JP4193926B2 - トラバース装置及び整列巻き取り装置 - Google Patents
トラバース装置及び整列巻き取り装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4193926B2 JP4193926B2 JP2001134133A JP2001134133A JP4193926B2 JP 4193926 B2 JP4193926 B2 JP 4193926B2 JP 2001134133 A JP2001134133 A JP 2001134133A JP 2001134133 A JP2001134133 A JP 2001134133A JP 4193926 B2 JP4193926 B2 JP 4193926B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traverse
- winding
- frame
- hose
- guide member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被移動体をトラバース駆動軸に沿って連続的に往復動せしめるためのトラバース装置に関するものである。本発明はまた、前記トラバース装置を備えるとともに、巻き取り対象物を巻き取りドラムの巻き幅に沿って整列せしめて巻き取るための整列巻き取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
前記の如きトラバース装置は、例えば、液体散布用等のホースを巻き取りドラムに整列させて巻き取らせるために、前記ホースの巻き取り直前の部位を前記巻き取りドラムの巻き幅に沿って往復せしめる場合等に使用されている。
【0003】
前記従来のトラバース装置は、無端螺旋溝を有するトラバース駆動軸と、前記無端螺旋溝への係合部を一体に有するとともに前記トラバース駆動軸の回転によりその軸線方向に沿って往復駆動せしめられるトラバースフレームと、を備えている。そして、該トラバースフレームに、前記ホースの巻き取り直前の部位が支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来のトラバース装置においては、前記トラバースフレームが、前記無端螺旋溝への係合部を一体に有していたので、各部材に高度の寸法精度が要求されるだけでなく、前記トラバースフレームに対して大きな負荷が掛かった場合に、その負荷が前記係合部や前記トラバース駆動軸へと直接伝達されてしまい、前記係合部や前記トラバース駆動軸が破損し易い等の問題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、トラバースフレーム側に生じた負荷によりトラバース駆動軸が破損することのない、かつ製造も容易なトラバース装置及び該トラバース装置を備えた整列巻き取り装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明に係るトラバース
装置は、トラバース駆動軸と、該トラバース駆動軸に僅かな遊びを介して受け入れられるとともにその軸線方向に沿って移動せしめられるトラバース係合体と、該トラバース係合体の移動方向に沿って駆動せしめられるトラバースフレームと、を備え、前記トラバース係合体は、圧縮コイルばねの付勢手段で前記トラバース駆動軸の無端螺旋溝に係入するトラバース係合子と、該トラバース係合子の円筒部を適合収容するトラバース係合子収容筒を有する移動筒体と、を備え、前記トラバースフレームと前記移動筒体との間に、前記トラバースフレーム側に生じた負荷を前記移動筒体との間で絶縁せしめる小さな間隙を備えている、トラバース装置。
【0007】
本発明によれば、前記トラバース駆動軸が回転すると、該トラバース駆動軸の軸線方向に沿って、トラバース係合子と該トラバース係合子の円筒部を適合収容するトラバース係合子収容筒を有する移動筒体からなる前記トラバース係合体が移動せしめられ、該トラバース係合体が前記トラバースフレームに当接して該トラバースフレームが前記トラバース係合体の移動方向に沿って移動せしめられる。
一方、前記トラバースフレームに生じた負荷は、その移動方向へのものを除き前記負荷絶縁部で絶縁されるので、前記トラバース係合体側に不都合な負荷が伝達されることはない。このため、前記トラバース係合体や前記トラバース駆動軸の変形や破損等が防止される。
【0008】
