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JP4183647B2 - モーア - Google Patents
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本発明は、ハウジングの内部にブレードを機体上下向きの回転支軸によって駆動回動自在に設けたモーアに関する。
上記モーアにおいて、従来、例えば本出願人が出願した特願2002−289924号に示されるように、ハウジングの内面側にシート状制振材を貼設したものがあった。
上記モーアにあっては、回動するブレードによる風切音のために騒音が大きくなる。この騒音の低減を発泡ウレタンなどの吸音材によって行なうに当たり、ハウジング内面に貼設する上記技術を採用すると、ハウジング内の刈り草や刈り芝の排出通路が吸音材のために狭くなりがちであった。吸音材にあっては制振材に比して嵩高になりがちであることにより、殊に騒音低減が効果的に得られるようにすると嵩が著しく高くなることにより、排出通路が狭くなっていた。
本発明の目的は、上記問題発生を回避しながら吸音材によって騒音低減を行なうことができるモーアを提供することにある。
本第1発明にあっては、ハウジングの内部にブレードを機体上下向きの回転支軸によって駆動回動自在に設けたモーアにおいて、
前記ハウジングの内部に設けられた前記回転支軸の前記ブレード取付箇所よりも上部側に、前記回転支軸の周囲に位置する筒形の吸音材を内部に収容したカバーを設け、
前記カバーは、前記吸音材の全周囲に沿った筒形のカバー本体と、前記カバー本体の下端部に連らなる連結板部とを備え、このカバーを前記ブレードとは別体に構成して前記回転支軸に一体回転自在に支持させるとともに、前記カバー本体に吸音用の貫通孔を設けてある。
すなわち、刈り草や刈り芝はブレードの回動によって発生する風によってハウジング内を移送され、ブレードの回転支軸の付近を通らないで排出される。ブレードの回転支軸の周囲に吸音材を設けてあるものだから、吸音材が刈り草や刈り芝の排出通路に入り込んでこの排出通路が狭くなることがないようにしながら、ブレードによって発生する風切音の音波が吸音材によって吸収されてハウジング外に出る騒音を低減することができる。
従って、本第1発明によれば、吸音材によって騒音低減を行なって極力静かに作業することができるものでありながら、刈り草や刈り芝が吸音材による障害を受けないで流動してスムーズにハウジング外に排出されるようになる。
すなわち、ハウジング内で石などが飛び跳ねることがあっても、カバーのために吸音材には当たらないとか当たりにくくて吸音材が破損しなくなる。
従って、本第発明によれば、ハウジング内で石などが飛び跳ねても吸音材が破損や損傷しないように耐久性の富んだものになる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する
図1に示すように、左右一対の操向及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動自在な後車輪2、エンジン3を有した原動部、この原動部の後方に位置する運転座席4が装備された運転部、前記エンジン3からの駆動力を静油圧式の無段変速装置(図示せず)によって前進や後進駆動力に変換するとともに前進側においても後進側においても無段階に変速して前後輪1,2に伝達する走行駆動装置5を備えた自走車体の車体フレーム6の前後輪間に、リンク機構7を介してモーア10を連結するとともに、前記走行駆動装置5の動力取り出し軸5aから回転軸8を介してモーア10の入力軸21に動力伝達するように構成して、乗用型草刈り機を構成してある。
すなわち、前記リンク機構7の後部リンク7aをリフトシリンダ(図示せず)によって上下に揺動操作すると、リンク機構7が昇降操作されてモーア10をゲージ輪11が地面上に接地した下降作業状態と、ゲージ輪11が地面上から浮上した上昇非作業状態とに昇降操作する。モーア10を下降作業状態にして自走車体を走行させると、モーア10がハウジング12の内部に位置するブレード13によって草刈りや芝刈り処理を行なっていく。
モーア10についてさらに詳述すると、図3,4,5に示すように、モーア10は、天板12a、この天板12aの周囲に連設された側壁板12b、前記天板12aの内面側に連設されたバキュームプレート12cなどを有した前記ハウジング12、このハウジング12の内部の機体横方向に並ぶ複数箇所に設けた前記ブレード13、前記ハウジング12の前記天板12aの上面側に設けた駆動機構20を備えて構成してある。
図4などに示すように、前記各ブレード13は、天板12aにボルト連結された支軸ホルダー14、この支軸ホルダー14を回転自在に挿通しているとともに下端側がブレード13の中間に対して一体回動自在に連結した機体上下向きの回転支軸15を介して天板12aに回転自在に支持されている。
