JP4188066B2 - 荷箱の煽戸固縛装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷箱に開閉自在に設けられた煽戸の固縛装置、例えば垂直軸を中心に横開きする煽戸の煽戸固縛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の荷箱の煽戸固縛装置を示している。
【0003】
図5において、荷箱aの後部には後部煽戸bが図示しない反対側縁(右側縁)に連結された垂直軸を中心として横開き自在に設けられている。
【0004】
この荷箱aには、後部煽戸bを閉塞した状態で固縛するための固縛装置cが設けられている。
【0005】
固縛装置cは、荷箱aの側壁後端面a1と後部煽戸bの一側縁b1との間に例えば複数(3個)の固縛部材dが上下に所定間隔を隔てて設けられており、これら固縛部材dを操作レバーeの上下回動操作により連動ロッドfを通じて連動させながら作動させることで、荷箱aに対して後部煽戸bを閉塞状態で固縛するとともに、この固縛を解除するようにしていた。
【0006】
そして、上記各固縛部材dの基本的構造は、特許文献1に見られるようになされていた。
【0007】
具体的には、図6に示すように例えば後部煽戸b側にブラケットb1を介して係合ピンd1が設けられるとともに、荷箱a側に支持金具d2が上記係合ピンd1と対応して設けられている。そして、支持金具d2に係合ピンd1を係合させた状態で当該支持金具d2に設けられた操作レバーd3を下方に回動させて係合ピンd1を保持することで、後部煽戸bを閉塞状態で固縛するようにしていた。
【0008】
【特許文献1】
実開平2−121346号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の固縛構造では、支持金具d2は外側方に延設された係合ピンd1の周面を抱え込んだ状態で保持している。このため、係合ピンd1の軸方向と直交する方向に力が作用する後部煽戸bへの内方から後方への押圧力に対しては強固な保持力を有してこの押圧力に抗することができるものの、係合ピンd1の軸方向に力が作用する側壁への内方から外側方への押圧力に対しては保持力が弱い構造になっている。
【0010】
従って、荷箱内への塵芥等の詰め込みにより側壁に内方から外側方へ大きな押圧力が生じた場合などには側壁が外側方に倒れるという問題があった。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構成により、煽戸への内方から外側方への押圧力は勿論のこと、この煽戸を固縛する側壁への内方から外側方への押圧力に対しても強力な保持力を有し、当該側壁の倒れを防止することのできる荷箱の煽戸固縛装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の荷箱の煽戸固縛装置は、開閉自在な煽戸を備えた荷箱において、荷箱には煽戸を閉塞状態で固縛する固縛装置が設けられ、該固縛装置は、煽戸に垂直軸回りに回動自在に設けられたフック部を有する固縛フックと、荷箱側に軸線方向を垂直方向に向けて設けられ、該固縛フックのフック部が係脱自在な固縛ピンとを備えてなり、固縛フックのフック部が固縛ピンの周面内側から外側に亘って抱え込んだ状態で係合して煽戸を閉塞位置に固縛した際に、煽戸に内方から外側方に作用する押圧力に抗して煽戸を閉塞位置に保持するものである。
【0013】
請求項2に係る発明の荷箱の煽戸固縛装置は、前記フック部の内側縁には、固縛ピンに係合した際にこの固縛ピンに掛止可能な突起部が形成されたものである。
【0014】
請求項3に係る発明の荷箱の煽戸固縛装置は、開閉自在な煽戸を備えた荷箱において、荷箱には煽戸を閉塞状態で固縛する固縛装置が設けられ、該固縛装置は、煽戸に設けられた固縛フックと、荷箱側に設けられ、該固縛フックが係脱自在な固縛ピンとを備えてなり、固縛フックのフック部が固縛ピンの周面を荷箱側から外側に亘って抱え込んだ状態で係合するように構成され、前記固縛フックと前記固縛ピンとが上下方向に所定の間隔を隔てて複数個配設されるとともに、各固縛フックは上下方向に配設された連動ロッドに連結され、この連動ロッドの回動操作により各固縛フックが対応する各固縛ピンに係脱自在になされたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の荷箱の煽戸固縛装置を適用した荷箱の構造を示している。
【0017】
図1において、2は荷箱1の後面を構成する後部煽戸で、この後部煽戸2は、図示はしないがその一側縁が一方の側壁後端部にヒンジを介して連結されており、このヒンジを中心にして横開き自在に構成されている。
