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JP4190227B2 - フォトマスク、その設計方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents
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JP4190227B2 - フォトマスク、その設計方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

フォトマスク、その設計方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置等の製造に際して行われるフォトリソグラフィに使用されるフォトマスク、その設計方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置等の製造に際して、フォトマスクに形成された種々のパターンが、基板上に形成された感光性レジストにフォトリソグラフィにより転写されている。この転写の後、感光性レジストの現像が行われ、感光性レジストのパターンをマスクとして配線層等の加工が行われている。このようなフォトリソグラフィでは、屈折光学系又は反射屈折光学系の投影露光装置が使用されている。
【0003】
しかし、このようなリソグラフィでは、照明光学系のレンズ、マスク、投影レンズ等の表面又は内部における反射、散乱、レンズ材料の屈折率の不均一を原因として設計とは異なる光学経路が形成され、この光学経路を経由した光が発生する。このような現象はフレアとよばれる。フレアが発生すると、感光性レジストに転写されたパターンの形状及びライン幅が変動してしまう。
【0004】
そこで、従来、フレアに対しては、レンズの表面にコーティングを施す方法やレンズの表面の平坦度を向上させる方法等により対応し、フレアを低減させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近時、フレアだけでなく、ローカルフレアとよばれる現象が問題視されている。このローカルフレアは、露光機の収差を原因として発生する。そして、ローカルフレアが発生すると、フレアと同様に、ライン幅の変動等が生じる。マスク内のあるパターンによるローカルフレアが影響する範囲は、そのパターンから50μm程度の範囲内である。但し、ローカルフレアの影響する範囲は、露光機の世代及び露光波長によって将来的に変わる可能性がある。また、ローカルフレアの影響は、パターン周辺の開口率によって変わるため、フォトマスク上の位置により相違している。このため、レジストパターンにおけるライン幅の変動の程度が位置により相違する。従って、ローカルフレアの影響を考慮してフォトマスクのパターンを修正することは極めて困難である。
【0006】
最近では、半導体装置に対する微細化・高集積化が益々高まっており、これに伴い投影露光装置で使用する露光光の短波長化が進行している。具体的には、193nmの波長の露光光が採用されているが、このような短波長に対応するレンズ材料の特殊性から、あるパターン周辺の開口面積に応じて光のかぶり方が相違し、露光パターンに依存した局所的なフレアの発生が問題視されつつある。このようなフレアがローカルフレアと呼ばれており、転写するパターンの形状やライン幅に不測の変化を生ぜしめる主原因となる。上述の露光機の収差は、レンズ材料の特殊性によるものである。
【0007】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、ローカルフレアによるライン幅の変動量の相違を抑制することができるフォトマスク、その設計方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、鋭意検討の結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
【0009】
第1〜第4のフォトマスクは、感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクを対象とする。そして、第1のフォトマスクは、露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さい複数個の副パターンが形成され、少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、開口率が実質的に一定となっている。第2のフォトマスクでは、露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さい複数個の副パターンが形成され、少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低い。
【0010】
第3のフォトマスクでは、前記感光体への転写の可否が任意の複数個の副パターンが形成され、少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、開口率が実質的に一定となっている。また、露光により前記感光体に転写される最小の大きさ以上の大きさであり、それが前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にある研磨対策用パターンが形成されており、前記副パターンと前記研磨対策用パターンとの間でポジ型/ネガ型が相違しており、前記副パターンは、前記研磨対策用パターンの内側に形成されている。第4のフォトマスクでは、前記感光体への転写の可否が任意の複数個の副パターンが形成され、少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低い。また、露光により前記感光体に転写される最小の大きさ以上の大きさであり、それが前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にある研磨対策用パターンが形成されており、前記副パターンと前記研磨対策用パターンとの間でポジ型/ネガ型が相違しており、前記副パターンは、前記研磨対策用パターンの内側に形成されている。
