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JP4193666B2 - 活性光線硬化型組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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JP4193666B2 - 活性光線硬化型組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

活性光線硬化型組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、様々な記録材料に高精細な画像を安定に再現できる活性光線硬化型組成物、とそれを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置に関する。
近年、インクジェット記録方式は簡便・安価に画像を作成できるため、写真、各種印刷、マーキング、カラーフィルター等の特殊印刷など、様々な印刷分野に応用されてきている。特に、微細なドットを出射、制御する記録装置や、色再現域、耐久性、出射適性等を改善したインク及びインクの吸収性、色材の発色性、表面光沢などを飛躍的に向上させた専用紙を用い、銀塩写真に匹敵する画質を得ることも可能となっている。今日のインクジェット記録方式の画質向上は、記録装置、インク、専用紙の全てが揃って初めて達成されている。
しかしながら、専用紙を必要とするインクジェットシステムは、記録媒体が制限されること、記録媒体のコストアップが問題となる。そこで、専用紙と異なる被転写媒体へインクジェット方式により記録する試みが多数なされている。具体的には、室温で固形のワックスインクを用いる相変化インクジェット方式、速乾性の有機溶剤を主体としたインクを用いるソルベント系インクジェット方式や、記録後紫外線(UV)光により架橋させるUVインクジェット方式などである。
中でも、UVインクジェット方式は、ソルベント系インクジェット方式に比べ比較的低臭気であり、速乾性、インク吸収性の無い記録媒体への記録ができる点で、近年注目されつつあり、例えば、特開平6−200204号公報、特表2000−504778号公報において、紫外線硬化型インクジェットインクが開示されている。
しかしながら、これらのインクを用いたとしても、記録材料の種類や作業環境によって、着弾後のドット径が大きく変化してしまい、様々な記録材料に対して、高精細な画像を形成することは不可能である。
特に、カチオン重合性化合物を用いた紫外線硬化型インクジェット用インクが提案されている(例えば、特許文献1〜4参照。)が、これらの紫外線硬化型インクジェット用インクは酸素阻害作用をうけることはないが、分子レベルの水分(湿度)の影響を受けやすいといった問題がある。また、硬化環境によっては硬化収縮による皺の発生が問題となる。
紫外線硬化型インクジェット方式による画像形成は安価に高画質な画像を得られること、インクを吸収しない記録媒体へも画像形成が可能であること特徴である。しかしながらこのインクジェット方式特有の問題も有する。インクを吸収しない記録媒体への画像形成の場合、着弾したドットが隣接するドットと混ざり合うことによる画像劣化が顕著である。特に高精細な画像形成で、色間での場合には大きな問題である。
一般的な水系インクジェット方式の場合は、専用紙やインク中への添加剤を用いることで記録媒体へのインク浸透性向上によりこの問題を解決してきたが、紫外線硬化型インクジェット方式によりインク吸収しない記録媒体への画像形成ではいまだ解決方法がないのが現状である。また、高速印刷の場合、形成された画像を巻き取ることが多く、素早い硬化が望まれる。
特開2001−220526号公報(請求項、実施例) 特開2002−188025号公報(請求項、実施例) 特開2002−317139号公報(請求項、実施例) 特開2003−55449号公報(請求項、実施例)
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的はハンドリングの容易な高速硬化可能で、色混じりの発生がなく、高精細な画像を非常に安定に記録することができる活性光線硬化型組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成された。
(請求項1)
光重合性化合物としてオキセタン環を有する化合物、一般式(1)で表されるエポキシ基を有する化合物を含有し、且つ活性光線硬化型組成物全質量に対して0.1〜10質量%の一般式(2)で表されるジオール構造を含有することを特徴とする活性光線硬化型組成物。
Figure 0004193666
(R1は炭素数1〜10の置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい芳香族基又はアシル基を表す。)
Figure 0004193666
(R2は炭素数1〜10の置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい芳香族基又はアシル基を表す。)
(請求項2)
前記一般式(2)で表されるジオール構造を有する化合物が前記一般式(1)で表されるエポキシ基を有する化合物の開環により得られる化合物であることを特徴とする請求項1に記載の活性光線硬化型組成物。
(請求項3)
顔料を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の活性光線硬化型組成物。
(請求項4)
油溶性染料を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の活性光線硬化型組成物。
(請求項5)
25℃における粘度が7〜50mPa・sであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物。
(請求項6)
インクジェット記録ヘッドより請求項1〜5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物を記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該活性光線硬化型組成物が着弾した後、0.001〜1秒の間に活性光線を照射することを特徴とする画像形成方法。
(請求項7)
