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JP4190520B2 - アンカーボルト設置用具及びアンカーボルト設置方法 - Google Patents
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JP4190520B2 - アンカーボルト設置用具及びアンカーボルト設置方法 - Google Patents

アンカーボルト設置用具及びアンカーボルト設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばアンカーボルトを天井パネル越しに鉄筋コンクリート製構造物に設置する場合に用いるアンカーボルト設置用具及びその設置方法に関するものである。
学校や地下鉄等の公共施設や会社や工場等における鉄筋コンクリート製構造物の天井は石膏ボード等でできた天井パネルが張られている。通常、これらの施設の天井にケーブルや配管を配設したり、空調設備を設置する場合に、アンカーボルトを鉄筋コンクリート製構造物に埋め込んで、このアンカーボルトを介してこれらの設備を吊している。アンカーボルトは鉄筋コンクリート製構造物を建設する際に設置し、天井パネルは設置後に張られている。
しかし、既に天井パネルが張られた鉄筋コンクリート製構造物に後付けで前記のようなケーブルや配管等を配設しなければならなくなる場合がある。従来、このように、天井パネルが張られた鉄筋コンクリート製構造物にアンカーボルトを設置する場合は、天井パネルを剥がすことなく設置作業が行われていた。その作業例として、まず、コアビットをセットしたハンマードリルで、天井パネルに所定の径の貫通孔を開ける。次に、ハンマードリルに1m以上の長尺なドリルビットをセットし、前記の天井パネルに開けた貫通孔から、前記ドリルビットを差し入れてハンマードリルで鉄筋コンクリート製構造物にアンカー打ち込み用のアンカー穴を開ける。さらに、長尺なアンカー打込み棒の先端にアンカーをセットして、前記の天井パネルの貫通孔からアンカー打込み棒を差し入れて、先に開けたアンカー穴を手探りの状態で探しあててアンカーをアンカー穴に宛がい、ハンマードリルの振動によりアンカーをアンカー穴に打込む。ただし、ハンマードリルを用いずに作業者がアンカー打込み棒だけでアンカーをアンカー穴に打込むこともある。最後に天井パネルの貫通孔からアンカーボルトを差し入れて、同じく手探りの状態で先ほど打込んだアンカーを探してアンカーボルトをアンカーに捩じ込んで設置が完了する。
特開2003−340262号公報
しかしながら、この従来のアンカーボルト設置方法では、天井側の鉄筋コンクリート製構造物にアンカー穴を開ける際に、アンカーボルトが垂直に吊るせるようにアンカー穴を開けなければならないが、天井パネルで穴あけ個所が遮られた状態で長尺なドリルビットでアンカー穴を開けるのは困難な作業である。
さらに、このアンカー穴にアンカーを打ち込む時は、アンカー穴が天井パネルに遮られて全く目視することができないため、アンカー打込み棒の先端にアンカーをセットして、全くの手探りの状態で、先に開けた小さなアンカー穴を探しあてなければならない。アンカー打込み棒を上向きに保持しながらこのアンカー穴を探しあてる作業は時間のかかる面倒な作業であり、しかも、かなりの重労働である。
さらに、アンカー穴にアンカーを打ち込んだ後にアンカーボルトを捩じ込む際にも同じように、先にアンカー穴に打込んだアンカーに手探りの状態でアンカーボルトの先端の雄ネジを捩じ込まなければならず、これも面倒な作業である。
本発明は以上のような従来の課題を解決するためのもので、アンカーボルトを天井パネル越しに鉄筋コンクリート製構造物に容易に設置することを可能とするアンカーボルト設置用具及びアンカーボルト設置方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明のアンカーボルト設置用具は、天井パネルとコンクリート製構造物間に設置するガイド体と、このガイド体を挿通して保持するガイド保持体と、このガイド保持体を支持する支持スタンドとを備えている。
