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JP4189832B2 - 落下防止機能付バランサー受け - Google Patents
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JP4189832B2 - 落下防止機能付バランサー受け - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下動する窓障子を任意の位置に静止させることができるようバランサを設けた窓のバランサ受けに関し、特にバランサが機能しなくなって窓障子が自重で降下するとき窓枠の下枠と窓障子間に手、指等を挟み込まないようにした落下防止機能付バランサ受けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上下動窓の釣合装置として、ねじりばねを用いたバランサが知られている。このバランサは、窓枠の縦枠の上部に筒の一端を固着し、この筒の下部に回転可能にナットを取付け、該ナットに螺合する螺旋杆を上記の筒の下端から筒内に挿入し、上記筒内に上記ナットが螺旋杆によって回転した際巻き込まれるよう一端を該ナットに固着し他端を筒内に固着したねじりばねを具備している。この構成により、上記螺旋杆を降下させるとナットは回転して上記ねじりばねを巻き締め、一方該ねじりばねはその巻き戻り方向のばね力によって上記ナットを逆転させ上記螺旋杆を上昇させるように作用する。したがって、上記ねじりばねのばね力により引き上げられている上記螺旋杆を窓障子に連結し、該窓障子の最大上昇位置において窓障子の重さと釣り合うばね力を上記ねじりばねに与えておくと、ねじりばねと窓障子は常に釣り合って窓障子を任意の位置に静止させることができ、かつ窓障子を小さな力で上下させることができる。
【0003】
上述のように、上記バランサは、ばねによって釣り合うように構成されているから、該ばねが切れたり、ばねの固着部が壊れたりすると、ばね力は消失し、窓障子は一気に降下する。そのため、窓枠の下枠と窓障子の下縁間に手、指等を挟み込むおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決課題は、上記のようなバランサを取付けるためのバランサ受けを有する窓障子において、ばね力が消失しても窓障子が急激に落下して手、指等を挟み込まないようにした落下防止機能付バランサ受けを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上下動する窓障子に連結した螺旋杆によりねじりばねを回転し、該ねじりばねのばね力によって螺旋杆を引き上げ窓障子を任意の位置に静止できるようにした窓用バランサのバランサ支えにおいて、窓枠に沿って上記窓障子が上下動するよう該窓障子を案内する受け具本体を窓障子に取付け、該受け具本体に上記螺旋杆の下端を支持するバランサ支持体と該バランサ支持体に係合して後退位置に保持され横方向に突出可能に付勢されたスライドレバを設け、上記ばね力が消失して窓障子が降下する際、上記スライドレバとの係合を外して該スライドレバが突出位置に移動するよう上記バランサ支持体を下方に移動可能に付勢し、上記受け具本体から突出した上記スライドレバが係合するよう窓枠にストッパを設けた落下防止機能付バランサ受けが提供され、上記課題が解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】
図面は本発明の一実施例を示している。図において、窓障子(1)の下部には、該窓障子(1)が窓枠の縦枠(2)に沿って上下動するよう該窓障子(1)を案内する受け具本体(3)が取付けられている。該受け具本体(3)は、窓障子(1)の下辺に沿う取付部(4)と側辺に沿う起立部(5)を有する略L字型に形成され、該取付部(4)には、取付ねじ(6)を挿通する孔(7)が形成されている。
【0007】
上記受け具本体(3)の起立部(5)は、縦枠(2)内に摺動可能に挿入され、内部に空所(8)を有する略箱形状に形成され、上辺から端辺に向かって斜めに切欠かれた開口(9)を有する。該起立部(5)の側壁(10),(10)の内面には、下端が開口する縦溝(11)が形成され、外面に設けたリブ(12)には上記縦枠(2)に対向する案内突起(13)が形成されている。また、起立部(5)の端壁(14)には、上記取付部(4)方向に開口するスライド溝(15),(15)が形成されている。
