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JP4194499B2 - ストロボ装置 - Google Patents
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この発明は、ストロボ装置に関し、特にたとえば、キャパシタに蓄積された電荷によってストロボを発光させる、ストロボ装置に関する。
従来のこの種のストロボ装置の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術は、短い間隔で連続した充電が行われたか否かを判別し、判別結果が肯定的である場合に充電禁止などの制限処理を行おうとするものである。これによって、発熱に起因する回路の破壊を防止することができる。
特開平9−61907号公報[G03B15/05,H05B 41/32]
しかし、従来技術は、メインコンデンサへの充電回数と充電動作の間隔とに基づいて上述の判別動作を行うものであり、判別にあたってストロボの発光量は何ら考慮されない。このため、ストロボの微小発光が繰り返されるような場合に、回路の温度上昇が少ないにも拘わらず、充電動作に制限が掛けられてしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、回路の破壊を防止することができ、かつ充電動作を的確に制限することができる、ストロボ装置を提供することである。
請求項1の発明に従うストロボ装置は、ストロボを発光させるための電荷を蓄積するキャパシタ、ストロボが発光される毎にキャパシタを充電する充電手段、キャパシタの充電期間と非充電期間との比率を判別する判別手段、および判別手段の判別結果に基づいて充電期間が占める比率が高くなるほどキャパシタの充電開始タイミングを遅らせる遅延手段を備える。
ストロボは、キャパシタに蓄積された電荷によって発光する。キャパシタは、ストロボが発光する毎に充電手段によって充電される。判別手段は、かかるキャパシタの充電期間および非充電期間の比率を判別し、遅延手段は、判別結果に基づいて充電期間が占める比率が高くなるほどキャパシタの充電開始タイミングを遅らせる。
キャパシタの充電開始タイミングを遅らせることで、発熱に起因する回路の破壊を防止することができる。また、充電期間の比率が高くなるほど充電開始タイミングを遅らせることで、キャパシタに残存する電荷量が充電開始タイミングに反映され、これによって充電動作を的確に制限することができる。
請求項2の発明に従うストロボ装置は、請求項1に従属し、充電手段はキャパシタの端子電圧が所定値に達したときに充電動作を中止する。これによって、キャパシタの破壊が防止される。
請求項3の発明に従うストロボ装置は、請求項1または2に従属し、判別手段は、充電期間に増加方向および減少方向の一方に向けて更新され、かつ非充電期間に増加方向および減少方向の他方に向けて更新されるカウンタを含む。これによって、充電期間および非充電期間の比率が正確に求められる。
請求項4の発明に従うストロボ装置は、請求項3に従属し、カウンタは、充電期間に第1周期で更新され、かつ非充電期間に第1周期よりも長い第2周期で更新され、遅延手段はカウンタが示す絶対値が大きいほど充電開始タイミングを遅らせる。
請求項5の発明に従うストロボ装置は、請求項1ないし4のいずれかに従属し、ストロボを発光させるための操作をキャパシタの端子電圧が所定値に達した後に受け付ける受付手段をさらに備える。これによって、ストロボが予期しない発光量で発光する事態が回避される。
請求項6の発明に従うカメラは、請求項1ないし5のいずれかに記載のストロボ装置を備える。
請求項7の発明に従う充電制御プログラムは、ストロボを発光させるための電荷を蓄積するキャパシタを備えるストロボ装置のプロセサに実行させる充電制御プログラムであって、(a) ストロボが発光される毎にキャパシタを充電する充電ステップ、(b) キャパシタの充電期間と非充電期間との比率を判別する判別ステップ、および (c) 判別ステップの判別結果に基づいて充電期間が占める比率が高くなるほどキャパシタの充電開始タイミングを遅らせる遅延ステップを備える。
請求項1と同様、キャパシタの充電開始タイミングを遅らせることで、発熱に起因する回路の破壊を防止することができる。また、充電期間の比率が高くなるほど充電開始タイミングを遅らせることで、充電動作を的確に制限することができる。
この発明によれば、発熱に起因する回路の破壊を防止することができ、かつ充電動作を的確に制限することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、昇圧/充電回路12を含む。昇圧/充電回路12は、電源電圧Vccを昇圧し、昇圧された電圧によって電解キャパシタ16を充電する。電解キャパシタ16の端子電圧つまり充電電圧は充電電圧検出回路14によって検出される。昇圧/充電回路12は、充電電圧が規定値に達したときにオフされる。
ストロボ(キセノン管)20は、トリガ回路18からトリガが発せられたとき、電解キャパシタ16に蓄積された電荷によって発光する。ストロボ20の発光期間つまり発光量は、発光制御回路22によって制御される。