ガイド体はガイド保持体に挿通して保持されている。ガイド保持体は支持スタンドにより天井パネルに保持されて固定されている。ガイド体を用いてコンクリート製構造物にアンカー穴を穿設し、アンカー穴へのアンカーの打込み、アンカーへのアンカーボルトの取り付けを行っている。
さらに、本発明のアンカーボルト設置用具は、ハンマードリル等の電動工具を上下方向にスライド可能に支持する工具用スタンドを備えている。この工具用スタンドによりハンマードリルを支持しているので、作業者が電動工具を抱えて作業する必要がない。
また、本発明のアンカーボルト設置方法は、天井パネルに貫通孔を設け、天井パネルとコンクリート製構造物間にガイド体を設置し、このガイド体を介してアンカー穴の穿設、アンカー穴へのアンカーの打込み、アンカーへのアンカーボルトの取り付けを行う。
ガイド体により、アンカー穴の穿設、アンカー穴へのアンカーの打込み、アンカーへのアンカーボルトの取り付けがスムースになる。
本発明によれば、アンカーボルトを天井パネル越しに鉄筋コンクリート製構造物に容易に設置することを可能とする。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
図1は実施の形態1の施工現場にアンカーボルト設置用具を設置した正面図、図2は図1の部分拡大図、図3は図2のA−A線矢視図、図4はハンマードリルでアンカー穴を開ける作業を示した正面図、図5はアンカーボルトを設置する作業工程図である。
図1において、1が鉄筋コンクリート製構造物、2が天井パネル、3が床を示している。鉄筋コンクリート製構造物1と床3との間にアンカーボルト設置用具4が設置されている。このアンカーボルト設置用具4は、ハンマードリル5のドリルビット6やアンカー打込み棒7等の施工工具を鉄筋コンクリート構造物1側にガイドするガイド体8と、このガイド体8の先端を鉄筋コンクリート製構造物1に当接して天井パネル2に保持するガイド保持体9と、このガイド保持体9を下から支持して天井パネル2に押し当ててガイド体8とガイド保持体9とを保持する支持スタンド10とを備えている。ただし、このアンカーボルト設置用具4の用語は、これらの構成だけのものに限定せずに後述するハンマードリル5を上下方向にスライド自在に固定する工具用スタンド11も含めて使用する場合がある。
前記のガイド体8は合成樹脂製の円筒形状のパイプを使用している。具体的には硬質塩化ビニル管(HIVP13m/m)を使用した。13m/mを使用したのは、3分(9mm)のアンカー、4部(12mm)のアンカーに対応できるようにするためである。なお、ガイド体8の材質は特に合成樹脂に限定されるものではなく、アルミ、銅等の金属パイプであってもよい。このガイド体8は、施工に際して上端に図5(a)左下の部分斜視図のようにスポンジ製の両面テープ28を貼り付け、上端が鉄筋コンクリート製構造物1に接着するように構成する。下端は天井パネル2を突き抜けて室内や廊下等の屋内空間12側に突出している。このガイド体8は、施工現場の鉄筋コンクリート構造物1と天井パネル2の間の距離に応じて裁断できるような長いものを準備しておくのが好ましい。またガイド体8の直径はハンマードリル5のドリルビット6、アンカー打込み棒7、アンカーボルト13が十分に挿通でき、アンカー穴14の穿設作業やアンカー打込み作業等が容易にできるような直径でなければならない。なお、このガイド体8の断面形状は円形が好ましいが円形に限定されるものではなく、四角形や五角形等の多角形状や楕円形あるいはガイドの機能を発揮できるならその断面形状は問わない。
