JP4196311B2 - Sludge scraping device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、沈澱池等の処理池で稼働する汚泥掻寄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
沈澱池や曝気槽等の処理池においては、その底面に沈澱する汚泥をスクレーパを備えた汚泥掻寄装置によりピットまで掻き寄せて排除するように構成されている。
この汚泥掻寄装置は、池底面に敷設されたガイドレールに沿って往復運動をするようになっており、前進時にスクレーパを下げて板面を略垂直にして汚泥を掻き寄せ、後退時にスクレーパを上げて汚泥を掻き戻さないようにして元の位置に復帰するようにしてある。
一方、処理池の水面には、同池の長手方向(汚泥掻寄装置の進退に対応する方向)の中途にスカム除去装置を装備するのが通例であり、同スカム除去装置は、水面に浮遊するスカムを誘引して除去するためのものである。
このスカム除去装置は、スカムを誘引したり堰き止めたりするための堰を備え、同堰を上下に作動させるようになっており、この堰が沈んだ時にスカムを誘引するようにしてある。そして、水面上のスカムをこの堰まで掻き寄せるためそれぞれ独自にスカム掻寄装置を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これまでの沈澱池では、フライトをチェーンにて循環駆動させるフライト式汚泥掻寄装置により池底の汚泥をピットまで掻き寄せるとともにフライトが水面に上がったところでスカムをスカム除去装置まで掻き寄せるように構成したものが一般的である。この装置は、非常に複雑な装置になってコストアップの大きな原因になり、しかもメンテナンスの面でも多くの問題を抱えていた。
そのことに鑑み、汚泥掻寄装置は、敷設したガイドレールに沿って走行輪付き機体を進退走行自在にして独自の汚泥スクレーパによりピットまで汚泥を掻き寄せるようにして簡易化し、スカム除去装置の方は、この汚泥掻寄装置の運動を利用して、同装置から立設した支柱の上端にスカムスクレーパを装備して汚泥を掻き寄せるとともに上方でスカムを掻き寄せ更に堰を上下に連動させるように構成することを考えている。
沈澱池の長手方向は30mあるいはそれ以上の長いものであるに反し、汚泥掻寄装置の方は、2m前後の非常に短い機体により構成されて、反ピット側からピットまで前進しまた後退するというものになっていた。
こうした短い汚泥掻寄装置によると、例えば、同装置をワイヤロープにて池上から駆動するようにした場合、機体が軽量なこともあってスクレーパを上下に切り換え連動させる際にその力で機体の方が先に作動してしまったり、走行輪がガイドレール上でスリップしたりするおそれがあった。
また、汚泥掻寄装置を短い機体にして池長手方向全長を進退するようにすると、同装置から立設した支柱も池の長手方向に対応して長く走行することになるため、その途中に設けられたスカム除去装置へのスカムスクレーパの干渉を避ける構成にする必要がでてくる。そのためには、支柱を折り曲げ式にしたり、スカム除去装置の底部にスカムスクレーパの回避用のガイドを設けたりする必要がでてくるため、構造が複雑でコストアップの要因になるだけでなく作動の不安定要素も増えてきてトラブル発生の原因にもなる。
【0004】
この発明は前記課題を解決するためになされたもので、確実な作動性を発揮する汚泥掻寄装置を提供ずることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、沈澱池等の処理池内の底壁上には、池の長手方向に沿ってガイドレールが設けられ、同ガイドレールには、走行ローラーを介して前記長手方向に進退自在な長尺状の機体が設けられて底壁前方のピットに対し進退駆動自在とされ、同機体には、前後に往復駆動される駆動系に応動するレバーを介して下がった掻寄姿勢と上がった復帰姿勢とに姿勢切換可能な汚泥スクレーパが少なくとも機体の前後に対応して複数枚をもって同時姿勢切換可能に配備され、前記機体は、前記汚泥スクレーパの姿勢切換後の駆動系による駆動により汚泥スクレーパの前後間の間隔以上に往復駆動されることで底壁上の汚泥を順次ピット方向に掻き寄せて最もピットに側に先行する汚泥スクレーパにより落とし込むように構成されている汚泥掻寄装置において、前記機体は、少なくとも前部と後部に離間した機体を備えてそれぞれに走行ローラーを配備して走行可能なものとされるとともにレバー付きの汚泥スクレーパを装備し、これら前後の機体間は単一本型の連結部材で繋がれているとともに同連結部材に沿う進退駆動自在な連動材を備えて前後のレバーが連動する関係とされていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたものにおいて、機体は、前部と後部の離間した機体の間に汚泥スクレーパ付きの機体を備えて走行ローラーを配備して走行可能なものとされるとともに、同機体と前後の機体との間に連結部材が連結され、同連結部材に沿って連動材が設けられている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、機体は、汚泥スクレーパが姿勢切換される間において移動がロックされるように構成されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3までのいずれかに記載のものにおいて、ガイドレールは、池幅中央に1本のモノレールタイプとされている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4までのいずれかに記載のものにおいて、機体前部からは支柱が立設されてその上端にはスカムスクレーパが設けられ、同スカムスクレーパは、機体後退時に立ち上がり前進時に倒れるように連動する関係になっている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図示した実施形態を参照してこの発明を詳細に説明する。
図1から図3は、この発明の好適な一実施形態を示すもので、これらの図の実施形態は、最初、最終沈澱池や曝気槽などを対象にして実施されるもので、同処理池は、図2に示すように、平面矩形で、その長手方向両側である側壁1とそれに直交する前後の端壁2を備える。
【0007】
同処理池の底壁3は、図1では水面4に平行なようであるが、ピット5の方向に微少量下がり傾斜している(例えば、長手方向10m当たり10cm前後等)場合とがある。6は汚水導入口である。
【0008】
