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JP4187622B2 - 壁構成部材 - Google Patents
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Description

本発明は壁構成部材に関する。
従来、この種の壁構成部材として以下の如きものは知られている。
複数の壁パネルと、嵌合溝を有する複数の被取付部材用レールと、前記嵌合溝に嵌まる嵌合突起を有する被取付部材とを有し、前記壁パネルと被取付部材用レールとが上下方向に交互に位置するように部屋の側壁に施工されるようになされると共に相互に隣接する壁パネル又は被取付部材用レールのいずれか一方に連結突起が設けられ、同他方に連結突起が嵌まる連結凹所が形成されたものは知られている。
登録実用新案第3,078,692号公報
前記従来の壁構成部材には以下の如き欠点があった。
従来の壁構成部材は、給電具(差込プラグと、差込プラグに接続されたコードと、コードに接続されたコンセントとからなるもの)のコードを上下方向にはわすための構造を有していなかったので、上下方向にはうコードが目につき意匠的に問題があるという欠点があった。
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
(1)請求項1の発明は、上下に並置される複数の壁パネルと、隣合う壁パネル間に配され、嵌合溝を有する複数の被取付部材用レールと、前記嵌合溝に嵌まる嵌合突起を有する被取付部材と、前記壁パネル夫々の左右いずれかの側縁の上下に離隔した複数の箇所に配される、前方又は外方及び上下方に開放した開口を有し、内部に配線空間が形成された配線スペース保持具と、該配線スペース保持具に着脱自在となされた、配線スペース保持具夫々を隠蔽する上下方向に長い水平断面L字状の装飾縁材とを有するものである。
(2)請求項2の発明は、上下に並置される複数の壁パネルと、隣合う壁パネル間に配され、嵌合溝を有する複数の被取付部材用レールと、前記嵌合溝に嵌まる嵌合突起を有する被取付部材と、前記壁パネル夫々の左右いずれかの側縁の上下に離隔した複数の箇所に配される、前方又は外方及び上下方に開放した開口を有し、内部に配線空間が形成された配線スペース保持具と、配線スペース保持具に着脱自在となされた、配線スペース保持具夫々を隠蔽する上下方向に長い板状の装飾縁材とを有するものである。
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
(1)請求項1の発明によれば、配線スペース保持具の配線空間を利用して壁パネルの側縁に沿って給電具のコードを上下にはわした後、装飾縁材を配線スペース保持具に取り付けることにより、上下方向に配線されたコードを隠蔽することが出来るので、壁構成部材によって構成された壁体をすっきりと美しいものとすることが出来る。
(2)請求項2の発明によれば、配線スペース保持具の配線空間を利用して壁パネルの側縁に沿って給電具のコードを上下にはわした後、装飾縁材を配線スペース保持具に取り付けることにより、上下方向に配線されたコードを隠蔽することが出来るので、壁構成部材によって構成された壁体をすっきりと美しいものとすることが出来る。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
部屋1は、正面の側壁2、左側壁2L、床3及び天井4を有している。前記部屋1の正面の側壁2に、壁構成部材6からなる壁体5が施工・設置されている。この壁体5は、部屋1の左側壁2Lに近接して施工されている。
図1及び図2に示すごとく、前記壁構成部材6は下縁材10を有している。前記下縁材10は、上部に取付片11及び連結突起12とを有している。
図1、図3及び図5等に示すごとく、前記壁構成部材6は複数の壁パネル15を有している。前記壁パネル15は、本実施の形態においては高さの相違する2種類のものがあるが、1種類でも3種類以上であってもよい。前記壁パネル15の上部には上方及び左右方に開放する連結凹所16が形成され、また、壁パネル15の下部には下方及び左右方に開放する連結凹所16が形成されている。