インクジェット記録ヘッドより請求項1〜5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物を記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該活性光線硬化型組成物が着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総膜厚が2〜25μmであることを特徴とする画像形成方法。
(請求項8)
インクジェット記録ヘッドより請求項1〜5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物を記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該インクジェット記録ヘッドの各ノズルより吐出する該活性光線硬化型組成物液滴量が2〜20plであることを特徴とする画像形成方法。
(請求項9)
インクジェット記録ヘッドより請求項1〜5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物を記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、ラインヘッド方式の記録ヘッドより噴射して画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
(請求項10)
請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像形成方法に用いるインクジェット記録装置であって、活性光線硬化型組成物及び記録ヘッドを35℃〜100℃に加熱した後、吐出することを特徴とするインクジェット記録装置。
本発明によりハンドリングの容易な高速硬化可能で、色混じりの発生がなく、高精細な画像を非常に安定に記録することができる活性光線硬化型組成物、とそれを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供することができた。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いることのできるオキセタン環を有する化合物としては、特開2001−220526号公報、同2001−310937号公報に紹介されているような公知のあらゆるオキセタン化合物を使用できる。
一般式(1)で表されるエポキシ基を有する化合物について説明する。式中、R1は炭素数1〜10の置換されていてもよいアルキル基(例えば、置換されていてもよいメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、ベンジル基等)、置換されていてもよい芳香族基(例えば、置換されていてもよいフェニル基、ナフチル基等)、置換されていてもよいアシル基(例えば、ベンゾイル基、メタクリル基、ステアリル基等)を表し、アルキル基が好ましい。
エポキシ基を有する化合物の添加量としては、10〜80質量%含有することが好ましい。10質量%未満であると硬化環境(温度、湿度)により硬化性が著しく変わってしまい使えない。80質量%を超えると、硬化後の膜物性が弱く、使えない。本発明では、脂環式エポキシ化合物の1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組み合わせて使用してもよい。
また、これらのエポキシ基を有する化合物はその製法は問わないが、例えば、丸善KK出版、第四版実験化学講座20有機合成II、213、平成4年、Ed.by Alfred Hasfner,The chemistry of heterocyclic compounds−Small Ring Heterocycles part3 Oxiranes,John&Wiley and Sons, An Interscience Publication,New York,1985、吉村、接着、29巻12号、32、1985、吉村、接着、30巻5号、42、1986、吉村、接着、30巻7号、42、1986、特開平11−100378号公報、同4−36263号公報、同4−69360号公報等の文献を参考にして合成できる。
一般式(2)で表されるジオール基を有する化合物について説明する。式中、R2は炭素数1〜10の置換されていてもよいアルキル基(例えば、置換されていてもよいメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、ベンジル基等)、置換されていてもよい芳香族基(例えば、置換されていてもよいフェニル基、ナフチル基等)又はアシル基(例えば、ベンゾイル基、メタクリル基、ステアリル基等)を表し、アルキル基が好ましい。
ジオール基を有する化合物の添加量としては、0.1〜10質量%含有することが好ましく、より好ましくは0.5〜5質量%である。10質量%を越えて添加すると硬化速度が低下する。0.1質量%未満では添加による効果が得られない。ジオール基を有する化合物は、硬化反応の際の連鎖移動剤として機能していると本発明者らは推測している。従って、その添加により重合末端で機能しなくなった活性点が再生するが、添加量が多い場合には重合物の分子量が小さく、実質的に硬化していないことと同じになるため、本発明における添加量が得られた。
本発明のジオール基を有する化合物は従来既知の方法によって得られるが、前記エポキシ基を有する化合物を酸等により加水分解して得られたものが好ましい。ジオール類であれば類似の効果が得られることが予想されるが、前記エポキシ基より得られたものであれば、組成物中においてエポキシ化合物との相溶性が良好であり、相分離等による添加の弊害が発生しない。
本発明の活性光線硬化型組成物においては、25℃における粘度が7〜50mPa・sであることが、硬化環境(温度・湿度)に関係なくインクジェットヘッドからの吐出が安定し、良好な硬化性を得るために好ましい。
本発明の活性光線硬化型組成物は色材として各種公知の顔料を含有していてもよい。本発明で好ましく用いることのできる顔料を、以下に列挙する。
C.I.Pigment Yellow−1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、81、83、87、93、95、97、98、109、114、120、128、129、138、151、154