処理池の底壁3上には、図3に示すように、三角形をしたガイドレール8がその長手方向を池の長手方向に対応させて左右1対幅広状に固定されている。同ガイドレール8は、その間隔は図示より狭くなることもあり、また、池中央に単一本で構成することもある。尚、同ガイドレール8は長手方向に接続式になっている。また、同ガイドレール8は、四角や丸形の断面のものやH形、I形など市販の鋼材を自由に利用することができる。
【0009】
前記ガイドレール8には、汚泥掻寄装置の機体11が進退走行自在になっている。同機体11は、前後に非常に長くなっている。機体11は、適宜な鋼材(コの字形鋼等)を使用して、図2にその平面図を示すように一方向に長い矩形枠状で枠内に適宜の横架部材12…と斜めの補強部材13…とを組み合わせて一体形成したものである。
【0010】
この機体11は、連結部により分割式にして現場で連結する方式を採ってもよい。同機体11の連結後の長さは、25m前後(30m前後にすることもあり長さは沈澱池の長さによるもので限定されるものではない)で、処理池の長手方向の長さはここでは30m前後である。尚、H型やI型、あるいは角パイプや丸パイプ等の鋼材1本をその長手方向を池長手方向に平行にすることで、機体を構成することもある。この場合、走行輪14は、機体11の左右に配したり、その中央ライン上のみに配すことができる。
【0011】
機体11には、同機体11のコの字形溝内に上部が収まるようにして走行輪14が左右に4輪ずつ装備されている。この走行輪14は、外周にV溝を備えてガイドレール8に嵌まり合いながら軌道上から外れないようになっている。
【0012】
機体11は、前後に複数枚のスクレーパ15…を備える。同スクレーパ15は、図3に示すように、ブレード15aと掻寄ゴム板15bとでなり、溝15cを左右に備えて機体11等に干渉しないようになっている。
【0013】
機体11の左右の枠材上には、前後に一定の間隔をおいて固定ブラケット16…が固定されている。このブラケット16…の左右1対のものとスクレーパ15側の回転ブラケット18とをスクレーパ軸17で連結することで、スクレーパ15が上下に回動するようになっている。
【0014】
スクレーパ15の上端には、左右1対をなすようにして連動レバー20…が突設されるとともに、これらのレバー20…を前後に一連状に継ぐようにして連動リンク21が左右1対通されている。
【0015】
このスクレーパ15は、図1に示すように、下向きに略垂直向きになる掻寄(前進)状態と同下部が略水平向きになる非掻寄(後退)状態とに角度規制されるもので、例えば、垂直状態には機体11の前端面がストッパとして機能し、水平状態には固定ブラケット16に回動ブラケット18が当たるようにすることでストッパとして機能するようになっている。
【0016】
こうしたスクレーパ15…の垂直時の前後の間隔はLで一定になっており、この掻寄状態で図1のようにストロークS程前進する。SはLより大である。スクレーパ15を進退させかつ前後に回転させるためのものがピット5上に配備した駆動系23である。
【0017】
駆動系23は、池上面に往復駆動可能な駆動源24を備える。駆動源24は、第1ホイール(スプロケット等)25を左右1対備え、同ホイール25から第2ホイール26を経て同軸状の第3ホイール27を駆動するようになっている。第3ホイール27からは下方の第4ホイール28、第5ホイール29及び第6ホイール30を介して前記第3ホイール27にくるようにチェーン(あるいはワイヤロープ等)である伝動材31が左右1対掛け渡されている。尚、第4、第6ホイール28,30は、駆動用ブラケット32に支持される一方、第5ホイール29は、図2に示すように、側壁1間に横架された回転軸(固定軸でもよい)により回転支持されている。尚、33は第4及び第5ホイール28,29間の上面に配置されたガイドレールである。
【0018】
そして、伝動材31の第4、第5ホイール28,29間に相当する部分には、左右1対の軸止め35が設けられ、これら軸止め35間に渡された軸36の幅間と最先端のスクレーパ15の幅間中央との間には、連動ロッド37が連結されている。尚、伝動材31には、張力を得るためのウエイト(あるいはフライト)38が装備されている。勿論、他の機械的な張力付与手段でもよい。
【0019】
図1ないし図3の実線で示す状態は掻寄態勢に入ったその時点を示している。
この掻寄態勢では、全てのスクレーパ15が垂直で連動レバー20…が前上がりになっているとともに、軸止め35は第5ホイール29より1/3程度前方に移行したところにある。
【0020】
この時点では、駆動系24が作動中にあり、駆動源24が図1の右回りに回転駆動されることで連動ロンド37が左方向に引かれる。スクレーパ15は実線の状態からS程左に駆動され、これがスクレーパ15の前後の間隔を越えるものであることから後方のスクレーパ15が先行するスクレーパ15より前方にくるとともに先端のスクレーパ15はピット5上にくる。このように前進することで先端のスクレーパ15により汚泥が掻き落とされるし、後方のスクレーパ15…によりS程前方位置まで汚泥が送られる。
【0021】
そののち、駆動源24は逆回転されることで、図1の仮想線の状態から連動ロッド37が戻され、連動レバー20が前上がり状態から後上がり状態になってスクレーパ15も水平な復帰状態になる。更に駆動源24が駆動されることで、スクレーパ15が上がったまま機体11はS程戻されたところで停止する。
【0022】
そののち、駆動源24が再び図1の右回りに回転駆動されることで、連動レバー20が実線のところまで前進し、これにより、スクレーパ15が水平な状態から垂直な掻寄態勢に戻される。こうしたサイクルを繰り返すことで、あるスクレーパ15で前方に送られた汚泥がそれより前側のスクレーパ15で更に前方に送られることでピット5まで送られる。
【0023】
図4は他の実施形態を示す。同実施形態は、ガイドレール40上を遊転する走行輪41…により機体42が進退可能とされ、同機体42には、前後に一定の間隔をおいてスクレーパ43…が回転自在に取り付けられている。44は連動レバーで、前2枚のスクレーパ43から上方に突設されて連動リンク45により連結されることで、前1枚のスクレーパ43が垂直から持ち上がることでその後方のスクレーパ43も同じく持ち上がる。しかし、最も後方のスクレーパ43は後方に持ち上がるように連結されている。
【0024】
機体42の前側には支柱46が立設され、同支柱46の上端にはスカムスクレーパ48が上下に回転自在に取り付けられている。51は支柱46の基部後方に設けられた第1ホイール、52は、支柱46の上端後方に設けられた第2ホイール、53は機体42上に設けられた第3ホイール、54は機体42の少し上方に設けられた第4ホイールをそれぞれ示している。
