JP4186583B2 - データ送受信システム及び移動端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ送受信システム及び移動端末装置にかかり、特に、移動体(車両や携帯端末)にデータ通信用の通信モジュールが搭載され、その通信モジュールを介すことなく通話(音声通信)を行うことが可能なデータ送受信システム及び移動端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車載通信装置に携帯電話を接続して、緊急事態の発生に対応するためのサービスや各種情報を提供するサービスなどを行うセンターと通信を行うものが提案されている。
【0003】
また、特許文献1に記載の技術では、車載通信装置に接続する携帯電話が必ずしも同一の携帯電話であるとは限らないことから、その携帯電話のID(電話番号)をセンタに登録しておき、通信相手の車両の特定を可能する技術が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−173589号公報(第6−7頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、センタから携帯電話にデータを送信する場合に、データ通信と通話とを同一の携帯電話を用いて行うので、通信速度が遅かったり、通話しながらのデータ送信ができない、という問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、通話しながらのデータ送信ができると共に、データ送信要求元の移動局に確実にデータ送信することができるデータ送受信システム及び移動端末装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、固定局とデータ通信を行うデータ通信手段と、前記データ通信手段に送信すべき所定のデータを音声通話によって要求するためのデータ要求手段と、を備えた移動局と、前記データ要求手段により要求された所定のデータを、前記データ通信手段へ送信する送信手段を備えた固定局と、からなるデータ送受信システムであって、前記データ要求手段のデータ要求用固有情報と該データ要求用固有情報とは異なる前記データ通信手段のデータ通信用固有情報とに基づいて、前記データ要求手段と前記データ通信手段とを関連付ける関連付手段を備え、前記データ要求手段による音声通話の際に前記データ要求用固有情報を前記固定局に送信し、前記データ通信手段が前記データ要求手段の音声通話によって要求した所定のデータの取得要求と前記データ通信用固有情報を前記固定局に送信し、前記関連付手段の関連付けに対応する前記データ通信手段に対して、前記送信手段が前記データ要求手段の音声通話によって要求された所定のデータを送信することによって、前記データ通信手段による、前記移動局と前記固定局間のデータ通信経路と、前記データ要求手段による、前記移動局と前記固定局間のデータ要求経路と、をそれぞれ異なる通信経路で接続し、前記データ要求手段として携帯電話端末を用いてデータを要求すると共に、前記データ通信手段として車載端末を用いて要求したデータを受信することを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、データ通信手段によって固定局とデータ通信が行われ、データ要求手段によってデータ通信手段に送信すべき所定のデータが固定局に音声通話によって要求される。
【0009】
そして、固定局の送信手段では、データ要求手段によって要求された所定のデータが、データ通信手段に送信される。
【0010】
例えば、データ通信手段は、データ通信専用の通信モジュールを適用し、データ要求手段は、携帯電話等の通信端末を適用することが可能で、携帯電話による通話によって固定局に対して所定のデータを要求し、送信手段から送信される所定のデータをデータ通信手段で受け取ることができる。
【0011】
ところで請求項1に記載の発明では、関連付手段を備えており、該関連付手段によってデータ要求手段とデータ通信手段が関連付けられるので、データ通信手段による、移動局と固定局間のデータ通信経路と、データ要求手段による、移動局と固定局間のデータ要求経路と、をそれぞれ異なる通信経路で接続しても、データ要求手段とデータ通信手段をそれぞれ紐付けすることができ、確実にデータ要求手段によって要求された所定のデータを、送信すべきデータ通信手段に送信することができる。
詳細には、関連付手段は、データ要求手段用固有情報とデータ通信手段用固有情報とに基づいて、データ要求手段とデータ通信手段とを関連付ける。例えば、データ要求手段とデータ通信手段を無線電話回線を使用してそれぞれ異なる電話番号で接続する場合には、電話番号をそれぞれの固有情報とすることができ、それぞれの固有情報を用いて、データ要求手段とデータ通信手段を関連づけすることができる。
そして、データ要求手段による音声通話の際にデータ要求手段用固有情報を固定局に送信し、データ通信手段がデータ要求手段の音声通話によって要求した所定のデータの取得要求とデータ通信手段用固有情報を固定局に送信し、関連付手段の関連付けに対応するデータ通信手段に対して、送信手段が前記データ要求手段の音声通話によって要求された所定のデータを送信することによって、データ通信手段による、移動局と固定局間のデータ通信経路と、データ要求手段による、移動局と固定局間のデータ要求経路と、をそれぞれ異なる通信経路で接続し、データ要求手段として携帯電話端末を用いてデータ要求を行うと共に、データ通信手段として車載端末を用いてデータを受信することによって、データ通信とデータ要求をそれぞれ個別に通信することができるので、通話しながらのデータ通信ができる。
【0012】
また、データ要求手段により要求された所定のデータは、送信手段によってデータ通信手段に送信されるので、データ送信要求元の移動局に確実にデータ送信することができる。
【0016】
なお、関連付手段は、請求項2に記載の発明のように、データ通信手段用固有情報及びデータ要求手段用固有情報を固定局に登録する登録手段を含んで、該登録手段の登録によって関連付けを行うと共に、固定局の送信手段が、関連付けされた各固有情報に基づいて要求された所定のデータを送信することによって、確実に要求元のデータ通信手段に所定のデータを送信することができる。
【0017】
ここで、登録手段は、請求項3に記載の発明のように、データ通信手段によるデータ通信毎に登録を行うようにしてもよいし、請求項4に記載の発明のように、データ要求手段による所定のデータ要求の前に予め登録を行うようにしてもよい。
【0018】
さらに、関連付手段は、請求項5に記載の発明のように、データ通信手段用固有情報及びデータ要求手段用固有情報を移動局で認識する認識手段を含んで、該認識手段の認識によって関連付けを行うと共に、データ通信手段が、関連付けされた各固有情報に基づいて、データ要求手段によって要求した所定のデータを送信手段より取得することによって、確実に要求元のデータ通信手段に所定のデータを送信することができる。
