JP4188079B2 - 無線通信用受信装置および受信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車電話,携帯電話,コードレス電話等の無線通信分野に採用可能な無線通信用受信装置に関するものであり、詳細には、受信信号の判定結果である軟判定値と硬判定値とを合成することで、品質の高い通信を提供する無線通信用受信装置およびその受信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の無線通信用受信装置について説明する。たとえば、携帯電話などの通信環境では、符号間干渉をともなう周波数選択性フェージングにより、受信信号がひずむことがある。このようなひずみに対しては、等化器により符号間干渉成分を利用して復調することが当業者において知られている。また、このような通信環境で復調された信号に対して誤り訂正を行う場合は、軟判定値を入力する軟判定復号の方が、硬判定値を入力する硬判定復号よりも品質の良い伝送が実現できる。
【0003】
なお、上記硬判定値は、送信信号の判定結果であり、もう一方の軟判定値は、当該硬判定値に信頼度を加えたものである。具体的にいうと、たとえば、送信側から、“1”または“−1”の2値信号が送信された場合、硬判定値は、“1”または“−1”であり、軟判定値は“0.9”や“−0.4”などとなる。ただし、この例では、軟判定値の符号が硬判定値(+の場合“1”、−の場合“−1”となる)を表すこととなり、軟判定値の絶対値をとったものが信頼度(絶対値が大きい方が信頼できる)を表す。
【0004】
また、従来の無線通信用受信装置では、無線伝送路において符号間干渉が生じている場合、最尤系列推定により最適な硬判定値が得られることが当業者において知られている。
【0005】
また、復調結果として、軟判定値を得る方法としては、下記特許文献1に記載の方法がある(以下、従来技術と呼ぶ)。たとえば、復調後に誤り訂正を行う場合は、従来技術により得られた軟判定値を入力とする軟判定復号の方が、最尤系列推定により得られる硬判定値を入力とする硬判定復号よりも品質の良い伝送が実現できる。
【0006】
【特許文献1】
US PATENT 5119400
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した文献に記載された従来の無線通信用受信装置において、復調後に誤り訂正がないような場合には、最尤系列推定により得られる硬判定値を利用する硬判定復号の方が、従来技術により得られる軟判定値を利用する軟判定復号よりも、品質の良い伝送を実現できる。特に、携帯電話などのように高度な通信を行う場合、通信条件によって誤り訂正の符号化レートを可変とするシステムもあり、条件によっては誤り訂正の符号化率がほぼ1になる。また、同じ通信データに対して、符号化率を不均一にして伝送するシステムもあり、この場合、常にデータ内に誤り訂正の行われない部分が存在するように設計されていることもある。このように、従来の無線通信用受信装置では、上記のような多様なシステムを用いた場合に、常に、最良なデータの伝送品質が得られているとはいえない、という問題があった。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、たとえば、誤り訂正の符号化率が1に近い場合、または、誤り訂正が施されていないデータが存在する場合においても、常に最良なデータの伝送品質を提供可能な無線通信用受信装置、およびその受信方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備え、前記軟判定手段は、前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、硬判定に適した復調方式によって得られた硬判定値と、軟判定に適した復調方式によって得られた軟判定値と、を適宜選択できるため、誤り訂正の符号化率が1に近い場合、もしくは、誤り訂正が施されていないデータがある場合においても、常に最良の伝送品質を提供できる。
【0011】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、さらに、前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定手段と、前記合成後の軟判定値を雑音電力推定値にしたがって補正する軟判定値補正手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、雑音電力推定手段を備えているため、たとえば、受信信号に含まれる雑音の電力が変動する場合においても、その雑音電力の変動を補正できる。
【0013】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備え、前記軟判定手段は、前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整手段と、前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成手段と、前記合成後の軟判定値をレベル調整量にしたがって補正する軟判定値補正手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、レベル調整手段を備えているため、受信信号においてレベル変動が生じる場合に、受信信号の入力レベルを適切なレベルに調整することができ、その調整により軟判定値のずれを補正することができる。
【0015】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備え、前記軟判定手段は、前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定手段と、前記軟判定値を雑音電力推定値にしたがって補正する軟判定値補正手段と、前記補正後の軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、雑音電力推定手段を備えているため、たとえば、受信信号に含まれる雑音の電力が変動する場合においても、その雑音電力の変動を補正できる。
【0017】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備え、前記軟判定手段は、前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整手段と、前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、前記軟判定値をレベル調整量にしたがって補正する軟判定値補正手段と、前記補正後の軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、レベル調整手段を備えているため、受信信号においてレベル変動が生じる場合に、受信信号の入力レベルを適切なレベルに調整することができ、その調整により軟判定値のずれを補正することができる。
【0019】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、さらに、前記A/D変換手段が出力する受信信号に基づいて伝送路特性を推定する第1の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性推定値に基づいて、前記受信信号に対して時間反転を行うか、または行わないかを制御する時間反転制御手段と、前記時間反転制御手段の制御に従って前記受信信号に対する処理を行い、前記軟判定手段に対してその処理結果を出力する受信信号反転/非反転手段と、前記時間反転制御手段の制御に従って、前記軟判定手段出力の軟判定値を時間反転前の順に戻す軟判定値反転/非反転手段と、を備え、前記軟判定手段は、前記受信信号反転/非反転手段出力の信号に対して軟判定処理を行い、前記誤り訂正手段は、前記軟判定値反転/非反転手段出力の信号に対して誤り訂正を実施することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、電力が高くかつ遅延時間の大きい遅延波が存在するような場合であっても、受信信号を時間反転することにより、遅延時間を小さくした状態で軟判定処理を行うことができる。
【0021】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、前記軟判定手段として、伝送路特性の逐次更新を行わない第1の軟判定手段と伝送路特性の逐次更新を行う第2の軟判定手段とを備え、さらに、前記A/D変換手段が出力する受信信号に基づいて伝送路特性を推定する第1の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性推定値に基づいて、前記第1の軟判定手段と前記第2の軟判定手段から、使用する軟判定手段を選択する軟判定選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、伝送路の状態に応じて適切な等化方式を選択できるため、通信品質をさらに向上させることができる。また、伝送路特性の逐次更新を行わない代わりにステート数を大きくした等化器と、伝送路特性の逐次更新を行う代わりにステート数を小さくした等化器を組み合わせることにより、処理量の増加を抑えつつ、通信品質の改善を図ることができる。
【0023】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、前記軟判定手段として、伝送路特性の逐次更新を行わない第1の軟判定手段と伝送路特性の逐次更新を行う第2の軟判定手段とを備え、さらに、前記A/D変換手段が出力する受信信号に基づいて伝送路特性を推定する第1の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性推定値に基づいて、前記第1の軟判定手段と前記第2の軟判定手段から、使用する軟判定手段を選択する軟判定選択手段と、前記伝送路特性推定値に基づいて、前記受信信号に対して時間反転を行うか、または行わないかを制御する時間反転制御手段と、前記時間反転制御手段の制御に従って前記受信信号に対する処理を行い、前記選択された軟判定手段に対してその処理結果を出力する受信信号反転/非反転手段と、前記時間反転制御手段の制御に従って、前記選択された軟判定手段出力の軟判定値を時間反転前の順に戻す軟判定値反転/非反転手段と、を備え、前記選択された軟判定手段は、前記受信信号反転/非反転手段出力の信号に対して軟判定処理を行い、前記誤り訂正手段は、前記軟判定値反転/非反転手段出力の信号に対して誤り訂正を実施することを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、電力が高くかつ遅延時間の大きい遅延波が存在するような場合であっても、受信信号を時間反転することにより、遅延時間を小さくした状態で軟判定処理を行うことができる。また、伝送路の状態に応じて適切な等化方式を選択できるため、通信品質をさらに向上させることができる。また、伝送路特性の逐次更新を行わない代わりにステート数を大きくした等化器と、伝送路特性の逐次更新を行う代わりにステート数を小さくした等化器を組み合わせることにより、処理量の増加を抑えつつ、通信品質の改善を図ることができる。
【0025】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、シンボル単位に軟判定値と硬判定値とを比較する構成とした場合、硬判定値と、軟判定値からもとめた硬判定値と、が完全に一致することとなるため、誤り訂正が施されていないデータに対して、硬判定復号を実施した場合と同じ特性を得ることができる。
【0027】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、判定値合成手段が、ビット単位に軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択するため、シンボルもしくはブロック単位に選択する場合と比較してより精度の高い推定を実施できる。
【0029】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、ビタビアルゴリズム(最尤系列推定)に基づいて硬判定値を計算し、また、ビタビアルゴリズムにおいて逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算するため、別々に計算する場合よりも小規模な処理で硬判定値と軟判定値とを推定できる。
【0031】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、パスメトリック数の1/Qの生き残りパスメトリックをもとに軟判定値を計算するため、ビタビアルゴリズムにより逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算する構成よりも、大幅に処理数を削減できる。
【0033】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする。
【0034】
この発明によれば、レプリカ生成手段がパス選択情報(判定値)を利用することで、レプリカの生成にかかる処理量を大幅に削減することができる。また、パス選択情報を利用する場合は、軟判定値の精度が劣化してしまうが、判定値合成手段を用いて硬判定値と合成することにより軟判定値の劣化を改善することができるため、比較的小規模な処理量で優れた伝送品質を確保できる。
【0035】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0036】
