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JP4189288B2 - 特殊断面仮撚加工糸の製造方法 - Google Patents
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JP4189288B2 - 特殊断面仮撚加工糸の製造方法 - Google Patents

特殊断面仮撚加工糸の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、特殊断面仮撚加工糸の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、ソフトな風合いを呈し、しかも、扁平断面変形が少ないため、布帛にした際、サラサラしたドライ感、吸水、速感性を保持でき、かつ、ドレープ性を有する風合を備え、さらには、ストレッチ性、弾力感を併せ呈する布帛を得るに適した特殊断面仮撚加工糸製造する方法に関するものである。
ポリトリメチレンテレフタレート繊維は、ストレッチ性に関しては、ヤング率が低く、ソフトな繊維が得られることは良く知られている。しかしながら、近年、このような嵩高性を発現できる繊維からなる布帛には、さらに高いストレッチ性が要求されるようになってきている。
従来、弾性回復性に優れ、ストレッチ素材に適したポリエステル系繊維として、例えば特許文献1(特開平11−93026号公報)には、ポリトリメチレンテレフタレートを主たるポリマー成分とするポリエステル系仮撚加工糸が提案されている。しかし、ストレッチ性は優れているが、捲縮によるガサツキ感が強く、布帛はソフトな風合に欠けるものであった。
同様に、特許文献2(特開2000−256925号公報)には、ポリトリメチレンテレフタレートを主たるポリマー成分とし、1段ヒーター仮撚に連続して弛緩熱処理するポリエステル系仮撚加工糸が提案されているが、やはり、ストレッチ性を重視するあまり、布帛はソフトな風合に欠けるものであった。
特許文献3(特開2003−147649号公報)には、これらを達成するため、サイドバイサイド型コンジュゲート糸を用いてストレッチ性を得る方法も知られている。しかしながら、コンジュゲート糸の捲縮を発現させるためには、コンジュゲート糸に作用する拘束力を極力小さくする必要があることから、布帛構造をルーズにせざるを得ないとか、また捲縮が発現するため布帛が肉厚になり易いとか、捲縮が伸長によってへたってしまい元の寸法に戻り難いなどの特性があり、用途により大きな制約があった。
特許文献4(特開2003−82540号公報)においては、ソフトな風合いを呈し、しかも、扁平断面変形が少ないため、布帛にした際、サラサラしたドライ感、吸水、速乾性、を保持でき、かつ、ドレープ性を有する風合の仮撚加工糸が開示されているが、その一方においてストレッチ性は発揮出来ない欠点がであった。
このように、従来の仮撚加工技術では、加工性(断糸多発)、加工毛羽が発生して、製品とした場合の、品位ダウン、および断面がつぶれてしまって、ソフト風合、吸水性、ストレッチ性が発現出来ないものであった。すなわち、これまでの仮撚加工技術では、感性と機能性を同時に満足するように、仮撚加工後も布帛に充分なストレッチ性を有し、かつ、吸水・速乾性、これに加えて低通気性、を同時に発現させるポリエステル仮撚加工糸およびその製造方法は今まで提案されていなかった。
特開平11−93026号公報 特開2000−256925号公報 特開2003−147649号公報 特開2003−82540号公報
本発明は、これまで製造できなかった、布帛が充分なストレッチ性を有し、かつ、吸水・速乾性を同時に発現させるポリエステル仮撚加工糸であって、ドライ風合いを得ることができると共に、優れたドレープ性を有し、さらに織編物に優れた吸水・速乾性を同時に発現させることができるポリトリメチレンテレフタレート系のポリエステル仮撚加工糸を製造する方法を提供することを目的とする
本発明によれば、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステル繊維からなり、繊維の横断面形状がその長軸方向の少なくとも片側に2つ以上の凹部を有する扁平断面形状である未延伸繊維を、非接触ヒーターおよび三軸摩擦仮撚型ディスク仮撚具を備えた仮撚加工を用い、下記(1)〜(4)を同時に満足する条件で延伸同時仮撚加工することを特徴とする特殊断面仮撚加工糸の製造方法が提供される。
(1)仮撚具のウレタンディスクの硬度が70〜80度
(2)仮撚ヒーター温度が100〜300℃
(3)延伸倍率が1.1〜1.4倍
(4)仮撚数(回/m)が(10,000〜25,000)/D1/2