【0019】
ここで、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のデータ送受信システムにおける移動局は、請求項6乃至請求項10の何れか1項に記載の移動端末装置を適用すること可能である。
【0020】
すなわち、請求項6に記載の発明は、所定の固定局とデータ通信を行うデータ通信手段と、前記データ通信手段に送信すべき所定のデータを音声通話によって要求するためのデータ要求手段と、を備えた移動端末装置であって、前記データ要求手段のデータ要求用固有情報と該データ要求用固有情報とは異なる前記データ通信手段のデータ通信用固有情報とに基づいて、前記データ要求手段と前記データ通信手段とを関連付ける関連付手段を更に備え、前記データ要求手段による音声通話の際に前記データ要求用固有情報を前記固定局に送信し、前記データ通信手段が前記データ要求手段の音声通話によって要求した所定のデータの取得要求と前記データ通信用固有情報を前記固定局に送信し、前記関連付手段の関連付に対応する前記データ通信手段に対して、前記固定局が前記データ要求手段の音声通話によって要求された所定のデータを送信することによって、前記データ通信手段による前記固定局とのデータ通信経路と、前記データ要求手段による前記固定局とのデータ要求経路と、をそれぞれ異なる通信経路で接続して、前記データ要求手段として携帯電話端末を用いてデータを要求すると共に、前記データ通信手段として車載端末を用いて要求したデータを受信することを特徴としている。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、データ通信手段によって所定の固定局とデータ通信が行われ、データ要求手段によってデータ通信手段に送信すべき所定のデータが音声通話によって所定の固定局に要求される。
【0022】
例えば、データ通信手段は、データ通信専用の通信モジュールを適用し、データ要求手段は、携帯電話等の通信端末を適用することが可能で、携帯電話による通話によって固定局に対して所定のデータを要求し、固定局から要求した所定のデータをデータ通信手段によって受け取ることができる。
【0023】
ところで請求項6に記載の発明では、関連付手段をさらに備えており、該関連付手段によってデータ要求手段とデータ通信手段が関連付けられるので、データ通信手段による、移動局と固定局間のデータ通信経路と、データ要求手段による、移動局と固定局間のデータ要求経路と、をそれぞれ異なる通信経路で接続しても、データ要求手段とデータ通信手段をそれぞれ紐付けすることができ、確実にデータ要求手段によって要求された所定のデータを、送信すべきデータ通信手段に送信することができる。
詳細には、関連付手段は、データ要求手段用固有情報とデータ通信手段用固有情報とに基づいて、データ要求手段とデータ通信手段とを関連付ける。例えば、データ要求手段とデータ通信手段を無線電話回線を使用してそれぞれ異なる電話番号で接続する場合には、電話番号をそれぞれの固有情報とすることができ、それぞれの固有情報を用いて、データ要求手段とデータ通信手段を関連づけすることができる。
そして、データ要求手段による音声通話の際にデータ要求手段用固有情報を固定局に送信し、データ通信手段がデータ要求手段の音声通話によって要求した所定のデータの取得要求とデータ通信手段用固有情報を固定局に送信し、関連付手段の関連付に対応するデータ通信手段に対して、固定局がデータ要求手段の音声通話によって要求された所定のデータを送信することによって、データ通信手段による固定局とのデータ通信経路と、データ要求手段による固定局とのデータ要求経路と、をそれぞれ異なる通信経路で接続し、データ要求手段として携帯電話端末を用いてデータを要求すると共に、データ通信手段として車載端末を用いて要求したデータを受信することによって、データ通信とデータ要求をそれぞれ個別に通信することができるので、通話しながらのデータ通信ができる。
【0024】
また、所定のデータ要求と当該データの取得をそれぞれ個別に行うことができるので、データ要求手段としての携帯電話が通話中であっても、要求した所定のデータをデータ通信手段によって確実に取得することができる。
【0028】
なお、関連付手段は、請求項7に記載の発明のように、データ通信手段用固有情報及びデータ要求手段用固有情報を固定局に登録する登録手段を含んで、該登録手段の登録によって関連付けを行うことにより、固定局側では、関連付けされた各固有情報に基づいて要求された所定のデータを送信することができるので、固定局では確実に要求元のデータ通信手段に所定のデータを送信することができる。
【0029】
ここで、登録手段は、請求項8に記載の発明のように、データ通信手段によるデータ通信毎に登録を行うようにしてもよいし、請求項9に記載の発明のように、データ要求手段による所定のデータ要求の前に予め登録を行うようにしてもよい。
【0030】
さらに、関連付手段は、請求項10に記載の発明のように、データ通信手段用固有情報及びデータ要求手段用固有情報を認識する認識手段を含んで、該認識手段の認識によって関連付けを行うと共に、データ通信手段が、関連付けされた各固有情報に基づいて、データ要求手段によって要求した所定のデータを固定局より取得することによって、固定局では確実に要求元のデータ通信手段に所定のデータを送信することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0032】
図1には、本発明の実施の形態に係わるデータ送受信システムの概略構成を示す。データ送受信システム10は、図1に示すように、移動局としての車両12に搭載された通信モジュール16及びネットワーク機端末18と、固定局としての情報センタ14とによって構成されている。
【0033】
通信モジュール16は、情報センタ14など特定の相手先との間で携帯電話網11を介して(その他の公衆回線網やインターネットなどを介する場合も含む)データ通信を行うデータ通信用(またはデータ通信専用)の通信装置である。通信方式としては、例えば、データ量に応じて課金されるパケット交換方式を用いることができ、該パケット交換方式を用いた場合には、データの送受を行わない限り通信料金が発生しない。
【0034】