この発明によれば、生き残りパス選択情報から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0037】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0038】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減できる。
【0039】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0040】
この発明によれば、硬判定値から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0041】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0042】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減することができる。
【0043】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいてステート単位に受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0044】
この発明によれば、生き残りパス単位に伝送路特性の推定値を更新するため、通信条件が非常に高速に変動する場合においても、精度の高い通信を実現できる。
【0045】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記軟判定値生成手段は、前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、を備えることを特徴とする。
【0046】
この発明によれば、ビット単位に計算した軟判定値を用いて軟判定復号が行えるため、シンボル単位もしくブロック単位に信頼度を計算する場合と比較して、大幅に通信品質を改善することができる。
【0047】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0048】
この発明によれば、シンボル単位に軟判定値と硬判定値とを比較する構成とした場合、硬判定値と、軟判定値からもとめた硬判定値と、が完全に一致することとなるため、誤り訂正が施されていないデータに対して、硬判定復号を実施した場合と同じ特性を得ることができる。
【0049】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0050】
この発明によれば、判定値合成手段が、ビット単位に軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択するため、シンボルもしくはブロック単位に選択する場合と比較してより精度の高い推定を実施できる。
【0051】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0052】
この発明によれば、ビタビアルゴリズム(最尤系列推定)に基づいて硬判定値を計算し、また、ビタビアルゴリズムにおいて逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算するため、別々に計算する場合よりも小規模な処理で硬判定値と軟判定値とを推定できる。
【0053】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0054】
この発明によれば、パスメトリック数の1/Qの生き残りパスメトリックをもとに軟判定値を計算するため、ビタビアルゴリズムにより逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算する構成よりも、大幅に処理数を削減できる。
【0055】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする。
【0056】
この発明によれば、レプリカ生成手段がパス選択情報(判定値)を利用することで、レプリカの生成にかかる処理量を大幅に削減することができる。また、パス選択情報を利用する場合は、軟判定値の精度が劣化してしまうが、判定値合成手段を用いて硬判定値と合成することにより軟判定値の劣化を改善することができるため、比較的小規模な処理量で優れた伝送品質を確保できる。
【0057】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0058】
この発明によれば、生き残りパス選択情報から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0059】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0060】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減できる。
【0061】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0062】
この発明によれば、硬判定値から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0063】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0064】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減することができる。
【0065】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいてステート単位に受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0066】
この発明によれば、生き残りパス単位に伝送路特性の推定値を更新するため、通信条件が非常に高速に変動する場合においても、精度の高い通信を実現できる。
【0067】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記軟判定値生成手段は、前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、を備えることを特徴とする。
【0068】
この発明によれば、ビット単位に計算した軟判定値を用いて軟判定復号が行えるため、シンボル単位もしくブロック単位に信頼度を計算する場合と比較して、大幅に通信品質を改善することができる。
【0069】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0070】
この発明によれば、シンボル単位に軟判定値と硬判定値とを比較する構成とした場合、硬判定値と、軟判定値からもとめた硬判定値と、が完全に一致することとなるため、誤り訂正が施されていないデータに対して、硬判定復号を実施した場合と同じ特性を得ることができる。
【0071】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0072】
この発明によれば、判定値合成手段が、ビット単位に軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択するため、シンボルもしくはブロック単位に選択する場合と比較してより精度の高い推定を実施できる。
【0073】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0074】
この発明によれば、ビタビアルゴリズム(最尤系列推定)に基づいて硬判定値を計算し、また、ビタビアルゴリズムにおいて逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算するため、別々に計算する場合よりも小規模な処理で硬判定値と軟判定値とを推定できる。
【0075】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0076】
この発明によれば、パスメトリック数の1/Qの生き残りパスメトリックをもとに軟判定値を計算するため、ビタビアルゴリズムにより逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算する構成よりも、大幅に処理数を削減できる。
【0077】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする。
【0078】
この発明によれば、レプリカ生成手段がパス選択情報(判定値)を利用することで、レプリカの生成にかかる処理量を大幅に削減することができる。また、パス選択情報を利用する場合は、軟判定値の精度が劣化してしまうが、判定値合成手段を用いて硬判定値と合成することにより軟判定値の劣化を改善することができるため、比較的小規模な処理量で優れた伝送品質を確保できる。
【0079】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0080】
この発明によれば、生き残りパス選択情報から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0081】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0082】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減できる。
【0083】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0084】
この発明によれば、硬判定値から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0085】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0086】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減することができる。
【0087】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいてステート単位に受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0088】
この発明によれば、生き残りパス単位に伝送路特性の推定値を更新するため、通信条件が非常に高速に変動する場合においても、精度の高い通信を実現できる。
【0089】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記軟判定値生成手段は、前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、を備えることを特徴とする。
【0090】
この発明によれば、ビット単位に計算した軟判定値を用いて軟判定復号が行えるため、シンボル単位もしくブロック単位に信頼度を計算する場合と比較して、大幅に通信品質を改善することができる。
【0091】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0092】
この発明によれば、シンボル単位に軟判定値と硬判定値とを比較する構成とした場合、硬判定値と、軟判定値からもとめた硬判定値と、が完全に一致することとなるため、誤り訂正が施されていないデータに対して、硬判定復号を実施した場合と同じ特性を得ることができる。
【0093】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0094】
この発明によれば、判定値合成手段が、ビット単位に軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択するため、シンボルもしくはブロック単位に選択する場合と比較してより精度の高い推定を実施できる。
【0095】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0096】
この発明によれば、ビタビアルゴリズム(最尤系列推定)に基づいて硬判定値を計算し、また、ビタビアルゴリズムにおいて逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算するため、別々に計算する場合よりも小規模な処理で硬判定値と軟判定値とを推定できる。
【0097】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0098】
この発明によれば、パスメトリック数の1/Qの生き残りパスメトリックをもとに軟判定値を計算するため、ビタビアルゴリズムにより逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算する構成よりも、大幅に処理数を削減できる。
【0099】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする。
【0100】
この発明によれば、レプリカ生成手段がパス選択情報(判定値)を利用することで、レプリカの生成にかかる処理量を大幅に削減することができる。また、パス選択情報を利用する場合は、軟判定値の精度が劣化してしまうが、判定値合成手段を用いて硬判定値と合成することにより軟判定値の劣化を改善することができるため、比較的小規模な処理量で優れた伝送品質を確保できる。
【0101】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0102】
この発明によれば、生き残りパス選択情報から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0103】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0104】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減できる。