(ただし、Dは仮撚加工糸の繊度(dtex)を示す。)
上記横断面形状としては、(1)繊維の横断面形状が、2つ以上のくびれを有し,扁平度が2〜7の扁平横断面形状(以下「断面形状(1)」ともいう)か、あるいは、(2)繊維の横断面形状における開口角が100〜150度のW字状で、扁平度が2〜4の扁平断面形状(以下「断面形状(2)」ともいう)が好ましい。
また、本発明の製造方法に用いられる未延伸繊維としては、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルを溶融紡糸し、50〜170℃で熱処理した後、これを、2,000〜4,000m/分で取って得られた繊維が好ましい。
本発明によれば、ストレッチ性を得ることができるとともに、優れたドレープ性、ふくらみ感を兼ね備え、ベトツキ感、ギラツキ感をなくし、さらに織編物に優れた吸水・速乾性を発現させ、これに加えて、低通気性、を同時に発現させることができる高度に異形化された繊維断面を有する、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルからなる特殊断面仮撚加工糸を提供することができる。
本発明で使用されるポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰返し単位とするポリエステルであり、該ポリエステルには本発明の目的を阻害しない範囲内、例えば酸成分を基準として20モル%以下、好ましくは10モル%以下で他の成分が共重合されていてもかまわない。
好ましく用いられる共重合成分としては、例えば、酸成分としては、フタル酸、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸などをあげることができ、また、グリコール成分としては、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノールA、2,2−ビス{4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル}プロパンなどを挙げることができる。
本発明に用いられる上記ポリエステルの固有粘度(オルソクロロフェノールを溶媒として使用し35℃で測定)は、製糸性の点から0.60〜1.20dl/gが好ましい。
また、上記ポリエステルには、本発明の目的を阻害しない範囲で、公知の添加剤、例えば、顔料、染料、艶消し剤、防汚剤、蛍光増白剤、難燃剤、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤などを配合してもよい。
本発明の特殊断面仮撚加工糸は、このようなポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステル繊維からなる仮撚加工糸である。
なお、本発明においては、構成するフィラメント糸がポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント糸であることがストレッチ性および弾力性の点で必要である。
本発明の特殊断面仮撚加工糸は、まず繊維の横断面形状がその長軸方向の少なくとも片側に2つ以上の凹部を有する扁平断面形状である。
この断面形状としては、例えば、(1)2つ以上のくびれ(以下くびれ部と称することがある)を有し、扁平度が2〜7の扁平横断面形状であるもの[断面形状(1)]、あるいは、開口角が100〜150度のW字状で、扁平度が2〜4の扁平断面形状であるもの[断面形状(2)]などが挙げられる。
断面形状(1)としては、繊維横断面形状が2個所以上、好ましくは3〜5箇所にくびれを有し、その扁平度が2〜7、好ましくは3〜5の扁平断面形状である必要がある。
ここで扁平度とは、単繊維の横断面において、図1に示すように、該横断面の最大幅(長軸)(A)とこの長軸に直交する短軸の最大幅(B)との比(A/B)であり、仮撚加工糸横断面から10箇所の平均値である。該扁平度が2未満である場合には、布帛にした際に各単繊維がワイドに広がった集合形態を形成し難くなるため、十分な防透性や低通気性を得ることが困難になるだけでなく、後述する凹部どうしが嵌合しやすくなって吸水性が低下したり、曲げ抵抗が増大してソフト感が低下しやすいので好ましくない。逆に、該断面扁平度が7を超える場合には、製糸性および仮撚加工が困難になるので好ましくない。
ここで、本発明のくびれ部とは、図1に模式的に示す短軸の長さが短くなっている部分のことである。かかるくびれ部において、凹部の深さとしては、短軸の最大幅(B)と最小幅(C)の比(B/C)で、1.05以上、好ましくは1.1以上となる深さであることが、吸水性および速乾性の観点から好ましい。なお、深さが大きくなりすぎると単繊維が繊維軸方向に分離しやすくなるので、該比は3.0以下、特に2.5以下であることが好ましい。
