JP4195830B2 - バルブヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はバルブヘッドに係り、特に、液体状の食品、医薬等を流通させて処理するユニットの管路内に配置される、いわゆるサニタリバルブのバルブヘッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液体状の食品、医薬等を流通させて様々な処理を施すユニットの管路やタンクには、液体の流通を制御するいわゆるサニタリバルブが多数設けられている。
このようなサニタリバルブは、液体を制御するバルブを内装するバルブ本体部と、このバルブの駆動を制御するアクチュエータが内装されたバルブヘッドとにより構成されている。
このようなバルブヘッドに収納されたアクチュエータは、上記バルブ本体の弁棒を駆動する圧搾エアの流れ方向を切り替える電磁弁と、この電磁弁の駆動を制御する電装部品とにより構成されている。
上記電磁弁は、サニタリバルブ外部の供給源から供給される圧搾エアのバルブ本体への供給制御を行うものであり、圧搾エアの圧力によりバルブ本体の弁棒を一方向へ移動させて弁口を開き、また、圧搾エアの供給方向を電磁弁で変えて弁棒を他方向へ移動させて弁口を閉じることにより、サニタリバルブが取付けられた管路における液体の流れ方向を変化させるものである。
【0003】
また、上記電装部品は、バルブ本体の作動状態を検知するセンサ、バルブ本体の作動状態を表示する発光体、上記電磁弁、センサ、発光体等と接続されて、電磁弁の作動や、発光体の点灯又は点滅等を制御するための回路が形成された基板等が相当する。
【0004】
このようなサニタリバルブは、上記のように、管路内を流通する液体の流通制御を行うため、不測の事故による液の噴出しや、人為的な洗浄による液体の飛散、又は屋外設置による雨水など、上記電装部品への液体の侵入により発生するショートによる誤作動を防止するために、上記バルブヘッドには気密構造が採用され、上記アクチュエータ及び電装部品は気密構造を以って形成されたバルブヘッド内の同一空間内に収納されていた。
しかしながら、このようなバルブヘッドにおいては、上記圧搾エアの供給ホースのシール部、継ぎ手の接合部の経年変化により、また、電磁弁の破損等により、バルブ本体へ供給される圧搾エアがバルブヘッド内部の空間に漏れる場合がある。
このような圧搾エアは通常0.4メガパスカルの高圧のエアであることから、バルブヘッド内に漏れた場合には、バルブヘッド内が高圧状態となり、その結果、電装部品が破損する場合もあり、また、電装部品の交換等のためにバルブヘッドを開放したような場合に、内部の高い圧力により電装部品カバー部材が噴飛ばされたり、破損した電装部品等が外部へ飛び出し、作業者を傷つける可能性もある。
【0005】
このような安全性を確保する観点から、仮に圧搾エアがバルブヘッド内に漏れた場合であっても、圧搾エアをバルブヘッド外部へ解放するためのエアの抜き孔を形成したバルブヘッドも存在した。
しかしながら、このようなエアの抜き孔を設けた場合には、液体の飛散する環境又は屋外において使用される機器に要求される基準である「IP67」をクリアすることができない、という不具合が存していた。
なお、本出願人は上記問題の解決を図るバルブヘッドについて調査したが、先行技術文献を発見できなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の課題は、圧搾エアの漏れによる危険性を回避すると共に、完全な防水構造を採用して「IP67」の基準をクリアできるサニタリバルブに装着されるバルブヘッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、バルブ本体に装着されて、上記バルブ本体の弁棒を駆動する圧搾エアの流れ方向を切り替える電磁弁及びこの電磁弁の作動を制御する電装部品を筐体内に収納したバルブヘッドであって、上記筐体は、上記電磁弁を収納する電磁弁収納スペースと、上記電装部品を収納する電装部品収納スペースとを有し、上記電磁弁収納スペースと上記電装部品収納スペースは互いに隔離されて形成され、上記電装部品収納スペースは気密構造に形成され、上記電磁弁収納スペースは非気密構造に形成されていることを特徴とする。
従って、上記電磁弁収納スペース内に収納された電磁弁へ供給される圧搾エアが、継ぎ手やシール部の経年劣化により漏れ出た場合であっても、当該圧搾エアは電磁弁収納スペース内に止まり、電装部品収納スペースには侵入することがない。