【0011】
第1及び第2のフォトマスクの設計方法は、感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクの設計を行う方法を対象とする。第1の設計方法では、先ず、前記半導体装置の回路構成に基づき主パターンを決定する。次に、少なくとも露光光が照射されるべき照射領域を任意の一定形状の複数個の仮想領域に区画し、仮想領域毎に、その時点で決定されているパターンによる総開口率を求める。その後、露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さい複数個の副パターンを決定する。そして、前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記複数個の仮想領域の間で、開口率を実質的に一定とする。
【0012】
第2のフォトマスクの設計方法では、先ず、前記半導体装置の回路構成に基づき主パターンを決定する。次に、少なくとも露光光が照射されるべき照射領域を任意の一定形状の複数個の仮想領域に区画し、仮想領域毎に、その時点で決定されているパターンによる総開口率を求める。その後、露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さい複数個の副パターンを決定する。そして、前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低くなるようにする。
【0013】
これらの本発明の諸態様によれば、フォトマスクの全体にわたってローカルフレアの影響がほぼ均一になるため、転写されて感光体に形成されたパターンにおけるライン幅の変動等も均一になる。このようなサイズの均一な変動は、例えば露光機の出力エネルギの調整等により、容易に修正することが可能であるため、容易に所望のパターンを感光体に転写することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
−本発明の基本骨子−
先ず、本発明の基本骨子について添付の図面を参照して説明する。図1は、フォトマスク上の領域A乃至C間の位置関係を示す模式図である。
【0015】
図1において、任意の領域Aと任意の領域B及びCとは、20μm程度の範囲内で離間しているとする。このようなフォトマスクに対して光を照射すると、領域B及びCを透過する光が発生するフレアが、領域Aに形成されたパターンが転写されて感光性レジスト等の感光体(被転写材)に形成されるパターンに影響を及ぼす。この結果、領域Aにラインパターンが形成されている場合には、そのライン幅が変動してしまう。
【0016】
ここで、ローカルフレアの影響を受けるパターンと影響を与えるパターンとの距離とローカルフレアの影響の程度との関係について説明する。本願発明者は、以下の方法により、上記の関係に関し、両パターンの距離が短いほどローカルフレアの程度が大きくなることを見出した。図2は、ローカルフレアを定量する方法を示す模式図であり、図3は、図2に示す方法により得られたグラフである。なお、図2では、塗りつぶされた領域が遮光領域を示し、それ以外の領域が透過領域を示す。他のマスクパターンを示す図でも同様である。
【0017】
この方法では、先ず、図2(a)に示すような幅が0.12μmの透過ラインパターンをリファレンスとし、このリファレンスが転写されて感光体に形成されたパターンのライン幅を測定した。次いで、図2(b)に示すように、リファレンスの周囲に輪帯状の透過パターンを設けたマスクを使用して露光を行い、感光体に形成されたラインパターンのライン幅を測定した。次いで、図2(c)に示すように、円の幅を一定にしながら輪帯状の透過パターンの内径を変化させ、同様にライン幅を測定した。その後、順次、円の幅を一定にしながら輪帯状の透過パターンの内径を変化させ、ライン幅を測定した。そして、リファレンスのみが設けられたマスクを用いた露光により形成されたラインパターンのライン幅に対する各ライン幅の変化量をプロットした。図3は、この結果を示すものである。
【0018】
なお、露光では、ArFエキシマレーザ光源を使用したスキャナ型露光機を使用し、照明条件は、開口率NA=0.70、1/2輪帯(sigmaout=0.85)とした。
【0019】
上述の定量化の結果、図3に示すように、内径が15μm程度以下の範囲で顕著なライン幅の増加が生じた。このことは、リファレンスは、15μm程度離間したパターンからのローカルフレアの影響を大きく受けていることを示す。また、リファレンスに近いパターン程、ローカルフレアの影響が大きくなった。
【0020】
そこで、本発明においては、フォトマスクの少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、これらの仮想領域の間で、開口率が実質的に一定となっている。ここで、「開口率が実質的に一定である」とは、開口率が完全に一定になっていることが好ましいが、フォトマスクの設計の制約上、副パターンを設けても開口率が完全を一定にすることができないこともあり、そのような場合も含まれることを意味する。例えば、副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低くなるようにして、主パターンに加えて副パターンがフォトマスクに形成されていてもよい。