【0105】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0106】
この発明によれば、硬判定値から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0107】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0108】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減することができる。
【0109】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいてステート単位に受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0110】
この発明によれば、生き残りパス単位に伝送路特性の推定値を更新するため、通信条件が非常に高速に変動する場合においても、精度の高い通信を実現できる。
【0111】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記軟判定値生成手段は、前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、を備えることを特徴とする。
【0112】
この発明によれば、ビット単位に計算した軟判定値を用いて軟判定復号が行えるため、シンボル単位もしくブロック単位に信頼度を計算する場合と比較して、大幅に通信品質を改善することができる。
【0113】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備え、前記軟判定手段は、前記P系統の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成手段と、を備えることを特徴とする。
【0114】
この発明によれば、硬判定に適した復調方式によって得られた硬判定値と、硬判定に適した復調方式によって得られた軟判定値と、を適宜選択できる構成に加えて、ダイバーシチ受信を採用したため、さらに伝送品質を向上させることができる。
【0115】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備え、前記軟判定手段は、前記P系統の受信信号に含まれる雑音電力を個別に推定する雑音電力推定手段と、前記P系統の受信信号、および前記P系統の雑音電力の推定値から、軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成手段と、を備えることを特徴とする。
【0116】
この発明によれば、さらに、雑音電力推定手段を備えているため、たとえば、受信信号に含まれる雑音の電力が変動する場合においても、その雑音電力の変動を補正できる。
【0117】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置にあっては、受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備え、前記軟判定手段は、前記P系統の受信信号のレベル調整を個別に行うレベル調整手段と、前記P系統の受信信号、および前記P系統のレベル調整量から、軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成手段と、を備えることを特徴とする。
【0118】
この発明によれば、さらに、レベル調整手段を備えているため、受信信号においてレベル変動が生じる場合に、受信信号の入力レベルを適切なレベルに調整することができ、その調整により軟判定値のずれを補正することができる。
【0119】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0120】
この発明によれば、シンボル単位に軟判定値と硬判定値とを比較する構成とした場合、硬判定値と、軟判定値からもとめた硬判定値と、が完全に一致することとなるため、誤り訂正が施されていないデータに対して、硬判定復号を実施した場合と同じ特性を得ることができる。
【0121】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記判定値合成手段は、前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて、前記等化手段の出力する軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0122】
この発明によれば、判定値合成手段が、ビット単位に軟判定値と硬判定値のいずれか一方を選択するため、シンボルもしくはブロック単位に選択する場合と比較してより精度の高い推定を実施できる。
【0123】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記P系統の受信信号の伝送路特性を個別に推定する伝送路特性推定手段と、前記P系統の伝送路特性の推定値に基づいて、P系統の受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記P系統のレプリカと前記P系統の受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0124】
この発明によれば、ビタビアルゴリズム(最尤系列推定)に基づいて硬判定値を計算し、また、ビタビアルゴリズムにおいて逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算するため、別々に計算する場合よりも小規模な処理で硬判定値と軟判定値とを推定できる。
【0125】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記等化手段は、前記P系統の受信信号の伝送路特性を個別に推定する伝送路特性推定手段と、前記P系統の伝送路特性の推定値に基づいて、P系統の受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記P系統のレプリカと前記P系統の受信信号に基づいて、枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、を備えることを特徴とする。
【0126】
この発明によれば、パスメトリック数の1/Qの生き残りパスメトリックをもとに軟判定値を計算するため、ビタビアルゴリズムにより逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算する構成よりも、大幅に処理数を削減できる。
【0127】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする。
【0128】
この発明によれば、レプリカ生成手段がパス選択情報(判定値)を利用することで、レプリカの生成にかかる処理量を大幅に削減することができる。また、パス選択情報を利用する場合は、軟判定値の精度が劣化してしまうが、判定値合成手段を用いて硬判定値と合成することにより軟判定値の劣化を改善することができるため、比較的小規模な処理量で優れた伝送品質を確保できる。
【0129】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて、P系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0130】
この発明によれば、生き残りパス選択情報から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0131】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて、P系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0132】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減できる。
【0133】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて、P系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0134】
この発明によれば、硬判定値から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することとしたため、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0135】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて、P系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0136】
この発明によれば、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることとしたため、レプリカ計算に必要な演算量を大幅に削減することができる。
【0137】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいて、ステート単位にP系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする。
【0138】
この発明によれば、生き残りパス単位に伝送路特性の推定値を更新するため、通信条件が非常に高速に変動する場合においても、精度の高い通信を実現できる。
【0139】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記枝メトリック生成手段は、前記P系統のレプリカ、前記P系統の受信信号、およびP系統の受信信号の雑音電力推定値、に基づいて枝メトリックを計算することを特徴とする。
【0140】
この発明によれば、たとえば、受信信号に含まれる雑音の電力が変動する場合においても、その雑音電力の変動を補正できる。
【0141】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記枝メトリック生成手段は、前記P系統のレプリカ、前記P系統の受信信号、およびP系統の受信信号のレベル調整量、に基づいて枝メトリックを計算することを特徴とする。
【0142】
この発明によれば、受信信号においてレベル変動が生じる場合に、受信信号の入力レベルを適切なレベルに調整することができ、その調整により軟判定値のずれを補正することができる。
【0143】
つぎの発明にかかる無線通信用受信装置において、前記軟判定値生成手段は、前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、を備えることを特徴とする。
【0144】
この発明によれば、ビット単位に計算した軟判定値を用いて軟判定復号が行えるため、シンボル単位もしくブロック単位に信頼度を計算する場合と比較して、大幅に通信品質を改善することができる。
【0145】
つぎの発明にかかる受信方法にあっては、前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成ステップと、前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定ステップと、前記合成後の軟判定値を雑音電力推定値にしたがって補正する軟判定値補正ステップと、を含むことを特徴とする。
【0146】
この発明によれば、硬判定に適した復調方式によって得られた硬判定値と、硬判定に適した復調方式によって得られた軟判定値と、を適宜選択できるため、誤り訂正の符号化率が1に近い場合、もしくは、誤り訂正が施されていないデータがある場合においても、常に最良の伝送品質を提供できる。また、雑音電力推定ステップを含んでいるため、たとえば、受信信号に含まれる雑音の電力が変動する場合においても、その雑音電力の変動を補正できる。
【0147】
つぎの発明にかかる受信方法にあっては、前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整ステップと、前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成ステップと、前記合成後の軟判定値をレベル調整量にしたがって補正する軟判定値補正ステップと、を含むことを特徴とする。
【0148】
この発明によれば、レベル調整ステップを含んでいるため、受信信号においてレベル変動が生じる場合に、受信信号の入力レベルを適切なレベルに調整することができ、その調整により軟判定値のずれを補正することができる。
【0149】
つぎの発明にかかる受信方法にあっては、前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定ステップと、前記軟判定値を雑音電力推定値にしたがって補正する軟判定値補正ステップと、前記補正後の軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0150】
この発明によれば、雑音電力推定ステップを含んでいるため、たとえば、受信信号に含まれる雑音の電力が変動する場合においても、その雑音電力の変動を補正できる。
【0151】