分周器30および32の各々は、発振器34から出力された発振クロックを分周して、発振周波数よりも低い周波数を有する分周クロックを発生する。ただし、分周器30は0.2秒に1回の割合で分周クロックを出力し、分周器32は0.5秒に1回の割合で分周クロックを出力する。
電解キャパシタ16を充電する期間つまり充電期間においては、スイッチSW1は端子T1と接続され、カウンタ28はインクリメントモードに設定される。一方、電解キャパシタ16の充電が中止される期間つまり非充電期間においては、スイッチSW1は端子T2と接続され、カウンタ28はディクリメントモードに設定される。この結果、カウンタ28は、充電期間において、分周器30からの分周クロックに応答して0.2秒毎にインクリメントされ、非充電期間において、分周器32からの分周クロックに応答して0.5秒毎にディクリメントされる。なお、カウンタ28のカウント値は8ビットで表現され、“0”〜“255”のいずれかの値を示す。
撮像装置36は、露光命令が与えられたとき、被写界の光学像に光電変換を施して画像信号を生成する。信号処理回路38は、輝度評価命令が与えられたとき撮像装置36から出力された画像信号の輝度を評価し、記録命令が与えられたとき撮像装置36から出力された画像信号を圧縮状態で記録媒体40に記録する。
システムコントローラ24は、図2および図3に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、これらのフロー図に対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ42に記憶される。
まずステップS1で初期値(=48)をカウンタ28に設定し、ステップS3で昇圧/充電回路12をオンする。電解キャパシタ16は、昇圧/充電回路12によって充電される。ステップS5では、スイッチSW1を端子T1に接続し、カウンタ28をインクリメントモードに設定する。ステップS3の処理に起因して、充電期間が開始される。また、ステップS5の処理に起因して、カウンタ28が分周器30からの分周クロックに応答してインクリメントされる。
ステップS7では、充電電圧検出回路14によって検出された充電電圧を規定値と比較する。充電電圧が規定値に到達すると、ステップS9で昇圧/充電回路12をオフする。続くステップS11では、スイッチSW1を端子T2に接続し、カウンタ28をディクリメントモードに接続する。ステップS9の処理に起因して、充電期間が終了し、非充電期間が開始される。また、ステップS11の処理に起因して、カウンタ28が分周器32からの分周クロックに応答してディクリメントされる。
電解キャパシタ16の充電が完了すると、シャッタボタン26の操作が可能となる。シャッタボタン26が操作されると、ステップS13からステップS15に進み、TTL方式で被写界の明るさを測定する。具体的には、撮像装置36および信号処理回路38に露光命令および輝度評価命令をそれぞれ与え、信号処理回路38によって求められた輝度評価値に基づいて被写界の明るさを測定する。
ステップS17では、ステップS15の測定結果に基づいてストロボ20の最適発光量を算出し、算出された最適発光量に対応する発光停止タイミングを発光制御回路22に設定する。
ステップS19では、撮影処理を実行する。具体的には、発光命令をトリガ回路18に与え、露光命令を撮像装置36に与え、そして記録命令を信号処理回路38に与える。この結果、ストロボ20からの放出光を浴びた被写界の画像信号が、撮像装置36から出力される。信号処理回路38は、出力された画像信号を圧縮状態で記録媒体40に記録する。
ステップS21,S23およびS25では、カウンタ28のカウント値を閾値TH1(=96),TH2(=128)およびTH3(=192)とそれぞれ比較する。カウント値が閾値TH1未満のときは、そのままステップS3に戻る。カウント値が閾値TH1以上で閾値TH2未満のときは、ステップS27で1秒待機してからステップS3に戻る。カウント値が閾値TH2以上で閾値TH3未満のときは、ステップS29で2秒待機してからステップS3に戻る。カウント値が閾値TH3以上のときは、ステップS31で4秒待機してからステップS3に戻る。
図4を参照して、電解キャパシタ16の充電は、昇圧/充電回路12のオンによって開始される。電解キャパシタ16の端子電圧を0Vから規定値まで上昇させるのに要する時間は2.0秒であり、昇圧/充電回路12は充電開始から2.0秒が経過した時点でオフされる。充電が終了した後にシャッタボタン26が操作されると、2.5秒の時間をかけて測光および記録処理が実行される。記録処理が完了すると、カウンタ28のカウント値に対応する待機時間の経過を待って、電解キャパシタ16の充電が再開される。
ただし、2回目以降の充電に要する期間は、電解キャパシタ16に残存する電荷量に依存する。つまり、ストロボ20の発光量が少ないほど、電解キャパシタ16に多くの電荷が残存し、充電期間が短くなる。