前記ガイド体8を保持するガイド保持体9は、円筒状の保持体本体15の一端寄り(図2の下端側)に円盤状の押え盤16が取り付けられている。前記保持体本体15と押え盤16は金属製であって、押え盤16の中央部に保持体本体15が挿通されて溶接されて取り付けられている。保持体本体15の中心軸に対して押え盤16が直角になるように、押え盤16が保持体本体15に取り付けられている。保持体本体15の一端部には、保持体本体15に嵌め込まれたガイド体8をガイド保持体9に固定するための蝶ネジ17が取り付けられている。保持体本体15は前記ガイド体8が挿通可能で、ガイド体8が保持体本体15内でガタつかないような直径であることが好ましい。保持体体本体15の長さはガイド体8を天井パネル2に安定的に保持できる長さでなければならない。
支持スタンド10は長尺なパイプ状の支柱18であって、この支柱18の上端部に支持部19が、下端部には渦巻き状のスプリング20が取り付けられている。この支持スタンド10の支柱18は施工現場の床3から天井パネル2までの高さに応じて長さを変えることが可能であって、この実施の形態では上端側と下端側をそれぞれ伸ばすことができる。即ち、支柱18の中央部21に上側伸張部22と下側伸張部23がスライド自在に内嵌しており、この上側伸張部22と下側伸張部23を出し入れすることにより、釣竿のように長さを自由に変えることができる。なお、図示していないが、中央部21をさらに2分割して、ターンバックル形式の連結具で連結してもよい。
支持スタンド10は既存の物干し竿のようなもので代用してもよく、上側伸張部22や下側伸張部23を伸ばしたり縮めたりする場合は、これらの伸張部22,23を右又は左の緩める方向に回転して所定の長さに伸ばし、固定するには先ほどとは逆の方向に回転して固定する。
上側伸張部22や下側伸張部23には、それぞれ固定金具24,25が取り付けられている。この固定金具24,25は、円筒形状の前記伸張部22,23を取り囲み、この取り囲んだC字形部分から伸びる両端部26を蝶ネジ27により締め付けて、固定金具24,25を伸張部22,23に強固に固定する。固定金具24,25は前記伸張部22,23に固定することにより、上側伸張部22や下側伸張部23が上下方向から力が加わっても支柱18の中央部21に入り込まないようストッパーの役割を果たす。
支持スタンド10の下端部には、前記のように渦巻き状のスプリング20が取り付けられている。このスプリング20は支柱18を天井パネル2方向に付勢して、支持スタンド10の先端の支持部19がガイド保持体9の押え盤16を天井パネル2に押さえ付けて保持する。なお、前記のスプリング20の付勢力は、支持スタンド10が直立してガイド保持体9とガイド体8を保持できる弾発力を必要とし、この実施の形態では5kg−9kgの弾発力のあるものを使用した。
支持部19は、図3に示すように先端がC字状をしたアーム部28と、このアーム部28を支持スタンド10の先端部に取り付ける固定金具29とから構成されている。アーム部28は金属製であるがC字状の先端部にゴム製の保護キャップ30が嵌め込まれ、アーム部28がソフトにしかも滑らないように押え盤16を下から押えるように構成されている。固定金具29は図3に示すように支持スタンド10の先端部に嵌め込むリング部33とこのリング33の両端部34が相対向して平行に延び、両端部34間をボルト31とナット32で締め付けて支持部19を支持スタンド10の先端部に固定するように構成されている。アーム部28はC字状の先端部が支柱18の先端より上方に位置するように、図1のように正面視は逆L字形をしている。
次に上記アンカーボルト設置用具の施工方法を説明する。
まず、施工にかかる前に、支持スタンド10の上側伸張部22と下側伸張部23を伸ばして床3と天井パネル2間の距離よりも僅かに長くなるように支持スタンド10の支持部19とスプリング20との間の長さを調節しておく。そして、ハンマードリル5の回転軸にコアビット(図示せず)をセットし、天井パネル2のアンカーボルト13を設置する位置に、ハンマードリル5で貫通孔35を開ける。