C.I.Pigment Red−5、7、12、22、38、48:1、48:2、48:4、49:1、53:1、57:1、63:1、101、112、122、123、144、146、168、184、185、202
C.I.Pigment Violet−19、23
C.I.Pigment Blue−1、2、3、15:1、15:2、15:3、15:4、18、22、27、29、60
C.I.Pigment Green−7、36
C.I.Pigment White−6、18、21
C.I.Pigment Black−7
更に具体例として、カーボンブラック顔料としては、三菱化成社製のNo.2300、No.900、MCF−88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No.2200B、コロンビア社製のRaven 700、Raven 5750、Raven 5250、Raven 5000、Raven 3500、Raven 1255、キャボット社製のRega l400R、Rega l330R、Rega l660R、Mogul L、Monarch 700、Monarch 800、Monarch 880、Monarch 900、Monarch 1000、Monarch 1100、Monarch 1300、Monarch 1400、デグサ社製のColor Black FW1、Color Black FW2、Color Black FW2V、Color Black FW18、Color Black FW200、Color Black S150、Color BlackS160、Color Black S170、Printex 35、Printex U、Printex V、Printex 140U、Printex 140V、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、Special Black 4、関西熱化学(株)社製のマックスソーブ G−40、マックスソーブ G−15、マックスソーブ G−08等を使用することができる。
また、本発明において、プラスチックフィルムのような透明基材での色の隠蔽性を上げる為に、白インクを用いることが好ましい。特に、軟包装印刷、ラベル印刷においては、白インクを用いることが好ましいが、吐出量が多くなるため、前述した吐出安定性、記録材料のカール・しわの発生の観点から、自ずと使用量に関しては制限がある。
上記顔料の分散には、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行う際に、分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子分散剤としてはAvecia社のSolsperseシリーズや、味の素ファインテクノ社のPBシリーズが挙げられる。また、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。これらの分散剤および分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。分散媒体は、溶剤または重合性化合物を用いて行うが、本発明に用いる照射線硬化型インクでは、インク着弾直後に反応・硬化させるため、無溶剤であることが好ましい。溶剤が硬化画像に残ってしまうと、耐溶剤性の劣化、残留する溶剤のVOCの問題が生じる。よって、分散媒体は溶剤では無く重合性化合物、その中でも最も粘度の低いモノマーを選択することが分散適性上好ましい。
顔料の分散は、顔料粒子の平均粒径を0.08〜0.5μmとすることが好ましく、最大粒径は0.3〜10μm、好ましくは0.3〜3μmとなるよう、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を適宜設定する。この粒径管理によって、ヘッドノズルの詰まりを抑制し、インクの保存安定性、インク透明性および硬化感度を維持することができる。顔料濃度としては、組成物全体の1質量%乃至10質量%であることが好ましい。
本発明の活性光線硬化型インクジェットトインク組成物は、色材として各種公知の染料を含有していてもよい。本発明で好ましく用いることのできる染料を、以下に列挙する。染料としてはアゾ染料、アゾメチン染料、キノン染料、フタロシアニン染料、メチン染料等種々のものが使用可能である。
C.I.Solvent Yellow−1、2、3、4、14、16、19、29、56、79、82、83、88
C.I.Solvent Red−1、18、24、27、43、51、72、73、84、132、218
C.I.Solvent Violet−3
C.I.Solvent Blue−1、2、11、35、40、44、67、70
C.I.Solvent Green−3
C.I.Solvent Black−3、7、22、27、29、34、43、70
C.I.Disperse Yellow−5、42、54、64、79、82、93、99、100、119、122、124、126、160、184:1、186、198、199、204、224、237
C.I.Disperse Orange−13、29、31:1、33、49、54、55、66、73、118、119、163
C.I.Disperse Red−54、60、72、73、86、88、91、92、93、111、126、127、134、143、145、152、153、154、159、164、167:1、177、181、204、206、207、221、239、240、258、277、278、283、311、323、343、348、356、362
C.I.Disperse Violet−33
C.I.Disperse Blue−56、60、73、87、113、128、143、148、154、158、165、165:1、165:2、176、183、185、197、198、201、214、224、225、257、266、267、287、354、358、365、368
C.I.Disperse Green−6:1、9