通信モジュール16は、図2に示すように、外観が略矩形箱形の筐体に形成されており、ダッシュボード内に取り付けられている。通信モジュール16は、ROMなどの記憶装置(図示省略)を内蔵しており、この記憶装置には通信モジュール16の電話番号と、車両の識別情報(通信モジュール16 に付与された一意のモジュールナンバーと、通信モジュール16が搭載される車両の車体フレームに付与されたフレームナンバー)とが格納されている。なお、車両識別情報として、通信モジュール16が搭載される車両の車体フレームに付与されたフレームナンバーだけとすることもできる。また、上記の変形例として、通信モジュール16の記憶装置に通信モジュール16の電話番号を記憶させ、通信時にネットワーク機端末18に記憶されたネットワーク機端末18のシリアル番号と通信モジュール16の電話番号と共に送信する構成としてもよい。この場合、車両のフレームナンバーは工場出荷時に情報センタ14にネットワーク機端末18のシリアル番号と関連付けて記憶されているため、通信モジュール16の電話番号とネットワーク機端末18のシリアル番号を情報センタ14に送信することにより、車両のフレームナンバーが特定されることになる。
【0035】
通信モジュール16の電話番号と通信モジュール16に付与されたフレームナンバーは、通信モジュール16の製造工場において記憶装置に書き込まれる。通信モジュール16は、車両の製造工場において車両に取り付けられる。
【0036】
通信モジュール16は、車両に搭載されたネットワーク機端末18などから制御されることによって、特定の電話番号を発信情報として外部に送出する。これにより、情報センタ14との間でデータ通信を行うための通路が確立され、情報センタ14との間でデータ通信を行うことが可能となる。通信モジュール16をダッシュボード内に取り付けた場合には、データ通信の安定性を確保するために、フロントガラス内側など電波を送受しやすい車両部分に取り付けたアンテナ20を通信モジュール16に接続することが好ましい。なお、通信モジュール16及びアンテナ20は本発明のデータ通信手段に相当する。
【0037】
通信モジュール16には、イグニッションキーをオン(またはワイヤレスキーなどその他のエンジン始動方法)によってエンジンを始動することにより、予め車両に搭載されている図示しないバッテリーから作動用の電源が供給され(通信モジュール電源オン)、イグニッションキーのオフ(またはワイヤレスキーなどその他のエンジン停止方法)によってエンジンを停止することにより、作動用の電源が供給されなくなる(通信モジュール電源オフ)。
【0038】
なお、エンジン始動用のバッテリーやこれとは別に車両に搭載した非常用の通信用電源から通信モジュール16に常時電源を供給して着信可能情報としておけば、例えば、エンジンが始動されることなく車両がレッカー車などで盗まれた場合であっても、情報センタ14から通信モジュール16を呼び出して盗難車両の位置を調べることが可能となる。
【0039】
本実施の形態においては、情報センタ14を運営する事業会社が通信キャリア(通信事業者)との間の契約により、通信モジュール16によるデータ通信料や月々の基本料金などの通信コストを負担する。従って、ユーザには通信モジュール16によるデータ通信料や月々の基本料金は課金されず、情報料(コンテンツ利用料)のみが課金されるようになっている。なお、情報センタ14を運営する事業会社が通信キャリアとの間で行う契約は、人単位でなはなく、車両単位とされ、情報センタ14を運営する事業会社は、所定のタイミングで通信キャリアに対して通信料を支払う。
【0040】
通信モジュール16は、上記のように車両に搭載されたネットワーク機端末18と別体としてもよいし、ネットワーク機端末18の筐体内に収容するようにしてもよい。また、通信モジュール16は、ダッシュボード内に限らず、運転席や助手席などのシートの下やトランクルームなど、車内の各種の場所に取り付けるようにしてもよい。
【0041】
通信モジュール16には所定のインターフェースを介してネットワーク機端末18が接続されている。ネットワーク機端末18は、CPU22とこのCPU22にバスを介して接続された、RAM、ROM(またはハードディスク装置などの記憶媒体)、メモリカード読取装置、音声出力装置、通信モジュール16とのインターフェース(いずれも図示省略)、画像表示装置24、入力装置26、車両の現在位置を検出する検出手段(GPSアンテナ28、車速センサ30、およびジャイロセンサ32など)、燃料残検出センサなどその他のセンサ34、マイク36、携帯電話機40が接続される接続部38、およびハンズフリーユニットなどを備えている。なお、GPS機能は通信モジュール16に内蔵するようにしてもよい。
【0042】
ネットワーク機端末18のROMには、ウインドウズ(R)CEなどのオペレーティングシステム(OS)と、該OS上で実行されるナビゲーションプログラムや音楽・画像(静止画または動画)の再生プログラムなどが格納されている。
【0043】
ナビゲーションシステムは、主に、メモリカード読取装置によってメモリカードから読み取られた経路案内に用いられるデータ(地図データや経路探索用データや経路案内用データなど)に基づいて、車両現在地などの所定位置から目的地までの経路を案内する。車両現在地としては、GPSアンテナ28を介して衛星から受信した信号に基づいて算出される絶対位置と、車速センサ30やジャイロセンサ32などから検出された信号に基づいて算出される相対位置とがある。
【0044】
再生プログラムは、主に、メモリカード読取装置によってメモリカードから読み取られた音楽ファイルや画像ファイルに基づいて、車載のスピーカーなどの音声出力装置から音楽を出力し、また、液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどの画像表示装置24に画像を表示する。
【0045】
経路案内に用いられるデータや音楽ファイル・画像ファイルは、情報センタ14から通信モジュール16を介して取得されてメモリカードに記録される。これらのデータ(経路案内に用いられるデータや音楽ファイル・画像ファイル)は、情報センタ14から圧縮された状態で取得してメモリカードに記録し、必要に応じて解凍して使用するようにしてもよい。なお、これらのデータは、家庭用のパーソナルコンピュータ(図示省略)によってメモリカードに記録される場合もある。
【0046】
入力装置26は、所定のサービスの要求などを入力する装置であり、ネットワーク機端末18正面に設けられたスイッチ27、音声認識装置、画像表示装置24の表示面に設けられたタッチパネル25などを含む。音声認識装置は、車載のマイク36から入力された音声から特徴パターンを抽出してこれを予め用意されたパターン(ROMなどに予め格納)と比較することで入力された音声を認識する装置であり、特定のパターンが認識された場合には、その認識パターンに対応付けられた情報が入力され、または、命令が実行されるようになっている。
【0047】
なお、入力装置26としては、このほかに、種々のスイッチを有するリモートコントロール装置を適用するようにしてもよい。
【0048】
接続部38は、特定の相手先との間で音声通信が可能なデータ要求手段としての携帯電話40がハンズフリーユニットに含まれるハンズフリー接続ハーネス42を介して有線接続される接続ポートである。
【0049】