前記負荷絶縁部は、前記トラバース係合体と前記トラバースフレームとが別体に形成され、該トラバースフレームと前記トラバース係合子の円筒部を適合収容するトラバース係合子収容筒を有する移動筒体との間に隙間を設けたものである。この場合、前記隙間の存在により、前記トラバースフレーム側に生じた不都合な負荷が前記トラバース係合体に直接伝達されることが防止される。
【0009】
前記のごとく、前記トラバース係合体と前記トラバースフレームとを別体に形成し、前記トラバース係合体と前記トラバースフレームとの間に隙間を設けているので、前記トラバース駆動軸の軸線方向に沿った前記トラバースフレームの円滑な往復動を保証するため、前記トラバースフレームを前記トラバース駆動軸に沿って案内するガイドロッドを配設した場合に、たとえ前記ガイドロッドと前記トラバース駆動軸とが厳密に平行な状態でなくても、装置が破損したり装置の円滑な作動が阻害されたりすることがない。すなわち、前記ガイドロッドを必ずしも前記トラバース駆動軸に対して厳密に平行な状態で配設する必要がなくなるので、部材の加工や装置の組立作業等が容易となる利点がある。
【0010】
さらに、前記トラバースフレームと、前記トラバース係合体とを互いに異なった材料で形成することが可能となるので、前記とトラバースフレームと前記トラバース係合体とに、それぞれ要求される品質に応じた最適な材料を選択して使用することができ、一層好適である。
【0014】
請求項2に記載の本発明に係る整列巻き取り装置は、請求項1に記載のトラバース装置と、前記トラバースフレームの往復動幅に対応する巻き幅を有する巻き取りドラムと、前記トラバースフレームとともに移動しながら巻き取り対象物を前記巻き取りドラムへ案内する巻き取り対象物案内部材と、を備えたものである。
【0015】
本発明に係る整列巻き取り装置によれば、前記巻き取り対象物案内部材が、前記トラバースフレームとともに移動しながら、前記巻き取り対象物を前記巻き取りドラムの巻き幅に沿って案内するので、前記巻き取り対象物が、前記巻き取りドラムの巻き幅内に整列した状態で巻き取られる。
【0016】
請求項3に記載の本発明に係る整列巻き取り装置は、前記請求項2に記載のものにおいて、前記巻き取り対象物案内部材を支持して前記トラバースフレームの移動方向に沿って案内する巻き取り対象物案内部材用ガイドを備え、前記巻き取り対象物案内部材と前記トラバースフレームとを別体に形成し、前記巻き取り対象物案内部材と前記トラバースフレームとの間に隙間を設けたものである。
【0017】
この場合、前記巻き取り対象物案内部材と前記トラバースフレームとが別体に形成され、それら同士の間に前記隙間が介在しているので、前記トラバースフレーム側に生じた不都合な負荷が前記巻き取り対象物案内部材に直接伝達されることが防止される。このため、前記トラバースフレーム側に生じた負荷を原因として前記巻き取り対象物案内部材と前記巻き取り対象物案内部材用ガイドとの間に過剰な負荷が掛かることがなく、一層好適である。
【0018】
また、前記整列巻き取り装置によれば、前記トラバース駆動軸の軸線方向に沿った前記トラバースフレームの円滑な往復移動を保証するため、前記トラバースフレームを前記トラバース駆動軸に沿って案内するガイドロッドを配設した場合に、たとえ前記ガイドロッドと前記巻き取り対象物案内部材用ガイドとが厳密に平行な状態でなくても、装置が破損したり装置の円滑な作動が阻害されたりすることがない。すなわち、前記ガイドロッドと前記巻き取り対象物案内部材用ガイドとを、必ずしも厳密に平行な状態で配設する必要がなくなるので、部材の加工や装置の組立作業等が容易となる利点がある。
【0019】
請求項4に記載の本発明に係る整列巻き取り装置は、前記請求項2に記載のものにおいて、前記巻き取り案内部材を支持して前記トラバースフレームの移動方向に沿って案内する巻き取り対象物案内部材ガイドを備え、前記巻き取り対象案内部材と前記トラバースフレームとが互いに分離して設けられ、前記トラバース駆動軸の回転時に前記トラバースフレームが前記巻き取り対象物案内部材に当接することにより、該巻き取り対象物案内部材が移動せしめられるものである。
【0020】
この場合、前記巻き取り対象物案内部材と前記トラバースフレームとが互いに分離して設けられているので、前記トラバースフレーム側に生じた不都合な負荷が前記巻き取り対象物案内部材に直接伝達されることが防止される。このため、前記トラバースフレーム側に生じた負荷を原因として前記巻き取り対象物案内部材と前記巻き取り対象物案内部材用ガイドとの間に過剰な負荷が掛かることがない。
