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JP4181256B2 - ファクシミリシステムおよび画像転送制御方法 - Google Patents
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JP4181256B2 - ファクシミリシステムおよび画像転送制御方法 - Google Patents

ファクシミリシステムおよび画像転送制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字認識機能を備えたファクシミリシステムおよび画像転送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、業務の効率化を図ろうとする傾向が高まっており、各種ファクシミリ装置のうち、内部にOCR機能を備えたファクシミリ装置が提案されている。そして、このOCR機能を利用することにより通常のファクシミリ装置に新たな機能を付加している。
【0003】
このようなOCR機能を備えたファクシミリ装置として、受信したファクシミリデータを送信元で指定されたサブアドレスに対して転送を行う例について説明する。図7は、このようなファクシミリ装置に使用する専用原稿のフォームの一例を示している。専用原稿701の所定領域には、開始マーク702と終了マーク703という制御マークが設けられている。受信側のファクシミリ装置のOCR読取機能を使って制御マークを読み取ることにより、転送するべきサブアドレスを認識できる。この結果、指定されたサブアドレスに原稿を転送することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のOCR機能を備えたファクシミリ装置において、サブアドレスを認識するためには、制御マークを読み取った後、制御マーク間に表示されたサブアドレスを認識しなければならない。すなわち、サブアドレスを認識する前に制御マークを認識する必要がある。また、サブアドレスの表示位置および指定個数は、発信側のファクシミリ装置によって異なる。このため、受信側のファクシミリ装置では、表示位置等の異なるサブアドレスに対応する制御マークを認識する必要がある。この結果、OCR読取装置の読取動作の効率化が図れないという問題がある。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、原稿の所定領域に表示された文字情報をOCR機能で効率的に読み取ることのできるファクシミリシステムおよび画像転送制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発呼局と着呼局との間でファクシミリの所定の伝送制御手順を実行して、発呼局の原稿画像データを着呼局より転送するファクシミリシステムであって、発呼局が、着呼局から送られる標準機能を示す制御信号を解析して着呼局のOCR機能の有無を判定する判定手段と、この判定手段により着呼局がOCR機能を有すると判定した場合、着呼局に対する設定命令にOCR機能の使用指示、OCR機能による読取座標の指定、中継形態の指示、前記原稿画像データの転送領域の指定に対応するパラメータを設定する命令設定手段とを有し、着呼局が、前記命令設定手段により設定された前記パラメータを解析して前記読取座標で指定された領域の前記原稿画像データを読み取って転送先を認識する認識手段と、この認識手段により認識された転送先へ前記中継形態で指示された転送形態により前記転送領域で指定された領域の前記原稿画像データを転送する転送処理手段とを有したこと、を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様のファクシミリシステムは、発呼局と着呼局との間でファクシミリの所定の伝送制御手順を実行して、発呼局の原稿画像データを着呼局より転送するファクシミリシステムであって、発呼局が、着呼局から送られる標準機能を示す制御信号を解析して着呼局のOCR機能の有無を判定する判定手段と、この判定手段により着呼局がOCR機能を有すると判定した場合、着呼局に対する設定命令にOCR機能の使用指示、OCR機能による読取座標の指定、中継形態の指示、前記原稿画像データの転送領域の指定に対応するパラメータを設定する命令設定手段とを有し、着呼局が、前記命令設定手段により設定された前記パラメータを解析して前記読取座標で指定された領域の前記原稿画像データを読み取って転送先を認識する認識手段と、この認識手段により認識された転送先へ前記中継形態で指示された転送形態により前記転送領域で指定された領域の前記原稿画像データを転送する転送処理手段とを有する構成を採る。