なお、図2(a)〜(c)に、凹部が両側部に対向して形成されているものを例示するが、両側部に対向することなく形成されていても、一方の側部にのみに形成されていてもよい。該くびれ部の個数は2個所以上である必要があり、くびれ部が1個所以下の場合には、該くびれ部における毛細管現象が不十分となり、満足な吸水性が得られなくなるので好ましくない。くびれ部の個数は2個所以上であれば特に限定する必要はないが、製糸性を考慮すると3〜5箇所が適当である。
なお、図2(d),(e)は、くびれ部の数が1または6であり、本発明の対象外となる。
一方、断面形状(2)は、開口角が100〜150度のW字状で、扁平度が2〜4の扁平断面形状である。この断面形状(2)の具体例は、特開2001−316943号公報記載のポリトリメチレンテレフタレートW断面糸を挙げることができる。
ここで、開口角度とは、図3に示すようにW字状断面の下部凹部に接線を引き、その間の角度をいう。また、扁平度とは、図3に示すようにW字状断面フィラメントを外接する長方形を描き、その長辺Hを短辺Lで割った値である。
断面形状(2)のフィラメントでは、W字状断面の扁平度がこの極めて限られた範囲を有する場合にのみ、例えば、本発明の仮撚加工糸を製織すると、織物組織中の経糸を構成する各フィラメントが一定方向に規則的に並ぶ。この様子を模式的に図4に示す。すなわち、マルチフィラメントのほとんどがW字状断面の凹凸にうまく重なりあって、最密充填されあたかも"レンガ積み形態"となっている。織物のこのような"レンガ積み形態"は、その後の精練や染色仕上げ加工工程を経てもその形態が崩れることはなく、最終製品まで保持されている。この特徴的な組織形態によって、織物組織の交錯点のフィラメントが最密充填され、ソフトな風合いを発現するものと推測される。また、この形態によりマルチフィラメントの曲げ応力が低下しクリンプが大きくなるため、ストレッチ性が発現すると考えられる。
断面形状(2)を有する仮撚加工糸は、例えば、製織織物組織中の経糸が"レンガ積み形態"を構成する理由は明らかではないが、おそらく製織中の経糸張力と織機のおさの上下運動力がマルチフィラメント中のフィラメントの再配列を可能にするのに偶然合致していたためと推定されている。扁平度が2未満では、フィラメントの重なりが"レンガ積み形態"とならず、風合いが従来の丸断面に近くなり、本発明の目的が達成されない。一方、扁平度が4を超えると、製糸の段階で紡糸の安定性が不良となる。好ましい扁平度は、2〜3の範囲である。
また、断面形状(2)においては、W字状断面の各凹部の開口角度が100〜150度であることが必要である。好ましくは110〜140度である。開き角度は、断面形状の鋭利さを意味し、角度が小さい程断面が鋭利であり、角度が大きい程鈍である。開口角度が100度未満、150度を超えると"レンガ積み形態"を形成しにくくなり、本発明の目的が達成されない。
次に、本発明の特殊断面仮撚加工糸は、その捲縮率が15〜25%、好ましくは18〜23%の範囲である必要がある。かかる範囲の捲縮を有することにより、ストレッチ性を保持しつつ、得られる布帛はソフトな風合を呈すると共に、抱合斑に起因する色調低下も抑制される。この捲縮率が15%未満の場合には、ストレッチ性が不足し、糸条間空隙が多くなり、染料が入りやすくなり、染斑を発現されやすくなるので好ましくない。一方、25%を超える場合には、得られる布帛の表面が白けた色調となりやすく、またガサツキ感を呈するようになるので好ましくない。この範囲とすることにより、ストレッチ性を有し、かつソフト風合に優れると同時に、抱合斑に起因する色調低下のない織編物が得られる。
捲縮率は、仮撚条件(温度、倍率、仮撚数)を適正化することにより、容易に調整することができる。
同様に、本発明の特殊断面仮撚加工糸は、10%伸長弾性回復率が、70%以上であることが、ストレッチ性を保持する上で、必要である。70%未満では、目的とするストレッチ性、弾力感が得られない。好ましくは、75〜95%である。
10%伸張弾性回復率は、断面形状の扁平度の適正化および仮撚条件(温度、倍率、仮撚数)により、調整することができる。
なお、本発明の特殊断面仮撚加工糸の単繊維繊度は、大きくなりすぎると風合が硬くなりやすく、逆に小さくなりすぎると製糸性や仮撚加工性が低下しやすいので、1.0〜5.0dtexの範囲、特に1.5〜4.0dtexの範囲が適当である。
以上に説明した本発明の特殊断面仮撚加工糸は、例えば以下の方法により製造することができる。