また、オリエント化学工業株式会社製のValifast Yellow 4120、Valifast Yellow 3150、Valifast Yellow 3108、Valifast Yellow 2310N、Valifast Yellow1101、Valifast Red 3320、Valifast Red 3304、Valifast Red 1306、Valifast Blue 2610、Valifast Blue 2606、Valifast Blue 1603、Oil Yellow GG−S、Oil Yellow 3G、Oil Yellow 129、Oil Yellow 107、Oil Yellow 105、Oil Scarlet 308、Oil Red RR、Oil Red OG、Oil Red 5B、Oil Pink 312、Oil Blue BOS、Oil Blue 613、Oil Blue 2N、Oil Black BY、Oil Black BS、Oil Black 860、Oil Black 5970、Oil Black 5906、Oil Black 5905、日本化薬株式会社製のKayaset Yellow SF−G、Kayaset Yellow K−CL、Kayaset Yellow GN、Kayaset Yellow A−G、Kayaset Yellow 2G、Kayaset Red SF−4G、Kayaset Red K−BL、Kayaset Red A−BR、Kayaset Magenta 312、KayasetBlue K−FL、有本化学工業株式会社製のFS Yellow 1015、FS Magenta 1404、FS Cyan 1522、FS Blue 1504等も使用可能である。
染料濃度としては、組成物全体の1質量%乃至15質量%であることが好ましい。
本発明の活性光線硬化型組成物には、上記説明した以外に様々な添加剤を用いることができる。例えば、界面活性剤、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類を添加することができる。また、保存安定性を改良する目的で公知のあらゆる塩基性化合物を用いることができるが、代表的なものとして、塩基性アルカリ金属化合物、塩基性アルカリ土類金属化合物、アミンなどの塩基性有機化合物などが挙げられる。また、ラジカル重合性モノマーと開始剤を組み合わせ、ラジカル・カチオンのハイブリッド型硬化インクとすることも可能である。
塩基性化合物も添加することができる。塩基性化合物を含有することで、吐出安定性が良好となるばかりでなく、低湿下においても硬化収縮による皺の発生が抑制される。塩基性化合物としては、公知のあらゆるものを用いることができるが、代表的なものとして、塩基性アルカリ金属化合物、塩基性アルカリ土類金属化合物、アミンなどの塩基性有機化合物などが挙げられる。
前記の塩基性アルカリ金属化合物としては、アルカリ金属の水酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、アルカリ金属の炭酸塩(炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、アルカリ金属のアルコラート(ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド等)が挙げられる。
前記の塩基性アルカリ土類金属化合物としては、同様に、アルカリ土類金属の水酸化物(水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等)、アルカリ金属の炭酸塩(炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等)、アルカリ金属のアルコラート(マグネシウムメトキシド等)が挙げられる。
塩基性有機化合物としては、アミンならびにキノリンおよびキノリジンなど含窒素複素環化合物などが挙げられるが、これらの中でも、光重合成モノマーとの相溶性の面からアミンが好ましく、例えば、オクチルアミン、ナフチルアミン、キシレンジアミン、ジベンジルアミン、ジフェニルアミン、ジブチルアミン、ジオクチルアミン、ジメチルアニリン、キヌクリジン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、テトラメチル−1,6−ヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミンおよびトリエタノールアミンなどが挙げられる。
塩基性化合物を存在させる際のその濃度は、光重合性モノマーの総量に対して10〜1000質量ppm、特に20〜500質量ppmの範囲であることが好ましい。なお、塩基性化合物は単独で使用しても複数を併用して使用してもよい。
本発明の活性光線硬化型組成物には、公知のあらゆる光酸発生剤を用いることができる。
光酸発生剤としては、例えば、化学増幅型フォトレジストや光カチオン重合に利用される化合物が用いられる(有機エレクトロニクス材料研究会編、「イメージング用有機材料」、ぶんしん出版(1993年)、187〜192ページ参照)。本発明に好適な化合物の例を以下に挙げる。
第1に、ジアゾニウム、アンモニウム、ヨードニウム、スルホニウム、ホスホニウムなどの芳香族オニウム化合物のB(C654 -、PF6 -、AsF6 -、SbF6 -、CF3SO3 -塩を挙げることができる。
本発明で用いることのできるオニウム化合物の具体的な例を、以下に示す。
Figure 0004193666
第2に、スルホン酸を発生するスルホン化物を挙げることができ、その具体的な化合物を、以下に例示する。
Figure 0004193666
第3に、ハロゲン化水素を光発生するハロゲン化物も用いることができ、以下にその具体的な化合物を例示する。
Figure 0004193666
第4に、鉄アレン錯体を挙げることができる。
Figure 0004193666
本発明で用いることのできる記録材料としては、通常の非コート紙、コート紙などの他、いわゆる軟包装に用いられる各種非吸収性のプラスチックおよびそのフィルムを用いることができ、各種プラスチックフィルムとしては、例えば、PETフィルム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、PVCフィルム、PEフィルム、TACフィルムを挙げることができる。その他のプラスチックとしては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS、ポリアセタール、PVA、ゴム類などが使用できる。また、金属類やガラス類にも適用可能である。
