示す図であり、(a)は切り欠き斜視図、(b)は(a)に示すA部を拡大した部分断面図である。 スペース領域の長さとレーザービームのビームスポットとの関係を説明するための図であり、(a)はスペース領域がビームスポットの半径よりも短い場合、(b)はスペース領域がビームスポットの半径よりも長く直径よりも短い場合、(c)はスペース領域がビームスポットの直径よりも長い場合をそれぞれ示している。 2Tマーク及び2Tスペースを形成する場合のパルス列パターンを示す図である。 3Tマーク及び3Tスペースを形成する場合、並びに、4Tマーク及び4Tスペースを形成する場合のパルス列パターンを示す図である。 5T〜8Tマーク及び5T〜8Tスペースを形成する場合のパルス列パターンを示す図である。 特性の評価1,2の結果を示すグラフである。
符号の説明
10 光記録媒体
11 支持基板
11a ランド
11b グルーブ
12 光透過層
12a 光入射面
13 記録層
21,23 記録マーク
22 スペース領域
30 ビームスポット
50 レーザービーム
50a レーザービームの強度
51 対物レンズ

Claims (12)

  1. 基板上に少なくとも一つの記録層を有する追記型光記録媒体に、少なくとも記録パワーレベル、基底パワーレベル及びこれらの間のパワーを持つ中間パワーレベルを含むパルス列パターンに従って変調されたレーザービームを照射し、前記記録層に記録マークを形成することによって情報を記録する情報記録方法であって、
    前記パルス列パターンは、前記基底パワーレベル又は前記中間パワーレベルから前記記録パワーレベルへ遷移し、続いて、前記記録パワーレベルから前記基底パワーレベルへ遷移するオンパルスパターン、並びに、前記オンパルスパターンに続く基底パワーレベルを含むオフパルスパターンをそれぞれ少なくとも一つ含み、
    2つの前記記録マーク間に形成するスペース領域が、第1の長さよりも短い場合には前記オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、前記第1の長さよりも長い場合には前記オフパルスパターンの後端において前記基底パワーレベルから前記中間パワーレベルに変化させ
    前記スペース領域が前記第1の長さよりも長い場合には、前記スペース領域の長さが長くなるほど前記基底パワーレベルに設定する期間を長くすることを特徴とする情報記録方法。
  2. 前記第1の長さよりも長く且つ第2の長さよりも短いスペース領域を形成する場合には、形成すべきスペース領域の長さが長くなるほど前記中間パワーレベルに設定する期間の長さを長くすることを特徴とする請求項1に記載の情報記録方法。
  3. 基板上に少なくとも一つの記録層を有する追記型光記録媒体に、少なくとも記録パワーレベル、基底パワーレベル及びこれらの間のパワーを持つ中間パワーレベルを含むパルス列パターンに従って変調されたレーザービームを照射し、前記記録層に記録マークを形成することによって情報を記録する情報記録方法であって、
    前記パルス列パターンは、前記基底パワーレベル又は前記中間パワーレベルから前記記録パワーレベルへ遷移し、続いて、前記記録パワーレベルから前記基底パワーレベルへ遷移するオンパルスパターン、並びに、前記オンパルスパターンに続く基底パワーレベルを含むオフパルスパターンをそれぞれ少なくとも一つ含み、
    2つの前記記録マーク間に形成するスペース領域が、第1の長さよりも短い場合には前記オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、前記第1の長さよりも長い場合には前記オフパルスパターンの後端において前記基底パワーレベルから前記中間パワーレベルに変化させ、
    前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、前記第1の長さが0.82×λ/(2×NA)で与えられることを特徴とする情報記録方法。
  4. 基板上に少なくとも一つの記録層を有する追記型光記録媒体に、少なくとも記録パワーレベル、基底パワーレベル及びこれらの間のパワーを持つ中間パワーレベルを含むパルス列パターンに従って変調されたレーザービームを照射し、前記記録層に記録マークを形成することによって情報を記録する情報記録方法であって、
    前記パルス列パターンは、前記基底パワーレベル又は前記中間パワーレベルから前記記録パワーレベルへ遷移し、続いて、前記記録パワーレベルから前記基底パワーレベルへ遷移するオンパルスパターン、並びに、前記オンパルスパターンに続く基底パワーレベルを含むオフパルスパターンをそれぞれ少なくとも一つ含み、
    2つの前記記録マーク間に形成するスペース領域が、第1の長さよりも短い場合には前記オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、前記第1の長さよりも長い場合には前記オフパルスパターンの後端において前記基底パワーレベルから前記中間パワーレベルに変化させ、
    前記第1の長さよりも長く且つ第2の長さよりも短いスペース領域を形成する場合には、形成すべきスペース領域の長さが長くなるほど前記中間パワーレベルに設定する期間の長さを長くし、
    前記第2の長さよりも長いスペース領域を形成する場合には、形成すべきスペース領域の長さにかかわらず前記中間パワーレベルに設定する期間を一定とすることを特徴とする情報記録方法。