【0021】
また、請求項3に係るものと同様に、前記トラバースフレームを前記トラバース駆動軸に沿って案内するためのガイドロッドと、前記巻き取り対象物案内部材用ガイドとを、必ずしも厳密に平行な状態で配設する必要がなくなるので、部材の加工や装置の組立作業等が容易となる利点がある。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な一実施の形態について説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施の形態に係るトラバース装置および整列巻き取り装置を有する機械の一例としての、農薬散布作業等に用いられる、ホース繰り出し巻き取り装置を備えたセット動噴の概略構成を示す側面図である。
【0024】
図1において、セット動噴1の機体フレーム2は、前後左右四つの車輪3,3,4,4で移動自在に支持されている。前記機体フレーム2上には、モーター又はガソリンエンジン等の原動機5と、該原動機5によって駆動される高圧プランジャ式等のポンプ6と、巻き取り対象物としてのホース7を巻き取る回転自在なホース巻き取りドラム8と、が搭載されている。図示しない噴霧液タンク内に貯留された防除液等の噴霧液は、前記ポンプ6の作動によって圧送され、前記ホース巻き取りドラム8から繰り出されて引き延ばされた前記ホース7を通して、該ホース7の先端部に接続された図示しない噴霧ノズルから噴射される。
【0025】
前記ホース巻き取りドラム8は、ホース巻き取り時には、前記原動機5によって駆動される一方、ホース繰り出し時には、前記原動機5からの動力伝達が断たれて遊転する。前記ホース7の繰り出しは、対をなしてホース繰り出し手段として作用する、巻き取り対象物(ホース)案内部材であるホース繰り出しローラ9と、該ホース繰り出しローラ9に対して前記ホース7を常時押圧して遊転するホース押圧ローラ10と、によって行われる。前記ホース繰り出しローラ9は、前記ホース巻き取りドラム8とは逆に、ホース繰り出し時には、前記原動機5によって駆動される一方、ホース巻き取り時には、前記原動機5からの動力伝達が断たれて遊転する。該原動機5から前記ホース巻き取りドラム8及び前記ホース繰り出しローラ9への動力伝達は、それらの動力伝達系にそれぞれ介装された電磁クラッチ11,12によって制御される。
【0026】
本実施の形態では、前記セット動噴1の左右方向に延びる中間軸13を前記機体フレーム2に回転自在に支持せしめ、前記中間軸13と、前記ポンプ6の出力軸14と、の間を、スプロケット15,16およびチェーン17等の伝動手段で駆動上互いに連結するとともに、前記中間軸13と、前記ホース巻き取りドラム8の回転軸18および前記ホース繰り出しローラ(巻き取り対象物案内部材)9の左右への移動のガイドともなる回転軸19と、の間を、同じくスプロケット20,21,22,23およびチェーン24,25等の伝動手段で駆動上互いに連結している。そして、前記中間軸13から前記ホース巻き取りドラム回転軸18および前記ホース繰り出しローラ回転軸19へと至るそれぞれの動力伝達系に、前記各電磁クラッチ11,12を介装している。該二つの電磁クラッチ11,12は、前記機体フレーム2に取着された操作盤26上又は図示しない遠隔式操作盤上に配設された単一のホース制御用操作スイッチ27を操作することによって、互いに入り切り逆に作用するように同時に制御される。
【0027】
前記ホース繰り出しローラ9と、前記ホース押圧ローラ10と、の協働によって、遊転する前記ホース巻き取りドラム8から順次繰り出される前記ホース7は、前記ホース繰り出しローラ9のホース繰り出し方向前方(図1の例では、前記ホース繰り出しローラ9の上方)に配設されたホース案内ローラ28に案内されながら、圧縮コイルばね状に形成されたホース出入り通路29を通って、目的地へと引き延ばされる。
【0028】
また、前記セット動噴1は、本発明の一実施の形態に係るトラバース装置30を備えている。該トラバース装置30は、本発明の一実施の形態に係る整列巻き取り装置を形成する前記ホース繰り出しローラ9および前記ホース押圧ローラ10等と共に、前記機体フレーム2に取着されたトラバース機構ボックス31内に支持されている。前記トラバース装置30は、前記ホース7の繰り出し時および巻き取り時に、巻き取り対象物案内部材としての遊転する前記ホース繰り出しローラ9と前記ホース押圧ローラ10とを、それらの相対位置を実質的に一定に保ったままで、前記ホース巻き取りドラム8の回転速度に同期して、その巻き幅に沿って左右に往復せしめる。したがって、前記トラバース装置30の作用によって、ホース巻き取り時には、前記ホース7を、前記ホース巻き取りドラム8の巻き幅内に整列せしめて巻き取ることができ、ホース繰り出し時には、前記ホース7を円滑に繰り出すことができる。