これら、各種プラスチックフィルムの表面エネルギーは大きく異なり、記録材料によってインク着弾後のドット径が変わってしまうことが、従来から問題となっていた。本発明の構成では、表面エネルギーの低いOPPフィルム、OPSフィルムや表面エネルギーの比較的大きいPETまでを含む、表面エネルギーが35〜60mN/mの広範囲の記録材料に良好な高精細な画像を形成できる。
本発明において、包装の費用や生産コスト等の記録材料のコスト、プリントの作製効率、各種のサイズのプリントに対応できる等の点で、長尺(ウェブ)な記録材料を使用する方が有利である。
次に、本発明の画像形成方法について説明する。
本発明の画像形成方法においては、上記の活性光線硬化型組成物をインクジェット記録方式により記録材料上に吐出、描画し、次いで紫外線などの活性光線を照射してインクを硬化させる方法が好ましい。
(インク着弾後の総インク膜厚)
本発明では、記録材料上にインクが着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総インク膜厚が2〜25μmであることが好ましい。スクリーン印刷分野の活性光線硬化型インクジェット記録では、総インク膜厚が25μmを越えているのが現状であるが、記録材料が薄いプラスチック材料であることが多い軟包装印刷分野では、前述した記録材料のカール・皺の問題でだけでなく、印刷物全体のこし・質感が変わってしまうという問題が有るため、過剰な膜厚のインク吐出は好ましくない。
尚、ここで「総インク膜厚」とは記録材料に描画されたインクの膜厚の最大値を意味し、単色でも、それ以外の2色重ね(2次色)、3色重ね、4色重ね(白インクベース)のインクジェット記録方式で記録を行った場合でも総インク膜厚の意味するところは同様である。
(インクの吐出条件)
インクの吐出条件としては、記録ヘッド及びインクを35〜100℃に加熱し、吐出することが吐出安定性の点で好ましい。活性光線硬化型組成物は温度変動による粘度変動幅が大きく、粘度変動はそのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすため、インク温度を上げながらその温度を一定に保つことが必要である。インク温度の制御幅としては、設定温度±5℃、好ましくは設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃である。
また、本発明では、各ノズルより吐出する液滴量が2〜20plであることが好ましい。本来、高精細画像を形成するためには、液滴量がこの範囲であることが必要であるが、この液滴量で吐出する場合、前述した吐出安定性が特に厳しくなる。本発明によれば、インクの液滴量が2〜20plのような小液滴量で吐出を行っても吐出安定性は向上し、高精細画像が安定して形成できる。
(インク着弾後の光照射条件)
本発明の画像形成方法においては、活性光線の照射条件として、インク着弾後0.001秒〜1秒の間に活性光線が照射されることが好ましく、より好ましくは0.001秒〜0.5秒である。高精細な画像を形成するためには、照射タイミングができるだけ早いことが特に重要となる。
活性光線の照射方法として、その基本的な方法が特開昭60−132767号公報に開示されている。これによると、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式でヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、一定時間を置いて行われることになる。更に、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させる。米国特許第6,145,979号明細書では、照射方法として、光ファイバーを用いた方法や、コリメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示されている。本発明の画像形成方法においては、これらの何れの照射方法も用いることができる。
また、活性光線を照射を2段階に分け、まずインク着弾後0.001〜2秒の間に前述の方法で活性光線を照射し、且つ、全印字終了後、更に活性光線を照射する方法も好ましい態様の1つである。活性光線の照射を2段階に分けることで、よりインク硬化の際に起こる記録材料の収縮を抑えることが可能となる。
従来、UVインクジェット方式では、インク着弾後のドット広がり、滲みを抑制のために、光源の総消費電力が1kW・hrを超える高照度の光源が用いられるのが通常であった。しかしながら、これらの光源を用いると、特に、シュリンクラベルなどへの印字では、記録材料の収縮があまりにも大きく、実質上使用出来ないのが現状であった。
本発明では、254nmの波長領域に最高照度をもつ活性光線を用いることが好ましく、総消費電力が1kW・hr以上の光源を用いても、高精細な画像を形成出来、且つ記録材料の収縮も実用上許容レベル内に収められる。
本発明においては、更に活性光線を照射する光源の総消費電力が1kW・hr未満であることが好ましい。総消費電力が1kW・hr未満の光源の例としては、蛍光管、冷陰極管、熱陰極管、LEDなどがあるが、これらに限定されない。
次いで、本発明のインクジェット記録装置(以下、単に記録装置という)について説明する。
以下、本発明の記録装置について、図面を適宜参照しながら説明する。尚、図面の記録装置はあくまでも本発明の記録装置の一態様であり、本発明の記録装置はこの図面に限定されない。
図1は本発明の記録装置の要部の構成を示す正面図である。記録装置1は、ヘッドキャリッジ2、記録ヘッド3、照射手段4、プラテン部5等を備えて構成される。この記録装置1は、記録材料Pの下にプラテン部5が設置されている。プラテン部5は、紫外線を吸収する機能を有しており、記録材料Pを通過してきた余分な紫外線を吸収する。その結果、高精細な画像を非常に安定に再現できる。
記録材料Pは、ガイド部材6に案内され、搬送手段(図示せず)の作動により、図1における手前から奥の方向に移動する。ヘッド走査手段(図示せず)は、ヘッドキャリッジ2を図1におけるY方向に往復移動させることにより、ヘッドキャリッジ2に保持された記録ヘッド3の走査を行なう。
ヘッドキャリッジ2は記録材料Pの上側に設置され、記録材料P上の画像印刷に用いる色の数に応じて後述する記録ヘッド3を複数個、吐出口を下側に配置して収納する。ヘッドキャリッジ2は、図1におけるY方向に往復自在な形態で記録装置1本体に対して設置されており、ヘッド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に往復移動する。
尚、図1ではヘッドキャリッジ2がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の記録ヘッド3を収納するものとして描図を行なっているが、実施の際にはヘッドキャリッジ2に収納される記録ヘッド3の色数は適宜決められるものである。
記録ヘッド3は、インク供給手段(図示せず)により供給された活性光線硬化型インク(例えばUV硬化インク)を、内部に複数個備えられた吐出手段(図示せず)の作動により、吐出口から記録材料Pに向けて吐出する。記録ヘッド3により吐出されるUVインクは色材、重合性モノマー、開始剤等を含んで組成されており、紫外線の照射を受けることで開始剤が触媒として作用することに伴なうモノマーの架橋、重合反応によって硬化する性質を有する。
記録ヘッド3は記録材料Pの一端からヘッド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に記録材料Pの他端まで移動するという走査の間に、記録材料Pにおける一定の領域(着弾可能領域)に対してUVインクをインク滴として吐出し、該着弾可能領域にインク滴を着弾させる。
上記走査を適宜回数行ない、1領域の着弾可能領域に向けてUVインクの吐出を行なった後、搬送手段で記録材料Pを図1における手前から奥方向に適宜移動させ、再びヘッド走査手段による走査を行ないながら、記録ヘッド3により上記着弾可能領域に対し、図1における奥方向に隣接した次の着弾可能領域に対してUVインクの吐出を行なう。
上述の操作を繰り返し、ヘッド走査手段及び搬送手段と連動して記録ヘッド3からUVインクを吐出することにより、記録材料P上にUVインク滴の集合体からなる画像が形成される。
照射手段4は特定の波長領域の紫外線を安定した露光エネルギーで発光する紫外線ランプ及び特定の波長の紫外線を透過するフィルターを備えて構成される。ここで、紫外線ランプとしては、水銀ランプ、メタルハライドランプ、エキシマーレーザー、紫外線レーザー、冷陰極管、熱陰極管、ブラックライト、LED(light emitting diode)等が適用可能であり、帯状のメタルハライドランプ、冷陰極管、熱陰極管、水銀ランプもしくはブラックライトが好ましい。特に波長254nmの紫外線を発光する低圧水銀ランプ、熱陰極管、冷陰極管及び殺菌灯が滲み防止、ドット径制御を効率よく行なえ、好ましい。ブラックライトを照射手段4の放射線源に用いることで、UVインクを硬化するための照射手段4を安価に作製することができる。
照射手段4は、記録ヘッド3がヘッド走査手段の駆動による1回の走査によってUVインクを吐出する着弾可能領域のうち、記録装置(UVインクジェットプリンタ)1で設定できる最大のものとほぼ同じ形状か、着弾可能領域よりも大きな形状を有する。
照射手段4はヘッドキャリッジ2の両脇に、記録材料Pに対してほぼ平行に、固定して設置される。
前述したようにインク吐出部の照度を調整する手段としては、記録ヘッド3全体を遮光することはもちろんであるが、加えて照射手段4と記録材料Pの距離h1より、記録ヘッド3のインク吐出部31と記録材料Pとの距離h2を大きくしたり(h1<h2)、記録ヘッド3と照射手段4との距離dを離したり(dを大きく)することが有効である。又、記録ヘッド3と照射手段4の間を蛇腹構造7にすると更に好ましい。
ここで、照射手段4で照射される紫外線の波長は、照射手段4に備えられた紫外線ランプ又はフィルターを交換することで適宜変更することができる。
本発明のインクは、非常に吐出安定性が優れており、ラインヘッドタイプの記録装置を用いて画像形成する場合に、特に有効である。
図2は、インクジェット記録装置の要部の構成の他の一例を示す上面図である。
図2で示したインクジェット記録装置は、ラインヘッド方式と呼ばれており、ヘッドキャリッジ2に、各色のインクジェット記録ヘッド3を、記録材料Pの全幅をカバーするようにして、複数個、固定配置されている。
一方、ヘッドキャリッジ2の下流側には、同じく記録材料Pの全幅をカバーするようにして、インク印字面全域をカバーするように配置されている照射手段4が設けられている。照明手段4に用いられる紫外線ランプは、図1に記載したのと同様のものを用いることができる。
このラインヘッド方式では、ヘッドキャリッジ2及び照射手段4は固定され、記録材料Pのみが、搬送されて、インク出射及び硬化を行って画像形成を行う。
以下に本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明の実施態様はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1
〈顔料分散液D−1の調製〉
以下の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間攪拌溶解。
PB822(味の素ファインテクノ社製分散剤) 6部
OXT221(東亜合成製オキセタン化合物) 74部
室温まで冷却した後、これに以下の量の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて2時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料分散液D−1とした。
C.I.Pigment Blue 15:4 20部
〈顔料分散液D−2の調製〉
以下の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間攪拌溶解。
PB822(味の素ファインテクノ社製分散剤) 6部
OXT211(東亜合成製オキセタン化合物) 74部
室温まで冷却した後、これに以下の量の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて4時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料分散液D−2とした。
C.I.Pigment Black 7 20部
《インク組成物の調製》
表1記載の組成で、1.0μmメンブランフィルターで濾過してインク組成物を作製した。
Figure 0004193666
表1記載の化合物の構造は以下の通りである。また、各組成物粘度は30〜41mPa・sである。
Figure 0004193666
(硬化性評価)
各インクをPET:polyethylene terephthalateに約5μmとなるように塗布した後、80mW/cm2の照度(UVPF−A1(岩崎電気社製)で254nm照度)で低圧水銀灯により30秒照射した。照射後に指で触って硬化性を評価した。
◎:べたつきがない
○:僅かにべたつきが感じられる
△:べたつきがあるが、こすっても取れることはないレベル
×:硬化せず流動してしまう
Figure 0004193666
表2より、本発明の活性光線硬化型組成物は、硬化性に優れていることが分かる。
実施例2
〈顔料分散液D−3の調製〉
以下の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間攪拌溶解。
PB822(味の素ファインテクノ社製分散剤) 6部
OXT221(東亜合成製オキセタン化合物) 74部
室温まで冷却した後、これに以下の量の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて2時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料分散液D−3とした。
C.I.Pigment Red 57:1 20部
〈顔料分散液D−4の調製〉
以下の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間攪拌溶解。
PB822(味の素ファインテクノ社製) 6部
OXT101(東亜合成製オキセタン化合物) 74部
室温まで冷却したのちこれに以下の量の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて4時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料分散液D−4とした。
C.I.Pigment Yellow 13 20部
〈顔料分散液D−5の調製〉
以下の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間攪拌溶解。
PB822(味の素ファインテクノ社製分散剤) 6部
OXT211(東亜合成製オキセタン化合物) 74部
室温まで冷却したの後、これに以下の量の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて2時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料分散液D−5とした。
C.I.Pigment Yellow 138 20部
〈顔料分散液D−6の調製〉
以下の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間攪拌溶解。
PB822(味の素ファインテクノ社製分散剤) 6部
OXT211(東亜合成製オキセタン化合物) 74部
室温まで冷却した後、これに以下の量の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて4時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、分散液D−6とした。
C.I.Pigment Violet 19 20部
〈顔料分散液D−7の調製〉
以下の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間攪拌溶解。
PB822(味の素ファインテクノ社製分散剤) 6部
OXT211(東亜合成製オキセタン化合物) 74部
室温まで冷却した後、これに以下の量の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて2時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料分散液D−7とした。
C.I.Pigment Blue 15:4 20部
〈顔料分散液D−8の調製〉
以下の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間攪拌溶解。
PB821(味の素ファインテクノ社製) 6部
OXT221(東亜合成製オキセタン化合物) 74部
室温まで冷却した後、これに以下の量の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて4時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料分散液D−8とした。
C.I.Pigment Black 7 20部
《インク組成物セットの調製》
表3〜10に記載の組成で、プリンター目詰まり防止のため1.0μmメンブランフィルターで濾過して、インク組成物セット1〜8を調製した。
なお、上記調製した各インク組成物セットの粘度は、以下の通りである。粘度は、各色インクの最大及び最小粘度での粘度巾で表示した。
インク組成物セット1:20〜30mPa・s
インク組成物セット2:20〜30mPa・s
インク組成物セット3:20〜30mPa・s
インク組成物セット4:20〜30mPa・s
インク組成物セット5:25〜34mPa・s
インク組成物セット6:25〜34mPa・s
インク組成物セット7:25〜34mPa・s
インク組成物セット8:25〜34mPa・s
Figure 0004193666
Figure 0004193666
Figure 0004193666
Figure 0004193666
Figure 0004193666
Figure 0004193666
Figure 0004193666
Figure 0004193666
表中の化合物の構造、表示の詳細は以下の通りである。
Figure 0004193666
Figure 0004193666
K:濃ブラックインク
C:濃シアンインク
M:濃マゼンタインク
Y:濃イエローインク
LC:淡シアンインク
LM:淡マゼンタインク
〔インクジェット画像形成方法〕