【0021】
例えば、図4に示すように、フォトマスクの照射領域1を1辺の長さが2μmの正方形の仮想領域に区画したとき、図4中の仮想領域2と仮想領域3とでは、仮想領域2の副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が仮想領域3のそれよりも低い場合には、仮想領域2中の副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が、仮想領域3中の副パターンが形成されたことによる開口率の低下量よりも高くなっている。逆に、仮想領域3の副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が仮想領域2のそれよりも低い場合には、仮想領域2中の副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が、仮想領域3中の副パターンが形成されたことによる開口率の低下量よりも低くなっている。また、図4中には示さないが、照射領域1中の他の全仮想領域についても、上述のようにして副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が設定されている。特に好ましくは、照射領域1中の全仮想領域の開口率が一定となっている。
【0022】
ここで、「開口率の低下量」は絶対値ではなく、副パターンが形成されたことにより開口率が増加している場合には、負の値が採用される。そして、負の値をそのまま用いて低下量の高低を比較する。
【0023】
−本発明の具体的な実施形態−
次に、本発明の具体的な実施形態について添付の図面を参照して説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係るフォトマスクを示す模式図である。図5(a)は、図4中の仮想領域2の主パターンを示し、図5(b)は、図4中の仮想領域3の主パターンを示す。また、図5(c)は、仮想領域2の主パターン及び副パターン(ダミーパターン)を示し、図5(d)は、仮想領域3の主パターン及び副パターン(ダミーパターン)を示す。これらの主パターン及び副パターンは遮光パターンである。
【0025】
本実施形態においては、図5(a)及び(b)に示すように、仮想領域2及び3の主パターンのみが形成されている場合の開口率は、夫々60%、90%である。従来のフォトマスクは、この状態で使用されている。これに対し、本実施形態においては、図5(c)及び(d)に示すように、仮想領域2及び3に副パターンとしてダミーパターンが形成されている。仮想領域2中のダミーパターンは、1辺の長さが0.15μmの正方形状の遮光パターンであり、仮想領域3中のダミーパターンは、1辺の長さが0.2μmの正方形状の遮光パターンである。これらのダミーパターンのピッチ(中心間距離)は、仮想領域2及び3間で均一なものとなっている。そして、仮想領域2及び3の開口率は、いずれも30%に設定されている。
【0026】
また、図5に図示しないが、他の全ての仮想領域においても、同一ピッチで適切な大きさのダミーパターンが形成されており、各仮想領域の開口率は30%に設定されている。
【0027】
各仮想領域における「副パターンを除く全てのパターンによる総開口率」及び「副パターンが形成されたことによる開口率の低下量」を整理したものを下記表1に示す。
【0028】
【表1】
Figure 0004190227
【0029】
ここで、ダミーパターンが形成されている位置は、感光体に転写されても半導体装置の動作に許容範囲を超えて影響を及ぼさない位置である。つまり、ダミーパターンは、所謂設計データ禁止領域(設計データ禁止枠)の外側に形成されている。従って、配線の短絡や寄生容量の著しい増加を招くような位置にダミーパターンが形成されることはない。
【0030】
このように構成された第1の実施形態に係るフォトマスクを使用した露光を行えば、感光体の露光光が照射される範囲内では、いずれの点においても、ローカルフレアにより生じた光の量はほぼ均一となる。この結果、ライン幅の変動が生じたとしてもその程度は、フォトマスク全体で均一となる。
【0031】
なお、第1の実施形態においては、ダミーパターン間のピッチを一定にしてダミーパターンの大きさを調整しているが、ダミーパターンの大きさを一定にしてダミーパターン間のピッチを調整することにより、仮想領域間で開口率を均一にしてもよい。つまり、主パターンによる開口率が低いほど、副パターンを粗に形成してもよい。また、ピッチ及び大きさの両方を調整することにより、仮想領域間で開口率を均一にしてもよい。つまり、主パターンによる開口率が低いほど、副パターンの大きさを小さくすると共に、副パターンを粗に形成してもよい。
【0032】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るフォトマスクを示す模式図である。図6(a)は、図4中の仮想領域2の主パターンを示し、図6(b)は、図4中の仮想領域3の主パターンを示す。また、図6(c)は、仮想領域2の主パターン及び副パターン(ダミーパターン)を示し、図6(d)は、仮想領域3の主パターン及び副パターン(ダミーパターン)を示す。これらの主パターン及び副パターンは遮光パターンである。
【0033】