その結果、本発明にあっては、圧搾エアの漏れがあった場合であっても電装部品が破損する事態を防止できる。また、メンテナンスによりバルブヘッドを開放した場合の、電装部品カバー部材の噴飛びや、破損した電装部品が飛散し作業者を傷つける等の危険な事態を有効に防止することができる。
【0008】
また、本発明にあっては、上記電装部品は気密状態で内装されていることから、サニタリバルブにおいて使用された場合であっても、不測の事故による液体の噴出しや、人為的な洗浄による液体の飛散、又は屋外設置による雨水などの侵入によりショートする、という事態を防止することができる。
【0009】
また、上記電磁弁収納スペースに収納される電磁弁は、それ自体に防水性及び防塵性を具えるように形成されているものとすることができる。
その結果、電磁弁収納スペースに、圧搾エアが漏れた場合における圧搾エアの抜き孔を設けた場合であっても、電磁弁自体が防水及び防塵構構造を有し、一方、上記電装部品収納スペースは気密状態に形成されていることから、バルブヘッド全体として「IP67」の基準をクリアすることができる。
【0010】
また、本発明にあっては、上記筐体は、バルブ本体に接続されるベース部材と、上記電磁弁収納スペース及び上記電装部品収納スペース並びにバルブ作動被検出部材収納スペースを有して上記ベース部材に固定される筐体本体と、上記筐体本体における上記電装部品収納スペースを覆う電装部品カバー部材と、上記筐体本体における上記電磁弁収納スペースを覆う電磁弁カバー部材とを具えて構成され、上記電装部品収納スペースは、上記電磁弁収納スペースとの間に形成された壁部により電磁弁収納スペースから隔離されて設けられていることを特徴とする。
従って、電装部品収納スペースと電磁弁収納スペースとは壁部により明確に隔離されて配置される。
【0011】
また、本発明にあっては、上記電磁弁カバー部材は一方を開口した中空箱状に形成されるとともに、上記筐体本体には上記電磁弁カバー部材を挿入しうる凹部が設けられ、上記電磁弁カバー部材はその周壁部が上記凹部を形成する内壁部と重なり合うように上記凹部に挿入されるものとすることができる。
【0012】
また、上記電装部品カバー部材はシール部材を介して上記筐体本体に取り付けられように構成することができる。
従って、本発明にあっては、電装部品カバー部材と上記筐体本体との間で気密構造を形成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るバルブヘッド1は、図2及び図3に示すように、バルブ本体2に装着されて、図1に示すように、そのバルブ本体2の弁棒3を駆動する圧搾エアの流れ方向を切り替える電磁弁4を収納したものであって、その筐体5は、内部に電磁弁収納スペース6と、電装部品収納スペース7とを有し、上記電磁弁収納スペース6と上記電装部品収納スペース7は互いに隔離されて形成されている。
また、上記電装部品収納スペース7は気密構造に形成され、上記電磁弁収納スペース6は非気密構造に形成されている。
【0014】
また、上記電磁弁収納スペース6に収納される電磁弁4は、それ自体に防水性及び防塵性を具えるように形成されている。
また、上記筐体5は、図1に示すように、バルブ本体2に接続されるベース部材8と、上記電磁弁収納スペース6及び上記電装部品収納スペース7並びにバルブ作動被検出部材収納スペース9を有して上記ベース部材8に固定される筐体本体10と、上記筐体本体10における上記電装部品収納スペース7を覆う電装部品カバー部材11と、上記筐体本体10における上記電磁弁収納スペース6を覆う、側面コ字状に形成された電磁弁カバー部材12とを具えて構成されている。
【0015】
また、上記電装部品収納スペース7及びバルブ作動被検出部材収納スペース9は、上記電磁弁収納スペース6との間に形成された仕切壁27により電磁弁収納スペースから隔離されて設けられている。
この電磁弁収納スペース6は背面側に開口する凹部により形成され、上記側面コ字状に形成された電磁弁カバー部材12は、その周壁面部14が、上記仕切壁27により形成される、上記凹部13の内壁面部15と接合した状態で上記凹部13に挿入配置されている。
【0016】
図1及び図7に示すように、上記筐体本体10は、合成樹脂による一体成型により、前面側に平面楕円状の開口部36を有する円筒状に形成され、段状に形成された仕切壁27により画成された前面側には、電装部品収納スペース7が設けられていると共に、上記仕切壁27の背面側には電磁弁収納スペース6が形成されている。
上記筐体本体10は、平面円形状の底面部38と、この底面部38の周囲から立設された側壁部47とを有し、上記仕切壁27の上面部40及び、上記仕切壁27の前部の底面部38上には、後述の電装部品カバー部材11を筐体本体10へ固定するための3本の固定用支柱39、39,39が突設されている。
【0017】
また、上記仕切壁27の上面部40の前端部には一対の、発光装置21及びこの制御装置22の固定用の固定用支柱41,41が立設されている。
また、上記仕切壁27の側面部42の中央部には略円筒状の膨出部48が形成され、図1に示すように、内部には細長円筒状の空隙からなるバルブ作動被検出部材スペース9が形成されている。
この内部には、後述の弁棒3に接続されたボルト25が配置され、圧搾エアの供給により弁棒3が上下動するのに追随して上下動を行う。
【0018】
このボルト25にはセンサ検知用磁石29が固定され、後述のセンサ19によりセンサ検知用磁石29の磁気を介して弁棒3の作動位置を検出しうるように構成されている。
【0019】
図4及び図7に示すように、上記電装部品収納スペース7内には、電装部品として、バルブの上記各作動状態及び異常状態を表示する発光装置21と、電磁弁4、センサ19a,19b,19c,20、及び発光装置21等と接続されて、上記電磁弁4の作動や、発光装置21の点灯又は点滅等を制御するための電子回路が形成された基板等が具えられた制御装置22とが配設されている。
【0020】
即ち、上記発光装置21は制御装置22と共に、上記固定用支柱41,41にネジにより固定され、仕切壁27の上面部40に配設されている。
図1に示すように、本実施の形態にあっては,上記発光装置21は、発光色の異なるLED34a,34b,34c,34dと、また、上記LED34a,34b,34c,34dの上に配置され、そのLEDの光を透過させて散乱させる光屈折部材35とにより構成されている。
【0021】
また、上記センサ19a,19b,19cは近接スイッチからなり、上記膨出部48に互いに高さ位置が異なって配設されている。その結果、図4及び図5に示すように、3つのセンサ19a,19b,19cにより、上記バルブ本体2の弁棒3の位置変動を上記センサ検知用磁石29を介して検出し、バルブの作動状態、すなわち、バルブの全開状態、バルブの全閉状態、バルブの半開状態をそれぞれ検知しうるように構成されている。
また、上記底面部38上の一側部には、バルブの異常状態を検知しうるセンサ20が配設されている。
【0022】
なお、本実施の形態にあっては、上記センサ19a,19b,19cには近接スイッチが使用され、また、上記発光装置21には互いに色が異なる4種類のLEDが使用されているが、使用するセンサや発光装置は自由であり、上記の近接スイッチやLEDに限定されるものではなく、他の種類の構成部品を使用することもできる。
【0023】
図4及び図6に示すように、上記筐体本体10の側面部には、上記電装部品には駆動電力を供給する外部電源からのケーブル28のケーブルコネクタ37が設けられている。
このケーブルコネクタ37に関しても気密構造に形成され、図7に示すように、ケーブルコネクタ37はシール部材であるガスケット44を介して取付孔に固定され、ケーブルコネクタ37から筐体本体10内の電装部品収納スペース7及びバルブ作動被検出部材収納スペース9内へ液体や塵埃が侵入しないように構成されている。
【0024】
また、同様に、上記ケーブルコネクタ37の近傍には、バルブにベローズが配設されている場合にベローズの不具合を検知するためのセンサへの配線を接続するコネクタプラグ及び45が設けられているが、このコネクタプラグ45に関しても同様に、シール部材を介して取付孔に固定されている。
一方、図4及び図7に示すように、上記電装部品カバー部材11は、平面涙滴形状に形成され、上記筐体本体10と同様に合成樹脂の一体成型により形成されており、上記筐体本体10の開口部36に接合して筐体本体10の上部を被覆しうるように大型のキャップ状に形成されている。
【0025】
この電装部品カバー部材11の頭頂部には、透明なドーム部31が気密状態で突出して取り付けられていると共に、3箇所に固定用孔部49,49,49が設けられている。
この電装部品カバー部材11は、図1及び図7に示すように、Oリングから成るシール部材16を介して上記筐体本体10の開口部36に接合され、ネジにより上記固定用孔部49,49,49を介して夫々、上記固定用支柱39,39,39に固定される。
【0026】
その結果、電装部品カバー部材11は筐体本体10に対して、強固に気密状態で取り付けられていることから、電装部品カバー部材11と筐体本体10との間において気密性が確保されている。
また、上記のように、ケーブルコネクタ37はシール部材であるガスケット44を介して取付孔に固定されていると共に、コネクタプラグ45に関しても同様に、シール部材を介して取付孔に固定されていると共に、上記ベース部材8に対してもOリング50を介してネジ26により固定されることから、筐体本体10内の電装部品収納スペース7内は完全に気密状態として確保されている。
【0027】
一方、図1に示すように、上記のように、上記仕切壁27の背面側には電磁弁収納スペース6が設けられ、この電磁弁収納スペース6は、筐体本体10の後方へ向かって開口する凹部13により形成されている。
電磁弁4は断面コ字状の電磁弁カバー部材12に取り付けられて、電磁弁カバー部材12と共に凹部13内に挿入されている。
【0028】
図7に示すように、上記電磁弁カバー部材12は開口した中空箱状に形成されている。図1に示すように、上記電磁弁4と上記シリンダ17とを連結してバルブ本体2へ圧搾エアを供給する配管18a,18bは電磁弁カバー部材12を貫通した状態で電磁弁4に接合されている。
従って、上記電磁弁カバー部材12の下端部には貫通孔51,51が開設されており、上記配管18a,18bを構成するソケット部53,53はこの貫通孔51,51を介して電磁弁カバー部材12に固定されている。その結果、この配管18a,18bを介して圧搾エアがシリンダ17へ供給され、適宜弁棒3を駆動して弁体による弁座の開閉動作を行わせる。
【0029】
上記電磁弁カバー部材12は図3に示すように、ネジ52,52により筐体本体10に固定されている。この電磁弁カバー部材12には、気密構造は適用されていない。これは、上記配管18を構成するホースのシール部、継ぎ手の接合部の経年変化、また、電磁弁の破損等により、バルブ本体へ供給される圧搾エアがバルブヘッド内部の空間に漏れた場合に、その圧搾エアを積極的に外部に逃がして、上記電磁弁収納スペース6の圧力上昇を防止し、電装部品収納スペース7への物理的影響を低減させるためである。
【0030】
従って、電磁弁収納スペース6が非気密構造に形成されていることから、筐体5の外部から上記電磁弁収納スペース6内に、水や塵等が入り込んで、電磁弁4が故障する可能性がある。そこで、本実施の形態に係る電磁弁4は防水及び防塵構造を具えている。
【0031】
図1に示すように、上記電磁弁カバー部材12は、上記電磁弁収納スペース6としての上記凹部13に挿入された場合には、その周壁部14が上記凹部13の内壁部15と接合することとなる。したがって、上記電装部品収納スペース7と上記電磁弁収納スペース6とを隔離する仕切壁27の内方にさらに上記周壁部14が配置されることから、電装部品収納スペース7に対しては壁部27,14の双方が配設されることとなり、壁部が2重になって強度が向上するため、圧搾エアが漏れた場合の、圧搾エア電装部品収納スペース7への干渉をより確実に排除することができる。
【0032】
また、電磁弁4は断面コ字状の電磁弁カバー部材12に取り付けられて、電磁弁カバー部材12と共に凹部13内に挿入されていることから、
電磁弁4に異常状態が発生し、修理又は交換の必要性が生じた場合には、ネジ52,52を外すことにより、電磁弁4と共に電磁弁カバー部材12を容易に筐体本体10から取り外すことができる。
したがって、本実施の形態にあっては、電磁弁4を電磁弁カバー部材12と一体でアセンブリーとして取付又は交換することができ、バルブヘッド1のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0033】
本実施の形態に係るバルブヘッド1は、図2及び図3に示すように、バルブ本体2の上端部に装着されている。バルブ本体2の内部構造は図示しないが、圧搾エアシリンダ17の内部には、ピストンに接合された弁棒3が上下方向へ変位自在に収納され、その弁棒3の下端に弁体(図示せず)が取り付けられている。
上記圧搾エアシリンダ17内に送入される圧搾エアによってピストンを介して弁棒3が駆動されて、上記弁体が管路の開口部を開閉し、各種の液体の流通を制御するように形成されている。
【0034】
【作用】
本実施の形態に係るバルブヘッド1の筐体5にあっては、電磁弁収納スペース6と電装部品収納スペース7とが設けられ、上記電磁弁収納スペース6と上記電装部品収納スペース7とは仕切壁27により互いに隔離されているので、電磁弁収納スペース6において、様々な原因により圧搾エア漏れが発生しても、その圧搾エアは電装部品収納スペース7に侵入することがないため、電装部品収納スペース7に収納されている各種電装部品が圧搾エアの圧力によって損傷することがない。
【0035】
また、上記電装部品収納スペース7は気密構造に形成されているので、外部から塵、埃、又は液体などが電装部品収納スペース7に侵入することがなく、電装部品がダメージを受けることがない。
また、上記電磁弁収納スペース6は非気密構造に形成されていることから、内部に収納された電磁弁4等から圧搾エア漏れが生じても、その圧搾エアを隙間から筐体5の外へ逃がすことができるので、電磁弁収納スペース6内の圧力増大を回避することができ、電装部品収納スペース7への影響を防止することができる。
【0036】
また、上記電磁弁収納スペース6に収納される電磁弁4は、それ自体に防水性及び防塵性を具えるように形成されているので、上記のように、たとえ、上記電磁弁収納スペース6が非気密状態に形成されていても、電磁弁4が水や塵、埃等によりダメージを受けることがない。
なお,本実施の形態にあっては、本発明に係るバルブヘッドを、液体が流通する管路や、液体を収納するタンクに設けられる、いわゆるサニタリバルブに適用した場合を例に説明したが、上記実施の形態に限定されず、他のバルブ、例えば、屋外で使用され、防水、防塵構造が要求されるようなバルブに使用されるバルブヘッドにも広く適用することができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明のバルブヘッドは、電磁弁の破損や、圧搾エアの供給ホースのシール部、継ぎ手の接合部の経年変化によりバルブ本体へ供給される圧搾エアが漏れた場合であっても、筐体の電磁弁収納スペースと電装部品収納スペースとが隔離されていることから、電磁弁収納スペースは上記圧搾エアの影響を受けることはない。
その結果、従来のように、電装部品の交換等のためにバルブヘッドを開放したような場合に、内部の高い圧力により電装部品等が外部へ飛び出し、作業者を傷つける、といった事態を有効に防止することができ、安全にメンテナンス作業を行うことができる。
また、筐体に収納した各種電装部品が圧搾エアにより損傷を防止でき、電装部品を保護し、故障を減少させることができる。
【0038】
また、電装部品収納スペースが気密に形成されているので、塵や液体等が電装部品収納スペースに入ることがないため、電装部品のショート等の事態を防止することができ、電装部品を保護することができる。
また、電磁弁収納スペースは非気密構造に形成されているので、電磁弁から圧搾エアが漏れても、その圧搾エアが隙間から筐体の外部へ逃げることができて、電磁弁収納スペースの圧力上昇を防止できる。これにより、筐体の破損を防止することができる。
【0039】
また、請求項2記載の本発明のバルブヘッドは、電磁弁が、それ自体に防水性及び防塵性を具えるように形成されているので、電磁弁収納スペースが非気密に形成されても、水や塵から保護されて、故障が減少する。
その結果、請求項1記載の発明の効果に加えて、本発明にあっては、バルブヘッド全体として重用構造部分は全て気密構造により構成されていることから、液体を処理する環境において使用される機器に要求される基準である「IP67」に適合することができる。
【0040】
また、請求項3記載の本発明のバルブヘッドは、筐体が、ベース部材と、筐体本体と、電装部品収納スペースを覆う電装部品カバー部材と、電磁弁収納スペースを覆う電磁弁カバー部材とで構成されることにより、電装部品収納スペースと電磁弁収納スペースを隔離する構造を容易に形成することができる。
【0041】
また、請求項4記載の本発明のバルブヘッドは、電磁弁カバー部材が一方を開口した中空箱状に形成され、その電磁弁カバー部材が、筐体本体部に設けられた凹部に、その周壁部が凹部の内壁部と重なり合うように挿入されて嵌着されるので、電磁弁収納スペースと電装部品収納スペースとを隔離する壁の一部が2重になって強度が高まるので、隔離の確実性が増すというメリットが得られる。
【0042】
また、請求項5記載の本発明のバルブヘッドは、シール部材を介して上記電装部品カバー部材が筐体本体に取り付けられているので、電装部品収納スペースを容易に気密構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバルブヘッドの一実施の形態に係るバルブ本体に装着されたバルブヘッドの縦断面図である。
【図2】本発明に係るバルブヘッドの一実施の形態に係るバルブ本体に装着されたバルブヘッドの正面側の斜視図である。
【図3】本発明に係るバルブヘッドの一実施の形態に係るバルブ本体に装着されたバルブヘッドの背面側の斜視図である。
【図4】本発明に係るバルブヘッドの一実施の形態に係るバルブ本体に装着されたバルブヘッドの電装部品カバー部材を介して内部の構造物を示した斜視図である。
【図5】本発明に係るバルブヘッドの一実施の形態に係るバルブ本体に装着されたバルブヘッドの電装部品カバー部材を介して内部の構造物を示した正面図である。
【図6】本発明に係るバルブヘッドの一実施の形態に係るバルブ本体に装着されたバルブヘッドの背面図である。
【図7】本発明に係るバルブヘッドの一実施の形態に係るバルブ本体とバルブヘッドの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 バルブヘッド
2 バルブ本体
3 弁棒
4 電磁弁
5 筐体
6 電磁弁収納スペース
7 電装部品収納スペース
8 ベース部材
9 バルブ作動被検出部材収納スペース
10筐体本体
11電装部品カバー部材
12電磁弁カバー部材
13凹部
14電磁弁カバー部材の周壁部
15凹部の内壁部
16シール部材
17シリンダ
18a,18b 配管
19a,19b,19c センサ
20センサ
21発光装置
22制御装置
23ネジ
24孔部
25ボルト
26ネジ
27仕切壁
28ケーブル
29検知磁石
30ビス
31ドーム
32コネクタソケット
33コネクタプラグ
34a,34b,34c,34d LED
35光屈折部材
36開口部
37ケーブル接合部
38底面部
39固定用支柱
40上面部
41固定用支柱
42側面部
44ガスケット
45コネクタプラグ
47側壁部
48膨出部
49固定用孔部
50Oリング
51貫通孔部
52ネジ
53ソケット部
Claims (5)
- バルブ本体に装着されて、上記バルブ本体の弁棒を駆動する圧搾エアの流れ方向を切り替える電磁弁及びこの電磁弁の作動を制御する電装部品を筐体内に収納したバルブヘッドであって、
上記筐体は、上記電磁弁を収納する電磁弁収納スペースと、上記電装部品を収納する電装部品収納スペースとを有し、上記電磁弁収納スペースと上記電装部品収納スペースは互いに隔離されて形成され、
上記電装部品収納スペースは気密構造に形成され、上記電磁弁収納スペースは非気密構造に形成されていることを特徴とするバルブヘッド。 - 上記電磁弁収納スペースに収納される電磁弁は、防水及び防塵構造を有することを特徴とする請求項1記載のバルブヘッド。
- 上記筐体は、バルブ本体に接続されるベース部材と、上記電磁弁収納スペース、上記電装部品収納スペース及びバルブ作動被検出部材収納スペースを有して上記ベース部材に固定される筐体本体と、上記筐体本体における上記電装部品収納スペースを覆う電装部品カバー部材と、上記筐体本体における上記電磁弁収納スペースを覆う電磁弁カバー部材とを具え、上記電装部品収納スペースは、上記電磁弁収納スペースとの間に形成された壁部により電磁弁収納スペースから隔離されて設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のバルブヘッド。
- 上記電磁弁カバー部材は、開口した中空箱状に形成されるとともに、上記筐体本体には上記電磁弁カバー部材を挿入しうる凹部が設けられ、上記電磁弁カバー部材はその周壁部が上記凹部の内壁部と重なり合うように上記凹部に挿入されることを特徴とする請求項3記載のバルブヘッド。
- 上記電装部品カバー部材はシール部材を介して上記筐体本体に取り付けられることを特徴とする請求項3記載のバルブヘッド。
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|---|---|---|---|
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Publications (2)
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|---|---|
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