ピエゾ型インクジェットノズルを備えた図1に記載の構成からなるインクジェット記録装置に、上記調製した各インク組成物セットを1〜4を装填し、表11に記載の巾600mm、長さ500mの長尺の各記録材料へ、下記の画像記録を連続して行った。インク供給系は、インクタンク、供給パイプ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター付き配管、ピエゾヘッドからなり、前室タンクからヘッド部分まで断熱して50℃の加温を行った。ピエゾヘッドは、2〜20plのマルチサイズドットを720×720dpi(dpiとは、1インチ即ち2.54cmあたりのドット数を表す)の解像度で吐出できるよう駆動して、各インクを連続吐出した。着弾した後、キャリッジ両脇のランプユニットにより瞬時(着弾後0.5秒未満)に硬化される。記録後、トータルインク膜厚を測定したところ、2.3〜13μmの範囲であった。なお、インクジェット画像の形成は上記方法に従って25℃、30%RHの環境下で行った。
また、全く同様に図2に記載のラインヘッド記録方式のインクジェット記録装置を用い、インク組成物セット5〜8を用いて、画像を形成した。
なお、表11に記載の各記録材料の略称の詳細は以下の通りである。
OPP:oriented polypropylene
PET:polyethylene terephthalate
PVC:polyvinyl Chloride
Figure 0004193666
《インクジェット記録画像の評価》
上記画像形成方法で記録した各画像について、下記の各評価を行った。
(色混じり)
720dpiで、Y、M、C、K各色1dotが隣り合うように印字し、隣り合う各色dotをルーペで拡大し、滲み具合を目視観察し、下記の基準に則り色混じりの評価を行った。
◎:隣り合うdot形状が真円を保ち、滲みがない
○:隣り合うdot形状はほぼ真円を保ち、ほとんど滲みがない
△:隣り合うdotが少し滲んでいてdot形状が少しくずれているレベル
×:隣り合うdotが滲んで混じりあっている
以上により得られた各評価結果を表12に示す。
Figure 0004193666
表12より、本発明に係る構成からなる画像形成方法は、比較に比し色混じり(滲み)のない高精細な画像を記録することができることが分かる。
本発明のインクジェット記録装置の要部の構成の一例を示す正面図である。 本発明のインクジェット記録装置の要部の構成の他の一例を示す上面図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 ヘッドキャリッジ
3 インクジェット記録ヘッド
31 インク吐出口
4 照射手段
5 プラテン部
6 ガイド部材
7 蛇腹構造
P 記録材料

Claims (10)

  1. 光重合性化合物としてオキセタン環を有する化合物、一般式(1)で表されるエポキシ基を有する化合物を含有し、且つ活性光線硬化型組成物全質量に対して0.1〜10質量%の一般式(2)で表されるジオール構造を含有することを特徴とする活性光線硬化型組成物。
    Figure 0004193666
    (R1は炭素数1〜10の置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい芳香族基又はアシル基を表す。)
    Figure 0004193666
    (R2は炭素数1〜10の置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい芳香族基又はアシル基を表す。)
  2. 前記一般式(2)で表されるジオール構造を有する化合物が前記一般式(1)で表されるエポキシ基を有する化合物の開環により得られる化合物であることを特徴とする請求項1に記載の活性光線硬化型組成物。
  3. 顔料を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の活性光線硬化型組成物。
  4. 油溶性染料を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の活性光線硬化型組成物。
  5. 25℃における粘度が7〜50mPa・sであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物。
  6. インクジェット記録ヘッドより請求項1〜5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物を記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該活性光線硬化型組成物が着弾した後、0.001〜1秒の間に活性光線を照射することを特徴とする画像形成方法。
  7. インクジェット記録ヘッドより請求項1〜5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物を記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該活性光線硬化型組成物が着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総膜厚が2〜25μmであることを特徴とする画像形成方法。
  8. インクジェット記録ヘッドより請求項1〜5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物を記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該インクジェット記録ヘッドの各ノズルより吐出する該活性光線硬化型組成物液滴量が2〜20plであることを特徴とする画像形成方法。
  9. インクジェット記録ヘッドより請求項1〜5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型組成物を記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、ラインヘッド方式の記録ヘッドより噴射して画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像形成方法に用いるインクジェット記録装置であって、活性光線硬化型組成物及び記録ヘッドを35℃〜100℃に加熱した後、吐出することを特徴とするインクジェット記録装置。
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