つぎの発明にかかる受信方法にあっては、前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整ステップと、前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、前記軟判定値をレベル調整量にしたがって補正する軟判定値補正ステップと、前記補正後の軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0152】
この発明によれば、レベル調整ステップを含んでいるため、受信信号においてレベル変動が生じる場合に、受信信号の入力レベルを適切なレベルに調整することができ、その調整により軟判定値のずれを補正することができる。
【0153】
つぎの発明にかかる受信方法にあっては、前記P系統の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0154】
この発明によれば、硬判定に適した復調方式によって得られた硬判定値と、軟判定に適した復調方式によって得られた軟判定値と、を適宜選択できる構成に加えて、ダイバーシチ受信を採用したため、さらに伝送品質を向上させることができる。
【0155】
つぎの発明にかかる受信方法にあっては、前記P系統の受信信号に含まれる雑音電力を個別に推定する雑音電力推定ステップと、前記P系統の受信信号、および前記P系統の雑音電力の推定値から、軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0156】
この発明によれば、さらに、雑音電力推定ステップを含んでいるため、たとえば、受信信号に含まれる雑音の電力が変動する場合においても、その雑音電力の変動を補正できる。
【0157】
つぎの発明にかかる受信方法にあっては、前記P系統の受信信号のレベル調整を個別に行うレベル調整方法と、前記P系統の受信信号、および前記P系統のレベル調整量から、軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、前記軟判定値と前記硬判定値とを所定の方法で合成し、合成後の判定値を軟判定値として出力する判定値合成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0158】
この発明によれば、さらに、レベル調整ステップを含んでいるため、受信信号においてレベル変動が生じる場合に、受信信号の入力レベルを適切なレベルに調整することができ、その調整により軟判定値のずれを補正することができる。
【0159】
【発明の実施の形態】
本発明をより詳細に説術するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
【0160】
実施の形態1.
第1図は、本発明にかかる無線通信用受信装置(以降、単に受信装置と呼ぶ)の実施の形態1の構成を示す図である。第1図において、11はアンテナであり、12はアナログ処理部であり、13はアナログ/ディジタル(A/D)変換部であり、14は軟判定部であり、15は誤り訂正部である。ここでは、送信側で符号化などの処理が行われてことを想定し、受信側において既知のトレーニング系列が、送信信号の一部に含まれていることを前提とする。また、変調方式として、8PSKを利用した場合について説明する。なお、8PSKでは1つのシンボルによって3ビットの信号を伝送することができる。
【0161】
つぎに、上記のように構成される受信装置の動作を簡単に説明する。まず、アンテナ11を経由して受信波を受け取ったアナログ処理部12では、帯域制限やダウンコンバートなどの処理を行い、その受信波をベースバンドのアナログ信号に変換する。A/D変換部13では、受け取ったアナログ信号をディジタルの受信信号(以降、単に受信信号と呼ぶ)に変換する。軟判定部14では、受け取った受信信号を復調し、その復調結果として軟判定値を計算する。最後に、誤り訂正部15では、受け取った軟判定値に対してデインタリーブや復号などの誤り訂正を施す。
【0162】
つぎに、上記軟判定部14の構成および動作を詳細に説明する。第2図は、軟判定部14の第1の構成例を示す図である。第2図において、21は等化器であり、22は判定値合成部であり、23は雑音電力推定部であり、24は軟判定値補正部であり、26はビット変換部であり、27は硬判定部であり、28は比較部であり、29は選択部である。
【0163】
まず、等化器21では、受け取った受信信号から軟判定値および硬判定値をそれぞれ推定する。つぎに、判定値合成部22では、等化器21の出力する軟判定値および硬判定値の合成処理を行い、その結果を軟判定値として出力する。なお、本実施の形態では、等化器21が、たとえば、ビット単位の軟判定値と、シンボル単位の軟判定値と、を出力する。一方、雑音電力推定部23では、受け取った受信信号に含まれるトレーニング系列を利用して、公知の技術により雑音電力を推定する。最後に、軟判定値補正部24では、雑音電力推定部23の出力する雑音電力の推定値を用いて軟判定値を除算することで軟判定値の補正を行い、その補正結果を、軟判定部14出力の軟判定値として、誤り訂正部15に対して出力する。
【0164】
ここで、上記判定値合成部22の詳細な動作について説明する。まず、ビット変換部26では、等化器21が出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換する。たとえば、シンボルが、{0,1,2,3,4,5,6,7}の何れかを取り、
シンボル“0”が“+1”,“+1”,“+1”の3ビット、
シンボル“1”が“+1”,“+1”,“−1”の3ビット、
シンボル“2”が“+1”,“−1”,“+1”の3ビット、
シンボル“3”が“+1”,“−1”,“−1”の3ビット、
シンボル“4”が“−1”,“+1”,“+1”の3ビット、
シンボル“5”が“−1”,“+1”,“−1”の3ビット、
シンボル“6”が“−1”,“−1”,“+1”の3ビット、
シンボル“7”が“−1”,“−1”,“−1”の3ビット、
に対応する場合、ビット変換部26は、これらに合わせてシンボル単位の硬判定値をそれぞれ3ビットの硬判定値に変換する。
【0165】
一方、硬判定部27では、等化器21の出力する軟判定値を、“0”以上の場合は“+1”、“0”より小さい場合は“−1”、と判定し、それらの結果を出力する。
【0166】
比較部28では、ビット変換部26の出力する硬判定値と、硬判定部27の出力する硬判定値と、を比較し、各ビットの値が“一致”か、“不一致”か、を比較結果として出力する。最後に、選択部29では、等化器21の出力する軟判定値、ビット変換器26の出力する硬判定値、および、比較部28の出力する比較結果、を受け取り、たとえば、比較結果が“一致”の場合に、軟判定値を選択し、一方、“不一致”の場合に、硬判定値を選択し、選択した判定値を軟判定値として出力する。
【0167】
このように、第2図に示す軟判定部14を用いれば、硬判定に適した復調方式によって得られた硬判定値と、軟判定に適した復調方式によって得られた軟判定値と、を適宜選択できるため、誤り訂正の符号化率が1に近い場合、もしくは、誤り訂正が施されていないデータがある場合においても、常に最良の伝送品質を実現できる。また、第2図に示す軟判定部14では、雑音電力推定部23を備えているため、たとえば、受信信号に含まれる雑音の電力が変動する場合においても、その雑音電力の変動を補正できる。
【0168】
さらに、第2図に示す軟判定部14では、判定値合成部22が、ビット単位に軟判定値と硬判定値とを選択するため、シンボルもしくはブロック単位に選択する場合と比較してより精度の高い推定を実施できる。なお、ここでは、ビット単位に軟判定値と硬判定値とを比較する構成について説明したが、これに限らず、たとえば、シンボル単位に軟判定値と硬判定値とを比較する構成としてもよい。この場合、硬判定値と、選択部29出力の軟判定値からもとめた硬判定値と、が完全に一致することとなるため、誤り訂正が施されていないデータに対して、硬判定復号を実施した場合と同じ特性を得ることができる。
【0169】
また、第3図は、軟判定部14の第2の構成例を示す図である。第3図において、31はレベル調整部である。なお、前述の第2図と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0170】
まず、レベル調整部31では、受け取った受信信号のレベル調整を行い、レベル調整後の受信信号を等化器21に出力し、さらに、そのときのレベル調整量を、軟判定値補正部32に出力する。軟判定値補正部32では、判定値合成部22が出力する軟判定値と、レベル調整部31が出力するレベル調整量と、を受け取り、当該軟判定値の補正を行う。たとえば、レベル調整部31が式(1)によって受信信号のレベル調整を行った場合、軟判定値補正部32では、式(2)によって軟判定値の補正を行う。
【0171】
r´(n)=r(n)×A(n) …(1)
s´(n)=s(n)/(A(n)×A(n)) …(2)
【0172】
ただし、r(n)は時刻nの受信信号を表し、r´(n)は時刻nのレベル調整後の受信信号を表し、A(n)は時刻nのレベル調整量を表し、s(n)は時刻nの補正前の軟判定値を表し、s´(n)は時刻nの補正後の軟判定値を表す。
【0173】
また、レベル調整部31の処理は、軟判定部14のかわりに、アナログ処理部12にて行うこともできる。さらには、レベル調整部31の処理を、アナログ処理部12および軟判定部14の両方で行うように構成することもでき、この場合には、両方のレベル調整量によって軟判定値を補正する。
【0174】
このように、第3図に示す軟判定部14を用いれば、第2図を用いた場合と同様の効果が得られるとともに、受信信号においてレベル変動が生じる場合に、受信信号の入力レベルを適切なレベルに調整することができ、その調整により軟判定値のずれを補正することができる。
【0175】
また、第4図は、軟判定部14の第3の構成例を示す図である。まず、等化器21では、受け取った受信信号から、軟判定値および硬判定値をそれぞれ推定する。一方、雑音電力推定部23では、受け取った受信信号に含まれるトレーニング系列を利用して雑音電力を推定する。つぎに、軟判定値補正部24では、雑音電力推定部23の出力する雑音電力の推定値を用いて、等化器21の出力する軟判定値を補正する。最後に、判定値合成部22では、前述同様、軟判定値補正部24の出力する軟判定値と、等化器21の出力する硬判定値と、のいずれか一方を選択し、その選択結果を、軟判定部14出力の軟判定値として誤り訂正部15に対して出力する。
【0176】
このように、第4図に示す軟判定部14では、軟判定値の補正位置を変更した場合においても、第2図を用いた場合と同様に、常に最良の伝送品質を実現できる。
【0177】
また、第5図は、軟判定部14の第4の構成例を示す図である。まず、レベル調整部31では、受け取った受信信号のレベル調整を行い、レベル調整後の受信信号を等化器21に対して出力し、さらに、そのときのレベル調整量を軟判定値補正部32に対して出力する。つぎに、等化器21では、レベル調整部31の出力する受信信号を受け取り、軟判定値および硬判定値をそれぞれ推定する。つぎに、軟判定値補正部32では、等化器21の出力する軟判定値と、レベル調整部31の出力するレベル調整量と、を受け取り、レベル調整量に応じて当該軟判定値を補正する。最後に、判定値合成部22では、前述同様、軟判定値補正部32の出力する軟判定値と、等化器21の出力する硬判定値と、のいずれか一方を選択し、その選択結果を、軟判定部14出力の軟判定値として誤り訂正部15に対して出力する。
【0178】
このように、第5図に示す軟判定部14では、軟判定値の補正位置を変更した場合においても、第3図を用いた場合と同様に、常に最良の伝送品質を実現できる。
【0179】
つぎに、上記第2図〜第5図に示す等化器21の構成および動作を詳細に説明する。第6図は、等化器21の第1の構成例を示す図である。第6図において、61は伝送路特性推定部であり、62はレプリカ生成部であり、63a,63b,…63cは枝メトリック生成部であり、64a,64b,…,64cは加算器であり、65は生き残りパス選択部であり、66は生き残りパスメトリック記憶部であり、67は硬判定系列推定部であり、68は軟判定値生成部である。
【0180】
ここでは、ビタビアルゴリズムに基づいて、生き残りパスのおよび生き残りパスメトリックの更新を行う。なお、以下の説明においては、符号間干渉により影響する過去のシンボル数(メモリ長)をLとし、ステート数をMとして説明する。
【0181】
また、ステートとは、現在の受信信号に影響を及ぼす過去のシンボルの組み合わせによって構成されるシンボル系列の候補のことである。また、Q値の信号を想定した場合、ステート数Mは、QLとなる。たとえば、8PSKを想定した場合はQ=8であるから、L=1の場合はM=8となり、L=2の場合はM=64となる。さらに、現在の受信信号に影響を及ぼす過去のシンボルと、現在のシンボルの組み合わせと、によって構成される(L+1)シンボルのシンボル系列の候補を「枝」と呼び、トレリス図上におけるステートとステートとの遷移に相当する。したがって、Q値の信号を想定した場合、枝数はQ(L+1)となる。
【0182】
上記のように構成される等化器21において、まず、伝送路特性推定部61では、受け取った受信信号に含まれるトレーニング系列を利用して、公知の技術により伝送路特性の推定値を計算する。なお、伝送路特性の推定値を、以降、単に伝送路特性と呼ぶ。
【0183】
レプリカ生成部62では、伝送路特性推定部61の出力する伝送路特性を受け取り、(8×M)個の枝に対応したレプリカ(受信信号の推定値に相当)を式(3)によって計算し、レプリカx(i)を対応する枝メトリック生成部63a〜63cに対して出力する。なお、レプリカ生成部62では、次のレプリカを計算するまで、現在のレプリカを記憶する。
【0184】
x(i)= Σ h(j)×I´(L−j,i) …(3)
【0185】