【0029】
以下、図2乃至図4を参照して、本発明の一実施の形態に係るトラバース装置および整列巻き取り装置について説明する。
【0030】
図2は、図1のII−II矢視一部破断拡大図、図3は、図2のIII−III矢視断面図、図4は、本実施の形態に係るトラバース装置を形成するトラバース係合体の分解斜視図である。
【0031】
図2に示すように、前記トラバース装置30は、トラバース駆動軸32と、該トラバース駆動軸32に係合するとともにその軸線方向に沿って移動せしめられるトラバース係合体33と、該トラバース係合体33の移動方向に沿って駆動せしめられるトラバースフレーム34と、該トラバースフレーム34と前記トラバース係合体33との間に設けられて前記トラバースフレーム34側に生じたその移動方向へのものを除いた不都合な負荷を、前記トラバース係合体33との間で絶縁せしめる負荷絶縁部としての間隙S1と、を備えている。
【0032】
前記トラバース駆動軸32は、前記機体フレーム2の左右方向に沿って延びていて、前記ホース巻き取りドラム回転軸18と平行に、前記トラバース機構ボックス31に左右一対の軸受け35,35(図2にはその一方のみを図示)を介して回動自在に支持されている。前記トラバース駆動軸32の周面には、前記ホース巻き取りドラム8の巻き幅に対応する長さ範囲にわたって、無端螺旋溝36が形成されている。図1に示すように、前記トラバース駆動軸32は、スプロケット37,38およびチェーン39等の伝動手段を介して、前記ホース巻き取りドラム回転軸18と駆動上連結されている。このため、前記トラバース駆動軸32は、ホース巻き取り時およびホース繰り出し時に、前記ホース巻き取りドラム回転軸18の正逆方向への回転にしたがって、且つその回転速度に同期して、正逆方向へ回転せしめられる。
【0033】
前記トラバース係合体33は、本実施の形態では、図3及び図4に示すように、前記トラバース駆動軸32を僅かな遊びを介して受け入れるトラバース駆動軸挿通孔40を有する移動筒体41を備えている。該移動筒体41の長さ方向の中央部には、前記トラバース駆動軸32の周面へ至る貫通孔42が形成されていて、該貫通孔42の周囲には、前記移動筒体41の半径方向外方へ延び出すように、トラバース係合子収容筒部43が一体形成されている。
【0034】
また、図4に示すように、前記移動筒体41の外周面には、前記トラバース係合子収容筒部43の外周面から前記移動筒体41の軸線方向に延びる左右一対の台部44,44が、前記トラバース係合子収容筒43と同一の高さで形成されている。前記左右一対の台部44,44の左右の外端面44a,44aは、前記移動筒体41の左右の外端面41a,41aと同一の平面内に位置している。
【0035】
図3及び図4に示すように、前記トラバース係合子収容筒43の内部には、トラバース係合子45が嵌められている。そして、該トラバース係合子45の下端部に形成された爪部46が、前記トラバース駆動軸32の前記無端螺旋溝36に係入している。このため、前記トラバース駆動軸32の回動に応じて、前記トラバース係合子収容筒43に適合収容された前記トラバース係合子45の筒部が回動する。前記トラバース係合子45は、前記移動筒体41の前記左右一対の台部44,44にねじ47,47等で取着される蓋48によって、前記トラバース係合子収容筒43からの抜け落ちを阻止されるとともに、前記蓋48と前記トラバース係合子45のばね受け凹部50との間に介装された圧縮コイルばね49等の係合子付勢手段で、前記トラバース駆動軸32の半径方向内方へと常時付勢されて、前記無端螺旋溝36への係入状態が維持されている。
【0036】
本実施の形態では、図2及び図3に示すように、前記トラバース係合体33の前記トラバース駆動軸32との共回りが、前記トラバース係合体33とは別体に形成された前記トラバースフレーム34によって規制されている。
【0037】
前記トラバース機構ボックス31内には、前記ホース巻き取りドラム8の巻き幅方向と平行に、互いに平行な前後二本のガイドロッド51,52が取り付けられている。前記トラバースフレーム34は、前記二本のガイドロッド51,52に支持されていて、該二本のガイドロッド51,52に案内されて、前記ホース巻き取りドラム8の巻き幅方向に沿って、左右方向に移動自在とされている。
