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JP4180640B2 - 花用ギフトパッケージ - Google Patents
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JP4180640B2 - 花用ギフトパッケージ - Google Patents

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Description

本発明は、贈り物として花を贈る際に用いられる花用ギフトパッケージに関するものである。
従来から、お祝い等の際に贈り物を贈ることが行われている。かかる贈り物の代表例として、生花やドライフラワー,プリザーブドフラワー等の花が挙げられる。
ところで、贈り物として花を贈る場合、花をそのまま贈ることはなく、例えば、ラッピングフィルムを巻き付けたり、リボンを括り付ける等して、花に何等かの装飾を施した状態で贈るのが、一般的である。そして、このような状態で花を贈ることにより、花の贈り物としての価値が何倍にも膨れ上がる。即ち、贈り物としての価値は、贈り物に施される装飾によって、左右されるのである。
そこにおいて、贈り物に装飾を施す場合、贈り物そのものに装飾を施すことよりも、贈り物の包装に装飾を施すことのほうが一般的に行われている。これは、花を贈り物とする場合であっても同じである。
そこで、花を贈り物とする場合の包装について考えると、先ず思いつくのが、ラッピングフィルムを巻き付けることである。この場合、ラッピングフィルムそのものに装飾を施すこと等によって、装飾効果を発揮することが出来る。しかしながら、花を貰った人に喜んで貰えるような演出効果を発揮することは難しい。加えて、外部からの衝撃に弱いことから、持ち運びが不便という問題もある。
また、特許文献1乃至3に記載の如き箱型容器に花を収容して贈ることも考えられる。この場合、箱型容器の表面に装飾を施すこと等によって、装飾効果を発揮することが出来る。また、外部からの衝撃に強くなることから、持ち運びが容易になる。しかしながら、ラッピングフィルムを巻き付ける場合と同様に、花を貰った人に喜ばれるような演出効果を発揮することが難しいという問題がある。
実開平6−35108号公報 実公昭61−1091号公報 特開2000−72131号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、花を貰った人に喜ばれるような演出効果を発揮することが出来る、新規な構造の花用ギフトパッケージを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
本発明の花用ギフトパッケージは、花の基端部を支持する支持部材を備えていると共に、複数の板状体を互いに折り曲げ可能に連結することで構成されており、複数の板状体を筒状にすることで支持部材の周りを取り囲んで花を収容する周壁を構成する一方、複数の板状体を展開することで支持部材に支持された花を外部に露出させる周壁部材を備えていることを、特徴とする。また、本発明の花用ギフトパッケージは、周壁部材の展開に連動して支持部材の支持方向を変化させることにより、支持部材で支持された花を周壁内に収容された状態から起き上がらせる連動起立手段を備えていることも、特徴とする。さらに、かかる連動起立手段が、複数の板状体において支持部材が起き上がる際の支点が接触する板状体の左右両側に位置する板状体のそれぞれと支持部材を連結し、かかる左右両側の板状体の展開に伴って引っ張られることにより、支持部材を起き上がらせて、支持部材の支持方向を変化させる駆動力伝達テープを含んで構成されていることも、特徴とする。
このような本発明に従う構造とされた花用ギフトパッケージにおいては、周壁部材の展開、即ち、周壁部材を構成する複数の板状体の展開に連動して支持部材の支持方向が変化せしめられることで、支持部材によって支持された花が周壁内に収容された状態から起き上がるようになっていることから、例えば、複数の板状体の展開方向や花の起き上がる方向等を適当に設定することにより、周壁部材を展開した人、即ち、花用ギフトパッケージを開けた人の側に向って花を起き上がらせることが可能となる。これにより、花用ギフトパッケージを開けた人に対して、花を花用ギフトパッケージから取り出して、目の前に差し出してもらったような印象を与えることが可能となる。その結果、花用ギフトパッケージを開けた人を、驚かせつつも、喜ばせることが可能となる。
従って、本発明の花用ギフトパッケージにおいては、花を贈られた人が喜ぶような演出効果を発揮することが可能となる。
さらに、本発明の花用ギフトパッケージにおいては、駆動力伝達テープを採用したことにより、周壁部材の展開に連動した支持部材の支持方向の変化を、簡単な構造で有利に実現することが可能とされている。
なお、かかる駆動力伝達テープは、支持部材が起き上がる際の支点が接触する板状体の左右両側に位置する板状体の間に架け渡されて、その中央部分に支持部材が取り付けられる一つのテープで構成されていても良いし、或いは、支持部材が起き上がる際の支点が接触する板状体の左右両側に位置する板状体の一方と支持部材を連結する第一のテープと、かかる左右両側の板状体の他方と支持部材を連結する第二のテープによって構成されていても良い。
なお、本発明において、花とは、花の如き外観を呈していれば、切花や鉢植草花等の生花に限定されることはなく、例えば、ドライフラワーやプリザーブドフラワー等のように、生の草花に対して何等かの処理を施したものや、造花等も含まれるものとする。また、本発明において、支持部材によって支持される花の基端部とは、茎そのものであっても良いし、或いは、花が花瓶や鉢等の容器に入れられている場合には、その容器であっても良い。
更にまた、本発明において、支持部材とは、花の基端部を支持し得る構造であれば、特に限定されることはないが、花の基端部が挿し込まれる挿通孔が形成されており、かかる挿通孔に対して花の基端部が挿し込まれることで、花の基端部が支持されるようになっていることが望ましい。これにより、花の基端部を支持部材によって支持させる際の作業を、挿通孔に対して花の基端部を挿し込むという極めて簡単な作業によって、有利に実現することが可能となる。加えて、支持部材の構造の簡略化を図ることも可能となる。そこにおいて、花の基端部が挿し込まれる挿通孔が形成された支持部材を採用する場合、かかる挿通孔は、支持部材が筒状の周壁によって周りを取り囲まれた状態で、筒状の周壁の中心軸方向に開口する一方、支持部材が起き上がった状態で、展開された複数の板状体に対して45〜135度の傾斜角度をもった方向に開口することが望ましい。これにより、花の収容状態と起立状態を有利に実現することが可能となる。なお、支持部材が起き上がった状態での挿通孔の開口方向は、展開された複数の板状体に対して45〜135度の傾斜角度をもった方向に限定されることはない。
また、本発明の挿込孔は、花の基端部の断面に対応した断面形状で、予め形成されていても良いが、例えば、放射状に形成された切り込み等のように、その周囲が変形せしめられることで花の基端部が挿し込まれる挿込孔が形成されるものであっても良い。
そこにおいて、花の基端部は、挿込孔に対して、圧入状態で挿し込まれることが望ましい。これにより、挿込孔の開口方向に直交する方向への花の基端部の移動を阻止することが可能となる。また、花の基端部の外周面と挿込孔の内周面との間に発生する摩擦抵抗を利用することにより、挿込孔の開口方向への花の基端部の移動を阻止することが可能となる。その結果、花の基端部の位置保持を有利に実現することが可能となる。
また、上述の如く、花の基端部が挿し込まれる挿込孔が形成されている支持部材を採用する場合、かかる支持部材が枠体構造とされており、その周壁部に対して挿込孔が形成されていることが望ましい。これにより、支持部材において必要な部材強度を確保しつつ、支持部材の製造を容易にすることが可能となる。
そこにおいて、枠体構造とされた支持部材における周壁部に対して挿込孔が形成されている場合、挿込孔の開口周縁部には、花の基端部が挿込孔に挿し込まれた状態で花の基端部に対して接触する接触片が形成されていることが望ましい。これにより、接触片と花の基端部との間に発生する摩擦抵抗を利用して、花の基端部の挿込孔からの抜け出しを阻止することが可能となる。その結果、周壁部の厚さ寸法を大きくして、挿込孔の内周面が花の基端部の外周面と接触する面積を大きく確保する必要がなくなる。なお、このような接触片は、例えば、開口の周縁部に対して周方向に適当な間隔を空けて複数の切り込みを形成したり、複数の切り込みを放射状に形成すること等によって、有利に形成することが可能となる。