ただし、Σはj=0,…,Lにおける総和を表し、iは枝の番号を表し、ここでは、i=1,2,…,(8×M)の枝について、それぞれ計算する。また、x(i)はi番目の枝(枝メトリック生成部63a〜63cのいずれか)に対応するレプリカを表し、h(j)はjシンボルだけ遅延したシンボルに対応する伝送路特性を表し、h(0)は遅延なく到達するシンボルに対応する伝送路特性を表す。また、I´(j,i)はi番目の枝に対応するシンボル系列のj番目のシンボルを表す。
【0186】
レプリカを計算後、枝メトリック生成部63a〜63c(8×M個)では、受信信号とレプリカ生成部62の出力するレプリカとを受け取り、枝メトリックを式(4)によって計算する。
【0187】
e(n,i)=−|r(n)−x(i)|2 …(4)
【0188】
ただし、|a|は複素数aの絶対値を表し、e(n,i)は時刻nにi番目の枝メトリック生成部が出力する枝メトリックを表す。
【0189】
なお、枝メトリックの計算方法は、式(4)に限定されるわけではなく、たとえば、式(5)のように、マンハッタン距離を利用する方法やその他の方法を利用することとしてもよい。
【0190】
e(n,i)=−|r(n)−x(i)| …(5)
【0191】
上記のように枝メトリックを計算後、i個の加算器64a〜64c(i=1,…,(8×M))は、各枝メトリック生成部から出力される枝メトリックと、生き残りパスメトリック記憶部66に記憶されている生き残りパスメトリックと、を加算し、各枝に対応するパスメトリックを計算する。
【0192】
各枝に対応するパスメトリックを計算後、生き残りパス選択部65では、加算器64a〜64cの出力するパスメトリックから、M個のステートに対応するパスメトリックを選択し、その結果を生き残りパスメトリックとして、生き残りパスメトリック記憶部66に対して出力する。このとき、生き残りパスメトリック記憶部66では、生き残りパス選択部65の出力するM個のステートに対応した生き残りパスメトリックを新たに記憶する。また、生き残りパス選択部65では、「どのパスを選択したか」というパス選択情報を硬判定系列推定部67に対して出力する。
【0193】
最後に、硬判定系列推定部67では、生き残りパス選択部65の出力するパス選択情報を記憶し、生き残りパスに沿って時間と反対方向にたどることにより硬判定値を決定し、そして、軟判定値生成部68では、i個の加算器64a〜64cの出力するパスメトリックを受け取り、これらから軟判定値を計算する。
【0194】
ここで、上記軟判定値生成部68の詳細な動作について説明する。第7図は、軟判定値生成部68の構成を示す図である。第7図において、71は最尤メトリック選択部であり、72a,72b,72cはビット単位最尤メトリック選択部であり、73a,73b,73cはメトリック差計算部である。
【0195】
まず、シンボル単位の最尤メトリック選択部71では、i個の加算器64a〜64cの出力するパスメトリックを受け取り、上記I´(0,i)が一致するパスメトリックの中で、最大の値を持つパスメトリックを選択し、そのパスメトリックを各I´(0,i)に対応した最尤メトリックとして出力する。なお、I´(0,i)は、ステートに対応するシンボル系列の1番目のシンボルである。したがって、最尤メトリック選択部71の出力する最尤メトリックは、Q値信号の場合、Q個となる。具体的にいうと、8PSKを想定すると、Q=8となり、I´(0,i)=0,1,2,3,4,5,6,7のそれぞれに対応した8個の最尤メトリックが出力されることになる。
【0196】
ビット単位最尤メトリック選択部72a,72b,72cでは、シンボル単位の最尤メトリック選択部71の出力する最尤メトリックを受け取り、i番目のビットが一致する最尤メトリックの中で、最大の値を持つ最尤メトリックを選択し、そのパスメトリックをビット単位の最尤メトリックとして出力する。したがって、ビット単位最尤メトリック選択部72a〜72cは、着目するビットが“+1”であるビット単位の最尤メトリックと、“−1”であるビット単位の最尤メトリックと、を出力する。
【0197】
メトリック差計算部73a,73b,73cでは、ビット単位最尤メトリック選択部72a,72b,72cの出力するビット単位の最尤メトリックを受け取り、着目するビットが“+1”の最尤メトリックから、着目するビットが“−1”の最尤メトリックを減算し、その結果をビット単位の軟判定値として出力する。なお、軟判定値生成部68は、Q=2の場合、ビット単位最尤メトリック選択部72a,72b,72cが不要となる。
【0198】
このように、第6図に示す等化器21を用いれば、ビタビアルゴリズム(最尤系列推定)に基づいて硬判定値を計算し、また、ビタビアルゴリズムにおいて逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算するため、別々に計算する場合よりも小規模な処理で硬判定値と軟判定値とを推定できる。また、第7図に示す軟判定値生成部68を用いれば、ビット単位に計算した軟判定値を用いて軟判定復号が行えるため、シンボル単位もしくはブロック単位に信頼度を計算する場合と比較して、大幅に通信品質を改善することができる。
【0199】
また、第8図は、等化器21の第2の構成例を示す図である。第8図において、81は前述の軟判定値生成部68とは動作の異なる軟判定値生成部である。なお、前述の第6図と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0200】
ここでは、軟判定値生成部81が、i個の加算器64a〜64cの出力するパスメトリックの代わりに、たとえば、生き残りパス選択部65出力のM個のステートに対応した生き残りパスメトリックを受け取る。この場合、I´(1,i)が一致するパスメトリックの中で、最大の値を持つパスメトリックを選択し、そのパスメトリックを各I´(1,i)に対応した最尤メトリックとして出力する。
【0201】
このように、第8図に示す等化器21を用いれば、パスメトリック数の1/Qの生き残りパスメトリックをもとに軟判定値を計算するため、ビタビアルゴリズムにより逐一計算されるパスメトリックに基づいて軟判定値を計算する第6図の構成よりも、大幅に処理数を削減できる。
【0202】
また、第9図は、等化器21の第3の構成例を示す図である。第9図において、91は前述の生き残りパス選択部65とは動作の異なる生き残りパス選択部であり、92は前述のレプリカ生成部62とは動作の異なるレプリカ生成部である。なお、前述の第6図および第8図と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0203】
たとえば、第6図に示す等化器では、ステート数MをQLとしたが、ここでは、ステート数MをQVとする(0<V<Lの整数)。この場合、I´(L−V,i)からI´(L,i)は、枝に対して一対一で対応し、I´(0,i)からI’(L−V−1,i)は、生き残りパス選択部91の選択結果を利用する。すなわち、生き残りパス選択部91が、パス選択情報を硬判定系列推定部67に加えてレプリカ生成部92に対しても出力し、レプリカ生成部92では、このパス選択情報をもとにレプリカを逐次計算する。
【0204】
ここで、上記レプリカ生成部92の詳細な動作について説明する。第10図は、レプリカ生成部92の構成を示す図である。第10図において、100a,100b,…,100cはレプリカ計算部であり、101はROMであり、102a,102b,102c,102d,…,102eは乗算器であり、103は加算部である。
【0205】
まず、i個のレプリカ計算部100a〜100c(i=1,2,…,(8×M))では、それぞれ式(6)によって、i番目の枝に対応したレプリカを計算する。
【0206】
x(i)= Σ h(j)×I’(L−j,i) …(6)
ただし、Σは、j=0,…,Lの総和を表す。
【0207】
具体的にいうと、ROM101では、式(6)のI´(L−V,i)からI´(L,i)の固定シンボル列を出力する。つぎに、(V+1)個の乗算器102a〜102cでは、ROM101の出力するI´(L,i)からI´(L−V,i)と、伝送路特性推定部61の出力する伝送路特性h(0)からh(V)と、の積をそれぞれ計算する。また、残りの乗算器102d〜102eでは、生き残りパス選択部91の出力するI´(L−V−1,i)からI´(L,i)と、伝送路特性推定部61の出力する伝送路特性h(V+1)からh(L)と、の積をそれぞれ計算する。最後に、加算部103では、式(6)のΣに相当する演算を行い、その結果をレプリカとして、各枝メトリック生成部に対して出力する。
【0208】
このように、第9図に示す等化器21を用いれば、レプリカ生成部92がパス選択情報(判定値)を利用することで、レプリカの生成にかかる処理量を大幅に削減することができる。また、パス選択情報を利用する場合は、軟判定値の精度が劣化してしまうが、上記のように、判定値合成部22を用いて硬判定値と合成することにより軟判定値の劣化を改善することができるため、比較的小規模な処理量で優れた伝送品質を確保できる。なお、第9図に示す等化器21においては、軟判定値生成部68の代わりに、第8図に示す軟判定値生成部81を利用することとしてもよい。
【0209】
また、第11図は、等化器21の第4の構成例を示す図である。第11図において、111は前述の伝送路特性推定部61とは動作の異なる伝送路特性推定部であり、112は前述のレプリカ生成部62および92とは動作の異なるレプリカ生成部である。なお、前述の第9図と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0210】
たとえば、伝送路特性推定部111では、生き残りパス選択部91の出力する生き残りパス選択情報を入力し、KUBO et al,"An Adaptive Maximum-Likelihood
Sequence Estimator for Fast Time-Varying Intersymbol Interference Channels",IEEE Trans. on comm, vol. 42, no. 2/3/4 (1994)に記載のように、ステート単位に伝送路特性を更新する。なお、トレーニング系列に対応する期間では、第9図の構成例の伝送路特性推定部61と同様に、伝送路特性の推定値を計算し、各ステートに対応する伝送路特性の推定値の初期値とする。
【0211】
レプリカ生成部112では、伝送路特性推定部111の出力する各ステートに対応した伝送路特性の推定値と、生き残りパス選択部91の出力する生き残りパス選択情報と、を受け取り、各枝に対応するレプリカを逐次更新する。
【0212】
このように、第11図に示す等化器21を用いれば、生き残りパス単位に伝送路特性の推定値を更新するため、通信条件が非常に高速に変動する場合においても、精度の高い通信を実現できる。
【0213】
なお、第11図に示す等化器21の応用例としては、たとえば、以下の4つの構成が考えられる。まず、第1の応用例としては、たとえば、伝送路特性推定部111が、受信信号と、生き残りパス選択部91の出力する生き残りパス選択情報と、を受け取り、既知のLMSアルゴリズムやRLSアルゴリズムなどの適応アルゴリズムを用いて、伝送路特性の推定値を更新する。この場合、レプリカ生成部112では、ステート単位ではなく、各ステート共通の伝送路特性の推定値に基づいて、各枝に対応したレプリカを逐次更新する。このように、第1の応用例では、生き残りパス選択情報から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することにより、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0214】
第2の応用例としては、伝送路特性推定部111が、上記同様、受信信号と生き残りパス選択情報とを受け取り、上記既知の適応アルゴリズムを用いて、伝送路特性の推定値を更新する。そして、レプリカ生成部112では、伝送路特性の推定値が更新される度にレプリカを更新するのではなく、ある一定周期でレプリカを更新する。このように、第2の応用例では、さらに、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることで、第1の応用例よりもレプリカ計算に必要な演算量を削減することができる。
【0215】
第3の応用例としては、伝送路特性推定部111が、受信信号と、硬判定系列推定部67の出力する硬判定値と、を受け取り、上記既知の適応アルゴリズムを用いて、伝送路特性の推定値を更新する。この場合、レプリカ生成部112では、ステート単位ではなく、各ステート共通の伝送路特性の推定値に基づいて、各枝に対応したレプリカを逐次更新する。このように、第3の応用例では、上記硬判定値から得られる伝送路特性の推定値を、既知の適応アルゴリズムを用いて逐次更新することにより、通信条件が高速に変動するような場合においても、品質の良い通信を実現できる。
【0216】
第4の応用例としては、伝送路特性推定部111が、上記同様、受信信号と硬判定値とを受け取り、上記既知の適応アルゴリズムを用いて、伝送路特性の推定値を更新する。そして、レプリカ生成部112では、伝送路特性の推定値が更新される度にレプリカを更新するのではなく、ある一定周期でレプリカを更新する。このように、第4の応用例では、さらに、更新された伝送路特性の推定値を、逐一レプリカに反映させるのではなく間欠的に反映させることで、第3の応用例よりもレプリカ計算に必要な演算量を削減することができる。
【0217】
以上、実施の形態1によれば、硬判定復号によって得られた硬判定値と、軟判定復号によって得られた軟判定値と、を適宜選択できるため、誤り訂正の符号化率が1に近い場合、もしくは、誤り訂正が施されていないデータがある場合においても、常に最良の伝送品質を提供できる。
【0218】
実施の形態2.