  5. 前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、前記第2の長さが0.82×λ/NAで与えられることを特徴とする請求項4に記載の情報記録方法。
  6. 前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、
    λ/NA≦640nm
    を満たす条件によってレーザービームを照射することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報記録方法。
  7. 基板上に少なくとも一つの記録層を有する追記型光記録媒体に、少なくとも記録パワーレベル、基底パワーレベル及びこれらの間のパワーを持つ中間パワーレベルを含むパルス列パターンに従って変調されたレーザービームを照射し、前記記録層に記録マークを形成することによって情報を記録する情報記録装置であって、
    前記パルス列パターンは、前記基底パワーレベル又は前記中間パワーレベルから前記記録パワーレベルへ遷移し、続いて、前記記録パワーレベルから前記基底パワーレベルへ遷移するオンパルスパターン、並びに、前記オンパルスパターンに続く基底パワーレベルを含むオフパルスパターンをそれぞれ少なくとも一つ含み、
    2つの前記記録マーク間に形成するスペース領域が、第1の長さよりも短い場合には前記オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、前記第1の長さよりも長い場合には前記オフパルスパターンの後端において前記基底パワーレベルから前記中間パワーレベルに変化させ
    前記スペース領域が前記第1の長さよりも長い場合には、前記スペース領域の長さが長くなるほど前記基底パワーレベルに設定する期間を長くするよう構成されたことを特徴とする情報記録装置。
  8. 前記第1の長さよりも長く且つ第2の長さよりも短いスペース領域を形成する場合には、形成すべきスペース領域の長さが長くなるほど前記中間パワーレベルに設定する期間の長さを長くするよう構成されたことを特徴とする請求項7に記載の情報記録装置。
  9. 基板上に少なくとも一つの記録層を有する追記型光記録媒体に、少なくとも記録パワーレベル、基底パワーレベル及びこれらの間のパワーを持つ中間パワーレベルを含むパルス列パターンに従って変調されたレーザービームを照射し、前記記録層に記録マークを形成することによって情報を記録する情報記録装置であって、
    前記パルス列パターンは、前記基底パワーレベル又は前記中間パワーレベルから前記記録パワーレベルへ遷移し、続いて、前記記録パワーレベルから前記基底パワーレベルへ遷移するオンパルスパターン、並びに、前記オンパルスパターンに続く基底パワーレベルを含むオフパルスパターンをそれぞれ少なくとも一つ含み、
    2つの前記記録マーク間に形成するスペース領域が、第1の長さよりも短い場合には前記オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、前記第1の長さよりも長い場合には前記オフパルスパターンの後端において前記基底パワーレベルから前記中間パワーレベルに変化させ、
    前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、前記第1の長さが0.82×λ/(2×NA)で与えられることを特徴とする情報記録装置。
  10. 基板上に少なくとも一つの記録層を有する追記型光記録媒体に、少なくとも記録パワーレベル、基底パワーレベル及びこれらの間のパワーを持つ中間パワーレベルを含むパルス列パターンに従って変調されたレーザービームを照射し、前記記録層に記録マークを形成することによって情報を記録する情報記録装置であって、
    前記パルス列パターンは、前記基底パワーレベル又は前記中間パワーレベルから前記記録パワーレベルへ遷移し、続いて、前記記録パワーレベルから前記基底パワーレベルへ遷移するオンパルスパターン、並びに、前記オンパルスパターンに続く基底パワーレベルを含むオフパルスパターンをそれぞれ少なくとも一つ含み、
    2つの前記記録マーク間に形成するスペース領域が、第1の長さよりも短い場合には前記オフパルスパターンを基底パワーレベルに固定し、前記第1の長さよりも長い場合には前記オフパルスパターンの後端において前記基底パワーレベルから前記中間パワーレベルに変化させ、
    前記第2の長さよりも長いスペース領域を形成する場合には、形成すべきスペース領域の長さにかかわらず前記中間パワーレベルに設定する期間を一定とするよう構成されたことを特徴とする情報記録装置。

  11. 前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、前記第2の長さが0.82×λ/NAで与えられることを特徴とする請求項10に記載の情報記録装置。
  12. 前記レーザービームの波長をλとし、前記レーザービームを集光するための対物レンズの開口数をNAとした場合、
    λ/NA≦640nm
    の条件を満たすよう構成されたことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の情報記録装置。
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