【0038】
前記トラバースフレーム34は、互いに平行に対向した左右一対の側板部53,54と、該左右一対の側板部53,54同士の間を連結する連結部55と、を備えている。前記左右一対の側板部53,54の前後両端部には、それぞれ、前記ガイドロッド51,52の挿通孔56を有するガイドロッド係合部57が一体形成されている。図2に示すように、前記左右一対の側板部53,54のそれぞれには、互いに対向する位置にトラバース駆動軸遊挿孔58が形成されていて、該トラバース駆動軸遊挿孔58には、その内周面に接触しない状態で、前記トラバース駆動軸32が挿入されている。
【0039】
前記トラバースフレーム34の前記連結部55には、前記トラバース係合体33の一部、すなわち、互いに一体に形成された前記移動筒体41の前記トラバース係合子収容筒部43と前記左右一対の台部44,44とを、それらとの間に小さな間隙S2,S1を介して受け入れるトラバース係合体係入孔59が形成されている。このため、前記トラバース駆動軸32が正転方向及び逆転方向に回転駆動されると、前記トラバース係合子収容筒部43が前記トラバース係合体係入孔59の内周面の前後の一方に当接して、前記トラバース係合体33の前記トラバース駆動軸32との共回りが規制される。その結果、前記トラバース駆動軸32の回転に伴って、前記トラバース係合子45の前記爪部46が前記無端螺旋溝36内を相対的に摺動しながら、前記トラバース係合体33が、前記トラバース駆動軸32の軸線方向に沿って左右方向に移動する。
【0040】
前記トラバース係合体33の左右方向への移動によって、前記左右一対の台部44,44の前記左右の外端面44a,44aと、前記トラバース係合体係入孔59の内周面の左右との間の、負荷絶縁部として設けられた前記間隙S1がゼロになり(すなわち、前記トラバース係合体33が前記トラバースフレーム34に当接して)、前記トラバースフレーム34が、前記外端面44aに押されて前記トラバース係合体33の移動方向に沿って駆動せしめられる。
【0041】
本実施の形態のものによれば、前記トラバースフレーム34が、前記トラバース係合体33とは分離して別体に設けられているので、前記トラバースフレーム34側に生じた不都合な負荷が前記トラバース係合体33側に伝達されることはない。このため、該トラバース係合体33や前記トラバース駆動軸32の変形や破損等が防止される。
【0042】
また、前記トラバースフレーム34が前記トラバース係合体33とは別体に設けられ、それらの間に前記間隙S1が設けられているので、たとえ前記二本のガイドロッド51,52と前記トラバース駆動軸32とが厳密に平行な状態でなくても、前記トラバース駆動軸32の回転時に、該トラバース駆動軸32と前記トラバース係合体33との間に無理な力が掛かったりすることがなく、常に円滑な作動が保証される。すなわち、本実施の形態のものによれば、前記二本のガイドロッド51,52を、必ずしも前記トラバース駆動軸32に対して厳密に平行な状態で配設する必要がなくなるので、部材の加工や装置の組立作業等が容易となる利点がある。
【0043】
さらに、前記トラバースフレーム34と、前記トラバース係合体33とを、互いに異なった材料で形成することが可能となるので、前記トラバースフレーム34と前記トラバース係合体33とにそれぞれ要求される条件に応じて、最適な材料を選択して形成することができ、一層好適である。
【0044】
図2に示すように、前記トラバースフレーム34には、前記左右一対の側板部53,54同士の間に、矩形切欠状のホース出入口60が形成されている。該ホース出入口60には、図3に示すように、ホース案内ローラ28を回動自在に支持する案内ローラケース61の下端筒部62が挿入されている。該下端筒部62は、上下方向の軸線を有するとともに前記左右一対の側板部53,54に対して左右一対の腕63,63(図2参照)で固定された軸受筒64に嵌挿されて水平面内で回動自在に支持されている。このため、前記案内ローラケース61は、前記トラバースフレーム34に支持されて、水平面内で首振り回動自在となっている。
【0045】