【0025】
これらのホイール51〜54には図4に示すように伝動材(チェーン等)56が掛けられている。そして、先端のスクレーパ43と同じく回転するように連動アーム57が後方斜め向きに突設されている。このアーム57に対応して伝動材56上には下部係合片58が上下1対設けられて、同係合片58の上下によりアーム57が上下に連動するようになっている。伝動材56の上端にも他の上部係合片60が設けられ、スカムスクレーパ48が係合して上部係合片60が上下することで同スクレーパ48が回転運動するようになっている。
【0026】
伝動材56が図示矢印方向に引かれると、実線のように下部係合片58が持ち上がって連動アーム57を介してスクレーパ43が垂直な掻寄状態になる。その後方のスクレーパ43も同様に掻寄状態に連動し、最も後方のスクレーパ43も後上がりの状態から垂直な掻寄状態になる。一方、上部係合片60も持ち上がるので、スカムスクレーパ48を実線のように水平で水面以下の戻り状態になる。
【0027】
更に、矢印方向に伝動材56が引かれることでスクレーパ43により汚泥が前方に掻き寄せられ、ピット61まで持ち込まれる。伝動材56が破線矢印方向に引かれると、下部係合片58により連動アーム57が下げられ、前2枚のスクレーパ43が前方に持ち上げられ後方のスクレーパ43は後方に持ち上げられる。その状態で機体42は後退するので、汚泥を掻き戻すことはない。同時に、上部係合片60も下がるので、スカムスクレーパ48は持ち上がりスカムをスカム除去装置63まで送り込む。こうしたサイクルを繰り返すことで汚泥はピット61に送り込まれ、水面のスカムはスカム除去装置63に送り込まれる。尚、こうしたスカム送り方式は図1の実施形態でも採用することができる。
【0028】
尚、図5ないし図7は付加的な例を示し、図5は、底壁66上に設置されるガイドレール67についての例である。ガイドレール67は、コの字形の底レール68と上レール69とでなり、上下のレール68,69を止着具70により連結固定するようになっている。71は走行輪、72は機体、73は横振れ止めローラーである。尚、74は上方への抜け止め手段を示している。
【0029】
図6の例は、底壁76上に直接コンクリート製のレール基盤77を備え、同基盤77の上部コーナーにアンカー78によりアングル製のガイドレール79を固定して、走行輪80及び振れ止めローラー81が同ガイドレール79に沿って進退するようになっている。
【0030】
尚、図7は、上方への抜け止めローラー83が接触する当て84を備えたガイドレール85を示している。
【0031】
図8は、池底の左右2か所に互いに平行に離間して樹脂等の帯板状ガイドレール87を配したものにおいて、これらガイドレール87の一方を示すもので、各ガイドレール87上には、それぞれ金属製で帯長板状をしたスライダ88が図示しない駆動手段で往復矢印の方向に一定のストロークで進退駆動される。スライダ88にはこれに直交してスクレーパ89…が前後に複列状に溶接等により固着されている。このスクレーパ89は、同図のように略直角三角形をしたものでその短辺が掻寄面89aとされ長辺が汚泥乗越面89bとされている。すなわち、スクレーパ89が前進すると掻寄面89aにより沈澱物がピット方向に押しやられ、逆にスクレーパ89が後退すると汚泥乗越面89b上を汚泥が越えて図示左斜め方向であるピット方向にきて次の掻寄に具えるようになっている。前記越えてきた汚泥は、同掻寄面89aの前進動作によりピット方向に掻き寄せられる。この動作を繰り返すことで汚泥は順次ピット方向に送られるのである。
【0032】
只、従来のスクレーパは、底無型で前後にリップaを備えるもの(図9の実線で示す本体部分)であったため、その内部空間に汚泥がしつこく詰まり、経時的にそれが腐敗してくると同スクレーパ89がステンレス製であっても内面から傷んでくるおそれがある。
【0033】
そのことに着目して、図8に示すように、スクレーパ89を底板部89c付のものにし、好ましくは、側蓋90付のものにして完全を期するようにしたものである。一方、底有りか底無しであるか否かは問わずに、同スクレーパ89の内部に充填材91を装填することで対処することもできる。底板部89cは別板を溶接してもよい。
【0034】
図9に示すように、スクレーパ92が底無しである場合、ゴム底93を付して密閉状にしてもよい。このゴム板93は掻寄高さを低くするのでより効果的な掻寄が可能になる。同ゴム板93を付するか否かは別として、同スクレーパ92あるいは図8のスクレーパ89の前面には、縦向きの補助スクレーパ94を付することがある。同スクレーパ94は上下に高さ調節自在にしてもよい。
【0035】
図9に仮想線で示すものは変形例を示し、同スクレーパ96は、円筒パイプの一部を乗越面96bとし、その内部空間前面を掻寄面96aとする。同スクレーパ96には、前面を掻寄面とし前記掻寄面96aにも合致する97を組み合わせることができる。また、図9の右側に仮想線で示したものは、アングル材をスクレーパ99としたものである。これにも底板100を付することができる。尚、図9のリップa付のスクレーパ本体のようなものであっても、該リップaが内向きでなく外向きになるようにしてもよい。この場合、底無しにすることができる。
【0036】
図10はこうした汚泥掻寄装置を前後に駆動するための一装置例を示している。仮想線102はフライト掻寄式汚泥掻寄装置の既設の駆動源で駆動スプロケット103を備え、駆動チェーン104を介して従動スプロケット105を駆動する。従動スプロケット105は、軸106回りに同軸状に備えた上部前側スプロケット107を駆動する。上部前側スプロケット107は、フライト(図示省略)用の掻寄チェーン108を駆動するスプロケットの1つで、他のスプロケットの1つは下部前側スプロケット109で前記掻寄チェーン108が掛けられている。この場合のフライト駆動手段は、他に2か所のスプロケットで駆動されるがここでは図示を省略する。
【0037】
前記のフライト駆動手段の図示範囲内の一部を既設の装置として利用できるところは利用したものが図示のレシプロ式汚泥掻寄装置駆動用のものである。すなわち、111がガイドレール、112はスライダ、113はスクレーパであり、このスライダ112付スクレーパ113を矢印のように進退駆動するのであるが、ここで新規スプロケット114を池底側に備え、このスプロケット114を、既設の駆動源102、駆動スプロケット103を利用し、更に下部前側スプロケット109をも利用してこれらに掛けられた新規チェーン115,116によりスクレーパ113を往復運動させるように構成してある。尚、既設で利用されないものは除却する。