本実施形態においても、図6(a)及び(b)に示すように、仮想領域2及び3の主パターンのみが形成されている場合の開口率は、夫々60%、90%である。本実施形態においては、更に、図6(c)及び(d)に示すように、仮想領域2及び3に副パターンとしてダミーパターンが形成されている。仮想領域2中のダミーパターンは、1辺の長さが0.05μmの正方形状の遮光パターンであり、仮想領域3中のダミーパターンは、1辺の長さが0.08μmの正方形状の遮光パターンである。これらのダミーパターンの大きさは、解像度限界以下であり、露光によって感光体には転写されない。これらのダミーパターンのピッチ(中心間距離)は、仮想領域2及び3間で均一なものとなっている。そして、仮想領域2及び3の開口率は、いずれも30%に設定されている。
【0034】
また、図6に図示しないが、他の全ての仮想領域においても、仮想領域2及び3内のダミーパターンと同一ピッチで解像度限界以下の適切な大きさのダミーパターンが形成されており、各仮想領域の開口率は30%に設定されている。
【0035】
各仮想領域における「副パターンを除く全てのパターンによる総開口率」及び「副パターンが形成されたことによる開口率の低下量」を整理したものを下記表2に示す。
【0036】
【表2】
Figure 0004190227
【0037】
このように構成された第2の実施形態に係るフォトマスクを使用した露光を行っても、感光体の露光光が照射される範囲内では、いずれの点においても、ローカルフレアにより生じた光の量はほぼ均一となる。この結果、ライン幅の変動が生じたとしてもその程度は、フォトマスク全体で均一となる。
【0038】
また、第2の実施形態では、各ダミーパターンが転写される最小の大きさよりも小さいものとなっているため、第1の実施形態とは異なり、感光体にパターンが形成されてはならないような位置にも、ダミーパターンを設けることが可能である。
【0039】
なお、第2の実施形態においても、ダミーパターン間のピッチを一定にしてダミーパターンの大きさを調整しているが、ダミーパターンの大きさを一定にしてダミーパターン間のピッチを調整することにより、仮想領域間で開口率を均一にしてもよい。つまり、主パターンによる開口率が低いほど、副パターンを粗に形成してもよい。また、ピッチ及び大きさの両方を調整することにより、仮想領域間で開口率を均一にしてもよい。つまり、主パターンによる開口率が低いほど、副パターンの大きさを小さくすると共に、副パターンを粗に形成してもよい。
【0040】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係るフォトマスクを示す模式図である。図7(a)は、図4中の仮想領域2の主パターン及び研磨対策用パターンを示し、図7(b)は、図4中の仮想領域3の主パターン及び研磨対策用パターンを示す。また、図7(c)は、仮想領域2の主パターン、研磨対策用パターン及び副パターン(ダミーパターン)を示し、図7(d)は、仮想領域3の主パターン、研磨対策用パターン及び副パターン(ダミーパターン)を示す。これらの主パターン、研磨対策用パターン及び副パターンは遮光パターンである。
【0041】
ここで、研磨対策用パターンについて説明する。研磨対策用パターンは、従来から適宜フォトマスクに形成されている。半導体装置の製造に当たっては、パターンが形成された感光性レジストをマスクとして、半導体基板上の配線層、絶縁層等のエッチングが行われた後、このエッチングにより形成された溝等の中に他の材料が埋め込まれ、その後、CMP(化学機械的研磨)により平坦化の処理が行われることがある。このとき、ウェハ内でエッチングされた層の粗密差が大きいと、この差に応じて研磨量が大きく相違することがある。このため、エッチングされた層の粗密差を小さくするために、研磨対策用パターンが適当な密度でフォトマスクに設けられることがある。
【0042】
そして、本実施形態においては、図7(a)及び(b)に示すように、仮想領域2及び3の双方に主パターン及び研磨対策用パターンが形成されており、これらのみが形成されている場合の開口率は、夫々30%、50%である。本実施形態においては、更に、図7(d)に示すように、仮想領域3に副パターンとしてダミーパターンが形成されている。ダミーパターンは、1辺の長さが0.08μmの正方形状の遮光パターンである。このダミーパターンの大きさは、解像度限界以下であり、露光によって感光体には転写されない。そして、仮想領域3の開口率は、30%に設定されている。一方、図7(c)に示すように、仮想領域2にはダミーパターンは形成されておらず、その開口率は30%のままである。
【0043】
また、図7に図示しないが、他の全ての仮想領域においても、その開口率が主パターン及び研磨対策用パターンのみが形成された状態で30%を超えている場合には、解像度限界以下の適切な大きさのダミーパターンが形成されており、各仮想領域の開口率は30%に設定されている。
【0044】
各仮想領域における「副パターンを除く全てのパターンによる総開口率」及び「副パターンが形成されたことによる開口率の低下量」を整理したものを下記表3に示す。
【0045】
【表3】
Figure 0004190227
【0046】
このように構成された第3の実施形態に係るフォトマスクを使用した露光を行っても、感光体の露光光が照射される範囲内では、いずれの点においても、ローカルフレアにより生じた光の量はほぼ均一となる。この結果、ライン幅の変動が生じたとしてもその程度は、フォトマスク全体で均一となる。
【0047】
また、第3の実施形態でも、各ダミーパターンが転写される最小の大きさよりも小さいものとなっているため、感光体にパターンが形成されてはならないような位置にも、ダミーパターンを設けることが可能である。