ハンズフリーユニットは、マイク36と車載スピーカーやネットワーク機端末18内蔵スピーカなどの音声出力装置と携帯電話40と接続するためのハンズフリー接続ハーネス42を含み、ハンズフリー接続ハーネス42を介して携帯電話40と接続し、特定の相手先(または通信先)との間でハンズフリー通話が可能となっている。
【0050】
本実施の形態では、情報センタ14の連絡先(電話番号)がネットワーク機端末18のROMに記憶され、ネットワーク機端末18の画面表示装置24に表示された情報センタ14と通話するための通話ボタンがタッチパネル25の操作により指示された場合等に、ハンズフリーユニットを介して情報センタ14に通話接続されるようになっており、これによって運転中に情報センタ14のオペレータや特定の相手先とハンズフリー通話が可能となる。ここで、携帯電話40から情報センタ14に通話接続する際には、携帯電話40は発信番号付きで通話接続されるようにネットワーク機端末18によって制御される。すなわち、携帯電話40の電話番号が情報センタ14に通知される。これによって情報センタ14側で携帯電話40の電話番号を認識することができる。
【0051】
一方、ネットワーク機端末18は、入力装置26を介して所定のサービスの要求が入力された場合には、通信モジュール16の特定の電話番号を送出するように通信モジュール16を制御する。これにより、情報センタ14との間でデータ通信を行うための通信路が確立され、情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能となる。
【0052】
また、ネットワーク機端末18は、情報センタ14との間でデータ通信を行うための通信路が確立され、入力装置26に所定サービスの要求が入力された場合には、情報センタ14に対して通信モジュール16を介して、入力装置26から入力された所定サービスの要求と、所定サービスの要求を行うユーザの識別情報と、通信モジュール16に内蔵された記憶装置に格納された車両識別情報(フレームナンバーとモジュールナンバー)と、通信モジュール16の電話番号を送信するように通信モジュール16を制御する。
【0053】
情報センタ14は、図1に示すように、センタCPU44とこのCPU44にバスを介して接続されたハードディスク装置などの記憶装置に構築された各種のデータベース(車両情報データベース46、ユーザ情報データベース48、各種情報データベース50等)や、車両に搭載された通信モジュール16との間でデータ通信を行う通信装置51、当該通信装置によるデータ通信や携帯電話40との通話のためのアンテナ52などを備えている。なお、通信装置51及びアンテナ52は、本発明の送信手段に相当する。
【0054】
車両情報データベース46は、例えば、フレームナンバー、モジュールナンバー、通信モジュール16の電話番号、車両情報等の項目を含んで構成される。
【0055】
ユーザ情報データベース48は、フレームナンバー、ユーザ識別情報(ログインナンバーまたは音声認識データ)、クレジットカード番号(決済ナンバー)等の項目を含んで構成される。なお、ユーザ情報データベース48には、一つのフレームナンバーに対して複数のユーザ識別情報が登録されることがある。
【0056】
各種情報データベース50は、例えば、クレジットカード番号(決済ナンバー)、フレームナンバー、使用日時、利用金額(課金の金額)等の項目を含んだ課金情報データベースや、経路案内に用いられるデータや音楽ファイル・画像ファイルなどが登録された各種のコンテンツデータベースなどからなる。
【0057】
ところで、本実施の形態では、ハンズフリーユニットによって情報センタ14に通話接続して、通話により各種サービスの要求を行い、通信モジュール16を介して、要求したサービスデータを取得することができる。
【0058】
この場合には、携帯電話40と通信モジュール16による情報センタ14への通信経路が異なるので、携帯電話40で要求したサービスデータを対応する通信モジュール16で取得するために、携帯電話40と通信モジュール16を関連付ける必要がある。
【0059】
そこで、本実施の形態では、車両12側で使用する携帯電話40の固有情報としての電話番号をネットワーク機端末18に記憶しておき、携帯電話40を使用して情報センタ14に各種サービスの要求をした後に、情報センタ14に通信モジュール16を介して情報センタ14に、携帯電話40の通話で要求したサービスデータを取得に行くようにしている。そして、この時に、携帯電話40の電話番号と通信モジュール16の電話番号を関連付けて通信モジュール16を介して要求サービスデータを取得することによって、情報センタ14では、携帯電話40の電話番号に対応した要求サービスデータを送信することができる。
【0060】
続いて、上述のように構成されたデータ送受信システム10において、ハンズフリー接続ハーネス42に携帯電話40が接続され、該携帯電話40にて各種サービスを情報センタ14に要求する場合のデータ通信の一例について図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図3は、車両12側で行われる処理の流れを示し、図4は、情報センタ14側で行われる処理の流れを示す。
【0061】
まず、車両12側ではステップ100で、情報センタ14への接続操作が入力装置26に行われたか否か判定される。該判定が否定された場合には、肯定されるまで待機してステップ102へ移行する。
【0062】
ステップ102では、携帯電話の自局番号が携帯電話40から読み取られてネットワーク機端末18に記憶される。すなわち、ハンズフリー接続ハーネス42に接続されている携帯電話40の電話番号がネットワーク機端末18に取得される。すなわち、ネットワーク機端末18では、通信モジュール16と携帯電話40のそれぞれの固有情報としての電話番号を認識することができ、これによって通信モジュール16と携帯電話40の関連付けができる。
【0063】
続いて、ステップ104では、ハンズフリー接続操作がなされたか否か判定される。該判定は、画面表示装置24等に表示された情報センタ14と通話するための通話ボタンがタッチパネル25の操作により指示されたか否かを判定することによってなされ、該判定が否定された場合は、肯定されるまで待機してステップ106へ移行する。
【0064】
ステップ106では、ハンズフリーにて情報センタ14と接続される。すなわち、ここで、情報センタ14のオペレータに対して各種サービスの要求を携帯電話40を介して行うことができる。
【0065】
そして、ステップ108では、携帯電話の通話終了か否か判定される。該判定は、ハンズフリーによる通話が終了か否か判定される。すなわち、通話終了を表す操作がタッチパネル25等の入力装置26を介して入力されたか否か判定され、該判定が否定された場合には、上述のステップ106に戻って、情報センタ14との通話が継続される。
【0066】