図1、図3及び図5に示すごとく、前記壁構成部材6は複数の被取付部材用レール18を有している。前記被取付部材用レール18は、その長手方向に沿う、開口を前方に向けた嵌合溝19を有している。前記嵌合溝19の断面形状は、前方に向かって下り傾斜した、下方に凸となる湾曲弧状をしている。また、被取付部材用レール18は、上下部に連結凹所16に嵌合する連結突起20を有している。被取付部材用レール18は取付片21を有している。
図1及び図5に示すごとく、前記壁構成部材6は上縁材22を有している。前記上縁材22は、下部に連結突起20が嵌まる連結凹所23を有している。また、上縁材22の後面には、被取付部材用レール18の取付片21を逃げる段落部24が形成されている。
図1及び図3に示すごとく、前記壁構成部材6は、テーブル27(請求の範囲でいうところの被取付部材)を有している。前記テーブル27は嵌合溝19に嵌まる嵌合突起28を有している。また、テーブル27は、後述の給電具56のコンセント59が通過可能な上下方向に貫通した貫通孔29を有している。
図1、図3及び図4に示すごとく、前記壁構成部材6は複数の配線スペース保持具32を有している。前記配線スペース保持具32は、前方及び左右方に開放した開口を有し、内部が配線空間33となされた本体34と、本体34の上下部に形成された、壁パネル15の連結凹所16に嵌合する連結突起35とを有している。前記本体34の上下の前壁34aに、以下に詳述する周知の面接合ファスナー37の第1シート38が、フックを前方に向けるようにして、公知の接着手段により取り付けられている。前記面接合ファスナー37は、多数のフックを有する第1シート38と、第1シート38に噛み合い・分離可能な多数のループを有する第2シート39とを有している。周知のごとく、第1シート38のフックと第2シート39のループとを対向させて第1シート38と第2シート39とを押し付けると両者は結合し、両者に所定の引き裂き力を加えると両者は分離する。
図1、図3及び図4に示すごとく、前記壁構成部材6は、下側の壁パネル15と上側の壁パネル15との間隙を閉塞する、配線スペース保持具32に着脱自在な複数の閉塞板42を有している。前記閉塞板42は、左右周縁部に、指掛け切り欠きを兼ねた、コード通過開口43を有している。また、閉塞板42の後面の、配線スペース保持具32の第1シート38に対向する部分に第2シート39が、ループを後方に向けるようにして、公知の接着手段により取り付けられている。前記閉塞板42は、前後方向に貫通する多数の小さな換気孔(図示略)を有しているが、換気孔はない場合もある。
このような構成により、閉塞板42を配線スペース保持具32に取り付けたり、配線スペース保持具32から取り外したりすることが出来る。
図1、図6及び図7に示すごとく、前記壁構成部材6は、壁パネル15の右の側縁に配置される複数の配線スペース保持具46を有している。前記配線スペース保持具46は、右外方及び上下方に開放した開口を有し、内部に配線空間47を有している。前記配線スペース保持具46の前面46a(図6参照)には、面接合ファスナー37の第1シート38が、フックを前方に向けるようにして、公知の接着手段により取り付けられている。
図1、図6及び図7に示すごとく、前記壁構成部材6は、配線スペース保持具46に着脱自在となされた、配線スペース保持具46を隠蔽する上下方向に長い断面L字状の装飾縁材48を有している。前記装飾縁材48の後面の配線スペース保持具46に対向する面に、面接合ファスナー37の第2シート39が、ループを後方に向けるようにして、公知の接着手段により取り付けられている。
このような構成により、装飾縁材48を配線スペース保持具46に取り付けたり、配線スペース保持具46から取り外したりすることが出来る。
図1及び図8に示すごとく、前記壁構成部材6は、壁パネル15の左の側縁に配置される複数の配線スペース保持具46を有している。前記配線スペース保持具46は、左外方及び上下方に開放した開口を有し、内部に配線空間47を有している。前記配線スペース保持具46の前面46aには、面接合ファスナー37の第1シート38が、フックを前方に向けるようにして、公知の接着手段により取り付けられている。