【0048】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図8は、本発明の第4の実施形態に係るフォトマスクを示す模式図である。図8(a)は、図4中の仮想領域2の主パターン及び研磨対策用パターンを示し、図8(b)は、図4中の仮想領域3の主パターン及び研磨対策用パターンを示す。また、図8(c)は、仮想領域2の主パターン、研磨対策用パターン及び副パターン(ダミーパターン)を示し、図8(d)は、仮想領域3の主パターン、研磨対策用パターン及び副パターン(ダミーパターン)を示す。これらの主パターン及び研磨対策用パターンは遮光パターンである。一方、副パターンには、後述のように、遮光パターンだけでなく透過パターンも含まれている。
【0049】
本実施形態においては、図8(a)及び(b)に示すように、仮想領域2及び3の双方に主パターン及び研磨対策用パターンが形成されており、これらのみが形成されている場合の開口率は、夫々20%、50%である。本実施形態においては、図8(c)に示すように、仮想領域2に副パターンとして、透過パターンからなるダミーパターンが形成されている。この仮想領域2中のダミーパターンは、解像度限界以下の大きさで、研磨対策用パターン中にホールパターンとして形成されている。また、図8(d)に示すように、仮想領域3に副パターンとしてダミーパターンが形成されている。仮想領域3中の各ダミーパターンは、1辺の長さが0.08μmの正方形状の遮光パターンである。これらのダミーパターンの大きさは、解像度限界以下であり、露光によって感光体には転写されない。そして、仮想領域2及び3の開口率は、30%に設定されている。
【0050】
また、図8に図示しないが、他の全ての仮想領域においても、その開口率が主パターン及び研磨対策用パターンのみが形成された状態で30%を超えている場合には、解像度限界以下の適切な大きさの遮光パターンからなるダミーパターンが形成され、その開口率が主パターン及び研磨対策用パターンのみが形成された状態で20%未満の場合には、解像度限界以下の適切な大きさの透過パターンからなるダミーパターンが研磨対策用パターン中に形成されている。そして、各仮想領域の開口率は全て30%に設定されている。
【0051】
各仮想領域における「副パターンを除く全てのパターンによる総開口率」及び「副パターンが形成されたことによる開口率の低下量」を整理したものを下記表4に示す。
【0052】
【表4】
Figure 0004190227
【0053】
このように構成された第4の実施形態に係るフォトマスクを使用した露光を行っても、感光体の露光光が照射される範囲内では、いずれの点においても、ローカルフレアにより生じた光の量はほぼ均一となる。この結果、ライン幅の変動が生じたとしてもその程度は、フォトマスク全体で均一となる。
【0054】
これらの実施形態によれば、ローカルフレアの影響によるライン幅の変動はフォトマスク全体で均一になる。ライン幅の増減は、例えば露光機の出力エネルギの調整等により、容易に行うことができる。従って、複雑なフォトマスクのパターンの修正を要することなく、容易に所望のライン幅のレジストパターンを得ることが可能となる。
【0055】
なお、これらの実施形態では、全ての仮想領域間で開口率が一定とされているが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、開口率が一定とされていなくても、副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低くなっていればよい。
【0056】
また、仮想領域の大きさの上限は、ローカルフレアの影響が及ぶ範囲とその影響の程度に基づいて決めることができる。例えば、図3に示すグラフが得られている場合には、ローカルフレアの影響が及ぶ範囲は半径が20μm程度の円内の範囲であると考えられる。一方、仮想領域の大きさの下限については、理論的には、仮想領域が小さいほど、ローカルフレアの影響がより均一になるが、仮想領域が小さすぎると、その全面に主パターンが存在して副パターンを設ける余地がなくなることもある。また、仮想領域が小さいほど、計算機の負荷が大きくなる。従って、現状の設計ルールの下では、仮想領域の形状は、各辺の長さが0.5μm乃至5μm程度の矩形であることが好ましく、特に各辺の長さが2μm乃至5μm程度の矩形の領域であることがより好ましい。
【0057】
更に、第1乃至第4の実施形態では、主パターン(及び研磨対策用パターン)が遮光パターンとして形成されているが、本発明は、これらが透過パターンとして形成されているフォトマスクにも適用することができる。図9は、第1の実施形態に対してポジ型/ネガ型を反転させたフォトマスクを示す模式図である。このような場合にも、副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低くなるように、副パターンが形成されている。
【0058】
各仮想領域における「副パターンを除く全てのパターンによる総開口率」及び「副パターンが形成されたことによる開口率の低下量」を整理したものを下記表5に示す。
【0059】
【表5】
Figure 0004190227
【0060】
表5に示すように、図9に示す例では、仮想領域3の副パターンを除く全てのパターンによる総開口率(10%)が仮想領域2のそれ(40%)よりも低いので、仮想領域3の副パターンが形成されたことによる開口率の低下量(−60%)が仮想領域2のそれ(−30%)よりも低くなっている。
【0061】