第12図は、本発明にかかる受信装置の実施の形態2の構成を示す図である。第12図において、121a,…,121bはアンテナであり、122a,…,122bはアナログ処理部であり、123a,…,123bはA/D変換部であり、124は軟判定部であり、15は誤り訂正部であり、これは、先に説明した実施の形態1を、ダイバーシチ受信に適用した場合の構成を示す。以降、本実施の形態においては、前述の実施の形態1と異なる部分についてのみ説明を行う。
【0219】
まず、アンテナ121a〜121bを経由して受信波を受け取ったアナログ処理部122a〜122bでは、それそれ帯域制限やダウンコンバートなどの処理を行い、受信波をベースバンドのアナログ信号に変換する。つぎに、A/D変換部123a〜123bでは、受け取ったアナログ信号をディジタルの受信信号(以下、受信信号と呼ぶ)に変換する。つぎに、軟判定部124では、A/D変換部123a〜123bが出力するP系統の受信信号を受け取り、その復調結果として軟判定値を出力する。最後に、誤り訂正部15では、前述同様、デインタリーブや復号などの誤り訂正を行う。
【0220】
つぎに、上記軟判定部124の動作を詳細に説明する。第13図は、軟判定部124の第1の構成例を示す図である。第13図において、131は等化器であり、132は判定値合成部である。
【0221】
まず、等化器131では、受け取ったP系統の受信信号から軟判定値および硬判定値をそれぞれ推定する。つぎに、判定値合成部132では、前述の判定値合成部22と同様の手順で、等化部131の出力する軟判定値および硬判定値の合成処理を行い、その結果を軟判定値として出力する。
【0222】
ここで、上記等化器131の詳細な動作について説明する。第14図は、等化器131の構成を示す図である。第14図において、161は伝送路特性推定部であり、162はレプリカ生成部であり、163a,163b,…,163cは枝メトリック生成部であり、ビタビアルゴリズムに基づいて生き残りパスおよび生き残りパスメトリックの更新を行う。なお、前述の実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、以下の説明では8PSKを想定する。
【0223】
まず、伝送路特性推定部161では、P系統の受信信号のそれぞれに含まれるトレーニング系列を利用して、公知の技術により、各受信信号に対応した伝送路特性を推定する。
【0224】
レプリカ生成部162では、伝送路特性推定部161の出力するP系統の伝送路特性の推定値を受け取り、(8×M)個の枝に対応したP系統のレプリカを式(7)によって計算する。そして、P系統のレプリカx(i,p)(p=1,2,…,P)を、対応するi番目の枝メトリック生成部163a〜163cに対してそれぞれ出力する。なお、レプリカ生成部162は、次のレプリカを計算するまで現在のレプリカを記憶する。
【0225】
x(i,p)= Σ h(j,p)×I’(L−j,i) …(7)
【0226】
ただし、Σはj=0,…,Lの総和を表し、pは同時に受け取る受信信号の番号を表し、ここでは、p=1,2,…,Pそれぞれについて、レプリカを計算する。また、iは枝の番号を表し、i=1,2,…,(8×M)について、それぞれレプリカを計算する。また、x(i,p)はp番目の受信信号のi番目の枝(i個の枝メトリック生成部)に対応するレプリカを表し、h(j,p)はp番目の受信信号のjシンボルだけ遅延したシンボルに対応する伝送路特性を表し、
h(0,p)はp番目の受信信号の遅延なく到達したシンボルに対応する伝送路特性を表す。また、I´(j,i)はi番目の枝に対応するシンボル系列のj番目のシンボルを表し、各受信信号に対して共通である。
【0227】
P系統のレプリカを計算後、i番目の枝メトリック生成部163a〜163cでは、P系統の受信信号r(n,p)と、レプリカ生成部162の出力するレプリカx(i,p)と、を受け取り、枝メトリックを式(8)によって計算する。
【0228】
e(n,i)= Σ −|r(n,p)−x(i,p)|2 …(8)
【0229】
ただし、Σは、p=1,2,…,Pの総和を表し、e(n,i)は時刻nにおいてi番目の枝メトリック生成部163a〜163cが出力する枝メトリックを表す。
【0230】
なお、枝メトリックの計算方法は、式(8)に限定されるわけではなく、たとえば、式(9)のように、マンハッタン距離を利用する方法やその他の方法を利用することとしてもよい。
【0231】
e(n,i)= Σ −|r(n,p)−x(i,p)| (9)
【0232】
以降、等化器131は、前述の実施の形態における等化器21と同様の手順で動作し、結果的に、硬判定系列推定部67が硬判定値を出力し、そして、軟判定値生成部68が軟判定値を出力する。
【0233】
なお、ここでは、実施の形態1における第6図の構成を応用した等化器について説明したが、これに限らず、等化器131は、たとえば、実施の形態1の第8図、第9図および第11図の構成を応用することとしてもよい。
【0234】
また、第15図は、軟判定部124の第2の構成例を示す図である。第15図において、141a,…,141bは雑音電力推定部であり、142は等化器である。なお、前述の第13図と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0235】
まず、雑音電力推定部141a〜141bでは、それぞれに対応した受信信号に含まれたトレーニング系列を利用して、それぞれの受信信号の雑音電力を推定する。等化器142では、P系統の受信信号と、各受信信号に対応する雑音電力の推定値と、を受け取り、前述の第2図と同様の手順で、軟判定値および硬判定値をそれぞれ推定する。
【0236】
なお、第15図に示す等化器142(第14図参照)では、i個の枝メトリック生成部163a〜163cが、P系統の受信信号r(n,p)と、雑音電力推定部141a〜141bの出力する雑音電力の推定値Y(p)と、レプリカ生成部162の出力するレプリカx(i,p)と、を受け取り、枝メトリックを式(10)によって計算する。
【0237】
e(n,i)= Σ −(|r(n,p)−x(i,p)|2)/Y(p)
…(10)
ただし、Σは、p=1,2,…,Pの総和を表す。
【0238】
また、第16図は、軟判定部124の第3の構成例を示す図である。第16図において、151a,…,151bはレベル調整部であり、152は等化器である。なお、前述の第13図および第15図と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0239】
まず、レベル調整部151a〜151bでは、それぞれに対応した受信信号を受け取り、その受信信号のレベル調整を行い、レベル調整後の受信信号およびレベル調整量を等化器152に対して出力する。等化器152では、レベル調整部151a〜151bの出力する受信信号と、レベル調整量と、を受け取り、前述の第3図と同様の手順で、軟判定値および硬判定値をそれぞれ推定する。
【0240】
なお、第16図に示す等化器152(第14図参照)では、(8×M)個の枝メトリック生成部163a〜163cが、レベル調整部151a〜151bの出力するP系統の受信信号r’(n,p)およびレベル調整量A(n,p)と、レプリカ生成部162の出力するレプリカx(i,p)と、を受け取り、枝メトリックを式(11)によって計算する。
【0241】
e(n,i)= Σ −(|r’(n,p)−x(i,p)|/
A(n,p))2 …(11)
【0242】
ただし、Σは、p=1,2,…,Pの総和を表す。また、レベル調整部151a〜151bでは、受信信号が式(12)によってレベル調整される。
【0243】
r’(n,p)=r(n,p)×A(n,p) …(12)
【0244】
また、レベル調整部151a〜151bの処理は、軟判定部124のかわりに、アナログ処理部122a〜122bにて行うこともできる。さらには、レベル調整部151a〜151bの処理を、アナログ処理部122a〜122bおよび軟判定部124の両方で行うように構成することもでき、この場合には、両方のレベル調整量によって軟判定値を補正する。
【0245】
このように、実施の形態2によれば、ダイバーシチ受信に対応したため、すなわち、枝メトリック生成時に、ダイバーシチ受信した受信信号のそれぞれについてメトリックを合成し、合成後のパスメトリックをもとに等化処理を行うこととしたため、実施の形態1よりもさらに品質のよい通信を提供できる。
【0246】
実施の形態3.
