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JP4191002B2 - テールゲート開閉構造 - Google Patents
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本発明は、テールゲート開閉構造に関する。
車体ルーフの後端部にヒンジを介して回転可能に支持されて車体後部開口部を開閉させるテールゲートを電動で駆動するテールゲート開閉構造に関するものとして、テールゲートを開閉駆動する開閉駆動装置と、テールゲートの重量とバランスするガスステーとを備えた開閉装置をルーフ側に配設したものがある(例えば、特許文献1参照)。このようにガスステーをルーフ側に配設すると、車体後部開口部の周辺にガスステーを露出させる必要がないことから良好な外観が得られる。
特開2001−199242号公報
上記のようにガスステーをルーフ側に配設すると、テールゲートの回転中心であるヒンジ軸とテールゲートへのガスステーの連結部との距離をとれないことから、回転モーメントが小さくなりガスステーのバランサとしての作動効率が低くなってしまう。このため、大型のガスステーが必要になり、コストが増大してしまうという問題があった。
また、ガスステーをルーフ側に配設すると、ルーフが厚くなり、車室内の高さが低くなってしまうという問題もあった。上記のように大型のガスステーを採用しなければならないと、ルーフがさらに厚くなり、車室内の高さがさらに低くなってしまう。
したがって、本発明は、車体後部開口部の周辺にガスステーを露出させることがなく、その上で、コストの増大を抑制し車室内の高さを確保できるテールゲート開閉構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車体ルーフ(例えば実施形態におけるルーフ12)の後端部にヒンジ(例えば実施形態におけるヒンジ14)を介して回転可能に支持されたテールゲート(例えば実施形態におけるテールゲート15)で車体後部開口部(例えば実施形態における開口部16)を開閉させるテールゲート開閉構造であって、前記ヒンジのヒンジ軸(例えば実施形態におけるヒンジ軸37)と同軸をなし車幅方向外側にサイドパネル(例えば実施形態におけるサイドパネル21)内まで延出する軸部(例えば実施形態における軸部44)と、該軸部の延出端から前記サイドパネル内で下方に延出し常時サイドパネル内に位置するアーム部(例えば実施形態におけるアーム部45)と、該アーム部に設けた連結部(例えば実施形態における連結軸55,62)と、を有するヒンジアーム(例えば実施形態におけるヒンジアーム35)を設け、一端側が前記サイドパネル内の車体フレームに回転可能に連結され、他端側が前記アーム部の前記連結部に回転可能に連結される、前記ヒンジアーム及び前記ヒンジを回動させ、前記テールゲートを開閉する開閉装置(例えば実施形態における開閉装置25)を設けたことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記開閉装置は、前記テールゲートの重量とバランスするガスステー(例えば実施形態におけるガスステー34)と、前記テールゲート開閉の駆動源である伸縮型アクチュエータ(例えば実施形態における伸縮型アクチュエータ33)と、からなり、前記連結部は、前記ガスステーの一端側を回動可能に連結するステー連結部(例えば実施形態における連結軸62)と、前記伸縮型アクチュエータの一端側を回転可能に連結するアクチュエータ連結部(例えば実施形態における連結軸55)と、からなり、前記ヒンジアームの前記軸部から離間した端部に前記アクチュエータ連結部を設け、前記軸部と前記アクチュエータ連結部との間に前記ステー連結部を設けたことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記ガスステーは、前記伸縮型アクチュエータとは常時別角度をなすことを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、車体後部開口部の周辺に良好な外観が得られる。
請求項2に係る発明によれば、大型のアクチュエータが不要となり、コストの増大を抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、ガスステーと伸縮型アクチュエータとが常時別角度をなすため、死点がなくなり、テールゲートの円滑な開閉が可能となる。
本発明の一実施形態のテールゲート開閉構造を図面を参照して以下に説明する。