ステップ108の判定が肯定された場合には、ステップ110へ移行して、通信モジュール16を介して携帯電話40の電話番号に対応する要求サービスデータの取得要求が情報センタ14になされる。すなわち、携帯電話40で要求したサービスデータの取得要求が情報センタ14に行われる。この時、通信モジュール16は携帯電話40の電話番号を取得要求に付加して送信する。これによって、ネットワーク機端末18が認識した、通信モジュール16に関連付けられた携帯電話40からの要求サービスデータを情報センタ14から取得することができる。なお、ステップ110は本発明の関連付手段に相当し、ステップ102及びステップ110は本発明の認識手段に相当する。
【0067】
次にステップ112では、要求サービスデータを取得完了したか否か判定されて、該判定が否定された場合には肯定されるまで待機して、一連の処理を終了する。
【0068】
一方、情報センタ14側ではステップ200で、通信モジュール16からの接続要求があるか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ202へ移行する。
【0069】
ステップ202では、携帯電話40接続されたか否か判定される。すなわち、ハンズフリーによる携帯電話40接続がなされたか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ204へ移行する。
【0070】
ステップ204では、携帯電話40から送信されてきた携帯電話40の電話番号が情報センタ14に記憶されて、ステップ206へ移行する。
【0071】
ステップ206では、携帯電話40との接続がなされて、情報センタ14のオペレータと通話が行われる。ここで、各種サービスの要求の受付が行われる。
【0072】
ステップ208では、要求されたサービスデータがオペレータによって検索されて、検索したサービスデータがステップ204で記憶した携帯電話40の電話番号に対応してセットされる。
【0073】
そして、ステップ210では、携帯電話40の通話終了か否か判定される。該判定が否定された場合には、上述のステップ206に戻って、通話(各種サービスの受付)が継続される。
【0074】
ステップ210の判定が肯定された場合、すなわち、各種サービスの受付が終了して、サービスデータがオペレータによって携帯電話の電話番号に対応してセットされて、通話が終了すると、ステップ212へ移行する。
【0075】
ステップ212では、要求サービスデータの取得要求が車両12側の通信モジュール16からなされたか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機して、ステップ214へ移行する。
【0076】
ステップ214では、通信モジュール16から送信される要求サービスデータ取得要求に含まれる携帯電話40の電話番号に対応する要求サービスデータが通信装置51及びアンテナ52を介して通信モジュール16に送信されて、一連の処理を終了する。
【0077】
このように、図3の車両12側及び図4の情報センタ14側のそれぞれの処理では、車両12から携帯電話40を使って各種サービス要求を行うと、情報センタ14では携帯電話40の電話番号に対応して要求サービスデータをセットし、車両12側から通信モジュール16を介して要求サービスデータの取得を行う。そして、このとき、携帯電話40の電話番号を情報センタ14に送信することにより、情報センタ14は当該携帯電話40の電話番号に対応する要求サービスデータを通信モジュール16に送信する。これによって、携帯電話40と通信モジュール16とを紐付けすることができ、データ送信要求元の車両12に確実にデータ送信することができる。
【0078】
また、本実施の形態では、携帯電話40による通話終了後にデータを送るようにしたが、これに限らず、通話しながら送るようにしてもよい。
【0079】
続いて、上述のように構成されたデータ送受信システム10において、ハンズフリー接続ハーネス42に携帯電話40が接続され、該携帯電話40にて各種サービスを情報センタ14に要求する場合のデータ通信の第1の変形例について図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。なお、図5は、車両10側で行われる処理の流れを示し、図6は、情報センタ14側で行われる処理の流れを示す。
【0080】
上記の実施の形態では、携帯電話40と情報センタ14の通話接続により、各種サービスの要求を行い、通信モジュール16を介して情報センタ14に要求サービスデータを取得に行く際に、携帯電話40の電話番号と通信モジュール16の電話番号を関連付けて通信モジュール16を介して要求サービスデータを取得するようにしたが、この場合には、携帯電話40による各種サービス要求が行われた時に、通信モジュール16の契約を行っているユーザ(会員)であるかどうかわからないので、予め情報センタ14に通信モジュール16と携帯電話40を関連付けて登録した方がよい。そこで、第1の変形例では、情報センタ14に通信モジュール16に対応して使用する携帯電話40を予め登録するようにしている。すなわち、情報センタ14にて携帯電話40の固有情報としての電話番号と、通信モジュール16の固有情報としての電話番号を関連付けられるようにしている。これによって、携帯電話40による各種サービス要求時に通信モジュール16の契約を行っているユーザか否か情報センタ14で予め把握することができる。また、上記の実施の形態と同様に、要求元の車両12に確実にサービスデータを送信することができる。
【0081】
すなわち、車両10側ではステップ300で、使用する携帯電話40の電話番号を予め情報センタ14に登録しておく。なお、情報センタ14への携帯電話40の電話番号の登録は、ハンズフリー接続ハーネス42を接続して、ネットワーク機端末18を介して登録するようにしてもよいし、ハンズフリー接続ハーネス40に接続せずに、ユーザの所有するパーソナルコンピュータ等を利用して、インターネット等のネットワーク等を介して登録するようにしてもよい。なお、ステップ300は本発明の登録手段に相当する。
【0082】
次にステップ302では、ハンズフリー接続操作がなされたか否か判定される。該判定は、画面表示装置24等に表示された情報センタ14と通話するための通話ボタンがタッチパネル25の操作により指示されたか否かを判定することによってなされ、該判定が否定された場合は、肯定されるまで待機してステップ304へ移行する。
【0083】
ステップ304では、ハンズフリーにて情報センタ14と接続される。すなわち、ここで、情報センタ14のオペレータに対して各種サービスの要求を行うことができる。
【0084】
そして、ステップ306では、携帯電話の通話終了か否か判定される。該判定は、ハンズフリーによる通話が終了か否か判定される。すなわち、通話終了を表す操作がタッチパネル25等の入力装置26を介して入力されたか否か判定され、該判定が否定された場合には、上述のステップ304に戻って、情報センタ14との通話が継続される。