第17図は、本発明にかかる無線通信用受信装置の実施の形態3の構成を示す図である。第17図において、201は伝送路特性推定部であり、202は時間反転制御部であり、203は受信信号反転部であり、204は軟判定値反転部である。なお、前述の実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0247】
伝送路特性推定部201では、受け取った受信信号に含まれるトレーニング系列を利用して、公知の技術により伝送路特性の推定値を計算する。前述同様、伝送路特性の推定値を、以降、単に伝送路特性と呼ぶ。
【0248】
時間反転制御部202では、伝送路特性推定部201の出力する伝送路特性をもとに受信信号の処理方向を決定する。たとえば、伝送路特性の電力(絶対値の2乗)を計算し、最大電力となる位置が有効な伝送路特性の前半にある場合は、受信信号の時間反転を行わないように受信信号反転部203を制御する。逆に、最大電力となる位置が有効な伝送路特性の後半にある場合には、受信信号の時間反転を行うように受信信号反転部203を制御する。
【0249】
ここで、上記時間反転制御部202の制御を具体的に説明する。なお、本実施の形態では、伝送路特性の電力が以下のような値だった場合を一例として説明する。
|h(0)|2=20
|h(1)|2=39
|h(2)|2=54
|h(3)|2=27
|h(4)|2=8
【0250】
たとえば、有効な伝送路特性を10以上と規定した場合、有効な伝送路特性は、h(0),h(1),h(2),h(3)までとなる。つぎに、電力が最大となる伝送路特性は、h(2)となり、有効な伝送路特性の後半に位置することになるので、ここでは、上記のとおり受信信号を反転する。なお、この例では、h(0),h(1)が前半、h(2),h(3)が後半となる。
【0251】
受信信号反転部203では、時間反転制御部202の制御に従って、受信信号を反転する。ただし、受信信号を反転する場合、有効伝送路の最大遅延シンボル数だけずらして時間反転を行う。このように、受信信号の時間反転を行った場合、時間反転後の伝送路特性h’(0),h’(1),h’(2),h’(3)は、
h’(0)=h(3)
h’(1)=h(2)
h’(2)=h(1)
h’(3)=h(0)
となる。
【0252】
そして、その電力は、
|h’(0)|2=27
|h’(1)|2=54
|h’(2)|2=39
|h’(3)|=20
となる。
【0253】
このように、上記反転処理を行うことで、時間反転前においては、2シンボル遅延の後に伝送路特性の電力が最大となっていたが、時間反転後においては、1シンボル遅延の後に伝送路特性の電力が最大となり、最大電力の伝送路特性の遅延時間を大幅に小さくすることができる。
【0254】
軟判定部14は、先に説明した実施の形態1と同様に動作し、推定した軟判定値を軟判定値反転部204に対して出力する。
【0255】
軟判定値反転部204では、時間反転制御部202の制御に従って、軟判定値を時間反転し(もとの順序に戻し)、その結果を誤り訂正部15に対して出力する。
【0256】
このように、実施の形態3によれば、電力が高くかつ遅延時間の大きい遅延波が存在するような場合であっても、受信信号を時間反転することにより、遅延時間を小さくした状態で軟判定処理を行うことができる。
【0257】
実施の形態4.
第18図は、本発明にかかる無線通信用受信装置の実施の形態4の構成を示す図である。第18図において、211は等化方式制御部であり、212a,212bは軟判定部である。なお、前述の実施の形態1および3と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0258】
伝送路特性推定部201では、実施の形態3と同様に、伝送路特性の推定する。等化方式制御部211では、伝送路特性推定部201の出力する伝送路特性に基づいて、受信信号を処理するための等化方式を選択する。たとえば、伝送路特性の電力(絶対値の2乗)を計算し、有効な伝送路特性の最大遅延時間が所定の基準よりも大きい場合は軟判定部212aを選択し、有効な伝送路特性の最大遅延時間が所定の基準よりも短い場合には軟判定部212bを選択する。
【0259】
軟判定部212aでは、伝送路特性の逐次更新を行わずに、等化器のステート数Mを軟判定部212bより大きくする。たとえば、第2図〜第5図の軟判定部に第9図の等化器を含んだ構成とし、ステート数をM=64とする。一方、軟判定部212bでは、伝送路特性の逐次更新を行い、等化器のステート数Mを軟判定部212aより小さくする。たとえば、第2図〜第5図の軟判定部に第11図の等化器を含んだ構成とし、ステート数をM=8とする。
【0260】
以上、本実施の形態によれば、伝送路の状態に応じて適切な等化方式を選択できるため、通信品質をさらに向上させることができる。また、伝送路特性の逐次更新を行わない代わりにステート数を大きくした等化器と、伝送路特性の逐次更新を行う代わりにステート数を小さくした等化器を組み合わせることにより、処理量の増加を抑えつつ、通信品質の改善を図ることができる。
【0261】
なお、第19図に示すように、本実施の形態の構成と前述の実施の形態3の構成とを組み合わせた構成としてもよい。この場合は、両方の効果を同時に得ることができる。また、軟判定部212aは、伝送路特性の逐次更新を行わない構成であれば、第9図以外の構成を用いてもよい。また、軟判定部212bは、伝送路特性の逐次更新を行う構成であれば、第11図以外の構成を用いてもよい。
【0262】
以上のように、本発明にかかる無線通信用受信装置は、自動車電話,携帯電話,コードレス電話等の無線通信分野に有用であり、特に、符号間干渉に伴う周波数選択性フェージングが存在する通信環境で動作する無線通信用受信装置に適している。
【0263】
【発明の効果】
この発明によれば、硬判定に適した復調方式によって得られた硬判定値と、軟判定に適した復調方式によって得られた軟判定値と、を適宜選択できるため、誤り訂正の符号化率が1に近い場合、もしくは、誤り訂正が施されていないデータがある場合においても、常に最良の伝送品質を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は、本発明にかかる無線通信用受信装置の実施の形態1の構成を示す図である。
【図2】 第2図は、軟判定部の第1の構成例を示す図である。
【図3】 第3図は、軟判定部の第2の構成例を示す図である。
【図4】 第4図は、軟判定部の第3の構成例を示す図である。
【図5】 第5図は、軟判定部の第4の構成例を示す図である。
【図6】 第6図は、等化器の第1の構成例を示す図である。
【図7】 第7図は、軟判定値生成部の構成を示す図である。
【図8】 第8図は、等化器の第2の構成例を示す図である。
【図9】 第9図は、等化器の第3の構成例を示す図である。
【図10】 第10図は、レプリカ生成部の構成を示す図である。
【図11】 第11図は、等化器の第4の構成例を示す図である。
【図12】 第12図は、本発明にかかる無線通信用受信装置の実施の形態2の構成を示す図である。
【図13】 第13図は、軟判定部の第1の構成例を示す図である。
【図14】 第14図は、等化器の構成を示す図である。
【図15】 第15図は、軟判定部の第2の構成例を示す図である。
【図16】 第16図は、軟判定部の第3の構成例を示す図である。
【図17】 第17図は、本発明にかかる無線通信用受信装置の実施の形態3の構成を示す図である。
【図18】 第18図は、本発明にかかる無線通信用受信装置の実施の形態4の構成を示す図である。
【図19】 第19図は、本発明にかかる無線通信用受信装置の実施の形態4の別構成を示す図である。
【符号の説明】
11,121a,121b アンテナ
12,122a,122b アナログ処理部
13,123a,123b アナログ/ディジタル(A/D)変換部
14,124,212a,212b 軟判定部
15 誤り訂正部
21,131,142,152 等化器131
22,132 判定値合成部
23,141a,141b 雑音電力推定部
24 軟判定値補正部
26 ビット変換部
27 硬判定部
28 比較部
29 選択部
31,151a,151b レベル調整部
32 軟判定値補正部
61,111,161,201 伝送路特性推定部
62,92,112,162 レプリカ生成部
63a,63b,63c,163a,163b,163c 枝メトリック生成部
64a,64b,64c 加算器
65,91 生き残りパス選択部
66 生き残りパスメトリック記憶部
67 硬判定系列推定部
68,81 軟判定値生成部
71 最尤メトリック選択部
72a,72b,72c ビット単位最尤メトリック選択部
73a,73b,73c メトリック差計算部
100a,100b,100c レプリカ計算部
101 ROM
102a,102b,102c,102d,102e 乗算器
103 加算部
202 時間反転制御部
203 受信信号反転部
204 軟判定値反転部
211 等化方式制御部
Claims (79)
- 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - さらに、
前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定手段と、
前記選択手段が出力する軟判定値を雑音電力推定値で除算することにより補正する軟判定値補正手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第2項または第3項に記載の無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整手段と、
前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
前記選択手段が出力する軟判定値をレベル調整量で除算することにより補正する軟判定値補正手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整手段と、
前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
前記選択手段が出力する軟判定値をレベル調整量で除算することにより補正する軟判定値補正手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定手段と、
前記軟判定値を雑音電力推定値で除算することにより補正する軟判定値補正手段と、
前記軟判定値補正手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定手段と、
前記軟判定値を雑音電力推定値で除算することにより補正する軟判定値補正手段と、
前記軟判定値補正手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整手段と、
前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記軟判定値をレベル調整量で除算することにより補正する軟判定値補正手段と、
前記軟判定値補正手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するアナログ処理手段と、前記アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するA/D変換手段と、前記受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整手段と、
前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記軟判定値をレベル調整量で除算することにより補正する軟判定値補正手段と、
前記軟判定値補正手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - さらに、前記A/D変換手段が出力する受信信号に基づいて伝送路特性を推定する第1の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性推定値に基づいて、前記受信信号に対して時間反転を行うか、または行わないかを制御する時間反転制御手段と、
前記時間反転制御手段の制御に従って前記受信信号に対する処理を行い、前記軟判定手段に対してその処理結果を出力する受信信号反転/非反転手段と、
前記時間反転制御手段の制御に従って、前記軟判定手段出力の軟判定値を時間反転前の順に戻す軟判定値反転/非反転手段と、
を備え、
前記軟判定手段は、前記受信信号反転/非反転手段出力の信号に対して軟判定処理を行い、
前記誤り訂正手段は、前記軟判定値反転/非反転手段出力の信号に対して誤り訂正を実施することを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一つに記載の無線通信用受信装置。 - 前記軟判定手段として、伝送路特性の逐次更新を行わない第1の軟判定手段と伝送路特性の逐次更新を行う第2の軟判定手段とを備え、
さらに、前記A/D変換手段が出力する受信信号に基づいて伝送路特性を推定する第1の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性推定値に基づいて、前記第1の軟判定手段と前記第2の軟判定手段から、使用する軟判定手段を選択する軟判定選択手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一つに無線通信用受信装置。 - 前記軟判定手段として、伝送路特性の逐次更新を行わない第1の軟判定手段と伝送路特性の逐次更新を行う第2の軟判定手段とを備え、
さらに、前記A/D変換手段が出力する受信信号に基づいて伝送路特性を推定する第1の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性推定値に基づいて、前記第1の軟判定手段と前記第2の軟判定手段から、使用する軟判定手段を選択する軟判定選択手段と、
前記伝送路特性推定値に基づいて、前記受信信号に対して時間反転を行うか、または行わないかを制御する時間反転制御手段と、
前記時間反転制御手段の制御に従って前記受信信号に対する処理を行い、前記選択された軟判定手段に対してその処理結果を出力する受信信号反転/非反転手段と、
前記時間反転制御手段の制御に従って、前記選択された軟判定手段出力の軟判定値を時間反転前の順に戻す軟判定値反転/非反転手段と、
を備え、
前記選択された軟判定手段は、前記受信信号反転/非反転手段出力の信号に対して軟判定処理を行い、
前記誤り訂正手段は、前記軟判定値反転/非反転手段出力の信号に対して誤り訂正を実施することを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一つに記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一つに記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一つに記載の無線通信用受信装置。 - 前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする請求の範囲第13項に記載の無線通信用受信装置。
- 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいてステート単位に受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記軟判定値生成手段は、
前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、
前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、
ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲13項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする請求の範囲第22項に記載の無線通信用受信装置。
- 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第24項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第24項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第24項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第24項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいてステート単位に受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第24項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記軟判定値生成手段は、
前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、
前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、
ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第22項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする請求の範囲第31項に記載の無線通信用受信装置。
- 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第33項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第33項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第33項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第33項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいてステート単位に受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第33項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記軟判定値生成手段は、
前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、
前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、
ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第31項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記受信信号の伝送路特性を推定する第2の伝送路特性推定手段と、
前記伝送路特性の推定値に基づいて受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記レプリカと前記受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする請求の範囲第40項に記載の無線通信用受信装置。
- 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第42項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第42項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第42項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第42項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記第2の伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいてステート単位に受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応する受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第42項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記軟判定値生成手段は、
前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、
前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、
ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第40項に記載の無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記P系統の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記P系統の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記P系統の受信信号に含まれる雑音電力を個別に推定する雑音電力推定手段と、
前記P系統の受信信号、および前記P系統の雑音電力の推定値から、軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記P系統の受信信号に含まれる雑音電力を個別に推定する雑音電力推定手段と、
前記P系統の受信信号、および前記P系統の雑音電力の推定値から、軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記P系統の受信信号のレベル調整を個別に行うレベル調整手段と、
前記P系統の受信信号、および前記P系統のレベル調整量から、軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記変換後の硬判定値と、前記等化手段から受け取ったシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 受信波をベースバンドのアナログ信号に変換するP(P≧1)系統のアナログ処理手段と、前記各アナログ信号をディジタルの受信信号に変換するP系統のA/D変換手段と、前記各受信信号の復調結果として軟判定値を出力する軟判定手段と、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する誤り訂正手段と、を備える無線通信用受信装置において、
前記軟判定手段は、
前記P系統の受信信号のレベル調整を個別に行うレベル調整手段と、
前記P系統の受信信号、および前記P系統のレベル調整量から、軟判定値と硬判定値とを出力する等化手段と、
前記等化手段から受け取ったビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換手段と、
前記等化手段の出力するシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換手段と、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較手段と、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択手段と、
を備えることを特徴とする無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記P系統の受信信号の伝送路特性を個別に推定する伝送路特性推定手段と、
前記P系統の伝送路特性の推定値に基づいて、P系統の受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記P系統のレプリカと前記P系統の受信信号に基づいて枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記枝単位のパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第49項〜第54項のいずれか一つに記載の無線通信用受信装置。 - 前記等化手段は、
前記P系統の受信信号の伝送路特性を個別に推定する伝送路特性推定手段と、
前記P系統の伝送路特性の推定値に基づいて、P系統の受信信号のレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
前記P系統のレプリカと前記P系統の受信信号に基づいて、枝メトリックを計算する枝メトリック生成手段と、
前記枝メトリックと生き残りパスメトリックとを加算し、その結果をパスメトリックとして出力する加算手段と、
前記枝単位のパスメトリックに基づいて生き残りパスメトリックを選択し、さらに、どのパスを選択したかを示すパス選択情報を生成する生き残りパス選択手段と、
前記パス選択情報に基づいて硬判定値を推定する硬判定系列推定手段と、
前記生き残りパスメトリックから軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第49項〜第54項のいずれか一つに記載の無線通信用受信装置。 - 前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値に加えて、さらに、前記パス選択情報を用いて、受信信号のレプリカを生成することを特徴とする請求の範囲第55項に記載の無線通信用受信装置。
- 前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて、P系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第57項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報を受け取り、適応アルゴリズムを用いて、P系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第57項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて、P系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記伝送路特性の推定値が更新される度に、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第57項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記硬判定系列推定手段が出力する硬判定値を受け取り、適応アルゴリズムを用いて、P系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、予め規定された特定周期で、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第57項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記伝送路特性推定手段は、さらに、前記パス選択情報に基づいて、ステート単位にP系統の受信信号の伝送路特性を逐一更新し、
前記レプリカ生成手段は、前記ステート単位の伝送路特性が更新される度に、前記パス選択情報を用いて、各枝に対応するP系統の受信信号のレプリカを更新することを特徴とする請求の範囲第57項に記載の無線通信用受信装置。 - 前記枝メトリック生成手段は、前記P系統のレプリカ、前記P系統の受信信号、およびP系統の受信信号の雑音電力推定値、に基づいて枝メトリックを計算することを特徴とする請求の範囲第55項に記載の無線通信用受信装置。
- 前記枝メトリック生成手段は、前記P系統のレプリカ、前記P系統の受信信号、およびP系統の受信信号のレベル調整量、に基づいて枝メトリックを計算することを特徴とする請求の範囲第55項に記載の無線通信用受信装置。
- 前記軟判定値生成手段は、
前記枝単位のパスメトリックもしくは生き残りパスメトリックに基づいて、シンボル単位に最尤メトリックを選択するシンボル単位最尤メトリック選択手段と、
前記シンボル単位の最尤メトリックに基づいて、ビット単位に最尤メトリックを選択するビット単位最尤メトリック選択手段と、
ビット単位の最尤メトリックの差を計算するメトリック差計算手段と、
を備えることを特徴とする請求の範囲第55項に記載の無線通信用受信装置。 - 受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記変換後の硬判定値と、前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定ステップと、
前記選択ステップの実行により出力された軟判定値を雑音電力推定値で除算することにより補正する軟判定値補正ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - 受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたビット単位の軟判定値を硬判定値に変 換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換ステップと、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定ステップと、
前記選択ステップの実行により出力された軟判定値を雑音電力推定値で除算することにより補正する軟判定値補正ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - 受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整ステップと、
前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記変換後の硬判定値と、前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
前記選択ステップの実行により出力された軟判定値をレベル調整量で除算することにより補正する軟判定値補正ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - 受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整ステップと、
前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換ステップと、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
前記選択ステップの実行により出力された軟判定値をレベル調整量で除算することにより補正する軟判定値補正ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - 受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定ステップと、
前記軟判定値を雑音電力推定値で除算することにより補正する軟判定値補正ステップと、
前記軟判定値補正ステップの実行により得られたシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記変換後の硬判定値と、前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し 、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - 受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記受信信号に含まれる雑音電力を推定する雑音電力推定ステップと、
前記軟判定値を雑音電力推定値で除算することにより補正する軟判定値補正ステップと、
前記軟判定値補正ステップの実行により得られたビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換ステップと、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - 受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整ステップと、
前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記軟判定値をレベル調整量で除算することにより補正する軟判定値補正ステップと、
前記軟判定値補正ステップの実行により得られたシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記変換後の硬判定値と、前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - 受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記受信信号のレベル調整を行うレベル調整ステップと、
前記レベル調整後の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記軟判定値をレベル調整量で除算することにより補正する軟判定値補正ステップと、
前記軟判定値補正ステップにより得られたビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換ステップと、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - P系統の受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記P系統の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記変換後の硬判定値と、前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - P系統の受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記P系統の受信信号から軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換ステップと、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - P系統の受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記P系統の受信信号に含まれる雑音電力を個別に推定する雑音電力推定ステップと、
前記P系統の受信信号、および前記P系統の雑音電力の推定値から、軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記変換後の硬判定値と、前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - P系統の受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記P系統の受信信号に含まれる雑音電力を個別に推定する雑音電力推定ステップと、
前記P系統の受信信号、および前記P系統の雑音電力の推定値から、軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換ステップと、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - P系統の受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記P系統の受信信号のレベル調整を個別に行うレベル調整方法と、
前記P系統の受信信号、および前記P系統のレベル調整量から、軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記変換後の硬判定値と、前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値と、を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。 - P系統の受信信号の復調結果として軟判定値を出力し、前記軟判定値に対して誤り訂正を実施する受信方法において、
前記P系統の受信信号のレベル調整を個別に行うレベル調整方法と、
前記P系統の受信信号、および前記P系統のレベル調整量から、軟判定値と硬判定値とを出力する判定値出力ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたビット単位の軟判定値を硬判定値に変換する軟判定値/硬判定値変換ステップと、
前記判定値出力ステップの実行により出力されたシンボル単位の硬判定値をビット単位の硬判定値に変換するビット変換ステップと、
前記変換後の硬判定値同士を比較する比較ステップと、
前記比較結果が一致する場合に軟判定値を選択し、不一致の場合には硬判定値を選択し、選択後の判定値を軟判定値として出力する選択ステップと、
を含むことを特徴とする受信方法。
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