また、本発明において、板状体の形成材料は、周壁内に収容される花を外部からの衝撃より保護することが出来る程度の硬さを有していれば、特に限定されることはなく、例えば、硬質の合成樹脂材や金属材,木材,藁パルプ・屑ボール紙などを主原料とした板紙(所謂、ボール紙),波状に成形した紙の片面または両面に厚紙を貼り合わせた板紙(所謂、段ボール)等が、何れも、採用可能であるが、特に、(1)軽量である点と(2)加工が容易である点から、ボール紙やダンボール等が好適に採用される。
そこにおいて、板状体の形成材料として、ボール紙やダンボール等のように、水分を含み易い材料を採用する場合には、少なくとも筒状とされた状態での内周面側に対して防水加工を施しておくことが望ましい。これにより、外部への水漏れを回避することが可能となる。
また、本発明の板状体は、平板形状に限定されることはなく、湾曲板形状であっても良い。更に、複数の板状体は、その全てが同じ材料によって形成されている必要はない。更にまた、板状体の少なくとも一方の面に対して、ゴム材料や発泡樹脂等によって形成された緩衝部材を貼り付けるようにしても良い。
また、本発明において、複数の板状体を互いに折り曲げ可能に連結する方法としては、例えば、板状体が金属材や木材,硬質の合成樹脂材等で形成されている場合、隣り合う二つの板状体を蝶番で連結する方法や、板状体の全体を合成樹脂製のフィルムでコーティングし、隣り合う二つの板状体のそれぞれをコーティングするフィルムの端同士を溶着することで連結する方法等が採用される。更にまた、板状体がボール紙やダンボール等で形成されている場合には、一枚のボール紙やダンボールに折り目を付けて、かかる折り目で一枚のボール紙やダンボールを折り曲げ可能にすることにより、複数の板状体を予め連結した状態で形成する方法等が採用される。即ち、本発明において、複数の板状体は、予め分割形成されている必要はないのである。
また、本発明において、「複数の板状体を筒状にする」とは、少なくとも一つの板状体を他の板状体に重ね合わせるようにして筒状にすることも含むものとする。即ち、本発明の周壁は、その一部分において、板状体が重ね合わされていることにより、厚さ寸法が大きくされているものも含む。
さらに、本発明において、周壁の開口断面は、周壁内に収容される花等に応じて、その大きさや形状が設定される。そこにおいて、周壁の開口断面の大きさは、周壁内に収容される花を押し潰さない程度の大きさが望ましい。これにより、花を周壁内に収容した際に、花が周壁によって押し潰されてしまう不具合を回避することが可能となる。また、周壁の開口断面形状としては、円形や楕円形,多角形、更には、それらの歪んだもの等、各種の形状が採用される。
更にまた、本発明において、「周壁部材の展開に連動して支持部材の支持方向を変化させる」とは、周壁部材を構成する複数の板状体の展開中の動きに基づいて支持部材の支持方向を変化させる場合のみならず、複数の板状体の展開をきっかけとして支持部材の支持方向を変化させる場合も含むものとする。
さらに、本発明においては、支持部材が周壁によって周りを取り囲まれた状態で、支持部材を複数の板状体の全てに当接させることも可能である。これにより、支持部材が当接している部分とその付近において、外力が作用することによる周壁断面の変形を回避することが可能となる。
また、本発明においては、支持部材が起き上がった状態で、支持部材を周壁部材に対して位置保持せしめる起立状態保持手段を備えていることが望ましい。これにより、支持部材で支持された花を花器に移しかえることなく、そのまま飾ることが可能となる。
そこにおいて、上述の如き起立状態保持手段は、前記連動起立手段によって構成されていても良い。具体的には、後述する実施形態においては、図4に示す帯状取付片50によって連動起立手段が構成されているが、この帯状取付片50を構成する紙片等による塑性変形作用や、拡開された帯板状片48a,48b,48cに対する帯状取付片50を介しての支持部材16の位置決め作用などを利用して、特別に起立状態保持手段を別途設けることなく、支持部材16を起き上がった状態に保持することが出来るように構成することが可能である。
なお、かかる起立状態保持手段は、支持部材の周壁部材に対する位置保持状態を解除可能なものであっても良いし、解除不能なものであっても良い。起立状態保持手段を、連動起立手段と別途に設ける場合について例示すると、支持部材の周壁部材に対する位置保持状態が解除可能なものとしては、例えば、磁石を利用したものや、フック状とパイル状との二枚を噛み合わせることで着脱自在とされた布製のテープを利用したもの,スナップ(押しホック)を利用したもの,係止片による係止作用を利用したもの等が考えられる。また、支持部材の周壁部材に対する位置保持状態が解除不能なものとしては、例えば、接着テープを利用したもの等が考えられる。そして、支持部材の周壁部材に対する位置保持状態が解除可能な起立状態保持手段を採用する場合、花用ギフトパッケージの再利用が容易に可能となる。
また、本発明においては、周壁部材を展開状態に保持する展開状態保持手段を備えていることが望ましい。これにより、周壁部材の展開に連動して支持方向が変化する支持部材の起立状態を安定させることが可能となる。特に、本発明においては、かかる展開状態保持手段と起立状態保持手段の両方を備えていることが望ましく、それによって、支持部材の起立状態の更なる安定化を図ることが可能となる。なお、本発明の展開状態保持手段は、複数の板状体の展開を阻止し得るものであれば、特に限定されることなく、例えば、複数の板状体の展開方向両端に位置する板状体の間に架け渡される架渡部材等で構成することが出来る。
更にまた、本発明においては、複数の板状体が筒状とされた状態を保持する筒状態保持手段を備えていることが望ましい。これにより、複数の板状体が筒状とされている状態、即ち、支持部材の周りが周壁によって取り囲まれた状態を保持することが容易に可能となる。なお、本発明の筒状態保持手段は、複数の板状体が筒状とされている状態を解除可能な構成であれば、特に限定されることはなく、例えば、リボンやスナップ(押しホック),フック状とパイル状との二枚を噛み合わせることで着脱自在とされた布製のテープ等で構成することが出来る。
また、本発明においては、複数の板状体の展開方向に直交する方向の一端側において、支持部材が取り付けられていることが望ましい。これにより、周壁内で花が収容されるスペースを有利に確保することが可能となる。
また、この場合、複数の板状体の展開方向に直交する方向の他端側において、周壁の開口を覆蓋する蓋部材が取り付けられていることが望ましい。これにより、支持部材が取り付けられた側とは反対の側から周壁内を覗こうとした場合、そのままでは蓋部材が邪魔で周壁内に収容された花が見えないことから、蓋部材による開口の覆蓋状態を解除することが必要になる一方、支持部材が取り付けられた側から周壁内を覗こうとした場合、支持部材が邪魔になって、周壁内に収容されている花が見えなかったり、或いは、見えたとしてもその種類等の特定が困難になる。その結果、花用ギフトパッケージを貰った人に対して、花用ギフトパッケージを開ける楽しみや、どのような花が花用ギフトパッケージ内に入っているかを想像する楽しみを与えることが可能となる。
そこにおいて、本発明の蓋部材は、複数の板状体が筒状とされている場合において、その開口覆蓋状態を解除することが出来るようになっていても良いが、解除出来ないようになっていることが望ましい。これにより、複数の板状体が筒状とされている際に、その開口覆蓋状態を解除して、周壁内を覗くことが出来ないようにすることが可能となる。そして、複数の板状体が筒状とされている際における蓋部材による開口覆蓋状態を解除不能にする方法としては、例えば、蓋部材による周壁開口の覆蓋を複数の板状体の展開に連動させる方法等が採用される。なお、蓋部材による周壁開口の覆蓋を複数の板状体の展開に連動させる方法は、周壁部材の展開に連動して支持部材の支持方向を変化させる場合と同様な方法が採用される。
また、上述の如く、支持部材が取り付けられた側と反対側において、周壁の開口を覆蓋する蓋部材が取り付けられている場合、支持部材が周壁によって周りを取り囲まれた状態で、支持部材が複数の板状体の全てに当接せしめられていることが望ましい。これにより、外力が作用することによる周壁断面の変形を周壁の軸方向(開口方向)の全体に亘って阻止することが可能となる。
更にまた、花用ギフトパッケージに関する別の本発明は、花の基端部を支持する支持部材と、複数の板状体を互いに折り曲げ可能に連結することで構成されており、複数の板状体を筒状にすることで支持部材の周りを取り囲んで花を収容する周壁を構成する一方、複数の板状体を展開することで支持部材に支持された花を外部に露出させる周壁部材と、周壁部材の展開に連動して支持部材の支持方向を変化させることにより、支持部材で支持された花を周壁内に収容された状態から起き上がらせる連動起立手段とを、備えており、更に、板状体によって矩形筒状の周壁が構成されるようになっていると共に、周壁における周上の一箇所に設けた開閉部において開閉操作可能とされており、矩形筒状の周壁の長手方向一方の下側端部近くにおいて、周壁を構成する一つの板状体である中央壁板を跨ぐようにしてその両隣に位置する左壁板および右壁板の間に亘って駆動力伝達部材が配されており、駆動力伝達部材は、周壁が開閉部で開かれて中央壁板と左右壁板とが平面状とされた展開状態で中央壁板に重なる中央台板部と左右壁板に重なる左右伝動板部とが相互に屈曲可能に連結されることによって構成されており、駆動力伝達部材の左伝動板部側の端部が周壁の左壁板に固着されていると共に、駆動力伝達部材の右伝動板部側の端部が周壁の右壁板に固着されており、中央台板部で支持部材が支持されて、周壁の展開状態において支持部材が周壁の中央壁板から突出せしめられ、支持部材で支持された花が周壁の中央壁板から起き上がった状態に支持されるようになっている一方、かかる周壁の左右壁板が展開状態から閉操作されて相互に接近せしめられることに伴って、駆動力伝達部材が、中央台板部と左右伝動板部との連結部分で屈曲せしめられつつ周壁の中央壁板および左右壁板から離隔する方向に立ち上げられ、周壁の左右壁板が閉状態とされることによって、中央台板部によって支持された支持部材が周壁の中央壁板に沿って寝かされ、支持部材で支持された花が閉じられて矩形筒状とされた周壁内で軸方向に延びるように収容されるようになっている一方、前記駆動力伝達部材における前記中央台板部が、前記周壁の展開状態で前記中央壁板に重ね合わされた状態で該周壁における長手方向他方の側の上側端縁部において、該中央壁板に対して屈曲可能に連結されており、前記周壁の前記左右壁板の閉操作に伴って前記中央台板部が前記中央壁板から立ち上げられることによって、該周壁の該左右壁板の閉状態下において該周壁の前記長手方向一方の下底側開口部において該中央台板部が該周壁の軸直角方向に広がって配設されるようになっていることに加え、更に、前記周壁の前記中央壁板の長手方向一方の下側端縁部から延び出すようにして矩形板状の下底蓋部が屈曲可能に設けられていると共に、該下底蓋部には、前記駆動力伝達部材における前記中央台板部における前記中央壁板に対して屈曲可能に連結された前記上側端縁部と反対側の下側端縁部から延び出した連動板部の先端部が連設されており、前記周壁の前記左右壁板の閉操作に伴う前記中央台板部の前記中央壁板からの立ち上がり作動が、該連動板部を介して、前記下底蓋部に伝達されて、該下底蓋部が該中央壁板に対して屈曲せしめられることにより、かかる周壁の該左右壁板の閉操作に連動して該下底蓋部が該周壁の前記下底側開口部を覆蓋するようになっていることを、特徴とする。
れにより、左右壁板を開状態に展開せしめる操作に伴って、連動板部の作用により下底蓋部も連動して展開状態とされることとなり、下底蓋部が不必要に立ち上がったままとされることが防止され、花用ギフトパッケージを開いた際の美観を向上させることができる。
更にまた、上述の如く中央台板部と左右伝動板部からなる駆動力伝達部材を用いる場合においては、周壁が開閉部で開かれて中央壁板と左右壁板の展開状態において、それら中央壁板と左右壁板に対して駆動力伝達部材が密着状態で重ね合わされると共に、かかる周壁の開状態下でも中央壁板と左右壁板の連結部位において残存する僅かな閉方向への屈曲状態が、そこに重ね合わされた駆動力伝達部材においても中央台板部と左右伝動板部の連結部位において同様に生ぜしめられることにより、周壁のそれ以上の閉方向への作動が駆動力伝達部材が突っ張ることで阻止されると共に、駆動力伝動板部における中央台板部の周壁における中央壁板からの立ち上がりも阻止して、中央台板部で支持された支持部材を起き上がった状態に保持する起立状態保持手段が構成されているようにすることが望ましい。これにより、特別な係止部材等を別途設けることなく、周壁の展開状態における左右壁板が閉状態へ戻ろうとする力を利用して、支持部材を起き上がり状態に固定的に保持せしめて、支持部材の不必要な傾動を防止することが可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1乃至図6には、本発明の第一の実施形態としての花用ギフトパッケージ10が示されている。この花用ギフトパッケージ10は、花12の基端部(本実施形態では、茎の下端部分)14を支持する支持部材16が周壁部材18によって構成された周壁20内に収容された構造とされている。
より詳細には、本実施形態の支持部材16は、枠体乃至は筒体形状とされた支持部材本体22を含んで構成されている。この支持部材本体22は、帯状のボール紙が長手方向で適当な間隔を空けて形成された複数(本実施形態では、四つ)の折り目で折り曲げられると共に、長手方向両端に位置する折曲片24,26同士が接着剤で貼り付けられた構造とされており、全体として略一定の矩形断面で延びる枠体乃至は筒体形状とされている。
また、本実施形態の支持部材本体22にあっては、図7に示されているように、折曲片24,26同士が貼り付けられたことで構成された厚肉壁部28に対して対向位置せしめられる対向壁部30の中央部分において、複数本(本実施形態では、四本)の切り込み32が放射状に形成されている。これにより、対向壁部30には、厚さ方向に折り曲げ可能な接触片としての舌片状接触片34が複数(本実施形態では、八つ)形成されている。そして、これら複数の舌片状接触片34が基端部分で厚さ方向に折り曲げられることにより、多角形断面(本実施形態では、八角形断面)で開口する挿込孔36が出現するようになっている(図4参照)。
更にまた、本実施形態では、上述の如き構造とされた支持部材本体22に対して、中間支持体38が取り付けられている。この中間支持体38は、ボール紙の長手方向両端が厚さ方向で同じ側に折り曲げられることによって形成されており、全体として、一対の脚板40,40が天板42で連結された形状を呈している。
また、図面上では明示されていないが、かかる天板42の中央部分には、複数本(本実施形態では、四本)の切り込みが放射状に形成されている。これにより、天板42には、厚さ方向に折り曲げ可能な接触片としての舌片状接触片44が複数(本実施形態では、八つ)形成されている(図6参照)。そして、これら複数の舌片状接触片44が基端部分で厚さ方向に折り曲げられることにより、多角形断面(本実施形態では、八角形断面)で開口する支持孔(図示せず)が出現するようになっている。
このような中間支持体38は、厚肉壁部28と対向壁部30の対抗面間に位置せしめられるようにして、支持部材本体22内に収容される。そして、各脚板40が支持部材本体22の内周面に接着剤で接着されることにより、中間支持体38が支持部材本体22に取り付けられるようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、このようにして、中間支持体38が支持部材本体22に取り付けられた状態で、天板42が対向壁部30と厚肉壁部28の両方に対して平行とされている。また、支持部材本体22に出現する挿込孔36と中間支持体38に出現する支持孔が、同一中心軸上に位置せしめられるようになっている。
このような構造とされた支持部材16は、周壁部材18で構成された周壁20内に収容されるようになっている。本実施形態の周壁部材18は、ボール紙に複数(本実施形態では、四つ)の折り目46a〜dが形成されたことで形状や大きさが規定された、複数(本実施形態では、五つ)の板状体としての帯板状片48a〜eが、折り目46a〜dで折り曲げ可能に連結された構造とされている。なお、以下の説明においては、図4における右端の帯板状片48を第一の帯板状片48aといい、第一の帯板状片48aの隣りを第二の帯板状片48bといい、第二の帯板状片48bの隣りを第三の帯板状片48cといい、第三の帯板状片48cの隣りを第四の帯板状片48dといい、第四の帯板状片48dの隣りを第五の帯板状片48eというものとする。
そして、周壁部材18は、折り目46a〜dで互いに折り曲げられて、複数の帯板状片48a〜eが筒状とされることにより、略一定の矩形断面でストレートに延びる周壁20を構成するようになっている。その際、本実施形態では、第五の帯板状片48eが第一の帯板状片48aに対して外側から重ね合わせられるようになっている(図2参照)。
このような周壁部材18における長手方向一端側、即ち、複数の帯板状片48a〜eの展開方向に直交する方向の一端側(図4の下端側)に対して、支持部材16が取り付けられるようになっている。より詳細には、本実施形態の場合、厚紙で形成されて、第一の帯板状片48aと第三の帯板状片48cの間に架け渡される駆動力伝達テープとしての帯状取付片50が、その長手方向中央部分に支持部材16が取り付けられた状態で、長手方向一方の端部が第一の帯板状片48aに対して接着剤で貼り付けられると共に、長手方向他方の端部が第三の帯板状片48cに対して接着剤で貼り付けられることにより、支持部材16が、第二の帯板状片48bにおける長手方向一端側に重ね合わせられた状態で、周壁部材18の長手方向一端側に取り付けられるようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、帯状取付片50の長手方向中央部分が支持部材本体22の折曲片24,26に挟まれた状態で接着されることにより、帯状取付片50の長手方向中央部分が支持部材16に取り付けられている。これにより、支持部材本体22における厚肉壁部28(折曲片26)が第二の帯板状片48bに重ね合わされるようになっている。その結果、支持部材本体22に出現する挿込孔36と中間支持体38に出現する支持孔が、それぞれ、展開状態の周壁部材18の表面(筒状態の周壁部材18において内周面となる面)、特に、支持部材16が重ね合わされる第二の帯板状片48の表面に対して略垂直な方向に向って開口するようになっている。
また、本実施形態では、上述の如く、支持部材16に取り付けられた状態で、帯状取付片50が厚肉壁部28の一端側に位置せしめられている。
さらに、本実施形態では、帯状取付片50の幅方向一方(図4における下方)の縁が周壁部材18の長手方向一方(図4における下方)の縁に沿うようにして、帯状取付片50の長手方向一方の端部が第一の帯板状片48aに貼り付けられていると共に、帯状取付片50の長手方向他方の端部が第三の帯板状片48cに貼り付けられている。これにより、支持部材16は、挿込孔36や支持孔が周壁部材18に対して略直交する方向に開口している状態(周壁部材18から起き上がった状態)で、その一部分が第二の帯板状片48bに重ね合わせられるようになっている。
更にまた、本実施形態では、帯状取付片50における厚肉壁部28の左右両側において、帯状取付片50の幅方向一方(図4における下方)から他方(図4における上方)に行くに従って次第に離隔距離が小さくなる谷折用折り目52,52が形成されていると共に、厚肉壁部28の端部(支持部材本体22の開口端)に沿って、山折用折り目54,54が形成されている。
そして、本実施形態では、帯状取付片50において支持部材16の左右両側それぞれにある谷折用折り目52と山折用折り目54に挟まれている部分は、何れも、帯板状片48a,48cに対して貼り付けられていない。即ち、本実施形態では、帯状取付片50において支持部材16の左右両側それぞれにある谷折用折り目52と山折用折り目54に挟まれている部分は、何れも、帯板状片48a,48cに対して変位可能とされているのである。これにより、第一の帯板状片48aと第三の帯板状片48cのそれぞれが支持部材16側に折り曲げられると、帯状取付片50が谷折用折り目52,52と山折用折り目54,54でそれぞれ折り曲げられるようになっている。その結果、支持部材16は、第二の帯板状片48bの幅方向に延びる角56を支点として、第二の帯板状片48bの長手方向他端側に倒れるようになっている。
また、上述の如く、第一の帯板状片48aと第三の帯板状片48cのそれぞれが支持部材16側に折り曲げられた状態から、第一の帯板状片48aと第三の帯板状片48cのそれぞれが支持部材16から離隔する方向に折り曲げられると、谷折用折り目52,52と山折用折り目54,54でそれぞれ折り曲げられていた帯状取付片50が引っ張られるようになる。その結果、支持部材16は、倒れる際の支点となった角56と同じ角56を支点として、第二の帯板状片48bの長手方向一端側に起き上がるようになっている。なお、このことから明らかなように、本実施形態では、帯状取付片50によって連動起立手段が構成されている。
続いて、このような構造とされた花用ギフトパッケージ10に花12を収容する方法について説明する。先ず、花用ギフトパッケージ10を、周壁部材18が展開状態とされて、支持部材16が周壁部材18から起き上がった状態にする。そして、この状態で、花12の基端部14を支持部材16によって支持させる。
そこにおいて、本実施形態では、花12の基端部(茎の下端部分)14は、ケース58に入れられた状態で、支持部材16によって支持されるようになっている。このケース58は、有底円筒形状とされたケース本体60の上側開口が蓋62によって覆蓋された構造とされており、蓋62に形成された挿通孔61に対して茎が挿し通されることで、ケース58に花12が入れられるようになっている。そこにおいて、本実施形態の蓋62は、エラストマーやゴム等の弾性を有する材料で形成されている。また、本実施形態の挿通孔61は、花12の茎の外径よりも十分に小さい径方向寸法で形成されている。これにより、挿通孔61に挿し込まれた花12の茎が、蓋62の弾性によって締め付けられることとなる。また、ケース本体60の開口端付近の外周面も蓋62の弾性によって締め付けられることとなる。その結果、ケース58が密封されるようになっている。また、ケース58内には、ゲル状給水材63が入っている。このゲル状給水材63としては、例えば、特開平7−82101号公報や特開平8−134447号公報等に記載のものが、何れも、採用可能である。そして、このようなゲル状給水材63が、上述の如き蓋62を有するケース58に入れられることで、搬送時等の液漏れが一層有利に回避されるようになっている。
なお、ゲル状給水材63の代わりに、水、或いは水に栄養剤などの適当な添加材を添加したものをケース58に収容しても良い。或いは、栄養剤や水,殺菌剤を含ませたスポンジやティッシュ,綿等を採用することも可能である。その場合には、特にケース58を用いることなく、スポンジやティッシュ,綿等を直接に花12の基端部(茎の下端部分)14に装着しても良い。また、ケース58の代わりに、例えば、特開平8−130981号公報や特開平9−47154号公報等に記載の容器を採用することも可能である。
そして、花12が入れられたケース58は、支持部材本体22の対向壁部30に形成された四つの切り込み32が交叉する部分と、中間支持体38の天板42に形成された四つの切り込みが交叉する部分に、順次、押し当てられるようになっている。これにより、対向壁部30に形成された八つの舌片状接触片34が基端部分で折り曲げられて、ケース58(ケース本体60)が挿込孔36に挿し込まれた後、天板42に形成された八つの舌片状接触片44が基端部分で折り曲げられて、ケース58(ケース本体60)が支持孔に挿し込まれるようになっている。即ち、ケース58は、ケース本体60が挿込孔36と支持孔に挿し込まれて、周壁部材18に対して略直交する方向に突出した状態で、支持部材16によって支持されるようになっているのである。その際、対向壁部30に形成された八つの舌片状接触片34と天板42に形成された八つの舌片状接触片44は、何れも、ケース58(ケース本体60)の外周面に接触している。
そして、上述の如く、花12の基端部14が支持部材16によって支持された状態から第一の帯板状片48aと第三の帯板状片48cを支持部材16側に折り曲げると、帯状取付片50が谷折用折り目52,52と山折用折り目54,54で折り曲げられることにより、支持部材16が第二の帯板状片48bの長手方向他端側に倒れるようになっている。
特に、本実施形態では、第一の帯板状片48aと第三の帯板状片48cを支持部材16に当接するまで折り曲げると、支持部材16は第二の帯板状片48bに対して側面が当接するようになっている(図3参照)。その際、支持部材16で支持されたケース58の中心軸線は、第一乃至第三の帯板状片48a〜cに対して平行に延びている。即ち、挿込孔36と支持孔は、何れも、支持部材16の側面が第二の帯板状片48bに当接した状態で、周壁20の中心軸方向に向って開口しているのである。このことから明らかなように、本実施形態の挿込孔36と支持孔は、何れも、周壁部材18の状態変化(特に本実施形態では、第一及び第三の帯板状片48aの第二の帯板状片48bに対する相対位置の変化)により、開口方向が略90度変化するようになっている。
そして、上述の如く、支持部材16の側面が第二の帯板状片48bに当接した状態、即ち、支持部材16が第二の帯板状片48bに寝かされた状態から第四の帯板状片48dを支持部材16に重なるまで折り曲げた後、第五の帯板状片48eを第一の帯板状片48aに重ね合わせられるまで折り曲げることにより、複数の帯板状片48a〜eが筒状とされる。これにより、支持部材16がその周囲を周壁20で取り囲まれるようになっている。その結果、支持部材16で支持されたケース58に入れられている花12も、その周囲を周壁20で取り囲まれるようになっている。
その後、周壁20にリボン64が括り付けられることにより、複数の帯板状片48a〜eが筒状に維持されるようになっている。このことから明らかなように、本実施形態では、リボン64によって筒状態保持手段が構成されている。なお、図面上では必ずしも明らかではないが、本実施形態のリボン64は、一方の端部が接着剤等で第五の帯板状片48eに取り付けられている一方、他方の端部がステッカー65によって第四の帯板状片48dに取り付けられている。
このような花用ギフトパッケージ10を貰った人には、先ず、リボン64を解いてもらう。次に、第五の帯板状片48eを反時計回りの方向に展開しながら、第四の帯板状片48dを反時計回りの方向に展開してもらう。そして、第一の帯板状片48aを時計回りの方向に展開しながら、第三の帯板状片48cを反時計回りの方向に展開してもらう。これにより、帯状取付片50が長手方向に引っ張られて、支持部材16が第二の帯板状片48bから起き上がってくる。その結果、支持部材16で支持されたケース58に入れられている花12も起き上がってくる。
そして、第一の帯板状片48aと第三の帯板状片48cの展開が終了すると、支持部材16が周壁部材18から起き上がった状態となる。その結果、支持部材16で支持されたケース58に入れられている花12が外部に露出せしめられることとなる。因みに、本実施形態では、展開状態とされた周壁部材18(複数の帯板状片48)に対する支持部材16の起き上がり角度:αは、略90度とされている。また、起き上がった支持部材16は、帯状取付片50によって、展開状態とされた帯板状片48a〜cに位置決め保持されるようになっている。即ち、本実施形態では、連動起立手段を構成する帯状取付片50によって、起立状態保持手段が構成されている。
従って、このような構造とされた花用ギフトパッケージ10を貰った人には、花用ギフトパッケージ10を開けることで、花用ギフトパッケージ10に収容されている花12が取り出されて、目の前に差し出されたかの如き印象を与えることが可能となる。これにより、花用ギフトパッケージ10を貰った人を驚かせつつも、喜ばせることが可能となる。その結果、花用ギフトパッケージ10を貰った人を喜ばせるような演出効果を発揮することが可能となる。
また、展開された周壁部材18に対して支持部材16が起き上がった状態で、花12が入れられたケース58を支持部材16によって支持させるようになっていることから、ケース58を支持部材16によって支持させる作業(ケース58を挿込孔36と支持孔に挿し込む作業)を広い作業スペースで行うことが可能となる。即ち、周壁20によって支持部材16の周囲が囲まれた状態で、ケース58を支持部材16で支持させる作業を行わなくても良いのである。その結果、ケース58を支持部材16で支持させる作業を効率良く行うことが可能となる。そして、ケース58を支持部材16で支持させる作業を効率良く行うことが可能になるということは、即ち、ケース58を支持部材16から取り外す作業を効率良く行うことが可能になることも意味する。
更にまた、複数の帯板状片48a〜eを筒状にすることにより、花12の周囲が周壁20で取り囲まれるようになっていることから、花12を周壁20内に収容する作業を効率良く行うことも可能となる。
また、本実施形態では、ケース58が支持部材本体22に形成された挿込孔36と中間支持体38に形成された支持孔の両方に挿し込まれていることから、ケース58の支持状態を安定させることが可能となる。
更にまた、本実施形態では、ケース58が挿込孔36と支持孔の両方に挿し込まれた状態で、ケース58の外周面に舌片状接触片34,44が当接せしめられていることから、ケース58の支持状態を更に安定させることが可能となる。
また、本実施形態では、中間支持体38が支持部材本体22に組み付けられた構造とされていることから、支持部材本体22、延いては、支持部材16の部材強度を有利に確保することが可能となる。
更にまた、本実施形態では、複数の帯板状片48a〜eが筒状とされた状態で、これら複数の帯板状片48a〜eのそれぞれに対して支持部材16が当接せしめられていることから、周壁20において支持部材16が当接せしめられた部分とその近辺での断面の変形を有利に回避することが可能となる。
また、本実施形態では、周壁部材18の長手方向一端に支持部材16が取り付けられていることから、周壁20内に形成される収容スペースを大きく確保することが可能となる。
更にまた、本実施形態では、周壁部材18が展開された状態で、支持部材16が周壁部材18から起き上がっていることから、そのままの状態で花12を飾ることが可能となる。
また、本実施形態では、支持部材16が枠体乃至は筒体形状とされていることから、支持部材16に必要な部材強度を確保しつつ、支持部材16の製造を容易にすることが可能となる。
更にまた、本実施形態では、対向壁部30における四つの切り込み32の交わる部分にケース58が押し当てられることにより、舌片状接触片34が基端部分で折り曲げられて、挿込孔36が形成されるようになっていることから、挿し込まれるケース58の大きさに対して柔軟に対応することが可能となる。
次に、本発明の第二の実施形態について、図8及び図9に基づいて、説明する。なお、以下に記載の第二乃至第四の実施形態の説明において、第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。
本実施形態の花用ギフトパッケージ66は、第一の実施形態の花用ギフトパッケージ(10)に比して、第二の帯板状片48bにおける長手方向一端側の縁に、鉄鋼等で形成された金属片68が接着剤等で貼り付けられている。
また、図面上では必ずしも明らかではないが、本実施形態では、支持部材本体22において第二の帯板状片48bに重ね合わせられる折曲片70は、一対の延出片72,72で構成されている。そして、これら一対の延出片72,72の間に挟まれる位置であって、且つ、支持部材16が周壁部材18から起き上がった状態で金属片68に対して重ね合わせられる位置に、プレート状の磁石74が配設されている。なお、本実施形態の磁石74は、帯状取付片50に対して接着剤で接着されることにより、一対の延出片72,72の間に配設されている。
このような構造とされた花用ギフトパッケージ66においては、周壁部材18の展開に連動して支持部材16によるケース58の支持方向が変化するようになっていることから、第一の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
また、本実施形態では、支持部材16が周壁部材18から起き上がった状態で、支持部材16側に配設された磁石74が第二の帯板状片48b側に設けられた金属片68に重ね合わせられるようになっていることから、磁力の作用によって、磁石74と金属片68が引っ付くこととなる。これにより、支持部材16と第二の帯板状片48bが重なった状態を維持することが可能となる。その結果、支持部材16が周壁部材18から起き上がった状態を安定させることが可能となる。なお、このことから明らかなように、本実施形態では、磁石74と金属片68によって起立状態保持手段が構成されている。
続いて、本発明の第三の実施形態について、図10に基づいて、説明する。本実施形態の花用ギフトパッケージ76においては、第一の実施形態の花用ギフトパッケージ(10)に比して、第二の帯板状片48bにおける長手方向他端側、即ち、複数の帯板状片48a〜eの展開方向に直交する方向の他端側に、蓋部材としての蓋板片78が、第二の帯板状片48bに対して折り目80で折り曲げ可能に設けられている。これにより、周壁20の開口が軸方向他端側(支持部材16が取り付けられている側とは反対の側)で、蓋板片78によって覆蓋されるようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、蓋板片78の先端側が折り目82で折り曲げられて、周壁20内に入れられることにより、蓋板片78による開口覆蓋状態が維持されるようになっている。なお、本実施形態では、このような蓋板片78を採用していることにより、蓋板片78を展開して、周壁20内と外部を連通させなくても、周壁部材18の展開が出来るようになっている。
このような構造とされた花用ギフトパッケージ76においては、周壁部材18の展開に連動して支持部材16によるケース58の支持方向が変化するようになっていることから、第一の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
また、本実施形態では、周壁20の開口が軸方向他端側(支持部材16が取り付けられている側とは反対の側)において、蓋板片78で覆蓋されるようになっていることから、花用ギフトパッケージ76の中を直ぐに確認できないようになっている。その結果、花用ギフトパッケージ76を貰った人に対して、花用ギフトパッケージ76の中身を想像する楽しみや花用ギフトパッケージ76を開ける楽しみを与えることが可能となる。
なお、図11に示されている、本発明の第四の実施形態としての花用ギフトパッケージ86のように、第一の帯板状片48aにおける周壁20の内周面側に対して、長手方向一端側で一軸回りに回転可能とされた架渡部材としてのプレート84を設けておき、周壁部材18が展開された状態で、プレート84を一軸回りに回転させることにより、図12に示されているように、プレート84を第一の帯板状片48aから第五の帯板状片48eの間に架け渡すようにしても良い。これにより、周壁部材18の展開状態を容易に維持することが可能となる。なお、このことから明らかなように、この場合、プレート84によって展開状態保持手段が構成されている。また、本実施形態においても、第五の帯板状片48eや中間支持体38,舌片状接触片34,44は必ず必要なものではない。
次に、図13には、本発明に関連した参考例としての花用ギフトパッケージ100が示されている。この花用ギフトパッケージ100は、図14〜15に示された基本構造体102と支持部材としての支持箱体104から構成されている。
基本構造体102は、図14に展開図が示されているように、所定の外周形状をもって切り出された一枚の厚紙によって構成されており、この一枚の厚紙を適当に折り曲げることによって、周壁部材(周壁)106を供えた外函112と、駆動力伝達部材114とを、一体的に形成するようになっている。
なお、基本構造体102を折り曲げることで上記外函112および駆動力伝達部材114を構成するに際して、図14〜15において基本構造体102上に示された破線は谷折り線を示し、一点鎖線は山折り線を表す。
具体的には、基本構造体102は、図14に示されているように、それぞれ図中の上下に長い矩形平板形状を有する3枚の壁板が並列的に連設されて、中央壁板116、左壁板118、右壁板120とされている。また、左壁板118には、更に左外側に略矩形平板形状の内扉壁板122が連設されていると共に、右壁板120には、更に右外側に略矩形平板形状の外扉壁板124が連設されている。
そして、これら5枚の壁板116,118,120,122,124が、各連設部において直角に谷折りされることにより、内扉壁板122と外扉壁板124が重ね合わされて、全体として矩形筒状の周壁を構成するようになっている。
なお、外扉壁板124の外側端縁部中央には、係止突片126が一体形成されていると共に、矩形筒状の周壁を構成した際に、この係止突片126が位置せしめられる部分に対応する、左壁板118と内扉壁板122との連結部位には、係止孔128が貫設されている。そして、5枚の壁板116,118,120,122,124を各連設部で折り曲げて矩形筒状の周壁体とした状態で、係止突片126を係止孔128に差し入れることにより、この係止突片126の係止孔128に対する係止力に基づき、周壁体の開方向への復元力に抗して、かかる周壁体が矩形筒状に維持され得るようになっている。
また、このことから明らかなように、本参考例では、内扉壁板122と外扉壁板124によって、矩形筒状の周壁を周上の一箇所で開閉可能とする開閉部が構成されている。そして、係止突片126を係止孔128に係止させることで、パッケージを閉じた状態が維持される一方、係止突片126の係止孔128への係止状態を解除することで、パッケージを開く操作が出来るようになっている。
さらに、基本構造体102には、中央壁板116の上側端縁部から外方に延び出すようにして、上底蓋板130が一体形成されている。この上底蓋板130は、周壁で構成される矩形筒状体の中空内部の断面形状に対応した略正方形の平板形状とされている。
また、上底蓋板130には、左右両縁部をそれぞれ左右壁板118,120の上端縁部に連結せしめる連結板部132,134が一体形成されている。そして、周壁が開閉操作された際に、これら連結板部132,134によって、左右壁板118,120の開閉作動と連動して、上底蓋板130が開閉方向に駆動変位せしめられるようになっている。要するに、左右の連結板部132,134により、パッケージの開閉操作に際して上底蓋板130を連動的に開閉作動せしめる連動機構が構成されているのである。
なお、上底蓋板130の上端縁部には、更に外方に延び出す上蓋係止片136が屈曲可能に一体形成されている。そして、矩形筒状の周壁が閉状態で形成された状態下で、この上蓋係止片136が、上底蓋板130で覆蓋された周壁の上側開口部の隙間に差し入れられることにより、上底蓋板130による周壁の上側開口部の覆蓋状態が安定して維持されるようになっている。
一方、基本構造体102には、中央壁板116および左右壁板118,120の下側端縁部から外方に延び出すようにして、折返し板部138が一体形成されている。この折返し板部138は、図15に示されているように、基本構造体102の展開状態で、中央壁板116および左右壁板118,120との連結部分で折り返されて、それら中央壁板116および左右壁板118,120の内面に重ね合わされるようになっている。
また、このように折り返された折返し板部138は、その折り返し部分の各端縁部(図15中に破線のクロスハッチを付した下端縁部)が、中央壁板116および左右壁板118,120の内面に接着された糊代140とされている。なお、この糊代140は、中央壁板116への重ね合わせ部分では一定寸法で全幅に亘って延びる上げ底固着部140aとされている一方、左右壁板118,120への重ね合わせ部分では両側外方に行くに従って次第に糊代寸法が大きくされて略45度で図15中の上方に向かって傾斜した傾斜固着部140b,140cとされている。
そして、折返し板部138は、その糊代140との境界線上において、図15中の谷折れ方向に屈曲可能とされており、かかる谷折れによって、糊代140を除く部分が、糊代140との境界線を起点として、中央壁板116および左右壁板118,120の内面から立ち上がるようになっている。
特に、この折返し板部138において立ち上がる部分は、図15に示された周壁の展開状態(開状態)において、中央壁板116に重ね合わされる中央台板部142と左右の壁板118,120に重ね合わされる左右伝動板部144,146から構成されている。中央台板部142は、前述の上底蓋板130と同様に略正方形板状とされていると共に、左右伝動板部144,146は、何れも、略三角形板状とされている。
そして、前述の如く周壁が開閉操作された際に、左右伝動板部144,146を介して中央台板部142に対して、左右壁板118,120の開閉操作力が伝動されることとなり、それにより、周壁の開閉作動と連動して、中央台板部142が、糊代140との連結部位である下端縁部で屈曲変位されるようになっている。特に、かかる中央台板部142は、図15に示された展開状態(開状態)から左右壁板118,120を立ち上げて閉状態とする操作に伴って、中央壁板116の内面上で略90度立ち上げられ、閉状態で構成される矩形筒状のパッケージにおける下側開口部を覆蓋する下底蓋体として機能し得るようになっている。
なお、このことから明らかなように、本参考例では、中央台板部142と左右伝動板部144,146によって前記駆動力伝達部材114が構成されていると共に、中央台板部142によって下底蓋体が構成されている。
また、中央台板部142において、糊代140と反対の端縁部には、更に外方に延び出す固着片148が一体形成されている。特に、この固着片148は、中央台板部142の端縁部に対して山折り状に容易に自由屈曲可能に連結されている。そして、この固着片148に対して、支持箱体104の底面が密着状態で固着されている。
かかる支持箱体104は、前記第一実施形態における支持部材16と略同様な構造とされている。概略再記すると、図16に示されているように、中空の矩形箱体構造とされており、例えば厚紙を折り畳んで接着することで六面体とすること等によって形成され得る。その上底壁部150には、中央に開口して保持穴152が設けられており、この保持穴152によって、前述の第一の実施形態におけるケース58等を用いて、図示しない花の基端部が固定的に保持され得るようになっている。
そして、この支持箱体104は、その下底壁部の外面において、駆動力伝達部材114の固着片148に重ね合わされて固着されており、図15に示された展開状態(パッケージの開状態)では、固着片148が駆動力伝達部材114と共に中央壁板116の内面に密着状態で展開されることによって、支持箱体104が、その保持穴152を中央壁板116と反対側に向けて開口する状態で支持されるようになっている。
一方、このパッケージの開状態から次第に周壁を閉じて行くと、図17に示されているように、駆動力伝達部材114が次第に周壁から離隔する方向に立ち上がって中央台板部142が次第に中央壁板116から立ち上がるのに伴って、固着片148が、その中央壁板116との連結部における折り畳み状態への復元力と支持箱体104やそこに装着される花等の重量も作用して、中央壁板116との連結部で次第に山折り状に折り畳まれるようになっている。その結果、固着片148上の支持箱体104が、その向きを変え、最終的にパッケージが閉じられた状態では、その保持穴152を矩形筒状の周壁の軸方向に向けるようにして、周壁内に収容されるようになっている。
特に、本参考例では、六面体形状の支持箱体104の一つの角辺部が面取り状に角が落とされた面取部分154とされている。そして、この面取部分154が、固着片148における中央台板部142への連結側端縁部と反対の端縁部に位置するようにして、支持箱体104が固着片148に取り付けられている。これにより、図17に示されている如き、周壁の開閉作動に伴う固着片148の屈曲変化に際して、支持箱体104は、中央壁板116の面上で、よりスムーズに回動しつつ滑動することで展張および回動せしめられるようになっている。なお、中央壁板116の面上における支持箱体104の転動をよりスムーズに実現するために、支持箱体104の面取部分154を湾曲形状とする等も可能である。
従って、上述の如き構造とされた本参考例の花用ギフトパッケージ100においては、周壁部材106と駆動力伝達部材114を一体構造として簡便に形成することが出来ると共に、パッケージの開閉と連動させて上下底蓋を開閉させることも可能となる。
加えて、本参考例の花用ギフトパッケージ100においては、それを開いた状態で、図13に示されているように、展開状態にある中央壁板116と左右壁板118,120の内面に対して駆動力伝達部材114が密着状態で重ね合わされると共に、かかる状態下において、中央壁板116と左右壁板118,120の連結部位において残存する僅かな閉方向への屈曲状態が、駆動力伝達部材114における中央台板部142と左右伝動板部144,146の連結部位においてそれぞれ同様に生ぜしめられるようになっている。
これにより、周壁を構成する中央壁板116に対する左右壁板118,120のそれ以上の閉方向への作動に対して、駆動力伝達部材114が突っ張ることで阻止力が作用せしめられることとなる。同時に、駆動力伝達部材114における中央台板部142の中央壁板116からの立ち上がりも阻止される。
その結果、周壁の展開状態において手指等で外力を加え続ける必要がなく、テーブル等の平坦面上に展開状態とした花用ギフトパッケージ100を載置するだけで、中央台板部142で支持された支持箱体104を、中央壁板116の内面上で起き上がった状態に保持してそれに支持された花等を、より安定して起立状態に支持せしめることが可能となるのである。
続いて、図18には、本発明の第の実施形態としての花用ギフトパッケージ160が示されている。この花用ギフトパッケージ160は、基本構造体162と支持部材としての支持箱体164から構成されている。
基本構造体102は、図19に展開図が示されているように、それぞれ所定の外周形状をもって切り出された一枚の厚紙によって構成された筐構造体166と駆動力伝達部材168から構成されている。
筐構造体166は、前記参考例と略同様に、中央壁板170の左右両側に左右壁板172,174が一体的に且つ屈曲可能に連結されている。更に、左壁板172の外側には、内扉壁板176が一体的に連設されていると共に、右壁板174の外側には、外扉壁板178が一体的に連設されている。
なお、これら内外扉壁板176,178は、何れも折り返された二重壁構造とされている。また、左右壁板172,174の各上下両端縁部には、外方に延び出す保持連結板180,182がそれぞれ一体形成されている。そして、これら保持連結板180,182が、左右壁板172,174に対して略直角に折り曲げられており、各保持連結板180,182に一体形成された係止片184,186が、それぞれ、内外扉壁板176,178において折り返された二重壁構造の上下両端縁部の隙間に対して差し入れられて固定されるている。これによって、図18,20に示されているように、パッケージの開閉状態に拘わらず、内扉壁板176と外扉壁板178が、それぞれ、左壁板172と右壁板174に対して略直角に屈曲して連設された状態に保持されるようになっている。
また、中央壁板170の上下各端縁部には、上底蓋板188と下底蓋板190が延び出して一体的に且つ屈曲可能に連設されている。また、これら上底蓋板188と下底蓋板190には、それぞれ、最外側端縁部に対して係止片192,194が屈曲可能に一体形成されている。そして、周壁を閉じて矩形筒状とされたパッケージの上下の各開口端部において、上底蓋板188と下底蓋板190が、筒体の軸直角方向に広がるように屈曲されることにより、それら上下の開口部を覆蓋するようになっている。
一方、駆動力伝達部材168は、図19に略展開図が示されていると共に、図20に作動状態を示す斜視図が示されているように、正方形状とされた中央台板部196の左右両側に略三角形の左右伝動板部198,200が一体的に且つ屈曲可能に連設されている。
そして、この駆動力伝達部材168は、展開状態とされた周壁の下端部近くに位置して、中央台板部196が中央壁板170の上に重ね合わされていると共に、左右伝動板部198,200が左右壁板172,174に重ね合わされている。また、かかる中央台板部196は、その上端縁部に屈曲可能に延設された接着片202が中央壁板170に接着されていると共に、左右伝動板部198,200は、それらの両側端縁部(これら両側端縁部は、略45度で上方に行くに従って次第に中央台板部196に近づくように傾斜せしめられている)からそれぞれ屈曲可能に延設された接着片204,206が左右壁板172,174に接着されている。
これにより、駆動力伝達部材168は、周壁の左右壁板172,174の閉作動に従って、左右伝動板部198,200を介して中央台板部196に駆動力が伝達されるようになっており、その結果、左右伝動板部198,200と中央台板部196が、それぞれ、左右壁板118,120と中央壁板116から立ち上がるように駆動変位せしめられるようになっている。また、反対に、周壁の閉状態から左右壁板172,174を開作動させると、駆動力伝達部材168に力が伝達されて、立ち上げられていた左右伝動板部198,200と中央台板部196が、それぞれ、左右壁板118,120と中央壁板116に対して寝ていって最終的に重なるように連動して作動せしめられるようになっている。
さらに、中央台板部196の下端縁部(接着片202と反対の端縁部)には、連動板部208が一体的に且つ屈曲可能に延び出して連設されている。そして、この連動板部208の延出先端縁部に一体的に屈曲可能に連設された接着片210が、折り返された状態で下底蓋板190の内面に重ね合わされて接着されている。
すなわち、この連動板部208の機能により、周壁の閉作動に際して上述の如く駆動力伝達部材168における中央台板部196の立ち上げられた力が下底蓋板190に伝達されるようになっている。その結果、周壁の閉作動と連動して、立ち上がる下底蓋板190で引っ張られるようにして連動板部208が上方に変位せしめられることに伴い、下底蓋板190が中央壁板170に対して次第に屈曲して立ち上げられて、最終的に閉状態とされた矩形筒状の周壁において、その下部開口を覆蓋する状態に下底蓋板190が案内されると共に保持されるようになっている。
また、支持箱体164は、前記参考例と同様な中空の矩形箱体(六面体)形状とされている。特に、本実施形態では、支持箱体164が起き上がりに際して中央壁板内面を滑動することがないから、支持箱体164における角面取りは必要でない。
そして、この支持箱体164の底面が、駆動力伝達部材168の中央台板部196の表面に重ね合わされて固着されている。
上述の如き構造とされた本実施形態の花用ギフトパッケージ160においても、図18及び図20に示されているように、周壁の開閉作動に連動して駆動力伝達部材168の左右伝動板部198,200を介して、周壁の開閉操作力が中央台板部196に伝達せしめられて、該中央台板部196ひいてはそこに固着された支持箱体164が、周壁を構成する中央壁板170に対する立ち上がり方向や寝る方向にむけて変形変位せしめられる。
その結果、支持箱体164の上面に突出状態で支持せしめられる図示しない花が、花用ギフトパッケージ160の周壁を閉じた状態ではパッケージ内で軸方向に延びる状態で効率的に保護されつつ収容保持される一方、周壁の開操作と共に連動して立ち上がり、開状態下では、展開された中央壁板170の内面上に立ち上がるようにして支持されることとなるのである
以上、本発明の幾つかの実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記第一乃至第三の実施形態において、第五の帯板状片48eや中間支持体38,舌片状接触片34,44は必ず必要なものではない。
また、支持部材を従来から公知のゴム材料で形成し、かかるゴム製の支持部材に対して挿込孔を形成するようにしても良い。この場合、ゴムの弾性による締付力を利用して、花の基端部の位置保持を有利に実現することが可能となる。
更にまた、支持部材はボックス形状やブロック形状であっても良い。
また、参考例および第五の実施形態に示された各駆動力伝達部材114,168における固着片や接着片は、テープ等で代用することが可能であり、それによって第一の実施形態と同様に本発明の請求項1に記載の発明の範囲となる。また、各支持箱体104,164は、駆動力伝達部材168と別体で後固着する他、駆動力伝達部材168と一体形成することも可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の第一の実施形態としての花用ギフトパッケージの正面図。 同花用ギフトパッケージの底面図。 図2におけるIII−III断面図。 同花用ギフトパッケージの周壁部材の展開状態を示す平面図。 同花用ギフトパッケージの周壁部材の展開状態を示す正面図。 同花用ギフトパッケージの周壁部材の展開状態を示す右側面図。 未だケースが挿し込まれていない状態での支持部材の平面図。 本発明の第二の実施形態の花用ギフトパッケージの要部を示す正面図。 図8におけるIX−IX断面図。 本発明の第三の実施形態の花用ギフトパッケージの周壁部材の展開状態を示す平面図。 本発明の第四の実施形態の花用ギフトパッケージの周壁部材の展開状態を示す平面図。 同花用ギフトパッケージにおいてプレートが架け渡された状態を示す平面図。 本発明に関連した参考例としての花用ギフトパッケージを略展開状態で示す斜視図。 図13に示された花用ギフトパッケージを構成する基本構造体の切出状態の展開説明図。 図14に示された基本構造体の展開状態図。 図13に示された花用ギフトパッケージにおける支持箱体の縦断面説明図。 図13に示された花用ギフトパッケージの開閉操作状態を説明するための要部斜視図。 本発明の第の実施形態としての花用ギフトパッケージを展開作動状態で示す斜視図。 図18に示された花用ギフトパッケージにおける駆動力伝達部材を供えた基本構造体を示す展開状態図。 図18に示された花用ギフトパッケージにおける開閉作動を説明するための要部斜視図。
符号の説明
10,100,160:花用ギフトパッケージ,12:花,14:基端部,16:支持部材,18:周壁部材,20:周壁,48:帯板状片,50:帯状取付片,102,162:基本構造体,116,170:中央壁板,118,172:左壁板,120,174:右壁板,142,196:中央台板部,144,198:左伝動板部,146,200:右伝動板部

Claims (10)

  1. 花の基端部を支持する支持部材と、
    複数の板状体を互いに折り曲げ可能に連結することで構成されており、該複数の板状体を筒状にすることで前記支持部材の周りを取り囲んで前記花を収容する周壁を構成する一方、該複数の板状体を展開することで該支持部材に支持された該花を外部に露出させる周壁部材と、
    該周壁部材の展開に連動して前記支持部材の支持方向を変化させることにより、該支持部材で支持された前記花を前記周壁内に収容された状態から起き上がらせる連動起立手段と
    を、備えており、
    前記連動起立手段が、前記複数の板状体において前記支持部材が起き上がる際の支点が接触する板状体の左右両側に位置する板状体のそれぞれと該支持部材を連結し、該二つの板状体の展開に伴って引っ張られることにより、該支持部材を起き上がらせて、該支持部材の支持方向を変化させる駆動力伝達テープを含んで構成されていることを特徴とする花用ギフトパッケージ。
  2. 前記花の基端部が挿し込まれて、前記支持部材が筒状の前記周壁によって周りを取り囲まれた状態で、筒状の該周壁の中心軸方向に開口する一方、該支持部材が起き上がった状態で、展開された前記複数の板状体に対して45〜135度の傾斜角度をもった方向に開口する挿込孔が、該支持部材に形成されており、該挿込孔に対して該花の基端部が挿し込まれることで、該花の基端部が該支持部材によって支持されるようになっている請求項1に記載の花用ギフトパッケージ。
  3. 前記支持部材が枠体構造とされており、その周壁部に対して前記挿込孔が形成されている請求項2に記載の花用ギフトパッケージ。
  4. 前記支持部材が前記周壁によって周りを取り囲まれた状態で、該支持部材が前記複数の板状体の全てに当接せしめられている請求項1乃至3の何れか1項に記載の花用ギフトパッケージ。
  5. 前記支持部材が起き上がった状態で、該支持部材を前記周壁部材に対して位置保持せしめる起立状態保持手段を備えている請求項1乃至4の何れか1項に記載の花用ギフトパッケージ。
  6. 前記周壁部材を展開状態に保持する展開状態保持手段を備えている請求項1乃至5の何れか1項に記載の花用ギフトパッケージ。
  7. 前記複数の板状体が筒状とされた状態を保持する筒状態保持手段を備えている請求項1乃至6の何れか1項に記載の花用ギフトパッケージ。
  8. 前記複数の板状体の展開方向に直交する方向の一端側において、前記支持部材が取り付けられている請求項1乃至7の何れか1項に記載の花用ギフトパッケージ。
  9. 前記複数の板状体の展開方向に直交する方向の他端側において、前記周壁の開口を覆蓋する蓋部材が取り付けられている請求項8に記載の花用ギフトパッケージ。
  10. 花の基端部を支持する支持部材と、
    複数の板状体を互いに折り曲げ可能に連結することで構成されており、該複数の板状体を筒状にすることで前記支持部材の周りを取り囲んで前記花を収容する周壁を構成する一方、該複数の板状体を展開することで該支持部材に支持された該花を外部に露出させる周壁部材と、
    該周壁部材の展開に連動して前記支持部材の支持方向を変化させることにより、該支持部材で支持された前記花を前記周壁内に収容された状態から起き上がらせる連動起立手段と
    を、備えており、更に、
    前記板状体によって矩形筒状の前記周壁が構成されるようになっていると共に、該周壁における周上の一箇所に設けた開閉部において開閉操作可能とされており、
    矩形筒状の前記周壁の長手方向一方の下側端部近くにおいて、該周壁を構成する一つの該板状体である中央壁板を跨ぐようにしてその両隣に位置する左壁板および右壁板の間に亘って駆動力伝達部材が配されており、
    該駆動力伝達部材は、前記周壁が前記開閉部で開かれて前記中央壁板と前記左右壁板とが平面状とされた展開状態で該中央壁板に重なる中央台板部と該左右壁板に重なる左右伝動板部とが相互に屈曲可能に連結されることによって構成されており、
    前記駆動力伝達部材の前記左伝動板部側の端部が前記周壁の前記左壁板に固着されていると共に、該駆動力伝達部材の前記右伝動板部側の端部が該周壁の前記右壁板に固着されており、
    前記中央台板部で前記支持部材が支持されて、前記周壁の前記展開状態において該支持部材が該周壁の該中央壁板から突出せしめられ、該支持部材で支持された前記花が該周壁の該中央壁板から起き上がった状態に支持されるようになっている一方、
    かかる周壁の前記左右壁板が前記展開状態から閉操作されて相互に接近せしめられることに伴って、前記駆動力伝達部材が、前記中央台板部と前記左右伝動板部との連結部分で屈曲せしめられつつ該周壁の前記中央壁板および該左右壁板から離隔する方向に立ち上げられ、
    前記周壁の前記左右壁板が閉状態とされることによって、前記中央台板部によって支持された前記支持部材が該周壁の前記中央壁板に沿って寝かされ、該支持部材で支持された前記花が閉じられて矩形筒状とされた該周壁内で軸方向に延びるように収容されるようになっている一方、
    前記駆動力伝達部材における前記中央台板部が、前記周壁の展開状態で前記中央壁板に重ね合わされた状態で該周壁における長手方向他方の側の上側端縁部において、該中央壁板に対して屈曲可能に連結されており、
    前記周壁の前記左右壁板の閉操作に伴って前記中央台板部が前記中央壁板から立ち上げられることによって、該周壁の該左右壁板の閉状態下において該周壁の前記長手方向一方の下底側開口部において該中央台板部が該周壁の軸直角方向に広がって配設されるようになっていることに加え、更に、
    前記周壁の前記中央壁板の長手方向一方の下側端縁部から延び出すようにして矩形板状の下底蓋部が屈曲可能に設けられていると共に、
    該下底蓋部には、前記駆動力伝達部材における前記中央台板部における前記中央壁板に対して屈曲可能に連結された前記上側端縁部と反対側の下側端縁部から延び出した連動板部の先端部が連設されており、
    前記周壁の前記左右壁板の閉操作に伴う前記中央台板部の前記中央壁板からの立ち上がり作動が、該連動板部を介して、前記下底蓋部に伝達されて、該下底蓋部が該中央壁板に対して屈曲せしめられることにより、かかる周壁の該左右壁板の閉操作に連動して該下底蓋部が該周壁の前記下底側開口部を覆蓋するようになっていることを特徴とする花用ギフトパッケージ。
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