【0038】
図11ないし図13は、図14のような汚泥掻寄装置を駆動するために構成されたクラッチ機構付駆動装置120についての例を示している。汚泥掻寄装置は、ガイドレール121上を走行輪122により機体123が往復走行自在になっている。機体123は前後にスクレーパ124を備え、図14の実線の状態はスクレーパ124を下げて左向きに走行する掻寄状態を示し、右方向にはスクレーパ124を上げて復帰するようになっている。機体123からはレバー125が前後に往復切り換え可能に突設され、同レバー125がX方向に切り換えられることでスクレーパ124は下がったあとX方向に機体123を走行させ、Y方向への切り換えでスクレーパ124は持ち上がってのちY方向に復帰のために走行する。
【0039】
レバー125を前後X,Yに連動するため前記駆動装置120が構成されており、同装置120は、図11及び図12に示すように、減速機付モーター126によりカップリング127を介して正逆に回転駆動される駆動軸128を軸受129で支持されて備える。駆動軸128はXとY方向に回転制御される。
【0040】
駆動軸128の外周には、掻寄駆動用ドラム130と復帰駆動用ドラム131が相対回転自在に並列配置されている。各ドラム130,131の対向する各面には第1受クラッチ132と第2受クラッチ133がそれぞれ設けられているとともに、これらクラッチ132,133間には、駆動軸128と同行してX,Y方向に回転しながら両クラッチ132,133のいずれか一方に噛み合う作動クラッチ135が軸両端に爪を備えて配置されている。同作動クラッチ135の外周には、図12のX方向、Y方向に回転することで突起136によりaあるいはbの方向にシフトしシフトした位置に保持されるスクリュー溝137が形成されている。図14のワイヤロープ138は掻寄駆動用ドラム130に対しX方向から巻き込まれる一方、復帰駆動用ドラム131にはY方向から巻き込まれている。その巻き込み方向は、図11にも示されている。
【0041】
従って、図12に示すように駆動軸128がX方向に回転されると、同一方向に作動クラッチ135が回転され、突起136によりスクリュー溝137が摺動することでaの方向に作動クラッチ135をシフトさせる。これで作動クラッチ135は第1受クラッチ132に噛み合い掻寄駆動用ドラム130をX方向に連動させる。これにより、図14に示すように、ドラム130によりワイヤロープ138がX方向に巻き上げられ、レバー125もX方向に作動してスクレーパ124を押し下げてのち機体123を掻寄方向Xに走行させる。この際、復帰駆動用クラッチ131はフリーではあるが、繰り出しが過ぎるとブレーキ装置139が作動して適正な繰り出し状態に制御されるようになっている。
【0042】
機体123が図14の左端にきて掻寄が完了すると、駆動軸128は図12においてY方向に回転される。これにより、作動クラッチ135もY方向に回転し、突起136とスクリュー溝137の作用で同作動クラッチ135はY方向に回転しながらbの方向にシフトされてクラッチ135は第2受クラッチ133に噛み合う結果、復帰駆動用ドラム131を連動回転し掻寄駆動用ドラム130をフリーに切り換える。その結果、図14において、ドラム131がY方向に回転してワイヤロープ138をY方向に引き駆動するので、レバー125はY方向に切り換えられるとともにスクレーパ124は持ち上がって機体123はY方向に復帰駆動される。この場合も図11のブレーキ装置139が作動する。
【0042】
図15は左右1対あるいは池幅中央のガイドレール142に沿ってスライダ143が進退自在とされるとともに、同スライダ143上に前後に一定間隔をおいたヒンジ144…を配し、各ヒンジ144にスクレーパ145を装備して起倒自在に取り付けたものであり、この場合のスクレーパ145は前部が掻寄方向にそり上がったそり部145aを備えた特殊な形状になっている。
【0043】
図15は掻寄態勢に入る前が実線でまた掻寄態勢が仮想線で示されている。同図矢印のようにスライダ143が駆動されると、池底に沈澱する汚泥の上をそり部145aが乗り掛かりながら進行するので、スクレーパ145は水平な状態から次第に立ち上がり、ストッパ(図示省略)に当たることで垂直な掻寄状態になる。これで掻寄が可能である。一方、図16のように逆方向にスライダ143が戻ると、スクレーパ145の裏面に汚泥が当たる結果、自動的にスクレーパ145が倒れ、その上面を汚泥が乗り越えてゆきながら後退する。従って、汚泥の掻き戻しはない。その具体的構造は図17に示されている。
【0044】
図18〜図20は、汚泥掻寄装置についての他の実施形態を示している。同実施形態の汚泥掻寄装置は、沈澱池200内でその長手方向に進退駆動されるもので、特に、前後に大きく離れた2枚のスクレーパ201,202を有し、同スクレーパのうち図18、図19の左側の前側スクレーパ201が垂直な姿勢と前上がりの復帰姿勢に切り換わり、図18、図19の右側の後側スクレーパ202は垂直な姿勢と後上がりの復帰姿勢に切り換わるようにしてあるとともに、機体214がシンプルな構造になっている。しかも、スクレーパ201,202は、極く低い姿勢のままで作動するリンク機構により連動可能とされている。
【0045】
沈澱池200は、図18に示す左右1対の側壁204と、図21に示す対向間隔が数十mの長手壁205,205とを備えるとともに、後側の長手壁205から他方の長手壁205に向けて数度で緩徐に下がり傾斜する底壁206を有する。底壁206の下がり傾斜端には、汚泥排除手段(図示省略)を備えるピット207が形成されている。
そして、側壁204と底壁206との交差個所は側部斜壁208になっているとともに、後側の長手壁205と底壁206との交差する個所は後側斜壁209になっている。尚、図21の左側から汚水が流れ込むようになっている。
【0046】
前記底壁206には、左右1対で池長手方向に平行な既設ガイドレール(図示省略)がフライトシューの位置に合致するように幅広位置に敷設されている。これら既設ガイドレールよりも内側には、基板211を備える新設のガイドレール212,212が左右1対配され、基板211を底壁206側に止め付けることで固定されている。
ガイドレール212は、コの字チャンネル材を溝が互いに反する方向に向くようにして設置されているとともに、同ガイドレール212は基板211に溶接により固定されている。尚、ガイドレール212は基板211に脱着自在に止め付けるようにしてもよく、また、ガイドレール212は、基板211なしに直接底壁206上に固定してもよい。
【0047】
汚泥掻寄装置は、ロングタイプの機体214を備え、同機体214は、前部機体215と後部216とを備えるとともに、これらの間をパイプ式の連結材217により前後端止付け(あるいは縦軸等のピンジョイント連結方式)により結合されて全体が構成されている。
前部・後部機体215,216は、図18のように、平面コの字形をした枠体219の端部に幅広状の前枠220と後枠221を備えた一体枠として形成されているとともに、適宜に補強材222を備えている。
【0048】
前部・後部機体215,216は、ガイドレール212上を転動する走行ローラー224と、ガイドレール212からの上方への抜けを防止する抜け止めローラー225、及びガイドレール212に添った走行を確保するためのサイドローラー226とを備えて前後に進退可能になっている。これらのローラーは前・後部においてそれぞれ4点配置されているが、例えば、前部・後部にそれぞれ2点配置であってもよい。
【0049】
前部・後部機体215,216からは、左右に複数本のブラケット228…が水平に突設され、同ブラケット228…を介して前側スクレーパ201及び後側スクレーパ202が枢支されている。これら各スクレーパ201,202は、機体214よりも低いところで作動する左右1対の作動ロッド230により垂直な掻寄状態と水平な非掻寄状態(復帰状態)とに切り換え可能になっている。
【0050】
そして、作動ロッド230を作動させる機構として次のリンク機構232が前後にそれぞれ構成されている。同機構232は、機体214の側部に縦軸状に設けられた軸受233に水平揺動可能に支持した主リンク234の1対と、その内端に結合された補助リンク235の1対とで構成されている。主リンク234の外端部は、作動ロッド230の一端に連結される一方、内端は軌道制御用の補助リンク235の一端に連結されている。補助リンク235は、互いに同じ平面位置に一端を合わせてその個所が機体中央に位置するジョイント236にピン結合されている。
【0051】
ジョイント236は、前後の機体215,216にそれぞれ配され、これらの間には連動ロッド(あるいはワイヤロープ等の連動材)237が結合され、同ロッド237は、上下のローラー238で案内されながら前記連結材217内を通って前後に進退するようになっている。そして、ジョイント236の前・後のものには、ワイヤロープ239,239がそれぞれ連結されている。尚、連動ロッド237は、連結材217の内部を通っているが、外部を通ることもある。また、連結材217は単一本であるが、複数本のこともある。
【0052】
前側スクレーパ201(後側も同様である)は、図20に示すように、スクレーパボディ241の下部及び左右側部にゴム板製のスクレーパ本体242が装着され、同本体242は移動調節可能な押さえ板243により押さえ付けられている。
【0053】
尚、図19に仮想線で示すように、スクレーパ201,202の下端には、前記既設ガイドレール上で転動し安定走行を可能にするガイドローラー245を備えてもよい。
【0054】
また、前記補助リンク235は、主リンク234に長孔を設けることで構成しないこともある。さらに、装置の前後間にも昇降可能なスクレーパを機体付きで備えることもあるし、これらのスクレーパは全体として、2または3枚でなく、更に多数枚で構成することがある。
【0055】
図21は、同汚泥掻寄装置の沈澱池200内での概要を示すものである。前側スクレーパ201は、矢印のようにピット207上にくるように左端まで進行し、後側スクレーパ202は待機する前側スクレーパ201より前方にくるところまで掻寄除隊で進行してくる。これにより、汚泥はピット207に落とし込まれて排除される。これは図21X方向のワイヤ駆動でなされる。そののち、ワイヤは逆のY方向に駆動される。これにより、連動ロッド237を介して前後のリンク機構232が所定に連動して図18の仮想線のように作動することで前側・後側スクレーパ201,202が図19のように持ち上がり、非掻寄状態(復帰状態)になる。尚、図21の246は駆動源で、正逆に巻き取り・繰り出し可能なドラムを備えている。
【0056】
図22、図23もロングタイプの汚泥掻寄装置で、ガイドレール250は池幅中央に1本のモノレールタイプとされ、同レール250はH形で溝を横向きにしたものになっている。前記のように左右1対のレールでもよい。
【0057】
汚泥掻寄装置は、前部251と後部252及び中間部253の3つ(更に多くの部分で構成することもできる)の部分からなり、これらを前後各1本の連結材254で連結一体化してある。ピン等で連結してもよい。
前部251は、図24及び図25にその詳細が示されている。前部251は、走行・抜け止め・サイド等のローラー257…を備えた前部機体256に支柱258を立設し、同支柱258の低い個所に水平軸状の回転軸を備えてウエイト259付きの応動レバー260を備える。
【0058】
同レバー260は、ワイヤロープ261により左方向に引かれることで図24の実線状態なり、前側スクレーパ262が垂直な掻寄状態になる。支柱258には、スカム掻寄装置が構成されている。同装置は、汚泥掻寄時に水平になって水面263上のスカムを掻き寄せず復帰状態の時に立ち上がってスカムを右方向のスカム除去装置264に向けて掻き寄せるスカムスクレーパ265が設けられている。同スカムスクレーパ265は、スクレーパ連動機構266により連動される。
【0059】
支柱258には、図22に示すように、作動ローラー267が突設され、同ローラー267は、右方向に進行した端部において、トラフ268に支持されたカム269を持ち上げて堰270を水面以下に押し下げるようにする。堰270は、復帰手段であるバネ271やウエイト272等により浮上する。273は連結ロッドである。尚、スカム除去装置264は、堰270を連動させる他のタイプを採用することができる。
【0060】
応動レバー260の下端には、ローラー275で案内される連動ロッド276の前端が連結されて、中間部253の中間スクレーパ277が連動するようになっている。
【0061】
中間部253は、図26及び図27に詳細が示されている。同中間部253は、中間機体279を備え、同機体279は左右1対のローラー280を備える。こうした中間部253は更に複数配してもよい。また、ローラー280は省略することもできる。
【0062】
後部252は、図28および図29に示すように、後部機体282を備え、同機体282には、レバー台283を介して応動レバー284が前後揺動可能に枢支されるとともに、同レバー284の上端にはワイヤロープ261が接続される一方レバー下端には前記連動ロッド276が接続されている。285は後側スクレーパで、応動レバー284に連動リンク286を介して連動自在になっている。
【0063】
尚、前後の応動レバー260,284には、ローラー288により案内される押さえ材289が進退自在に設けられている。前押さえ材289は、掻寄時に後向きに下がって図22に示す一時ロックレバー290を上向きに逃げ動作可能にして被ロック軸291に前進端において係合可能にする一方、係合状態のまま非掻寄状態に入る時に前向きに移動して枢支された一時ロックレバー290を上向きに逃げ動作を許すようにすることで被ロック軸291から一時ロックレバー290が外れるようにする。
【0064】
これにより、非掻寄状態に入る際に前部・後部・中間機体251,252,253を一時的にロックしてスクレーパ262,277,285の持ち上げ動作を先行して行うようにしている。後部252についても同様であり、非掻寄状態から掻寄状態に入る際のスクレーパ262,277,285の先行的動作を規定する。尚、一時的にロックする手段としては、ガイドレール250上面に凹または凸部を備えてローラー257が一時的にロックされるようにしたり、ガイドレール250の側部に凹または凸部を付して一時的にロック可能にしてもよい。
【0065】
尚、293は後部のリミットスイッチ作動手段であり、駆動源の正逆回転を制御するためのもので、前部にも配されている。
【0066】
図22は掻寄状態にあるときを示している。ワイヤロープ261がX方向に作動することで応動レバー260が前向き(左向き)に作動し、前側スクレーパ262が垂直になる。これに連動して連動ロッド262を介して中間スクレーパ277及び後側スクレーパ285も垂直な掻寄状態になる。スカムスクレーパ265は水平な非掻寄状態に連動されるとともに前部の押さえ部材289が後方へ移動することで一時ロックレバー290はフリーな状態になって進行する。
【0067】
後側スクレーパ285は中間スクレーパ277の前寄りまで進行すれば実質的に汚泥をピットまで掻寄可能であるが、これに限定されない。
【0068】
装置の前進端で前部の一時ロックレバー290は被ロック軸291に自動的に係合する。そして、ワイヤロープ261は逆向きY方向に引かれる。
これにより、後部の応動レバー284に連動ロッド276が連携して作動することで前部の応動レバー260が連動し、一時的に機体がロックされて先にスクレーパが持ち上がり作動しそのあとで機体が復帰運動をする。それとともにスカムスクレーパ265が立ち上がりスカムを右方向に押し寄せるように作用する。前記Y方向への切り換えにより、前側の一時ロックレバー290は、押さえ材289により押さえられてロック状態になっているが、図22のレバー軸295に同軸状に備えたロック解除レバー(図示省略)が被ロック軸291を乗り上げることで同軸のレバー軸295に備えた一時ロック軸290が持ち上がり、これによりロックが解除される。
【0069】
装置は、スカムスクレーパ265によりスカムを右方向に押し寄せながら下部のスクレーパ262,277,285を持ち上げながら後退運動をし、その際、後部の一時ロックレバー290はフリーな状態にあるので、後退端において被ロック軸291に自動的に係合する。そして、矢印X方向にワイヤロープ261が作用すると、後部の応動レバー284が連動して実線のようになり、これにより、押さえ材289が一時ロックレバー290をロックするとともに一定時間後に該ロックは解除される。
【0070】
図30及び図31は、付加的な提案例を示すもので、同例は、図30に示すように、正逆に駆動されるワイヤロープ297のW点(静止状態時に水面に対応する部分)が硫化水素ガス等により腐食していたことに対処したもので、図31に示すように、上壁298のワイヤロープ297の通る個所に明けられた通孔298の下側に筒300を備え、同筒300内にブラシ301を付するとともに上方にもブラシ301を付してワイヤロープ297を擦るようにする。そして、同ワイヤロープ297に対してエアー302や水303を噴射して腐食を防ぐようにしてある。
【0071】
【発明の効果】
この発明は以上のようであるので、確実な作動性を発揮する汚泥掻寄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である汚泥掻寄装置を示す側断面図。
【図2】図1の装置の平面図。
【図3】図2のIII−III線断面図。
【図4】他の実施形態を示す装置の側面図。
【図5】ガイドレールの他の実施形態を示す縦断面図。
【図6】ガイドレールの他の実施形態を示す縦断面図。
【図7】ガイドレールの他の実施形態を示す縦断面図。
【図8】汚泥掻寄装置の他の実施形態を示す斜視図。
【図9】図8の変形例を示す側断面図。
【図10】フライト駆動式汚泥掻寄装置の既設分を利用して他方式の汚泥掻寄装置を構成した例を示す側面図。
【図11】図14の駆動装置を示す平面図。
【図12】同駆動装置の要部縦断面図。
【図13】クラッチ要部を示す平面図。
【図14】同駆動装置を利用した汚泥掻寄装置の全体を示す側面図。
【図15】起倒式スクレーパを備えた汚泥掻寄装置の実施形態を非掻寄から掻寄状態に変換する様子を示す側面図。
【図16】同起倒式スクレーパの復帰時の状態を示す側面図。
【図17】同起倒式スクレーパの具体的取付例を示す側断面図。
【図18】汚泥掻寄装置の他の実施形態を示す側面図。
【図19】同装置の平面図。
【図20】前側スクレーパの正面図。
【図21】同汚泥掻寄装置の沈澱池内での設置・駆動概要図。
【図22】汚泥掻寄装置の他の実施形態を示す側面図。
【図23】同装置の平面図。
【図24】図22の装置の前部の側面拡大図。
【図25】図24の平面図。
【図26】図22の装置の中間部の側面拡大図。
【図27】図26の平面図。
【図28】図22の装置の後部の側面拡大図。
【図29】図28の平面図。
【図30】ワイヤロープの腐食個所を示す説明図。
【図31】同腐食防止例を示す縦断面図。
【符号の説明】
5…ピット 11…機体 15…汚泥スクレーパ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sludge scraping device that operates in a treatment pond such as a sedimentation pond.
[0002]
[Prior art]
In a treatment pond such as a sedimentation basin or an aeration tank, sludge settled on the bottom surface is scraped to a pit by a sludge scraping device equipped with a scraper and removed.
This sludge scraping device reciprocates along a guide rail laid on the bottom of the pond.The scraper is lowered when moving forward, the surface of the plate is made substantially vertical, and the sludge is scraped off when moving backward. The sludge is not lifted up and returned to its original position.
On the other hand, the water surface of the treatment pond is usually equipped with a scum removal device in the middle of the pond's longitudinal direction (the direction corresponding to the advance and retreat of the sludge scraping device), and the scum removal device floats on the water surface. It is intended to attract and remove scum.
This scum removing device is provided with a weir for attracting and damming scum, and operates the dam up and down. When the weir sinks, the scum is attracted. And each scum scraping device is constituted in order to scrape the scum on the water surface to this weir.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the sedimentation ponds so far, the sludge scraping device that circulates the flight with a chain scrapes the sludge at the bottom of the pond to the pit and the scum scrapes up to the scum removal device when the flight rises to the water surface. The one configured in the above is general. This device becomes a very complicated device and causes a large increase in cost, and also has many problems in terms of maintenance.
In view of this, the sludge scraping device is simplified by allowing the machine with traveling wheels to move forward and backward along the laid guide rails and scraping the sludge up to the pit with its own sludge scraper. By using the motion of this sludge scraping device, a scum scraper is installed on the upper end of the column that is erected from the same device so that the sludge is scraped, the scum is scraped upward, and the weir is interlocked vertically. I'm thinking of configuring.
Contrary to the length of the sedimentation basin, which is 30 m or longer, the sludge scraping device is composed of a very short airframe of about 2 m, and moves forward and back from the pit side to the pit. It was.
According to such a short sludge scraping device, for example, when the device is driven from the pond with a wire rope, the aircraft is lighter and the force of the aircraft is changed when the scraper is switched up and down and interlocked. May operate first, or the traveling wheel may slip on the guide rail.
In addition, if the sludge scraping device is made short and the length of the pond in the longitudinal direction of the pond is advanced and retracted, the column that stands up from the device will also run longer in the longitudinal direction of the pond. The scum scraper must be configured to avoid interference with the scum removing device. For this purpose, it is necessary to make the support column foldable, or to provide a guide for avoiding the scum scraper at the bottom of the scum removing device. Unstable elements also increase and cause troubles.
[0004]
This invention was made in order to solve the said subject, and it aims at providing the sludge scraping apparatus which exhibits reliable operability.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the invention according to
The invention according to
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the airframe is configured such that the movement is locked while the sludge scraper is switched in posture. .
The invention according to claim 4 is the one according to any one of
The invention according to claim 5 is the one according to any one of
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the illustrated embodiments.
FIG. 1 to FIG. 3 show a preferred embodiment of the present invention. The embodiment shown in these figures is initially implemented for a final sedimentation basin, an aeration tank, and the like. As shown in FIG. 2, it is a plane rectangle and includes a
[0007]
Although the
[0008]
On the
[0009]
An airframe 11 of a sludge scraping device can be moved forward and backward on the guide rail 8. The aircraft 11 is very long in the front-rear direction. The airframe 11 is made of an appropriate steel material (such as a U-shaped steel) and has a rectangular frame shape that is long in one direction as shown in FIG. The reinforcing
[0010]
This machine body 11 may adopt a system in which it is divided by a connecting portion and connected on site. The length after the aircraft 11 is connected is about 25 m (the length may be around 30 m and is not limited by the length of the sedimentation pond), and the length of the treatment pond in the longitudinal direction is Here, it is around 30 m. The airframe may be configured by making one steel material such as H-type, I-type, square pipe, round pipe or the like parallel to the pond longitudinal direction. In this case, the traveling
[0011]
The vehicle body 11 is equipped with four traveling
[0012]
The machine body 11 includes a plurality of
[0013]
Fixing
[0014]
A pair of left and right interlocking levers 20 are projected from the upper end of the
[0015]
As shown in FIG. 1, the
[0016]
The distance between the front and rear of the
[0017]
The
[0018]
A pair of left and right shaft stops 35 is provided at a portion corresponding to the space between the fourth and
[0019]
The state shown by the solid line in FIG. 1 to FIG. 3 shows the time when the scratching posture is entered.
In this scraping posture, all the
[0020]
At this time, the
[0021]
Thereafter, the
[0022]
After that, the
[0023]
FIG. 4 shows another embodiment. In this embodiment, the vehicle body 42 can be moved forward and backward by traveling
[0024]
A support 46 is erected on the front side of the machine body 42, and a
[0025]
As shown in FIG. 4, a transmission material (such as a chain) 56 is hung on these wheels 51 to 54. Then, an interlocking arm 57 is provided so as to protrude rearward and obliquely so as to rotate in the same manner as the
[0026]
When the
[0027]
Furthermore, when the
[0028]
5 to 7 show additional examples, and FIG. 5 is an example of a guide rail 67 installed on the bottom wall 66. FIG. The guide rail 67 includes a U-shaped bottom rail 68 and an upper rail 69, and the upper and lower rails 68 and 69 are connected and fixed by a
[0029]
In the example of FIG. 6, a concrete rail base 77 is provided directly on the
[0030]
FIG. 7 shows a
[0031]
FIG. 8 shows one of the guide rails 87 in the case where strip plate-
[0032]
只, since the conventional scraper was a bottomless type and provided with lips a at the front and rear (the main body portion shown by the solid line in FIG. 9), sludge was clogged up in the internal space, and it decayed over time. Even if the scraper 89 is made of stainless steel, it may be damaged from the inner surface.
[0033]
In view of this, as shown in FIG. 8, the scraper 89 is provided with a
[0034]
As shown in FIG. 9, when the
[0035]
9 shows a modified example, and the scraper 96 has a part of the cylindrical pipe as a riding surface 96b and a front surface of the internal space as a
[0036]
FIG. 10 shows an example of an apparatus for driving such a sludge scraping apparatus back and forth. An
[0037]
A part of the flight drive means within the illustrated range can be used as an existing device for driving the reciprocating sludge scraping device shown in the figure. That is, 111 is a guide rail, 112 is a slider, and 113 is a scraper. The scraper 113 with the slider 112 is driven forward and backward as shown by an arrow. Here, a
[0038]
FIG. 11 thru | or 13 has shown the example about the
[0039]
The
[0040]
On the outer periphery of the
[0041]
Accordingly, when the
[0042]
When the
[0042]
In FIG. 15, the
[0043]
FIG. 15 shows a solid line before entering the scratching posture and a virtual line showing the scratching posture. When the
[0044]
18-20 has shown other embodiment about the sludge scraping apparatus. The sludge scraping device of the embodiment is driven to move back and forth in the longitudinal direction in the
[0045]
The
The intersection between the
[0046]
On the
The
[0047]
The sludge scraping device includes a long-
As shown in FIG. 18, the front and
[0048]
The front and
[0049]
A plurality of
[0050]
And the following
[0051]
The
[0052]
As shown in FIG. 20, the front-side scraper 201 (same for the rear side) has a
[0053]
As indicated by phantom lines in FIG. 19, guide
[0054]
The
[0055]
FIG. 21 shows an outline of the sludge scraping apparatus in the
[0056]
FIGS. 22 and 23 are also long-type sludge scraping devices. The
[0057]
The sludge scraping device is composed of three parts, a
Details of the
[0058]
The
[0059]
As shown in FIG. 22, an operating roller 267 protrudes from the support column 258, and the roller 267 lifts the
[0060]
The front end of the interlocking
[0061]
Details of the
[0062]
As shown in FIGS. 28 and 29, the
[0063]
The front and rear response levers 260 and 284 are provided with a
[0064]
As a result, when entering the non-scratched state, the front, rear, and
[0065]
[0066]
FIG. 22 shows a state in the scraped state. When the
[0067]
The
[0068]
At the forward end of the apparatus, the front
As a result, the interlocking
[0069]
The apparatus moves backward while lifting the
[0070]
30 and 31 show an additional proposed example. In this example, as shown in FIG. 30, the W point of the
[0071]
【The invention's effect】
Since this invention is as mentioned above, the sludge scraping apparatus which exhibits reliable operability can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a sludge scraping device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the apparatus of FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 4 is a side view of an apparatus showing another embodiment.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the guide rail.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the guide rail.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the guide rail.
FIG. 8 is a perspective view showing another embodiment of the sludge scraping device.
9 is a side sectional view showing a modification of FIG.
FIG. 10 is a side view showing an example in which a sludge scraping device of another type is configured using the existing part of the flight-driven sludge scraping device.
11 is a plan view showing the driving device of FIG. 14;
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of a main part of the drive device.
FIG. 13 is a plan view showing the main part of the clutch.
FIG. 14 is a side view showing the entire sludge scraping device using the drive device.
FIG. 15 is a side view showing a state in which an embodiment of a sludge scraping device provided with a tilting scraper is converted from a non-scratched state into a scraped state.
FIG. 16 is a side view showing a state of the retractable scraper when returning.
FIG. 17 is a side cross-sectional view showing a specific example of attachment of the tilting scraper.
FIG. 18 is a side view showing another embodiment of the sludge scraping apparatus.
FIG. 19 is a plan view of the apparatus.
FIG. 20 is a front view of a front scraper.
FIG. 21 is a schematic diagram of installation and drive of the sludge scraping device in a sedimentation pond.
FIG. 22 is a side view showing another embodiment of the sludge scraping apparatus.
FIG. 23 is a plan view of the apparatus.
24 is an enlarged side view of the front portion of the apparatus of FIG. 22;
25 is a plan view of FIG. 24. FIG.
26 is an enlarged side view of an intermediate part of the apparatus shown in FIG. 22;
27 is a plan view of FIG. 26. FIG.
28 is an enlarged side view of the rear part of the apparatus of FIG. 22;
29 is a plan view of FIG. 28. FIG.
FIG. 30 is an explanatory view showing a corroded portion of a wire rope.
FIG. 31 is a longitudinal sectional view showing the same corrosion prevention example.
[Explanation of symbols]
5 ... Pit 11 ...
Claims (5)
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