【0008】
上記受け具本体(3)の起立部(5)には、バランサの螺旋杆(16)の下端を支持するバランサ支持体(17)が設けられている。該バランサの螺旋杆(16)の上方には、図示を省略したねじりばねや該ねじりばねを収納する筒、ねじりばねを巻き込むため上記筒に回転可能に取付けられ該螺旋杆が螺合するナット等公知の部材が設けられ、それらの部材で構成されたバランサにより上記窓障子の重さと釣り合うように上記螺旋杆(16)を上方に引き上げている。
【0009】
該バランサ支持体(17)は、図1、図2に示すように、螺旋杆(16)を下端から差し込んでそのピン(18)を掛け止めるため、対向する方向に突出するフック(19),(19)を側板(20),(20)の下端に有し、該側板(20),(20)にはフランジ(21),(21)が形成され、上方には横方向に屈曲する上板(22)が設けられ、下方には上記取付部(4)方向にほぼ水平に屈曲しその先端がさらに下向に屈曲する係止板(23)が設けられている。該バランサ支持体(17)は、上記起立部(5)の上記縦溝(11)の下端開口部から上記フランジ(21)を差し込み、上記上板(22)が起立部(5)の天板(24)の下縁(25)に当接する位置から下方に移動可能に起立部(5)内に組み込まれ、上板(22)と上記起立部(5)の天板(24)間には該バランサ支持体(17)を下方に付勢するようばね(26)が設けられている。なお、該バランサ支持体(17)の上板(22)の下部の起立部(5)には、該バランサ支持体(17)の移動を制限するストッパピン(27)が設けられており、上記ばね(26)のばね力は、上記バランサのねじりばね(図示略)のばね力よりも小さく、また圧縮ばねを用いているが適宜位置に引張りばねを設けてもよく、場合によってはばねを省略して適宜の重りを用いて下方に付勢してもよい。
【0010】
上記受け具本体(3)の取付部(4)にはスライドレバ(28)が設けられ、該スライドレバ(28)は該取付部(4)に取付けたカバ(29)により保持されている。該スライドレバ(28)は断面略U字状に形成され、側板(30),(30)の先部が上記起立部(5)の上記スライド溝(15),(15)に挿入され、図1に示す後退位置と図3に示す突出位置の間で横方向に突出可能に設けられている。スライドレバ(28)の中間部に形成した起立板(31)と上記受け具本体(3)の取付部(4)に形成した受面(32)間には、ばね(33)を設けて該スライドレバを上記突出位置に向けて付勢しているが、該ばねは、他の適宜の位置に設けたり、引張りばねを用いてもよい。
【0011】
上記スライドレバ(28)は、通常の使用状態では、上方に引き上げられている上記バランサ支持体(17)によって後退位置に保持されている。図においては、スライドレバ(28)に当接板(34)を形成し、該当接板(34)が、後退位置において上記バランサ支持体(17)の係止板(23)に係合するようにしてあるが、その他適宜の構成で係止させることもでき、この状態でスライドレバ(28)の先端部(35)は、受け具本体(3)の起立部(5)の端壁(14)より突出していない。なお、該起立部(5)の下端は、板ばね材等により断面略U字状に形成した起立部カバ(36)が着脱可能に設けられている。
【0012】
上記窓枠の縦枠(2)には、窓障子の下線と窓枠の下枠(図示略)との間に、少くとも手、指等を挟み込まないような間隔を存する位置にストッパ(37)が設けられている。該ストッパ(37)は、縦枠(2)の裏面に裏板(38)を設けてねじ(39)で取付けてあるが、縦枠の一部を切り起してストッパとしてもよく、複数個所に設けることもできる。該ストッパ(37)は、通常の使用状態では窓障子の降下に支障がない位置にあり、上記スライドレバ(28)が受け具本体(3)から突出した位置では、該スライドレバ(28)の先端部(35)が係合するように縦杆の表面より突出している。
【0013】