カウンタ28のカウント値は、充電期間が全体の期間に占める比率が高くなるほど増大し、非充電期間が全体の期間に占める比率が高くなるほど減少する。記録処理の完了から充電期間の再開までの待機時間は、かかるカウント値が大きくなるにつれて、0秒→1秒→2秒→4秒の順で延長される。電解キャパシタ16の充電開始タイミングは、待機時間の延長によって遅れることとなる。
シャッタボタン26の頻繁な操作が行われると、充電期間の比率が徐々に高くなり、これに伴って待機時間が段階的に延長される。待機時間の延長によって、充電開始タイミングが遅れ、非充電期間の比率が高くなる。この結果、充電期間の比率はある値で頭打ちとなる。つまり、ストロボ20のフル発光を伴う撮影を繰り返し実行した場合、カウント値は図5に示す要領で変化する。
図5によれば、20回程度の撮影が行われた時点でカウント値が“96”に到達し、待機時間が“0秒”から“1秒”に更新される。30回程度の撮影が行われると、カウント値は“128”に到達し、待機時間が“1秒”から“2秒”に更新される。カウント値は、撮影回数が90回を超えたあたりから“192”の周辺の値を示し、待機時間は“2秒”および“4秒”の間で変化する。
以上の説明から分かるように、ストロボ20は、電解キャパシタ16に蓄積された電荷によって発光する。電解キャパシタ16は、ストロボ20が発光する毎に昇圧/充電回路12によって充電される。システムコントローラ24は、かかる電解キャパシタ16の充電期間および非充電期間の比率を判別し、充電期間が占める比率が高くなるほど電解キャパシタ16の充電開始タイミングを遅らせる。電解キャパシタ16の充電開始タイミングを遅らせることで、発熱に起因する回路の破壊を防止することができる。また、充電期間の比率が高くなるほど充電開始タイミングを遅らせることで、電解キャパシタ16に残存する電荷量が充電開始タイミングに反映され、これによって充電動作を的確に制限することができる。
なお、この実施例では、ハードウェアカウンタによって分周クロックをカウントするようにしているが、システムコントローラ内に準備されたソフトウェアカウンタによって分周クロックをカウントするようにしてもよい。この場合、カウント値は、割り込み処理によってインクリメント/ディクリメントされる。
また、この実施例ではディジタルカメラを用いて説明したが、この発明は銀塩フィルムカメラに適用することもできる。
この発明の一実施例を示すブロック図である。 図1実施例に適用されるシステムコントローラの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるシステムコントローラの動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用される昇圧/充電回路の動作の一例を示す波形図である。 図1実施例の動作の他の一部を示すグラフである。
符号の説明
10 …ディジタルカメラ
12 …昇圧/充電回路
14 …充電電圧検出回路
16 …電解キャパシタ
18 …トリガ回路
20 …ストロボ
22 …発光制御回路
24 …システムコントローラ
28 …カウンタ

Claims (7)

  1. ストロボを発光させるための電荷を蓄積するキャパシタ、
    前記ストロボが発光される毎に前記キャパシタを充電する充電手段、
    前記キャパシタの充電期間と非充電期間との比率を判別する判別手段、および
    前記判別手段の判別結果に基づいて前記充電期間が占める比率が高くなるほど前記キャパシタの充電開始タイミングを遅らせる遅延手段を備える、ストロボ装置。
  2. 前記充電手段は前記キャパシタの端子電圧が所定値に達したときに充電動作を中止する、請求項1記載のストロボ装置。
  3. 前記判別手段は、前記充電期間に増加方向および減少方向の一方に向けて更新され、かつ前記非充電期間に前記増加方向および前記減少方向の他方に向けて更新されるカウンタを含む、請求項1または2記載のストロボ装置。
  4. 前記カウンタは、前記充電期間に第1周期で更新され、かつ前記非充電期間に前記第1周期よりも長い第2周期で更新され、
    前記遅延手段は前記カウンタが示す絶対値が大きいほど前記充電開始タイミングを遅らせる、請求項3記載のストロボ装置。
  5. 前記ストロボを発光させるための操作を前記キャパシタの端子電圧が所定値に達した後に受け付ける受付手段をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載のストロボ装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のストロボ装置を備える、カメラ。
  7. ストロボを発光させるための電荷を蓄積するキャパシタを備えるストロボ装置のプロセサに実行させる充電制御プログラムであって、
    (a) 前記ストロボが発光される毎に前記キャパシタを充電する充電ステップ、
    (b) 前記キャパシタの充電期間と非充電期間との比率を判別する判別ステップ、および
    (c) 前記判別ステップの判別結果に基づいて前記充電期間が占める比率が高くなるほど前記キャパシタの充電開始タイミングを遅らせる遅延ステップを備える、充電制御プログラム。
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