【0085】
ステップ306の判定が肯定された場合には、ステップ308へ移行して、通信モジュール16を介して携帯電話40の電話番号に対応する要求サービスデータの取得要求が情報センタ14になされる。すなわち、携帯電話40で要求したサービスデータの取得要求が情報センタ14に行われる。
【0086】
次にステップ310では、要求サービスデータを取得完了したか否か判定されて、該判定が否定された場合には肯定されるまで待機して、一連の処理を終了する。
【0087】
一方、情報センタ14側ではステップ400で、携帯電話接続されたか否か判定される。すなわち、ハンズフリーによる携帯電話接続がなされたか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ402へ移行する。
【0088】
ステップ402では、予め登録された携帯電話40の電話番号の中から、通話接続された携帯電話40に対応する通信モジュール16の電話番号等の固有情報が検索されて、ステップ404へ移行する。
【0089】
ステップ404では、携帯電話との接続がなされて、情報センタ14のオペレータと通話が行われる。ここで、各種サービスの要求の受付が行われる。
【0090】
ステップ406では、要求されたサービスデータがオペレータによって検索されて、検索したサービスデータがステップ402で、検索した通信モジュール16の電話番号に対応してセットされる。
【0091】
そして、ステップ408では、携帯電話40の通話終了か否か判定される。該判定が否定された場合には、上述のステップ404に戻って、通話(各種サービスの受付)が継続される。
【0092】
ステップ408の判定が肯定された場合、すなわち、各種サービスの受付が終了して、サービスデータがオペレータによって通信モジュール16の電話番号に対応してセットされて、通話が終了すると、ステップ410へ移行する。
【0093】
ステップ410では、要求サービスデータ取得要求が車両12側の通信モジュール16からなされたか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機して、ステップ412へ移行する。
【0094】
ステップ412では、通信モジュール16から送信される要求サービスデータ取得要求に対して、対応する要求サービスデータが通信装置51及びアンテナ52を介して送信される。すなわち、携帯電話40で要求されたサービスデータを、ステップ402で検索した通信モジュール16の電話番号宛てに送信して、一連の処理を終了する。
【0095】
このように、図5の車両12側及び図6の情報センタ14側のそれぞれの処理では、予め車両12で使用する携帯電話40の電話番号を通信モジュール16の電話番号に対応させて登録するので、登録された携帯電話40からの各種サービス要求がなされた場合に、情報センタ14では、要求サービスデータを送信すべき通信モジュール16を特定することができ、これによって、携帯電話40と通信モジュール16を紐付けすることができ、データ送信要求元の車両12に確実にデータ送信することができる。
【0096】
また、通話は上記と同様に、携帯電話40を用い、データ送受信は通信モジュール16を用いるので、通話しながらのデータ送受信を行うことができる。
【0097】
続いて、上述のように構成されたデータ送受信システム10において、ハンズフリー接続ハーネス42に携帯電話40が接続され、該携帯電話40にて各種サービスを情報センタ14に要求する場合のデータ通信の第2の変形例について図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。なお、図7は、車両12側で行われる処理の流れを示し、図8は、情報センタ14側で行われる処理の流れを示す。
【0098】
上記の実施の形態において、携帯電話40による各種サービス要求が行われた時に、通信モジュール16の契約を行っているユーザ(会員)であるかどうかわからないので、第1変形例では、情報センタ14に通信モジュール16に対応して使用する携帯電話40を予め登録するようにしたが、第2の変形例では、通信モジュール16と情報センタ14の通信を行うたびに、情報センタ14に通信モジュール16に対応して使用する携帯電話40を登録する。これによって、第1変形例と同様に、携帯電話40による各種サービス要求時に通信モジュール16の契約を行っているユーザか否か情報センタ14で予め把握することができる。
【0099】
すなわち、車両12側ではステップ500で、情報センタ14への接続操作が入力装置26に行われたか否か判定される。該判定が否定された場合には、肯定されるまで待機してステップ502へ移行する。
【0100】
ステップ502では、携帯電話40の自局番号が携帯電話40から読み取られてネットワーク機端末18に記憶される。すなわち、ハンズフリー接続ハーネス40に接続されている携帯電話40の電話番号がネットワーク機端末18に取得される。
【0101】
続いて、ステップ504では、通信モジュール16の電話番号及び接続されている携帯電話40の電話番号が情報センタ14に通信モジュール16を介して送信される。
【0102】
ステップ506では、ハンズフリー接続操作がなされたか否か判定される。該判定は、画面表示装置24等に表示された情報センタ14と通話するための通話ボタンがタッチパネル25の操作により指示されたか否かを判定することによってなされ、該判定が否定された場合は、肯定されるまで待機してステップ508へ移行する。
【0103】
ステップ508では、ハンズフリーにて情報センタ14と接続される。すなわち、ここで、情報センタ14のオペレータに対して各種サービスの要求を行うことができる。
【0104】
そして、ステップ510では、携帯電話の通話終了か否か判定される。該判定は、ハンズフリーによる通話が終了か否か判定される。すなわち、通話終了を表す操作がタッチパネル25等の入力装置26を介して入力されたか否か判定され、該判定が否定された場合には、上述のステップ508に戻って、情報センタ14との通話が継続される。
【0105】
ステップ510の判定が肯定された場合には、ステップ512へ移行して、要求サービスデータ送信準備完了通知を情報センタ14から受信したか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ514へ移行する。
【0106】
ステップ514では、通信モジュール16を介して要求サービスデータの取得要求が情報センタ14に送信される。すなわち、携帯電話40で要求したサービスデータの取得要求が情報センタ14に行われる。
【0107】