図1及び図8に示すごとく、前記壁構成部材6は、配線スペース保持具46に着脱自在となされた、配線スペース保持具46を隠蔽する上下方向に長い板状の装飾縁材50を有している。前記装飾縁材50の後面の配線スペース保持具46に対向する面に、面接合ファスナー37の第2シート39が、ループを後方に向けるようにして、公知の接着手段により取り付けられている。
このような構成により、装飾縁材50を配線スペース保持具46に取り付けたり、配線スペース保持具46から取り外したりすることが出来る。
以下に、壁構成部材6の施工方法を説明する。なお、この説明では、壁体5の、装飾縁材48、50を除く左右幅は、壁パネル15(被取付部材用レール18)の左右長さと等しいとする。
[第1工程]
まず、図3に示すごとく、部屋1の床3に下端が当接するようにして、下縁材10をくぎ8で正面の側壁2に固定する。なお、下縁材10の左右長さは壁パネル15の左右長さと等しくなされている。なお、図8に示すごとく、左側壁2Lとの間には、配線スペース保持具46のためのスペース53と給電具56のコード58のためのスペース54(コード58を前方から配線スペース保持具46の配線空間47に至らせるためのもの)とを形成するようにする。
[第2工程]
下縁材10の連結突起12に一番下の壁パネル15の下側の連結凹所16を嵌合させて、その壁パネル15を垂直とする。そうすると、壁パネル15と正面の側壁2との間に空隙52が形成される。
[第3工程]
その後、配線スペース保持具32を図1に示す位置に位置させて、配線スペース保持具32の下側の連結突起35を前記壁パネル15の上側の連結凹所16に嵌合させ、配線スペース保持具32をくぎ8で正面の側壁2に固定する。
[第4工程]
その後、配線スペース保持具32の上側の連結突起35に下から2番目の壁パネル15の下側の連結凹所16を嵌合させ、その壁パネル15を垂直とする。
[第5工程]
その後、前記壁パネル15の上側の連結凹所16に被取付部材用レール18の下側の連結突起20を嵌合させ、被取付部材用レール18を正面の側壁2にくぎ8で固定する。
[第6工程]
その後、前記被取付部材用レール18の上側の連結突起20に、壁パネル15の下側の連結凹所16を嵌合させて、その壁パネル15を垂直とする。
以下、第5工程と第6工程を繰り返す。
[第7工程]
そして、最上位の被取付部材用レール18の取り付けが完了した後、図5に示すごとく、最上位の被取付部材用レール18の上側の連結突起20に上縁材22の連結凹所23を嵌合させ、上縁材22をくぎ(図示略)により正面の側壁2に固定する。
[第8工程]
その後、テーブル27を一番下の被取付部材用レール18に取り付ける(図3参照)。
[第9工程]
その後、配線スペース保持具46を壁パネル15の右側の、図1に示す位置に位置させて、くぎ8により正面の側壁2に固定する。
[第10工程]
その後、周知の給電具56の差込プラグ57を、正面の側壁2に設けられた室内コンセント60に差し込む。前記給電具56は、差込プラグ57と、差込プラグ57に接続されたコード58と、コード58に接続されたコンセント59(図1参照)とからなるものである。その後、コード58を、配線空間47や配線空間33を利用して図示の通りにはわせ、コンセント59をテーブル27の貫通孔29を通じてテーブル27の上面に至らせる。
[第11工程]
その後、右側の装飾縁材48を配線スペース保持具46に取り付ける。なお、装飾縁材48は、床3から上縁材22の上面までに相当する長さを有している。なお、装飾縁材48には、コード58を逃げるための切り欠き61(図7参照)を形成する。
[第12工程]
その後、閉塞板42を配線スペース保持具32に取り付ける。なお、壁パネル15の前面を含む仮想面を通過する、コード58の部分は、中央のコード通過開口43に嵌められる。
[第13工程]
その後、配線スペース保持具46を壁パネル15の左側の、図1に示す位置に位置させて、くぎ8により正面の側壁2に固定する。その後、左側の装飾縁材50を左側の配線スペース保持具46に取り付ける。なお、装飾縁材48は、左側壁2Lに当接して、スペース53、54を閉塞するようになされている。