すなわち、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステル繊維からなり、繊維の横断面形状がその長軸方向の少なくとも片側に2つ以上の凹部を有する扁平断面形状である未延伸繊維を、非接触ヒーターおよび三軸摩擦仮撚型ディスク仮撚具を備えた仮撚加工機を用い、後述する下記(1)〜(4)を同時に満足する条件で延伸同時仮撚加工すればよい。
一般に、肌にべとついて不快感を覚えるのは、肌に触ったときの単位繊度当たりの接触面積が大きいことに主因すると考えられるが、木綿繊維のように、保水率の大きい繊維の場合は、かえって皮膚表面を濡らしベトツキ感を与えることになる。これに対し、本発明の仮撚加工糸は、皮膚と接触する面が常に扁平状の繊維により覆われており、常に乾いた感じとなり、ドライ感を与えるものである。この際の仮撚加工糸の保水率が60〜90%が適正領域である。保水率が50%未満の場合、吸水性、速乾性に不十分であり、一方、保水率が90%を超えると、ベトツキ感を感じるようになり、好ましくない。
ここで、本発明の仮撚加工糸の製造に用いられる未延伸繊維の製造方法は特に限定する必要はないが、本発明の織編物用、特殊断面仮撚加工糸は、例えば以下の方法により製造することができる。
すなわち、ポリマーを溶融吐出し糸条群を冷却後、ポリトリメチレンテレフタレートを50〜170℃で熱処理を行った後、紡糸速度2,000〜4,000m/min、特に2,500〜3,500m/minの範囲で捲取る。
ここで、50〜170℃で熱処理をすることが、経時変化に対しての、捲姿、品質安定化に重要なポイントである。50℃未満では、目的を達成できないし、一方、170℃を超えると巻き取りができなくなる。
また、紡糸捲取速度が2,000m/分未満の場合には、後述する、延伸仮撚加工の際、ポリエステル繊維が脆化して糸切れが多発するので好ましくない。一方、4,000m/分を超える場合には、延伸仮撚加工の際に毛羽が発生しやすくなるので好ましくない。
次に、本発明においては、仮撚加工に際し、非接触型仮撚ヒーターおよび三軸摩擦仮撚型ディスク仮撚具を備えた仮撚加工機を用い、下記(1)〜(4)を同時に満足する延伸同時仮撚加工をすることが必要である。
(1)延伸同時仮撚加工するに際し、三軸摩擦仮撚型ディスク仮撚具の摩擦円盤をウレタンディスクとし、その硬度が、70〜80度であることが肝要である。なお、厚さは5〜9mm、回転軸に対して糸条の走行角が、30〜40度で接触走行させることが好ましい。
三軸摩擦仮撚型ディスク仮撚具の摩擦円盤の材質としては、ウレタンディスクとすることが必要である。特に、ポリトリメチレンテレフタレートのポリエステル未延伸糸条に仮撚を付与するうえで、施撚性に優れ、加工糸の強伸度低下や、毛羽の発生も少ないことから、ポリウレタン又はその変性物が好ましく用いられる。
本発明において、摩擦円盤の硬度は、70〜80度、好ましくは75〜80度の範囲内にあることが必要である。従って、本発明では、従来用いられている摩擦円盤よりも硬度が低くて軟らかい摩擦円盤を用いるのである。摩擦円盤の硬度が70度未満では、走行糸条を把持する力は大きくなるが、摩擦円盤の摩耗が激しく、使用寿命が短くなり、しかも、摩擦円盤の摩耗に起因する断糸も発生し易くなるので不適当である。一方において、ポリトリメチレンテレフタレート未延伸糸条を延伸仮撚する場合は、非晶状態の糸条を高速で、しかも高倍率で、捩りながら延伸して仮撚するため、硬度が80度を超えるもの、例えば通常用いられている硬度が85度以上の硬い摩擦円盤では、糸条が損傷を受けて、断糸、毛羽が発生し易くなる。また、摩擦円盤の硬度が上記範囲を外れると、加工糸の捲縮性能や強伸度が低下する。
ここで、摩擦円盤の硬度は、JIS K6301−1971の方法により測定したものである。
なお、摩擦円盤の厚さは、糸条の走行角にも関係してくるものであり、本発明では、好ましくは5〜9mm、さらに好ましくは7〜9mmである。
厚さが5mm未満では、撚掛け力が高くなる反面、糸送り力が低下するため、高速での加工が困難になる。一方、厚さが9mmを超えると、糸送り力は高くなるものの、解撚張力が低くなりすぎて、断糸、毛羽の発生が多くなり、糸掛性も難しくなるので不適当である。摩擦円盤の枚数は、4〜9枚であることが、望ましい。
また、本発明では、回転軸に対して糸条の走行角が、30〜40度で接触走行させることが好ましい。
ここで、走行角とは、回転軸と摩擦円盤の外周上を接触走行する糸条とがなす角θを意味する。