次にステップ516では、要求サービスデータが取得されたか否か判定される。すなわち、情報センタ14から要求サービスデータが送信されて来たか否か判定されて、要求サービスデータの取得が完了したところで一連の処理を終了する。
【0108】
一方、情報センタ14側ではステップ600で、通信モジュール16からの接続要求があるか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ602へ移行する。
【0109】
ステップ602では、通信モジュール16から当該通信モジュール16の電話番号及び携帯電話40の電話番号を受信したか否か判定されて、該判定が肯定されるまで待機してステップ604へ移行して、通信モジュール16の電話番号及び携帯電話40の電話番号を対応させて記憶される。すなわち、第2の変形例では、情報センタ14に通信モジュール16を介して接続するたびに、通信モジュール16の電話番号と、車両12側で使用する携帯電話40の電話番号が情報センタ14に送信される。従って、情報センタ14では、通信モジュール16と車両12側で使用する携帯電話40とをそれぞれの電話番号から紐付けすることができる。なお、ステップ604は本発明の登録手段に相当する。
【0110】
続いて、ステップ606では、情報センタ14に記憶された携帯電話40の電話番号に対応する携帯電話40との接続がなされたか否か判定される。すなわち、ハンズフリーによる携帯電話40接続がなされたか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ608へ移行する。
【0111】
ステップ608では、携帯電話40との接続がなされて、情報センタ14のオペレータと通話が行われる。ここで、各種サービスの要求の受付が行われる。
【0112】
ステップ610では、携帯電話40の通話が終了か否か判定される。該判定が否定された場合には、上述のステップ608に戻って、通話(各種サービスの受付)が継続される。
【0113】
ステップ610の判定が肯定された場合、すなわち、各種サービスの受け付けが終了した場合には、ステップ612へ移行する。
【0114】
ステップ612では、要求されたサービスデータがオペレータによって検索されて、検索したサービスデータを要求元の携帯電話40の電話番号に対応する通信モジュール16の電話番号に対応してセットされる。
【0115】
そして、ステップ614では、要求サービスデータ送信準備完了通知を要求元の通信モジュール16に送信する。すなわち、携帯電話40の電話番号に対応する通信モジュール16の電話番号に基づいて、要求サービスデータの送信準備が完了したことを表す通知を要求元の通信モジュール16に送信する。
【0116】
ステップ616では、要求サービスデータの取得要求が車両12側の通信モジュール16からなされたか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機して、ステップ618へ移行する。
【0117】
ステップ618では、要求サービスデータ取得要求の通信モジュール16の電話番号に対応する要求サービスデータが通信装置51及びアンテナ52を介して通信モジュール16に送信されて、一連の処理を終了する。
【0118】
このように、図7の車両12側及び図8の情報センタ14側のそれぞれの処理では、車両12から情報センタ14に接続するたびに、通信モジュール16の電話番号及び使用する携帯電話40の電話番号が情報センタ14に送信される。従って、情報センタ14では、通信モジュール16と携帯電話40との対応を確認することができるので、携帯電話40を使用して情報センタ14のオペレータに各種サービス要求を行ったときに、情報センタ14から送信すべき通信モジュール16を特定することができ、これによって、携帯電話40と通信モジュール16とを紐付けすることができ、データ送信要求元の車両12に確実にデータ送信することができる。
【0119】
また、通話は上記と同様に、携帯電話40を用い、データ送受信は通信モジュール16を用いるので、通話しながらのデータ送受信を行うことができる。
【0120】
なお、上記の実施の形態及び変形例では、何れも、各種サービスを携帯電話40で要求して、通信モジュール16から要求したサービスデータを情報センタ14に取得しに行くようにしたが、情報センタ14から要求サービスデータが準備できたところで自動的に送信するようにしてもよい。この場合には、例えば、上記の実施の形態においては、図3のステップ100で情報センタ14に接続したところで、通信モジュール16を介して、通信モジュール16の電話番号に対応させて使用する携帯電話40の電話番号を情報センタ14に送信するようにして、図4の情報センタ14側の処理では、ステップ200で通信モジュール16と接続したところで、送信されてきた通信モジュール16の電話番号と対応させて携帯電話40の電話番号を登録しておくことにより、図3のステップ108及び図4のステップ210で通話が終了して、要求サービスデータが準備できたところで、該当する通信モジュール16に要求サービスデータを情報センタ14から送信することによって実現可能である。なお、この場合には、図3のステップ110及び図4のステップ212は不要となる。
【0121】
また、第1の変形例の場合には、情報センタ14に使用する携帯電話40の電話番号を予め登録しているので、図5のステップ306及び図6のステップ408で通話が終了して、要求サービスデータが準備できたところで、該当する通信モジュール16に要求サービスデータを送信することによって実現可能である。なお、この場合には、図5のステップ308及び図6のステップ410が不要となる。
【0122】
さらに、第2の変形例の場合には、情報センタ14に通信モジュール16を介して接続するたびに、通信モジュール16の電話番号と使用する携帯電話40の電話番号を送信して、情報センタ14に登録しているので、図7のステップ510及び図8のステップ610で通話が終了して、要求サービスデータが準備できたところで、該当する通信モジュール16に要求サービスデータを送信することによって実現可能である。なお、この場合には、図7のステップ512、514及び図8のステップ614、616が不要となる。
【0123】
また、上記の実施の形態及び変形例のそれぞれでは、携帯電話40によるサービス要求を行って通話を終了した後に、サービスデータを取得するようにしたが、これに限るものではなく、通話を終了する前に、情報センタ14で要求サービスデータの準備ができたところで、サービスデータを取得するようにしてもよい。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、移動端末装置などの移動局に固定局とデータ通信を行うデータ通信手段と、データ通信手段に送信すべき所定のデータを要求するためのデータ要求手段を備えて、データ要求手段により要求された所定のデータをデータ送信手段へ送信する送信手段を固定局に備えることによって、データ通信と通話等によるデータ要求をそれぞれ同時に行うことができるので、通話しながらのデータ送信ができると共に、データ送信要求元の移動局に確実にデータ送信することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるデータ送受信システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるデータ送受信システムの車両側への搭載状態の一例を示す図である。