なお、左側壁2Lに設けられた室内コンセント60から給電をする場合、左側の配線スペース保持具46を利用して給電具56の配線が行われる。その場合、装飾縁材50に、前記切り欠き61に相当する切り欠きを形成することは云うまでもない。
図9及び図10に閉塞板の第1変形例が示されている。
第1変形例の閉塞板63には、下部に断面L字状の物品受け63が設けられている。また、閉塞板63には、上部にコード通過開口43が形成されている。
図11に閉塞板の第2変形例が示されている。
第2変形例の閉塞板66には、前後方向に貫通する開口67が形成され、この開口67にコンセント68が、差込プラグ受けを有する面68aが前面を向くようにして嵌め止められている。このコンセント68にコードが接続される。この閉塞板66を使用する場合、閉塞板66及び他の閉塞板42に形成された、指掛け切り欠きを兼ねたコード通過開口43は、指掛け切り欠きとしてのみ機能するものである。
以下に変形例等について説明を加える。
(1)壁体5を左側壁2Lに近接して施工しない場合、左側にも断面L字状の装飾縁材48が配される。他方、壁体5が右側にある側壁にも近接して配される場合は、右側にも装飾縁材50が配される。
(2)配線スペース保持具46の取り付け高さ位置は任意である。
(3)壁パネル15、上縁材22に連結突起を設け、被取付部材用レール18、配線スペース保持具32、下縁材10に連結凹所を設けるようにしてもよい。
(4)配線スペース保持具46はコード58を前方から嵌められるように前方に開放したものであってもよい。
(5)配線スペース保持具32と閉塞板42とを着脱自在とする手段は任意である。
(6)配線スペース保持具46と装飾縁材48とを着脱自在とする手段は任意である。
(7)配線スペース保持具46と装飾縁材50とを着脱自在とする手段は任意である。
(8)被取付部材用レール18に取り付けられる被取付部材には、収納庫、棚、吊持具等が含まれる。
本発明の実施の形態を示す簡略正面図である。 図1のII−II線拡大断面図である。 図1のIII−III線に沿う中間省略の拡大断面図である。 図3のIV−IV線に沿う中間省略の矢視図である。 図1のV−V線拡大断面図である。 図1のA部分の中間省略の一部破砕の拡大図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図1のVIII−VIII線拡大断面図である。 閉塞板の第1変形例を示す一部破砕の正面図である。 図9のX−X線断面図である。 閉塞板の第2変形例を示す正面図である。
符号の説明
6 壁構成部材
15 壁パネル
18 被取付部材用レール
19 嵌合溝
27 テーブル(被取付部材)
28 嵌合突起
46 配線スペース保持具
47 配線空間
48 装飾縁材
50 装飾縁材

Claims (2)

  1. 上下に並置される複数の壁パネルと、隣合う壁パネル間に配され、嵌合溝を有する複数の被取付部材用レールと、前記嵌合溝に嵌まる嵌合突起を有する被取付部材と、前記壁パネル夫々の左右いずれかの側縁の上下に離隔した複数の箇所に配される、前方又は外方及び上下方に開放した開口を有し、内部に配線空間が形成された配線スペース保持具と、配線スペース保持具に着脱自在となされた、配線スペース保持具夫々を隠蔽する上下方向に長い水平断面L字状の装飾縁材とを有する壁構成部材。
  2. 上下に並置される複数の壁パネルと、隣合う壁パネル間に配され、嵌合溝を有する複数の被取付部材用レールと、前記嵌合溝に嵌まる嵌合突起を有する被取付部材と、前記壁パネル夫々の左右いずれかの側縁の上下に離隔した複数の箇所に配される、前方又は外方及び上下方に開放した開口を有し、内部に配線空間が形成された配線スペース保持具と、配線スペース保持具に着脱自在となされた、配線スペース保持具夫々を隠蔽する上下方向に長い板状の装飾縁材とを有する壁構成部材。
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