さらに、撚掛け力は、走行糸条に十分な捲縮性能を付与するのに必要であり、糸送り力は、高速の加工速度を達成するのに必要不可欠である。通常、加工速度が高くなるにつれて、糸条の走行状態が不安定になる傾向があり、加撚張力(摩擦円盤への入り側の張力)を高めて、走行状態の安定化をはかる必要が生じてくるが、それに伴い、必然的に解撚張力(摩擦円盤からの出側の張力)も高くなってくる。その結果、断糸、毛羽が発生しやすくなる。
この傾向は、本発明のようにポリトリメチレンテレフタレート未延伸糸条を延伸仮撚する場合に、サージング(糸揺れ)として特に顕著に発現し、さらに摩擦円盤の摩耗の問題も懸念されるようになってくる。
そこで、本発明では、糸条の走行角θを、好ましくは30〜40度(さらに好ましくは、35〜40度)の範囲内に選定することにより、糸送り作用を高めて解撚張力を低下させ、加工糸の捲縮性能を低下させることなく、高速加工を可能ならしめたものである。走行角θが30度未満では、撚掛け力が高くなる反面、糸送り力が低下するため、高速での加工が困難になる。一方、走行角θが40度を超えると、糸送り力は高くなるものの、撚掛け力が低下して、加工糸の捲縮性能、強伸度が低下し、断糸、毛羽の発生も多くなるので不適当である。
走行角θを30〜40度の範囲内に設定するには、摩擦円盤の直径、厚さ、および摩擦円盤の間隔を調節すればよい。走行角θは、全ての摩擦円盤について上記範囲内になるように設定することが必要であり、そのためにはガイドディスクを利用するのが、好都合である。
本発明においては、空気交絡処理は延伸仮撚加工と別の工程で行ってもよいが、図5に示すように、延伸仮撚加工装置にインターレースノズルを設置して延伸仮撚加工直前に施すのが好ましい。このことにより、取り扱い性に好影響をもたらす物であり、さらに、熱セット仮撚後糸条に空気交絡を施すことで完璧に混繊交絡を均一化し、高級感をかもしだす風合を発現させるものである。
空気交絡の度合いは、少なすぎると延伸仮撚加工中に糸条群が分離して織編物にした際の織物表面が不均一なものとなりやすく、仮撚加工糸で測定した交絡度は15個/m以上、特に20個/m以上となるように施すのが好ましい。一方、交絡度が大きくなりすぎると、単糸どうしの絡み合いが強くなりすぎ、織編物にした際の風合いが粗硬なものとなりやすいので、80個/m以下とするのが好ましい。
次に、上記未延伸ポリエステル繊維は、例えば図5に示すような2段式ヒーターを備えた延伸仮撚加工機を用いて延伸仮撚加工する。なお、図5には、前述の未延伸ポリエステル繊維(1)に、2対のフィードローラー(3,3’)の間に設置されたインターレースノズル(4)により、空気交絡処理する工程が記載されている。ここで交絡処理された未延伸繊維は、フィードローラー(3’)と第1デリベリーローラー(8)との間で延伸されながら、回転している仮撚ディスク(7)との摩擦により加撚される。この間、1段目ヒーター(5)で熱処理され、冷却プレート(6)で冷却され、仮撚ディスク(7)を通過し解撚される。さらに、走行糸条は、第1デリベリーローラー(8)と第2デリベリーローラー(10)との間に設置された2段目ヒーター(9)で再熱処理され、さらに、好ましくは熱セット仮撚後糸条に空気交絡(図示せず)を施した後、巻取ローラー(11)でチーズ状パッケージ(12)として巻き取られる。
上記の延伸仮撚加工機においては、高速での延伸仮撚加工性を考慮すると、1段目ヒーター(5)および2段目ヒーター(9)の両方を非接触式とするのが好ましい。ただし、2段目のヒーターは使用しなくとも構わないが、織物にした場合の収縮率(巾入れ率)を考慮すると、2段目ヒーターで再熱セットするのが好ましい。
次に、上記延伸仮撚加工工程においては、下記(2)〜(4)を同時に満足する条件で延伸仮撚加工する。
(2)仮撚第1ヒータ温度が100〜300℃
(3)加工延伸倍率:1.1〜1.4
(4)仮撚数(回/m)が(10,000〜25,000)/D1/2[Dはポリエステル仮撚加工糸の繊度(dtex)]
ここで、第1ヒーター温度が100℃未満の場合には、十分な捲縮を付与することができなくなり、捲縮率が15%未満のものしか得られなくなる。一方、第1ヒーター温度が300℃を超える場合には、仮撚加工時の断面形状の変形が激しくなりすぎ、凹部(くびれ部)がなくなって吸水性が低下するだけでなく平均の扁平度も7を超えやすくなるので好ましくない。さらには、延伸仮撚加工の際に単糸間の融着が部分的に発生しやすく、ガサガサでザラツキ感のある品位に劣った仮撚加工糸しか得られなくなる。また、捲縮率が高くなり過ぎる傾向にある。
また、加工延伸倍率:1.1〜1.4については、延伸倍率が1.1未満では、加工時の加撚張力を均一にすることができず、サージング発生、熱セット斑が生じるため避ける必要がある。一方、延伸倍率が1.4を超えると、加工毛羽が急激に多発傾向となるため好ましくない。