天井パネル2の貫通孔35に、押え盤16が下側になるようにガイド保持体9を挿入し、前記のように準備していた支持スタンド10のスプリング20を床3に押し当てつつスプリング20を圧縮し、支持スタンド10の長さを縮めながら支持スタンド10の支持部19によってガイド保持体9の押え盤16を下か天井パネル2に押し当てつつ支持する。
上記のように天井パネル2にガイド保持体9を固定した後、鉄筋コンクリート構造物1に対してガイド体8が垂直に設定されているか否かを計測する。前記のように押え盤16が保持体本体15に対して直角になるように、取り付けられているので、天井パネル2が水平であれば、ガイド保持体9を天井パネル2の貫通孔35に挿通し、押え盤16を天井パネル35に当接して支持すると、ガイド体8は垂直に設置されていることになるはずである。しかし、何らかの原因でガイド体8が鉄筋コンクリート構造物1に対して斜めに設置されてしまう可能性もあるので、レーザ計測器を用いて確認するのが好ましい。
そこで、ガイド保持体9の保持体本体15にガイド体8を挿入し、ガイド体8が保持体本体15から適当な長さ分(例えば約半分程度)だけ出るように蝶ネジ17を締め付ける。レーザ計測器は、一本のレーザ光線を天井及び壁面に向かって投射し、その基準となる垂直な一本のレーザ光線の光跡が天井パネル2より下に位置するガイド体8の部分にも投射するようにして、ガイド体8がその垂直な基準となるレーザ光線からずれているか否かで計測すれば容易にガイド体8が垂直に設置されているか否か判断できる。このレーザ計測器による計測を少なくとも異なる位置の2点で行えばガイド体8が垂直か否かが正確に確認できる。
ガイド体8を一旦ガイド保持体9から引き抜いて、このガイド体8の上端に図5(a)左下の部分斜視図のようにスポンジ製の両面テープ28を貼り付ける。そして、再度、ガイド保持体9の保持体本体15にガイド体8を挿入し、その先端部が鉄筋コンクリート構造物1に当接して接着するまで挿入する。そしてガイド保持体9の蝶ネジ17を締め付けてガイド体8をガイド保持体9に固定する。このガイド体8が長すぎてガイド保持体9からかなり突き出るようであるならば、適当な長さで切断してから挿入し直し、ガイド体8をガイド保持体9に固定する。
以上のようにしてアンカーボルト設置用具4を設定してから、ハンマードリル5の回転軸にドリルビット6をセットしたの後、ガイド体8にドリルビット6を挿入する。ドリルビット6の先端を鉄筋コンクリート構造物1に突き当て、最初はハンマードリル5をゆっくりと回転させながら穴開けを開始する。ガイド体8の上端の両面テープ28はハンマードリル5の振動でガイド体8がずれないようにする。
コンクリート構造物1に穴跡が出来てから、ハンマードリル5の回転数を上げて図5(a)に示すようにアンカー穴14を開ける。このアンカー穴14の穿設作業は作業者がハンマードリル5を抱え持ちながら作業を行う。
次に、ハンマードリル5にアンカー打込み棒7を取り付けて、アンカー36をハンマードリル5の先端にセットする。ガイド体8にアンカー打込み棒7を挿入して前記のように開けられたアンカー穴14にアンカー36を宛がってハンマードリル5を駆動して、図5(b)に示すようにアンカー穴14にアンカー36を打込む。ガイド体8はアンカー打込み棒7の先端をアンカー穴14まで正確に導くことができる。
アンカー穴14にアンカー36を打込み終わった後で、ガイド体8からアンカー打込み棒7を抜き取り、代わりにアンカーボルト13をガイド体8に挿入する図5(c)。そして先に打込んだアンカー36の雌ネジにアンカーボルト13の雄ネジを螺合して、アンカーボルト13を鉄筋コンクリート構造物1に吊り下げる。この際もアンカーボルト13の先端をアンカー穴14まで正確に導くことができる。
上記のようにしてアンカーボルト13を鉄筋コンクリート構造物1に設置した後に、ガイド保持体9の蝶ネジ17を緩めてガイド体8をガイド保持部9から抜き取る。さらに支持スタンド10を床3側に押し付けながら支持スタンド10の支持部19を下方に下げて、ガイド保持体9の押え盤16の天井パネル2への押し付けを解除し、支持スタンド10を取り除くと同時にガイド保持体9を天井パネル2の貫通孔35から抜き取り、貫通孔35を目隠ししてアンカーボルト13の設置は終了する。
以上のようにして、アンカーボルト13を天井に設置するが、鉄筋コンクリート製構造物1にアンカー穴14を開ける際に、垂直方向に正確に設置されたガイド体8によりドリルビット6が垂直方向に案内されてアンカー穴14が開けられるので、アンカーボルト13を吊り下げた場合に傾いて設置されるというような設置ミスが無くなる。
さらに、アンカー36をアンカー穴14に打込む際に、ガイド体8がアンカー打込み棒7の先端をアンカー穴14まで案内するので、アンカー打込み棒7により手探り状態でアンカー穴14を探すことも無くなり極めて簡単にアンカー36をアンカー穴14に打込むことができる。
さらに、アンカーボルト13をアンカー36に捩じ込む際も、ガイド体8がアンカーボルト13をアンカー36まで案内するので、この場合もアンカーボルト13で打込んだアンカー36を手探り状態で探す必要が全くない。
このように、本発明はアンカーボルト13の鉄筋コンクリート構造物1への設置が極めて容易に、しかも正確に設置することができる。さらに、従来、設置作業は最低二人を要していたが、この方法ではアンカーボルト13を鉄筋コンクリート構造物1に一人で設置することが可能となる。さらに、このアンカーボルト設置用具4は製造コストが安価であり、製作も容易である。
〔実施の形態2〕
図6は実施の形態2のアンカーボルトの設置用具の正面概略図である。ガイド体8、ガイド保持体9、支持スタンド10は前記実施の形態1と同じであるので、図面の符号を同じくして詳細は省略する。
この実施の形態2が前記実施の形態1と相違する点は、ハンマードリル5を上下方向にスライド可能に支持する工具用スタンド11を備えている点である。この工具用スタンド11は図示していないが、スタンド本体40の断面形状はチャンネル状で、この本体40内を上下方向にスライド体41がスライド可能に嵌め合わされ、このスライド体41にハンマードリル5の基部が取り付けられている。工具用スタンド11の上部には定滑車42が設けられ、下部には手動式のウインチ43が設けられ、スライド体41の上端にワイヤー44の一端が接続され、定滑車42を介して前記ワイヤー44がウインチ43で巻き上げられるよう構成されている。ワイヤー44の中間部にはスプリング45が介在している。
施工に際して、先ず、設置用具4を設置する。ガイド体8、ガイド保持体9、支持スタンド10の設置方法は前記実施の形態1と同じである。そして、図6に示すように工具用スタンド11を設置し、ドリルビット6をガイド体8に挿通した後、ドリルビット6をハンマードリル5に取り付ける。ウインチ43を巻き上げながら、ドリルビット6の先端が鉄筋コンクリート構造物1に当接した時点でウインチ43の巻き上げを止めて固定し、ハンマードリル5のドリルビット5をゆっくり回転し、スムースに回転するか否かを確認する。ドリルビット6がスムースに回転することが確認できればドリルビット6の穴跡が出来るようにウインチ43を少し強めに巻き上げる。
穴跡が出来たらドリルビット6の回転数を上げてウインチ43を徐々に巻き上げる。ワイヤー44の中間部に設けたスプリング45によってドリルビット6は上方に常時、付勢されてドリルビット6を鉄筋コンクリート製構造物1側に押し付けるので、ウインチ43を所定の力で巻き上げておけば後はスプリング45の力でアンカー穴14を開けることができる。アンカー穴14が深くなってスプリング45の付勢力が不足した場合はウインチ43をさらに巻き上げる。図5(a)のようにアンカー穴14が開けられたら、ウインチ43を緩めてスライド体41を下降させてドリルビット6をガイド体8から抜き取る。