図1は、本実施形態のテールゲート開閉構造およびこれが適用された車両10の後部周辺の概略構成を示す側面図であって、車体11のルーフ12の後端部には、車幅方向に延在する車体骨格部材であるルーフレール13が設けられ、このルーフレール13に車幅方向に沿う軸線周りに回転可能となるようにテールゲート15がヒンジ14を介して支持されている。このテールゲート15は、車両10の車体後部の開口部16を開閉させるように揺動するものでその上端部に車幅方向に延設されたテールゲートメンバ17においてヒンジ14に取り付けられている。
そして、車両10の車体後部には、図2に示すように、車体11のサイドパネル21の内部つまり車幅方向外側のサイドパネルアウタ22と車幅方向内側のサイドパネルインナ23との間に、テールゲート15を開閉駆動する開閉装置25の主要部分が配置されている。
ここで、サイドパネル21の内部つまりサイドパネルアウタ22とサイドパネルインナ23との間には、車体11の下部において車体前後方向に延在する車体骨格部材であるリヤサイドフレーム(車体フレーム)27が設けられている。このリヤサイドフレーム27は、図3および図4に示すように、ほぼ水平に沿って車体前後方向に沿うフレーム本体部28とこのフレーム本体部28の後部から上側に突設された後部支持部29と、フレーム本体部28の前部から上方に延設された前部支持部30と、この前部支持部30の上部とフレーム本体部28の車体前後方向の中間部とを連結させる傾斜連結部31とを備えている。
開閉装置25は、テールゲート15の開閉の駆動源である電動の伸縮型アクチュエータ33と、テールゲート15の重量とバランスするガスステー34と、これらとテールゲート15とを結ぶヒンジアーム(アーム)35とを備えている。
ヒンジアーム35は、図2に示すように、ヒンジ14のヒンジ軸37に支持されている。つまり、ヒンジ14は、図5に示すように、ルーフレール13の後面に固定されるヒンジブラケット38と、このヒンジブラケット38に固定される軸受部材39と、車幅方向に沿うように軸受部材39に支持されるヒンジ軸37と、このヒンジ軸37の一端側具体的には車幅方向外側にこのヒンジ軸37を中心に回転可能となるように支持される図3に示すヒンジアーム35と、このヒンジ軸37の他端側具体的には車幅方向内側にこのヒンジ軸37を中心に回転可能となるように支持される図5に示す軸受部材40と、軸受部材40が固定されるヒンジブラケット41とで構成されている。このヒンジブラケット41は、テールゲートメンバ17のテールゲート閉時の前面および下面に固定されている。
ヒンジアーム35は、図3に示すようにヒンジ軸37から車体後方に延出して延出先端側にテールゲート15のテールゲートメンバ17が固定されるアーム部43と、図2に示すようにヒンジ軸37からヒンジ軸37と同軸をなして車幅方向外側にサイドパネル21内まで延出する軸部44と、この軸部44の延出先端側からサイドパネル21内で全体として下方に延出するアーム部45とを有している。ここで、アーム部43は、図4に示すようにテールゲートメンバ17のテールゲート閉時の上面および後面に固定されている。なお、軸部44はヒンジ軸37と同軸上に配置されており、図2に示すようにサイドパネルインナ23に形成された穴部46に挿通されている。
伸縮型アクチュエータ33は、図3および図4に示すように、電動モータ48とこれに平行に設けられた伸縮ロッド49とを有しており、電動モータ48の駆動力で伸縮ロッド49の本体50に対しその軸線方向に沿ってロッド51を直線状にスライドさせることで伸縮ロッド49を全体として軸線方向に伸縮させる。この伸縮型アクチュエータ33は、本体50のロッド51に対し反対側の一端部が、サイドパネル21内のリヤサイドフレーム27の後部支持部29の前面に備えられたブラケット52に車幅方向に沿う連結軸53を介してこの連結軸53を中心に回転可能となるように連結されている。
また、伸縮型アクチュエータ33は、連結軸53から車体前方かつ上方に斜めに延出し延出先端側であるロッド51の本体50に対し反対側の他端部が、サイドパネル21内においてヒンジアーム35のアーム部45の下端側に車幅方向に沿う連結軸(アクチュエータ連結部)55を介してこの連結軸55を中心に回転可能となるように連結される。これにより、伸縮型アクチュエータ33は、その全体が前上がりに傾斜した姿勢で図2に示すようにサイドパネル21内に配置されることになる。ここで、伸縮型アクチュエータ33は常にその全体がサイドパネル21内に位置することになり、サイドパネル21内に収まるように電動モータ48を伸縮ロッド49の下方に配置して車幅方向の厚さを薄くしている。