【0018】
具体的には、後部煽戸2は、荷箱1の後部開口を閉塞した際には、図3に示すように他方の側壁11後端面11aの内側部分にその他側縁21が当接した状態で配置され、この状態で固縛装置3によって固縛されている。
【0019】
固縛装置3は、他方の側壁11後端面11aと後部煽戸2の他側縁21との間に、上下方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の固縛部材31を備えてなり、これら固縛部材31によって側壁11に対して後部煽戸2を閉塞状態で固縛するようにしている。
【0020】
固縛部材31は、図2及び図3に示すように、側壁11後端面11aにブラケット12を介して支持された固縛ピン32と、後部煽戸2の他側縁21外方に設けられた固縛フック33とを備えている。
【0021】
固縛ピン32は、側壁11後端面11aから後方に突設された上下一対のブラケット12、12の先端部間に亘って垂直方向に支持されている。
【0022】
一方、後部煽戸2の他側縁21端面21aには、上下に所定の間隔を隔てて複数のボス22が連設され、これらボス22に連動ロッド34が回転自在に支持されている。
【0023】
前記各固縛フック33は、その基端部が上記連動ロッド34に一体的に設けられており、先端部に形成されたフック部33a(図4参照)が前記固縛ピン32に係脱自在になされている。
【0024】
また、連動ロッド34には操作レバー35が連結されており、この操作レバー35により連動ロッド34を回動させることで、各固縛フック33を回動操作するようにしている。従って、後部煽戸2を閉塞した状態で、上記操作レバー35により固縛フック33を回動操作することで当該固縛フック33を固縛ピン32に係脱させ、これにより後部煽戸2の固縛と固縛解除を行うようにしている。
【0025】
上記操作レバー35の先端部には、上記固縛フック33を固縛ピン32に係合させた状態で、後部煽戸2に設けられたストッパ23と係脱自在な保持プレート36が設けられている。具体的には、ストッパ23の軸部24先端が軸方向に移動自在に設けられるとともに、保持プレート36に軸部24先端が嵌入自在な図示しない保持孔が設けられており、この保持孔に軸部24先端を嵌入させることで、操作レバー35を保持するようにしている。
【0026】
ところで、前記固縛フック33のフック部33aは、図4に示すように固縛ピン32に係合した状態では、当該固縛ピン32の周面外側をも抱え込むように湾曲状に形成されている。また、このフック部33aの内側縁には突起部33bが形成されており、固縛フック33で固縛ピン32を固縛した際にはこの突起部33bが固縛ピン32の周面に掛止させることで、固縛フック33による固縛ピン32の係合を強固なものにしている。
【0027】
このように固縛装置3を構成する各固縛ピン32、各固縛フック33及び連動ロッド34は、図3に示すように後部煽戸2の他側縁21端面21aと側壁11後端面11aとで形成された空間部Sに配置されるとともに、操作レバー35が図2に示すように後部煽戸2の他側縁21外面に設けられたスチフナ2aの切欠部2b内に配置されるようになされている。これにより、固縛装置3は、後部煽戸2の外面から突出することなく当該外面と略面一に配置され、この結果、荷箱1の全長を長くすることなく、既存の荷箱1全長を維持した状態で固縛装置3を配設することができる。
【0028】
そして、後部煽戸2を閉塞位置に配置して操作レバー35により連動ロッド34を介して固縛フック33により固縛ピン32を係合した状態では、固縛フック33が固縛ピン32の周面内側から外側に亘ってこの固縛ピン32を抱え込むようにして配置されることになる。
【0029】
このように固縛フック33が固縛ピン32に係合することで、固縛装置3により後部煽戸2を閉塞状態で固縛した際には、内部に詰め込んだ塵芥などにより後部煽戸2に内方から外側方への押圧力が作用しても、各固縛フック33のフック部33aが固縛ピン32を荷箱1側(内側)から外側にかけて抱え込んで係合しているため、上記押圧力に対して強固に抗することができ、後部煽戸2を閉塞状態で安定的に保持することができる。
【0030】
また、側壁11に内方から外側方への押圧力が作用した場合でも、各固縛フック33のフック部33aが固縛ピン32を荷箱1側(内側)から外側にかけて抱え込んで係合しているため、突起部33bによる掛止作用と相まって、上記押圧力に対して強固に抗することができ、これにより側壁11の外側方への倒れを確実に防止することができる。
【0031】