【図3】ハンズフリー接続ハーネスに携帯電話が接続され、該携帯電話にて各種サービスを情報センタに要求する場合の車両側で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】ハンズフリー接続ハーネスに携帯電話が接続され、該携帯電話にて各種サービスを情報センタに要求する場合の情報センタ側で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】ハンズフリー接続ハーネスに携帯電話が接続され、該携帯電話にて各種サービスを情報センタに要求する場合の車両側で行われる処理の第1の変形例を示すフローチャートである。
【図6】ハンズフリー接続ハーネスに携帯電話が接続され、該携帯電話にて各種サービスを情報センタに要求する場合の情報センタ側で行われる処理の第1の変形例を示すフローチャートである。
【図7】ハンズフリー接続ハーネスに携帯電話が接続され、該携帯電話にて各種サービスを情報センタに要求する場合の車両側で行われる処理の第2の変形例を示すフローチャートである。
【図8】ハンズフリー接続ハーネスに携帯電話が接続され、該携帯電話にて各種サービスを情報センタに要求する場合の情報センタ側で行われる処理の第2の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 データ送受信システム
11 携帯電話網
12 車両
14 情報センタ
16 通信モジュール
18 ネットワーク機端末
20 アンテナ
26 入力装置
40 携帯電話
42 ハンズフリー接続ハーネス
51 通信装置
52 アンテナ
Claims (10)
- 固定局とデータ通信を行うデータ通信手段と、前記データ通信手段に送信すべき所定のデータを音声通話によって要求するためのデータ要求手段と、を備えた移動局と、前記データ要求手段により要求された所定のデータを、前記データ通信手段へ送信する送信手段を備えた固定局と、からなるデータ送受信システムであって、
前記データ要求手段のデータ要求用固有情報と該データ要求用固有情報とは異なる前記データ通信手段のデータ通信用固有情報とに基づいて、前記データ要求手段と前記データ通信手段とを関連付ける関連付手段を備え、
前記データ要求手段による音声通話の際に前記データ要求用固有情報を前記固定局に送信し、前記データ通信手段が前記データ要求手段の音声通話によって要求した所定のデータの取得要求と前記データ通信用固有情報を前記固定局に送信し、前記関連付手段の関連付けに対応する前記データ通信手段に対して、前記送信手段が前記データ要求手段の音声通話によって要求された所定のデータを送信することによって、前記データ通信手段による、前記移動局と前記固定局間のデータ通信経路と、前記データ要求手段による、前記移動局と前記固定局間のデータ要求経路と、をそれぞれ異なる通信経路で接続し、前記データ要求手段として携帯電話端末を用いてデータを要求すると共に、前記データ通信手段として車載端末を用いて要求したデータを受信することを特徴とするデータ送受信システム。 - 前記関連付手段は、前記データ通信用固有情報及び前記データ要求用固有情報を前記固定局に登録する登録手段を含み、
該登録手段の前記登録によって前記関連付けを行うと共に、前記送信手段が、前記関連付けされた各固有情報に基づいて要求された所定のデータを送信することを特徴とする請求項1に記載のデータ送受信システム。 - 前記登録手段は、前記データ通信手段による前記データ通信毎に前記登録を行うことを特徴とする請求項2に記載のデータ送受信システム。
- 前記登録手段は、前記データ要求手段による所定のデータ要求の前に予め前記登録を行うことを特徴とする請求項2に記載のデータ送受信システム。
- 前記関連付手段は、前記データ通信用固有情報及び前記データ要用固有情報を前記移動局で認識する認識手段を含み、
該認識手段の前記認識によって前記関連付けを行うと共に、前記データ通信手段が、前記関連付けされた各固有情報に基づいて、前記データ要求手段によって要求した所定のデータを前記送信手段より取得することを特徴とする請求項1に記載のデータ送受信システム。 - 所定の固定局とデータ通信を行うデータ通信手段と、前記データ通信手段に送信すべき所定のデータを音声通話によって要求するためのデータ要求手段と、を備えた移動端末装置であって、
前記データ要求手段のデータ要求用固有情報と該データ要求用固有情報とは異なる前記データ通信手段のデータ通信用固有情報とに基づいて、前記データ要求手段と前記データ通信手段とを関連付ける関連付手段を更に備え、
前記データ要求手段による音声通話の際に前記データ要求用固有情報を前記固定局に送信し、前記データ通信手段が前記データ要求手段の音声通話によって要求した所定のデータの取得要求と前記データ通信用固有情報を前記固定局に送信し、前記関連付手段の関連付に対応する前記データ通信手段に対して、前記固定局が前記データ要求手段の音声通話によって要求された所定のデータを送信することによって、前記データ通信手段による前記固定局とのデータ通信経路と、前記データ要求手段による前記固定局とのデータ要求経路と、をそれぞれ異なる通信経路で接続して、前記データ要求手段として携帯電話端末を用いてデータを要求すると共に、前記データ通信手段として車載端末を用いて要求したデータを受信することを特徴とする移動端末装置。 - 前記関連付手段は、前記データ通信用固有情報及び前記データ要求用固有情報を前記固定局に登録する登録手段を含み、該登録手段の前記登録によって前記関連付けを行うことを特徴とする請求項6に記載の移動端末装置。
- 前記登録手段は、前記データ通信手段による前記データ通信毎に前記登録を行うことを特徴とする請求項7に記載の移動端末装置。
- 前記登録手段は、前記データ要求手段による所定のデータ要求の前に予め前記登録を行うことを特徴とする請求項7に記載の移動端末装置。
- 前記関連付手段は、前記データ通信手用固有情報及び前記データ要求用固有情報を認識する認識手段を含み、
前記認識手段の前記認識によって前記関連付けを行うと共に、前記データ通信手段が、前記関連付けされた各固有情報に基づいて、前記データ要求手段によって要求した所定のデータを前記固定局より取得することを特徴とする請求項6に記載の移動端末装置。
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