ガスステー34は、図3および図4に示すように、本体57に対しその軸線方向に沿ってロッド58を直線状にスライドさせることでを全体として軸線方向に伸縮する。このガスステー34は、本体57のロッド58に対し反対側の一端部が、サイドパネル21内のリヤサイドフレーム27の前部支持部30の上面に備えられたブラケット59に車幅方向に沿う連結軸60を介してこの連結軸60を中心に回転可能となるように連結されている。また、ガスステー34は、連結軸60から車体後方かつ上方に斜めに延出し延出先端側であるロッド58の本体57に対し反対側の他端部に、サイドパネル21内においてヒンジアーム35のアーム部45の連結軸55より上側の中間部を車幅方向に沿う連結軸(ステー連結部)62を介してこの連結軸62を中心に回転可能となるように連結させる。これにより、ガスステー34は、その全体が後上がりに傾斜した姿勢で図2に示すようにサイドパネル21内に配置されることになる。なお、ガスステー34は常にその全体がサイドパネル21内に位置することになる。
ここで、上記のように、伸縮型アクチュエータ33およびガスステー34は、それぞれの下部がリヤサイドフレーム27に前後に位置をずらして連結され、それぞれの上部が共通のヒンジブラケット38に連結されることから、常時別角度をなすことになる。
ヒンジアーム35は、アーム部45における伸縮型アクチュエータ33の連結軸55が設けられる一端部とガスステー34の連結軸62が設けられる中間部との間の部分が揺動時のガスステー34との干渉を避けるようにサイドパネル21内において湾曲する湾曲部64となっている。また、ヒンジアーム35の連結軸62はヒンジ軸37に対し常に下側にあり、連結軸55はさらに連結軸62の下側に常にある。
次に、本実施形態のテールゲート開閉構造の作動について説明する。
まず、テールゲート15が閉じられた図4に示す閉状態においては、開閉装置25の伸縮型アクチュエータ33は伸縮ロッド49を長い状態としており、ヒンジアーム35がそのアーム部45の連結軸55をヒンジ軸37よりも前側に位置させ、アーム部43をヒンジ軸37から水平後方に延出させている。また、この閉状態においてヒンジアーム35のアーム部45の連結軸62から前下がりとなるガスステー34は短い状態となっている。
そして、上記した閉状態から、開閉装置25が、伸縮型アクチュエータ33の電動モータ48を回転させて伸縮ロッド49を縮めると、リヤサイドフレーム27の後部から前上がりで延出してヒンジアーム35のヒンジ軸37より下側の連結軸55に連結されている伸縮ロッド49は連結軸55を車体後方に引き、その結果、ヒンジアーム35がヒンジ軸37を中心に回転し、アーム部43をヒンジ軸37から後上がりに傾斜させる状態とする。これにより、アーム部43に固定されたテールゲート15がヒンジ軸37を中心に上方に揺動して図3に示す開状態となる。なお、この閉状態から開状態へテールゲート15を揺動させるようにヒンジアーム35が回転すると、リヤサイドフレーム27から後上がりで延出してヒンジアーム35のヒンジ軸37よりも下側の連結軸62に連結されているガスステー34は伸びながらテールゲート15の重量とのバランスをとる。
また、この開状態から、開閉装置25が、伸縮型アクチュエータ33の電動モータ48を回転させて伸縮ロッド49を伸ばすと、リヤサイドフレーム27の後部から前上がりで延出してヒンジアーム35のヒンジ軸37より下側の連結軸55に連結されている伸縮ロッド49は連結軸55を車体前方に押し、その結果、ヒンジアーム35がヒンジ軸37を中心に回転し、アーム部43をヒンジ軸37から水平後方に延出する状態とする。これにより、アーム部43に固定されたテールゲート15がヒンジ軸37を中心に下方に揺動して閉状態となる。なお、この開状態から閉状態へテールゲート15を揺動させるようにヒンジアーム35が回転すると、リヤサイドフレーム27から後上がりで延出してヒンジアーム35のヒンジ軸37よりも下側の連結軸62に連結されているガスステー34は縮みながらテールゲート15の重量とのバランスをとる。
以上に述べた本実施形態のテールゲート開閉構造によれば、サイドパネル21内のリヤサイドフレーム27に一端側が連結されたガスステー34の他端側を、テールゲート15に一側が固定され他側がサイドパネル21内に挿入されたヒンジアーム35の常時サイドパネル21内に位置する連結軸62に連結させているため、ガスステー34の全体を常時サイドパネル21内に配置することができる。このようにガスステー34を常時サイドパネル21内に位置させることができるため、車体後部開口部16の周辺にガスステー34を露出させることがなくなり、ガスステー34によってルーフ12が厚くなることもない。したがって、車体後部開口部16の周辺に良好な外観が得られるとともに、車室内の高さを確保できる。加えて、ガスステー34をサイドパネル21内に設けることで、ガスステー34のヒンジアーム35への連結位置をテールゲート15の回転中心であるヒンジ軸37に対し半径方向に離すことができ、回転モーメントを大きくできるため、開閉効率を高くでき、その結果、大型のガスステー34が不要となり、コストの増大を抑制することができる。加えて、乗員から騒音伝達上より離れたサイドパネル21内にガスステー34を設けることから、乗員にその動作音を伝わり難くでき優れた静粛性が得られる。