而して、通常の状態では、螺旋杆(16)及びバランサ支持体(17)は、図示を省略したバランサのねじりばねのばね力により上方に引き上げられているから、図1に示すようにバランサ支持体(17)は、上板(22)が受け具本体(3)の起立部(5)の天板の下縁(25)に当接し、またバランサ支持体(17)の下部に形成した上記係止板(23)に当接板(34)が当って上記スライドレバ(28)は後退位置に保持され、スライドレバ(28)の先端部(35)は受け具本体(3)の起立部(5)より横方向に突出していない。したがって、普通のバランサ付き窓障子として上記窓障子を上下動させ、任意の位置に静止させることができる。
【0014】
ねじりばねの切断その他の原因で上記ばね力が消失すると、上記螺旋杆(16)及び窓障子(1)等は自重で降下を始めるが、その際上記バランサ支持体(17)は、ばね(26)によって下方に移動され、係止板(23)が当接板(34)から外れ、上記スライドレバ(28)は、ばね(33)によって突出位置に移動する(図3)。そして、縦枠(2)に設けたストッパ(37)に該スライドレバ(28)の先端部(35)が係合した位置で降下は阻止され、窓障子(1)の下部に手、指等を挟まないようにすることができる。なお、上記バランサを修理する場合には、上記起立部カバ(36)を外し螺旋杆(16)をバランサ支持体(17)から取り外して行えばよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成され、上下動する窓障子に連結した螺旋杆によりねじりばねを回転し、該ねじりばねのばね力によって螺旋杆を引き上げ窓障子を任意の位置に静止できるようにした窓用バランサのバランサ支えにおいて、窓枠に沿って上記窓障子が上下動するよう該窓障子を案内する受け具本体を窓障子に取付け、該受け具本体に上記螺旋杆の下端を支持するバランサ支持体と該バランサ支持体に係合して後退位置に保持され横方向に突出可能に付勢されたスライドレバを設け、上記ばね力が消失して窓障子が降下する際、上記スライドレバとの係合を外して該スライドレバが突出位置に移動するよう上記バランサ支持体を下方に移動可能に付勢し、上記受け具本体から突出したスライドレバが係合するよう窓枠にストッパを設けたから、通常は普通のバランサ付き窓障子として使用することができ、バランサが故障したときには窓障子が降下しても途中でスライドレバが突出して窓障子の降下を停止させることができ、手指等を挟むことがなく、安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(A)は断面図、(B)は平面図。
【図2】分解斜視図。
【図3】バランサのばね力が消失したときの断面図。
【符号の説明】
1 窓障子
2 縦枠
3 受け具本体
4 取付部
5 起立部
16 螺旋杆
17 バランサ支持体
19 フック
22 上板
23 係止板
24 天板
28 スライドレバ
29 カバ
34 当接板
35 先端部
37 ストッパ

Claims (4)

  1. 上下動する窓障子に連結した螺旋杆によりねじりばねを回転し、該ねじりばねのばね力によって螺旋杆を引き上げ窓障子を任意の位置に静止できるようにした窓用バランサのバランサ支えにおいて、窓枠に沿って上記窓障子が上下動するよう該窓障子を案内する受け具本体を窓障子に取付け、該受け具本体に上記螺旋杆の下端を支持するバランサ支持体と該バランサ支持体に係合して後退位置に保持され横方向に突出可能に付勢されたスライドレバを設け、上記ばね力が消失して窓障子が降下する際、上記スライドレバとの係合を外して該スライドレバが突出位置に移動するよう上記バランサ支持体を下方に移動可能に付勢し、上記受け具本体から突出した上記スライドレバが係合するよう窓枠にストッパを設けた落下防止機能付バランサ受け。
  2. 上記バランサ支持体は、受け具本体に形成した縦溝に挿入するフランジを有し、上方に形成した上板が受け具本体の天板の下縁に当る位置から下方に移動可能であり、該上板と天板間にばねが設けられている請求項1に記載の落下防止機能付バランサ受け。
  3. 上記バランサ支持体は、螺旋杆に設けたピンを保持するフックを有する請求項1または2に記載の落下防止機能付バランサ受け。
  4. 上記バランサ支持体は係止板を有し、上記スライドレバはこの係止板に係合可能な当接板を有する請求項1に記載の落下防止機能付バランサ受け。
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