【0008】
この構成によれば、発呼局において、判定手段が着呼局の標準機能を示す制御信号の解析を行い、着呼局がOCR機能を有することを示す情報を検出した場合、命令設定手段がOCR機能の使用指示とOCR機能による読取座標を指定するパラメータを設定命令に設定する。このため、着呼局の認識手段は、指定された読取座標が示す領域についてのみ読取動作を限定することができる。これにより、OCR読取領域を指定せず、開始マークと終了マークとを認識することにより、OCR読取領域を認識する従来のファクシミリ装置に比べて、OCR読取動作の効率化が図ることができる。
【0009】
本発明の第2の態様のファクシミリシステムは、前記転送処理手段は、前記中継形態で指示された転送形態を確認し、ファクシミリ転送と電子メール転送との一方または両方で、前記原稿画像データの転送を行なう構成を採る。
【0010】
この構成によれば、設定命令の中継形態の指示内容にしたがって転送形態が切り替わる。このため、発呼局は、設定命令に中継形態の指示内容を設定し、かつ、OCR読取領域にその転送形態に応じたサブアドレスを指定するだけでファクシミリ転送と電子メール転送との一方または両方で、原稿画像データの転送を行なうことができる。
【0011】
本発明の第3の態様の画像転送制御方法は、発呼局と着呼局との間でファクシミリの所定の伝送制御手順を実行して、発呼局の原稿画像データを着呼局より転送する画像転送制御方法であって、発呼局が、着呼局から送られる標準機能を示す制御信号を解析して着呼局のOCR機能の有無を判定する判定工程と、この判定工程により着呼局がOCR機能を有すると判定した場合、着呼局に対する設定命令にOCR機能の使用指示、OCR機能による読取座標の指定、中継形態の指示、前記原稿画像データの転送領域の指定に対応するパラメータを設定する命令設定工程とを有し、着呼局が、前記命令設定工程により設定された前記パラメータを解析して前記読取座標で指定された領域の前記原稿画像データを読み取って転送先を認識する認識工程と、この認識工程により認識された転送先へ前記中継形態で指示された転送形態により前記転送領域で指定された領域の前記原稿画像データを転送する転送処理工程とを有するようにした。
【0012】
この方法によれば、発呼局において、着呼局の標準機能を示す制御信号の解析を行い、着呼局がOCR機能を有することを示す情報を検出した場合、命令設定工程でOCR機能の使用指示とOCR機能による読取座標を指定するパラメータを設定命令に設定する。このため、着呼局の認識工程では、指定された読取座標が示す領域についてのみ読取動作を限定することができる。これにより、OCR読取領域を指定せず、開始マークと終了マークとを認識することにより、OCR読取領域を認識する従来の方法に比べて、OCR読取動作の効率化が図ることができる。
【0017】
本発明の第4の態様の画像転送制御方法は、第3の態様において、前記転送処理工程で、前記中継形態で指示された転送形態を確認し、ファクシミリ転送と電子メール転送との一方または両方で、前記原稿画像データの転送を行なうようにした。
【0018】
この構成によれば、設定命令の中継形態の指示内容にしたがって転送形態が切り替わる。このため、発呼局は、設定命令に中継形態の指示内容を設定し、かつ、OCR読取領域にその転送形態に応じたサブアドレスを指定するだけでファクシミリ転送と電子メール転送との一方または両方で、原稿画像データの転送を行なうことができる。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施の形態に係るファクシミリ装置をインターネットファクシミリ装置に適用した場合のブロック図である。以下、OCR機能を使ってサブアドレス機能を持たせた場合について説明する。
【0023】
図1において、ファクシミリ装置101は、送受信制御部102とネットワーク制御部103を有する。送受信制御部102は、公衆電話網(PSTN)および専用回線を介して通常のファクシミリ通信を行う機能を備えている。ネットワーク制御部103は、LANおよびダイヤルアップネットワークを介して通常の電子メール送信を行う機能を備えている。また、ネットワーク制御部103は、受信したファクシミリデータ、換言すれば、イメージデータを電子メールとして転送する場合、その受信したイメージデータを添付ファイルに変換して電子メール通信する機能を備えている。
【0024】
受信画像格納部104は、送受信制御部102が受信したイメージデータを格納する。文字認識部105は、受信画像格納部104に格納されたイメージデータのうち、サブアドレスに対応する数字をOCR機能によりキャラクターコードに読み替える。認識結果格納部106は、文字認識部105が読み替えたサブアドレスを格納する。
【0025】
一方、パラメータ解析部107は、後述するDCS信号を解析して、このDCS信号の中から所定のパラメータをパラメータ格納部108に格納する。このパラメータの中には、OCR機能の使用指示、中継形態指示およびOCR機能による読取座標指定等が含まれる。
【0026】
次いで、上記構成を有するファクシミリ装置において、文字認識部105がOCR機能でサブアドレスを認識し、そのサブアドレスに対して転送するまでの動作について説明する。
【0027】
まず、パラメータ解析部107は、パラメータ格納部108に格納した所定のパラメータにOCR機能の使用指示があるか否かについて確認する。所定のパラメータにOCR機能の使用が指示されている場合、パラメータ解析部107は、文字認識部105にOCR機能の使用命令およびサブアドレス表示欄の座標データを転送する。
【0028】
これらの命令および座標データを受け取ると、文字認識部105は、受信画像格納部104に格納されたイメージデータ上のサブアドレス表示欄の座標データに対応する部分をOCR機能によりキャラクターコードに読み替える。その後、文字認識部105は、この読み替えたサブアドレスを認識結果格納部106に転送する。認識結果格納部106は、このサブアドレスを格納する。
【0029】
一方、パラメータ解析部107は、パラメータ格納部108に格納した所定のパラメータにおいて、いずれの中継形態指示が指定されているかについて確認する。
【0030】
所定のパラメータにファクシミリ装置による転送が指定されている場合、パラメータ解析部107は、送受信制御部102にファクシミリ転送命令を与える。送受信制御部102は、認識結果格納部106から認識したファクシミリ登録された電話番号を取り込む。また、送受信制御部102は、受信画像格納部104から格納した画像データを取り込む。これらにより、送受信制御部102は、発呼局のファクシミリ装置(以下、単に発呼局という)の指定したファクシミリのサブアドレスに対して、原稿書面のファクシミリ転送を行うことができる。
【0031】
これに対して、所定パラメータに電子メールによる転送が指示されている場合、パラメータ解析部107は、ネットワーク制御部103に電子メール転送命令を与える。ネットワーク制御部103は、認識結果格納部106から認識した電子メールアドレスを取り込む。また、ネットワーク制御部103は、受信画像格納部104から格納した画像データを取り込む。ネットワーク制御部103は、このイメージデータを添付ファイルに変換する。これらにより、ネットワーク制御部103は、発呼局の指定した電子メールのサブアドレスに対して、原稿書面の電子メール転送を行うことができる。
【0032】
次いで、上記構成を有するファクシミリ装置の伝送制御手順について、図2を用いて説明する。図2は、グループ3機器のファクシミリ装置の伝送制御手順におけるフェーズB以降の処理について示した図である。
【0033】
発呼局が着呼局のファクシミリ装置(以下、単に着呼局という)に対するフェーズAの処理を終了すると、着呼局は、装置内に備える標準機能をDIS信号にのせて送信する。このとき、DIS信号には、OCR機能を有するという情報が含まれている。
【0034】
次いで、発呼局は、DIS信号に基づいて当該ファクシミリ通信における設定命令をDCS信号にのせて送信する。この設定命令は、例えば、OCR機能の使用指示、中継形態指示およびOCR機能による読取座標指定等を含んでいる。なお、OCR機能の使用指示および中継形態指示については、送信時に使用者の指示に基づいて指定されるものである。その後、発呼局は、モデムパラメータの設定を行うため、トレーニング信号およびTCF信号の送信を行う。そして、送信に対する全ての準備が完了すると、発呼局は、画像信号の送信を開始する。
【0035】
次いで、図3を用いて、上記DIS信号あるいはDCS信号等の制御信号の伝送形式について説明する。図3(a)は、一般的な制御信号の伝送に用いられるHDLCフレーム構成図である。図3(a)中に示すように、HDLCフレームは、情報フィールドを含んでいる。この情報フィールドは、ファクシミリ制御フィールドFCFとファクシミリ情報フィールドFIF(以下、FIFという)とに分けられる。DIS信号およびDCS信号は、このFIFにおける情報として処理される。FIFにおいて、DIS信号およびDCS信号には、FIF符号表に基づく32ビットが割り当てられる。このFIF符号表は、32ビット目に拡張ビットが設定されている。
【0036】
DIS信号における拡張ビットセットを図3(b)に示す。FIF符号表に基づく32ビット目の拡張ビットに「1」を立てると、FIFにおいて、送信できる領域が拡張される。着呼局は、この拡張された領域にOCR機能を有することを登録できる。発呼局は、このDIS信号を受信することにより、着呼局がOCR機能を有することを認識することができる。
【0037】
DCS信号における拡張ビットセットを図3(c)に示す。DIS信号と同様に、FIF符号表に基づく32ビット目に拡張ビットに「1」を立てると、FIFにおいて、送信できる領域が拡張される。発呼局は、この拡張された領域にOCR機能の使用指示、中継形態指示およびOCR機能による読取座標指定等の情報を登録できる。図3(c)において、処理指示欄には、着呼局のOCR機能の使用指示または転送の中継形態指示が登録される。認識対象領域数欄には、OCR機能で読み取りを行う対象領域の数が登録される。続いて、これらの対象領域の数に応じて、具体的な読取座標が登録される。転送領域指示欄には、原稿の転送を希望する領域が登録される。
【0038】
次いで、本発明の一実施の形態に係るファクシミリ装置が原稿を送信する場合の動作について具体的に説明する。図4は、本発明の一実施の形態に係るファクシミリ装置の発呼局の動作を示すフロー図である。図5は、本発明の一実施の形態に係るファクシミリ装置の着呼局の動作を示すフロー図である。図6は、専用原稿書面内においてサブアドレスを指定した原稿送信面である。
【0039】
図6において、原稿送信面601上には、OCR読取領域602aおよび602bと転送領域603とが設けられている。OCR読取領域602aおよび602bは、着呼局のOCR読取装置で読み取るためのサブアドレスを表示する。転送領域603は、発呼局が所望の原稿を表示する。図6は、発呼局がファクシミリ転送する場合において、OCR読取領域602aおよび602bに、ファクシミリ登録された電話番号が記入された例を示している。
【0040】
以下、図4を用いて、発呼局が図6に示す原稿を送信する場合のフローについて説明する。
【0041】
まず、発呼局は、工程401(ST401)において、転送依頼の有無を決定する。これにしたがい、送受信制御部102が着呼局に発呼する。転送依頼を行わない場合は、ST402において、発呼局は、通常送信処理を行う。これに対して、同報依頼を行う場合、発呼局は、ST403において、着呼局から受信するDIS信号により、着呼局がOCR機能を有するか否かを判定する。このとき、判定は、DIS信号における拡張ビットにOCR機能を有することを示すフラグが立っているか否かによって行われる。
【0042】
着呼局がOCR機能を有しないと認識した場合、発呼局では、ST404において、エラー表示が行われ、その後、送信が終了する。これに対して、着呼局がOCR機能を有すると認識した場合、ST405において、送受信制御部102は、DCS信号におけるパラメータの構成を行う。すなわち、DCS信号における拡張ビットに拡張機能の使用を示すフラグを立てる。これにより、送信できる領域を拡張し、この領域にパラメータを特定する情報を登録する。具体的にいうと、OCR機能の使用指示、中継形態指示、図6中に示すOCR読取領域602aおよび602bの座標指定および転送領域603指定を登録する。この登録を終了すると、送受信制御部102は、ST406において、このDCS信号を送信する。
【0043】
次いで、送受信制御部102は、ST407において、送信原稿書面の画像データを送信する。次に、送受信制御部102は、ST408において、画像データの送信が正常に行われたか否かについて判断する。
【0044】
画像データの送信が正常に行われない場合、発呼局では、ST404において、エラー表示が行われ、送信を終了する。これに対して、画像データの送信が正常に行われた場合、送信処理の全ての工程を終了する。
【0045】
以下、図5を用いて、着呼局が図6に示す原稿を受信および転送する場合のフローについて説明する。
【0046】
まず、着呼局において、発呼局からの転送依頼を着呼すると、ST501において、送受信制御部102は、DIS信号を送信する。このとき、DIS信号における拡張ビットには、OCR機能を有することを示すフラグが立っている。
【0047】
次いで、送受信制御部102は、ST502において、発呼局からのDCS信号の受信を確認する。送受信制御部102がDCS信号を正常に受信しない場合、ST503において、受信処理が中断され、受信を終了する。これに対して、送受信制御部102がDCS信号を正常に受信した場合、パラメータ解析部107は、ST504において、DCS信号における拡張ビットにOCR機能の使用を示すフラグが立っているか否かの判定を行う。
【0048】
DCS信号にける拡張ビットにOCR機能の使用を示すフラグが立っていない場合、着呼局では、ST505において、通常の受信処理を行う。これに対して、DCS信号における拡張ビットにOCR機能の使用を示すフラグが立っている場合、着呼局では、ST506において、DCS信号のうち、拡張された領域に登録されたパラメータをパラメータ格納部108に格納する。
【0049】
次いで、送受信制御部102は、ST507において、画像データの受信を行う。次に、ST508において、この画像データの受信が正常に行われたか否かの確認を行う。画像データの受信が正常に行われない場合、ST503において、受信処理が中断され、受信を終了する。これに対して、画像データの受信が正常に行われると、ST509において、画像データの受信を終了する。
【0050】
次いで、文字認識部105は、ST510において、1ページ目のOCR読取領域をOCR読取装置で読み取る。具体的にいうと、図6中に示すOCR読取領域602aおよび602bをOCR読取装置で読み取る。このとき、パラメータ解析部107は、文字認識部105にパラメータ格納部108に格納したパラメータのうち、OCR読取領域602aおよび602bの座標データを転送する。
【0051】
次いで、文字認識部105は、ST511において、OCR読取領域に表示されたサブアドレスの認識の確認を行う。サブアドレスの認識ができない場合、ST512において、送受信制御部102は、発呼局に対してその旨の通知を行う。これに対して、サブアドレスの認識ができた場合、パラメータ解析部107は、ST513において、パラメータ格納部108に格納したパラメータの中継形態指示の確認を行う。すなわち、ファクシミリ装置による転送依頼であるか電子メールによる転送依頼であるかの判定を行う。
【0052】
ファクシミリ装置による転送依頼である場合、ST514において、着呼局では、ファクシミリ装置による転送の処理を行う。すなわち、パラメータ解析部107は、送受信制御部102にファクシミリ転送命令を与える。送受信制御部102は、認識結果格納部106から認識したファクシミリ登録された電話番号を取り込む。また、送受信制御部102は、受信画像格納部104から格納した画像データを取り込む。
【0053】
これに対して、電子メールによる転送依頼である場合、ST515において、着呼局では、電子メールによる転送の処理を行う。すなわち、パラメータ解析部107は、ネットワーク制御部103に電子メール転送命令を与える。ネットワーク制御部103は、認識結果格納部106から認識した電子メールアドレスを取り込む。また、ネットワーク制御部103は、受信画像格納部104から格納した画像データを取り込む。
【0054】
次に、送受信制御部102は、ST516において、これらの転送処理のエラーの確認を行う。エラーが発生した場合、送受信制御部102は、ST512において、発呼局に対して、その旨の通知を行う。これに対して、エラーが発生することなく、正常に処理が終了した場合、受信処理の全ての工程および転送処理の全ての工程を終了する。
【0055】
このように、本実施の形態のファクシミリ装置によれば、着呼局は、OCR機能を有することを示すフラグを立てたDIS信号を発呼局に送信する。これに基づいて、発呼局は、画像データ上のOCR読取領域および転送領域等を指定したDCS信号を送信する。このため、着呼局では、指定されたOCR読取領域に対応する部分についてのみOCR読取動作を限定することができる。これにより、OCR読取装置が余計な部分を読み取ることがなくなる。この結果、OCR読取装置の読取動作を効率的に行うことができる。
【0056】
また、本実施の形態では、OCR読取領域にサブアドレスとして、ファクシミリ登録された電話番号あるいは電子メールアドレスのいずれか一方のみを指定して転送を行うファクシミリ装置について説明したが、いずれか一方のみに限定せず、両方を指定して転送を行うことも可能である。
【0057】
また、本実施の形態では、設定命令にOCR読取領域の座標データ等を設定し、この座標データに記入されたサブアドレスをOCR読取装置で読み取り、ファクシミリ転送等の転送先を認識するというOCR機能の活用について説明した。しかし、このような転送先の認識等に限定することなく、任意の処理内容を発呼局からの設定命令に設定し、その処理の実現のためにOCR機能を有効に活用することもできる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発呼局において、判定手段が着呼局の標準機能を示す制御信号の解析を行い、着呼局がOCR機能を有することを示す情報を検出した場合、命令設定手段がOCR機能の使用指示とOCR機能による読取座標を指定するパラメータを設定命令に設定する。このため、着呼局の認識手段は、指定された読取座標が示す領域についてのみ読取動作を限定することができる。これにより、OCR読取領域を指定せず、開始マークと終了マークとを認識することにより、OCR読取領域を認識する従来のファクシミリ装置に比べて、OCR読取動作の効率化が図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係るファクシミリ装置の伝送制御手順を説明するためのシーケンス図
【図3】上記実施の形態に係るファクシミリ装置の制御信号の構成図
【図4】上記実施の形態に係るファクシミリ装置の発呼局の動作を説明するためのフロー図
【図5】上記実施の形態に係るファクシミリ装置の着呼局の動作を説明するためのフロー図
【図6】上記実施の形態に係るファクシミリ装置に使用する専用原稿の一例を示す図
【図7】従来のファクシミリ装置に使用する専用原稿の一例を示す図
【符号の説明】
102 送受信制御部
103 ネットワーク制御部
104 受信画像格納部
105 文字認識部
106 認識結果格納部
107 パラメータ解析部
108 パラメータ格納部
601 原稿送信面
602 OCR読取領域
603 転送領域

Claims (4)

  1. 発呼局と着呼局との間でファクシミリの所定の伝送制御手順を実行して、発呼局の原稿画像データを着呼局より転送するファクシミリシステムであって、発呼局が、着呼局から送られる標準機能を示す制御信号を解析して着呼局のOCR機能の有無を判定する判定手段と、この判定手段により着呼局がOCR機能を有すると判定した場合、着呼局に対する設定命令にOCR機能の使用指示、OCR機能による読取座標の指定、中継形態の指示、前記原稿画像データの転送領域の指定に対応するパラメータを設定する命令設定手段とを有し、着呼局が、前記命令設定手段により設定された前記パラメータを解析して前記読取座標で指定された領域の前記原稿画像データを読み取って転送先を認識する認識手段と、この認識手段により認識された転送先へ前記中継形態で指示された転送形態により前記転送領域で指定された領域の前記原稿画像データを転送する転送処理手段とを有したこと、を特徴とするファクシミリシステム
  2. 前記転送処理手段は、前記中継形態で指示された転送形態を確認し、ファクシミリ転送と電子メール転送との一方または両方で、前記原稿画像データの転送を行なうことを特徴とする請求項1記載のファクシミリシステム
  3. 発呼局と着呼局との間でファクシミリの所定の伝送制御手順を実行して、発呼局の原稿画像データを着呼局より転送する画像転送制御方法であって、発呼局が、着呼局から送られる標準機能を示す制御信号を解析して着呼局のOCR機能の有無を判定する判定工程と、この判定工程により着呼局がOCR機能を有すると判定した場合、着呼局に対する設定命令にOCR機能の使用指示、OCR機能による読取座標の指定、中継形態の指示、前記原稿画像データの転送領域の指定に対応するパラメータを設定する命令設定工程とを有し、着呼局が、前記命令設定工程により設定された前記パラメータを解析して前記読取座標で指定された領域の前記原稿画像データを読み取って転送先を認識する認識工程と、この認識工程により認識された転送先へ前記中継形態で指示された転送形態により前記転送領域で指定された領域の前記原稿画像データを転送する転送処理工程とを有したこと、を特徴とする画像転送制御方法。
  4. 前記転送処理工程で、前記中継形態で指示された転送形態を確認し、ファクシミリ転送と電子メール転送との一方または両方で、前記原稿画像データの転送を行なうことを特徴とする請求項3記載の画像転送制御方法。
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