次に、上述のようなフォトマスクを設計する場合には、先ず、回路構成に基づいて主パターンを決定する。このとき、第3及び第4の実施形態のように、研磨対策用パターンの設計を併せて行ってもよい。次いで、照射領域の全体を仮想領域に区画し、仮想領域毎に、主パターン(及び研磨対策用パターン)による総開口率、即ち副パターンを除く全てのパターンによる総開口率を求める。次に、副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低くなるようにして、上述のようなフォトマスク内の副パターンの形状(大きさ)及び位置(ピッチ)を決定する。このとき、第1の実施形態のように、感光体に転写されるような副パターンを設けてもよく、第2の実施形態のように、感光体に転写されない副パターンを設けてもよい。また、第4の実施形態のように、研磨対策用パターン内に副パターンを設けてもよい。このようにして、各仮想領域のパターンを設計し、フォトマスク全体の設計を完了する。
【0062】
また、上述のようなフォトマスクを用いて半導体装置を製造する場合には、先ず、被加工層上に、感光性レジストを塗布等により形成しておき、フォトマスクを使用してこの感光性レジストの露光を行う。その後、感光性レジストの現像を行い、パターニングされた感光性レジストをマスクとして被加工層の加工を行えばよい。
【0063】
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
【0064】
(付記1) 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクにおいて、
前記感光体への転写の可否が任意の複数個の副パターンが形成され、
少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、開口率が実質的に一定となっていることを特徴とするフォトマスク。
【0065】
(付記2) 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクにおいて、
前記感光体への転写の可否が任意の複数個の副パターンが形成され、
少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低いことを特徴とするフォトマスク。
【0066】
(付記3) 前記副パターンは、それ自身が前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にあるような位置に形成されていることを特徴とする付記1又は2に記載のフォトマスク。
【0067】
(付記4) 前記複数個の仮想領域の間で、
前記副パターンのピッチが実質的に一定であり、
前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンの大きさが小さいことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のフォトマスク。
【0068】
(付記5) 前記複数個の仮想領域間で、
前記副パターンの大きさが実質的に一定であり、
前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが粗に形成されていることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のフォトマスク。
【0069】
(付記6) 前記複数個の仮想領域間で、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンの大きさが小さく、前記副パターンが粗に形成されていることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のフォトマスク。
【0070】
(付記7) 前記仮想領域は、各辺の長さが0.5μm乃至5μmの矩形の領域であることを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載のフォトマスク。
【0071】
(付記8) 前記副パターンの大きさは、露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さいことを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載のフォトマスク。
【0072】
(付記9) 露光により前記感光体に転写される最小の大きさ以上の大きさであり、それが前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にある研磨対策用パターンが形成されていることを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載のフォトマスク。
【0073】
(付記10) 前記副パターンと前記研磨対策用パターンとの間でポジ型/ネガ型が相違しており、
前記副パターンは、前記研磨対策用パターンの内側に形成されていることを特徴とする付記9に記載のフォトマスク。
【0074】
(付記11) 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクの設計を行う方法において、
前記半導体装置の回路構成に基づき主パターンを決定する工程と、
少なくとも露光光が照射されるべき照射領域を任意の一定形状の複数個の仮想領域に区画し、仮想領域毎に、その時点で決定されているパターンによる総開口率を求める工程と、
前記感光体への転写が任意の複数個の副パターンを決定する工程と、
を有し、
前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記複数個の仮想領域の間で、開口率を実質的に一定とすることを特徴とするフォトマスクの設計方法。
【0075】
(付記12) 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクの設計を行う方法において、
前記半導体装置の回路構成に基づき主パターンを決定する工程と、