次に、仮撚数(回/m)が10,000/D1/2未満の場合には、十分な捲縮を付与することができなくなり、捲縮率が15%未満のものしか得られなくなる。一方、仮撚数(回/m)が25,000/D1/2を超える場合には、延伸仮撚加工時に単糸が切断されやすくなるため、毛羽や断糸が発生しやすくなるので好ましくない。
なお、延伸仮撚加工機の1段目ヒーターは、前半部と後半部とに分割されたものを用いてもよいが、その際には、例えば前半部と後半部とを同一温度に設定すればよい。
第1段ヒーターにおける糸条の熱処理時間は、ヒーターの種類、その長さおよびその温度などにより適宜設定すればよいが、短すぎると捲縮率が不十分なものとなりやすく、また、張力変動に起因する延伸仮撚断糸、仮撚加工糸の毛羽、織編物での染斑が発生しやすくなり、逆に長すぎると捲縮率が大きくなりすぎる傾向にある。したがって、通常非接触式ヒーターの場合には、0.04〜0.12秒の範囲、特に0.06〜0.10秒の範囲とするのが適当である。
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。なお、実施例における各項目は、以下の方法で測定した。
また、各表中の「C3T」はポリトリメチレンテレフタレート、「PET」はポリトリエチレンテレフタレートを意味する。また、「紡速」は紡糸捲取り速度、「C3T-P0Y GR温度℃」は溶融紡糸時のゴデットローラーの温度(℃)、「加工DR」は延伸仮撚加工時の延伸倍率を示す。
(4)10%伸長弾性回復率
オートグラフを用い、図7に示すように、試料に初荷重(1/30dtex)を掛けて、10%まで伸長(L)させたのち回復させ除重し、2分間放置後再び一定伸びまで伸長(L)させ次式より回復率を求めた。
伸張弾性回復率(%)=[(L−L)/L]×100
(5)ヤング率
JIS :L1013に沿って測定
(6)断面扁平度
未延伸ポリエステル繊維または仮撚加工糸を、繊維軸方向に10m毎に10箇所サンプリングし、おのおの断面顕微鏡写真を撮影した。撮影された全繊維断面について、断面形状の最大幅A(長軸)と該長軸に直交する短軸の最大幅Bを測定し、A/Bを計算し、全測定値の平均値を断面扁平度とした。
(7)くびれ部比
未延伸ポリエステル繊維または仮撚加工糸を繊維軸方向に10m毎に10箇所サンプリングし、おのおの断面顕微鏡写真を撮影した。撮影された全繊維断面について、偏平断面形状の短軸の最大幅Bと最小幅C(凹部における短軸方向の幅)の比(B/C)をくびれ部比とする。
(8)保水率測定法
加工糸を筒編して、乾燥して得られる試料を水中に30分以上浸漬した後、家庭用電気洗濯機の脱水機で5分間脱水する。乾燥試料の重量と脱水後の試料の重量から、下記式により求めた。
保水率(%)=[(脱水後の試料の重量−乾燥試料の重量)/(乾燥試料の重量)]×100
(9)通気性
JIS L−1096−79−6.27 通気性A法に準拠し、フラジール型通気量測定器を用いて測定した。
(10)ウイッキング性
JISL1907−5.1.1(滴下法)に従ってサンプル織物にてウイッキング値(秒)を測定した。
(11)バイレック法吸水性能
JIS−L1018Bに準じ、巾2.5cmの織物の一端を水に浸し10分後に吸い上げた水の高さmmを測定した。
(12)走行角
仮撚ディスク上を走行している糸条を写真撮影し、各仮撚ディスク円盤上の糸条の走行角度θを写真の上で実測して、それらの測定値の平均値を走行角とした。
(13)交絡度
約1.2mのポリエステル仮撚加工糸の糸端に0.2cN/dtexの荷重をかけて、衝立上部に取り付けられた固定点から垂直にたらし、0.1cN/dtexの荷重に相当する重量の釣り針型のフックを用い、上部固定点より、該釣り針型フックを挿入し、フックが自然落下し止まるのを待って取り外す。次いで、停止点から2mm下の位置にフックを再び挿入する。この繰り返しを糸長1mにわたって行い、その間でフックの止まった回数を交絡度(個/m)とした。
(14)延伸仮撚断糸回数
帝人製機製216錘建HTS−15V(2ヒーター仮撚加工機で非接触式ヒーター仕様)にて、延伸仮撚加工を1週間連続実施し、延伸仮撚機1台・1日当たりの断糸回数を延伸仮撚断糸とした。ただし、糸繋ぎ前後による断糸(ノット断糸)あるいは自動切替え時の断糸等、人為的あるいは機械的要因による断糸は断糸回数から除外した。
(15)捲縮率
仮撚加工糸サンプルに0.044cN/dtexの張力を掛けてカセ枠に巻き取り、約3,300dtexのカセを作成した。該カセの一端に、0.0177cN/dtexおよび0.177cN/dtexの2個の荷重を負荷し、1分間経過後の長さS0(cm)を測定した。次いで、0.177cN/dtexの荷重を除去した状態で、100℃の沸水中にて20分間処理した。沸水処理後0.0177cN/dtexの荷重を除去し、24時間自由な状態で自然乾燥し、再び0.0177cN/dtexおよび0.177cN/dtexの荷重を負荷し、1分間経過後の長さを測定しS1(cm)とした。次いで、0.177cN/dtexの荷重を除去し、1分間経過後の長さを測定しS2とし、次の算式で捲縮率を算出し、10回の測定値の平均値で表した。
捲縮率(%)=[(S1−S2)/S0]×100
(16)仮撚加工糸の強度、伸度
JIS L―1013―75に準じて測定した。
(17)毛羽個数
東レ(株)製DT−104型毛羽カウンター装置を用いて、ポリエステル仮撚加工糸サンプルを500m/minの速度で20分間連続測定して発生毛羽数を計測し、サンプル長1万m当たりの個数で表した。
(18)織物評価の判定基準
(風合い)筒編ストレッチ風合い
レベル1:極めて、反撥弾力感とストレッチ感がある。
レベル2:ストレッチ性は乏しいが、反撥弾力性は感じられる。
レベル3:弾力感及びストレッチ感なし。
(風合い)ソフト感覚
レベル1:ソフトでしなやかな感触がある
レベル2:ややソフト感が乏しいが反撥性は感じられる
レベル3:カサカサした触感あるいは硬い触感である
(風合い)ドレープ性
レベル1:極めてドレープ性 大である。
レベル2:通常のドレープ性である。
レベル3:ドレープ性小。
(19)ベトツキ度(感)
牛皮上を保水させた布帛を滑らす時の抵抗(動摩擦係数)<試験布帛と金属ローラーとの摩擦力をUゲージにて検出する数値>を測定し、ベトツキ度(g)として評価する。(数値が高いほど、ベトツキ度大)
実施例1
極限粘度0.95dl/gで酸化チタンを0.07重量%含有した、 ポリトリメチレンテレフタレートを図1,図2(a)に示す断面形状となる吐出孔を36個有した口金から、口金温度265℃で溶融吐出した後、吐出量26.7g/分にて押し出し、110℃で熱処理を行った後、未延伸糸の紡糸速度を2,500m/分の速度で巻き取り、伸度100%の110dtex(100d)/36filの偏平断面未延伸糸を得た。
図5に示した装置、仮撚の熱セットヒータが非接触式である仮撚加工機を用いて延伸同時仮撚加工を行った。その際の仮撚延伸倍率は1.35倍、仮撚温度1Hは230℃とし、仮撚具として三軸フリクションディスクを用い、加撚張力(K)40g(0.24g/dtex)、解撚張力30gとして800m/分の速度で加工し、83dtex(75d)/36filのストレッチ性仮撚加工糸を得た。得られた仮撚加工糸は、捲縮率TC 20%とストレッチ性があるものが得られた。
得られた仮撚加工糸に仮撚方向とは逆向きに2,000回/mの撚糸を施し、試長200mmで10%伸長弾性回復率を求めたところ、驚くべきことに、90%の回復率を示した。次に、ストレッチ性評価のため、本仮撚加工糸を用いて経密度118本/インチ、緯密度80本/インチの肩マット組織の織物を試作し、10%伸長弾性回復率を求めたところ、経方向91%、緯方向89%の良好な回復率を示した。
得られた仮撚加工糸を筒編に編立て、常法にしたがって染色、仕上げした編地は、サラットした滑らかな表面タッチで、かつストレッチ性があり、ソフトな風合を呈するものであった。また、この仮撚加工糸に1,800T/mの撚糸を施し、経密度が176本/3.79cm、緯密度が106本/3.79cmで綾組織に織成し、常法にしたがって、リラックス(温度120℃、20分間)、プレセット(温度180℃、45秒)、アルカリ減量処理(減量率17%)、染色加工(温度130℃、45分間)、およびファイナルセット(温度160℃、45秒間)の工程をとおして織物を得た。得られた織物は、従来の仮撚加工糸のような捲縮によるフカツキ風合が無く、弾力感を備えたしかも染カスリがなく、高品位で、優れたドレープ性を呈した、ストレッチ性の優れた織物であった。その結果を表1に示す。
比較例1
ポリエチレンテレフタレートを、図1,図2(a)に示す断面形状となる吐出孔を36個有した口金から、口金温度265℃で溶融吐出した後、紡糸速度3,200m/分で紡糸して伸度125%、138dtex(125d)/36filの高配向未延伸ポリエステルフィラメントを得た。
フィラメントを、混繊交絡処理(交絡数50個/m)した後に、延伸倍率1.63、仮撚温度300℃、の下、仮撚具として三軸フリクションディスクを用い、加撚張力(T1)45g、解撚張力(T2)30gとして800m/分の速度で加工し、83dtex(75d)/36filの仮撚加工糸を得た。得られた仮撚加工糸に実施例1と同様に2,000回/mの撚糸を施し、試長200mmで10%伸長弾性回復率を求めたところ、高々、50%であった。
この仮撚加工糸を、実施例1と同様に処理して織物となしたところ、10%伸長弾性回復率を求めたところ、経方向53%、緯方向57%と不良なレベルであった。得られた織物はストレッチ性がなく、弾力感がない、品位が劣った低品位のものであった。
実施例2〜4、比較例2〜4
表1に示す条件で、実施例1と同様にして、延伸仮撚加工を行なった。
実施例5〜7、比較例5〜7
断面形状を図3に示すW形状、扁平度、開口角を変更した以外は表2に示す条件で、実施例1と同様にして、延伸仮撚加工を行なった。結果を表2に示す。なお、比較例6の断面形状は丸形である。
実施例8〜11、比較例8〜11
延伸仮撚条件を変更した以外は、表3に示す条件で、実施例1と同様にして、延伸仮撚加工を行なった。結果を表3に示す。
Figure 0004189288

Figure 0004189288







Figure 0004189288
本発明の特殊断面形状を有するポリトリメチレンテレフタレート仮撚加工糸は、従来の公知の織編物工程へ供給され織編物、好ましくは、織物用として使用される。したがって、本発明の特殊断面仮撚加工糸は、例えば無撚・無糊でウォータージェットルームにて目付135g/m2の平織物にすれば、断糸することなく安定して製織することができ、製織または製編されたのち、染色を施すと、ストレッチ性を有した、ソフトでかつ良好なふくらみの風合のある織編物が得られる。また、本発明の特殊断面仮撚加工糸を使って製織した後、染色すれば、非常に深みのある風合で高級感効果を有し、かつ、吸水・速乾性能、低通気性、の機能性を持つ、織物が得られる。したがって、本発明の特殊断面仮撚加工糸は、特に活動的に対応したストレッチ性の衣料、汗をすばやく吸収してべとつくことが無く、女性用スーツ、スラックスなどの分野に有用である。
本発明の特殊断面仮撚加工糸の単糸断面を説明する模式図である。 (a)〜(c)は本発明の特殊断面仮撚加工糸の単糸断面の模式図であり、(d)〜(e)は比較例の仮撚加工糸の単糸断面の模式図である。 本発明の特殊断面仮撚加工糸の単糸断面の模式図である。 本発明の特殊断面仮撚加工糸を用いて製織したときの各単糸配列の模式図である。 本発明で使用する仮撚ディスクユニットの1実施態様を示した正面図である。 本発明で使用する仮撚具の構成図である。 糸の伸張と応力との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 :ポリエステル未延伸糸
2 :糸ガイド
3,3’:フィードローラー
4 :インターレースノズル
5 :第1ヒーター
6 :冷却プレート
7 :仮撚ディスクユニット
8 :第1デリベリーローラー
9 :第2ヒーター
10 :第2デリベリーローラー
11 :巻取ローラー
12 :ポリエステル仮撚加工糸チーズ
13 :仮撚ディスク
14 :ガイドディスク
15 :回転軸
16 :タイミングベルト
17 :駆動ベルト

Claims (4)

  1. ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステル繊維からなり、繊維の横断面形状がその長軸方向の少なくとも片側に2つ以上の凹部を有する扁平断面形状である未延伸繊維を、非接触ヒーターおよび三軸摩擦仮撚型ディスク仮撚具を備えた仮撚加工機を用い、下記(1)〜(4)を同時に満足する条件で延伸同時仮撚加工することを特徴とする特殊断面仮撚加工糸の製造方法。
    (1)仮撚具のウレタンディスクの硬度が70〜80度
    (2)仮撚ヒーター温度が100〜300℃
    (3)延伸倍率が1.1〜1.4
    (4)仮撚数(回/m)が(10,000〜25,000)/D1/2
    (ただし、Dは仮撚加工糸の繊度(dtex)を示す。)
  2. 横断面形状が、2つ以上のくびれを有し,扁平度が2〜7の扁平横断面形状である請求項記載の特殊断面仮撚加工糸の製造方法。
  3. 横断面形状が、開口角が100〜150度のW字状で、扁平度が2〜4の扁平断面形状である請求項記載の特殊断面仮撚加工糸の製造方法。
  4. 未延伸繊維が、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルを溶融紡糸し、50〜170℃で熱処理した後、これを2,000〜4,000m/分で取って得られた繊維である請求項1〜3のいずれかに記載の特殊断面仮撚加工糸の製造方法。
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