図2,4に示すように、前記駆動機構20は、前記入力軸21を回転自在に備えた入力兼伝動ケース22、前記複数枚のブレード13のうちの機体横方向での中央に位置するブレード13の前記回転支軸15と、前記入力軸21とを連動させるように構成して前記入力兼伝動ケース22の内部に設けたベベルギヤ機構23、各ブレード13の前記回転支軸15の前記天板12aの上面側に位置する部位に一体回転自在に連結されたベルトプーリ24、天板12aの上面側に設けたガイド兼テンションプーリ25にわたって巻回された伝動ベルト26を備えて構成してある。
図4に示すように、ハウジング12の内部の機体中央部に位置するブレード13を支持する部位に吸音発泡ウレタン30、及び、この吸音発泡ウレタン30を収容するカバー31を設けてある。
吸音発泡ウレタン30は、ブレード13の回転支軸15の全周囲にわたって位置するように支軸ホルダー14に外嵌する筒形に構成してある。カバー31は、筒形のカバー本体31a、及び、このカバー本体31aの下端部に連結するとともに回転支軸15が挿通する支軸孔32を有した連結板部31bを備えて構成してあり、連結板部31bがブレード13との共締めによって回転支軸15に締め付け連結されることによって回転支軸15に一体回転自在に支持されるようになっている。また、カバー本体31aで吸音発泡ウレタン30を収容することによってこの吸音発泡ウレタン30をこれの全周囲にわたって覆うようになっている。カバー31の前記カバー本体31aに、このカバー本体31aの上下方向及び周方向に並ぶ複数の貫通孔33を設けてある。各貫通孔33は、回動するブレード13のために発生する風切音の音波を吸音発泡ウレタン30に入り込みやすくしている。カバー31としては、カバー本体31aの外径D1がブレード13の外径D2の約2/3の大きさになるまでの大きさを有するものを採用しても、ブレード13によって発生する風による刈り草や刈り芝の搬送を支障なく行なえる。
前記機体中央部のブレード13以外の外側のブレード13を支持する部位にも吸音発泡ウレタン30、及び、この吸音発泡ウレタン30を収容するカバー31を設けてある。この外側ブレード13に対応する吸音発泡ウレタン30、及びカバー31も、中央部ブレード13に対応する吸音発泡ウレタン30及びカバー31と同様に構成してあり、外側ブレード13に対応する吸音発泡ウレタン30及びカバー31についての詳細な説明は省略する。
これにより、モーア10は、エンジン3から走行駆動装置5及び回転軸8を介して入力軸21に伝達された駆動力をベベルギヤ機構23を介して機体中央部のブレード13の回転支軸15に、伝動ベルト26を介してその他のブレード13の回転支軸15にそれぞれ伝達して各回転支軸15を駆動し、各ブレード13をこれに連結する回転支軸15によって回転支軸15の機体上下向きの軸芯まわりで回転駆動し、各ブレード13によって草や芝を切断する。そして、回転する各ブレード13によって発生する風切音の音波を吸音発泡ウレタン30によって吸収させながら、各ブレード13の起風フィン13aによって風を発生させ、この風によって刈り草や刈り芝をハウジング12の内部をハウジング12の横一端側に位置する図2,3の如き排出口16に向けて流動させてこの排出口16からハウジング12の外部に排出する。また、回転するブレード13のためにハウジング12の内部に石などが飛び跳ねることがあっても、カバー31によって吸音発泡ウレタン30に当たることを回避しながら刈取り処理を行なっていく。
〔別実施形態〕
吸音発泡ウレタン30に替えて、吸音コルクや吸音綿などを採用しても本発明の目的を達成することができるのであり、これら発泡ウレタン30、吸音コルク、吸音綿などを総称して吸音材30と呼称する。
乗用型草刈り機全体の側面図 モーアの平面図 モーアの底面図 モーアの中央ブレード配設部の断面図
符号の説明
12 ハウジング
13 ブレード
15 回転支軸
30 吸音材
31 カバー

Claims (1)

  1. ハウジングの内部にブレードを機体上下向きの回転支軸によって駆動回動自在に設けたモーアであって、
    前記ハウジングの内部に設けられた前記回転支軸の前記ブレード取付箇所よりも上部側に、前記回転支軸の周囲に位置する筒形の吸音材を内部に収容したカバーを設け、
    前記カバーは、前記吸音材の全周囲に沿った筒形のカバー本体と、前記カバー本体の下端部に連らなる連結板部とを備え、このカバーを前記ブレードとは別体に構成して前記回転支軸に一体回転自在に支持させるとともに、前記カバー本体に吸音用の貫通孔を設けてあるモーア。
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