図3に示すように、前記案内ローラケース61の下方には、ホース案内溝9aを有する前記ホース繰り出しローラ9と、前記ホース押圧ローラ10と、が支持されている。該ホース押圧ローラ10は、支軸65の回りで自由に回転し得るものであり、該支軸65の左右両端部は、前記トラバースフレーム34の前記左右一対の側板部53,54に形成された、前記ホース繰り出しローラ9の半径方向に延びる長孔66内に挿通されている。そして、前記支軸65が、左右一対の押圧力伝達腕67,67を介して、ホース押圧付勢手段としての圧縮コイルばね68で、前記ホース繰り出しローラ9の方向へと押圧されることにより、前記ホース押圧ローラ10は、前記ホース繰り出しローラ9に対して、前記ホース7を適度な力で常時押圧している。
【0046】
前記ホース繰り出しローラ9は、前記ホース繰り出しローラ回転軸19と常に一体回転するとともに、巻き取り対象物案内部材用ガイドとして前記ホース繰り出しローラ9がその軸線方向に沿って移動自在となるように、前記ホース繰り出しローラ回転軸19に対して回り止め嵌着されている。本実施の形態では、前記ホース繰り出しローラ9は、一例として断面六角形とされた前記ホース繰り出しローラ回転軸19に対して、その軸線方向に摺動自在に嵌挿されている。
【0047】
図2に示すように、前記ホース繰り出しローラ回転軸19は、前記トラバース機構ボックス31に左右一対の軸受け69,69(図2にはその一方のみを図示)を介して回動自在に支持されていて、既に述べたように、前記スプロケット23,22及び前記チェーン25等の伝動手段と、前記電磁クラッチ12と、を介して、前記中間軸13と駆動上連結されている。前記ホース繰り出しローラ回転軸19は、前記トラバースフレーム34の前記左右一対の側板部53,54のそれぞれに形成されたホース繰り出しローラ回転軸遊挿孔70に、該遊挿孔70の内周面に接触しない状態で挿入されている。
【0048】
本実施の形態では、前記ホース繰り出しローラ9は、前記トラバースフレーム34とは別体に形成され、それらの間に負荷絶縁部としての間隙S3が設けられている。前記トラバース駆動軸32の回転による前記トラバース係合体33の移動に伴って、前記トラバースフレーム34が前記ホース巻き取りドラム8の巻き幅方向に沿って移動し始めると、前記間隙S3の一方がゼロになり(すなわち、前記トラバースフレーム34の前記側板部53,54の一方が前記ホース繰り出しローラ9に当接して)、前記ホース繰り出しローラ9が、前記側板部53,54の一方に押されて前記トラバースフレーム34の移動方向に沿って駆動せしめられる。
【0049】
前記ホース繰り出しローラ9のボス部9bの左右両端部には、軸受け71,71を介して、前記ボス部9bに対して回動自在なキャップ72,72が設けられている。該キャップ72,72は、回動する前記ホース繰り出しローラ9と、前記トラバースフレーム34の前記側板部53,54と、が互いに接触する時に、それら同士の間に生ずる摩擦を解消する作用を奏する。
【0050】
本実施の形態のものによれば、前記ホース巻き取りローラ9が、前記トラバースフレーム34とは分離して設けられているので、該トラバースフレーム34側に生じた不都合な負荷が前記ホース巻き取りローラ9側に伝達されることはない。このため、該ホース巻き取りローラ9や前記ホース巻き取りローラ回転軸19の変形や破損等が防止される。
【0051】
また、前記ホース巻き取りローラ9が前記トラバースフレーム34とは別体に設けられ、それらの間に前記間隙S3が設けられているので、たとえ前記ホース巻き取りローラ回転軸19と、前記トラバースフレーム34を案内する前記二本のガイドロッド51,52と、が厳密に平行な状態でなくても、前記トラバース駆動軸32の回転による前記トラバースフレーム34の横移動時に、前記ホース繰り出しローラ9と前記ホース繰り出しローラ回転軸19との間に無理な力が掛かったりすることがなく、常に円滑な作動が保証される。すなわち、本実施の形態のものによれば、前記ホース巻き取りローラ回転軸19を、必ずしも前記二本のガイドロッド51,52に対して厳密に平行な状態で配設する必要がなくなるので、部材の加工や装置の組立作業等が容易となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るトラバース装置および整列巻き取り装置を有する機械の一例としての、ホース繰り出し巻き取り装置を備えたセット動噴の概略構成を示す側面図である。
【図2】 図1のII−II矢視一部破断拡大図である。
【図3】 図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】 本実施の形態に係るトラバース装置を形成するトラバース係合体の分解斜視図である。
【符号の説明】
7 巻き取り対象物(ホース)