次に、ドリルビット6の代わりにアンカー36をセットしたアンカー打込み棒7をハンマードリル5に取り付けた後、ウインチ43を再び巻き上げてアンカー打込み棒7をガイド体8内に導入してアンカー穴14にアンカー打込み棒7の先端のアンカー36を宛がう。さらにウインチ43を強く巻き上げてハンマードリル5に駆動し、アンカー打込み棒7の上下方向の振動で図5(b)に示すようにアンカー36をアンカー穴14に打込む。
図5(c)のアンカー36にアンカーボルト13を螺合する工程以降は前記の実施の形態1と同様であるので、詳細は省略する。
上記の実施の形態2ではハンマードリル5を工具用スタンド11に取り付けてアンカー穴14を穿設したり、アンカー穴14にアンカー36を打込む作業ができるので、作業者がハンマードリル5を上向きに保持しながら作業をする必要がなくなるので、作業者の負担を軽くできる。
上記の実施の形態2のハンマードリル5をウインチ43で巻き上げる構成としたが、本発明のスタンド11はかかる構成に限定されず、ウインチ43の代わりに錘でハンマードリル5を上方にスライドさせるようにしてもよい。また、スライド体41をモータの力でスライドさせるような構成であってもよい。
なお、上記の実施の形態2では工具用スタンド11を支持スタンド10の代用としてもよい。即ち、工具用スタンド11の上端に支持スタンドの支持部19を上方にスプリングで付勢するように設け、ガイド保持体9の押え盤16を保持するようにしてもよい。
本発明のアンカーボルト設置用具及びアンカーボルト設置方法は、アンカーボルト13を天井パネル2の張られた鉄筋コンクリート構造物1に設置する設置作業に用いることができる。
本発明の実施の形態1のアンカーボルト設置用具を設置した正面図である。 図1の部分拡大図である。 図2のA−A線矢視図である。 アンカー穴を鉄筋コンクリート製構造物に開ける作業を示した正面図である。 アンカーボルトを設置する作業工程図である。 本発明の実施の形態2のアンカーボルト設置用具を設置した正面図である。
符号の説明
1 鉄筋コンクリート製構造物
2 天井パネル
3 床
4 アンカーボルト設置用具
5 ハンマードリル
6 ドリルビット
7 アンカー打込み棒
8 ガイド体
9 ガイド保持体
10 支持スタンド
11 工具用スタンド
12 屋内空間
13 アンカーボルト
14 アンカー穴
15 保持体本体
16 押え盤
17 蝶ネジ
18 支柱
19 支持部
20 スプリング
21 中央部
22 上側伸張部
23 下側伸張部
24 固定金具
25 固定金具
26 両端部
27 蝶ネジ
28 アーム部
29 固定金具
30 保護キャップ
31 ボルト
32 ナット
33 リング部
34 両端部
35 貫通孔
36 アンカー
40 スタンド本体
41 スライド体
42 定滑車
43 ウインチ
44 ワイヤー
45 スプリング

Claims (3)

  1. 天井パネルとコンクリート製構造物間に設置するガイド体と、このガイド体を挿通して保持するガイド保持体と、このガイド保持体を支持する支持スタンドとを備えたアンカーボルト設置用具。
  2. ハンマードリル等の電動工具を上下方向にスライド可能に支持する工具用スタンドを備えた請求項1に記載のアンカーボルト設置用具。
  3. 天井パネルに貫通孔を設け、この貫通孔にガイド保持体を挿通保持し、このガイド保持体を介して、天井パネルとコンクリート製構造物間にガイド体を設置し、このガイド体によりアンカー穴の穿設、アンカー穴へのアンカーの打込み、アンカーへのアンカーボルトの取り付けを行うことを特徴とするアンカーボルト設置方法。
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