少なくとも露光光が照射されるべき照射領域を任意の一定形状の複数個の仮想領域に区画し、仮想領域毎に、その時点で決定されているパターンによる総開口率を求める工程と、
前記感光体への転写が任意の複数個の副パターンを決定する工程と、
を有し、
前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低くなるようにすることを特徴とするフォトマスクの設計方法。
【0076】
(付記13) 前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記複数個の副パターンを、それ自身が前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にあるような位置に配置することを特徴とする付記11又は12に記載のフォトマスクの設計方法。
【0077】
(付記14) 前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記複数個の仮想領域の間で、前記副パターンのピッチを実質的に一定とし、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンの大きさを小さくすることを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載のフォトマスクの設計方法。
【0078】
(付記15) 前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記複数個の仮想領域間で、前記副パターンの大きさを実質的に一定とし、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンを粗に配置することを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載のフォトマスクの設計方法。
【0079】
(付記16) 前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンの大きさを小さくすると共に、前記副パターンを粗に配置することを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載のフォトマスクの設計方法。
【0080】
(付記17) 前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記仮想領域を、各辺の長さが0.5μm乃至5μmの矩形の領域とすることを特徴とする付記11乃至16のいずれか1項に記載のフォトマスクの設計方法。
【0081】
(付記18) 前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記副パターンの大きさを、露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さくすることを特徴とする付記11乃至17のいずれか1項に記載のフォトマスクの設計方法。
【0082】
(付記19) 前記総開口率を求める工程の前に、
露光により前記感光体に転写される最小の大きさ以上の大きさであり、それが前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にある研磨対策用パターンを決定する工程を有することを特徴とする付記11乃至18のいずれか1項に記載のフォトマスクの設計方法。
【0083】
(付記20) 前記複数個の副パターンを決定する工程において、
前記副パターンと前記研磨対策用パターンとの間でポジ型/ネガ型を相違させ、
前記副パターンを、前記研磨対策用パターンの内側に配置することを特徴とする付記19に記載のフォトマスクの設計方法。
【0084】
(付記21) 付記1乃至10のいずれか1項に記載のフォトマスクを用いて、被加工層上に形成された感光体の露光を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0085】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、感光体の露光光が照射される範囲内では、いずれの点においても、ローカルフレアにより生じた光の量をほぼ均一とすることができる。このため、ライン幅の変動が生じたとしてもその程度は、フォトマスク全体で均一となる。そして、ライン幅の増減は、例えば露光機の出力エネルギの調整等により、容易に行うことができる。従って、複雑なフォトマスクのパターンの修正を要することなく、容易に所望のライン幅のレジストパターンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォトマスク上の領域A乃至C間の位置関係を示す模式図である。
【図2】ローカルフレアを定量する方法を示す模式図である。
【図3】図2に示す方法により得られたグラフである。
【図4】本発明の基本的原理を示す模式図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るフォトマスクを示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るフォトマスクを示す模式図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るフォトマスクを示す模式図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係るフォトマスクを示す模式図である。
【図9】第1の実施形態に対してポジ型/ネガ型を反転させたフォトマスクを示す模式図である。
【符号の説明】
1;照射領域
2、3;仮想領域

Claims (9)

  1. 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクにおいて、
    露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さい複数個の副パターンが形成され、
    少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、開口率が実質的に一定となっていることを特徴とするフォトマスク。
  2. 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクにおいて、
    露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さい複数個の副パターンが形成され、
    少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低いことを特徴とするフォトマスク。
  3. 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクにおいて、
    前記感光体への転写の可否が任意の複数個の副パターンが形成され、
    少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、開口率が実質的に一定となっており、
    露光により前記感光体に転写される最小の大きさ以上の大きさであり、それが前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にある研磨対策用パターンが形成されており、
    前記副パターンと前記研磨対策用パターンとの間でポジ型/ネガ型が相違しており、
    前記副パターンは、前記研磨対策用パターンの内側に形成されていることを特徴とするフォトマスク。
  4. 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクにおいて、
    前記感光体への転写の可否が任意の複数個の副パターンが形成され、
    少なくとも露光光が照射されるべき照射領域をある一定形状の複数個の仮想領域に区画したときに、前記複数個の仮想領域の間で、前記副パターンを除く全てのパターンによる総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低く、
    露光により前記感光体に転写される最小の大きさ以上の大きさであり、それが前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にある研磨対策用パターンが形成されており、
    前記副パターンと前記研磨対策用パターンとの間でポジ型/ネガ型が相違しており、
    前記副パターンは、前記研磨対策用パターンの内側に形成されていることを特徴とするフォトマスク。
  5. 前記副パターンの大きさは、露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さいことを特徴とする請求項又はに記載のフォトマスク。
  6. 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクの設計を行う方法において、
    前記半導体装置の回路構成に基づき主パターンを決定する工程と、
    少なくとも露光光が照射されるべき照射領域を任意の一定形状の複数個の仮想領域に区画し、仮想領域毎に、その時点で決定されているパターンによる総開口率を求める工程と、
    露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さい複数個の副パターンを決定する工程と、
    を有し、
    前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記複数個の仮想領域の間で、開口率を実質的に一定とすることを特徴とするフォトマスクの設計方法。
  7. 感光体に転写されるべき主パターンが形成され、半導体装置の製造に使用されるフォトマスクの設計を行う方法において、
    前記半導体装置の回路構成に基づき主パターンを決定する工程と、
    少なくとも露光光が照射されるべき照射領域を任意の一定形状の複数個の仮想領域に区画し、仮想領域毎に、その時点で決定されているパターンによる総開口率を求める工程と、
    露光により前記感光体に転写される最小の大きさよりも小さい複数個の副パターンを決定する工程と、
    を有し、
    前記複数個の副パターンを決定する工程において、前記総開口率が低い仮想領域ほど、前記副パターンが形成されたことによる開口率の低下量が低くなるようにすることを特徴とするフォトマスクの設計方法。
  8. 前記総開口率を求める工程の前に、
    露光により前記感光体に転写される最小の大きさ以上の大きさであり、それが前記感光体へ転写されたときの前記半導体装置の動作への影響が許容範囲内にある研磨対策用パターンを決定する工程を有することを特徴とする請求項6又は7に記載のフォトマスクの設計方法。
  9. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のフォトマスクを用いて、被加工層上に形成された感光体の露光を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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