8 巻き取りドラム
9 巻き取り対象物案内部材(ホース繰り出しローラ)
19 巻き取り対象物案内部材用ガイド(ホース繰り出しローラ回転軸)
30 トラバース装置
32 トラバース駆動軸
33 トラバース係合体
34 トラバースフレーム
36 無端螺旋溝
41 移動筒体
43 トラバース係合子収容筒
45 トラバース係合子
S1,S3 負荷絶縁部(間隙)
Claims (4)
- トラバース駆動軸(32)と、該トラバース駆動軸(32)に僅かな遊びを介して受け入れられるとともにその軸線方向に沿って移動せしめられるトラバース係合体(33)と、該トラバース係合体(33)の移動方向に沿って駆動せしめられるトラバースフレーム(34)と、を備え、前記トラバース係合体(33)は、圧縮コイルばね(49)の付勢手段で前記トラバース駆動軸(32)の無端螺旋溝(36)に係入するトラバース係合子(45)と、該トラバース係合子(45)の円筒部を適合収容するトラバース係合子収容筒(43)を有する移動筒体(41)と、を備え、前記トラバースフレーム(34)と前記移動筒体(41)との間に、前記トラバースフレーム(34)側に生じた負荷を前記移動筒体(41)との間で絶縁せしめる小さな間隙( S 1, S 2)を備えている、トラバース装置。
- 前記請求項1に記載のトラバース装置(30)と、前記トラバースフレーム(34)の往復移動幅に対応する巻き幅を有する巻き取りドラム(8)と、前記トラバースフレーム(34)とともに移動しながら巻き取り対象物(7)を前記巻き取りドラム(8)へ案内する巻き取り対象物案内部材(9)と、を備えてなる、整列巻き取り装置。
- 前記巻き取り対象物案内部材(9)を支持して前記トラバースフレーム(34)の移動方向に沿って案内する巻き取り対象物案内部材用ガイド(19)を備え、前記巻き取り対象物案内部材(9)と前記トラバースフレーム(34)とが別体に設けられ、且つ、前記巻き取り対象物案内部材(9)と前記トラバースフレーム(34)との間に隙間(S3)を備えてなる、請求項2に記載の整列巻き取り装置。
- 前記巻き取り対象物案内部材(9)を支持して前記トラバースフレーム(34)の移動方向に沿って案内する巻き取り対象物案内部材用ガイド(19)を備え、前記巻き取り対象物案内部材(9)と前記トラバースフレーム(34)とが互いに分離して設けられ、前記トラバース駆動軸(32)の回転時に前記トラバースフレーム(34)が前記巻き取り対象物案内部材(9)に当接することにより、該巻き取り対象物案内部材(9)が移動せしめられる、請求項2に記載の整列巻き取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001134133A JP4193926B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | トラバース装置及び整列巻き取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001134133A JP4193926B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | トラバース装置及び整列巻き取り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002326766A JP2002326766A (ja) | 2002-11-12 |
| JP4193926B2 true JP4193926B2 (ja) | 2008-12-10 |
Family
ID=18981874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001134133A Expired - Fee Related JP4193926B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | トラバース装置及び整列巻き取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4193926B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108569591B (zh) * | 2018-05-16 | 2023-07-21 | 安徽埃克森科技集团有限公司 | 一种可精确控制的电缆收卷装置 |
| JP7751020B1 (ja) | 2024-04-22 | 2025-10-07 | 桂坤 呉 | 集線装置 |
