JP4183528B2 - 放送受信装置、放送再送信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送受信装置および放送再送信システムに関し、具体的には、衛星や地上波等によるデジタル放送を受信して蓄積し、その蓄積した放送を再送信したときの選局や予約に関する。
【0002】
【従来の技術】
BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送やCS(Communication Satellite)デジタル放送などのデジタル放送(データ放送)を一旦受信し、ケーブルテレビに再送信する方式として、非特許文献1の「1−4 CS再送信」に再多重SI変換という方式がある。この方式は番組編成を変更し、これに合わせてPSI/SI(Program Specific Information /Service Information)と呼ばれる番組編成などの情報を再送信装置で変更して再送信する方式で、リマックス方式と呼ばれている(特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−350180号公報
【特許文献2】
特開2002−320213号公報
【非特許文献1】
(社)日本CATV技術協会・(社)電子機械工業会編纂、「こんなにあるCATVシステム デジタルCATV導入のための解説書」、
(社)日本CATV技術協会・(社)電子機械工業会、1999年5
月20日、9頁「1−4 CS再送信」
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のリマックス方式で再送信すると、元の放送から番組編成が変更されているために、元の放送と同じチャンネル番号等で選局することができない。このため、例えば、今までCSデジタル放送を受信していたユーザが、リマックス方式による再送信で受信しようとすると、チャンネル番号が変更されていて混乱するという問題があった。
【0005】
また、コンテンツ中で参照している他番組についても、チャンネル番号が再送信により変更されてしまい、その番組を参照できなくなるという問題もあった。
【0006】
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、蓄積型デジタル放送において、元の放送と同じ方法で選局・予約できるようにする放送受信装置および放送再送信システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明の放送再送信装置では、再送信時に再送信前の元の番組編成情報で使用されている番組識別情報を付加して再送信する。
放送受信装置では、この放送再送信装置で送信した再送信前の元の番組識別情報を用いて元の番組編成に基づく番組表を生成し、この番組表に基づいて番組の選局や予約を行う。
放送再送信システムでは、この放送再送信装置と複数台のこの放送受信装置から構成される。
【0008】
以上の構成により、再送信前の元のチャンネル番号で受信することが可能となり、従来の方法に慣れたユーザが混乱しなくなる。
また、再送信前の元の放送ごとの番組表を利用することが可能となるので、再送信前の元の放送ごとのチャンネル番号で選局したり、視聴や録画を予約することが可能となる。
また、デジタル放送のコンテンツの中身を変更せずに、デジタル放送が参照している他の番組を参照できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る放送再送信システムの構成例を示すブロック図である。図1において、放送再送信システムは、放送再送信装置108と放送を視聴するための複数の放送受信装置107で構成される。
【0010】
放送再送信装置108は、再送信する元放送を受信するための放送受信装置101〜102、ケーブルテレビ局で作成する自主放送を生成する自主放送装置103、元放送の番組識別情報を取得し、この情報の中から再送信される番組に関する番組識別情報だけを抽出する元番組識別情報抽出装置104、再送信用に新たに編成された番組の番組編成情報を生成し、この番組の番組識別情報と元番組識別情報抽出装置104から抽出された元番組識別情報の対応情報を番組編成情報に挿入して送信する番組編成情報生成装置105、番組編成情報生成装置105からの番組編成情報と装置101〜103で受信および生成された放送を再多重して送信する再多重化装置106から構成される。
本実施形態の説明では、放送受信装置を2台としているが、2台以上の放送受信装置を有する場合にも同様に適用できる。
【0011】
(A)放送再送信装置108
次に、放送再送信装置108について説明する。
図2は、図1の放送再送信装置108による番組編成の変更のうち、チャンネルに関する変更を示した図である。以下、番組編成については、チャンネルに限定して説明するが、個々の番組も含めても同様に実現できる。
【0012】
図2において、201〜202は元放送の番組編成を示し、203はケーブルテレビ局の自主放送の番組編成を示し、204は再送信の番組編成を示す。例えば、放送AのチャンネルA1は、再送信時は再送信放送チャンネルD1として放送されるものとする。
【0013】
図3は、図1における番組編成情報生成装置105の各番組の番組編成情報を生成する処理を示すフローチャートである。
先ず、番組の編成情報を生成する(ステップS301)。
次に、その番組が再送信による番組か否かを判断する(ステップS302)。
ケーブルテレビ放送局の自主放送などの再送信でない番組の場合(ステップS302のNO)、番組編成情報を再多重装置へ送信し(ステップS303)、処理を終了する。
【0014】
一方、再送信番組の場合(ステップS302のYES)、その番組の元番組識別情報を取り込んで現番組識別情報と元番組識別情報の対応情報を生成し(ステップS304)、番組編成情報を再多重装置へ送信し(ステップS303)、処理を終了する。
【0015】
上記の処理(図3)により、放送とチャンネル番号を識別情報として表現された図2から、再送信におけるチャンネルに関する番組識別情報の対応情報は図4のように作成される。
【0016】
尚、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)のデジタル放送においては、network_id,service_idなどの識別情報を用いることにより、同様に対応情報を作成することができる。即ち、ARIBのデジタル放送の規定において、放送はネットワークに相当し、ARIB TR−B15の「9.1ネットワーク構成」には、「ARIB STD−B10により、ネットワークとは一つの分配システムに対して規定されるMPEG2−TS多重の集まりに対して規定されるものであり、BSデジタル放送では、例えばBS−4後発機によるデジタル放送に対してネットワークが規定される。ネットワークは、BSデジタル放送に対して付与されるnetwork_idにより識別される。」と記載されている。
【0017】
チャンネルは、サービスに相当し、ARIB TR−B15の「8.1サービスおよびサービスタイプの定義」には、「サービスは、いわゆる編成チャンネルのことであり、「委託放送事業者が編成する、スケジュールの一環として放送可能な番組の連続」(ARIB B10 3.1項から引用)と定義される。サービスは、NITのサービスリスト記述子中にservice_idが記述された段階で定義されたものとする。」と記載されており、サービスはservice_idで識別される。
【0018】
図5は、サービスに関する対応情報をARIBのデジタル放送で送る時に用いる記述子の例である。
図5において、descriptor_tagは、この記述子が対応情報記述子であることを示すフィールドである。descriptor_lengthは、この記述子の記述子長を示すフィールドである。service_idは、現在送信されているサービス識別子を示すフィールドである。original_service_idは、service_idに対応する元のサービス識別子を示すフィールドである。
【0019】
ARIBのデジタル放送で元の番組識別情報としてサービスを使用する場合、放送再送信装置108の番組編成情報において、当該記述子をARIB TR−B15「31.1.3.NIT第2ループ(TSループ)に挿入する記述子」に記載の記述子と同様にNIT第2ループを挿入することによって、本発明を実現できる。
【0020】
(B)放送受信装置107
次に、放送受信装置107について説明する。
図6は、放送受信装置107の機能構成を示すブロック図であり、同図において、放送受信装置107は、放送再送信装置108からの信号を受けて、多重されている番組や番組編成情報などを分ける受信手段601、要求された番組識別情報の番組を選局する選局手段602、使用者からの入力を受け、また使用者に対して情報を提示する入出力手段603、指定された番組識別情報を持つ番組が番組リスト606にあるかどうかを判定する番組リスト表判定手段604、受信した放送中にある番組リストを生成する番組リスト生成手段605、番組リスト生成手段605により生成された番組リスト606、元番組識別情報と現番組識別情報の対応情報のリストを生成する対応情報リスト生成手段607、対応情報リスト生成手段607で生成された元番組識別情報と現番組識別情報の対応情報リスト608、予約リスト610に従って選局手段602で選局させて視聴または録画させるための予約リスト610を管理する予約手段609、予約手段609によって管理される予約リスト610から構成される。
【0021】
図7は、選局手段602の番組選局処理を示すフローチャートである。
先ず、選局を要求された番組識別情報が元番組の識別情報か再送信後の現在の番組識別情報かどうかを判断する(ステップS701)。この判断は、番組リスト606を検索することによって行うことができる。すなわち、番組リスト606に存在すれば、入力された番組識別情報は再送信後の現番組識別情報と判定し、存在しなければ元番組識別情報と判定する。尚、元の番組識別情報と現在の番組識別情報に重複はないものとする。
【0022】
元番組の識別情報による選局である場合(ステップS701のYES)、元番組識別情報と現番組識別情報の対応情報リスト608を検索し、対応情報リスト608中に見つからなければ(ステップS702のNO)、エラー処理を行い(ステップS705)、終了する。
【0023】
一方、対応情報リスト608中に見つかれば(ステップS702のYES)、現番組識別情報を取得して(ステップS703)、得られた現番組識別情報で番組を選局し(ステップS704)、終了する。
【0024】
また、元番組の識別情報による選局でない場合(ステップS701のNO)、入力された番組識別情報は再送信後の現番組識別情報であるとして、この入力された現番組識別情報で番組を選局し(ステップS704)、終了する。
【0025】
図8は、再送信による番組の番組表から元の放送の番組表を生成する手順を説明する図であり、同図において、801は番組識別情報の対応情報リスト、802は再送信による番組の番組表、803は元の放送である放送Aの番組表、804は元の放送である放送Bの番組表である。
【0026】
先ず、番組表802のチャンネルD1について、対応情報リスト801を検索し、元番組識別情報(放送A、チャンネルA1)を取得し、放送Aの番組表803のA1チャンネルの欄へ番組表802のチャンネルD1の欄の内容をコピーする。尚、実際にコピーせずに、リンクを設定するなどの方法で番組表に必要なメモリの消費量を小さくすることもできる。
同様の処理を番組表802のすべてのチャンネルに対して行うことにより、元放送の番組表803、804を生成する。
【0027】
図9は、予約手段609の予約リスト作成処理を示すフローチャートである。ここでは、この処理は予約情報として、(予約開始時間、予約終了時間、番組識別情報)が入出力手段603から得られた後の処理について説明する。
【0028】
先ず、予約を要求された番組識別情報が元番組の識別情報か再送信後の現在の番組識別情報かどうか判断する(ステップS901)。この判断は、番組リスト606を検索することによって行うことができる。即ち、番組リスト606に存在すれば、入力された番組識別情報は再送信後の現番組識別情報と判定し、存在しなければ元番組識別情報と判定する。
【0029】
予約を要求された番組識別情報が元番組の識別情報による予約の場合(ステップS901のYES)、元番組識別情報と現番組識別情報の対応情報リスト608を検索し、対応情報リスト608中に見つからなければ(ステップS902のNO)、エラー処理を行い(ステップS905)、予約リスト作成処理を終了する。
【0030】
一方、対応情報リスト608中に見つかれば(ステップS902のYES)、現番組識別情報を取得し、予約情報の番組識別情報を得られた現番組識別情報と置き換えて(ステップS903)、得られた予約情報を予約リスト610に追加して(ステップS904)、処理を終了する。
【0031】
また、予約を要求された番組識別情報が元番組の識別情報による予約でない場合(ステップS901のNO)、入力された予約情報を予約リスト610に追加して(ステップS904)、処理を終了する。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リマックスされた再送信による放送において、直接オリジナルの放送を受信している場合と同じチャンネル番号で選局・予約することができるようになり、従来の方法に慣れたユーザが混乱しなくなる。
また、デジタル放送のコンテンツの中身を変更せずに、デジタル放送が参照している他の番組を参照できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る放送再送信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る放送再送送信装置による番組編成の変更を説明するための図である。
【図3】本発明の実施形態の各番組の番組編成情報を生成する処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態における番組識別情報の対応情報を示す例である。
【図5】本発明の実施形態に係る放送再送送信装置において、番組編成情報に挿入する元番組と現番組の対応情報のデータ構造例である。
【図6】本発明の実施形態に係る放送受信装置の機能構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態における選局処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態における元の放送の番組表の作成方法を説明するための図である。
【図9】本発明の実施形態における予約リスト作成処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101,102…放送受信装置、103…自主放送装置、104…元番組識別情報抽出装置、105…番組編成情報生成装置、106…再多重化装置、107…放送受信装置、108…放送再送信装置、601…受信手段、602…選局手段、603…入出力手段、604…番組リスト判定手段、605…番組リスト生成手段、606…番組リスト、607…対応情報リスト生成手段、608…対応情報リスト、609…予約手段、610…予約リスト、801…対応情報リスト、802,803…番組表。
Claims (4)
- 再送信時の現番組識別情報と、再送信前の元の番組編成情報で使用されている元番組識別情報とを挿入して再送信された放送を受信したときに、元番組識別情報と現番組識別情報とを取り出して対応情報として対応情報リストを生成する対応情報リスト生成手段と、放送中の番組情報から番組リストを生成する番組リスト生成手段と、使用者から所望の番組識別情報の入力を受け付ける入力手段と、前記所望の番組識別情報で示される番組が前記番組リストにあるか否かを判定する番組リスト表判定手段と、前記番組リスト表判定手段により、前記所望の番組識別情報が前記番組リストにあると判断された場合は、前記所望の番組識別情報で示される番組を選局し、前記所望の番組識別情報が前記番組リストにないと判断された場合は、前記所望の番組識別情報と同じ前記対応情報リストの元番組識別情報に対応する現番組識別情報を取得して、該現番組識別情報で示される番組を選局する選局手段と、を備えたことを特徴とする放送受信装置。
- 請求項1記載の放送受信装置において、前記対応情報リストと前記番組リストから、元の番組編成に基づく番組表を生成する元番組表生成手段を備えることを特徴とする放送受信装置。
- 請求項1または2記載の放送受信装置において、前記番組リスト表判定手段により、前記入力手段で受け付けた予約対象の番組識別情報が前記番組リストにあると判断された場合は、前記予約対象の番組識別情報で示される番組を予約し、前記予約対象の番組識別情報が前記番組リストにないと判断された場合は、前記予約対象の番組識別情報と同じ前記対応情報リストの元番組識別情報に対応する現番組識別情報を取得して、該現番組識別情報で示される番組を予約する予約手段を備えることを特徴とする放送受信装置。
- 再送信時の現番組識別情報と、再送信前の元の番組編成情報で使用されている元番組識別情報とを挿入して再送信する放送再送信装置と請求項1乃至3のいずれか記載の放送受信装置によって構成される放送再送信システム。
Priority Applications (1)
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| JP2003049007A JP4183528B2 (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 放送受信装置、放送再送信システム |
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| JP2003049007A JP4183528B2 (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 放送受信装置、放送再送信システム |
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