なお、本実施の形態では、固縛装置3により後部煽戸2を固縛するものについて説明したが、この固縛装置3は、後部煽戸2に限らず側壁が横開き自在になされた側部煽戸の固縛にも適用でき、また、後壁や側壁などの壁面全体が横開きする煽戸に限らず、壁面の一部が横開きする煽戸の固縛にも適用することができる。
【0032】
さらに、横開きする煽戸だけでなく、上開き又は下開きする煽戸にも適用することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の荷箱の煽戸固縛装置によれば、固縛フックのフック部を固縛ピンの周面を荷箱側から外側に亘って抱え込んだ状態で係合するように構成したことで、簡単な構成により、煽戸固縛装置により煽戸を閉塞状態で固縛した際には、内部に詰め込んだ塵芥などにより煽戸に内方から外側方への押圧力が作用しても、この押圧力に対して強固に抗することができ、煽戸を閉塞状態で安定的に保持することができるとともに、煽戸を固縛する側壁に内方から外側方への押圧力が作用した場合でも、押圧力に対して強固に抗することができ、これにより側壁の外側方への倒れを確実に防止することができる。
【0034】
また、フック部の内側縁に突起部を設けたことで、固縛フックのフック部による固縛ピンへの係合をさらに強固なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷箱の煽戸固縛装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】固縛部材を示す拡大の正面図である。
【図3】固縛部材を示す拡大の平面図である。
【図4】固縛フックの形状を示す平面図である。
【図5】従来の荷箱の煽戸固縛装置の全体構成を示す正面図である。
【図6】従来の固縛部材の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 荷箱
2 後部煽戸(煽戸)
3 固縛装置
31 固縛部材
32 固縛ピン
33 固縛フック
33a フック部
33b 突起部
34 連動ロッド
35 操作レバー
Claims (3)
- 開閉自在な煽戸を備えた荷箱において、荷箱には煽戸を閉塞状態で固縛する固縛装置が設けられ、該固縛装置は、煽戸に垂直軸回りに回動自在に設けられたフック部を有する固縛フックと、荷箱側に軸線方向を垂直方向に向けて設けられ、該固縛フックのフック部が係脱自在な固縛ピンとを備えてなり、固縛フックのフック部が固縛ピンの周面内側から外側に亘って抱え込んだ状態で係合して煽戸を閉塞位置に固縛した際に、煽戸に内方から外側方に作用する押圧力に抗して煽戸を閉塞位置に保持することを特徴とする荷箱の煽戸固縛装置。
- 前記フック部の内側縁には、固縛ピンに係合した際にこの固縛ピンに掛止可能な突起部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の荷箱の煽戸固縛装置。
- 開閉自在な煽戸を備えた荷箱において、荷箱には煽戸を閉塞状態で固縛する固縛装置が設けられ、該固縛装置は、煽戸に設けられた固縛フックと、荷箱側に設けられ、該固縛フックが係脱自在な固縛ピンとを備えてなり、固縛フックのフック部が固縛ピンの周面を荷箱側から外側に亘って抱え込んだ状態で係合するように構成され、前記固縛フックと前記固縛ピンとが上下方向に所定の間隔を隔てて複数個配設されるとともに、各固縛フックは上下方向に配設された連動ロッドに連結され、この連動ロッドの回動操作により各固縛フックが対応する各固縛ピンに係脱自在になされたことを特徴とする荷箱の煽戸固縛装置。
Priority Applications (1)
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| JP2002353339A Expired - Lifetime JP4188066B2 (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 荷箱の煽戸固縛装置 |
Country Status (1)
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2002
- 2002-12-05 JP JP2002353339A patent/JP4188066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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| JP2004182143A (ja) | 2004-07-02 |
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