また、サイドパネル21内のリヤサイドフレーム27に一端側が連結された伸縮型アクチュエータ33の他端側を、テールゲート15に一側が固定され他側がサイドパネル21内に挿入されたヒンジアーム35の常時サイドパネル21内に位置する連結軸55に連結させているため、伸縮型アクチュエータ33の全体を常時サイドパネル21内に配置することができる。このように伸縮型アクチュエータ33を常時サイドパネル21内に位置させることができるため、伸縮型アクチュエータ33によってルーフ12が厚くなることもない。したがって、確実に車室内の高さを確保できる。加えて、伸縮型アクチュエータ33をサイドパネル21内に設けることで、伸縮型アクチュエータ33のヒンジアーム35への連結位置をテールゲート15の回転中心であるヒンジ軸37に対し半径方向に離すことができ、回転モーメントを大きくできるため、開閉効率を高くでき、その結果、大型のアクチュエータが不要となり、コストの増大をさらに抑制することができる。加えて、乗員から騒音伝達上より離れたサイドパネル21内に伸縮型アクチュエータ33を設けることから、乗員にその動作音を伝わり難くでき優れた静粛性が得られる。
さらに、ガスステー34と伸縮型アクチュエータ33とが常時別角度をなすため、死点がなくなり、テールゲート15の円滑な開閉が可能となる。
加えて、開閉装置25においてテールゲート15に駆動力を伝えるアームが、ヒンジ14のヒンジ軸37に軸支されるヒンジアーム35であることから、ヒンジ14とは別にアームを設ける場合に比してコストを低減することができる。勿論、ヒンジブラケット38とは別にアームを設けることも可能である。
さらに、ヒンジアーム35の軸部44をヒンジ軸37と同軸に配置しているため、テールゲート15の開閉時に軸部44は旋回せず自転するのみである。よって軸部44の通過のためサイドパネルインナ23に形成される穴部46を小さくできる。勿論、軸部44とヒンジ軸37とを平行とし穴部46を円弧状に形成することも可能である。
なお、上記したヒンジ軸37を軸受部材39から車幅方向外側に延出させ、その中間部にアーム部43を固定し、その先端部にアーム部45を固定するようにしても良い。つまり、軸部44をヒンジ軸37で構成しても良い。
本発明の一実施形態のテールゲート開閉構造およびこれが適用された車両の後部の概略を示す側面図である。 本発明の一実施形態のテールゲート開閉構造およびこれが適用された車両を車体後方から見た部分断面図である。 本発明の一実施形態のテールゲート開閉構造の要部斜視図であってテールゲート開時の状態を示すものである。 本発明の一実施形態のテールゲート開閉構造の要部斜視図であってテールゲート閉時の状態を示すものである。 本発明の一実施形態のテールゲート開閉構造のヒンジの側断面図であってテールゲート閉時の状態を示すものである。
符号の説明
12 ルーフ(車体ルーフ)
14 ヒンジ
15 テールゲート
16 開口部(車体後部開口部)
21 サイドパネル
27 リヤサイドフレーム(車体フレーム)
33 伸縮型アクチュエータ
34 ガスステー
35 ヒンジアーム(アーム)
37 ヒンジ軸
55 連結軸(アクチュエータ連結部)
62 連結軸(ステー連結部)

Claims (3)

  1. 車体ルーフの後端部にヒンジを介して回転可能に支持されたテールゲートで車体後部開口部を開閉させるテールゲート開閉構造であって、
    前記ヒンジのヒンジ軸と同軸をなし車幅方向外側にサイドパネル内まで延出する軸部と、該軸部の延出端から前記サイドパネル内で下方に延出し常時サイドパネル内に位置するアーム部と、該アーム部に設けた連結部と、を有するヒンジアームを設け、
    一端側が前記サイドパネル内の車体フレームに回転可能に連結され、他端側が前記アーム部の前記連結部に回転可能に連結される、前記ヒンジ及びヒンジアームを回動させ、前記テールゲートを開閉する開閉装置を設けたことを特徴とするテールゲート開閉構造。
  2. 前記開閉装置は、前記テールゲートの重量とバランスするガスステーと、前記テールゲート開閉の駆動源である伸縮型アクチュエータと、からなり、
    前記連結部は、前記ガスステーの一端側を回動可能に連結するステー連結部と、前記伸縮型アクチュエータの一端側を回転可能に連結するアクチュエータ連結部と、からなり、
    前記ヒンジアームの前記軸部から離間した端部に前記アクチュエータ連結部を設け、前記軸部と前記アクチュエータ連結部との間に前記ステー連結部を設けたことを特徴とする請求項1記載のテールゲート開閉構造。
  3. 前記ガスステーは、前記伸縮型アクチュエータとは常時別角度をなすことを特徴とする請求項2記載のテールゲート開閉構造。
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