-
2001
- 2001-05-01 JP JP2001134133A patent/JP4193926B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002326766A (ja) | 2002-11-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8424791B2 (en) | Reel assembly | |
| JPH0618777Y2 (ja) | 研磨盤におけるテーブルの左右送り反転装置 | |
| JP4193926B2 (ja) | トラバース装置及び整列巻き取り装置 | |
| JP3689488B2 (ja) | ホース送り出し巻き取り装置 | |
| US7871030B2 (en) | Spinning reel with spool steering arrangement | |
| EP2053236B1 (en) | Recoil starter | |
| CN117837986A (zh) | 滚刷装置 | |
| KR20040046574A (ko) | 농업용 분무기의 호스릴 권취장치 | |
| KR102187977B1 (ko) | 자동판매기용 픽업 핸들유닛 | |
| JP3713328B2 (ja) | ホース送り出し巻き取り装置 | |
| JP3806075B2 (ja) | ホース巻き取り・送り出し装置 | |
| JP2782322B2 (ja) | 整列巻機能付きホース巻取・送出装置 | |
| US4376586A (en) | Drive mechanism for printer carriage and ink ribbon | |
| JP2003221166A (ja) | ホース送り出し装置 | |
| KR100565544B1 (ko) | 분무기 장치대의 동력 분배구조 | |
| KR100864302B1 (ko) | 클러치 및 이 클러치가 적용된 동력전달장치 | |
| KR200354479Y1 (ko) | 농업용 분무기 장치대의 호스릴 구동장치 | |
| KR100603152B1 (ko) | 방제기 | |
| JPH0741739Y2 (ja) | ホースリール駆動装置 | |
| KR200304889Y1 (ko) | 농업용 분무기의 호스릴 권취장치 | |
| SU1759342A1 (ru) | Кормораздатчик | |
| KR200354480Y1 (ko) | 농업용 분무기 장치대의 호스릴 구동장치 | |
| JPH0643100Y2 (ja) | ホース巻取・送出装置 | |
| JP2007284244A (ja) | ホース巻取機付動力噴霧機 | |
| JPH09315695A (ja) | ホース送り出し巻き取り装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050530 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070314 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070316 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070509 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080129 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080318 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080815 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080916 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4193926 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003 Year of fee payment: 5 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |